JP2010233139A - コンテンツ配信システム、配信サーバおよびコンテンツ配信方法 - Google Patents

コンテンツ配信システム、配信サーバおよびコンテンツ配信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】送信端末からメールソフトを有していない特定の受信端末に、あたかもメールを利用するような使い勝手で自分の所有するコンテンツ送信をできるようにする。また、同じコンテンツを、再度別の受信端末に送信するときに、同じコンテンツを送信端末からサーバにもう一度送信することなく、コンテンツ再送を可能にする。
【解決手段】サーバに格納されているコンテンツ毎にそのコンテンツの送信者及び受信可能な受信端末の機器IDのリストを管理するテーブルを有し、ある第1の受信端末に送信済みのコンテンツを別の第2の受信端末に再送を行うとき、コンテンツ管理テーブルにおいて、該コンテンツの受信可能な端末の機器IDのリストに、該第2の受信端末の機器IDを追加し、該第2の受信端末から該コンテンツに対して要求があったときに、前記コンテンツ管理テーブルを参照し、該第2の受信端末に送信する。
【選択図】図27

Description

本発明は、ネットワーク経由で特定の受信端末に映像等のコンテンツを配信するコンテンツ配信システムおよびこれに用いる配信サーバに関する。
特定の相手だけに情報を送る場合、一般に電子メール(以下、メール)が用いられる。この場合、当然のことながら、送信する装置と受信する装置はともにメールソフトを有していることが必要である。近年、PC(パーソナルコンピュータ)の購入者の多くはメールを利用するので、PCには販売時にメールソフトがインストールされているのが一般的である。
一方、テレビにおいても、近年、ネットワーク接続できる製品が発売され始めた。しかし、PCほどネットワークに接続されるとは限らない。また、家族全員で見る機会が多いテレビでメールを行うことは、PCより頻度が低い。したがって、ネットワークに接続できるとはいえ、テレビにメールソフトをインストールすることは開発コストの点から見て非現実的である。
メールソフトがなくても、ネットワークに接続されたテレビがサーバにアクセスし、コンテンツの配信を要求することは可能である。特許文献1では、ダウンロードの予約方法が開示される。ここでは、テストファイルのダウンロード速度を計測し、完了するまでの時間を予測し、ユーザが所望する時刻にダウンロードを完了させるためのダウンロード開始日時を設定し、ユーザの了解を得て予約をすることが述べられている。ユーザが了解しない場合は、代替案のダウンロード開始日時を提示する。また、ダウンロード状況を監視し、約束した完了時刻までに終わりそうにない場合は、他のサーバに切替える等の方法も述べられている。特許文献2では、ダウンロード予約時間帯を分割して、端末に割り当てて負荷を分散させる方法が述べられている。
特開2003−67280号公報 特開2004−185114号公報
上記特許文献1,2によれば、メールソフトを有していない端末(テレビ)が配信サーバにアクセスし、所望のコンテンツを所望の日時にダウンロードすることができる。しかしながら、いずれの場合も、端末(テレビ)からサーバにアクセスする場合であり、特定の個人の所有するコンテンツを受信すること、或いはある送信者が特定の端末(テレビ)に自分の有するコンテンツを送信することは考慮されていない。そこで、メールソフトがインストールされていない特定の端末(テレビ)に、送信者の所有するコンテンツを送る技術が望まれる。
また、送信者がある特定端末(テレビ)に送信したコンテンツを、別の受信端末(第2テレビ)に再度送信できる技術も望まれる。
本発明の目的は、送信端末からメールソフトを有していない特定の受信端末に、あたかもメールを利用するような使い勝手で自分の所有するコンテンツを送信できるようにすることである。
本発明のその他の目的は、送信したコンテンツを、送信端末から配信サーバに再度送信することなく別の受信端末に送信できるようにすることである。
本発明は、送信端末と受信端末と配信サーバとがネットワークを介して接続され、送信端末から受信端末へ配信サーバを経由してコンテンツを送信するコンテンツ配信システムであって、配信サーバは、受信端末を特定する機器IDを登録したデータベースと、送信端末から送信されたコンテンツを一旦格納するコンテンツ格納部と、格納しているコンテンツ毎に、送信した送信者及び受信可能端末の機器IDのリストを管理するコンテンツ管理テーブルを有する。配信サーバは、ある受信端末から要求があったとき、テーブルを参照し、その受信端末の機器IDが送信先とされるコンテンツをその受信端末に送信することをはじめ、また、ある第1の受信端末に送信済みのコンテンツを別の第2の受信端末に再送を行うとき、コンテンツ管理テーブルにおいて、該コンテンツの受信可能端末の機器IDリストに、前記第2の受信端末の機器IDを追加することで、前記第2の受信端末から、該コンテンツに対して要求があったとき、前記コンテンツ管理テーブルを参照し、前記第2の受信端末に送信する。
本発明によれば、送信者は、メールソフトを有しない受信端末に対して、あたかもメールを送るような使い勝手でコンテンツを送信することができる。また、受信者は送信者を確認した後にコンテンツを受信することができるので、不特定多数の人から不要なコンテンツを送信されることがない。
コンテンツ配信システムの一実施例を示す全体構成図。 サーバ30の内部構成の一例を示す図。 テレビ20の内部構成の一例を示す図。 コンテンツ配信サービスの処理フローを示す図。 未読メールチェックテーブルの一例。 送信者DBの一例。 受信者DBの一例。 コンテンツ管理テーブルの一例。 送信側でのログイン/ユーザ登録画面の一例。 ユーザ登録画面の一例(規約の確認)。 ユーザ登録画面の一例(宛先指定)。 ユーザ登録画面の一例(会員情報の入力)。 ユーザ登録画面の一例(入力内容の確認)。 ユーザ登録画面の一例(仮登録完了)。 受信側でのサーバ接続初期画面の一例。 送信者の承認画面の一例。 ユーザ本登録画面の一例。 メール作成用画面の一例。 作成したメールの一例。 宛先の追加・編集画面の一例。 携帯電話の登録・編集画面の一例。 携帯電話からアクセスする画面の一例。 携帯電話からのメール送信する画面の一例。 受信メール一覧表示画面の一例。 静止画一覧表示画面の一例。 動画・静止画再生画面の一例。 本発明によるコンテンツ配信システムの一実施例を示す全体構成図。 コンテンツ再送を含むコンテンツ配信サービスの処理フローを示す図。 コンテンツを選択する前のメール作成用画面の一例。 コンテンツ選択画面の一例。 追加料金発生ポップアップ画面の一例。 コンテンツを選択した後のメール作成用画面の一例。 コンテンツ再送が行われたコンテンツ管理テーブルの一例。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
以下の実施形態では、送信端末をPC、または携帯電話、受信端末をテレビとする。コンテンツとして、例えばビデオカメラで撮影した動画や、デジタルカメラ(デジカメ)で撮影した静止画が含まれる。これらの動画と静止画を合わせて映像と呼ぶ。テレビはメールアドレスを有しないため、製造の際、各テレビを特定する機器IDをテレビ内に記憶させ、ユーザはテレビのリモコン等を使ってその機器IDを知ることができる。
送信者はその機器IDをキーとして映像を送る。映像の送信と受信を制御するため、センタにサーバを設置しネットワークで接続する。PCはこのサーバに送信者として会員登録する。その際、自分が映像を送りたい相手のテレビの機器IDをも合わせて登録する。
テレビがネットワークを介してサーバにアクセスすると、画面には登録された送信者を承認する確認メッセージが表示される。受信者がこれを承認すると送信者が登録した内容が有効となり、サーバは送信者からの映像の預かりサービスを開始する。サーバは映像を預かると、登録された受信者のテレビ画面に映像が届いていることを表示する。受信者は所望の映像を選択すると、サーバからこれを受信し視聴することができる。
図1は、従来からのコンテンツ配信システムの一実施例を示す全体構成図である。本システムは、送信側端末(PC10)と、受信側端末(テレビ20)と、両者間のコンテンツ配信を中継する配信サーバ(サーバ30)とが、インターネット等のネットワーク4に接続されて構成される。そして、メールソフトを有するPC10からメールソフトを有しないテレビ20へ、送信者所有の映像コンテンツをサーバ30を介して送信するものである。
送信者宅1にいる送信者はビデオカメラ11やデジカメ12で撮影した映像コンテンツ(以下、映像ファイル、ビデオとも呼ぶ)をPC10にコピーする。ルータ(図示せず)を経由してネットワーク4に接続し、センタ3にあるサーバ30に映像を預ける。サーバ30は送信者(PC10)からの映像を預り、送信者が指定した受信者宅2のテレビ20からのアクセスを待つ。テレビ20がルータ及びネットワーク4を経由してセンタ3にあるサーバ30に接続してきた場合、サーバ30は映像が届いていることを示すメッセージを送り、テレビ20の画面に表示する。その後、受信者はその映像を選択して受信し、視聴することができる。テレビ20に記録装置(例えばハードディスク)が内蔵されていれば、映像のダウンロードも可能である。
サーバ30には、受信側端末であるテレビ20を特定する機能が必要となる。よって、サーバ30を用いてコンテンツ配信サービスを行うセンタ3は、テレビ20を製造した同一メーカが立ち上げ、運営することが効率的である。また、受信端末であるテレビ20を識別するために、各テレビ20の機器IDをアドレスとして用いる。なお、送信者は自宅のPC10だけでなく、事前に登録しておいた携帯電話50で撮影した映像ファイルをネットワーク4を介してサーバ30に送信することも可能であり、これは実施例2で説明する。以下、センタ3(サーバ30)の行うコンテンツ配信サービスを「ビデオお届けサービス」と呼ぶことにする。
図2は、サーバ30の内部構成の一例を示す図である。
ネットワーク送受信部31は、外部のネットワーク4に接続され、該ネットワーク経由でPC10やテレビ20と通信を行う。
会員情報管理部32は、未読メールチェックテーブル32a、送信者DB32b、受信者DB32c、テレビ機器DB32d、およびコンテンツ管理テーブル32eの各データベースやテーブルを有し、送信者と受信者の情報、およびコンテンツの預かり情報を保存している。PC10やテレビ20からアクセスがあった際に、関連するデータベースやテーブルを参照して、会員情報の確認や登録などの処理を行う。
例えば、送信者のPC10から会員仮登録が実行された場合には、未読メールチェックテーブル32aに、機器ID,ユーザID等の情報を登録する。その際サービス契約事項を含み、ユーザの情報を送信者DB32bに登録する。テレビ20から送信者の承認処理が実行された場合には、その内容に従って送信者DB32bおよび受信者32cの内容を更新する。また、テレビ20からアクセスがあった場合には、テレビ20に対して機器IDの送信を要求しこれを取得する。取得した機器IDを、テレビ機器DB32dの情報と照合し、正規のIDであるかどうかを確認する。不正な機器IDの場合はこの時点で検出し、以後の処理を拒否する。コンテンツ管理テーブル32eはユーザから預かっているコンテンツリストを保持する。
コンテンツ送受信部33は、PC10から映像コンテンツを受信し、またテレビ20に映像コンテンツを送信する。コンテンツ格納部34は、PC10からアップロードされた映像コンテンツを格納する。コンテンツ変換部35は、コンテンツ格納部34に格納された該映像コンテンツを必要に応じて、テレビ20が再生できる形式に変換する。
すなわち、該コンテンツがテレビ20で再生できない形式だと判断したとき、コンテンツ変換部35でコンテンツ形式変換を行い、コンテンツ格納部34に再び格納する。また、テレビ20から映像の受信・視聴の要求、もしくは映像のダウンロードの要求があった場合には、コンテンツ格納部34から映像コンテンツを読み出し、テレビ20へ送信する。
未読メールチェックテーブル32a、送信者DB32b、受信者DB32c、テレビ機器DB32d、およびコンテンツ管理テーブル32eの各データベースやテーブルは、それぞれ、未読メールチェックテーブル格納部、送信者DB格納部、受信者DB格納部、テレビ機器DB格納部、およびコンテンツ管理テーブル格納部という、ハードウェアである記憶装置に格納されている。これらの格納部およびコンテンツ格納部34は、複数の物理的な記憶装置であってもよいし、1つの記憶装置上にある論理的な複数の格納部であってもよい。
ネットワーク送受信部31、会員情報管理部32、コンテンツ送受信部33、コンテンツ変換部35は、マイクロチップなどで構成されたハードウェアでもよいし、ネットワーク送受信プログラム、会員情報管理プログラム、コンテンツ送受信プログラム、コンテンツ変換プログラム、などのソフトウェアで実装し、これらのプログラムを図示しないメモリ上にロードし、図示しないプロセッサで実行することで、処理を実現してもよい。
図3は、テレビ20の内部構成の一例を示す図である。
ネットワーク送受信部21は、外部のネットワーク4に接続され、該ネットワーク経由でサーバ30と通信を行う。ブラウザ部22は、サーバ30から送信されたHTMLやBMLなどの形式で記述された情報に従って、メール画面や承認画面等の画面情報を描画し、表示部27に出力する。動画再生部23は、サーバ30から送信されるコンテンツに含まれる静止画や動画ファイルを復号化し、静止画や動画像として再生し、表示部27に出力する。
機器ID通知処理部24は、サーバ30からの要求に基づいて、機器ID保持部25から当該テレビ20に割り当てられた機器ID情報を読み出し、サーバ30に通知する。機器ID保持部25には、当該テレビ20固有の機器ID情報が格納保持されている。この機器ID情報はテレビ20の製造時に各端末毎に割り当てられ、機器ID保持部25に書き込まれている。ユーザがこの機器IDを知りたいときは、例えばリモコン操作により読み出して、表示部27に表示することができる。
コンテンツ記録部26は、例えばハードディスク記録装置であり、サーバ30から受信した映像コンテンツをダウンロードし保存する。ユーザは保存した映像を必要なときに読み出し、動画再生部23を通じて視聴することができる。記録部26は内蔵でも外付けでも構わない。表示部27は、ブラウザ22、動画再生部23および機器ID通知処理部24から出力された映像や情報を画面に表示する。
機器ID保持部25、コンテンツ記録部26は、複数の物理的な記憶装置であってもよいし、1つの記憶装置上にある論理的な複数の格納部であってもよい。
ネットワーク送受信部21、ブラウザ22、動画再生部23、機器ID通知処理部24は、マイクロチップなどで構成されたハードウェアでもよいし、ネットワーク送受信プログラム、ブラウザプログラム、動画再生プログラム、機器ID通知処理プログラム、などのソフトウェアで実装し、これらのプログラムを図示しないメモリ上にロードし、図示しないプロセッサで実行することで、処理を実現してもよい。
図4は、本実施例のコンテンツ配信サービス(ビデオお届けサービス)の処理フローを示す図である。まず処理の概要をステップ順に説明する。
ステップS101:送信者は映像の受信者から、相手の受信端末(テレビ20)の機器IDとそのテレビ20が接続されているサーバ30のURLを取得する。あるいは逆に、受信者は映像の送信者に、テレビ20の機器IDとサーバ30のURLを電話やFAXで知らせてもよい。そのためテレビ20の機器ID保持部25には、機器を特定するための機器IDが記録されている。この機器IDは、映像送信の際のアドレスとして用いる。なおこの機器IDは、B−CASカードの番号と同様に、テレビの所有者はリモコン等を使って容易に知ることができるようにしておく。
ステップS102:送信者は上記の情報(テレビ20の機器IDとサーバ30のURL)を基に、PC10からサーバ30にアクセスし、送信者と受信者の情報を入力する。これを会員仮登録と呼ぶ。具体的には送信者情報として、送信者のメールアドレスをユーザIDとし、住所、氏名、表示される名前、生年月日、電話番号等を登録する。また受信者情報として、テレビ20の機器ID、表示される名前を登録する。これらの情報は、サーバ30のデータベースに仮登録される。
ステップS103:センタ3のサーバ30は、仮登録された受信者のテレビ20に対して、機器IDを基に、会員の仮登録があったことを知らせる。これに対し受信者は仮登録の内容を確認して承認を行う。その際テレビ20にはメールソフトがインストールされていないので、次のようにして通知する。サーバ30の未読メールチェックテーブル31には、仮登録があった機器IDのフラグを立てておく。
サーバ30はテレビ20からアクセスがあるとこのテーブルを参照し、アクセスしたテレビの機器IDのフラグが立っているかどうか調べる。フラグが立っていれば、送信者データベース32bから送信者のユーザIDと氏名を調べて、「○○さんが映像ファイルを送ろうとしている」ことをテレビ20に表示する。受信者は、表示されている送信者(○○さん)が所望の相手であればその送信を承認する。
ステップS104:受信者がテレビ20に表示された送信者を承認すると、サーバ30は仮登録された会員情報を本登録に変更する。また、受信者が承認したか否かの結果を送信者にメールで知らせる。メールアドレスは会員仮登録の際に登録されたメールアドレスを用いればよい。本登録することで、サーバ30は登録された送信者から送られる映像の預かりサービスを開始する。
すなわち、受信者が送信者を承認してくれるまでは、送信者はサーバ30に映像を預けることができない。よって、サーバ30は無駄な預かりサービスを回避することができる。
ステップS101〜S104までの会員登録は初回のみで完了する。2回目からは不要として、次に説明するステップ105の処理から始まる。
ステップS105:送信者はPC10を操作して、センタ3のサーバ30をアクセスし、承認した受信者のリストから、これから送信する映像コンテンツの受信者を指定する。
ステップS106:送信者は該受信者に送信するコンテンツを選択する。
ステップS107:送信者はサーバ30へ、上記選択された映像コンテンツを送信(アップロード)する。サーバ30は、PC10から送られた映像をコンテンツ格納部34に格納する。
ステップS108:サーバ30は、アップロードされた映像の形式(ファイル形式)を、必要に応じて、コンテンツ変換部35にて映像の形式を変換する。
ステップS109:受信者がテレビ20からサーバ30にアクセスすると、受信者がテレビ20からサーバ30にアクセスすると、サーバ30は該受信者宛の新しくアップロードされた映像が届いていることを知らせる。受信者は所望の映像を選択してサーバ30から受信し、これをテレビ20で視聴する。
本システムによるコンテンツ配信サービスによれば、次のようなメリットがある。
(a)受信端末がテレビという家電品では、PCと異なり、メールソフトのような追加のソフトを組み込むことが難しい。その理由として、開発・検証にかかるコストが高いことや、バージョンアップ時の対応が、過去製品との互換性の確認も含めて困難であることが挙げられる。これに対し本システムでは、テレビに対してメールソフトを組み込むことなく映像コンテンツを送受信することができる。
(b)テレビという家電品では、PCと異なり、お年寄り等も含め多様なユーザが取り扱う機会が多い。また、リモコンを使用するため入力手段も限られる。したがって、誰でも簡単手軽に取り扱えること、および誤操作なく取り扱えることが要求される。これに関し本システムでは、テレビを識別するために各機器に割り当てられた固有の機器IDを使用することで、自アカウントを識別するための個人のIDの入力をする手間がなく、また間違い操作を防止することができる。
(c)受信者が送信者を確認し承認した後に、サーバはその送信者からのコンテンツを預かり、受信者へ送信するようにした。よって受信者は、不特定多数の人からスパムメールのような不要なコンテンツを送り付けられることがない。また配信サーバは無駄な預かりを回避することができる。
以下、図4のコンテンツ配信サービスの各処理について詳細な説明を行う。
(1)機器IDとURLの告知(ステップS101)
「ビデオお届けサービス」を提供するベンダーは、例えばテレビメーカーであれば、自社のホームページ、テレビのパンフレット、テレビに同梱されるチラシ等に、本サービスを実施するサーバ30のアドレス(URL)を記述しておく。また、テレビの機器IDは機器ID保持部25に記録しておき、B−CASカードの番号などと同様に、ユーザがリモコンの操作で簡単に知ることができるようにしておく。
この機器IDはメールアドレスのように使われるIDである。送信者が入力を間違えても第三者に送らないように工夫することが望ましい。そのため、機器IDそのものをユーザに提示する代わりに、誤入力を防止する為の処理を施した変換機器IDを提示することが望ましい。
例えば、仮に本来の機器IDが32ビット長だとして、これを8ビットずつに区切った4つの数値を加算してチェックサムを求める。そしてこのチェックサムの末尾8ビットを取り出して元の機器IDに連結し、合計40ビットの変換機器IDを生成する。ユーザにはこの変換機器IDを提示する。
このようにして生成した変換機器IDは、仮に送信者が入力の際にIDの一部を誤って入力したとしても、チェックサムまで含めて第三者の変換機器IDと一致する可能性は低く、またサーバ側でチェックサムを照合した場合に不一致になる可能性が高いので、誤ってそのまま第三者のテレビに送信される可能性が低くなり、安全性を増すことができる。
上記の変換処理を実施する場合には、テレビ20においては先に説明した図3の機器ID通知処理部24で機器IDを読み出した際に変換処理を行うことができる。また、サーバ30側においても、同様に、図2の会員情報管理部32においてテレビ20から機器IDを取得した後に、テレビ20の変換処理と逆の変換処理を施すことにより、テレビ20の機器ID保持部25が保持する変換前の機器IDを復元することが可能である。
なお、以下の説明では、機器IDとは、本来の機器IDもしくは上記の変換機器IDを指すものとする。
テレビの所有者は、ビデオを送って欲しい相手(家族、友人、親戚等)に自分のテレビの機器IDとサービス業者のポータル(サーバ)のURLを電話やFAXで伝え、「ビデオお届けサービス」への会員登録を依頼する。
(2)会員仮登録(ステップS102)
送信者は、受信者から取得した機器IDとサーバのURLに基づき、「ビデオお届けサービス」への会員登録(仮登録)を実行する。送信者のPC10にはブラウザ22が搭載され、以下の作業はブラウザで動作するものとする。PC10から上記URLにアクセスし、会員登録する。図9〜図14は、会員登録時の表示画面を示す。
図9は、ビデオお届けサービスのトップ画面である。まだユーザIDを所有していない場合は、「ユーザ登録」ボタンを押下してユーザ登録を実施する。図10は、規約、個人情報取扱い条件を表示する画面である。図11は、送信先のテレビの機器IDを入力する画面である。なお、この表示画面では、機器IDの代わりにユーザに分かりやすい用語「宛先ID」を用いている。以下「宛先ID」は「機器ID」と同じ意味である。図12は、受信者、送信者の情報を入力する画面である。図13は、入力内容を確認する画面である。図14は、仮登録が完了したことを示す画面である。
仮登録が完了すると、サーバ30は未読メールチェックテーブル32aにその内容を登録する。図5は、未読メールチェックテーブル32aの一例を示す。テーブルには、機器ID毎に送信者として承認を待っている人がいるか否か、承認済みの送信者から新たな映像ファイルが送られているか否かを示すフラグを設けておく。この例では、機器IDが「1234567」のテレビに対して、承認を依頼している送信者が2人いて、そのユーザID(ID1、ID2)が示されている。また、承認済みのユーザ(ID1)からのメール(実際には映像)が届いており、このテレビの受信者はそのメールをまだ読んでいないことを示している。
(3)受信者の承認と会員本登録(ステップS103、S104)
図15は、受信者がテレビ20からセンタ3のサーバ30にアクセスする初期画面を示す。これはPC10でインターネットに接続したときの初期画面に相当するもので、テレビ20にはアクセス先のアドレスを記憶させてある。画面ではビデオお届けサービスのことを「ビデオお届け」と表示している。サーバ30は図5の未読メールチェックテーブル32aを参照し、以下の画面に、送信者として承認を待っている人の状況と、承認済みの送信者から送られている映像ファイルの状況を表示する。
送信者が会員仮登録を行い、受信者からの承認を待っている場合は、図15で「ビデオお届けサービス」を選択する。受信者は、リモコンでカーソルを上下左右に移動させた後で、決定キーを押下したり、各サービスをリモコンのキー番号に対応させて、数字キーにより「ビデオお届け」サービスメニューを選択する。
図16は、送信者の承認画面である。この例では、「タローさんが送信者として仮登録したので、それを承認して欲しい」ことを意味している。受信者は承認するか否かを決め、テレビのリモコンで「○=承認」か「×=拒否」を選択する。「△=今は決めない」を選択した場合は、後で承認するか否かを決めることも可能である。
また、承認済みのユーザが新たな映像ファイルを送っている場合も、図15のように「新着メール1件」と表示し、新着映像があることを知らせる。そして、受信者に「ビデオお届け」を選択し受信一覧を表示するように誘導する。なお、表示画面では「メール」という用語を用いている。テレビ20にはメールソフトはインストールされていないので、技術的にはメールを受信するわけではないが、ユーザ(送信者、受信者)の理解しやすさを考えて「メール」という表現を使っている。
受信者が送信者を承認すると、送信者は会員仮登録から本登録を行い、サーバ30はその内容を送信者DB32bと受信者DB32cに追加する。
図6は、送信者DBの一例を示す。ユーザIDから生年月日までは仮登録の内容、本登録時は受信者数=1で受信を承認(送信することを許可)してくれた受信者のテレビの機器ID(仮登録時に入力済み)を記録する。また、本登録時にユーザが入力したクレジットカードの番号、有効期限、入会年月日を追加登録する。携帯電話から送信する場合もあるので、欄だけを設けておいて、追加された場合に登録する。図6で受信者数=3となっているのは、本登録の後、受信者が2人増加したためである。
図7は、受信者DBの一例を示し、これも本登録時に追加登録する。当初、送信者数=1とし、送信することを許可した送信者のユーザID(この場合はユーザID4)を登録しておく。その後、別の送信者に送信を許可した場合はユーザ数をインクリメントし、及びそのユーザID(この場合はユーザID5)を追加する。
受信者DBの個人を特定する情報としては、機器IDと表示される名前だけでも実現可能であるが、今後受信者課金に変更することを考慮した場合は、住所、氏名、電話番号、生年月日も入力した方が変更は容易である。図12の登録画面でこれらの情報も入力してもらえばよい。図7にはこれらの情報も付加した内容を示す。送信者DB、受信者DBが追加登録されれば、送信者は受信者に対して、メールを送ることができる。
受信者が送信者を承認すると、サーバ30は送信者に「承認されました」というメールを送るとともに本登録できるURLを知らせる。送信者はPC10でこのURLを入力し、本登録画面にアクセスする。図17は本登録画面を示す。パスワード、及びパスワードを忘れたときのための質問と答えを設定する。コースは定額基本コース、定額上級コース、従量コースの3通りを設定し、送信者に選択してもらう。定額コースは決まった容量のハードディスク容量が使えて、定額の費用が発生する。
上級コースは利用できるハードディスク容量が大きい。一方、従量コースは1回につき、決まった容量までであれば、決まった料金が発生し、所定期間後に、サーバ30が自動的に消去する。本実施例では送信者課金を想定しているため、本登録でクレジットカード番号、有効期限、セキュリティコードを入力してもらう。
クレジットカードの情報は前記(2)の会員仮登録の際入力してもらうことも可能であるが、カードの認証が済んだにもかかわらず、受信者から承認されなければ、課金が発生するのを防止しなければならない。よって本実施例では、課金してもよい本登録時にクレジットカードの情報を入力してもらうことにする。
(4)登録済み受信者の選択(ステップS105)
PC10から図9の画面でログインすると、図18のメール作成用画面が表示される。ここで「メールを作成」を選択して、受信者、添付ファイルを選択する。画面中央に、「宛先(必須)」の枠内に承認してくれた受信者の名前を表示する。送信者はこの中から受信者を選択する。チェックボックスを選択すると、チェックマークを表示する。
(5)送信するコンテンツの選択及び送信(ステップ106,107)
図19は作成したメールの内容を示す。画面上方の「ファイル追加・編集」ボタン201を押下すると、PC10に格納されたファイルを選択する画面202がポップアップ表示される。図19では表現の都合上、画面の下部にファイル選択画面202を示している。その中から送信したいファイルを選択する。そのファイルはサムネールとともにファイル名、作成日付とともにPC10の画面にファイルリスト203として表示される。
図19では添付ファイルを3個選択した例を示す。また、宛先リスト204は、リストの中から2人を送信先として選択している。なお、リスト204の中で「受取中止」のマークがついている受信者は、この送信者を過去に一旦承認したが、ユーザの意向により現在は受け取り拒否に設定していることを示している。
また、新たな受信者にビデオを送りたい場合は、図18で「宛先の追加・編集」を選択すると、図20の宛先の追加・編集画面が表示される。送信者は、新たな受信者の情報を入力し、承認を待つ。また、住所、氏名等、個人の情報まで入力してもらう場合は、図20から図12の画面に切替えて、これらの情報を入力する項目を設定すればよい。
上記説明した操作により、送信者が受信端末に対して送信したい映像コンテンツがサーバ30のコンテンツ送受信部33を経由してコンテンツ格納部34に格納される。
(6)映像形式の変換(ステップS108)
動画の場合、PC10で格納したファイル形式は、たとえPC上では再生可能であっても、テレビ20でそのままで再生できるファイル形式であるとは限らない。サーバ30はコンテンツ格納34に新しく格納された映像コンテンツの形式がテレビで表示できるかどうかを判断する。テレビで表示できないと判断したらコンテンツ変換部35を用いて、該コンテンツの映像形式の変換を行う。その後、コンテンツ格納部34に再度格納する。格納された該コンテンツファイルはテレビ20が受信できる有効な映像コンテンツファイルとする。
動画ファイルは一般的に次のような構成になっている。まず映像信号を圧縮符号化した映像エレメンタリーストリームと、音声信号を圧縮した音声エレメンタリーストリームが存在する。次にそれらをパケット化してマルチプレクス(多重化)し、システムストリームとする。このシステムストリームが動画ファイルである。なおこの際、映像や音声に関する権利情報その他の補助的な情報もシステムストリーム中に一緒に多重化することもある。
PC10で格納したファイル形式を、テレビで表示できるファイル形式に変換する場合には、次のように行う。まずPC10で格納した形式のシステムストリームをデマルチプレクス(多重分離)し、映像と音声の各エレメンタリーストリームを得る。次に、映像のエレメンタリーストリームをデコードし、引き続き、テレビで対応できる符号形式のエレメンタリーストリームに再エンコードする。
音声に関しても同様にデコードおよび再エンコードする。次に、再エンコードの結果得られた映像および音声のエレメンタリーストリームを、テレビで対応できる形式のシステムストリームとしてマルチプレクスし、作成する。このようにして、PC10で格納したファイル形式を、テレビで表示できるファイル形式の動画ファイルに変換する。
上記コンテンツ格納部34に、テレビ20が受信できる有効な映像コンテンツファイルが新たに格納する際には、コンテンツ管理テーブル32e及び未読メールチェックテーブル32aの内容を更新する。
図8は、コンテンツ管理テーブルの一例を示す。本実施例では、コンテンツ管理テーブル32eにおいて、各映像コンテンツファイルを識別するためのコンテンツID、送信ファイル名、送信者ユーザID、宛先となる受信者テレビの機器ID及び該コンテンツファイルが送信者により送られた日付を記録する。
本実施例では、図8に示すように、コンテンツID0000002はユーザID5のユーザIDを持つ送信者が機器ID1230001のテレビを持つ受信者に、2007年10月28日の日付で送信するとなっている。コンテンツID0000001はユーザID4の送信者ユーザIDを持つ送信者が機器ID3210002のテレビを持つ受信者、及び機器ID2130003のテレビを持つ受信者に、2007年10月1日の日付で送信するとなっている。
また、コンテンツ格納部34にテレビが受信できる有効なコンテンツにした際、未読メールチェックテーブル32aにおいて、該コンテンツの宛先となる機器IDの未読メールフラグを立てる。
(7)映像の受信と視聴(ステップS109)
受信者がテレビ20からサーバ30にアクセスすると、サーバ30は未読メールチェックテーブル32aを調べる。アクセスしたテレビ20の機器IDに対して未読メールのフラグが立っていれば、受信者はそのメール(映像コンテンツ)をまだ受信していないことを意味する。その場合サーバ30はテレビ20に対し、映像が届いていることを知らせる(例えば図15の画面の右上の「新着メールが1件」というメッセージを表示する)。
受信者は図15の画面でビデオお届けサービスを選択し、図24の受信メール一覧表示画面を表示する。リモコンを使ってカーソルをアイコン#1〜#9のいずれかに移動して所望のメールを選択し、決定ボタンを押下すると、選択したメールが静止画の集合の場合は、図25の画像一覧表示画面が表示される。アイコン#1〜#9のいずれかに移動して所望の画像を選択すると、図26のように選択した画像が拡大表示される。また、図24で選択した映像コンテンツが動画の場合は、画面全体に動画が再生される。もちろん、図26のように画面の一部に動画を表示しても良い。
図27は、本発明によるコンテンツ配信システムの第2の実施例を示す全体構成図である。本システムは、送信側端末(PC10)と、受信側端末(テレビ20A)と、受信側端末(テレビ20B)と両者間のコンテンツ配信を中継する配信サーバ(サーバ30)とが、インターネット等のネットワーク4に接続されて構成される。そして、PC10からテレビ20Aへ、送信者所有の映像コンテンツをサーバ30を介して送信する。然る後、サーバ30を経由してテレビ20Aへ同じコンテンツを、テレビ20Bへ再度送信するものである。
送信者宅1にいる送信者はビデオカメラ11やデジカメ12で撮影した映像コンテンツ(以下、映像ファイル、ビデオとも呼ぶ)をPC10にコピーする。ルータ(図示せず)を経由してネットワーク4に接続し、センタ3にあるサーバ30に映像を預ける。サーバ30は送信者(PC10)からの映像を預り、送信者が指定した受信者宅2Aのテレビ20Aからのアクセスを待つ。テレビ20Aがルータ及びネットワーク4を経由してセンタ3にあるサーバ30に接続してきた場合、サーバ30は映像が届いていることを示すメッセージを送り、テレビ20Aの画面に表示する。その後、受信者はその映像を選択して受信し、視聴することができる。
例えば数日後に、送信者宅1にいる送信者は、受信者宅2Bのテレビ20Bに、受信者宅2Aにあるテレビ20Aに送信済みの映像コンテンツを送信する場合、サーバ30において、テレビ20Bが送信宛先と指定する。サーバ30は、テレビ20A及びテレビ20Bのアクセスを待つ。
テレビ20Aの場合と同じように、テレビ20Bがサーバ30に接続してきた場合、サーバ30は映像が届いていることを示すメッセージを送り、テレビ20Bの画面に表示する。その後、受信者宅2Bにいる受信者Bはその映像を選択して受信し、視聴することができる。
受信端末テレビ20Aおよび受信端末テレビ20Bの内部構成は、実施例1の図3で説明した受信端末20の内部構成と同じである。
図28は、上記同コンテンツ再送を含む、コンテンツ配信サービス(ビデオお届けサービス)の処理フローを示す図である。本フローは実施例1で示す図4の登録済み受信者の場合と同じフローである。まず処理の概要をステップ順に説明する。
ステップS205:送信者は登録済みの受信者の機器IDリストからこれから送信する映像コンテンツの宛先の機器IDを選択する。
ステップS206:送信者は、受信端末に対し、どの映像コンテンツを送るかを指定する。
ステップS207:新規コンテンツ送信の場合、送信者が映像をサーバ30に送信(アップロード)する。サーバ30は、PC10から送られた映像をコンテンツ格納部39に格納する。
ステップS208:サーバ30は、アップロードされた映像の形式(ファイル形式)を、必要に応じて、コンテンツ変換部35にて映像の形式を変換する。
ステップS210:選択されたコンテンツが過去に送信済みのコンテンツであった場合には、ファイルのアップロードは行わない。該コンテンツについて、宛先の受信端末が受信できるようにデータベースの設定を行う。
ステップS209:受信者Aがテレビ20Aから、あるいは受信者Bがテレビ20Bからサーバ30にアクセスすると、サーバ30は該受信者宛の新しくアップロードされた映像が届いていることを知らせる。受信者は所望の映像を選択してサーバ30から受信し、これをテレビ20Aまたはテレビ20Bで視聴する。
以下、図28の同コンテンツ再送を含むコンテンツ配信サービスの各処理について詳細な説明を行う。
(1)機器ID指定(ステップ205)
PC10から図9の画面でログインすると、図18のメール作成用画面が表示される。ここで「メールを作成」を選択して、受信者、添付ファイルを選択する。画面中央に、「宛先(必須)」の枠内に承認してくれた受信者の名前を表示する。送信者はこの中から受信者を選択する。チェックボックスを選択すると、チェックマークを表示する。
送信者はPC10を操作してインターネットと通じてセンタ3のサーバ30にアクセスする。ビデオお届けサービスのメニューを選択すると、例えばサービスページへのログインページが表示され、ログイン情報を入力すると、例えばサービスのトップ画面が表示さえれる。前記サービストップ画面にあるメール作成メニューを選択すると、図29のメール作成用画面が表示される。
図29は、本実施例のメール作成画面の一例を示す。メール作成画面においては、図6に示した送信者DBの中に記録されている受信端末の機器IDに基づいて宛先のリストが表示される。本実施例においては、送信者のユーザIDを「ユーザID4」として、図6に示したテーブルにおいて、3つ受信端末によって承認済みである。図29の宛先のリストでは、「一郎の実家」、「一郎のアパート」及び「次郎のアパート」と表示される。
機器ID指定は送信者が宛先リストのところでチェックボックスをチェックをつけることで行われる。また、本実施例において、図29に示すように、送信者は「一郎の実家」へコンテンツを送信するとする。
(2)登録済み受信者の選択(ステップ206)
宛先リストのチェックボックスを選択したあと、送信者はメール作成画面の上部にある「ファイル追加・編集」ボタンを選択すると、図30のコンテンツ追加画面が表示される。
図30のコンテンツ選択画面において、「送信済みコンテンツ」の部分と「新規追加」の部分に分かれている。
「新規追加」の部分において、「参照」ボタンを選択すると、PC10に格納されたファイルを選択する画面301がポップアップ表示される。図30では表現の都合上、画面の下部にファイル選択画面301を示している。その中から送信したいファイルを選ぶ。そのファイルはサムネールとともにファイル名、作成日付とともにPC10の画面にファイルリスト302として表示される。
ファイルリスト302において、チェックボックスが存在し、デフォルトでは各コンテンツのチェックが付いているが、送信を取り止めたい場合、送信者は該コンテンツのチェックを外す。
「送信済みコンテンツ」の部分に、送信者によって送信済みの映像コンテンツのリストが表示される。各コンテンツの行にあるチェックボックスにチェックをつけることで、送信済みのコンテンツを選択することができる。
コンテンツ選択画面の下部にある完了ボタンを選択すると、送信する映像コンテンツの選択が完了し、図32に示す更新されたメール作成画面が表示される。
図32は、送信済みのコンテンツ及び新規追加コンテンツを含め、3つのコンテンツを「一郎の実家」に送るときのメール作成画面を表示する。ファイルリストには、送信するコンテンツファイルのリストが表示される。「ファイル追加・編集」ボタンをもう一度選択すると、再び図30のコンテンツ選択画面が表示され、コンテンツファイルの追加及び削減をすることができる。タイトルとメッセージは、今回送信するコンテンツとともに、受信者に送りたいメッセージのタイトルおよびメッセージ本体である。送信者が、メール作成画面の下部の「送信」ボタンを選択すると、次のステップが実行される。
(3)コンテンツ送信(ステップ207)
上記ステップ206において、新規追加のコンテンツが選択された場合、新規アップロードコンテンツに対して、実施例1のステップ105と同様な処理を行う。該映像コンテンツはサーバ30のコンテンツ格納部34に格納する。
(4)映像の形式を変換(ステップ208)
本ステップにおいて、実施例1のステップ106と同様な処理を行う。該映像コンテンツについて、必要に応じてコンテンツの形式変換を行う。
(5)コンテンツ再送設定(ステップ210)
上記ステップ206において、送信済みのコンテンツが選択された場合、サーバ30において、次の処理を行う。送信者は、2007年10月15日に、2007年10月1日に送信したコンテンツを再び別の受信者に送信しようとする。コンテンツ再送を行う前のコンテンツ管理テーブル32eの状態は、図8に示すものとする。
ユーザID4の送信者が機器ID3210002及び機器ID2130003に、2007年10月1日の時点で送信したコンテンツID0000001の映像コンテンツを、機器ID1230001の受信端末にコンテンツ再送を行った場合、図33に示すようにコンテンツ管理テーブルにおいて、コンテンツID0000001の受信者機器IDリストに、ID1230001を追加する。
図33において、コンテンツID0000001の行に、図8に示したように元々2つの受信端末が受信するとなっていたが、機器ID1230001が追加として受信できるようになっている。
(6)コンテンツ受信(ステップ209)
本ステップにおいて、実施例1のステップ107と同様な処理を行う。コンテンツ再送の場合、新たに追加された宛先機器IDの受信端末テレビ(20Aまたは20B)から受信及び視聴することが可能となる。
また、本発明の料金システムについては、下記のようなものが考えられる。
例えば、センタ3を運営するサービスプロバイダは、「得々従量プラン」というのサービスプランを提供しているものとする。「得々従量プラン」について、以下に説明する。ユーザ(送信者)は1つの新規映像コンテンツを送信する場合、300円の料金が発生する。サーバ30にアップロードしたコンテンツは、サーバ30において30日間格納されて、送信先の受信者はこの間に該コンテンツを視聴できる。
30日間を越えると、受信者が該映像コンテンツを視聴したか否かにかかわらず、該映像コンテンツは自動的に消去される。また、ある受信者向けに既にサーバ30にアップロードした映像コンテンツを別の受信者に再送する場合、1つの再送するコンテンツに対して100円の追加料金が発生する。該映像コンテンツの格納期間はサーバ30において、コンテンツ再送時点から30日間延長される。
図29に示すメール作成画面に示すメール作成画面において、メール作成画面の左側に、現在作成中のメッセージに対して、発生した料金を示す料金ボックス304が表示される。図29においては、送信するコンテンツがまだ選択されていないので、料金ボックス304には、0円と表示される。
図30に示すコンテンツ選択画面において、ユーザが、過去に送信済みのコンテンツを再度送信する場合、送信済みのコンテンツのチェックボックスにチェックをつけると、図31に示すように、コンテンツ再送には追加料金が発生するという警告ポップアップが表示される。ユーザはこのまま続けるか、キャンセルすることができる。コンテンツ選択が完了した後、図32に示すようにコンテンツ作成画面が表示される。
コンテンツリスト305の右端において、「新規」は新しく送信するコンテンツを示し、「再送」は送信済みコンテンツを再送することを示す。この例では1つの「新規」コンテンツを送信し、2つの「再送」コンテンツの再送を行うので、料金ボックス304には500円と表示される。
本実施例によると、ある第1の受信端末(テレビ20A)に送信済みのコンテンツを別の第2の受信端末(テレビ20B)に送信する場合、送信者が送信端末PC10からもう一度同じコンテンツをサーバ30に送信することをせず、サーバ30の格納部34に格納されている該コンテンツをテレビ20Bから受信及び視聴することが可能になる。
また、本システムによるコンテンツ配信サービスによれば、次のようなメリットがある。
(a)送信済みまたは送信中の映像コンテンツを再び別の受信者に送信したい場合、改めて送信者がコンテンツ送信(ステップS207)を行わなくも済む。これによって、時間の短縮が実現できる。
(b)サーバ30に再度アップロードすることがないので、映像の形式変換(ステップS208)を再度行う必要がなくなる。これによって、時間の短縮及びサーバの処理負荷の削減を実現できる。
(c)サーバ30において、同じファイルを格納するのに新たな領域を確保する必要がない。これによってより効率なサーバの運用が実現できる。
4…ネットワーク
10…送信端末(PC)
20…受信端末(テレビ)
21…ネットワーク送受信部
22…ブラウザ部
23…動画再生部
27…表示部
24…機器ID通知処理部
25…機器ID保持部
26…コンテンツ記録部
30…配信サーバ
31…ネットワーク送受信部
32…会員情報管理部
32a…未読メールチェックテーブル
32b…送信者DB
32c…受信者DB
32d…テレビ機器DB
32e…コンテンツ管理テーブル
33…コンテンツ送受信部
34…コンテンツ格納部
35…コンテンツ変換部
50…携帯電話

Claims (9)

  1. 送信端末から前記受信端末へコンテンツを送信するコンテンツ配信システムにおいて、
    配信サーバは、
    前記受信端末を特定する機器IDを登録するデータベースと、
    前記送信端末から送信されたコンテンツを格納するコンテンツ格納部と、
    コンテンツ毎に、コンテンツIDおよびそれに対応した送信者のユーザIDと受信可能な1つ以上の受信端末の機器IDを記録するコンテンツ管理情報を格納するコンテンツ管理部と、を備え、
    前記送信端末から第1の受信端末に、前記配信サーバを経由してコンテンツを送信する場合、前記配信サーバは、前記送信端末から受信したコンテンツを前記コンテンツ格納部に格納し、前記コンテンツ管理情報に前記コンテンツのコンテンツIDおよび前記第1の受信端末の機器IDを記録し、前記第1の受信端末から要求があった場合に、前記コンテンツ管理情報に基づいて、前記第1の受信端末の機器IDと一致するコンテンツを前記第1の受信端末に送信する
    ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ配信システムにおいて、
    前記送信端末から第2の受信端末に、前記送信端末から前記第1の受信端末に既に送信済みのコンテンツを送信する場合に、前記コンテンツ管理情報の前記コンテンツのコンテンツIDに対応した受信端末の機器IDに前記第2の受信端末の機器IDを追加登録し、前記第2の受信端末から要求があった場合に、前記コンテンツ管理情報に基づいて、前記第2の受信端末の機器IDと一致するコンテンツを前記第2の受信端末に送信する
    ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
  3. 請求項1または2に記載のコンテンツ配信システムにおいて、
    前記配信サーバは、
    前記送信端末からアップロードされたコンテンツを前記受信端末が再生できる形式に変換するコンテンツ形式変換部を備え、
    前記送信端末から前記受信端末に、前記配信サーバを経由してコンテンツを送信する場合に、前記コンテンツ形式変換部を用いて、該受信端末で再生できる形式に変換することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  4. 送信端末から送信されたコンテンツを受信端末へ送信するコンテンツ配信方法において、
    配信サーバは、
    前記受信端末を特定する機器IDを登録する機器ID登録部と、
    前記送信端末から送信されたコンテンツを格納するコンテンツ格納部と、
    コンテンツ毎に、コンテンツIDおよび1つ以上の受信端末の機器IDを記録するコンテンツ管理情報を格納するコンテンツ管理部を備え、
    前記送信端末から第1の受信端末にコンテンツを送信する場合、前記配信サーバは前記送信端末から受信した前記コンテンツを前記コンテンツ格納部に格納し、前記コンテンツ管理情報に前記コンテンツのコンテンツIDおよび前記第1の受信端末の機器IDを記録し、前記第1の受信端末から要求があった場合に、前記コンテンツ管理情報を参照し、前記第1の受信端末の機器IDと一致するコンテンツを前記第1の受信端末に送信することを特徴とするコンテンツ配信方法。
  5. 請求項4に記載のコンテンツ配信方法において、
    前記送信端末から第2の受信端末に、前記送信端末から前記第1の受信端末に既に送信済みのコンテンツを送信する場合に、前記コンテンツ管理情報の前記コンテンツのコンテンツIDに対応した受信端末の機器IDに前記第2の受信端末の機器IDを追加登録し、前記第2の受信端末から要求があった場合に、前記コンテンツ管理情報に基づいて、前記第2の受信端末の機器IDと一致するコンテンツを前記第2の受信端末に送信することを特徴とするコンテンツ配信方法。
  6. 請求項4または5に記載のコンテンツ配信方法において、
    前記配信サーバは、
    前記送信端末からアップロードされたコンテンツを前記受信端末が再生できる形式に変換するコンテンツ形式変換部を備え、
    前記送信端末から前記受信端末に、前記配信サーバを経由してコンテンツを送信する場合に、前記コンテンツ形式変換部を用いて、該受信端末で再生できる形式に変換することを特徴とするコンテンツ配信方法。
  7. 送信端末から送信されたコンテンツを格納し、1つ以上の受信端末へ送信する配信サーバにおいて、
    前記受信端末を特定する機器IDを登録する機器ID登録部と、
    前記送信端末から送信されたコンテンツを格納するコンテンツ格納部と、
    コンテンツ毎に、コンテンツIDおよび1つ以上の受信端末の機器IDを記録するコンテンツ管理情報を格納するコンテンツ管理部を備え、
    前記送信端末から第1の受信端末にコンテンツを送信する場合、前記送信端末から送信された前記コンテンツを前記コンテンツ格納部に格納し、前記コンテンツ管理情報に前記コンテンツのコンテンツIDおよび前記第1の受信端末の機器IDを記録し、前記第1の受信端末から要求があった場合に、前記コンテンツ管理情報に基づいて、前記第1の受信端末の機器IDと一致するコンテンツを前記第1の受信端末に送信する
    ことを特徴とする配信サーバ。
  8. 請求項7に記載の配信サーバにおいて、
    前記送信端末から第2の受信端末に、前記送信端末から前記第1の受信端末に既に送信済みのコンテンツを送信する場合に、前記コンテンツ管理情報の前記コンテンツのコンテンツIDに対応した受信端末の機器IDに前記第2の受信端末の機器IDを追加登録し、前記第2の受信端末から要求があった場合に、前記コンテンツ管理情報情報に基づいて、前記第2の受信端末の機器IDと一致するコンテンツを前記第2の受信端末に送信することを特徴とする配信サーバ。
  9. 請求項7または8に記載の配信サーバにおいて、
    前記送信端末からアップロードされたコンテンツを前記受信端末が再生できる形式に変換するコンテンツ形式変換部を備え、
    前記送信端末から前記受信端末に、前記配信サーバを経由してコンテンツを送信する場合に、前記コンテンツ形式変換部を用いて、該受信端末で再生できる形式に変換することを特徴とする配信サーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013015218A1 (ja) * 2011-07-25 2013-01-31 株式会社メキキ 電子情報送信システム、電子情報送信中継装置、電子情報送信方法およびコンピュータプログラム

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