JP2010236771A - 爆破処理方法および爆破処理装置 - Google Patents

爆破処理方法および爆破処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010236771A
JP2010236771A JP2009084658A JP2009084658A JP2010236771A JP 2010236771 A JP2010236771 A JP 2010236771A JP 2009084658 A JP2009084658 A JP 2009084658A JP 2009084658 A JP2009084658 A JP 2009084658A JP 2010236771 A JP2010236771 A JP 2010236771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
explosive
cord
blast treatment
detonation
blasting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009084658A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5131933B2 (ja
Inventor
Shuzo Fujiwara
修三 藤原
Mitsuaki Iida
光明 飯田
Takehiro Matsunaga
猛裕 松永
Kenji Koide
憲司 小出
Ryusuke Kitamura
竜介 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd, National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2009084658A priority Critical patent/JP5131933B2/ja
Priority to PCT/JP2010/002067 priority patent/WO2010113427A1/ja
Priority to US13/262,433 priority patent/US8671814B2/en
Priority to EP10758212.4A priority patent/EP2416108B1/en
Publication of JP2010236771A publication Critical patent/JP2010236771A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5131933B2 publication Critical patent/JP5131933B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B33/00Manufacture of ammunition; Dismantling of ammunition; Apparatus therefor
    • F42B33/06Dismantling fuzes, cartridges, projectiles, missiles, rockets or bombs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42DBLASTING
    • F42D3/00Particular applications of blasting techniques
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42DBLASTING
    • F42D5/00Safety arrangements
    • F42D5/04Rendering explosive charges harmless, e.g. destroying ammunition; Rendering detonation of explosive charges harmless

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成で、効率よくかつ低コストで有害物質等の外部への拡散を抑止しつつ被処理物を爆破処理することのできる爆破処理方法を提供する。
【解決手段】被処理物10を爆破する内側爆薬20を、被処理物10の周囲に配置する内側爆薬配置工程と、内側爆薬20よりも大きな爆速を有する外側爆薬を内蔵する索状爆発体30を内側爆薬20の外側となる位置に配置する外側爆薬配置工程と、起爆装置50を用いて前記索状爆発体30を起爆させ、当該索状爆発体30内の外側爆薬の爆轟により前記内側爆薬20を起爆させて、当該内側爆薬20の爆轟によって前記被処理物10を爆破処理する爆破工程とを実施する。前記外側爆薬配置工程にて、前記外側爆薬を含み一方向に延びる形状を有する索状爆発体30を、前記内側爆薬20の爆轟伝播の前記起爆装置50から特定方向への速度が前記内側爆薬20の爆轟速度よりも大きくなるよう配索する配索工程を実施する。
【選択図】図2

Description

本発明は、軍事用の弾薬等の爆破物を爆破処理する際に、当該爆破物の破片が外部に飛散するのを防止する爆破処理方法および爆破処理装置に関する。
前記軍事用の弾薬(砲弾、爆弾、地雷、機雷等)の構成としては、鋼製の弾殻の内部に炸薬が設けられたものが知られている。また、前記弾殻内に人体に有害なマスタードガスやルイサイト等の化学剤が充填されたものがある。
そして、前記弾薬を処理するための方法としては、爆破による処理方法が知られている。この爆破による処理方法は、解体作業を要しないことから、保存状態が良好な前記兵器等のみならず、経年劣化や変形などにより解体が困難になったものの処理にも適用することができる。さらに前記のように人体に有害な化学剤を有する爆薬を処理する場合には、爆発に基づく超高温場および超高圧場の実現によって化学剤のほとんど全てを分解できるという利点がある。このような爆破処理として、例えば特許文献1に次のような方法が開発されている。
すなわち、特許文献1には、所定の容器内に被処理物を設置し、この被処理物の周囲にANFO爆薬等を配置するとともに、前記容器の周囲にANFO爆薬よりも高爆速のシート状爆薬を巻きつけ、このシート状爆薬の爆轟によりANFO爆薬を爆発させることで前記被処理物を爆破処理する方法が開示されている。この方法によれば、前記シート状爆薬の爆轟により、当該シート状爆薬の内側に設けられた前記ANFO爆薬の爆轟ベクトルを内側に向かせ、それに伴って本来は外向きである前記弾殻の内部の炸薬の爆轟ベクトルを内向きに変更することができる。その結果、前記炸薬の爆発により外側に飛散する弾殻の破片の速度を低減することができる。
特開2005−291514号公報
しかしながら、前記の爆破処理方法では、シート状爆薬をANFO爆薬等が収容された容器の周囲に巻きつける必要があるため、被処理物の大きさが変化し、それに伴って使用する容器の大きさが変化した場合には、いちいち、シート状爆薬の形状を変更せねばならず、また、被処理物の形状によっては、シート状爆薬を予め所定の形状に成形しておかねばならない場合がある。すなわち、前記爆破処理方法では、被処理物等の各種の形状に適合したシート状爆薬をそれぞれ準備せねばならずコストがかかってしまうとともに、準備に手間がかかるという問題がある。
本発明は前記の点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、比較的低コストでかつ効率よく爆破処理を行うことのできる爆破処理方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、炸薬と当該炸薬を収容する外殻とを有する被処理物を爆薬の爆轟により爆破処理するための方法であって、前記被処理物を爆破する内側爆薬を、前記被処理物の周囲に配置する内側爆薬配置工程と、前記内側爆薬よりも大きな爆速を有する外側爆薬を前記内側爆薬の外側となる位置に配置する外側爆薬配置工程と、起爆装置を用いて前記外側爆薬を起爆させ、当該外側爆薬の爆轟により前記内側爆薬を起爆させて、当該内側爆薬の爆轟によって前記被処理物を爆破処理する爆破工程とを備え、前記外側爆薬配置工程は、前記外側爆薬を含むとともに一方向に延びる形状を有する索状爆発体を、前記外側爆薬により起爆した前記内側爆薬の爆轟伝播の前記起爆装置から特定方向への速度が前記内側爆薬の爆轟速度よりも大きくなるよう配索する配索工程を含むことを特徴とする爆破処理方法を提供する(請求項1)。
この方法によれば、前記爆速の大きい外側爆薬を内側爆薬の外側に配置し、この外側爆薬により内側爆薬を起爆させるので、内側爆薬は内側爆薬内での隣接する部分からの爆轟伝播よりも先に外側爆薬から起爆させられることになり、内側爆薬の爆轟ベクトルは内向きとなる。その結果、この内側爆薬の爆轟により前記被処理物を爆破した際に、この被処理物の破片等が外側に飛散するのを抑制することが可能となる。
特に、本爆破処理方法では、一方向に延びる形状を有する索状爆発体を前記内側爆薬の外側に配索することで、前記外側爆薬を前記内側爆薬の外側に配置しており、前記被処理物の大きさや形状が変わっても、この索状爆発体の配索様態を変えるだけで各種の被処理物に対応することができる。すなわち、被処理物の大きさや形状が変化しても共通の索状爆発体を使用することができるので、前記外側爆薬を前記内側爆薬の外側に配置するために互いに異なる被処理物の形状にそれぞれ適合した形状を有する爆発体を予め準備する必要がなくなり爆破処理の効率を向上させることができるとともにコストを低減することが可能となる。
さらに、前記索状爆発体を、前記外側爆薬により起爆した前記内側爆薬の爆轟伝播の前記起爆装置から特定方向への速度が前記内側爆薬の爆轟速度よりも大きくなるよう配索することで、前記被処理物の破片等の飛散をより確実に抑制しつつ、前記内側爆薬の特定方向の爆轟伝播速度を前記外側爆薬の爆轟速度に引きずられる形で速くすることができる。
また本発明において、前記配索工程にて、複数本の前記索状爆発体を前記内側爆薬の外側となる位置に配索し、前記爆破工程にて、当該複数本の索状爆発体に含まれる前記外側爆薬を複数の箇所で同時に爆轟させるのが好ましい(請求項2)。
この方法によれば、前記外側爆薬を複数の箇所で同時に爆轟させることで、前記内側爆薬を複数の箇所で同時に起爆させることができる。その結果、複数の箇所において内側爆薬の爆轟ベクトルが同時に内向きとなるため、前記被処理物の破片の外側への飛散をより確実に抑制することが可能になる。また、前記外側爆薬を複数本設けることで、前記内側爆薬に伝播する外側爆薬の爆轟波が多くなり、内側爆薬の爆轟伝播速度を引き上げる効果が大きくなる。
この場合において、前記爆破工程にて、前記複数本の索状爆発体を共通の起爆装置に接続し、当該起爆装置により、前記複数本の索状爆発体に含まれる外側爆薬を同時に起爆させれば、より少ない起爆回数で爆破処理を終了させることができる。(請求項3)。
また本発明において、前記配索工程にて、前記複数本の索状爆発体を所定の方向に沿うように配索し、前記爆破工程にて、当該複数本の索状爆発体に含まれる前記外側爆薬の爆轟をそれぞれ前記所定の方向に沿って伝播させるのが好ましい(請求項4)。
このようにすれば、前記内側爆薬の爆轟を前記被処理物に沿って一方向に進ませることができ、被処理物を順次爆破していくことができるので、被処理物を効率よく処理することが可能となる。
また本発明において、前記配索工程にて、前記複数本の索状爆発体の少なくとも一部を、前記被処理物を挟んで互いに対向する位置に配索し、前記爆破工程にて、前記互いに対向する索状爆発体に含まれる前記外側爆薬を同時に爆轟させるのが好ましい(請求項5)。
このようにすれば、前記外側爆薬の爆轟により互いに対向する位置に設けられた内側爆薬を同時に起爆させることができるので、この内側爆薬の爆轟ベクトルを被処理物に向けて集中させることができる。その結果、前記被処理物を効率よく爆破処理することができるとともにこの被処理物の破片の外側への飛散をより確実に抑制することができる。
また本発明において、前記配索工程にて、前記複数本の索状爆発体を互いに等間隔となるように配索するのが好ましい(請求項6)。
このようにすれば、前記内側爆薬を均一に起爆させることができ、より少ない索状爆発体の本数で前記被処理物を効率よく爆破することが可能となる。
また本発明において、前記内側爆薬配置工程にて、前記内側爆薬を前記被処理物をほぼ中心とする略円筒状に配置し、前記配索工程にて、前記索状爆発体を前記内側爆薬の中心軸方向の一方端から他方端に向けて当該内側爆薬の外周面に沿うような位置に配索するとともに、前記爆破工程にて、前記複数本の索状爆発体を前記内側爆薬の中心軸上で共通の起爆装置に接続し、当該複数本の索状爆発体に含まれる前記外側爆薬を、前記内側爆薬の中心軸と垂直な断面上で同時に爆轟させていくのが好ましい(請求項7)。
このようにすれば、前記外側爆薬の爆轟により、前記内側爆薬のうち前記被処理物に対してほぼ等距離の位置に設けられた爆薬が順次起爆していくことになる。そのため、被処理物にその周囲に配置された内側爆薬の爆轟力を集中させることができるので、被処理物を効率よく爆破処理することができる。
また本発明において、前記内側爆薬配置工程にて、所定の容器内に前記被処理物を入れるとともに、当該被処理物の周囲に配置する前記内側爆薬に流動性を有するものを用い、当該流動性を有する前記内側爆薬を前記容器内の内側面と前記被処理物との間に配置するのが好ましい(請求項8)。
このようにすれば、前記流動性を有する内側爆薬を安定して前記被処理物の周囲に配置することができる。
さらに、前記配索工程は、前記内側爆薬配置工程の前に予め前記容器の内側面に前記索状爆発体を配索するものであるのが好ましい(請求項9)。
このようにすれば、前記流動性を有する内側爆薬と前記外側爆薬とを安定して配置することができる。また、この内側爆薬と前記索状爆発体とを直接接触させることができるので、索状爆発体に含まれる外側爆薬の爆轟波を前記内側爆薬に効率よく伝播させることができる。
また本発明において、前記外側爆薬配置工程は、一方向に延びる形状を有し前記外側爆薬を含む索状物を所定の長さに切断することにより前記索状爆発体を形成する工程を含み、この形成された索状爆発体を、前記配索工程にて前記内側爆薬の外側となる位置に配索するのが好ましい(請求項10)。
このようにすれば、前記索状物を所定の長さに切断するだけで前記索状爆発体を形成することができ、この形成された索状爆発体を前記内側爆薬の外側となる位置に配索するだけで、内側爆薬の外側に外側爆薬を配置することができる。すなわち、被処理物の大きさや形状が変化しても前記索状物の切断する長さを変更するだけで、種々の被処理物に容易に対応することが可能となる。
また本発明は、前記被処理物の外側に配置されて当該被処理物を爆破する内側爆薬と、前記内側爆薬よりも大きな爆速を有する外側爆薬を含むとともに一方向に延びる形状をもつ索状爆発体と、前記索状爆発体に連結されて、当該索状爆発体に含まれる前記外側爆薬を起爆させる起爆装置とを備え、前記索状爆発体が、前記外側爆薬の爆轟により前記内側爆薬が起爆し、かつ、前記外側爆薬により起爆した前記内側爆薬の爆轟伝播の前記起爆装置から特定方向への速度が前記内側爆薬の爆轟速度よりも大きくなるように、この内側爆薬の周囲に配索されていることを特徴とする爆破処理装置を提供する(請求項11)。
このような装置では、内側爆薬よりも大きな爆速を有する外側爆薬を含むとともに一方向に延びる形状を有する索状爆発体が内側爆薬の周囲に配索されるという簡単な構造で、当該被処理物の破片等が外部に飛散するのを抑制しつつ多様な形状の被処理物に容易に対応することが可能となり、爆破処理の効率を向上させることができる。
また前記爆破処理装置において、前記索状爆発体が、前記内側爆薬の外側に所定の方向に沿って互いに等間隔となるように複数本設けられており、当該複数の索状爆発体が共通の前記起爆装置に接続されているのが好ましい(請求項12)。
このようにすれば、より少ない数の起爆装置で複数本の索状爆発体を起爆させることができるとともに、索状爆発体に含まれる外側爆薬の爆轟により前記内側爆薬を均等に、かつ、所定の方向に沿って順次爆轟させることができるので、内側爆薬の爆轟力を効率よく被処理物に加えることができる。
また前記爆破処理装置において、前記被処理物を収容可能な容器を備え、前記内側爆薬が流動性を有しており、前記索状爆発体が当該容器の内側面に配索されているとともに、前記流動性を有する内側爆薬が当該容器の内側面と前記被処理物との間に収容されているのが好ましい(請求項13)。
このようにすれば、流動性を有する内側爆薬と索状爆発体とを安定して所定の位置に配置させることができる。また、内側爆薬と索状爆発体とを直接接触させることができるので、索状爆発体に含まれる外側爆薬の爆轟波を内側爆薬に効率よく伝播させることが可能となる。
以上のように、本発明によれば、コストを抑制しつつ効率よく爆破処理を行うことが可能となる。
本発明に係る爆破処理方法により爆破処理される被処理物の例を示す断面図である。 本発明に係る爆破処理方法に用いる爆破処理装置に図1に示す被処理物を搭載した状態の概略斜視図である。 図2に示す状態の縦断面図である。 図2に示す爆破処理装置の横断面図である。 図2に示す爆破処理装置に用いられる索状爆発体の一例を示す説明図である。 本発明に係る爆破処理方法に用いられる爆破処理装置の他の実施形態を示す概略斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る爆破処理方法の実施形態について説明する。図1は、本爆破処理方法により爆破処理する被処理物の一例であり、化学兵器である化学爆弾の断面図を示したものである。また、図2は本爆破処理方法にて使用する爆破処理装置の斜視図であり、図3は図2における爆破処理装置の縦断面図であり、図4は爆破処理装置の横断面図である。
前記被処理物の一例である化学爆弾10は、図1に示すように、鋼製の弾殻11と、炸薬筒13とから構成されており、この弾殻11および炸薬筒13の軸方向に延びるような形状を有している。
前記炸薬筒13には、ピクリン酸やTNT等からなる炸薬12が収容されている。また、前記弾殻11と炸薬筒13との間には、化学剤14が収容されている。そして、この化学爆弾10は、前記炸薬12が図示しない信管等により起爆されることで爆発するのに伴って、この爆発により前記弾殻11が破壊され、当該弾殻11の破片とともに前記化学剤14が周囲に飛散するよう構成されている。
本爆破処理方法は、前記のような化学爆弾10を爆破処理して無害化するための方法である。この爆破処理方法では、図2等に示すように、内側爆薬20と、複数の索状爆発体30と、容器40と、電気雷管(起爆装置)50とを有する爆破処理装置1を用いて爆破処理を行う。
ここで、前記内側爆薬20は、爆轟することで前記化学爆弾10を爆破する爆薬である。また、前記索状爆発体30は、前記内側爆薬20を起爆するための外側爆薬34を含み一方向に延びる形状を有するものである。また、前記容器40とは、前記化学爆弾10、前記内側爆薬20および前記索状爆発体30を収容するためのものである。また、前記電気雷管50とは、前記外側爆薬34を起爆するためのものである。各要素についての詳細は後述する。
前記爆破処理方法は、次の各工程を含む。
1)外側爆薬配置工程
この工程は、前記内側爆薬20の外側となる位置に外側爆薬34を配置する工程である。この工程は、さらに以下の工程を含む。
1−1)索状爆発体形成工程
この工程は、前記索状爆発体30を形成する工程である。
ここで、前記索状爆発体30は、前記のように、前記内側爆薬20を起爆するための外側爆薬34を有するものであり、本実施形態では、心薬をPETNとし、これに被覆を施したひも状の導爆線を用いている。すなわち、前記索状爆発体30は、図5に示すように、一方向に延びるプラスティック等からなる外筒32と、この外筒32の内側に収容されたPETNからなる外側爆薬34とを有している。このように構成された索状爆発体30の爆速は7km/s程度である。
そして、この工程では、予め準備しておいた長尺な前記ひも状の導爆線を前記容器40の大きさおよび形状に合わせて切断し、複数本の索状爆発体30を形成する。本実施形態では、前記導爆線から同じ長さを有する8本の索状爆発体30を形成する。
1−2)配索工程
この工程は、前記内側爆薬20の外側となる位置に索状爆発体30を配索する工程である。
この工程では、図2に示すように、前記8本の索状爆発体30を略円筒状の容器40の内側面上に、この容器40の中心軸と平行になるように、かつ、互いに等間隔となるように配索する。このとき、前記8本の索状爆発体30は、前記容器40の中心軸に対して、それぞれ所定の索状爆発体30と互いに軸対象となる位置に配索されることになる。そして、このように容器40の内側面上に配索した前記索状爆発体30を前記容器40の中心軸上で一まとめにする。
前記容器40は、その内側に後述する内側爆薬20を充填した際に、この内側爆薬20の形状を保形できるものであればよく、たとえば硬質樹脂からなるケースのように定形性を有するものであってもよいし、柔軟な袋体からなるものでもよい。
2)内側爆薬配置工程
この工程は、前記化学爆弾10の周囲に前記内側爆薬20を配置する工程である。
この工程では、まず、前記容器40のほぼ中央に、化学爆弾10をその軸線と前記容器40の中心軸とが一致するように収容する。このとき、前記8本の索状爆発体30は、この化学爆弾10を挟んで、それぞれ所定の索状爆発体30と互いに対向する位置に配索されている。
次に、この容器40の前記化学爆弾10とこの容器40の内側面との間に前記内側爆薬20を流し込み、この内側爆薬20を前記化学爆弾10の周囲に配置する。このとき、流し込まれた内側爆薬20は、容器40の形状と同等の形状(ここでは略円筒状)に保形される。
ここで、前記内側爆薬20は、前記のように、爆轟して前記化学爆弾10を爆破するための爆薬である。この内側爆薬20は、前記外側爆薬34よりも爆速の小さいものであればどのような爆薬でもよいが、粉体や流動体のように流動性を有するもの、例えば、エマルジョン爆薬やスラリー爆薬およびANFO爆薬を用いるのがよい。ここで、エマルジョン爆薬やスラリー爆薬の爆速は5km/s程度であり、ANFO爆薬の爆速は3km/s程度である。従って、前記外側爆薬34の爆速の方が、この内側爆薬20の爆速に比べて十分に大きな爆速となる。そのため、次の爆破工程において前記外側爆薬34および内側爆薬20が起爆した際には、内側爆薬20の爆轟が後述する電気雷管50から前記索状爆発体30に沿った方向すなわち前記容器40の中心軸に沿った方向へ伝播する速度の方が、前記内側爆薬20の爆轟速度よりも大きくなる。
3)爆破工程
この工程は、前記索状爆発体30に含まれる外側爆薬34を起爆させ、この外側爆薬34の爆轟により前記内側爆薬20を起爆させて、この内側爆薬20の爆轟力により前記化学爆弾10を爆破処理する工程である。
この工程では、まず、前記各索状爆発体30に共通の電気雷管50を接続する。具体的には、前記内側爆薬20の中心軸線上で一まとめにした前記索状爆発体30の束に電気雷管50を接続する。このとき、前記索状爆発体30の、電気雷管50との接続点すなわち各外側爆薬34の起爆点から前記内側爆薬20の外周面までの距離が等しくなるように、前記電気雷管50を接続する。
次に、前記電気雷管50を発破母線60を介して図示しない発破器に接続する。
その後、この発破器を操作して、電気雷管50により前記複数本の索状爆発体30に含まれる外側爆薬34を全て同時に起爆させる。そして、この外側爆薬34の爆轟により内側爆薬20を起爆させることで、この内側爆薬20の爆轟により化学爆弾10を爆破処理する。
具体的には、外側爆薬34の爆轟は、まず、径方向外側に向けて伝播し、その後、内側爆薬20の外周面を内側爆薬20の中心軸と平行に、その一方端から他方端に向けて伝播していく。ここで、この外側爆薬34を含む各索状爆発体30は、前記のように、外側爆薬34の起爆点から前記内側爆薬20の外周面までの距離が等しくなるように前記電気雷管50に接続されているので、各索状爆発体30に含まれる外側爆薬34の爆轟波は、内側爆薬20の外側において、径方向外側に向けて同心円上にそれぞれ伝播した後、互いに平行に内側爆薬20の外周面上を伝播していく。
前記外側爆薬34の爆轟波は、当該外側爆薬34の近傍に設けられた内側爆薬20に伝播する。そして、この内側爆薬20が爆轟を開始する。この内側爆薬20の爆轟伝播は、内側爆薬20がその外周から前記外側爆薬34によって起爆されること、また、前記外側爆薬34の爆速の方が内側爆薬20の爆速よりも大きいことから、この外側爆薬34の爆轟に引きずられていく。
また、前記のように外側爆薬34は互いに平行に内側爆薬20の外周面上を伝播していく。そのため、この内側爆薬20は、前記内側爆薬20の中心軸と垂直な断面において、その外周部分が同時に起爆していくことになる。ここで、本実施形態では、図2等に示すように、外側爆薬34を含む索状爆発体30を内側爆薬20の外周面上に間欠的に配索しているが、その間隔が適当に設定されているので、前記内側爆薬20は、前記被処理物10の周囲において、その外周部分が全周にわたってほぼ同時に起爆することになる。前記索状爆発体30は、例えば、隣接する索状爆発体30同士の間隔が前記内側爆薬20の径方向の厚みと同程度以下となるように配索されるが好ましい。
そして、前記内側爆薬20は、前記化学爆弾10をほぼ中心とする円筒状に保形されている。従って、前記のように内側爆薬20のうち、その中心軸と垂直な断面における外周部分が同時に起爆すると、化学爆弾10には、その周囲に設けられた内側爆薬20の爆轟力が集中的に加えられることになる。
このようにして、内側爆薬20の爆轟力を受けた化学爆弾10は、その内部に設けられた前記炸薬12の爆轟を伴いながら前記弾殻11が破壊され、前記化学剤14が超高温高圧に晒されることで分解処理される。
ここで、内側爆薬20の爆轟波を受けて、化学爆弾10の内部に設けられた炸薬12も起爆するが、この化学爆弾10の弾殻11等の破片は、前記内側爆薬20の爆轟より外側から押さえつけられる形となる。従って、この化学爆弾10は、前記弾殻11等の破片の外部への飛散速度が低速に抑えられた状態で処理されることになる。
次に、他の形状を有する化学爆弾10をさらに爆破処理する場合も、共通の索状爆発体を用いることが可能である。すなわち、前記導爆線をこの化学爆弾10に合った長さに切断するだけで、他の形状を有する化学爆弾10の形状に合った索状爆発体30を準備することが可能となる。
以上のように、本爆破処理方法によれば、前記爆速の大きい外側爆薬34を内側爆薬20の外側に配置し、この外側爆薬34により内側爆薬20を起爆させることで、前記化学爆弾10の破片等の外側への飛散を抑制することができる。
特に、この方法は、前記外側爆薬34を含み一方向に延びる形状を有する索状爆発体30を前記内側爆薬20の外側に配索することで前記外側爆薬34を前記内側爆薬20の外側に配置するものであるので、化学爆弾10の大きさや形状の変化に対して容易に対応することが可能となる。すなわち、化学爆弾10の大きさや形状が変化しても共通の索状爆発体30を使用することができるので、前記外側爆薬34を前記内側爆薬20の外側に配置するために互いに異なる化学爆弾10の形状にそれぞれ適合した形状を有する爆発体を予め準備する必要がなくなり、爆破処理の効率を向上させることができるとともにコストを低減することが可能となる。
また、前記のように、内側爆薬20の外側に複数の索状爆発体30を配索するようにすれば、前記外側爆薬34を複数の箇所で同時に爆轟させることができるので、前記化学爆弾10の破片の外部への飛散を複数の方向から押さえ込むことができ、この破片等の飛散をより確実に抑制することが可能となる。
また、前記のように、複数本の索状爆発体30に含まれる外側爆薬を共通の電気雷管50を用いて同時に起爆させれば、1回の起爆回数で前記内側爆薬20をより均一に爆轟させることが可能となる。
また、前記のように、複数本の索状爆発体30を所定の方向に沿うように配索し、当該複数本の索状爆発体30に含まれる前記外側爆薬34をそれぞれ所定の方向に沿って伝播させれば、化学爆弾10をこの伝播方向に沿って順次爆破していくことができ、化学爆弾10の爆破処理を効率よく行うことが可能となる。
また、前記のように、複数本の索状爆発体30を、化学爆弾10を挟んで互いに対向する位置に配索し、この互いに対向する索状爆発体30に含まれる前記外側爆薬34を同時に爆轟させれば、この外側爆薬34により起爆される内側爆薬20の爆轟による衝撃力を化学爆弾10に向けて集中させることができ、効率よく爆破処理を行うことができるとともに化学爆弾10の破片の外側への飛散をより確実に抑制することができる。
また、前記のように、複数本の索状爆発体30を互いに等間隔となるように配索すれば、前記内側爆薬20を均一に起爆させることができ、より少ない索状爆発体30の本数で化学爆弾10を爆破することが可能となる。
また、前記のように、前記内側爆薬20を化学爆弾10をほぼ中心とする略円筒状に配置し、索状爆発体30を内側爆薬20の中心軸方向の一方端から他方端に向けて当該内側爆薬20の外周面に沿うような位置に配索するとともに、複数本の索状爆発体30に含まれる前記外側爆薬34を、前記内側爆薬20の中心軸と垂直な断面上で同時に爆轟させていけば、前記化学爆弾10に対してほぼ等距離の位置に設けられた内側爆薬20が順次起爆していくことになる。そのため、化学爆弾10にその周囲に配置された内側爆薬20の爆轟力を集中させることができるので、化学爆弾10を効率よく爆破処理することができる。
ここで、前記実施形態では、前記内側爆薬20の周囲に8本の索状爆発体30を配索する場合について示したが、この索状爆発体30の本数は前記に限定されない。
また、前記実施形態では、前記索状爆発体30として外側爆薬34(PETN)を芯薬としそれをプラスティック等の外筒32で被覆した導爆線を用いた場合について示したが、外側爆薬34や外筒32は前記に限らない。さらに、索状爆発体30自身の構造も前記に限らず、例えば、コンポジションC−4をひも状に成形したものや、PETN等の爆薬が練り込まれたシート状の爆発体をテープ状に形成したもの等を用いてもよい。また、前記内側爆薬20の種類も前記に限らない。
また、前記実施形態では、容器40を円筒状とした場合について示したが、容器40の形状はこれに限らない。また、容器40を設けず、内側爆薬20として可塑性を有するものを用い、この内側爆薬20を化学爆弾10の周囲に固定させ、この内側爆薬20の外周に直接索状爆発体30を配索するようにしてもよい。また、内側爆薬20を複数の袋に詰め、当該外内側爆薬20が詰め込まれた袋を化学爆弾10の周囲に積載するようにし、これらの袋の周囲に前記外側爆薬34を配索するようにしてもよい。
また、前記外側爆薬34の配索様態は、前記に限らず、例えば図6に示すように、前記内側爆薬20の外側に斜めに配索してもよい。
また、前記爆破処理方法で処理対象となる被処理物は、前記のような化学爆弾10に限らない。すなわち、前記化学爆弾10に設けられる炸薬の種類や化学剤の種類等は前記に限らず、本爆破処理方法は、例えば、TNT、ピクリン酸、RDX等の爆薬や、マスタード、ルイサイド等のびらん剤、DC、DA等のくしゃみ剤、ホスゲン、サリン、青酸等の化学剤を有する爆弾の爆破処理に適用することができる。また、この爆破処理方法は、化学爆弾を解体した後の炸薬部のみや、化学剤を有しない爆弾等にも適用することができる。
1 爆破処理装置
10 化学爆弾(被処理物)
11 弾殻
12 炸薬
13 炸薬筒
14 化学剤
20 内側爆薬
30 索状爆発体
32 外筒
34 外側爆薬
40 容器
50 電気雷管(起爆装置)
60 発破母線

Claims (13)

  1. 炸薬と当該炸薬を収容する外殻とを有する被処理物を爆薬の爆轟により爆破処理するための方法であって、
    前記被処理物を爆破する内側爆薬を、前記被処理物の周囲に配置する内側爆薬配置工程と、
    前記内側爆薬よりも大きな爆速を有する外側爆薬を前記内側爆薬の外側となる位置に配置する外側爆薬配置工程と、
    起爆装置を用いて前記外側爆薬を起爆させ、当該外側爆薬の爆轟により前記内側爆薬を起爆させて、当該内側爆薬の爆轟によって前記被処理物を爆破処理する爆破工程とを備え、
    前記外側爆薬配置工程は、前記外側爆薬を含むとともに一方向に延びる形状を有する索状爆発体を、前記外側爆薬により起爆した前記内側爆薬の爆轟伝播の前記起爆装置から特定方向への速度が前記内側爆薬の爆轟速度よりも大きくなるよう配索する配索工程を含むことを特徴とする爆破処理方法。
  2. 請求項1に記載の爆破処理方法において、
    前記配索工程にて、複数本の前記索状爆発体を前記内側爆薬の外側となる位置に配索し、
    前記爆破工程にて、当該複数本の索状爆発体に含まれる前記外側爆薬を複数の箇所で同時に爆轟させることを特徴とする爆破処理方法。
  3. 請求項2に記載の爆破処理方法において、
    前記爆破工程にて、前記複数本の索状爆発体を共通の起爆装置に接続し、当該起爆装置により、前記複数本の索状爆発体に含まれる前記外側爆薬を同時に起爆させることを特徴とする爆破処理方法。
  4. 請求項2に記載の爆破処理方法において、
    前記配索工程にて、前記複数本の索状爆発体を所定の方向に沿うように配索し、
    前記爆破工程にて、当該複数本の索状爆発体に含まれる前記外側爆薬の爆轟をそれぞれ前記所定の方向に沿って伝播させることを特徴とする爆破処理方法。
  5. 請求項4に記載の爆破処理方法において、
    前記配索工程にて、前記複数本の索状爆発体の少なくとも一部を、前記被処理物を挟んで互いに対向する位置に配索し、
    前記爆破工程にて、前記互いに対向する索状爆発体に含まれる前記外側爆薬を同時に爆轟させることを特徴とする爆破処理方法。
  6. 請求項4または5に記載の爆破処理方法において、
    前記配索工程にて、前記複数本の索状爆発体を互いに等間隔となるように配索することを特徴とする爆破処理方法。
  7. 請求項6に記載の爆破処理方法において、
    前記内側爆薬配置工程にて、前記内側爆薬を前記被処理物をほぼ中心とする略円筒状に配置し、
    前記配索工程にて、前記索状爆発体を、前記内側爆薬の中心軸方向の一方端から他方端に向けて当該内側爆薬の外周面に沿うような位置に配索するとともに、
    前記爆破工程にて、前記複数本の索状爆発体を前記内側爆薬の中心軸上で共通の起爆装置に接続し、当該複数本の索状爆発体に含まれる前記外側爆薬を、前記内側爆薬の中心軸と垂直な断面において同時に爆轟させていくことを特徴とする爆破処理方法。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の爆破処理方法において、
    前記内側爆薬配置工程にて、所定の容器内に前記被処理物を入れるとともに、当該被処理物の周囲に配置する前記内側爆薬に流動性を有するものを用い、当該流動性を有する前記内側爆薬を前記容器内の内側面と前記被処理物との間に配置することを特徴とする爆破処理方法。
  9. 請求項8に記載の爆破処理方法において、
    前記配索工程は、前記内側爆薬配置工程の前に予め前記容器の内側面に前記索状爆発体を配索するものであることを特徴とする爆破処理方法。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の爆破処理方法において、
    前記外側爆薬配置工程は、前記外側爆薬を含むとともに一方向に延びる形状をもつ索状物を所定の長さに切断することにより前記索状爆発体を形成する工程を含み、
    この形成された索状爆発体を、前記配索工程にて前記内側爆薬の外側となる位置に配索することを特徴とする爆破処理方法。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の爆破処理方法を用いて前記被処理物を爆破処理するための爆破処理装置であって、
    前記被処理物の外側に配置されて当該被処理物を爆破する内側爆薬と、
    前記内側爆薬よりも大きな爆速を有する外側爆薬を含むとともに一方向に延びる形状をもつ索状爆発体と、
    前記索状爆発体に連結されて、当該索状爆発体に含まれる前記外側爆薬を起爆させる起爆装置とを備え、
    前記索状爆発体が、前記外側爆薬の爆轟により前記内側爆薬が起爆し、かつ、前記外側爆薬により起爆した前記内側爆薬の爆轟伝播の前記起爆装置から特定方向への速度が前記内側爆薬の爆轟速度よりも大きくなるように、この内側爆薬の周囲に配索されていることを特徴とする爆破処理装置。
  12. 請求項11に記載の爆破処理装置であって、
    前記索状爆発体が、前記内側爆薬の外側に所定の方向に沿って互いに等間隔となるように複数本設けられており、
    当該複数の索状爆発体が共通の前記起爆装置に接続されていることを特徴とする爆破処理装置。
  13. 請求項11または12に記載の爆破処理装置であって、
    前記被処理物を収容可能な容器を備え、
    前記内側爆薬が流動性を有しており、
    前記索状爆発体が当該容器の内側面に配索されているとともに、
    前記流動性を有する内側爆薬が当該容器の内側面と前記被処理物との間に収容されていることを特徴とする爆破処理装置。
JP2009084658A 2009-03-31 2009-03-31 爆破処理方法および爆破処理装置 Active JP5131933B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009084658A JP5131933B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 爆破処理方法および爆破処理装置
PCT/JP2010/002067 WO2010113427A1 (ja) 2009-03-31 2010-03-24 爆破処理方法および爆破処理装置
US13/262,433 US8671814B2 (en) 2009-03-31 2010-03-24 Blast treatment method and blast treatment device
EP10758212.4A EP2416108B1 (en) 2009-03-31 2010-03-24 Blasting treatment method and blasting treatment device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009084658A JP5131933B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 爆破処理方法および爆破処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010236771A true JP2010236771A (ja) 2010-10-21
JP5131933B2 JP5131933B2 (ja) 2013-01-30

Family

ID=42827743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009084658A Active JP5131933B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 爆破処理方法および爆破処理装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8671814B2 (ja)
EP (1) EP2416108B1 (ja)
JP (1) JP5131933B2 (ja)
WO (1) WO2010113427A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5095660B2 (ja) * 2009-03-31 2012-12-12 株式会社神戸製鋼所 爆破処理方法および爆破処理装置
JP5291073B2 (ja) * 2010-10-13 2013-09-18 株式会社神戸製鋼所 爆破処理方法および爆破処理装置
CN102807462B (zh) * 2012-09-02 2015-07-29 利川市忠路烟花爆竹产销有限责任公司 一种鞭炮引火线药
CN103739412A (zh) * 2013-12-17 2014-04-23 江西省李渡烟花集团有限公司 一种无硫烟花发射药
CN103739413A (zh) * 2013-12-17 2014-04-23 江西省李渡烟花集团有限公司 一种新型烟花开爆药
US10903173B2 (en) 2016-10-20 2021-01-26 Palo Alto Research Center Incorporated Pre-conditioned substrate
US11248894B2 (en) 2017-11-13 2022-02-15 DynaEnergetics Europe GmbH High shot density charge holder for perforating gun
US10969205B2 (en) * 2019-05-03 2021-04-06 Palo Alto Research Center Incorporated Electrically-activated pressure vessels for fracturing frangible structures
US11904986B2 (en) 2020-12-21 2024-02-20 Xerox Corporation Mechanical triggers and triggering methods for self-destructing frangible structures and sealed vessels
US12013043B2 (en) 2020-12-21 2024-06-18 Xerox Corporation Triggerable mechanisms and fragment containment arrangements for self-destructing frangible structures and sealed vessels

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004324997A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Mayekawa Mfg Co Ltd 地中埋没化学砲弾の処理方法
JP2005291514A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 化学弾薬の爆破処理方法
JP2007271136A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 砲弾切断装置用砲弾保持機構
JP2007309550A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Kobe Steel Ltd 処理システムおよび処理方法
JP2008014595A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 切断装置用送りクランプ装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6647851B2 (en) * 2002-01-11 2003-11-18 Demil International, Inc. Method for suppressing ejection of fragments and shrapnel during destruction of shrapnel munitions
JP4247373B2 (ja) 2005-04-08 2009-04-02 独立行政法人産業技術総合研究所 爆破処理方法
FR2904105B1 (fr) * 2006-07-21 2008-08-29 Tda Armements Sas Dispositif pyrotechnique de destruction de munitions
US8695263B2 (en) * 2011-07-01 2014-04-15 Applied Explosives Technology Pty Limited Shell destruction technique

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004324997A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Mayekawa Mfg Co Ltd 地中埋没化学砲弾の処理方法
JP2005291514A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 化学弾薬の爆破処理方法
JP2007271136A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 砲弾切断装置用砲弾保持機構
JP2007309550A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Kobe Steel Ltd 処理システムおよび処理方法
JP2008014595A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 切断装置用送りクランプ装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010113427A1 (ja) 2010-10-07
EP2416108A1 (en) 2012-02-08
EP2416108B1 (en) 2017-05-10
US8671814B2 (en) 2014-03-18
EP2416108A4 (en) 2014-05-07
US20120024133A1 (en) 2012-02-02
JP5131933B2 (ja) 2013-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5131933B2 (ja) 爆破処理方法および爆破処理装置
JP5095656B2 (ja) 爆破処理方法および爆破処理装置
JP5291073B2 (ja) 爆破処理方法および爆破処理装置
US8516937B2 (en) Blast treatment method and blast treatment device
JP5095660B2 (ja) 爆破処理方法および爆破処理装置
JP5095658B2 (ja) 爆破処理方法及び爆破処理装置
JP5095657B2 (ja) 爆破処理方法及び爆破処理装置
JP3987870B1 (ja) 爆破処理用耐圧容器内の浄化方法
JPH028697A (ja) 爆薬の多方向性起爆方法及びこれに用いる装置
JP2012021700A (ja) 火工品
US5932835A (en) Line charge insensitive munition warhead
WO2013118434A1 (ja) 爆破処理方法
RU2368860C1 (ru) Взрывное устройство

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20111017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121009

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121102

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5131933

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250