JP2009048912A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】各機器を作動温度毎及び機能毎に配置して熱や流体の拡散を最小化するとともに、発生熱を有効に利用して熱効率の向上を図ることを可能にする。
【解決手段】燃料電池システム10は、燃料電池モジュール12と、原燃料を前記燃料電池モジュール12に供給する燃料ガス供給装置16と、前記燃料電池モジュール12に前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置18と、前記燃料電池モジュール12に水を供給する水供給装置20と、電力変換装置22とを備える。酸化剤ガス供給装置18は、燃料電池モジュール12が収容されるモジュール部98及び電力変換装置22が収容される電装部102から空気を前記酸化剤ガスとして吸入する酸化剤ガス吸入機構108を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池モジュール、燃焼器、燃料ガス供給装置、酸化剤ガス供給装置、水供給装置、電力変換装置及び制御装置が筐体に収容される燃料電池システムに関する。
通常、固体酸化物形燃料電池(SOFC)は、固体電解質に酸化物イオン導電体、例えば、安定化ジルコニアを用いており、この固体電解質の両側にアノード電極及びカソード電極を配設した電解質・電極接合体を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持している。この燃料電池は、通常、電解質・電極接合体とセパレータとが所定数だけ積層された燃料電池スタックとして使用されている。
上記の燃料電池に供給される燃料ガスは、通常、改質装置によって炭化水素系の原燃料から生成される水素ガスが使用されている。改質装置では、一般的に、メタンやLNG等の化石燃料等の炭化水素系の原燃料から改質原料ガスを得た後、この改質原料ガスに水蒸気改質や部分酸化改質、又はオートサーマル改質等を施すことにより、改質ガス(燃料ガス)が生成されている。
この場合、単一のユニットケース内に、燃料電池、改質装置、前記燃料電池で発生した直流電力を電源出力仕様に変換する電力変換装置、制御装置及び補機類を内蔵した燃料電池システム(燃料電池装置)が知られている。
例えば、特許文献1に開示されている燃料電池装置では、図13に示すように、パッケージ1aを備えており、メンテナンスの必要な部品である浄化装置2a、イオン交換装置3a及び脱硫器4aが、前記パッケージ1の外面パネルである正面パネル5aの近傍に配置されている。
これにより、メンテナンスを必要とする部品は、パッケージ1aの内部ではなく、装置本体の外郭をなす正面パネル5aの近傍に配置されている。従って、燃料電池装置の運転を継続するのに交換や再生等が必要な部品について、メンテナンスを容易に行うことができる、としている。
また、特許文献2に開示されている燃料電池発電装置では、図14に示すように、ケース1b内では、仕切り部材2bを介して上部空間3bと下部空間4bとに分割されている。上部空間3bには、内部に燃料改質器を有する燃料電池5bが配置される一方、下部空間4bには、電力変換装置6bと、燃料改質器に被改質ガス及び空気を供給するガス供給装置7bと、水供給装置8bとが配置されている。仕切り部材2bの底部には、電力変換装置6bの上方に位置して空気供給装置である反応空気ブロワ9bが配置されている。
さらにまた、特許文献3に開示されているパッケージ型燃料電池発電装置は、図15に示すように、パッケージ1cの内部は、断熱隔壁2cにより高温装置室3c及び電気装置室4cに画成されている。電気装置室4cの外壁には、外気を取り入れる換気口5cが形成されるとともに、断熱隔壁2cには、通風孔6cが形成されている。高温装置室3cには、燃料電池7c1、燃料改質装置7c2、前記燃料電池7c1に反応系空気を供給する反応空気ブロワ7c3が配置される一方、電気装置室4cには、燃焼空気ブロア7c4、電力変換装置8c1、計測制御装置8c2及び補機8c3等の電気機器や、原燃料タンク8c4等が収納されている。
特開2006−140164号公報 特開2006−086017号公報 特開平05−290868号公報
しかしながら、上記の特許文献1では、各機器の作動温度域や機能を考慮した配置(レイアウト)がなされていない。このため、特に、高温型燃料電池(固体酸化物形燃料電池や溶融炭酸塩形燃料電池等)や、中温型燃料電池(リン酸形燃料電池や水素分離膜形燃料電池等)が用いられる際、作動温度が低温である低温部が、熱や流体の拡散による影響を受け易いという問題がある。
一方、上記の特許文献2では、ケース1bの下部空間4bには、ガス供給装置7bと反応空気ブロワ(空気供給装置)9bとが収容されるとともに、前記反応空気ブロワ9bは、前記ガス供給装置7bの上方に配置されている。このため、例えば、反応空気ブロワ9bによりケース内での空気を吸気して室内温度の上昇を防止する際、ガス供給装置7bにガス漏れ等が発生すると、漏れたガスが前記反応空気ブロワ9bにより吸入されて発電効率が低下するという問題がある。
また、上記の特許文献3では、外部の空気が換気口5cから電気装置室4c内に導入され、電力変換装置8c1、計測制御装置8c2等を冷却した後、断熱隔壁2cに設けられている通風孔6cを通って高温装置室3cに供給されている。このため、パッケージ1c内における空気経路が長尺化し、このパッケージ1c内の温度上昇を良好に抑制することが困難になる。しかも、反応空気ブロワ7c3は、高温装置室3c内に配置されており、この反応空気ブロワ7c3が高温環境下で稼動されている。従って、反応空気ブロワ7c3の耐久性及び寿命の低下が懸念されている。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、各機器を作動温度毎及び機能毎に配置して熱や流体の拡散を最小化するとともに、発生熱を有効に利用して熱効率の向上を図ることが可能な燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池モジュールと、前記燃料電池モジュールを昇温させる燃焼器と、前記燃料電池モジュールに前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置と、前記燃料電池モジュールに前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置と、前記燃料電池モジュールに水を供給する水供給装置と、前記燃料電池モジュールで発生した直流電力を要求仕様電力に変換する電力変換装置と、前記燃料電池モジュールの発電量を制御する制御装置とを筐体に収容する燃料電池システムに関するものである。
筐体は、燃料電池モジュール及び燃焼器が配置されるモジュール部と、前記燃料ガス供給装置及び水供給装置が配置される第1流体供給部と、酸化剤ガス供給装置が配置される第2流体供給部と、電力変換装置及び制御装置が配置される電装部とに分割されている。
平面視多角形状を有するモジュール部は、一の角部を挟んで第1の側面及び第2の側面を有し、前記第1の側面側に第1流体供給部及び第2流体供給部が配置され、且つ前記第2の側面側に電装部が配置され、さらに前記第1流体供給部の上面側に前記第2流体供給部が配置されている。そして、酸化剤ガス供給装置は、モジュール部及び電装部から空気を酸化剤ガスとして吸入する酸化剤ガス吸入機構を備えている。
また、酸化剤ガス吸入機構は、モジュール部で燃料電池モジュールからの発生熱により昇温された空気を酸化剤ガス供給装置に導入する第1風導管と、電力変換装置を構成する発熱部品からの発生熱により昇温された空気を前記酸化剤ガス供給装置に導入する第2風導管とを備えることが好ましい。
第1風導管は、燃料電池モジュールからの発生熱で昇温された空気を、酸化剤ガスとして酸化剤ガス供給装置に強制的に導入している。このため、高温の酸化剤ガスが得られて熱効率が有効に向上するとともに、排熱の回収率が向上し、経済的である。
一方、第2風導管は、発熱部品からの発生熱により昇温された空気を、酸化剤ガスとして酸化剤ガス供給装置に強制的に導入するため、高温の酸化剤ガスが得られて熱効率が有効に向上するとともに、排熱の回収率が向上し、経済的である。
しかも、酸化剤ガスの吸入が第1風導管と第2風導管との2系統で行われるため、モジュール部及び電装部では、優先して冷却したい部位から温められた空気を強制的に吸入することができ、安定化及び耐久性の向上が図られる。
さらに、発熱部品は、電力変換装置の上方に配置されることが好ましい。発熱部品からの発生熱により、他の部品が不要に温められることを抑制することができるからである。
さらにまた、発熱部品からの発生熱を放熱する冷却部材を備え、前記冷却部材は、前記発生熱を熱伝導させる熱伝導体を介して第2風導管に連結されることが好ましい。このため、発熱部品からの発生熱は、冷却部材を介して効率的に放熱される。しかも、第2風導管は、発熱部品からの発生熱を空気を介して効率よく吸収することができるとともに、冷却部材及び熱伝導体を介しても効率よく吸収することができるので、前記発熱部品からの発生熱による電力変換装置の温度上昇を抑制し、安定化及び耐久性の向上が図られる。
また、酸化剤ガス吸入機構は、第1風導管に連結され、モジュール部から酸化剤ガス供給装置に吸入される空気の流量を調整する流量調整弁と、前記モジュール部の温度を検出する温度検出手段と、前記検出された温度に基づいて前記流量調整弁を制御する制御手段とを備えることが好ましい。
従って、電力変換装置の冷却を主とし、常時冷却する一方、高温部であるモジュール部の冷却を副とし、検出温度に基づいて前記モジュール部の冷却を制御することができる。これにより、低温部である電力変換装置は、常時冷却によって有効な冷却が可能になる一方、モジュール部は、発生熱が少ない状態で空気の吸入による無駄な冷却を抑制することができる。従って、低温部での冷却効率の低下を抑制するとともに、熱効率の向上を図り、しかも排熱の回収率の向上が可能になる。
さらに、筐体は、モジュール部、第1流体供給部、第2流体供給部及び電装部を開閉自在な開閉扉を備えることが好ましい。このため、モジュール部、第1流体供給部、第2流体供給部及び電装部毎に応じた保守やメンテナンスが容易且つ確実に遂行可能になる。
さらにまた、筐体は、鉛直軸回りに回転可能な回転機構を備えることが好ましい。従って、筐体を回転させることにより、モジュール部、第1流体供給部、第2流体供給部又は電装部を開閉する開閉扉を、作業者が開閉し易い位置に配置させることができ、保守やメンテナンスの作業性が良好に向上する。
また、筐体は、モジュール部、第1流体供給部、第2流体供給部及び電装部を水平方向に沿って縦仕切り板により分割することが好ましい。作動温度毎及び機能毎にモジュール部、第1流体供給部、第2流体供給部及び電装部に分割されるため、熱や流体の拡散を最小化し得るとともに、機能上、良好に配置することが可能になる。
しかも、第1及び第2流体供給部は、筐体の外壁部を構成しており、前記第1及び第2流体供給部の冷却が促進されて高温化し難くなっている。同様に、電装部も、筐体の外壁部を構成しており、前記電装部の冷却が促進されて高温化し難くなっている。
さらに、筐体は、第1流体供給部及び第2流体供給部を鉛直方向に沿って横仕切り板により分割することが好ましい。このため、燃料ガス供給装置からガス漏れが発生しても、酸化剤ガス供給装置が漏れたガスを吸入することを阻止することができる。
さらにまた、燃料電池モジュールは、高温型燃料電池システム、例えば、固体酸化物形燃料電池(SOFC)モジュールであることが好ましく、これにより、良好な効果が得られる。
また、固体酸化物形燃料電池モジュールは、少なくとも固体電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体とセパレータとが積層される固体酸化物形燃料電池を設け、複数の前記固体酸化物形燃料電池が積層される固体酸化物形燃料電池スタックと、酸化剤ガスを前記固体酸化物形燃料電池スタックに供給する前に加熱する熱交換器と、炭化水素を主体とする原燃料と水蒸気との混合燃料を生成するために、水を蒸発させる蒸発器と、前記混合燃料を改質して改質ガスを生成する改質器とを備えることが好ましい。
本発明によれば、筐体内は、燃料電池モジュール及び燃焼器が収容されるモジュール部と、燃料ガス供給装置及び水供給装置が配置される第1流体供給部と、酸化剤ガス供給装置が配置される第2流体供給部と、電力変換装置及び制御装置が配置される電装部とに分割されている。このため、筐体内は、作動温度毎及び機能毎に分割されており、熱や流体の拡散を最小化するとともに、機能上、最適な配置が遂行可能になる。
さらに、燃料ガス供給装置が配置される第1流体供給部と、酸化剤ガス供給装置が配置される第2流体供給部とが、分割されている。従って、燃料ガス供給装置からガス漏れが発生しても、酸化剤ガス供給装置が漏れたガスを吸入することを阻止することができる。
しかも、酸化剤ガス供給装置は、モジュール部及び電装部から空気を酸化剤ガスとして吸入する酸化剤ガス吸入機構を備えている。これにより、燃料電池システムの運転によりモジュール部から発生する熱で昇温された空気は、酸化剤ガスとして吸入されるため、熱効率が向上するとともに、排熱の回収率が向上し、経済的である。
一方、燃料電池システムの運転により電装部(発熱部品)から発生する熱で昇温された空気は、酸化剤ガスとして吸入されるため、熱効率が向上するとともに、排熱の回収率が向上し、経済的である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システム10の機械系回路を示す概略構成説明図である。図2は、前記燃料電池システム10の斜視説明図であり、図3は、前記燃料電池システム10の平面説明図であり、図4は、前記燃料電池システム10の正面説明図であり、図5は、前記燃料電池システム10の回路図である。
燃料電池システム10は、定置用の他、車載用等の種々の用途に用いられている。燃料電池システム10は、燃料ガス(水素ガス)と酸化剤ガス(空気)との電気化学反応により発電する燃料電池モジュール12と、前記燃料電池モジュール12を昇温させる燃焼器(例えば、トーチヒータ)14と、炭化水素を主体とする原燃料(例えば、都市ガス)を前記燃料電池モジュール12に供給する燃料ガス供給装置(燃料ガスポンプ16aを含む)16と、前記燃料電池モジュール12に前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置(空気ポンプ18aを含む)18と、前記燃料電池モジュール12に水を供給する水供給装置(水ポンプ20aを含む)20と、前記燃料電池モジュール12で発生した直流電力を要求仕様電力に変換する電力変換装置22と、前記燃料電池モジュール12の発電量を制御する制御装置24とを備え、これらが単一の筐体26に収容される。
燃料電池モジュール12は、図示しないが、例えば、安定化ジルコニア等の酸化物イオン導電体で構成される固体電解質(固体酸化物)をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体28とセパレータ30とが積層される固体酸化物形の燃料電池32を設け、複数の前記燃料電池32が鉛直方向に積層される固体酸化物形の燃料電池スタック34を備える(図6参照)。
図4に示すように、燃料電池スタック34の積層方向上端側には、酸化剤ガスを前記燃料電池スタック34に供給する前に加熱する熱交換器36と、脱硫原燃料と水蒸気との混合燃料を生成するために、水を蒸発させる蒸発器38と、前記混合燃料を改質して改質ガスを生成する改質器40とが配設される。
燃料電池スタック34の積層方向下端側には、前記燃料電池スタック34を構成する燃料電池32に積層方向(矢印A方向)に沿って締め付け荷重を付与するための荷重付与機構42が配設される(図5参照)。
改質器40は、脱硫された都市ガス(燃料ガス)中に含まれるエタン(C26)、プロパン(C36)及びブタン(C410)等の高級炭化水素(C2+)を、主としてメタン(CH4)を含む燃料ガスに水蒸気改質するための予備改質器であり、数百℃の作動温度に設定される。
燃料電池32は、作動温度が数百℃と高温であり、電解質・電極接合体28では、燃料ガス中のメタンが改質されて水素が得られ、この水素がアノード電極に供給される。
熱交換器36は、図6に示すように、燃料電池スタック34から排出される使用済み反応ガス(以下、排ガス又は燃焼排ガスともいう)を流すための第1排ガス通路44と、被加熱流体である空気を排ガスと対向流に流すための空気通路46とを有する。第1排ガス通路44は、蒸発器38に水を蒸発させるための熱源として排ガスを供給するための第2排ガス通路48に連通する。この第1排ガス通路44は、排気管50に連通する。空気通路46の上流側は、空気供給管52に連通するとともに、前記空気通路46の下流側は、燃料電池スタック34の酸化剤ガス供給連通孔53に連通する。
蒸発器38は、互いに同軸上に配設される外管部材54aと内管部材54bとを備える2重管構造を採用し、この2重管は、第2排ガス通路48内に配置される。外管部材54aと内管部材54bとの間には、原燃料通路56が形成されるとともに、前記内管部材54b内には、水通路58が形成される。蒸発器38の第2排ガス通路48は、主排気管60に連通する。
外管部材54aには、改質器40の入口部に連結される混合燃料供給管62が接続される。改質器40の出口側には、改質ガス供給路64の一端が連結されるとともに、前記改質ガス供給路64の他端は、燃料電池スタック34の燃料ガス供給連通孔66に連通する。燃料電池モジュール12及び燃焼器14は、断熱材68に囲繞される(図4参照)。
図5に示すように、燃料ガス供給装置16は、原燃料通路56に接続されるとともに、酸化剤ガス供給装置18は、空気供給管52に接続される。空気供給管52の途上に設けられた切換弁70には、空気分岐通路72が接続される。この空気分岐通路72は、燃焼器14に接続される。燃焼器14は、例えば、トーチヒータを備えており、空気及び電流が供給される。
水供給装置20には、水通路58が連通する。燃料ガス供給装置16、酸化剤ガス供給装置18及び水供給装置20は、制御装置24により制御されるとともに、前記制御装置24には、燃料ガスを検知する検知器88が電気的に接続される。電力変換装置22には、例えば、商用電源90(又は、負荷や2次電池等)が接続される。
図2〜図4に示すように、筐体26は、全体として矩形状を有する外枠92を有する。この外枠92内には、筐体26内を矢印B方向(水平方向)に分割するための第1縦仕切り板94と、矢印C方向(矢印B方向に交差する水平方向)に分割するための第2縦仕切り板96とが、設けられる。
図2及び図3に示すように、平面視四角形状(多角形状)を有するモジュール部98は、一の角部を挟んで第1の側面である第1縦仕切り板94及び第2の側面である第2縦仕切り板96を有する。第1縦仕切り板94側には、第1流体供給部100a及び第2流体供給部100bが配置される一方、第2縦仕切り板96側には、電装部102が配置されることにより、前記第1流体供給部100a、第2流体供給部100b及び前記電装部102は、それぞれ筐体26の外壁部を構成する。第1流体供給部100aの上方には、第2流体供給部100bが配置される。
図2及び図4に示すように、モジュール部98には、燃料電池モジュール12及び燃焼器14が収容されるとともに、前記燃料電池モジュール12は、前記燃焼器14の上方に配置される。燃料電池モジュール12及び燃焼器14は、断熱材68内に収容されている。電装部102には、電力変換装置22及び制御装置24が配置される。なお、図2及び図3に示すように、電装部102は、第1及び第2流体供給部100a、100bよりも大きな容積に設定されているが、前記第1及び第2流体供給部100a、100bを前記電装部102よりも大きな容積に設定してもよい。
第1流体供給部100a及び第2流体供給部100bは、横仕切り板104を介して鉛直方向に分割される。第1流体供給部100aには、水供給装置20、燃料ガス供給装置16及び検知器88が収容されるとともに、前記検知器88は、前記燃料ガス供給装置16の上方に配置される。燃料ガス供給装置16は、載置台106を介して水供給装置20の上方に保持される。
第2流体供給部100bには、酸化剤ガス供給装置18が配置される。図1に示すように、酸化剤ガス供給装置18は、モジュール部98及び電装部102から空気を酸化剤ガスとして吸入する酸化剤ガス吸入機構108を備える。
酸化剤ガス吸入機構108は、モジュール部98で燃料電池モジュール12からの発生熱により昇温された空気を空気ポンプ18aに導入する第1風導管110aと、電力変換装置22を構成する発熱部品である電装部品(トランス等)112からの発生熱により昇温された空気を前記空気ポンプ18aに導入する第2風導管110bとを備える。
第1風導管110aは、モジュール部98内で第1フィルタ114aと、空気の流量を調整する流量調整弁116とが配設されるとともに、この流量調整弁116には、前記モジュール部98の温度を検出する温度検出手段(温度センサ)118が装着される。制御装置24は、温度検出手段118により検出されたモジュール部98内の温度に基づいて、流量調整弁116を制御する制御手段としての機能を有する。
第1風導管110aのモジュール部98内に配置される端部は、このモジュール部98内で拡開するよう構成されることが好ましい。第2風導管110bは、第2フィルタ114bを介して電装部102内に配置されるとともに、その端部が電装部品112に対応して拡開して構成される。電装部品112は、電力変換装置22の上方に配置されるとともに、前記電装部品112には、該電装部品112からの発生熱を放熱する冷却フィン(冷却部材)120が複数設けられる(図7参照)。
第2風導管110bの端部は、電装部品112との間に間隙122を設けるとともに、第2風導管110b内には、前記冷却フィン120と前記第2風導管110bとに接触して熱伝導を向上させるための熱伝導体124が設けられる。この熱伝導体124は、例えば、メタルハニカムや、金属メッシュや発泡金属等により構成される。
図2及び図3に示すように、筐体26は、平面視四角形状を有し、この筐体26の各側面を開閉自在な第1開閉扉126a、第2開閉扉126b、第3開閉扉126c及び第4開閉扉126dを備える。第1開閉扉126a〜第4開閉扉126dの一端部は、蝶番(又は、ヒンジ)128を介して、筐体26の外枠92に対し開閉自在に支持される。
第1開閉扉126aは、モジュール部98及び電装部102の一部を一体に開閉し、第2開閉扉126bは、前記モジュール部98、第1流体供給部100a及び第2流体供給部100bの一部を一体に開閉する。第3開閉扉126cは、前記第1流体供給部100a、前記第2流体供給部100b及び電装部102の一部を一体に開閉し、第4開閉扉126dは、前記電装部102を開閉する。
なお、第1開閉扉126a及び第2開閉扉126bが、モジュール部98のみを開閉し、第3開閉扉126cが第1流体供給部100a及び第2流体供給部100bのみを開閉し、第4開閉扉126dが、電装部102のみを開閉するように構成してもよい。
筐体26は、図2及び図4に示すように、回転機構130を介して鉛直軸回りに回転可能に構成される。この回転機構130は、例えば、回転テーブル等の公知の構造を採用している。
このように構成される燃料電池システム10の動作について、以下に説明する。
図5に示すように、燃料ガス供給装置16の駆動作用下に、原燃料通路56には、例えば、都市ガス(CH4、C26、C38、C410を含む)等の原燃料が供給される。一方、水供給装置20の駆動作用下に、水通路58には、水が供給されるとともに、空気供給管52には、酸化剤ガス供給装置18を介して酸化剤ガスである、例えば、空気が供給される。
図6に示すように、蒸発器38では、原燃料通路56を流れる原燃料に水蒸気が混在されて混合燃料が得られ、この混合燃料は、混合燃料供給管62を介して改質器40の入口部に供給される。混合燃料は、改質器40内で水蒸気改質され、C2+の炭化水素が除去(改質)されてメタンを主成分とする改質ガスが得られる。この改質ガスは、改質器40の出口部に連通する改質ガス供給路64を通って燃料電池スタック34の燃料ガス供給連通孔66に供給される。このため、改質ガス中のメタンが改質されて水素ガスが得られ、この水素ガスを主成分とする燃料ガスは、アノード電極(図示せず)に供給される。
一方、空気供給管52から熱交換器36に供給される空気は、この熱交換器36の空気通路46に沿って移動する際、第1排ガス通路44に沿って移動する後述する排ガスとの間で熱交換が行われ、所望の温度に予め加温されている。熱交換器36で加温された空気は、燃料電池スタック34の酸化剤ガス供給連通孔53に供給され、図示しないカソード電極に供給される。
従って、電解質・電極接合体28では、燃料ガスと空気との電気化学反応により発電が行われる。各電解質・電極接合体28の外周部に排出される高温(数百℃)の排ガスは、熱交換器36の第1排ガス通路44を通って空気と熱交換を行い、この空気を所望の温度に加温して温度低下が惹起される。
この排ガスは、第2排ガス通路48に沿って移動することにより、水通路58を通過する水を蒸発させる。蒸発器38を通過した排ガスは、主排気管60を介して外部に排出される。
この場合、燃料電池システム10では、酸化剤ガス供給装置18を構成する酸化剤ガス吸入機構108が、図8に示すフローチャートに沿って制御される。
酸化剤ガス吸入機構108では、第1風導管110aに配設された流量調整弁116に温度検出手段118が取り付けられており、この温度検出手段118は、モジュール部98の温度を検出する。
そして、温度検出手段118に検出されたモジュール部98の温度が、設定温度(例えば、50〜80℃)以上であるか否かが判断される(ステップS1)。モジュール部98内の温度が設定温度以上であると判断されると(ステップS1中、YES)、ステップS2に進んで、流量調整弁116が開放される。このため、酸化剤ガス供給装置18を構成する空気ポンプ18aは、モジュール部98内で昇温された空気を酸化剤ガスとして第1風導管110aから吸引する。
上記のように、空気ポンプ18aを介して空気供給管52に供給される酸化剤ガスは、予め、モジュール部98内の発生熱により昇温された状態で、熱交換器36に供給される。これにより、熱効率が向上するとともに、排熱の回収率が向上して経済的であるという効果が得られる。
一方、酸化剤ガス吸入機構108を構成する第2風導管110bは、電装部102内の電力変換装置22を構成する電装部品112に対応して開口している。このため、電装部品112から発生する熱で昇温された空気は、酸化剤ガスとして第2風導管110bを介して吸入されるため、熱効率が向上するとともに、排熱の回収率が向上する。
その際、電装部品112では、図7に示すように、電装部品112に設けられている複数の冷却フィン120を覆って第2風導管110bが配置されるとともに、この冷却フィン120と前記第2風導管110bとは、熱伝導体124を介して接触している。従って、冷却フィン120による放熱が良好に遂行されるとともに、第2風導管110bにより吸引される酸化剤ガスは、電装部品112の発生熱を効率的且つ確実に吸収することができる。これにより、電力変換装置22の温度上昇を抑制して、安定化及び耐久性の向上を図ることが可能になる。
しかも、電装部品112は、電力変換装置22の上部に配置されている発熱部品である電装部品112からの発生熱を介し、電力変換装置22の他の部品が暖められることを良好に抑制することができる。
酸化剤ガス吸入機構108では、上記の動作が運転終了時まで行われる(ステップS3参照)。特に、低温始動時等において、モジュール部98の温度が設定温度未満であると判断されると(ステップS1中、NO)、ステップS4に進んで、流量調整弁116が閉じられる。このため、モジュール部98から空気の吸引が停止されて、このモジュール部98の冷却が停止されている。従って、燃料電池モジュール12の部分負荷運転や低負荷運転等のように、発生熱の少ない状態での前記燃料電池モジュール12の温度低下を有効に阻止することが可能になる。
このように、第1の実施形態では、電力変換装置22の冷却を主とし、常時冷却する一方、高温部であるモジュール部98の冷却を副とし、温度検出手段118からの検出温度に基づいて、前記モジュール部98の冷却を制御することができる。
これにより、低温部である電力変換装置22は、常時冷却によって有効な冷却が可能になる一方、モジュール部98は、発生熱が少ない状態で空気の吸入による無駄な冷却を抑制することができる。これにより、低温部での冷却効率の低下を抑制するとともに、熱効率の向上を図り、しかも排熱の回収率の向上が可能になるという利点がある。
さらにまた、酸化剤ガス吸入機構108は、酸化剤ガスの吸入が第1風導管110aと第2風導管110bとの2系統で行われている。このため、モジュール部98及び電装部102では、優先して冷却したい部位から温められた空気を強制的に吸入することができ、安定化及び耐久性の向上が図られる。
また、第1の実施形態では、図2〜図4に示すように、筐体26内は、燃料電池モジュール12及び燃焼器14が収容されるモジュール部98と、水供給装置20、燃料ガス供給装置16及び検知器88が配置される第1流体供給部100aと、酸化剤ガス供給装置18が配置される第2流体供給部100bと、電力変換装置22及び制御装置24が配置される電装部102とに分割されている。このため、筐体26内は、作動温度毎及び機能毎に分割されており、熱や流体の拡散を最小化するとともに、機能上、最適な配置が遂行可能になる。
さらに、第1の実施形態では、モジュール部98の第1の側面(第1縦仕切り板94)側には、第1流体供給部100a及び第2流体供給部100bが配置されている。従って、第1流体供給部100a及び第2流体供給部100bは、実質的に筐体26の外壁部を構成しており、前記第1流体供給部100a及び前記第2流体供給部100bの冷却が促進されて高温化し難くなっている。同様に、モジュール部98の第2の側面(第2縦仕切り板96)側には、電装部102が配置されている。このため、電装部102は、実質的に筐体26の外壁部を構成しており、前記電装部102の冷却が促進されて高温化し難くなっている。
これにより、低温部(40℃前後)に維持する必要がある制御装置24を含む電装部102と、ポンプ類(燃料ガスポンプ16a、空気ポンプ18a及び水ポンプ20a)を含む第1流体供給部100a及び第2流体供給部100bとは、良好な機能を確実に維持して作動することが可能になるという利点がある。
さらにまた、第1の実施形態では、図2及び図3に示すように、筐体26を構成する各側面に対応して第1開閉扉126a、第2開閉扉126b、第3開閉扉126c及び第4開閉扉126dが設けられている。従って、例えば、モジュール部98のメンテナンスを行う際には、第1開閉扉126a及び/又は第2開閉扉126bを開放するだけでよく、前記モジュール部98内のメンテナンス作業が容易に行われる。
一方、電装部102内の制御装置24の保守点検等を行う際には、第4開閉扉126dのみを開放させるだけでよく、前記制御装置24の保守点検作業が迅速且つ容易に遂行される。さらに、第1流体供給部100a及び第2流体供給部100bのポンプ類の保守点検等を行う際には、第3開閉扉126cのみを開放させるだけでよく、前記ポンプ類の保守点検作業が迅速且つ容易に遂行される。これにより、モジュール部98、第1流体供給部100a、第2流体供給部100b及び電装部102毎に応じた保守やメンテナンスが、効率的に遂行可能になるという効果がある。
その際、筐体26は、回転機構130を介して鉛直軸回りに回転可能に構成されている。このため、筐体26を回転させることにより、第1開閉扉126a、第2開閉扉126b、第3開閉扉126c又は第4開閉扉126dを、作業者が開閉し易い位置に配置させることができ、保守やメンテナンスの作業性が一層向上するという利点がある。
また、筐体26の内部は、第1縦仕切り板94及び第2縦仕切り板96を介してモジュール部98、第1流体供給部100a、第2流体供給部100b及び電装部102に分割されている。そして、モジュール部98には、燃料電池モジュール12及び燃焼器14が配置され、第1流体供給部100aには、検知器88、燃料ガス供給装置16及び水供給装置20が配置され、第2流体供給部100bには、酸化剤ガス供給装置18が配置され、電装部102には、電力変換装置22及び制御装置24が配置されている。
このため、筐体26内は、作動温度毎及び機能毎にモジュール部98、第1流体供給部100a、第2流体供給部100b及び電装部102に分割されており、熱や流体の拡散を最小化し得るとともに、機能上、良好に配置することが可能になる。なお、高温部であるモジュール部98において、例えば、燃料電池モジュール12及び燃焼器14を囲繞して断熱する断熱材68を相当に肉厚に構成することにより、外部への熱影響を抑制することも考えられる。
さらに、第1流体供給部100a及び第2流体供給部100bは、横仕切り板104を介して鉛直方向に分割されている。従って、燃料ガス供給装置16からガス漏れが発生しても、酸化剤ガス供給装置18が漏れたガスを吸入することを阻止することができる。
さらにまた、燃料電池モジュール12では、高温型燃料電池システム、例えば、固体酸化物形燃料電池(SOFC)モジュールにより構成されることにより、良好な効果が得られるが、固体酸化物形燃料電池モジュールに代えて、他の高温型燃料電池モジュールや中温型燃料電池モジュールにも好適に用いることができる。例えば、溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)、リン酸形燃料電池(PAFC)及び水素分離膜形燃料電池(HMFC)等が良好に採用可能である。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システム140の機械系回路を示す概略構成説明図である。なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池システム140は、燃料電池モジュール12を昇温させる燃焼器(例えば、バーナー)142を備える。原燃料通路56には、燃料ガス供給装置16の下流に切替バルブ144が配設され、この切替バルブ144に接続される原燃料分岐通路146は、燃焼器142に接続される。燃焼器142は、原燃料と空気とが供給されることにより燃焼を行う。
図10は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池システム160の機械系回路を示す概略構成説明図である。図11は、燃料電池システム160の正面説明図であり、図12は、前記燃料電池システム160の回路図である。
図11に示すように、燃料電池スタック34の積層方向上端側には、燃焼器14が配設される。この燃料電池スタック34の積層方向下端側には、熱交換器36と蒸発器38と改質器40とが配設される。
このように構成される燃料電池システム160では、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システムの機械系回路を示す概略構成説明図である。 前記燃料電池システムの斜視説明図である。 前記燃料電池システムの平面説明図である。 前記燃料電池システムの正面説明図である。 前記燃料電池システムの回路図である。 前記燃料電池システムを構成する燃料電池モジュールの要部断面説明図である。 前記燃料電池システムを構成する電装部材の冷却フィン及び第2風導管の熱伝導の説明図である。 酸化剤ガス吸入機構の制御を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システムの機械系回路を示す概略構成説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池システムの機械系回路を示す概略構成説明図である。 前記燃料電池システムの正面説明図である。 前記燃料電池システムの回路図である。 特許文献1の燃料電池装置の概略斜視説明図である。 特許文献2の燃料電池発電装置の説明図である。 特許文献3のパッケージ型燃料電池発電装置の説明図である。
符号の説明
10、140、160…燃料電池システム
12…燃料電池モジュール 14、142…燃焼器
16…燃料ガス供給装置 16a…燃料ガスポンプ
18…酸化剤ガス供給装置 18a…空気ポンプ
20…水供給装置 20a…水ポンプ
22…電力変換装置 24…制御装置
26…筐体 28…電解質・電極接合体
30…セパレータ 32…燃料電池
34…燃料電池スタック 36…熱交換器
38…蒸発器 40…改質器
88…検知器 92…外枠
94、96…縦仕切り板 98…モジュール部
100a、100b…流体供給部 102…電装部
104…横仕切り板 108…酸化剤ガス吸入機構
110a、110b…風導管 112…電装部品
116…流量調整弁 118…温度検出手段
120…冷却フィン 124…熱伝導体
126a〜126d…開閉扉 130…回転機構

Claims (11)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池モジュールと、
    前記燃料電池モジュールを昇温させる燃焼器と、
    前記燃料電池モジュールに前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置と、
    前記燃料電池モジュールに前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置と、
    前記燃料電池モジュールに水を供給する水供給装置と、
    前記燃料電池モジュールで発生した直流電力を要求仕様電力に変換する電力変換装置と、
    前記燃料電池モジュールの発電量を制御する制御装置と、
    を筐体に収容する燃料電池システムであって、
    前記筐体は、前記燃料電池モジュール及び前記燃焼器が配置されるモジュール部と、
    前記燃料ガス供給装置及び前記水供給装置が配置される第1流体供給部と、
    前記酸化剤ガス供給装置が配置される第2流体供給部と、
    前記電力変換装置及び前記制御装置が配置される電装部と、
    に分割されるとともに、
    平面視多角形状を有する前記モジュール部は、一の角部を挟んで第1の側面及び第2の側面を有し、前記第1の側面側に前記第1流体供給部及び前記第2流体供給部が配置され、且つ前記第2の側面側に前記電装部が配置され、さらに前記第1流体供給部の上面側に前記第2流体供給部が配置され、
    前記酸化剤ガス供給装置は、前記モジュール部及び前記電装部から空気を前記酸化剤ガスとして吸入する酸化剤ガス吸入機構を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムにおいて、前記酸化剤ガス吸入機構は、前記モジュール部で前記燃料電池モジュールからの発生熱により昇温された空気を前記酸化剤ガス供給装置に導入する第1風導管と、
    前記電力変換装置を構成する発熱部品からの発生熱により昇温された空気を前記酸化剤ガス供給装置に導入する第2風導管と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項2記載の燃料電池システムにおいて、前記発熱部品は、前記電力変換装置の上方に配置されることを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項2又は3記載の燃料電池システムにおいて、前記発熱部品からの発生熱を放熱する冷却部材を備え、
    前記冷却部材は、前記発生熱を熱伝導させる熱伝導体を介して前記第2風導管に連結されることを特徴とする燃料電池システム。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、前記酸化剤ガス吸入機構は、前記第1風導管に連結され、前記モジュール部から前記酸化剤ガス供給装置に吸入される空気の流量を調整する流量調整弁と、
    前記モジュール部の温度を検出する温度検出手段と、
    前記検出された温度に基づいて前記流量調整弁を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、前記筐体は、前記モジュール部、前記第1流体供給部、前記第2流体供給部及び前記電装部を開閉自在な開閉扉を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、前記筐体は、鉛直軸回りに回転可能な回転機構を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、前記筐体は、前記モジュール部、前記第1流体供給部、前記第2流体供給部及び前記電装部を水平方向に沿って縦仕切り板により分割することを特徴とする燃料電池システム。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、前記筐体は、前記第1流体供給部及び前記第2流体供給部を鉛直方向に沿って横仕切り板により分割することを特徴とする燃料電池システム。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、前記燃料電池モジュールは、固体酸化物形燃料電池モジュールであることを特徴とする燃料電池システム。
  11. 請求項10記載の燃料電池システムにおいて、前記固体酸化物形燃料電池モジュールは、少なくとも固体電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体とセパレータとが積層される固体酸化物形燃料電池を設け、複数の前記固体酸化物形燃料電池が積層される固体酸化物形燃料電池スタックと、
    酸化剤ガスを前記固体酸化物形燃料電池スタックに供給する前に加熱する熱交換器と、
    炭化水素を主体とする原燃料と水蒸気との混合燃料を生成するために、水を蒸発させる蒸発器と、
    前記混合燃料を改質して改質ガスを生成する改質器と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109334509A (zh) * 2018-10-18 2019-02-15 丰疆智慧农业股份有限公司 带有空气过滤装置的拖拉机

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