JP2009127958A - 太陽追尾集光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転駆動力の伝達部における強度を向上させた太陽追尾集光装置を提供する。
【解決手段】ベース部の円柱部に形成した軸部を中心に、ミラー構成体を載せたフレーム体を回転自在に支持し、円柱部の側面に掛け回したチェーンに、フレーム体に形成した回転ブロックを係合させたため、回転ブロックを回転させることにより、フレーム体がチェーンに沿った状態で方位方向に回転する。回転ブロックからの回転駆動力はチェーンに対して引っ張り方向へ作用するため、強度が強く、大きな回転駆動力を加えても、無理なくフレーム体を回転させることができる。フレーム体のキャスター部がベース部の上面に対して3点支持のため、キャスター部の全てが上面に接することとなり、フレーム体が方位方向へ回転する際にガタつきが生じない。
【選択図】 図2

Description

本発明は太陽追尾集光装置に関するものである。
複数の反射ミラーを1つの凹面鏡状に並べて構成したミラー構成体を、方位方向(水平方向)で回転自在に支持すると共に、高度方向(上下方向)で角度変更自在に支持した経緯台式の太陽追尾集光装置が知られている。この種の太陽追尾集光装置は2種類ある。1つは、太陽追尾集光装置の凹面鏡を方位方向及び方位方向において太陽と同じように動かして、凹面鏡が常に太陽を向いた状態にし、個々の太陽追尾集光装置における凹面鏡からの反射光を各凹面鏡の焦点にそれぞれ集光させるタイプ。もう1つは、複数の太陽追尾集光装置の凹面鏡をそれぞれ太陽の動き角度の実質的に1/2だけ方位方向及び高度方向に動かして、各凹面鏡からの反射光を太陽追尾集光装置から離れた一点に向けて常に集光させるタイプ。いずれの場合も、ミラー構成体を方位方向及び高度方向へ回動させて姿勢制御することは同じである。
このような太陽追尾集光装置にあって、ミラー構成体を方位方向に回転させる構造として、ミラー構成体から下向きに細い棒状のトルクチューブを延ばし、そのトルクチューブの下端に水平で大きな円形のホイールを取付け、そのホイールに回転駆動力を加えて回すことにより、回転駆動力をトルクチューブを介してミラー構成体に伝達し、ミラー構成体を方位方向へ回転させる構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第4463749号明細書
しかしながら、このような従来の技術にあっては、方位方向での回転駆動力を細い棒状のトルクチューブを介して伝達する構造のため、強度の面で問題があった。すなわち、大きな回転駆動力を加えると、それが捻れ力としてトルクチューブに集中し、トルクチューブの破損を招くおそれがあった。特に、砂漠地帯など、微小な砂などが混入して駆動部の抵抗が大きくなりやすい環境での使用には不適であった。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、回転駆動力の伝達部における強度を向上させた太陽追尾集光装置を提供するものである。
本発明の第1の特徴によれば、複数の反射ミラーをミラー支持体に対して1つの凹面鏡状に並べて構成したミラー構成体と、前記ミラー構成体を高度方向へ角度変更自在に載せた状態で全体が方位方向に回転自在に支持されるフレーム体とを備えた太陽追尾集光装置であって、上面を有するベース部を地面に形成し、該ベース部の上面中央に円柱部を突出形成し、該円柱部の上面中央にフレーム体を方位方向へ回転自在に支持する軸部を形成し、フレームにベース部の上面に対して方位方向へ転動自在なキャスター部を形成し、円柱部の側面に線状体を掛け回すと共に、その両端を所定の角度範囲でオーバラップさせた状態で側面に対して固定し、フレーム体に該線状体に対して係合した状態で正逆方向へ回転自在な駆動プーリを設ける。
本発明の第2の特徴によれば、フレーム体に形成されたキャスター部が、方位方向において3点支持でベース部の上面に対して転動する。
本発明の第3の発明によれば、ベース部及び円柱部をコンクリートにより一体形成すると共に、フレーム体又はミラー構成体に太陽光線に基づいてフレーム体の方位方向の姿勢を制御する方位センサーを設け、ミラー構成体に太陽光線に基づいてミラー構成体の高度方向の姿勢を制御する高度センサーを設ける。
本発明の第4の発明によれば、ベース部及び円柱部をコンクリートにより一体形成すると共に、ミラー構成体にミラー構成体の方位方向及び高度方向の姿勢を制御する1つの姿勢制御度センサーを設ける。
本発明の第5の特徴によれば、フレーム体の一端にヒンジ部を介してミラー構成体の一端を高度方向へ回動自在に支持し、フレーム体の他端に上下方向に延びるアーム部の下端を回動自在に支持し、該アーム部の上下に駆動プーリと従動プーリを設けると共に、両プーリ間に前記駆動プーリと係合するループ状の線状体を巻回し、該駆動プーリを正逆方向へ回転させることにより線状体を上下方向に移動自在で、該線状体の一部にミラー構成体の他端を結合した。
本発明の第6の特徴によれば、線状体が、長円状のリングを縦横交互に連結したチェーンで、駆動プーリが、チェーンと係合する凹部が形成された回転ブロックである。
本発明の第1の特徴によれば、ベース部の円柱部中央に形成した軸部を中心に、ミラー構成体を載せたフレーム体を回転自在に支持し、円柱部の側面に掛け回した線状体にフレーム体に形成した駆動プーリを係合させたため、駆動プーリを回転させることにより、フレーム体が線状体に沿った状態で方位方向に回転する。駆動プーリからの回転駆動力は線状体に対して引っ張り方向へ作用するため、強度が強く、大きな回転駆動力を加えても、無理なくフレーム体を回転させることができる。線状体の両端が所定の角度範囲でオーバラップしているため、フレーム体を方位方向で正逆方向へそれぞれ180°以上回転させることができる。
本発明の第2の特徴によれば、フレーム体に形成されたキャスター部がベース部の上面に対して3点支持のため、キャスター部の全てがベース部の上面に接することとなり、フレーム体が方位方向へ回転する際にガタつきが生じない。4点支持だと、1つが浮いたりして、ガタつくことがある。
本発明の第3の特徴によれば、ベース部及び円柱部をコンクリートにより一体形成するため、ベース部及び円柱部の形成を低コストで行える。また、コンクリート製のため、フレーム体のキャスター部が転動するベース部の上面が完全に平坦でない場合もある。ベース部の上面が傾斜していたり、円周方向でゆるやかな凹凸になっていることもある。しかし、そのような場合も、最終的にミラー構成体の方位方向及び高度方向での姿勢を、それぞれ太陽光線に基づいた方位センサー及び高度センサーで制御しているため、ベース部の上面が平坦でないことによるミラー構成体の姿勢の狂いをキャンセルしながら、ミラー構成体で反射される反射光を太陽光線に対して正しい方向へ向けられる。
本発明の第4の特徴によれば、ミラー構成体に設けた1つの姿勢制御センサーで、ミラー構成体の方位方向及び高度方向の姿勢を制御できるため、センサーの設置作業が容易である。
本発明の第5の特徴によれば、駆動プーリを正逆方向へ回転させることにより上下に移動するアーム部の線状体に、一端を中心に傾動自在なミラー構成体の他端を結合したため、駆動プーリを回転させることにより、ミラー構成体の高度方向における傾動角度を変化させることができる。アーム部における駆動プーリの回転駆動力は、線状体に対して引っ張り方向へ作用するため、強度が強く、大きな回転駆動力を加えても、無理なくミラー構成体を傾動させることができる。
本発明の第6の特徴によれば、線状体がチェーンであり、駆動プーリがチェーンと係合する凹部が形成された回転ブロックであるため、給油が不要で、砂が混入しても作動中に排出されて問題なく、多少錆びても回転駆動力伝達性能には問題ないため、砂漠地帯などでの使用に好適である。
(第1実施形態)
図1〜図17は、本発明の第1実施例を示す図である。この実施形態の太陽追尾集光装置1は、北半球の中緯度または低緯度における砂漠地帯で使用されるものとして説明する。
表面が砂で形成された地面Gには、地中に杭を打った後にコンクリート製のベース部2が形成されている。ベース部2は大きな径の円柱状で、上面2aは略平坦になっている。この上面2aに砂が掛からないように、ベース部2は地面Gから若干の高さを有している。ベース部2は円柱状に形成したが角柱状で良い。
ベース部2の上面2aの中央には、ベース部2よりも少し小径の円柱部3が突出形成されている。ベース部2及び円柱部3は基礎工事としてコンクリートにより一体形成されたものである。円柱部3の上面中央には金属製の軸部4が突出形成されている。軸部4の先端はネジになっている。
ベース部2と円柱部3は基礎工事としてコンクリートで一体形成するため、安価に形成することができる。ベース部2及び円柱部3は、土台としての強度を有していれば、寸法的にあまり正確に形成する必要がない。例えば、円柱部3の周辺に残されたベース部2の上面2aが多少傾斜していたり、円周方向で緩やかな凹凸になっていても構わない。そのようになっていても、本実施形態によれば、後述する理由により、太陽追尾集光装置1の方位方向H及び高度方向Vへの制御を正確に行える。
このような砂の地面Gに形成されたベース部2に、高度方向Vへ傾動自在なミラー構成体5を載せた状態のフレーム体6が、方位方向Hに回転自在に支持される。
まず、ミラー構成体5の説明をする。ミラー構成体5は、複数の反射ミラー7をミラー支持体8に取付けた構成をしている。ミラー支持体8は、大きな四角形の支持パネル9と、その下面に固定される補強用のパイプフレーム部10とから形成されている。すなわち、ミラー構成体5は、反射ミラー7と、ミラー支持体8(支持パネル9+パイプフレーム部10)から構成されている。
反射ミラー7は四角形の球面鏡で、それぞれが支軸11を介して支持パネル9に支持されている。支軸11は支持パネル9の中央部からその外側へ向けて徐々に長くなっており、反射ミラー7は外側ほど内側に傾いた状態で支軸11の先端に固定されている。そして、複数の反射ミラー7により、1つの大きな凹面鏡Mを形成している。この実施形態における凹面鏡Mは球面鏡である。尚、反射ミラー7は平面鏡や放物鏡でも良いし、複数の反射ミラー7で規定される仮想的な凹面鏡Mは放物鏡でも良い。
支持パネル9の四隅からは支持パイプ12が凹面鏡Mの焦点に向けて延びている。支持パイプ12の先端にはスターリングエンジン13が設置され、その受熱部は実質的に凹面鏡Mの焦点に位置づけられている。このスターリングエンジン13は空冷式のものだが、水冷式の場合は、この支持パイプ12を利用して水をスターリングエンジン13に供給しても良い。その場合の供給する水のタンクは、支持パネル9の裏側の光が当たらないパイプフレーム部10内に設置することができる。
支持パネル9の上辺を除く三辺には、太陽電池パネル14がそれぞれ設けられている。この太陽電池パネル14は、後述する各種センサー15、16や、モータ17、18に使用される電気をまかなうためのものである。太陽追尾集光装置1を作動させるのに必要な電力は小さく、太陽電池パネル14から供給される電気で十分である。従って、電力供給が困難な砂漠地帯などへの適用に好適である。
支持パネル9は、図2中左側を下辺にして全体が上方へ傾動するもので、その下辺の片側の隅部には、高度センサー16が設置されている。高度センサー16は図14及び図15に示すように支持パネル9に位置固定され、支持パネル9の表面と垂直な方向に延びる遮光ボックスの上面に、支持パネル9の下辺に沿う方向にスリット19を形成し、その内部底面にスリット19と同じ方向に延びる一対の光センサー20を配置する。すなわち、スリット19の長手方向は高度方向Vと垂直であり各光センサ素子は長形をなしその長手方向はスリットの長手方向に平行である。各光センサ素子はスリット19と直交する方向に隣接して並置し二分割センサー構造を有する。
高度センサー16はスリット19から導入された太陽光線Lが、それぞれ二分割された光センサー20に同じ光量だけ当たった状態が中立位置であり、その中立位置からのずれ方向及びずれ量を、制御部46へ制御信号として出力するようになっている。すなわち、光センサ20によってスリット19を通過した太陽光ビームの光学的重心の位置を差動増幅により検出するので高度方向の太陽の移動を高分解能で検出することができる。後述する方位センサー15も同様の構造であるため、図15の断面図は共用するものとする。
支持パネル9の裏側のパイプフレーム部10には、図2中左側に左右一対のヒンジパネル21が固定されている。また、パイプフレーム部10におけるヒンジパネル21とは反対側には先端に連結リング22を備えた延長部23が形成されている。
以上のような構造のミラー構成体5は、フレーム体6の上部に取付けられる。フレーム体6は鋼製の構造材を概略三角形状に構成したもので、その中心には支持孔24が形成されている。フレーム体6の一方側にはヒンジアーム25が形成され、そのヒンジアーム25の先端には、ミラー構成体5側のヒンジパネル21がヒンジピン26を介して回動自在に軸支される。この実施形態では、ヒンジパネル21、ヒンジアーム25、ヒンジピン26により、「ヒンジ部」が構成される。
フレーム体6の他方側の先端には、一対のレバー27が突出している。レバー27には、アーム部28の下端が支持ピン29により回動自在に軸支されている。アーム部28の下端には回転ブロック(駆動プーリ)30が回動自在に設けられ、上端には従動プーリ31が回動自在に設けられている。この回転ブロック30と従動プーリ31との間には、チェーン(線状体)30がループ状に巻回されている。チェーン30の一部には、前記ミラー構成体5の延長部23の先端に形成された連結リング22が結合されている。
回転ブロック30はウォームホイール33の軸ピン34と結合されている。ウォームホイール33には高度側モータ18により回転するウォームギア35が噛合しており、高度側モータ18の回転駆動力により回転ブロック30が回転する。高度側モータ18、ウォームホイール33はアーム部28の下端付近に固定され、アーム部28と一体的に動く。アーム部28の回転ブロック30は、後述する別の回転ブロック36と同じ構造で、チェーン32と長手方向で係合する関係になっており、回転ブロック30を正逆方向へ回転させることにより、チェーン32を上下に移動(送出)させることができる。
このチェーン32の一部には、前述のようにミラー構成体5の延長部23の連結リング22が結合されているため、回転ブロック30を回転させて、チェーン32を上方に移動させれば、ミラー構成体5全体が下辺側のヒンジピン26を中心に持ち上がると共に、アーム部28がミラー構成体5側に倒れるように傾動する。チェーン32を下側に移動させれば、ミラー構成体5がヒンジピン26を中心に下がると共に、アーム部28が真っ直ぐ立った状態に戻る。すなわち、ヒンジピン26、支持ピン29および連結リング22で規定される三角形が連結リング22と支持ピン29で規定される辺の長さの変更に応じて変形する。その結果としてヒンジピン26と連結リング22で規定される辺が位置固定されているミラー構造体5の傾斜をフレーム体6に位置固定された底辺26−29に対して変更することができる。このようにして、高度側モータ18により回転ブロック30を回転させることにより、ミラー構成体5の角度を変更することができる。
フレーム体6のレバー27の付近には、軸孔37が形成されている。この軸孔37の上部には、ウォームホイール38と、それに係合するウォームギア39を回転させる方位側モータ17が設置されている。ウォームホイール38の軸ピン40は軸孔37を貫通して下方へ突出している。
フレーム体6の軸孔37付近には、下面側にキャスター部41が設けられている。キャスター部41は支持孔24を中心に円周方向に回転自在な2つのローラ42をカバー43で覆った構造をしている(図2ではカバーを省略)。フレーム体6の反対側にも、同じ構造のキャスター部41が延長片44、45に支持されている。キャスター部41は合計3つ形成されている。
一方の延長片44は長く延びており、その先端に方位センサー15が取付けられている。方位方向Hは向きが高度センサー16と90°相違するだけで基本構造は同じある。すなわち、スリット19の長手方向は高度方向Vを向いておりそれと交差する方向の太陽光の位置の変化を高分解能で検出する。但し、全体が上に向けて扇形に広がった形状になっている。これは、四季に応じて太陽の高さが変化しても、確実に太陽光線を方位センサー15の内部に導入するためである。
この方位センサー15の信号は前記ウォームギア39を回転させる方位側モータ17に、高度センサー16の信号は前記ウォームギア35を回転させる高度側モータ18に、それぞれ制御部46を介して出力されるようになっている(図17参照)。尚、この制御部46にはリミットスイッチ47の信号も入力される。
ベース部2の円柱部3には、その側面にチェーン48が駆け回されている。円柱部3の側面の全周にわたって少し余裕をもった状態で掛け回されており、本実施例ではその両端48a、48bは東側において、90°に相当する角度範囲でオーバラップさせ、円柱部3の側面に固定されている。チェーン48の両端48a、48bは上下位置を相違させ、オーバラップ部分でチェーン48同士が相互に干渉しないようにされている。
このようにチェーン48が巻かれた円柱部3の頂部の軸部4に、前記ミラー構成体5を載せた状態のフレーム体6の支持孔24を通して、軸部4の先端にナット49を締結する。これにより、フレーム体6はベース部2の上面2aに3つのキャスター部41を3点支持させた状態で、軸部4を中心に方位方向Hへ回動自在となる。
一方、円柱部3に掛け回されたチェーン48には内側から回転ブロック36が係合され、その回転ブロック36にはフレーム体6の軸孔37を貫通したウォームホイール38の軸ピン40が固定される。従って、回転ブロック36は方位側モータ17により正逆方向へ回転自在となる。
ここでチェーン32、48と、回転ブロック30、36の構造について説明する。アーム部28側のチェーン32及び回転ブロック30と、円柱部3側のチェーン48及び回転ブロック36とは、構造が基本的に同じなので、以下、円柱部3側のチェーン48及び回転ブロック36を代表して説明する。
図9〜図13に示すように、チェーン48は金属製で長円状のリング50を縦横交互に向きを変えて連結したものである。回転ブロック36は円柱状本体の周面に、チェーン48と係合する凹部51を形成したものである。具体的には、回転ブロック36の周面には、チェーン48の縦のリング50を収納する縦溝52が円周方向に連続形成され、その途中に横のリング50に相応する形状の凹部51が形成されている。従って、チェーン48のうち、横向きのリング50がこの凹部51内に収納されて、チェーン48の長手方向で係合した状態となり、回転ブロック36を回転させることにより、回転ブロック36がチェーン48に沿って移動する。アーム部28のように回転ブロック30が固定されているタイプでは、チェーン32を回転方向に送り出す。
チェーン48が縦溝52や凹部51内に収納されているだけなので、砂が混入しても作動中にすぐに排出されて蓄積されない。また、チェーン48や回転ブロック36が多少錆びても回転駆動力伝達性能には問題ない。チェーン48と回転ブロック36が長手方向で直接係合するため、大きな回転伝達力も確実に伝達でき、強度的に問題ない。また、金属製のリング50を連結した単純構造のチェーン48であり、自転車やバイクで使用されているローラチェーンのように給油が必要になることがなく、砂漠での使用に好適である。
次に、この実施形態の作用を説明する。まず、この太陽追尾集光装置1は、リミットスイッチ47の信号により、夜になると(フレーム体6が西側を向くと)、自動的に太陽追尾集光装置1が東側を向いた初期状態(方位方向Hで東を向き、ミラー構成体5が立った状態)に戻されるようになっている。図6中の矢印Aは凹面鏡Mの向きを表している。
朝、太陽Sが東から出ると、その太陽光線Lが平行光として、方位センサー15及び高度センサー16に当たる。初期の時点では、反射ミラー7にて構成される凹面鏡Mの向きは、概ね東から出る太陽Sの向きに合わせられているが、方位方向Hも、高度方向Vも、完全に一致した状態ではない。そのため、方位センサー15及び高度センサー16では、内部の一対の光センサー20のどちらかに多く太陽光線Lが当たっている状態となっている(図15参照)。
そのずれた状態の信号を制御部46が受けて、それを是正するように制御部46から方位側モータ17及び高度側モータ18に、それぞれずれを是正する方向への回転指示が送られる。この回転指示は、方位方向H及び高度方向Vにおいて、ずれが是正されるまで(一対の光センサー20の受光量が等しくなるまで)送られる。このようにすることにより、凹面鏡Mの光軸Kの向きを太陽Sに対して真っ直ぐ向けることができる。
凹面鏡Mの光軸Kが太陽Sに真っ直ぐ向くと、太陽Sから平行に送られている太陽光線Lが凹面鏡Mで反射されて、その焦点位置にあるスターリングエンジン13の受熱部を加熱し、スターリングエンジン13により1〜3KWの発電を行うことができる。
凹面鏡Mがいったん太陽に向いた状態になると(方位センサー15及び高度センサー16が中立位置で太陽光線Lを捉えた状態になると)、凹面鏡Mは太陽Sを追尾した状態で、光軸Kが太陽Sに向いた状態が維持される。すなわち、方位方向Hでは、凹面鏡Mの向きは、最初に東を向いた状態(図6参照)、昼間に南を向いた状態(図7参照)となり、夕方に西を向いた状態(図8参照)となる。
凹面鏡Mの方位方向Hでの駆動は、ミラー構成体5を載せた状態のフレーム体6全体を、円柱部3の軸部4を中心に回動させることで行われる。方位側モータ17が回転し、その回転駆動力がウォームギア39からウォームホイール38に伝達され、チェーン48と係合した回転ブロック36が回転することにより、回転ブロック36がチェーン48に沿って円柱部3の回りを移動するため、回転ブロック36が支持されているフレーム体6が方位方向Hへ回転する。すなわち、回転ブロック36の回転軸はフレーム体6に位置固定され、チェーン48の両端が円柱部3に固定されるため、回転ブロック36が可撓案内部材としてのチェーン48と係合して転動することによりフレーム体6が軸部4のまわりに回転する。
回転ブロック36からの回転駆動力はチェーン48に対して引っ張り方向へ作用するため、強度が強く、大きな回転駆動力を加えても、無理なくフレーム体6を回転させることができる。
また、凹面鏡Mが西を向いた状態の時に、回転ブロック36は円柱部3の東側に位置するが、本実施例においては円柱部3の東側では、チェーン48の両端48a、48bが90°に相当する角度範囲でオーバラップしており、回転ブロック36は円柱部3の東側まで回り込んでフレーム体6を回転させることができる。したがって、フレーム体6は東側から北側、西側、南側を通って東側まで全周にわたって回転移動することができるので、フレーム体を方位方向で正逆方向へそれぞれ180°以上回転させることができる。
なお、チェーンがオーバーラップする所定の角度範囲は本実施例では90°としたが円柱部3の直径および円柱部3と回転ブロック36との距離等を考慮して適宜設定することができる。
更に、フレーム体6が方位方向Hに回転する際、フレーム体6に形成されたキャスター部41がベース部2の上面2aに対して3点支持のため、キャスター部41の全てが常にベース部2の上面2aに接することとなり、フレーム体6が方位方向Hへ回転する際に円滑に安定して移動することができる。すなわち、キャスター部41を4点支持すると、各点間での位置調整が不十分の場合、いずれか1点が浮いた状態となって揺動やガタつきが生じるおそれがあるが、この実施形態のように3点支持すると、全ての点が接するため、不安定な姿勢による衝撃や揺動が生じない。
次に、凹面鏡Mの高度方向Vでの駆動は、ミラー構成体5を、ヒンジピン26を中心に、フレーム体6に対して、角度変更させることで行われる。高度側モータ18が回転し、その回転駆動力がウォームギア35からウォームホイール33に伝達され、チェーン32と係合した回転ブロック30が回転することにより、ループ状に巻回されたチェーン32が、回転ブロック30の回転方向に応じて上下に回転移動する。たとえば、図5において、回転ブロック30が時計回りに転動する場合には連結リング22がチェーン32により引き上げられる。なお、ミラー構成体5の重量が連結リング22に付与されるため回転ブロック30および従動プーリ31の軸点を介して支点29に対するアーム28の姿勢が安定に維持される。
そして、このチェーン32の一部にミラー構成体5の延長部23の連結リング22が結合されているため、チェーン32を上方を移動させれば、ミラー構成体5全体が下辺側のヒンジピン26を中心に持ち上がると共に、アーム部28がミラー構成体5側に倒れるように傾動し、チェーン32を逆側に移動させれば、ミラー構成体5がヒンジピン26を中心に下がると共に、アーム部28が真っ直ぐ立った状態に戻る。このようにミラー構成体5がヒンジピン26を中心に角度変化するため、ミラー構成体5に形成された凹面鏡Mの向きを高度方向Vで変化させることができる。
このミラー構成体5の高度方向Vでの駆動も、アーム部28における回転ブロック30の回転駆動力が、チェーン32に対して引っ張り方向で作用するため、強度が強く、大きな回転駆動力を加えても、無理なくアーム部28を傾動させることができる。
このように、凹面鏡Mの太陽Sに対する向きを、常時方位センサー15及び高度センサー16でモニターしながら制御しているため、仮に、フレーム体6のキャスター部41が接している上面2aの表面状態が傾斜していたり、或いは、円周方向でゆるやかな凹凸があったりしても、問題ない。すなわち、凹面鏡Mの向きは、太陽Sから平行光として照射される太陽光線Lを基準にして制御されるため、フレーム体6がどのような動きをしても、最終的に方位センサー15及び高度センサー16により動きの狂いがキャンセルされて、凹面鏡Mの光軸Kは太陽光線Lに対して真っ直ぐ向いた状態となる。
また、太陽追尾集光装置1の方位方向H及び高度方向Vでの駆動を、それぞれウォームギア35、39とウォームホイール33、38による駆動手段を用いているため、例えば、ミラー構成体5に強風が当たり、ミラー構成体5やフレーム体6を正しくない向きに変えようとする外力が加わっても、この外力がウォームホイール33、38からウォームギア35、39へ伝達されないため、ミラー構成体5を正しい位置に維持することができる。すなわち、ウォームギア35、39とウォームホイール33、38の機械的噛合関係から、ウォームギア35、39側からウォームホイール33、38への回転力伝達は容易だが、その逆は抵抗が大きく無理である。すなわち、逆方向にはストッパとして機能し、ミラー構成体5の姿勢を確実に維持する。尚、ウォームギア35、39とウォームホイール33、38は、方位側モータ17及び高度側モータ18も含めて、それぞれの組み合わせにおいて、図示せぬ防塵カバーにより覆われている。これらは小型のため、防塵カバーの設置も容易であり、コスト的な負担とならない。
そして、方位方向H及び高度方向Vでの駆動力伝達に、チェーン32、48と回転ブロック30、36によるチェーンブロック方式を利用したため、大きな駆動力の伝達が可能である。また、給油が不要で、砂が回転ブロック30、36の凹部51内に混入しても作動中に排出されるため問題ない。また、チェーン32、48や回転ブロック30、36が多少錆びても問題ない。このようにチェーンブロック方式は、厳しい環境でも、駆動力を確実に伝達することができるため、漠地帯などでの使用に好適である。
(第2実施形態)
図18は、本発明の第2実施例を示す図である。本実施形態は、前記第1実施形態と同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
この実施形態では、方位センサー及び高度センサーの両方の機能を兼ね備えた1つの姿勢制御度センサー53を、最終的な姿勢制御対象であるミラー構成体5に設置したものである。
姿勢制御度センサー53は上面に円形の小窓54をもち、内部底面に四分割センサー55を有している。四分割センサー55は、4つの光センサー55a、55a、55b、55bを有している。この4つの光センサー55a、55a、55b、55bのうち、方位方向Hで対向する一対の光センサー55a同士が「方位センサー」として機能し、高度方向Vで対向する一対の光センサー55b同士が「高度センサー」として機能する。
四分割センサー55は入射した太陽ビームの光学的重心の位置を検出するので小窓54がピンホールでなくてもよい。そして、それぞれ小窓54から導入された太陽光線Lが、それぞれ一対の光センサー55a同士、55b同士の中立位置を指向するように(対向する一対の太陽センサー55a同士、55b同士の受光量が等しくなるように)、方位側モータ17及び高度側モータ18へ信号を出力する。
この実施形態によれば、ミラー構成体5に設けた1つの姿勢制御センサー53で、ミラー構成体5の方位方向H及び高度方向Vの姿勢を制御できるため、センサーの設置作業が容易である。
尚、以上の実施形態においては、線状体としてチェーン32、48を例にしたが、これに限定されず、タイミングベルトやワイヤなどでも良く、その場合の駆動プーリは、それらと係合する歯車などが用いられる。
また、太陽追尾集光装置1として、太陽光線Lを凹面鏡Mの光軸Kと平行に受けて、凹面鏡Mの焦点にスターリングエンジン13などの受光部を設置する構造を例にしたが、太陽光線Lを凹面鏡Mの光軸Kに対して斜めに受け、凹面鏡Mとは異なる位置に設定された集光部へ太陽光線Lを集光させるタイプのものでも良い。
本発明の第1実施形態に係る太陽追尾集光装置を示す全体斜視図。 太陽追尾集光装置を示す分解斜視図。 太陽追尾集光装置を示す側面図。 ミラー構成体が傾動した状態を示す太陽追尾集光装置の側面図。 アーム部の内部構造を示す断面図。 凹面鏡が東を向いた状態を示す回転ブロック及びチェーンの平面図。 凹面鏡が南を向いた状態を示す回転ブロック及びチェーンの平面図。 凹面鏡が西を向いた状態を示す回転ブロック及びチェーンの平面図。 チェーンが係合した状態を示す回転ブロックの側面部。 チェーンを外した状態を示す回転ブロックの側面図。 チェーンの縦リングが縦溝内に位置した状態を示す回転ブロックの横断面図。 チェーンの横リングが凹部内に係合した状態を示す回転ブロックの横断面図。 図11中矢示SA−SA線に沿う断面図。 高度センサーを示す斜視図。 高度センサー及び高度センサーの内部構造を示す断面図。 方位方向を示す斜視図。 センサーによる制御関係を示すブロック図。 本発明の第2実施形態に係る姿勢制御度センサーを示す斜視図。
符号の説明
1 太陽追尾集光装置
2 ベース部
2a 上面
3 円柱部
4 軸部
5 ミラー構成体
6 フレーム体
7 反射ミラー
8 ミラー支持体
15 方位センサー
16 高度センサー
21 ヒンジパネル(ヒンジ部)
25 ヒンジアーム(ヒンジ部)
26 ヒンジピン(ヒンジ部)
28 アーム部
30 回転ブロック(駆動プーリ)
31 従動プーリ
32 チェーン(線状体)
36 回転ブロック(駆動プーリ)
41 キャスター部
48 チェーン(線状体)
53 姿勢制御センサー
A 凹面鏡の向き
G 地面
H 方位方向
K 光軸
L 太陽光線
M 凹面鏡
S 太陽
V 高度方向

Claims (8)

  1. 複数の反射ミラーをミラー支持体に対して1つの凹面鏡状に並べて構成したミラー構成体と、前記ミラー構成体を高度方向へ角度変更自在に載せた状態で全体が方位方向に回転自在に支持されるフレーム体とを備えた太陽追尾集光装置であって、
    上面を有するベース部を地面に形成し、該ベース部の上面中央に円柱部を突出形成し、該円柱部の上面中央にフレーム体を方位方向へ回転自在に支持する軸部を形成し、フレーム体にベース部の上面に対して方位方向へ転動自在なキャスター部を形成し、
    前記円柱部の側面に線状体を掛け回すと共に、その両端を所定の角度範囲でオーバラップさせた状態で側面に対して固定し、
    前記線状体に対して係合した状態で正逆方向へ回転自在な駆動プーリを前記フレーム体に設けたことを特徴とする太陽追尾集光装置。
  2. 前記フレーム体に形成されたキャスター部が、方位方向において3点支持でベース部の上面に対して転動することを特徴とする請求項1記載の太陽追尾集光装置。
  3. 前記ベース部及び円柱部をコンクリートにより一体形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の太陽追尾集光装置。
  4. 太陽と前記ミラー構造体の角度に基づいて前記フレーム体の方位方向および前記ミラー構造体の高度方向を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の太陽追尾集光装置。
  5. 方位センサを前記フレーム体又はミラー構造体に設け、高度センサを前記ミラー構造体に設けて太陽の角度を検出することを特徴とする請求項4記載の太陽追尾集光装置。
  6. 前記ミラー構成体にミラー構成体の方位方向及び高度方向の姿勢を制御する1つの姿勢制御度センサーを設けたことを特徴とする請求項4記載の太陽追尾集光装置。
  7. 前記フレーム体の一端にヒンジ部を介して前記ミラー構成体の一端を高度方向へ回動自在に支持し、
    前記フレーム体の他端に上下方向に延びるアーム部の下端を回動自在に支持し、
    該アーム部の上下に駆動プーリと従動プーリを設けると共に、両プーリ間に前記駆動プーリと係合するループ状の線状体を巻回し、
    該駆動プーリを正逆方向へ回転させることにより線状体を上下方向に移動自在で、該線状体の一部に前記ミラー構成体の他端を結合したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の太陽追尾集光装置。
  8. 前記線状体が、長円状のリングを縦横交互に連結したチェーンで、
    駆動プーリが、チェーンと係合する凹部が形成された回転ブロックであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の太陽追尾集光装置。
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