JP2010238176A - 情報入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報入力操作に対して応答性の良い情報入力装置を得ることを目的とする。
【解決手段】情報入力装置1に、接触式の情報入力機能を備えたパネル部材4と、パネル部材4を支持する支持部2bを有する筐体2と、パネル部材4と支持部2bとに亘って設けられ、パネル部材4に対する押圧操作力を検出する圧力検出部5と、パネル部材4及び支持部2bを互いに押し付けて圧力検出部5に初期荷重を付与する初期荷重付与部6とを備え、パネル部材4への押圧力に応じた情報入力操作を迅速に行えるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザがパネル部材上を押圧操作することにより、その押圧力に応じた情報の入力を可能にした情報入力装置に関する。
情報入力機能を有するパネル部材を備えた情報入力装置として、液晶ディスプレイ上にタッチパネルを配置したものが広く使用されている。液晶モニタを有するデジタルカメラでは、液晶モニタの上面に、接触位置及び押圧力を検知できるパネル部材を設け、接触時の押圧の強さに応じて異なる指示を与えるようにしたものが存在する(例えば、特許文献1、図16参照)。
また、カーナビゲーション装置の表示装置においては、液晶表示器の表面部にタッチパネルを備えて構成され、タッチパネルに対する押圧力を押圧時間、押圧回数等で検出し、異なる指示を与えるようにしたものが存在する(例えば、特許文献2参照)。タッチパネル以外においても、携帯端末の文字入力等を行う操作ボタンの下に圧力センサを配置し、当該操作ボタンが押下された場合の圧力を計測して、計測された圧力値に応じて入力される文字の大きさを変えるようにしたものが存在する(例えば、特許文献3参照)。
特開平11−355617号公報 特開2006−39745号公報 特開2004−177994号公報
パネル部材の押圧力を検出する感圧センサは通常、図17に示すように、特に軽荷重を検出する際、検出値(抵抗値)の誤差範囲が広く、感度が一定しないという問題があった。このようなことから、誤差範囲の広い軽荷重における検出値はあまり採用せず、所定の荷重(図17の矢印からの荷重)の検出値を主に採用し制御していた。しかし、これではパネル部材の初期押圧時の軽荷重は情報入力にはなんら寄与せず、その後に安定した検出値の範囲の荷重が与えられて初めて情報入力されることとなり、迅速な情報入力操作を行うことができない。
そこで、本願に係る発明は、情報入力操作に対して応答性の良い情報入力装置を得ることを目的としている。
本発明に係る情報入力装置の第1の特徴構成は、接触式の情報入力機能を備えたパネル部材と、前記パネル部材を支持する支持部を有する筐体と、前記パネル部材と前記支持部とに亘って設けられ、前記パネル部材に対する押圧操作力を検出する圧力検出部と、前記パネル部材及び前記支持部を互いに押し付けて前記圧力検出部に初期荷重を付与する初期荷重付与部とを備えた点にある。
この構成により、初期荷重付与部が圧力検出部を押し付けて圧力検出部に予め初期荷重を付与することとなり、初期の不安定な検出値が自動的に排除される。したがって、パネル部材を押圧操作し圧力検出部が検出する値は、圧力検出部の安定した検出値の範囲内の値であるので、そのまま情報入力の制御に利用できる。このため、応答性がよく、誤差範囲である初期の加重について圧力検出部の検出値をキャンセルするといった制御等を行う必要もない。
本発明に係る情報入力装置の第2の特徴構成は、前記初期荷重付与部が弾性部材を備え、当該弾性部材を、前記パネル部材と前記圧力検出部との間、あるいは、前記圧力検出部と前記支持部との間に設けてある点にある。
弾性部材を圧力検出部とは隣接しない部位、例えば、パネル部材の上面や側面等に設けると、弾性部材と圧力検出部の間にパネル部材が介在し、圧力検出部に初期荷重を付与する際に、介在するパネル部材の影響をある程度考慮する必要がある。
しかし、前記の構成とすることで、弾性部材を圧力検出部に近接して配置でき、また、弾性部材が圧力検出部に直接作用して押し付けるので、パネル部材の曲がりや、各部品の組付け誤差等を考慮する必要がなくなり、圧力検出部に最適な初期荷重を付与することが容易となる。
また、弾性部材が圧力検出部に重ね合わせて配置されることとなり、パネル部材と圧力検出部、または、圧力検出部と支持部のうちいずれか一方とで挟まれ、弾性部材の位置固定を確実にして圧力検出部に初期荷重を付与することができる。
本発明に係る情報入力装置の第3の特徴構成は、前記初期荷重付与部が弾性部材を備え、前記パネル部材の一方の側に当該弾性部材を設けるとともに、前記パネル部材の他方の側に前記圧力検出部を設けてある点にある。
例えば、圧力検出部をパネル部材と支持部とに亘って設け、弾性部材をパネル部材の表面側に設けることで、圧力検出部及びパネル部材を情報入力装置に配置した後、弾性部材でパネル部材の表面側から圧力検出部を押し付けて初期荷重を付与することができる。弾性部材はパネル部材の表面側に設けられているので、弾性部材と圧力検出部との間に必ずパネル部材が介在することとなる。即ち、弾性部材と圧力検出部との位置関係が、パネル部材を挟んだ上下方向で多少ずれていたとしても、弾性部材がパネル部材を押し付ければ、結果的にパネル部材が圧力検出部を押し付けることとなり、圧力検出部に初期加重を付与できる。
また、圧力検出部をパネル部材の表面側に設け、弾性部材をパネル部材と支持部とに亘って設けると、弾性部材がパネル部材を介して圧力検出部を上方に押し付け、圧力検出部に初期荷重として重荷重を付与できる。よってこの場合には、パネル部材の押圧操作により圧力検出部にかかる圧力を減少させる方向に作用させて、押圧力を検出することができる。
本発明に係る情報入力装置の第4の特徴構成は、前記圧力検出部と前記パネル部材との間、あるいは、前記圧力検出部と前記支持部との間に、前記パネル部材あるいは前記支持部からの荷重を集中して受け取り、当該荷重を前記圧力検出部に分散させて伝達すると共に、前記圧力検出部に対する前記パネル部材あるいは前記支持部の姿勢変化を許容する荷重伝達部を備えた点にある。
この構成により、パネル部材が押圧操作された際に、荷重伝達部がパネル部材あるいは支持部からの荷重を圧力検出部に確実に伝達する。また、パネル部材の押圧操作の際にパネル部材の周縁部が上方に反るような場合であっても、荷重伝達部が圧力検出部に対するパネル部材あるいは支持部の姿勢変化を許容するので、荷重伝達部はパネル部材の水平時と変わりなく、パネル部材あるいは支持部からの荷重を集中して受け取り、当該荷重を前記圧力検出部に分散させて伝達する。このように、パネル部材への押圧操作力が安定的に圧力検出部に伝達されて圧力が検出されるので、パネル部材の押圧操作力を正確に検出することができる。
本発明に係る情報入力装置の第5の特徴構成は、前記圧力検出部及び前記初期荷重付与部を前記パネル部材の周縁部の少なくとも一部に設けた点にある。
このように構成することで、圧力検出部及び初期荷重付与部をパネル部材の周縁部の必要な箇所のみに配置されることとなり、パネル部材の構造の簡素化が図られる。
本発明に係る情報入力装置の斜視図である。 図1のII−II断面図である。 図2の圧力検出部近傍の拡大図である。 本発明に係る情報入力装置の実施形態1における圧力検出部と初期荷重付与部の配置を示す図である。 本発明に係る情報入力装置の実施形態2における要部の断面図である。 本発明に係る情報入力装置の実施形態3における要部の断面図である。 本発明に係る情報入力装置の別実施形態における要部の断面図である。 本発明に係る情報入力装置の別実施形態における要部の断面図である。 本発明に係る情報入力装置の別実施形態における要部の断面図である。 本発明に係る情報入力装置の別実施形態における要部の断面図である。 本発明に係る情報入力装置の別実施形態における要部の断面図である。 本発明に係る情報入力装置の別実施形態における要部の断面図である。 本発明に係る情報入力装置の別実施形態における要部の断面図である。 本発明に係る情報入力装置の別実施形態における要部の断面図である。 本発明に係る情報入力装置の別実施形態における圧力検出部と初期荷重付与部の配置を示す図である。 従来技術に係る情報入力装置の断面図である。 感圧センサにおける荷重と抵抗値との関係を示すグラフである。
以下、本発明に係る情報入力装置1の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔実施形態1〕
図1、図2に示すように、情報入力装置1は、前面に開口部2Aなどが形成された筐体2に、液晶又は有機ELなどの表示部3Aを有する表示装置3と、接触式の情報入力機能を有するパネル部材4を備えて構成されている。
本発明において、筐体2の開口部2Aは、図2に示すように、パネル部材4の嵌め込みを許容する段差を有するように筐体2の上面を切り抜いて形成され、その底面に、筐体2の内部に装備された表示装置3の表示部3Aを外部に臨ませる表示装置用開口部2aと、パネル部材4の周縁部4Aを支持する枠状の支持部2bとを有している。また、筐体2はパネル部材の表面側の周縁部4Aを覆うように構成されている。
開口部2Aの形状や大きさは、パネル部材4の形状や大きさに応じて種々の変更が可能であり、又、開口部2Aの実装深さは、パネル部材4の厚みなどに応じて種々の変更が可能であり、更に、開口部2Aにおける表示装置用開口部2aの形状や大きさは、表示部3Aの形状や大きさなどに応じて種々の変更が可能である。ここでは、開口部2A、表示装置用開口部2a、表示部3A、及びパネル部材4の形状を矩形状又は略矩形状とする。ただし、パネル部材4等の形状は特に限定されず、例えば円形であってもよい。開口部2Aの実装深さは、筐体2の表面とパネル部材4の表面とがほぼ同じ高さになるように設定されていればよい。
情報入力装置1には、パネル部材4に対する押圧操作力を検出するための圧力検出手段が設けられている。この圧力検出手段は、パネル部材4と支持部2bとに亘って設けられた圧力検出部5、及び、その圧力検出部5からの出力信号を処理する図示しない信号処理回路等から構成されている。図1及び図4に示すように、圧力検出部5はパネル部材4の周縁部4Aに少なくとも1つ以上配置されている。この圧力検出手段は、パネル部材4に対するタッチ操作に基づいて、その操作位置となるX−Y座標を検知する所謂タッチ入力機能を備えるものであってもよい。又、タッチ入力機能を備えるものにおいては、抵抗膜方式、静電容量方式、及び電磁誘導方式などから選択できる。
図4に示すように、圧力検出部5はパネル部材4の周縁部4Aに少なくとも1つ以上配置されている。圧力検出部5に初期荷重を付与する初期荷重付与部6は弾性部材6aを備え、圧力検出部5と支持部2bとの間に当該弾性部材6aを配置している。
弾性部材6aは圧力検出部5と支持部2bとの間ではなく、パネル部材4と圧力検出部5との間に配置されていてもよい。また、弾性部材6は圧力検出部5と支持部2bとの間と、パネル部材4と圧力検出部5との間の両方に配置されていてもよい。弾性部材6aを圧力検出部5と支持部2bの間に配置することで、弾性部材6aが圧力検出部5をパネル部材4の側に押圧する方向に作用し、逆に、弾性部材6aをパネル部材4と圧力検出部5との間に配置することで、弾性部材6aが圧力検出部5を支持部2bの側に押すことになる。このように、圧力検出部5に予め初期荷重が付与されているので、初期の不安定な圧力検出部5の検出値が自動的に排除される。したがって、パネル部材4を押圧操作し圧力検出部5が検出する値は、圧力検出部5の安定した検出値の範囲内の値であるので、そのまま情報入力の制御に利用できる。
弾性部材6aについては、弾性を有するものであれば材質は特に限定されず、例えば、各種ゴム、板ばね、PEフォーム、ウレタンフォーム、発泡体(スポンジ、発泡スチロール)等を用いることができる。また、弾性部材6aの種類や厚み等を変更調整することで、圧力検出部5に付与する初期荷重を調整することもできる。
圧力検出部5の構成は特に限定されるものではないが、一例として感圧インクを用いた圧力検出部5について説明する。圧力検出部5は、図3に示すように、枠状の上部電極21と、上部電極21に対向配置された枠状の下部電極22との間に、ドット状の上部感圧インク部材23aとドット状の下部感圧インク部材23bとを有している。上部感圧インク部材23aは、上部電極21を被覆するように配置され、下部感圧インク部材23bは、下部電極22を被覆し且つ上部感圧インク部材23aと対向するように配置されている。感圧インク部分の電極は、感圧インク印刷寸法より若干小さくなるように設計してある。しかし、電極部分が対向する基板に配置された電極に直接接触しないよう配慮してあるのであれば、寸法サイズ等は特に限定されない。圧力検出部5は、パネル部材4の下面に、例えば糊等の接着剤や両面粘着テープ等の粘着層によって貼着されている。上部及び下部電極21、22の厚み寸法は、例えば、10μm〜20μmに設定されている。上部又は下部感圧インク部材23a、23bの厚み寸法は、例えば15μm〜35μmに設定されている。尚、感圧インク部材は上部あるいは下部の1層だけであってもよい。感圧インク部材の形状はドット状に限定されず、平面視において円形、矩形、枠状であってもよい。電極についても、必ずしも枠状に配置する必要はなく、枠状の基板上に個別独立して配置されていてもよい。また、電極を感圧インク部材の上下両面ではなく、上下面のうちいずれか一方の面にのみ配置するようにしてもよい。この場合、一対の電極を櫛歯状、渦巻状等に形成して感圧インク部材との接触面積を制御することで、望ましい検出範囲の信号を得る事ができる。
上部電極21及び下部電極22の材料としては、金、銀、銅、若しくはニッケルなどの金属、あるいはカーボンなどの導電性を有するペーストを用いることができる。これらの形成方法としては、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、若しくはフレキソ印刷などの印刷法、フォトレジスト法などが挙げられる。また、上部電極21及び下部電極22は、銅や金などの金属箔を貼り付けて形成することもできる。さらに、上部電極21及び下部電極22は、銅などの金属をメッキしたFPCの上にレジストで電極パターンを形成し、レジストで保護されていない部分の金属箔をエッチング処理することによって形成することもできる。
上部感圧インク部材23a及び下部感圧インク部材23bを構成する組成物は、外力に応じて電気抵抗値などの電気特性が変化する素材で構成されている。前記組成物として、例えば、英国のPeratech社製の量子トンネル現象複合材料(商品名「QTC」)を用いることができる。上部感圧インク部材23a、下部感圧インク部材23bは、塗布により上部電極21、下部電極22に配置することができる。上部感圧インク部材23a及び下部感圧インク部材23bの塗布方法としては、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、又はフレキソ印刷などの印刷法を用いることもできる。
上部電極21及び下部電極22は、コネクタ(図示せず)に接続されており、コネクタは、情報入力装置1に内蔵された押圧検出部(図示せず)に接続されている。前記構成の圧力検出部5は、通常時(無加圧時)には、上部感圧インク部材23aと下部感圧インク部材23bとは加圧されていない。この状態で、圧力検出部5上に設けられたパネル部材4のタッチ入力面に押圧操作力が加えられた場合、当該押圧操作力により、上部感圧インク部材23aと下部感圧インク部材23bとが加圧接触する。この加圧接触によって、上部感圧インク部材23a及び下部感圧インク部材23bの電気抵抗値と接触抵抗値が小さくなる。この抵抗変化を検出することにより、パネル部材4へのタッチ入力面への押圧操作力を検出することができる。
また、パネル部材4のタッチ入力面への押圧操作力が大きくなると、上部感圧インク部材23a及び下部感圧インク部材23bに加えられる外力が増大することになり、上部感圧インク部材23a及び下部感圧インク部材23bの電気抵抗値と接触抵抗値がさらに小さくなる。このような抵抗変化を検出することによって、上部感圧インク部材23a又は下部感圧インク部材23bに加えられる外力を検出し、パネル部材4のタッチ入力面への押圧操作力を検出することができる。
〔実施形態2〕
本発明に係る情報入力装置1は、図5に示すように、圧力検出部5をパネル部材4と支持部2bとの間に配置し、初期荷重付与部6の弾性部材6aをパネル部材4の表面側に配置することもできる。パネル部材4の上部に位置するこの実施形態においては、弾性部材6aがパネル部材を介して圧力検出部5を押し付けることとなる。このため、パネル部材4を対称にして弾性部材6aの位置と圧力検出部5の位置が多少ずれたとしても、弾性部材6aの押付け力がパネル部材4を介して圧力検出部5に伝達される。
〔実施形態3〕
本発明に係る情報入力装置1は、図6に示すように、圧力検出部5をパネル部材4の表面側に配置し、初期荷重付与部6の弾性部材6aを支持部2bと前記パネル部材との間に配置することもできる。このように構成することで、初期荷重付与部がパネル部材を介して圧力検出部を押し付け、圧力検出部に初期荷重として重荷重を付与し、パネル部材を押圧操作することで圧力検出部にかかる圧力を減少させる方向に作用させて、押圧力を検出することもできる。
〔別実施形態〕
(1)初期荷重付与部6は、図7に示すように、筐体2のパネル部材4の側面に対向する位置に形成される凸部、パネル部材4の側面に形成される凹部、凸部の下部と前記凹部の上部との間に介在される弾性部材6aとから構成されていてもよい。このように初期荷重付与部6が構成されることによって、パネル部材4が支持部2bの側に押圧され圧力検出部5に初期荷重を付与することもできる。この場合、筐体2にパネル部材4の表面を支持する支持部を設ける必要がなくなるため、筐体2とパネル部材4の表面の高さを同じ高さにすることができる。
(2)初期荷重付与部6は、図8に示すように、支持部2bと筐体2の上面端部に設けられる蓋部7とから構成されていてもよい。このように構成することで、パネル部材4が蓋部7によって裏面側支持部2bの側に押圧され圧力検出部5に初期荷重を付与することもできる。蓋部7は、筐体2からパネル部材4の周縁部4Aに延出して設けられる。この初期荷重付与部6が圧力検出部5に対し垂直方向に初期荷重を付与するためには、蓋部7が圧力検出部5の上方を覆う位置まで延出される方が好ましい。また、筐体2におけるパネル部材4の設置スペース等を調整することにより、筐体2のみで圧力検出部5に初期荷重が付与されることも可能である。この場合、パネル部材4を筐体2に組付けると、筐体2自体が初期荷重付与部6として圧力検出部5を押圧するように作用し、圧力検出部5に初期荷重を付与されることとなる。
(3)図9に示すように、圧力検出部5をパネル部材4に固着してユニット化したパネルユニットの一部として構成するようにしてもよいし、図10及び図11に示すように、弾性部材6aを圧力検出部5とともにパネル部材4に固着してパネルユニットの一部として構成するようにしてもよい。パネル部材4と圧力検出部5と弾性部材6aとを有する前記パネルユニットは、図10のように、パネル部材4の支持部2bの側の接触部位に圧力検出部5、弾性部材6aが順に積層されていてもよいし、図11のように、パネル部材4の支持部2bの側の接触部位に弾性部材6a、圧力検出部5が順に積層されていてもよい。
(4)図9〜図12に示すように、圧力検出部5とパネル部材2bとの間、あるいは、圧力検出部5と支持部2bとの間に、パネル部材4あるいは支持部2bからの荷重を集中して受け取り、当該荷重を圧力検出部5に分散させて伝達すると共に、圧力検出部5に対するパネル部材4あるいは支持部2bの姿勢変化を許容する荷重伝達部8を備えている方が好ましい。図9では、パネル部材4と支持部2bとの間に、圧力検出部5、凸状の荷重伝達部8、弾性部材6aが順に配置され、このうち圧力検出部5と凸状の荷重伝達部8はパネル部材4に固着されている。図10では、パネル部材4と支持部2bとの間に、圧力検出部5、弾性部材6a、凸状の荷重伝達部8が順に配置され、このうち圧力検出部5、弾性部材6a、凸状の荷重伝達部8がパネル部材4に固着されている。図11では、パネル部材4と支持部2bとの間に、弾性部材6a、圧力検出部5、凸状の荷重伝達部8が順に配置され、パネル部材4に弾性部材6a、圧力検出部5、凸状の荷重伝達部8が固着されている。いずれの場合も、凸状の荷重伝達部8は支持部2bからの荷重を集中して受け取り、当該荷重を圧力検出部5に分散させて伝達する。これらの場合は、凸状の荷重伝達部8が弾性部材6aに埋没してしまわないよう、凸状の荷重伝達部8と弾性部材6aとの間に、硬質材料や非弾性材料等からなる板状部材9を介在させる方が好ましい。
パネル部材4の押圧操作の際にパネル部材4の周縁部4Aが上方に反るような場合であっても、荷重伝達部8と支持部2bの側との接触面積がほとんど変化せず、荷重伝達部8が圧力検出部5に対する支持部2bの姿勢変化を許容する。このため、荷重伝達部8はパネル部材4の水平時と変わりなく、支持部2bからの荷重を集中して受け取り、当該荷重を圧力検出部5に分散させて伝達する。このように、パネル部材4への押圧操作力が安定的に圧力検出部5に伝達されて圧力が検出されるので、パネル部材4の押圧操作力を正確に検出することができる。
図12では、パネル部材4と支持部2bとの間に、凸状の荷重伝達部8、板状部材9、弾性部材6a、圧力検出部5が順に配置され、これらは支持部2bに固着されている。この場合は、凸状の荷重伝達部8がパネル部材4からの荷重を集中して受け取り、当該荷重を圧力検出部5に分散させて伝達する。
(5)荷重伝達部8は、図13に示すように、板状部材9と支持部2bに形成された凸部10とで構成してもよいし、図14に示すように、パネル部材の裏面側に形成された凸部10と板状部材9とで構成してもよい。図13では、パネル部材4と支持部2bとの間に、圧力検出部5、弾性部材6a、板状部材9、凸部10が順に配置され、パネル部材4に圧力検出部5、弾性部材6a、板状部材9が固着されている。この場合は、凸部10が支持部2bからの荷重を集中して板状部材9に伝達し、圧力検出部5に分散させて伝達する。また、図14では、パネル部材4と支持部2bとの間に、凸部10、板状部材9、圧力検出部5、弾性部材6aが順に配置され、支持部2bに弾性部材6a、圧力検出部5、板状部材9が固着されている。凸部10はパネル部材4に固設しており、凸部10がパネル部材4からの荷重を集中して板状部材9に伝達し、圧力検出部5に分散させて伝達する。
(6)圧力検出部5及び初期荷重付与部6は、パネル部材4の周縁部4Aの少なくとも一部に設けられていればよく、初期荷重付与部6は、図4に示すように、圧力検出部5の近傍に配置されていることが好ましい。初期荷重付与部6をパネル部材4の周縁部4Aの一部に設けるようにすると、初期荷重付与部6を必要な箇所のみに設けることができ、パネル部材4に配置される圧力検出部5が少ない場合等には、情報入力装置1を製造する上で好都合となる。
(7)初期荷重付与部6は、図15に示すように、パネル部材4の周縁部4Aの全体に備えられていてもよい。パネル部材4に対して圧力検出部5を多数配置する場合等では、初期荷重付与部6をパネル部材4の周縁部4Aの一部に備えるより周縁部4Aの全体に備える方が容易となる場合もある。また、図示しないが、初期荷重付与部6と共に、圧力検出部5をパネル部材4の周縁部4Aの全体に備えるようにしてもよい。
本発明に係る情報入力装置は、携帯電話機、スマートフォン、PDA、カーナビゲーション装置、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、遊技機、及びタブレットなどの電子機器に有効利用され、電子機器の多機能化及び操作性の向上を図るために利用できる。
1 情報入力装置
2 筐体
2b 支持部
3 表示装置
4 パネル部材
4A 周縁部
5 圧力検出部
6 初期荷重付与部
6a 弾性部材
8 荷重伝達部
9 板状部材
10 凸部

Claims (5)

  1. 接触式の情報入力機能を備えたパネル部材と、
    前記パネル部材を支持する支持部を有する筐体と、
    前記パネル部材と前記支持部とに亘って設けられ、前記パネル部材に対する押圧操作力を検出する圧力検出部と、
    前記パネル部材及び前記支持部を互いに押し付けて前記圧力検出部に初期荷重を付与する初期荷重付与部とを備えた情報入力装置。
  2. 前記初期荷重付与部が弾性部材を備え、当該弾性部材を、前記パネル部材と前記圧力検出部との間、あるいは、前記圧力検出部と前記支持部との間に設けてある請求項1に記載の情報入力装置。
  3. 前記初期荷重付与部が弾性部材を備え、前記パネル部材の一方の側に当該弾性部材を設けるとともに、前記パネル部材の他方の側に前記圧力検出部を設けてある請求項1に記載の情報入力装置。
  4. 前記圧力検出部と前記パネル部材との間、あるいは、前記圧力検出部と前記支持部との間に、
    前記パネル部材あるいは前記支持部からの荷重を集中して受け取り、当該荷重を前記圧力検出部に分散させて伝達すると共に、
    前記圧力検出部に対する前記パネル部材あるいは前記支持部の姿勢変化を許容する荷重伝達部を備えた請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報入力装置。
  5. 前記圧力検出部及び前記初期荷重付与部を前記パネル部材の周縁部の少なくとも一部に設けた請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報入力装置。
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