JP2010238651A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つコンパクトな構成で、水供給装置のエア噛みを可及的に阻止し、しかも前記水供給装置の脈動及び燃料電池モジュールの圧力変動を吸収することを可能にする。
【解決手段】燃料電池システム10は、燃料電池モジュール12と、前記燃料電池モジュール12に水を供給する水供給装置14と、前記水供給装置14に水を供給する水容器16と、前記燃料電池モジュール12から排出される排ガス中の水蒸気を凝縮するとともに、凝縮された水を前記水容器16に供給する凝縮器18とを備える。水容器16は、凝縮器18から供給される水に含まれる不純物を除去するイオン交換装置20を収容するとともに、水供給装置14は、前記水容器16よりも下方に且つ下流に配置され、前記水供給装置14と燃料電池モジュール12との間には、前記水供給装置14の脈動を吸収し且つ前記燃料電池モジュール12の圧力変動を吸収する調圧装置22が配設される。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池モジュール、水供給装置、水容器及び凝縮器を備える燃料電池システムに関する。
通常、固体酸化物形燃料電池(SOFC)は、固体電解質に酸化物イオン導電体、例えば、安定化ジルコニアを用いている。この固体電解質の両側に、アノード電極及びカソード電極を配設した電解質・電極接合体は、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持されている。この燃料電池は、通常、電解質・電極接合体とセパレータとが所定の数だけ積層された燃料電池スタックとして使用されている。
上記の燃料電池に供給される燃料ガスは、通常、改質装置によって炭化水素系の原燃料から生成される水素ガスが使用されている。改質装置では、一般的に、メタンやLNG等の化石燃料等の炭化水素系の原燃料から改質原料ガスを得た後、この改質原料ガスに、例えば、水蒸気改質を施すことにより、改質ガス(燃料ガス)が生成されている。
上記の水蒸気改質では、改質反応に使用される水蒸気量に対応した水を補給する必要がある。このため、外部から必要な水量の水を供給する方式に代えて、燃料電池の発電により発生した排ガスを凝縮させることにより、改質に必要な水を完全循環(水自立)させる水回収方式が注目されている。
例えば、特許文献1に開示されている燃料電池発電装置の水回収装置は、図9に示すように、燃料電池スタック1a及び燃料改質器2aを収容した燃料電池モジュール3aを備えている。この燃料電池モジュール3aから排出される排ガス中の水蒸気は、熱回収装置4a及び自然冷却部5aを含む凝縮器により液化されるとともに、この液化した水は、前記燃料電池モジュール3aに供給されている。
その際、凝縮器の下流部には、水を回収するための水タンク6aが配設されている。この水タンク6aは、内部の水圧を利用して水を燃料電池モジュール3aに供給している。
また、特許文献2に開示されている燃料電池装置は、図10に示すように、熱交換器(図示せず)での熱交換により生成される凝縮水を貯留するために、凝縮水タンク1bを備えている。この凝縮水タンク1bの下端部には、熱交換器に接続された凝縮水供給管2bの端部が接続されるとともに、前記凝縮水タンク1bの上端部には、タンク連結管3bを介して水タンク4bが接続されている。凝縮水タンク1b内には、凝縮水処理手段として、例えば、イオン交換樹脂5bが収容されている。
さらに、特許文献3に開示されている固体酸化物形燃料電池における排熱回収システムは、図11に示すように、固体酸化物形燃料電池セル1c及び改質器2cが発電室3cに配置された発電モジュール4cと、前記発電室3cから排出された排ガスを、内部空間5cに流通させるとともに、前記内部空間5cに循環水配管6cを挿通させた排熱回収用熱交換器7cとを有している。
排熱回収用熱交換器7cの下面には、凝縮水の出口が設けられ、この出口に水貯留タンク8cが配置されている。水貯留タンク8cに貯留される水は、水ポンプ9cを介して発電モジュール4cの改質器2cに供給されている。
特開2006−236598号公報 特開2008−300058号公報 特開2007−234374号公報
しかしながら、上記の特許文献1では、水タンク6aの水圧(水頭圧)のみで、燃料電池モジュール3aに供給する水の流量が制御されている。このため、例えば、始動時、部分負荷時、負荷追従時又は停止時等の応答性が低下するという問題がある。
しかも、長期の発電等によってシステム内に圧力損失の差が惹起されると、燃料電池モジュール3aに供給される水の流量が変化してしまう。これにより、最適なS/C(スチーム/カーボン)に維持することが困難になるという問題がある。
その上、水タンク6aは、水頭圧を利用するために、燃料電池モジュール3aの側部側又は上部側に配置しなければならない。このため、システム全体のレイアウトの自由度が低下するとともに、水タンク6aから水漏れが発生した際に、他の設備への影響が懸念される。
また、上記の特許文献2では、凝縮水タンク1bと水タンク4bとの2つのタンクが用いられているため、部品点数が増大するとともに、製造コストが高騰するという問題がある。
しかも、イオン交換樹脂5bが収容されている凝縮水タンク1bでは、処理された水がこの凝縮水タンク1bの上部側に設けられるタンク連結管3bを介して水タンク4bに送られている。従って、例えば、凝縮水タンク1b内に浮遊する塵埃等が水タンク4bに送られるおそれがある。
その上、イオン交換樹脂5bにより処理された水は、水タンク4bに貯留されている。このため、特に、貯留時間が長期化すると、この水タンク4b内の水に不純物が混在し易くなって、この不純物が改質器に導入されるおそれがある。このため、実際上、不純物の溶出を回避する必要があり、水タンク4bを構成する材料が限定されるという問題がある。
さらにまた、上記の特許文献3では、水貯留タンク8cに貯留されている水は、水ポンプ9cを介して、直接、改質器2cに送られている。従って、例えば、水ポンプ9cに脈動が発生すると、発電モジュール4cへの水の供給が安定して行われないというおそれがある。特に、水ポンプ9cが、プランジャ式ポンプ(又は、ピストン式ポンプ)である際、この種の脈動による影響が大きくなってしまう。
しかも、発電モジュール4cの圧力増加時や水ポンプ9cの故障時に、前記発電モジュール4cから燃料ガスが逆流するおそれがある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単且つコンパクトな構成で、水供給装置のエア噛みを可及的に阻止し、しかも前記水供給装置の脈動及び燃料電池モジュールの圧力変動を吸収することが可能な燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池モジュールと、前記燃料電池モジュールに水を供給する水供給装置と、前記水供給装置に水を供給する水容器と、前記燃料電池モジュールから排出される排ガス中の水蒸気を凝縮するとともに、凝縮された水を前記水容器に供給する凝縮器とを備える燃料電池システムに関するものである。
水容器は、凝縮器から供給される水に含まれる不純物を除去するイオン交換装置を収容するとともに、水供給装置は、前記水容器よりも下方に且つ下流に配置され、前記水供給装置と燃料電池モジュールとの間には、前記水供給装置の脈動を吸収し且つ前記燃料電池モジュールの圧力変動を吸収する調圧装置が配設されている。
また、調圧装置は、水及び水以外の流体が収納されるとともに、前記水と前記流体との境界面が、前記水と前記流体との圧力差により内壁に沿って移動する調圧室を備えることが好ましい。このため、調圧装置は、簡単且つ経済的な構成で、所望の調圧機能を有することが可能になる。
さらに、調圧装置は、調圧室に配設されるとともに、水と流体とを仕切り、且つ、前記水と前記流体との圧力差により内壁に沿って摺動する仕切り壁部材を備えることが好ましい。従って、調圧室の向きを任意に設定することができ、調圧装置は、設置箇所のレイアウトの自由度が向上する。
さらにまた、調圧装置は、水供給装置と燃料電池モジュールとを連通する水配管の最下部よりも上方に配置されることが好ましい。これにより、簡単な構成で、調圧装置内の流体が外部に流出(漏出)することを良好に抑制することが可能になる。
また、流体は、水よりも上方に配置されることが好ましい。このため、特に水よりも軽い流体が使用される際に、前記流体による調圧効果を一層高めることができる。
さらに、水容器は、縦方向の寸法が横方向の寸法よりも大きく設定されることが好ましい。従って、水容器から下流の水供給装置に対する水頭圧を一層高めることが可能になり、前記水供給装置のエア噛みの発生を可及的に防止することができる。これにより、水供給装置の性能低下、改質器へのエア混入、電極への炭素付着(コーキング)及び燃料電池モジュールの発電電圧の不安定化を有効に回避することができる。
さらにまた、イオン交換装置は、水容器内の下端側に配置されることが好ましい。このため、水頭圧を利用してイオン交換装置への気泡の混入を抑制することが可能になる。また、水容器内にシリカ等の異物が混入しても、イオン交換装置により燃料電池モジュールへの前記異物の混入を抑制することができる。
しかも、イオン交換装置は、水供給装置よりも上流に配置されるため、前記水供給装置による高圧力(水圧)が前記イオン交換装置に付与されることがない。これにより、イオン交換装置の耐久性、寿命を向上させることが可能になる。
さらに、燃料電池モジュールは、少なくとも電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体とセパレータとが積層される燃料電池を設け、複数の前記燃料電池が積層される燃料電池スタックと、酸化剤ガスを前記燃料電池スタックに供給する前に加熱する熱交換器と、炭化水素を主体とする原燃料と水蒸気との混合燃料を生成するために、水を蒸発させる蒸発器と、前記混合燃料を改質して改質ガスを生成する改質器とを備えることが好ましい。従って、特に水蒸気改質を行う燃料電池モジュールに最適に用いることができ、良好な効果が得られる。
さらにまた、燃料電池モジュールは、固体酸化物形燃料電池モジュールであることが好ましい。このため、高温型燃料電池システムに最適に用いることが可能になり、良好な効果が得られる。
本発明によれば、水容器内には、イオン交換装置が収容されており、前記水容器と前記イオン交換装置とが一体化されている。このため、水容器及びイオン交換装置全体を簡単且つコンパクトに構成することができる。その上、水容器内にイオン交換装置が収容されるため、前記水容器の材料が制限されることはなく、材料選択の自由度が向上する。
また、水供給装置は、水容器よりも下方に且つ下流に配置されている。従って、水容器から水供給装置に対して水頭圧により水が供給されるため、前記水供給装置のエア噛みの発生を可及的に防止することが可能になる。これにより、水供給装置の性能低下、改質器へのエア混入、電極への炭素付着(コーキング)及び燃料電池モジュールの発電電圧の不安定化を有効に回避することができる。
しかも、水容器内のイオン交換装置は、水供給装置よりも上流に配置されるため、前記水供給装置による高圧力(水圧)が前記イオン交換装置に付与されることがない。このため、イオン交換装置の耐久性、寿命を向上させることが可能になる。
さらに、水供給装置と燃料電池モジュールとの間には、調圧装置が配設されている。従って、調圧装置により水供給装置の脈動が吸収されるため、脈動の大きい水供給装置に適用することが望ましい。特に前記水供給装置としてプランジャ式ポンプ(又は、ピストン式ポンプ)が使用される際、水の押し出しがなされない時点でも、前記調圧装置内の水を下流に供給することができる。
これにより、燃料電池モジュールに水を安定して供給することが可能になり、改質器への水蒸気不足、電極への炭素付着(コーキング)及び燃料電池モジュールの発電出力の不安定化を有効に回避することができる。
さらにまた、調圧装置は、燃料電池モジュールの圧力変動を吸収している。このため、水供給装置に過度の圧力が付与されることがなく、耐久性が向上する。しかも、燃料電池モジュールの圧力増加時や水供給装置の故障時に、前記燃料電池モジュールから燃料ガスが逆流することによる影響、例えば、ガス漏れを抑制することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システムの概略構成説明図である。 前記燃料電池システムの機械系回路を示す概略構成説明図である。 前記燃料電池システムの回路図である。 前記燃料電池システムの斜視説明図である。 前記燃料電池システムの正面説明図である。 前記燃料電池システムを構成する調圧装置の断面説明図である。 調圧装置の有無による時間別流量の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システムを構成する調圧装置の断面説明図である。 特許文献1の燃料電池発電装置の水回収装置の説明図である。 特許文献2の燃料電池装置の説明図である。 特許文献3の排熱回収システムの説明図である。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システム10は、定置用の他、車載用等の種々の用途に用いられている。
燃料電池システム10は、図1に概略的に示すように、燃料ガス(水素ガス)と酸化剤ガス(空気)との電気化学反応により発電する燃料電池モジュール12と、前記燃料電池モジュール12に水を供給する水供給装置(水ポンプを含む)14と、前記水供給装置14に水を供給する水容器16と、前記燃料電池モジュール12から排出される排ガス中の水蒸気を凝縮し、凝縮された水を前記水容器16に供給する凝縮器(熱交換器)18とを備える。
水容器16は、凝縮器18から供給される水に含まれる不純物を除去するイオン交換装置(例えば、イオンフィルタ)20を収容するとともに、水供給装置14は、前記水容器16よりも下方に且つ下流に配置される。水容器16は、縦方向の寸法(容器長H)が横方向の寸法(容器直径D)よりも大きく設定される(H>D)。なお、容器直径Dは、容器断面積と同じ面積をもつ円の直径である。イオン交換装置20は、水容器16内の下端側に配置される。
水供給装置14と燃料電池モジュール12との間には、前記水供給装置14の脈動を吸収し且つ前記燃料電池モジュール12の圧力変動を吸収するために、調圧装置22が配設される。水容器16と水供給装置14との間、又は、調圧装置22と燃料電池モジュール12との間には、導電率計24及び流量計26が配設される。
燃料電池システム10は、より具体的には、図2及び図3に示すように、燃料電池モジュール12と、前記燃料電池モジュール12を昇温させる燃焼器(例えば、トーチヒータ)30と、前記燃料電池モジュール12に原燃料(例えば、都市ガス)を供給する燃料ガス供給装置(燃料ガスポンプを含む)32と、前記燃料電池モジュール12に前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置(エアポンプを含む)34と、水供給装置14と、水容器16と、凝縮器18と、前記燃料電池モジュール12で発生した直流電力を要求仕様電力に変換する電力変換装置36と、前記燃料電池モジュール12の発電量を制御する制御装置38とを備え、これらが単一(又は複数)の筐体40に収容される(図4及び図5参照)。
燃料電池モジュール12は、図示しないが、例えば、安定化ジルコニア等の酸化物イオン導電体で構成される固体電解質(固体酸化物)をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体42とセパレータ44とが積層される固体酸化物形の燃料電池46を設けるとともに、複数の前記燃料電池46が鉛直方向に積層される固体酸化物形の燃料電池スタック48を備える(図3参照)。
図5に示すように、燃料電池スタック48の積層方向上端側(又は下端側)には、酸化剤ガスを前記燃料電池スタック48に供給する前に加熱する熱交換器50と、改質原燃料と水蒸気との混合燃料を生成するために、水を蒸発させる蒸発器52と、前記混合燃料を改質して改質ガスを生成する改質器54とが配設される。
燃料電池スタック48の積層方向下端側(又は上端側)には、前記燃料電池スタック48を構成する燃料電池46に積層方向(矢印A方向)に沿って締め付け荷重を付与するための荷重付与機構56が配設される(図3参照)。荷重付与機構56の下方には、燃焼器30が配設される。
改質器54は、都市ガス(燃料ガス)中に含まれるエタン(C26)、プロパン(C38)及びブタン(C410)等の高級炭化水素(C2+)を、主としてメタン(CH4)を含む燃料ガスに水蒸気改質するための予備改質器であり、数百℃の作動温度に設定される。
燃料電池46は、作動温度が数百℃と高温であり、電解質・電極接合体42では、燃料ガス中のメタンが改質されて水素が得られ、この水素がアノード電極に供給される。
熱交換器50は、図3に示すように、燃料電池スタック48から排出される使用済み反応ガス(以下、排ガス又は燃焼排ガスともいう)と、被加熱流体である空気とを、互いに対向流に流して熱交換を行う。熱交換後の排ガスは、排気管60に排出される一方、熱交換後の空気は、酸化剤ガスとして燃料電池スタック48に供給される。
蒸発器52には、2重管が接続されるとともに、この2重管には、原燃料通路62と水通路(水配管)64とが形成される。蒸発器52の出口は、改質器54の入口に連結されるとともに、前記改質器54の出口は、燃料電池スタック48の燃料ガス供給連通孔(図示せず)に連通する。蒸発器52に供給された排ガスを排出するために、主排気管65が設けられる。燃料電池モジュール12及び燃焼器30は、断熱材67に囲繞される。
燃料ガス供給装置32は、原燃料通路62に接続される。酸化剤ガス供給装置34は、空気供給管66に接続されるとともに、前記空気供給管66の途上に設けられた切換弁68には、空気分岐通路70が接続される。この空気分岐通路70は、燃焼器30に接続される。燃焼器30は、例えば、トーチヒータを備えており、空気及び電流が供給される。
図2及び図3に示すように、凝縮器18には、排気管60及び主排気管65が接続されるとともに、前記排気管60の前記凝縮器18からの出口側には、改質器54に供給される排ガスの流量を調整する流量調整弁72が配置される。流量調整弁72としては、開閉バルブや開度調整可能な可変絞りバルブ等が採用される。
凝縮器18には、温水機構74が接続される。この温水機構74は、排気管60及び/又は主排気管65を介して供給される排ガスを熱媒体として、加熱する水(冷媒体)を循環させる水循環路76を備える。この水循環路76には、貯湯タンク78及びポンプ80が配設される。
調圧装置22は、図6に示すように、水通路64に接続されるジョイント部82を備える。ジョイント部82から上方に延在して筒状部84が設けられるとともに、この筒状部84の上端が閉塞される。筒状部84の内壁84aにより調圧室86が形成される。この調圧室86には、水以外の流体、例えば、圧縮性及び不溶性を有し、水よりも軽くて温度の影響をあまり受けない気体又は液体であればよく、例えば、空気や窒素等が収容される。
水と空気との境界面である水面WSは、前記水と前記空気との圧力差によって内壁84aに沿って上下方向(矢印A方向)に移動する。調圧装置22は、水通路64の最下部よりも上方に配置されるとともに、調圧室86内では、空気が水よりも上方に配置される。
図3に示すように、燃料ガス供給装置32、酸化剤ガス供給装置34及び水供給装置14は、制御装置38により制御されるとともに、前記制御装置38には、燃料ガスを検知する検知器88が電気的に接続される。電力変換装置36には、例えば、商用電源90(又は、負荷や2次電池等)が接続される。
図4及び図5に示すように、筐体40は、全体として矩形状を有する。この筐体40内には、室内を矢印B方向(水平方向)に分割するための第1縦仕切り板94と、矢印C方向(矢印B方向に交差する水平方向)に分割するための第2縦仕切り板96とが設けられる。
平面視四角形状(多角形状)を有するモジュール部98は、一の角部を挟んで第1の側面である第1縦仕切り板94及び第2の側面である第2縦仕切り板96を有する。第1縦仕切り板94側には、流体供給部100が配置される一方、第2縦仕切り板96側には、電装部102が配置されることにより、前記流体供給部100及び前記電装部102は、それぞれ筐体40の外壁部を構成する。
モジュール部98には、燃料電池モジュール12及び燃焼器30が収容されるとともに、前記燃料電池モジュール12は、前記燃焼器30の上方に配置される。燃料電池モジュール12及び燃焼器30は、断熱材67内に収容されている。電装部102には、電力変換装置36及び制御装置38が配置される。なお、電装部102は、流体供給部100よりも大きな容積に設定されているが、前記流体供給部100を前記電装部102よりも大きな容積に設定してもよい。
図5に示すように、流体供給部100は、横仕切り板104を介して第1供給部106と第2供給部108とに、上下に2分割される。第1供給部106には、燃料ガス供給装置32及び検知器88が収容されるとともに、前記検知器88は、前記燃料ガス供給装置32の上方に配置される。
第2供給部108には、酸化剤ガス供給装置34、凝縮器18、水容器16、水供給装置14及び調圧装置22が配置される。水供給装置14及び調圧装置22は、流体供給部100の最下位置に配置される。凝縮器18の下方且つ下流に水容器16が配置され、前記水容器16の下方且つ下流に水供給装置14が配置される。水供給装置14の下流には、調圧装置22が配置される。
酸化剤ガス供給装置34及び凝縮器18は、第2供給部108内で載置台110aを介して保持される一方、水容器16は、載置台110bを介して保持される。なお、凝縮器18は、水容器16よりも上方に且つ上流に配置される。
このように構成される燃料電池システム10の動作について、以下に説明する。
図3に示すように、燃料ガス供給装置32の駆動作用下に、原燃料通路62には、例えば、都市ガス(CH4、C26、C38、C410を含む)等の原燃料が供給される。一方、水供給装置14の駆動作用下に、水通路64には、水が供給されるとともに、空気供給管66には、酸化剤ガス供給装置34を介して酸化剤ガスである、例えば、空気が供給される。
蒸発器52では、原燃料通路62を流れる原燃料に水蒸気が混在されて混合燃料が得られ、この混合燃料は、改質器54の入口に供給される。混合燃料は、改質器54内で水蒸気改質され、C2+の炭化水素が除去(改質)されてメタンを主成分とする改質ガスが得られる。この改質ガスは、改質器54の出口から燃料電池スタック48に導入される。このため、改質ガス中のメタンが改質されて水素ガスが得られ、この水素ガスを主成分とする燃料ガスは、アノード電極(図示せず)に供給される。
一方、空気供給管66から熱交換器50に供給される空気は、この熱交換器50に沿って移動する際、後述する排ガスとの間で熱交換が行われ、所望の温度に予め加温されている。熱交換器50で加温された空気は、燃料電池スタック48に導入され、図示しないカソード電極に供給される。
従って、電解質・電極接合体42では、燃料ガスと空気との電気化学反応により発電が行われる。各電解質・電極接合体42の外周部に排出される高温(数百℃)の排ガスは、熱交換器50を通って空気と熱交換を行い、この空気を所望の温度に加温して温度低下が惹起される。
この排ガスは、水通路64を通過する水を蒸発させる。蒸発器52を通過した排ガスは、主排気管65を介して凝縮器18に送られて水蒸気が凝縮される一方、排ガス成分が外部に排出される。なお、温水機構74では、温水の需要が少ないときには、ポンプ80を停止させる一方、この温水により凝縮器18に供給される酸化剤ガスの加熱を行うこともできる。
凝縮器18では、水蒸気が凝縮されることにより水が得られ、この水が前記凝縮器18の下流に配置される水容器16に導入される。水容器16内には、イオン交換装置20が収容されており、前記水容器16に導入された水に含まれる不純物が前記イオン交換装置20で除去される。
さらに、水容器16の下流に配置されている水供給装置14が駆動されることにより、水容器16内に貯留されている水は、調圧装置22に導入される。図6に示すように、調圧装置22を構成する調圧室86内には、空気が収納されており、この空気の圧力と導入される水の圧力とによって水面WSが内壁84aに沿って移動することにより、調圧が行われる。調圧された水は、水通路64を介して燃料電池モジュール12に供給される。
この場合、第1の実施形態では、水容器16内には、イオン交換装置20が収容されており、前記水容器16と前記イオン交換装置20とが一体化されている。このため、水容器16及びイオン交換装置20全体を簡単且つコンパクトに構成することができる。
その上、水容器16内にイオン交換装置20が収容されるため、前記水容器16自体の材料が制限されることはない。この結果、水容器16の材料選択の自由度が有効に向上する。
また、水供給装置14は、水容器16よりも下方に且つ下流に配置されている。従って、水容器16から水供給装置14に対して水頭圧により水が供給されるため、前記水供給装置14のエア噛みの発生を可及的に阻止することが可能になる。
これにより、水供給装置14の性能低下、改質器54へのエア混入、電極への炭素付着(コーキング)及び燃料電池モジュール12の発電電圧の不安定化を有効に回避することができるという効果が得られる。
しかも、水容器16内のイオン交換装置20は、水供給装置14よりも上流に配置されるため、前記水供給装置14による高圧力(水圧)が前記イオン交換装置20に付与されることがない。このため、イオン交換装置20の耐久性、寿命を向上させることが可能になる。
さらに、水供給装置14と燃料電池モジュール12との間には、調圧装置22が配設されている。従って、調圧装置22により水供給装置14の脈動が吸収されるため、脈動の大きい水供給装置14に適用することが望ましい。特に、前記水供給装置14としてプランジャ式ポンプ(又は、ピストン式ポンプ)が使用される際、水の押し出しがなされない時点でも、前記調圧装置22内の水を下流に供給することができる。
すなわち、図7に示すように、調圧装置を用いない比較例では、ポンプの吸入及び排出によって、このポンプから導出される水量が大きく変動している。これに対し、第1の実施形態では、調圧装置22を設けることにより、水量の変動が良好に抑制され、燃料電池モジュール12に対して水を安定して供給することができる。これにより、改質器54への水蒸気不足、電極への炭素付着(コーキング)及び燃料電池モジュール12の発電出力の不安定化を有効に回避することができる。
さらにまた、調圧装置22は、燃料電池モジュール12の圧力変動を吸収している。このため、水供給装置14に過度の圧力が付与されることがなく、耐久性が向上する。しかも、燃料電池モジュール12の圧力増加時や水供給装置14の故障時に、前記燃料電池モジュール12から燃料ガスが逆流することによる影響、例えば、ガス漏れを抑制することが可能になる。
また、調圧装置22は、図6に示すように、水及び水以外の流体、例えば、空気が調圧室86に収納されるとともに、前記水と前記空気との境界面である水面WSが、前記水と前記空気との圧力差により内壁84aに沿って移動している。従って、調圧装置22は、簡単且つ経済的な構成で、所望の調圧機能を有することが可能になる。
さらに、調圧装置22は、水供給装置14と燃料電池モジュール12とを連通する水通路64の最下部よりも上方に配置されている(図2及び図6参照)。これにより、簡単な構成で、調圧装置22内の空気が外部に流出(漏出)することを良好に抑制することができる。その際、空気は、水よりも上方に配置されるため、前記空気による調圧効果を一層高めることが可能になる。
さらにまた、水容器16は、図2に示すように、縦方向の寸法(容器長H)が横方向の寸法(容器直径D)よりも大きく設定されている。このため、水容器16から下流の水供給装置14に対する水頭圧を一層高めることが可能になり、前記水供給装置14のエア噛みの発生を可及的に阻止することができる。従って、水供給装置14の性能低下、改質器54へのエア混入、電極への炭素付着(コーキング)及び燃料電池モジュール12の発電電圧の不安定化を有効に回避することができる。
さらにまた、イオン交換装置20は、水容器16内の下端側に配置されている。これにより、水頭圧を利用してイオン交換装置20への気泡の混入を抑制することが可能になる。
また、水容器16内に、シリカ等の異物が混入しても、イオン交換装置20により燃料電池モジュール12への混入を抑制することができる。
さらに、燃料電池モジュール12は、燃料電池スタック48と、熱交換器50と、蒸発器52と、改質器54とを備えている。このため、特に、水蒸気改質を行う燃料電池モジュール12に最適に用いることが可能になり、良好な効果が得られる。
さらにまた、燃料電池モジュール12では、高温型燃料電池システム、例えば、固体酸化物形燃料電池(SOFC)モジュールにより構成されることにより、良好な効果が得られている。その上、固体酸化物形燃料電池モジュールに代えて、他の高温型燃料電池モジュールや中温型燃料電池モジュールにも、好適に用いることができる。例えば、溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)、リン酸形燃料電池(PAFC)及び水素分離膜形燃料電池(HMFC)等が良好に採用可能である。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システムを構成する調圧装置120の断面説明図である。
なお、第1の実施形態に係る燃料電池システム10を構成する調圧装置22と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
調圧装置120は、調圧室86に配設されるとともに、水と空気とを仕切り、前記水と前記空気との圧力差により内壁84aに沿って摺動する仕切り壁部材122を備える。
従って、第2の実施形態では、調圧室86の向きを任意に設定することができ、調圧装置120は、設置箇所のレイアウトの自由度が向上するという効果が得られる。しかも、調圧室86に収納される流体は、水不溶性や水よりも軽いという制限がなく、選択の自由度が向上する。
10…燃料電池システム 12…燃料電池モジュール
14…水供給装置 16…水容器
18…凝縮器 20…イオン交換装置
22、120…調圧装置 32…燃料ガス供給装置
34…酸化剤ガス供給装置 36…電力変換装置
38…制御装置 46…燃料電池
48…燃料電池スタック 50…熱交換器
52…蒸発器 54…改質器
56…荷重付与機構 64…水通路
82…ジョイント部 84…筒状部
84a…内壁 86…調圧室
122…仕切り壁部材

Claims (9)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池モジュールと、
    前記燃料電池モジュールに水を供給する水供給装置と、
    前記水供給装置に水を供給する水容器と、
    前記燃料電池モジュールから排出される排ガス中の水蒸気を凝縮するとともに、凝縮された水を前記水容器に供給する凝縮器と、
    を備える燃料電池システムであって、
    前記水容器は、前記凝縮器から供給される前記水に含まれる不純物を除去するイオン交換装置を収容するとともに、
    前記水供給装置は、前記水容器よりも下方に且つ下流に配置され、
    前記水供給装置と前記燃料電池モジュールとの間には、前記水供給装置の脈動を吸収し且つ前記燃料電池モジュールの圧力変動を吸収する調圧装置が配設されることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムにおいて、前記調圧装置は、前記水及び水以外の流体が収納されるとともに、前記水と前記流体との境界面が、前記水と前記流体との圧力差により内壁に沿って移動する調圧室を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項2記載の燃料電池システムにおいて、前記調圧装置は、前記調圧室に配設されるとともに、前記水と前記流体とを仕切り、且つ、前記水と前記流体との圧力差により前記内壁に沿って摺動する仕切り壁部材を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、前記調圧装置は、前記水供給装置と前記燃料電池モジュールとを連通する水配管の最下部よりも上方に配置されることを特徴とする燃料電池システム。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、前記流体は、前記水よりも上方に配置されることを特徴とする燃料電池システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、前記水容器は、縦方向の寸法が横方向の寸法よりも大きく設定されることを特徴とする燃料電池システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、前記イオン交換装置は、前記水容器内の下端側に配置されることを特徴とする燃料電池システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、前記燃料電池モジュールは、少なくとも電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体とセパレータとが積層される燃料電池を設け、複数の前記燃料電池が積層される燃料電池スタックと、
    前記酸化剤ガスを前記燃料電池スタックに供給する前に加熱する熱交換器と、
    炭化水素を主体とする原燃料と水蒸気との混合燃料を生成するために、前記水を蒸発させる蒸発器と、
    前記混合燃料を改質して改質ガスを生成する改質器と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、前記燃料電池モジュールは、固体酸化物形燃料電池モジュールであることを特徴とする燃料電池システム。
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