JP2010236777A - 爆破処理方法および爆破処理装置 - Google Patents

爆破処理方法および爆破処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010236777A
JP2010236777A JP2009084664A JP2009084664A JP2010236777A JP 2010236777 A JP2010236777 A JP 2010236777A JP 2009084664 A JP2009084664 A JP 2009084664A JP 2009084664 A JP2009084664 A JP 2009084664A JP 2010236777 A JP2010236777 A JP 2010236777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
explosive
blasting
container
main body
blast treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009084664A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5095661B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Asahina
潔 朝比奈
Kenji Koide
憲司 小出
Takashi Goto
孝 後藤
Hideaki Shimoda
秀明 下田
Ryusuke Kitamura
竜介 北村
O Tsutsui
央 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2009084664A priority Critical patent/JP5095661B2/ja
Priority to EP10758214.0A priority patent/EP2410285B1/en
Priority to US13/262,448 priority patent/US8464624B2/en
Priority to PCT/JP2010/002069 priority patent/WO2010113429A1/ja
Publication of JP2010236777A publication Critical patent/JP2010236777A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5095661B2 publication Critical patent/JP5095661B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B33/00Manufacture of ammunition; Dismantling of ammunition; Apparatus therefor
    • F42B33/06Dismantling fuzes, cartridges, projectiles, missiles, rockets or bombs
    • F42B33/067Dismantling fuzes, cartridges, projectiles, missiles, rockets or bombs by combustion
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C06EXPLOSIVES; MATCHES
    • C06BEXPLOSIVES OR THERMIC COMPOSITIONS; MANUFACTURE THEREOF; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS EXPLOSIVES
    • C06B21/00Apparatus or methods for working-up explosives, e.g. forming, cutting, drying
    • C06B21/0091Elimination of undesirable or temporary components of an intermediate or finished product, e.g. making porous or low density products, purifying, stabilising, drying; Deactivating; Reclaiming
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G5/00Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
    • F23G5/50Control or safety arrangements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G7/00Incinerators or other apparatus for consuming industrial waste, e.g. chemicals
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B33/00Manufacture of ammunition; Dismantling of ammunition; Apparatus therefor
    • F42B33/02Filling cartridges, missiles, or fuzes; Inserting propellant or explosive charges
    • F42B33/0214Filling cartridges, missiles, or fuzes; Inserting propellant or explosive charges by casting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42DBLASTING
    • F42D3/00Particular applications of blasting techniques
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G2208/00Safety aspects
    • F23G2208/10Preventing or abating fire or explosion, e.g. by purging
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G2209/00Specific waste
    • F23G2209/16Warfare materials, e.g. ammunition

Abstract

【課題】流動性を有する爆破用爆薬を用いながらこれを確実に起爆して被処理物を爆破処理することが可能な爆破処理方法及び装置を提供する。
【解決手段】この発明の爆破処理方法は、流動性を有する爆破用爆薬30を容器20内に収容し、爆破用爆薬30を被処理物10の周囲に配置するとともに、容器10に起爆装置50を取り付ける爆破準備工程と、容器20と爆破用爆薬30と被処理物10とをチャンバ60内に収容する収容工程と、チャンバ60の内部を減圧する減圧工程と、爆破用爆薬30を起爆させて爆破用爆薬30により被処理物10を爆破する爆破工程とを含む。減圧工程では、ガス抜き部26により容器20の外部への爆破用爆薬30の流出の規制と容器20内の気体の外部への流出とを許容しながら、チャンバ60内の減圧が行われる。
【選択図】図2

Description

本発明は、軍事用の弾薬等を爆破処理するための爆破処理方法及び装置に関する。
前記軍事用の弾薬(砲弾、爆弾、地雷、機雷等)の構成としては、鋼製の弾殻の内部に炸薬や化学剤が設けられたものが知られている。
そして、前記弾薬を処理するための方法としては、爆破による処理方法が知られている。この爆破による処理方法は、解体作業を要しないことから、保存状態が良好な前記兵器等のみならず、経年劣化や変形などにより解体が困難になったものの処理にも適用することができる。さらに人体に有害な化学剤を有する爆弾を処理する場合には、爆発に基づく超高温場および超高圧場の実現によって化学剤のほとんど全てを分解できるという利点がある。このような爆破処理として、例えば特許文献1に次のような方法が開示されている。
すなわち、特許文献1に記載の方法では、被処理物とANFO爆薬とを所定の容器内に収容し、この容器の外側にシート状爆薬と起爆装置とを取り付け、この容器をチャンバ内に収容して、チャンバ内を密閉状態にて減圧した後、前記シート状爆薬を起爆させる。そして、起爆されたシート状爆薬の爆発エネルギーによって前記ANFO爆薬を爆発させ、前記被処理物に設けられた炸薬等を爆発させつつこの被処理物を処理していく。
この方法では、減圧されたチャンバ内での爆破が、その爆破処理による音や振動などの環境への影響の低減、及び、被処理物に含まれる化学剤の外部漏洩の抑制を可能にする。
特開2005−291514号公報
前記被処理物は種々の形状を有するため、その形状にかかわらず当該被処理物の周囲に爆破用爆薬を配置するには、当該爆薬として流動性を有するものを用いることが望まれる。しかしながら、当該流動性を有する爆薬には気体が混入しているので、当該爆薬が容器内に密封された状態で当該チャンバ内が減圧されると、前記気体の存在に起因して当該容器の内圧がチャンバ内の圧力に対して相対的に上昇し、当該容器を膨張方向に変形させるおそれがある。この容器の変形は当該容器に取り付けられている前記起爆装置の位置をずらし、当該爆薬の起爆に支障を与えるおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、流動性を有する爆破用爆薬を用いながらこれを確実に起爆して被処理物を爆破処理することが可能な爆破処理方法及び装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、被処理物を密閉可能なチャンバ内で爆破処理するための方法であって、流動性を有する爆破用爆薬を所定の容器内に収容し、前記爆破用爆薬を前記被処理物の周囲に配置するとともに、前記容器に起爆装置を取り付ける爆破準備工程と、前記容器と前記爆破用爆薬と前記被処理物とを前記チャンバ内に収容する収容工程と、前記収容工程の後、前記チャンバを密閉した状態で当該チャンバの内部を減圧する減圧工程と、前記起爆装置により前記爆破用爆薬を起爆させて当該爆破用爆薬により前記被処理物を爆破する爆破工程とを含み、前記爆破準備工程は、前記容器に、前記爆破用爆薬の前記容器からの流出を規制する一方で当該容器内の気体の流出を許容するガス抜き部を設けることと、当該容器の前記ガス抜き部以外の部分を密封することとを含み、前記減圧工程では、前記ガス抜き部を通じて前記容器内が減圧されるものを提供する(請求項1)。
この方法において、流動性の爆破用爆薬は被処理物の周囲にその形状にかかわらず容易に配置されることが可能である。そして、当該爆破用爆薬及び当該被処理物を収容するチャンバ内が減圧された状態で当該被処理物が爆破されることにより、その爆破時の音や振動などの環境への影響が低減される。しかも、前記減圧は、容器外部への前記爆破用爆薬の流出を規制しかつ前記容器内の気体が前記ガス抜き部から容器外へ抜き出るのを許容しながら行われるので、前記爆破用爆薬に含まれる気体に起因して容器の内圧が相対的に上昇することによる当該容器の膨張方向の変形及びこれに起因する前記起爆装置の位置ずれが十分に抑制される。このことは、前記爆破用爆薬の起爆をより確実にし、当該爆破用爆薬による前記被処理物の処理をより確実にする。
この方法では、例えば、前記容器が、この容器内への前記爆破用爆薬の流入を許容する開口部を有し、前記爆破準備工程が、前記開口部から前記容器内に前記爆破用爆薬を入れた後、この開口部を、前記爆破用爆薬の通過を規制しかつ前記容器内の気体の通過を許容する大きさの隙間を残して閉じることを含み、前記減圧工程において前記容器内の気体が前記隙間を通じて前記容器の外部に排出される物が、好適である(請求項2)。
この方法では、容器内に爆破用爆薬を入れるための開口部を有効に利用してガス抜き部が容易にかつ簡素な構造で構築される。
また、本発明に係る方法は、前記容器が、上向きに開口する開口部を有する本体部と、その開口部の少なくとも一部を覆う形状を有する蓋部とを備え、前記爆破準備工程は、前記容器の本体部に前記爆破用爆薬を収容することと、前記蓋部を前記本体部内の爆破用爆薬の上に載置して当該蓋部が当該爆破用爆薬の上面位置の降下に追従して降下することが可能な状態にすることとを含み、前記減圧工程では、前記爆破用爆薬の上面位置及び前記蓋部の降下を伴いながら前記チャンバ内が減圧されるものも好適である(請求項3)。
この方法では、前記容器内からの気体の排出に伴う爆破用爆薬の見かけ上の体積の減少に起因して当該爆破用爆薬の上面位置が降下しても、これに追従して蓋部が降下するために、チャンバ内の減圧後も当該蓋部の重みを利用して爆破用爆薬と被処理物との密着性を高めることができる。このことは前記被処理物への前記爆破用爆薬の爆発エネルギーの伝達効率を高める。また、前記蓋部は前記爆破用爆薬の上に載置されるだけでよいので、作業効率も高い。
さらに、前記爆破準備工程は、前記蓋部として、この蓋部の外側面と前記開口部を囲む前記本体部の内側面との間に前記爆破用爆薬の通過を規制しかつ前記気体の流出を許容する寸法の隙間を形成することが可能な形状をもつものを用いることと、当該隙間を形成しながら前記本体部内の爆破用爆薬の上に前記蓋部を載置することとを含み、前記減圧工程では、前記容器内の気体が前記隙間を通じて当該容器の外部に流出するものであれば(請求項4)、前記爆破用爆薬の上に前記蓋部を載置するという簡単な方法で、ガス抜き部を構成する隙間を容易に形成することができる。
前記爆破用爆薬配置工程において、前記爆破用爆薬が前記被処理物の周囲を覆うようにこれら爆破用爆薬及び被処理物が前記容器内に配置されるものでは(請求項5)、前記爆破用爆薬を前記被処理物の周囲に容易に配置することが可能であり、爆破用爆薬配置工程の作業が容易になる。
また本発明において、前記爆破準備工程は、さらに、前記爆破用爆薬よりも起爆感度の高い爆薬からなる伝爆薬を前記爆破用爆薬と前記起爆装置との間に配置することを含み、前記爆破工程は、前記起爆装置により前記伝爆薬を起爆させて当該伝爆薬の爆発エネルギーにより前記爆破用爆薬を起爆させる前記爆破用爆薬よりも起爆感度の高い爆薬からなる伝爆薬を前記爆破用爆薬と前記起爆装置との間に配置する工程を含み、前記爆破工程は、前記起爆装置により前記伝爆薬を起爆させて当該伝爆薬の爆発エネルギーにより前記爆破用爆薬を起爆させる工程を含むのが好ましい(請求項6)。
この方法では、まず比較的容易に起爆する前記伝爆薬を起爆装置によって起爆させ、この伝爆薬の爆発エネルギーにより前記爆破用爆薬を起爆させることが、起爆装置によって前記爆破用爆薬を直接起爆させる場合に比べて前記爆破用爆薬の起爆をより容易にする。
この発明に係る方法は、爆破用爆薬の流動性を有効に利用して複数の被処理物を同時に爆破処理することも可能である。具体的には、前記爆破用爆薬配置工程では、前記爆破用爆薬が複数の被処理物の周囲に配置され、前記爆破工程で前記複数の被処理物の爆破処理が同時に行われればよい(請求項7)。
この方法では、被処理物の同時爆破が処理効率をさらに高める。また、爆破用爆薬の流動性が、この爆破用爆薬を被処理物の周囲に容易に配置することを可能にする。
また、本発明は、被処理物を爆破処理するための爆破処理装置であって、前記被処理物を爆破するための流動性を有する爆破用爆薬と、前記爆破用爆薬を収容可能な容器と、前記爆破用爆薬と前記被処理物とを内側に収容した状態で密閉可能なチャンバと、前記チャンバの内部を減圧するための減圧装置と、前記容器に取り付けられて前記爆破用爆薬を起爆する起爆装置とを備え、前記爆破用爆薬は、前記容器に収容された状態で前記被処理物の周囲に配置され、前記容器は、前記容器内に収容された前記爆破用爆薬の当該容器の外側への流出を規制しかつ前記容器内の気体の当該容器の外側への流出を許容するガス抜き部を有するものを、提供する(請求項8)。
この装置では、被処理物の周囲に前記爆破用爆薬を容易に配置することができるとともに、爆破時の音や振動などの環境への影響を低減することができる。しかも、容器のガス抜き部は、当該容器内からの爆破用爆薬の流出を規制しかつ当該容器内の気体の外部への流出を許容することにより、前記容器の相対的な内圧の上昇に起因する当該容器の変形ひいては前記起爆装置の位置ずれを抑止することができ、これにより、当該流動性を有する爆破用爆薬を用いながら被処理物を確実に処理することを可能にする。
この装置において、前記容器は、この容器内に前記爆破用爆薬の流入を許容する開口部を有し、前記ガス抜き部は、前記爆破用爆薬の通過を規制しかつ前記容器内の気体の通過を許容する大きさの隙間を残して前記開口部を閉じる閉じ部材を含むものが、好適である(請求項9)。
この装置では、前記容器内に爆破用爆薬を入れるための開口部を利用してガス抜き部を容易にかつ簡素な構造で構築することができる。
また、前記容器は、前記開口部を有し、この開口部が上向きに開口するように配置される本体部と、その開口部の少なくとも一部を覆う形状を有し、前記本体部に収容される前記爆破用爆薬の上面上に載置されて当該爆破用爆薬の上面位置の降下に伴って降下する蓋部とを有するものも、好適である(請求項10)。
この装置では、前記蓋部の重みを利用して前記爆破用爆薬と前記被処理物との密着性を高めることができる。さらに、チャンバ内の減圧によって爆破用爆薬の見かけ上の体積が減少することによりその上面位置が降下しても、これに追従して蓋部が降下するため、当該蓋部による爆破用爆薬と被処理物との密着性の向上の効果を終始維持することができ、このことが当該爆破用爆薬から当該被処理物への爆発エネルギーの伝達効率を高くする。
さらに、前記蓋部は、前記開口部を囲む前記本体部の内側面との間に前記爆破用爆薬の通過を規制しかつ前記気体の通過を許容する隙間を形成することが可能な外側面を有するのが好ましい(請求項11)。
この装置では、前記本体部内に収容された爆破用爆薬の上に前記蓋部が載置されるだけの簡素な構造で好適なガス抜き部が容易に構築される。
この発明に係る装置において、前記爆破用爆薬は、前記被処理物の周囲を覆うように前記容器内に配置されるのが好ましい(請求項12)。
本発明では、さらに、前記爆破用爆薬よりも起爆感度の高い爆薬からなる伝爆薬を備え、この伝爆薬は、前記起爆装置と前記爆破用爆薬との間であって、前記起爆装置により起爆されるとともに当該伝爆薬の爆発エネルギーにより前記爆破用爆薬を起爆可能な位置に配置されることが、より好ましい(請求項13)。
この装置に係る伝爆薬は、前記起爆装置が前記爆破用爆薬を直接起爆させる場合に比べて、より容易に前記爆破用爆薬を起爆させることを可能にする。
以上のように、本発明によれば、被処理物をより容易にかつ確実に処理することができる。
本発明に係る爆破処理方法により爆破処理される被処理物を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る爆破処理方法で用いられる爆破処理装置の横断面図である。 図2に示す爆破処理装置に用いられる容器の概略分解図である。 図3に示す容器に被処理物を収容した状態を示す断面図である。 図3に示す容器に被処理物を収容した状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る爆破処理方法で用いられる容器に被処理物を収容した状態を示す断面図である。 本発明の爆破処理方法で用いられる容器の他の例を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る爆破処理方法の第1の実施形態について説明する。
図1は、この実施形態に係る爆破処理方法により処理される化学弾(被処理物)10の断面図である。この化学弾10は、軸方向に延びる形状を有しており、鋼製の弾殻11と、その内側に収容されるピクリン酸またはTNTからなる炸薬12及び化学剤13とを有している。
この実施の形態では、前記化学弾10が図2に示す爆破処理装置1を用いて爆破処理される。この爆破処理装置1は、容器20と、爆破用爆薬30と、伝爆薬40と、雷管(起爆装置)50と、チャンバ60と、真空ポンプ(減圧装置)70とを備えている。
前記爆破用爆薬30は、その爆発により前記化学弾10を爆破するためのものである。この爆破用爆薬30は、粉体や流動体のように流動性を有するもので構成される。具体的には、エマルジョン爆薬やスラリー爆薬により構成される。特にエマルジョン爆薬は、比較的安価で性能もよいため、その使用は爆破処理に係るコストの低減につながる。
前記伝爆薬40は、その爆発によって前記爆破用爆薬30を起爆させるためのものである。この伝爆薬40は、前記爆破用爆薬30よりも起爆感度の高い爆薬により構成される。具体的には、例えば、前記エマルジョン爆薬およびスラリー爆薬よりも起爆感度の高いPETNまたはRDXを主成分とする爆薬により構成される。
前記容器20は、その内側に少なくとも前記爆破用爆薬30を収容するためのものである。図3はこの容器20の概略分解図であり、図4及び図5は当該容器20に化学弾10を収容した状態を示す断面図である。
この容器20は、図3に示すように、本体部22と蓋部24とからなる。本実施形態では、図4等に示すように、この容器20内に前記爆破用爆薬30と2個の化学弾10とが併せて収容される。
前記本体部22は、上向きに開口する開口部22cを有する箱状部材である。この本体部22は、長方形の板状部材である底壁22aと、この底壁22aの外周から上方に立ち上がる側壁22bとを有し、これら底壁22a及び側壁22bは、前記化学弾10および前記爆破用爆薬30を収容するための空間を囲む。前記側壁22bのうち前記本体部22の長手方向一端から立ち上がる部分には、この側壁22bを厚さ方向に貫通する貫通孔22dが形成されている。
前記蓋部24は、前記本体部22の開口部22cの一部を覆うことが可能な形状を有する。具体的に、この蓋部24は、長方形の板状部材である底壁24aと、この底壁24aの外周から上方に立ち上がる側壁24bとを有する。この蓋部24は、いわゆる落し蓋であって、その底壁24aと前記本体部22の底壁22aとが互いに平行で、かつ、前記側壁24bの外側面と前記側壁22bの内側面との間に所定の隙間をおいた状態で、前記本体部22の開口部22cから本体部22の内側に落し込まれる形状を有する。すなわち、前記蓋部24の長手方向の長さB1は本体部22の開口部22cの長手方向の長さA1よりも小さく設定され、蓋部24の幅方向の長さB2は前記開口部22cの幅方向の長さA2よりも小さく設定されている。
従って、図2等に示すように前記蓋部24が前記本体部22内に収容された状態では、この蓋部24の側壁24bの外側面と前記本体部22の側壁22bの内側面との間に容器20の内外を連通する隙間26が形成される。そして、この隙間26が前記爆破用爆薬30の容器20外への流出を規制する一方で当該容器20内の気体の外部への流出は許容する大きさを有するように、前記開口部22cの形状と前記蓋部24の外形との相対関係が設定されている。より具体的には、当該蓋部24の前記各長さB1,B2と、前記本体部22の開口部22cの前記各長さA1,A2とが設定されている。
前記本体部22および蓋部24の材質は特に限定されないが、前記化学弾10等とともに爆破されることが可能で且つ重量が小さく爆破ガス量が少ないものが好ましい。この実施の形態では前記本体部22及び前記蓋部24にそれぞれ木製のものが用いられる。
前記雷管50は、前記伝爆薬40を起爆させるためのものである。この雷管50は、伝爆薬40を起爆させることができるものであればよく、本実施形態では電気雷管が用いられる。この雷管50には、後述するように、この雷管50を発破器80に接続するための脚線52が取り付けられている。
前記チャンバ60は、前記容器20全体を収容可能な形状を有し、その内側で爆破処理が行われる。このチャンバ60は、防爆構造を有する。具体的には、爆破処理時に発生する爆圧に耐えられるように、また、当該チャンバ60内が密閉された状態で爆破処理により発生する有害物質等が外部に漏れるのを阻止し得るように、鉄等の構造材料により堅固に構成されている。
このチャンバ60は、略円筒状であって軸方向一端が外側に開口するチャンバ本体62と、このチャンバ本体62の開口部分を開閉可能に覆うチャンバ蓋部64とを有している。前記チャンバ蓋部64は、チャンバ本体62に対して着脱可能であり、このチャンバ蓋部64は前記開口部分を塞ぐことによりチャンバ60内を密閉する。前記チャンバ本体62の前記開口部分と反対側の端部には、このチャンバ本体62の内外を連通する貫通孔を囲む連通部62aが形成されている。
前記真空ポンプ70は、前記連通部62aを通じて前記チャンバ60内の気体を吸引導出することにより、当該チャンバ60内を減圧して略真空状態にするためのものである。
この爆破処理装置1を用いた爆破処理方法は、次の各工程を含む。
1)爆破準備工程
この工程は、前記化学弾10と前記爆破用爆薬30と前記伝爆薬40と前記雷管50とをそれぞれ所定の位置に設置する工程である。
この実施形態では、まず、前記伝爆薬40の一部を収容するためのチューブ54が前記容器20に設けられた貫通孔22dに挿入される。具体的には、このチューブ54が容器20の本体部22の側壁22bから外側に突出し、かつ、このチューブ54の外周面と前記貫通孔22dを囲む側壁22bの内周面とが密着するように、当該チューブ54が前記貫通孔22dに挿入される。このチューブ54の材質は特に限定されないが、本実施形態では、ポリ塩化ビニルからなるチューブが用いられる。
次に、前記伝爆薬40が前記チューブ54の内側および容器20の本体部22の内側に配置される。具体的に、この伝爆薬40のうちの一部が前記貫通孔22dを覆うようにして前記本体部22の側壁22bの内側面に取付けられる。その後、この取り付けられた伝爆薬40の一部と接触するように、残りの伝爆薬40が前記チューブ54の内側に挿入される。このようにして、伝爆薬40は容器20の内外に連通した状態で本体部22の側壁22bに取付けられる。
次に、前記雷管50が配置される。この雷管50は、その端部が前記伝爆薬40と接触するように、前記チューブ54の内側に挿入される。このとき、雷管50に予め接続されている前記脚線52はチューブ54の外側に導出される。
次に、前記化学弾10が前記容器20の本体部22内に収容される。ここでは、2つの化学弾10,10を同時に処理すべく、これらの化学弾10,10が同じ容器20内に収容される。具体的に、各化学弾10,10は、図4および図5に示すように、それぞれの軸方向と容器20の長手方向とが平行になるように、かつこれらの化学弾10,10が互いに水平方向に所定量離間するように、容器20の本体部22内に挿入される。
次に、前記容器20の本体部22内にその開口部22cから前記爆破用爆薬30が流し込まれる。この爆破用爆薬30は、前述のように流動性を有するため、各化学弾10,10と本体部22の内側面との間に入り込むことが可能であり、これにより、各化学弾10,10に密着した状態でこれら化学弾10,10の周囲を覆うことが可能である。特に、本実施形態では、本体部22内に収容される2つの化学弾10,10同士の間に前記爆破用爆薬30が容易に入り込むことが可能であり、これにより、各化学弾10,10の周囲にそれぞれ十分な量の爆破用爆薬30が配置される。この実施の形態では、前記化学弾10,10の上方を覆う位置まで爆破用爆薬30が流し込まれることにより、各化学弾10,10の周囲全体に前記爆破用爆薬30が配置される。このようにして配置される当該爆破用爆薬30は本体部22の側壁22bの内側面に取り付けられた前記伝爆薬40の一部と密着することが可能である。
本発明は、このように化学弾10,10が容器20の本体部22に収容されてから爆破用爆薬30が流し込まれる方法に限定されない。例えば、前記爆破用爆薬30の一部が本体部22内に流し込まれてから当該本体部22内に前記化学弾10,10が収容され、その後、残りの爆破用爆薬30が本体部22に流し込まれてもよい。
次に、前記容器20の本体部22内に配置された前記爆破用爆薬30の上に前記容器20の蓋部24が載置される。具体的には、この蓋部24の底壁24aの下面が前記爆破用爆薬30の上面と密着し、前記蓋部24の側壁24bがこの底壁24aから上方に立ち上がる状態で、蓋部24が爆破用爆薬30の上面に載置される。この状態において、蓋部24の側壁24bの外側面と前記本体部22の側壁22bの内側面との間には、爆破用爆薬30の上方に位置する隙間26が形成され、この隙間26が本発明に係るガス抜き部を構成する。この状態において、蓋部24の重みが爆破用爆薬30に作用してこの爆破用爆薬30と化学弾10とを密着させる。
2)収容工程
この工程は、前記化学弾10,10、爆破用爆薬30、前記伝爆薬40および雷管50等が取り付けられた前記容器20を、前記チャンバ60内に収容する工程である。
図2等に示すように、チャンバ本体62の底部に予め支持台63が設置され、この支持台63上に、前記容器20の蓋部24が上側となる姿勢で当該容器20が設置される。そして、前記雷管50に取り付けられている前記脚線52がチャンバ60の外側に引き出された状態で、チャンバ本体62の開口部分が前記チャンバ蓋部64により塞がれ、これによりチャンバ60が密閉される。また、前記脚線52には発破器80が取付けられる。
なお、図2には、前記容器20が前記チャンバ本体62の底部に載置される例を示したが、前記容器20は、前記チャンバ本体62の上部からロープ等により吊り下げられることにより前記蓋部24が上側となる姿勢でチャンバ60内に設置されてもよい。
この収容工程は、前記爆破準備工程の前に行われてもよい。具体的には、予め前記チャンバ60内に前記容器20が収容された状態で、この容器20内への前記化学弾10,10、爆破用爆薬30の収容作業と、前記伝爆薬40および雷管50等の取り付け作業が行われてもよい。
3)減圧工程
この工程は、前記チャンバ60の内部を減圧する工程である。
この工程では、前記真空ポンプ70が駆動されて前記チャンバ60内の気体を外部に吸い出す。この吸引が前記チャンバ60内の圧力を低下させ、前記爆破用爆薬30に含まれている空気などの気体を気泡にして当該爆破用爆薬30から分離する。
このとき、仮に前記容器20内が完全に密閉されているとすると、この容器20の外側の圧力低下に伴って当該容器20の内圧が相対的に上昇する(前記気泡を含む容器20内の気体が膨張する)。この相対的な容器20の内圧の上昇は当該容器20を膨張の向きに変形させることで後の起爆に支障を与えるおそれがある。例えば、前記容器20の変形により前記貫通孔22aの径が広がると、この貫通孔22aに挿入されているチューブ54およびこのチューブ54に挿入されていた前記雷管50が容器20から外れるおそれがある。また、前記容器20の本体部22の側壁22bの変形は、この側壁22bに取り付けられていた前記伝爆薬40と前記爆破用爆薬50とを乖離させるおそれがある。
しかしながら、この実施の形態に係る方法では、前記容器20にガス抜き部である隙間26が形成されているから、前記チャンバ60内の圧力低下にかかわらず、容器20内の気体は容器20を変形させることなく前記隙間26から外部へ流出することができる。従って、当該気体が容器20内に密封される場合と異なり当該容器20の内圧の相対的な上昇に起因する当該容器20の変形が有効に抑止され、前記雷管50や前記伝爆薬40の位置ずれが防がれる。その一方、前記隙間26は前記爆破用爆薬30の通過を規制する大きさを有するから、この爆破用爆薬30を容器20の外部に漏らすことなく当該容器20内の気体のみが効率よく外部に排出される。
前記爆破用爆薬30内に含まれる気体の容器20の外部への排出は、当該爆破用爆薬30の体積を減らして当該爆破用爆薬30の上面を低くするが、前述のように前記容器20の蓋部24は前記爆破用爆薬30の上面に載置されているだけなので、前記爆破用爆薬30の上面位置の降下に追従して前記蓋部24も降下する。従って、前記爆破用爆薬30の上面位置の降下にかかわらず当該上面と蓋部24との密着が維持され、蓋部24から爆破用爆薬30への押圧力の付与による爆破用爆薬30と化学弾10との密着が保たれる。
4)爆破工程
この工程は、前記化学弾10,10を爆破する工程である。
この工程では、まず、前記発破器80の操作により前記雷管50が起動し、前記伝爆薬40の起爆を行う。このとき、前述のように前記減圧工程で雷管50の位置ずれが防がれているから、この雷管50による伝爆薬40の起爆、及びこれによる化学弾10,10の爆破が確実に行われる。
具体的に、前記伝爆薬40の起爆により爆轟が始まり、その爆轟エネルギーは前記爆破用爆薬30を起爆する。より詳しくは、まず、爆破用爆薬30のうち前記伝爆薬40と密着していた部分、すなわち、容器20の長手方向端部に配置されていた部分が、前記爆轟エネルギーにより起爆され、これに続いて残りの爆破用爆薬30が当該容器20の長手方向に沿って順次起爆される。このとき、前述のように前記伝爆薬40の位置ずれが抑止されているため、当該伝爆薬40は前記爆破用爆薬30を確実に起爆させることができる。
爆破用爆薬30の爆発エネルギーは前記化学弾10,10に作用してこれらの化学弾10,10の弾殻11,11をそれぞれ破壊し、各化学弾10に内蔵されている炸薬12を起爆させる。このとき、前記のように蓋部24の重みが爆破用爆薬30と化学弾10,10との密着を維持しているため、爆破用爆薬30の爆発エネルギーは効率よく化学弾10,10に作用する。
前記起爆した炸薬12は、前記弾殻11の破片等を外側に飛散させるようにその爆発エネルギーを放出する。このとき、各化学弾10,10の周囲にこれら炸薬12よりも先に起爆した前記爆破用爆薬30の爆発エネルギーが生成され、前記弾殻11の破片や内蔵された前記化学剤13の外方向への飛散を抑制しながら、分解処理を進行させる。この時点で既にチャンバ60内が減圧されているため、前記分解処理の進行中、前記化学剤13等の外部への漏洩がより確実に抑制されるとともに爆破処理による音や振動などの環境への影響が低減される。さらに、この実施の形態に係る爆破工程では、前記爆破用爆薬30の爆発エネルギーによって前記容器20も爆破処理される。
以上のように、この実施の形態に係る爆破処理方法では、前記減圧工程において前記容器20内の気体が前記隙間26を通じて容器20の外部に流出することが許容されるため、容器20の内圧の相対的な上昇による当該容器20の膨張方向の変形が防がれ、この変形に起因する前記雷管50や伝爆薬40等の位置ずれひいては前記爆破用爆薬30の起爆不良が有効に抑止される。このことが、その後の爆破工程において、各化学弾10,10の周囲に容易に配置することができる流動性の爆破用爆薬30を用いながら、前記化学弾10をより確実に爆破処理することを可能にする。そして、前記チャンバ60内の減圧が、その後の前記化学弾10,10の爆破処理による音や振動などの環境への影響を低減することを可能にする。
さらに、この実施形態では、前記減圧に伴う前記爆破用爆薬30の上面位置の降下に追従して前記蓋部24が降下するため、当該上面位置の降下にかかわらず当該蓋部24の重みにより爆破用爆薬30と前記化学弾10との密着を維持することが可能であり、これにより前記化学弾10の処理がより確実になる。
前記蓋部24を前記爆破用爆薬30の上面降下に追従させるための構造は図示のものに限られない。例えば、前記蓋部24と前記容器20の本体部22のいずれか一方に上下方向に延びるレールが設けられ、他方にこのレール上を摺動可能な部材が取付けられてもよい。しかし、前記のように蓋部24が前記爆破用爆薬30の上面に載置されるだけの構造は、複雑な機構を要することなく蓋部24と爆破用爆薬30との密着を維持することが可能であり、容器20の構造の簡素化及び蓋部24の取付け作業等の簡素化に寄与することができる。
また、本発明に係るガス抜き部は前記のような蓋部24の外側面と前記容器20の本体部22との隙間26に限られない。例えば、当該隙間26に代えて前記蓋部24あるいは本体部22にその内外を連通する小径の孔が形成され、その径が前記爆破用爆薬30の流出を規制するように設定されてもよい。ただし、前記のような蓋部24と本体部22との隙間26によるガス抜きは、容器20の構造の簡素化に寄与する。
次に、本発明に係る爆破処理方法の第2の実施形態について図6を参照しつつ説明する。
この第2の実施形態では、図6に示されるような容器120が使用され、この容器120内に化学弾10が収容される。なお、図6において、前記第1の実施形態に係る爆破処理装置1の構成要素と同様の構造を有する構成要素には同じ符号が付され、その詳細な説明は省略される。
この第2の実施形態に係る容器120は、外板122とスポンジ124と連通管126とを備える。
前記外板122は、前記化学弾10を囲むためのシート状部材であり、例えばポリエチレン製の板からなる。この外板122は、前記化学弾10の側面をその径方向外側から囲む側壁122aと、この側壁122aに連結されて前記化学弾10の上面を覆う上壁122bとからなる。
前記スポンジ124は、前記外板122により囲まれる空間の下側領域に収容される。前記爆破用爆薬30は前記外板122で囲まれる空間の上側領域、すなわち、前記スポンジ124の上方の領域に収容される。
前記連通管126は、例えば塩化ビニルからなり、前記外板122に取付けられ、この外板122とスポンジ124とで囲まれた部分で生ずる気体を外部に排出するためのガス抜き部を構成する。具体的には、前記外板122の上壁122bの外形が前記側壁122aが囲む部分の形状よりも小さく設定され、当該上壁122bが当該側壁122aに連結された状態において当該上壁122bの外縁と当該側壁122aとの間に外板122の内外を連通する連通部122cが形成されており、この連通部122cから前記連通管126が外部に延びている。
この容器120を用いた第2の実施形態に係る爆破処理方法について説明する。この方法において、前記第1の実施形態に係る爆破処理方法と共通の部分の詳細な説明は省略される。
1)爆破準備工程
この爆破準備工程では、まず、前記外板122の側壁122aが前記化学弾10の周囲を囲むように配置され、この側壁122aと化学弾10との間に、当該化学弾10の略下半部の周囲を側方から覆うようにスポンジ124が配置される。
次に、爆破用爆薬30が前記連通管126を通じて前記外板122の側壁122aにより囲まれた部分に充填される。この充填は、前記上壁122bの高さまで行われる。これにより、少なくとも前記スポンジ124の上方において前記化学弾10の周囲に爆破用爆薬30が配置される。
次に、前記側壁122aに前記上壁122bが連結される。この上壁122bには予め前記チューブ54および伝爆薬40が取付けられており、当該上壁122bは前記爆破用爆薬30の上面に密着して前記側壁122aに連結される。
なお、前記連通管126を省略して、側壁122aの内側に収容されたビニール袋等の袋を外に引き出すことで側壁122aの内側と外側とを連通してガス抜き部を構成するようにしてもよい。すなわち、予め前記化学弾10をビニール袋等の袋に入れておき、当該ビニール袋を前記側壁122aの内側に密着するように広げ、その内部に前記爆破用爆薬30を充填する。その後、前記上壁122bを当該ビニール袋を絞った上面に密着するように設置し、前記上壁の開口部122cから外に引き出したビニール袋の口を縛るようにしてもよい。このようにすれば、容易にガス抜き部を形成することができる。
次に、前記連通管126の特定部分の流路面積が絞り部材128によって絞られる。この流路面積は、前記爆破用爆薬30の通過を規制しながら気体の通過は許容する面積に設定される。前記絞り部材128としては、例えば、前記連通管126に巻き付けられる粘着テープなどが好適である。
2)収容工程・減圧工程・爆破工程
これらの工程は、前記第1の実施形態と同様にして行われる。この第2の実施の形態においても、容器120内の減圧時に前記連通管126が当該容器120内の気体の流出を許容することにより、容器120の膨張方向の変形を有効に抑止し、当該変形に起因する雷管50等の位置ずれを防ぐ。
この第2の実施形態に係るガス抜き部は、前記連通管126の流路面積を絞り部材128で調節するという簡単な方法で構成される。この連通管126の流路面積の調節は、この連通管126の通過を規制する爆破用爆薬30の種類に容易に対応することを可能にし、利便性を高める。
この発明の対象である被処理物の具体的な数や形状は限定されない。本発明では、流動性を有する爆破用爆薬の使用が、被処理物の種類、数、形状にかかわらずその周囲に当該爆破用爆薬を容易に配置することを可能にする。特に、本発明は、前記のような複数の被処理物の同時爆破処理や互いに形状の異なる複数の被処理物の爆破処理に適用されることにより、爆薬の配置にかかる手間を削減しつつ被処理物をより確実に爆破処理するという優れた効果を発揮する。
本発明では、前記の爆破用爆薬30や伝爆薬40の種類も限定されない。伝爆薬40は適宜省略が可能である。しかし、この伝爆薬40が前記のように爆破用爆薬30と前記雷管50との間に介設され、まず当該伝爆薬40自身が起爆してその爆発エネルギーにより前記爆破用爆薬30の起爆を誘引することが、雷管50が爆破用爆薬30を直接起爆させる場合よりも爆破用爆薬30の起爆を容易にする。
本発明に係る爆破処理方法に用いられる容器の具体的構造も前記のものに限られない。例えば、図7に示すような容器320が用いられてもよい。この容器320は、本体部322とこの本体部322に変位不能に取り付けられる蓋部324とを有する。本体部322は流路面積が不変の開口部を囲むガス抜き部326を有し、このガス抜き部326を通じて容器320内の気体が外部に流出することが可能である。
ただし、前記第1の実施形態のように前記爆破用爆薬30の上面とともに変位可能な蓋部24を用いることは、この蓋部24の押圧によって爆破用爆薬30と前記化学弾10との密着を維持することにより、前記化学弾10の爆破処理をより確実にすることができる。また、前記第2の実施形態に係る連通管126のようにその流路面積を調節することが可能なものは、爆破用爆薬30の種類に容易に対応することを可能にし、利便性を高める。
1 爆破処理装置
10 化学弾(被処理物)
11 弾殻
12 炸薬
13 化学剤
20 (第1の実施形態に係る)容器
22 本体部
24 蓋部
26 ガス抜き部
30 爆破用爆薬
40 伝爆薬
50 雷管
60 チャンバ
70 減圧装置
120 (第2の実施形態に係る)容器
126 連通管(ガス抜き部)

Claims (13)

  1. 被処理物を密閉可能なチャンバ内で爆破処理するための方法であって、
    流動性を有する爆破用爆薬を所定の容器内に収容し、前記爆破用爆薬を前記被処理物の周囲に配置するとともに、前記容器に起爆装置を取り付ける爆破準備工程と、
    前記容器と前記爆破用爆薬と前記被処理物とを前記チャンバ内に収容する収容工程と、
    前記収容工程の後、前記チャンバを密閉した状態で当該チャンバの内部を減圧する減圧工程と、
    前記起爆装置により前記爆破用爆薬を起爆させて当該爆破用爆薬により前記被処理物を爆破する爆破工程とを含み、
    前記爆破準備工程は、前記容器に、前記爆破用爆薬の前記容器からの流出を規制する一方で当該容器内の気体の流出を許容するガス抜き部を設けることと、当該容器の前記ガス抜き部以外の部分を密封することとを含み、
    前記減圧工程では、前記ガス抜き部を通じて前記容器内が減圧されることを特徴とする爆破処理方法。
  2. 請求項1に記載の爆破処理方法において、
    前記容器は、この容器内への前記爆破用爆薬の流入を許容する開口部を有し、
    前記爆破準備工程は、前記開口部から前記容器内に前記爆破用爆薬を入れた後、この開口部を、前記爆破用爆薬の通過を規制しかつ前記容器内の気体の通過を許容する大きさの隙間を残して閉じることを含み、
    前記減圧工程では、前記容器内の気体が前記隙間を通じて前記容器の外部に排出されることを特徴とする爆破処理方法。
  3. 請求項1に記載の爆破処理方法において、
    前記容器は、上向きに開口する開口部を有する本体部と、その開口部の少なくとも一部を覆う形状を有する蓋部とを備え、
    前記爆破準備工程は、前記容器の本体部に前記爆破用爆薬を収容することと、前記蓋部を前記本体部内の爆破用爆薬の上に載置して当該蓋部が当該爆破用爆薬の上面位置の降下に追従して降下することが可能な状態にすることとを含み、
    前記減圧工程では、前記爆破用爆薬の上面位置及び前記蓋部の降下を伴いながら前記チャンバ内が減圧されることを特徴とする爆破処理方法。
  4. 請求項3に記載の爆破処理方法において、
    前記爆破準備工程では、前記蓋部として、この蓋部の外側面と前記開口部を囲む前記本体部の内側面との間に前記爆破用爆薬の通過を規制しかつ前記気体の流出を許容する寸法の隙間を形成することが可能な形状をもつものを用いることと、当該隙間を形成しながら前記本体部内の爆破用爆薬の上に前記蓋部を載置することとを含み、
    前記減圧工程では、前記容器内の気体が前記隙間を通じて当該容器の外部に流出することを特徴とする爆破処理方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の爆破処理方法において、
    前記爆破用爆薬配置工程では、前記爆破用爆薬が前記被処理物の周囲を覆うようにこれら爆破用爆薬及び被処理物が前記容器内に配置されることを特徴とする爆破処理方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の爆破処理方法において、
    前記爆破準備工程は、さらに、前記爆破用爆薬よりも起爆感度の高い爆薬からなる伝爆薬を前記爆破用爆薬と前記起爆装置との間に配置することを含み、
    前記爆破工程は、前記起爆装置により前記伝爆薬を起爆させて当該伝爆薬の爆発エネルギーにより前記爆破用爆薬を起爆させることを含むことを特徴とする爆破処理方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の爆破処理方法において、
    前記爆破用爆薬配置工程では、前記爆破用爆薬が複数の被処理物の周囲に配置され、
    前記爆破工程では、前記複数の被処理物の爆破処理が同時に行われることを特徴とする爆破処理方法。
  8. 被処理物を爆破処理するための爆破処理装置であって、
    前記被処理物を爆破するための流動性を有する爆破用爆薬と、
    前記爆破用爆薬を収容可能な容器と、
    前記爆破用爆薬と前記被処理物とを内側に収容した状態で密閉可能なチャンバと、
    前記チャンバの内部を減圧するための減圧装置と、
    前記容器に取り付けられて前記爆破用爆薬を起爆する起爆装置とを備え、
    前記爆破用爆薬は、前記容器に収容された状態で前記被処理物の周囲に配置され、
    前記容器は、前記容器内に収容された前記爆破用爆薬の当該容器の外側への流出を規制しかつ前記容器内の気体の当該容器の外側への流出を許容するガス抜き部を有することを特徴とする爆破処理装置。
  9. 請求項8に記載の爆破処理装置において、
    前記容器は、この容器内に前記爆破用爆薬の流入を許容する開口部を有する本体部と、前記爆破用爆薬の通過を規制しかつ前記容器内の気体の通過を許容する大きさの隙間を残して前記開口部を閉じる閉じ部材を含むことを特徴とする爆破処理装置。
  10. 請求項9に記載の爆破処理装置において、
    前記容器は、前記開口部を有し、この開口部が上向きに開口するように配置される本体部と、その開口部の少なくとも一部を覆う形状を有し、前記本体部に収容される前記爆破用爆薬の上面上に載置されて当該爆破用爆薬の上面位置の降下に伴って降下する蓋部とを有することを特徴とする爆破処理装置。
  11. 請求項10に記載の爆破処理装置において、
    前記蓋部は、前記開口部を囲む前記本体部の内側面との間に前記爆破用爆薬の通過を規制しかつ前記気体の通過を許容する隙間を形成することが可能な外側面を有することを特徴とする爆破処理装置。
  12. 請求項8〜11のいずれかに記載の爆破処理装置であって、
    前記爆破用爆薬は、前記被処理物の周囲を覆うように前記容器内に配置されることを特徴とする爆破処理装置。
  13. 請求項8〜12のいずれかに記載の爆破処理装置であって、
    さらに、前記爆破用爆薬よりも起爆感度の高い爆薬からなる伝爆薬を備え、この伝爆薬は、前記起爆装置と前記爆破用爆薬との間であって、前記起爆装置により起爆されるとともに当該伝爆薬の爆発エネルギーにより前記爆破用爆薬を起爆可能な位置に配置されることを特徴とする爆破処理装置。
JP2009084664A 2009-03-31 2009-03-31 爆破処理方法および爆破処理装置 Expired - Fee Related JP5095661B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009084664A JP5095661B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 爆破処理方法および爆破処理装置
EP10758214.0A EP2410285B1 (en) 2009-03-31 2010-03-24 Blasting method and blasting device
US13/262,448 US8464624B2 (en) 2009-03-31 2010-03-24 Blast treatment method and blast treatment device
PCT/JP2010/002069 WO2010113429A1 (ja) 2009-03-31 2010-03-24 爆破処理方法および爆破処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009084664A JP5095661B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 爆破処理方法および爆破処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010236777A true JP2010236777A (ja) 2010-10-21
JP5095661B2 JP5095661B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=42827745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009084664A Expired - Fee Related JP5095661B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 爆破処理方法および爆破処理装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8464624B2 (ja)
EP (1) EP2410285B1 (ja)
JP (1) JP5095661B2 (ja)
WO (1) WO2010113429A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101808593B1 (ko) * 2017-02-07 2017-12-13 엘아이지넥스원 주식회사 기폭 시험용 장치 및 이를 제조하는 방법
KR102534634B1 (ko) * 2022-01-04 2023-05-26 주식회사 려원이엔씨 암반 발파용 폭약튜브 및 이를 이용한 암반의 발파공법

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5095660B2 (ja) * 2009-03-31 2012-12-12 株式会社神戸製鋼所 爆破処理方法および爆破処理装置
JP5291073B2 (ja) 2010-10-13 2013-09-18 株式会社神戸製鋼所 爆破処理方法および爆破処理装置
JP5781450B2 (ja) * 2012-02-06 2015-09-24 株式会社神戸製鋼所 爆破処理方法
US11592274B2 (en) 2017-06-28 2023-02-28 Dynasafe US LLC Device and process for the destruction of chemical warfare agents
US11255147B2 (en) 2019-05-14 2022-02-22 DynaEnergetics Europe GmbH Single use setting tool for actuating a tool in a wellbore
US11578549B2 (en) 2019-05-14 2023-02-14 DynaEnergetics Europe GmbH Single use setting tool for actuating a tool in a wellbore
US10927627B2 (en) 2019-05-14 2021-02-23 DynaEnergetics Europe GmbH Single use setting tool for actuating a tool in a wellbore
US11204224B2 (en) 2019-05-29 2021-12-21 DynaEnergetics Europe GmbH Reverse burn power charge for a wellbore tool
US11753889B1 (en) 2022-07-13 2023-09-12 DynaEnergetics Europe GmbH Gas driven wireline release tool

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003071414A (ja) * 2001-09-03 2003-03-11 Toshiba Corp 化学剤処理システム
JP2005291514A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 化学弾薬の爆破処理方法
JP2007271136A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 砲弾切断装置用砲弾保持機構
JP2007309550A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Kobe Steel Ltd 処理システムおよび処理方法
JP2008014595A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 切断装置用送りクランプ装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3646844A (en) * 1970-01-14 1972-03-07 Intermountain Res & Eng Method and apparatus for filling containers with explosive slurry
DE3512042A1 (de) * 1985-04-02 1986-10-02 Messerschmitt-Bölkow-Blohm GmbH, 8012 Ottobrunn Verfahren und vorrichtung zur herstellung gegossener sprengladungen
US5355763A (en) * 1989-09-14 1994-10-18 Atlantic Research Corporation Propellant casting apparatus
DE20022343U1 (de) * 2000-06-16 2001-09-27 Tdw Verteidigungstech Wirksys Vorrichtung zum Befüllen einer Form mit einem fließfähigen hochenergetischen Medium
FR2824901B1 (fr) * 2001-05-21 2003-09-12 Poudres & Explosifs Ste Nale Procede et installation de destruction de fusee montee sur une munition
JP4247373B2 (ja) 2005-04-08 2009-04-02 独立行政法人産業技術総合研究所 爆破処理方法
DE202005021629U1 (de) * 2005-04-29 2009-02-12 TDW Gesellschaft für verteidigungstechnische Wirksysteme mbH Vorrichtung für kunststoffgebundene gegossene Sprengstoffe
FR2904105B1 (fr) * 2006-07-21 2008-08-29 Tda Armements Sas Dispositif pyrotechnique de destruction de munitions

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003071414A (ja) * 2001-09-03 2003-03-11 Toshiba Corp 化学剤処理システム
JP2005291514A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 化学弾薬の爆破処理方法
JP2007271136A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 砲弾切断装置用砲弾保持機構
JP2007309550A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Kobe Steel Ltd 処理システムおよび処理方法
JP2008014595A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 切断装置用送りクランプ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101808593B1 (ko) * 2017-02-07 2017-12-13 엘아이지넥스원 주식회사 기폭 시험용 장치 및 이를 제조하는 방법
KR102534634B1 (ko) * 2022-01-04 2023-05-26 주식회사 려원이엔씨 암반 발파용 폭약튜브 및 이를 이용한 암반의 발파공법

Also Published As

Publication number Publication date
EP2410285A4 (en) 2014-05-21
EP2410285B1 (en) 2018-07-25
WO2010113429A1 (ja) 2010-10-07
US8464624B2 (en) 2013-06-18
JP5095661B2 (ja) 2012-12-12
EP2410285A1 (en) 2012-01-25
US20120017753A1 (en) 2012-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5095661B2 (ja) 爆破処理方法および爆破処理装置
RU2333457C1 (ru) Способ подрыва боеприпаса
US9027453B2 (en) Blast treatment method and blast treatment device
EP1867947B1 (en) Blasting method
JP5095659B2 (ja) 爆破処理方法および爆破処理装置
EP1470385B1 (en) A method for suppressing ejection of fragments and shrapnel during destruction of shrapnel munitions
RU2014136989A (ru) Многоэлементное гибридное перфорирующее устройство
EP2416109B1 (en) Blasting method and blasting device
JP2010236771A (ja) 爆破処理方法および爆破処理装置
EP1725827B1 (en) Explosive cartridge
US9766048B2 (en) Device for controllable pressure relief of a weapon
JP3987870B1 (ja) 爆破処理用耐圧容器内の浄化方法
JP5095657B2 (ja) 爆破処理方法及び爆破処理装置
US20160216085A1 (en) Structure for Shaping and Applying a Propagating Shock Wave to an Area of an Explosive Load to Increase an Energetic Shock Impact Effect on a Target

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5095661

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees