JP2003316690A - 配信コンテンツの登録・管理システム - Google Patents

配信コンテンツの登録・管理システム

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JP2003316690A
JP2003316690A JP2002120506A JP2002120506A JP2003316690A JP 2003316690 A JP2003316690 A JP 2003316690A JP 2002120506 A JP2002120506 A JP 2002120506A JP 2002120506 A JP2002120506 A JP 2002120506A JP 2003316690 A JP2003316690 A JP 2003316690A
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JP2002120506A
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Kazuo Takagi
和夫 高木
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Cross Head Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が誰でも、あるいはどこにいても、コ
ンテンツの受信・出力の可能なコンテンツ登録・管理シ
ステムの提供。 【解決手段】 インターネット等のネットワークを経由
して、コンテンツの配信要求を送信し、ユーザーの操作
によりカプセル化コンテンツを複合機能付複写機におい
て受信し、出力をすることが可能なコンテンツ配信シス
テムにおいて、コンピュータや携帯情報端末等が接続さ
れるネットワーク上に、コンテンツ登録・配信のために
備えられるサーバーシステム。コンテンツ格納手段と、
コンテンツをカプセル化して登録するコンテンツ登録手
段と、コンテンツ配信手段とが備えられる。複合機能付
複写機に対し配信可能に管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバーシステム
にアクセスするユーザーがコンテンツを登録し、コンテ
ンツ受信手段を備える複合機能付複写機に対し配信可能
に管理することを特徴とする、配信コンテンツの登録・
管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ・ネットワークや通
信環境の発達に伴い、インターネットに代表されるネッ
トワークを通じての情報の交流が活発になってきてい
る。各種の情報やコンテンツの提供などを目的とするW
ebサイトも多数存在し、それらに伴う技術も様々なも
のが開発されている。また、パーソナル・コンピュータ
などの情報機器以外にも、携帯情報端末や、携帯電話、
PHS、さらにはインターネットTVやゲーム機器など
の情報家電などが広く普及している。携帯電話などの中
には、ブラウザ機能を搭載したものも登場し、携帯電話
端末から、インターネットのWebページを閲覧するこ
とも可能になっている。
【0003】このような中で、電子ネットワークを通じ
て、音楽の配信など各種コンテンツを配信したり、閲覧
できるようにしたシステムが開発されている。また、こ
れらに伴う課金のための手段や、配信等を行う情報の圧
縮技術、著作権やプライバシー情報等の保護のための暗
号化技術、あるいは利用者が簡単な操作で利用できるよ
うにするためのユーザー・インターフェイスなどが開発
されている。
【0004】さらに今日では、コピー機、ファクシミ
リ、スキャナ装置、その他の画像形成装置、受信装置な
どのデジタル機器も発達しており、これらがコンピュー
タ・ネットワークと接続されて、利用者の多様な要望に
応じてデジタル・コンテンツの送受信などが可能となれ
ば、様々な分野において活用できるものとなる。
【0005】このような従来の技術としては、例えば、
特開平11−224257号「カプセル化オブジェクト
構成方法及びカプセル化オブジェクト検索実行方法及び
システム及びカプセル化オブジェクト検索実行プログラ
ムを格納した記憶媒体」においては、検索アプリケーシ
ョンを起動し、該検索アプリケーションを利用する利用
権を保持している検索者に対して、該検索アプリケーシ
ョンの利用権を問い合わせ、検索者から利用権を取得
し、取得した利用権を引数として、検索メソッドを起動
して、該検索メソッド中に検索オプションを多段階で生
成すると共に、該検索メソッドによりインデックス情報
を多段階で生成してカプセルを展開し、検索アプリケー
ションにより、カプセルに展開された検索オプションを
用いて、生成されたインデックス情報を対象として検索
する技術が開示されている。これによれば、マルチメデ
ィアオブジェクトをカプセル化することにより直接参照
を不可としたカプセル化オブジェクトに対し、検索者に
応じて異なる精度で検索を行うためのカプセル化オブジ
ェクト構成方法において、マルチメディアコンテンツと
公開されたインデックス情報とからなるマルチメディア
オブジェクトと、検索を行うための検索メソッドを少な
くとも1つ含むカプセル操作のための複数メソッドと、
該検索メソッドを起動するためのインターフェースを一
つのカプセルに設けることを特徴とするカプセル化オブ
ジェクト構成方法をとつことにより、以下のような効果
が生ずる。すなわちデジタル・コンテンツを検索等する
場合に、コンテンツにインデックス情報が付加されてい
るため、検索レベルに応じて異なる精度で、カプセル化
されたコンテンツを展開し、効率よくコンテンツを検索
することが可能となる。しかしながら、ここにおいては
ネットワークを通じたコンテンツ検索の方法は示されて
はいるものの、利用者がコンテンツの配信を予約した
り、配信先その他の情報を設定したり、あるいはそれら
を行うための全体的なシステムや、さらには設定・配信
予約等を行うためのユーザー・インターフェイスなどに
ついては開示されていない。これらが実現されるなら
ば、利用者が誰でも、あるいはどこにいても、コンテン
ツの受信やその予約あるいは指定端末への配信等を行う
ことが可能となり、便宜となる。
【0006】また、特開平11−149707号「ディ
ジタルコンテンツ配信システム」においては、データ記
録装置を管理するソフトウェア利用者が、映像等のコン
テンツソフトウェアを時間軸圧縮したディジタルデータ
に変換し蓄積するコンテンツ配信センターに対しリクエ
スト送信すると、コンテンツ配信センターはリクエスト
に応じたコンテンツソフトウェアの時間軸圧縮したディ
ジタルデータと識別コードを照合する照合コードを情報
伝送手段を通じて配信し、データ記録装置は受信した照
合コードが自身の識別コードと照合されるとディジタル
データを記録するとともに、展開装置はデータ記録装置
に圧縮記録されたディジタルデータを展開して出力装置
に出力する、という技術が開示されている。これによれ
ば、利用者が希望する映像、画像、音楽等の情報量の大
きいコンテンツソフトウェアを、メディアを介在させる
ことなく利用者に安価に提供することができるディジタ
ルコンテンツ配信システムの形成を目的とする。
【0007】あるいは、特開平10−269289号
「ディジタルコンテンツ配付管理方法、ディジタルコン
テンツ再生方法及び装置」においては、暗号化されたコ
ンテンツ鍵を復号化し、セッション鍵を暗号化する公開
暗号復号回路と、コンテンツ鍵やセッション鍵を保管す
る共通鍵保管メモリと、公開暗号方式の鍵情報を保管す
る通信用鍵保管メモリと、ポイント情報を格納するポイ
ント情報格納メモリと、ポイント使用情報を格納するポ
イント使用情報格納メモリと、暗号化ディジタルコンテ
ンツの復号化し、暗号化ポイント情報の復号化、ポイン
ト使用情報の暗号化を行う共通暗号復号回路と、圧縮デ
ィジタルコンテンツを伸長する伸長回路と、ディジタル
コンテンツをD/A変換するD/A変換回路とを、1チ
ップ化する技術が開示されている。これによれば、簡単
に持ち運びができて何時でも何処でもディジタルコンテ
ンツを楽しむことを可能とし、ディジタルコンテンツの
コピー或いは不当な使用への防御として十分運用に耐
え、且つ経済的なシステムを構築する。
【0008】このように、デジタル・コンテンツの圧縮
・符号化、カプセル化、あるいは暗号化及び復号化に関
する技術は、従来様々なものが開発されている。しかし
ながら、これらの技術によっては、利用者がコンテンツ
の配信を予約したり、配信先その他の情報を設定した
り、あるいはそれらを行うための全体的なシステムや、
さらには設定・配信予約等を行うためのユーザー・イン
ターフェイスなどは実現されていない。そこで、利用者
が誰でも、あるいはどこにいても、コンテンツの受信や
その予約あるいは指定端末への配信等を行えるようなシ
ステムあるいはインターフェイス等の実現が望まれてい
る。
【0009】また、ユーザーインターフェイスに関連し
ては、例えば特開平10−271260号「多機能マシ
ンに対して適切なユーザーインターフェイスを表示する
方法及びシステム」においては、多機能マシンに対して
適切なユーザーインターフェイスを表示する方法であっ
て、多機能マシンのユーザーが行う非ユーザーインター
フェイス関連の準備動作を検出し、検出された非ユーザ
ーインターフェイス関連準備動作に対応する機能画面を
表示するようにユーザーインターフェイスのディスプレ
イに変えることを特徴とする多機能マシンに対して適切
なユーザーインターフェイスを表示する方法が開示され
ている。これによれば、多機能マシンの適切なユーザー
インターフェイスの機能画面を非ユーザーインターフェ
イス関連準備動作に基づいて検出し表示するシステムお
よび方法を提供する。
【0010】また、特開平7−44067号「画像処理
装置の管理装置」においては、コインキットを有し投入
されたコインの金額に応じて用紙サイズや印刷出力モー
ドを選択して画像を形成して出力する画像処理装置の管
理装置であって、選択された用紙サイズと印刷出力モー
ドの情報を保持する保持手段を設け、給紙に伴って得ら
れるフィード信号と排紙に伴って得られるビリング信号
のそれぞれに同期して用紙サイズと印刷出力モードの情
報をコインキットにシリアルに送出することを特徴とす
る画像処理装置の管理装置が開示されている。これによ
れば、従来のインターフェイスのハードウェアは変え
ず、5組の信号線に時分割で情報を出すようにしてカラ
ー複写機にも対応できる画像処理装置の管理装置を提供
することができる。
【0011】このように、従来、コピー機や多機能コピ
ー機、あるいは一般的なWebサイト等でのユーザーの
操作の便宜となるようなインターフェイス、GUIなど
は様々なものが開発されている。しかしながら、コンテ
ンツの出力・課金処理をしたり、出力を許可するグルー
プを登録したりする際に、多機能複写機などを利用しつ
つ、多機能複写機あるいは携帯端末その他の利用者の端
末から、コンテンツの利用条件や利用期限、あるいは利
用できるグループメンバーの登録、出力した後のコンテ
ンツを削除するかあるいは継続して記憶させておくこと
かなどの様々なユーザーの設定によるコンテンツの登録
方法や、コンテンツの管理方法などについては、従来の
技術には開示されていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記課題を解
決するため、本発明の目的は、利用者がコンテンツの配
信を予約したり、配信先その他の情報を設定したりする
際に、多機能複写機などを利用しつつ、多機能複写機あ
るいは携帯端末その他の利用者の端末から、利用者個々
の設定・配信予約等を行うための利用者ごとに個性化さ
れたユーザー・インターフェイスを用意することによ
り、利用者が誰でも、あるいはどこにいても、コンテン
ツの受信やその予約あるいは指定端末への配信等を行う
システムにおいて、これらを実現するためのコンテンツ
登録・管理するシステムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明においては、インターネット
等のネットワークを経由して、コンテンツの配信要求を
送信し、ユーザーの操作によりカプセル化コンテンツを
複合機能付複写機において受信し、出力をすることが可
能なコンテンツ配信システムにおいて、コンピュータや
携帯情報端末等が接続されるネットワーク上に、コンテ
ンツ登録・配信のために備えられるサーバーシステムで
あって、カプセル化されたドキュメントなどのコンテン
ツを格納するコンテンツ格納手段と、コンテンツをカプ
セル化してユーザー端末または複合機能付複写機からコ
ンテンツ格納手段に送信するためのコンテンツ登録手段
と、格納された情報を配信するためのコンテンツ配信手
段と、が少なくとも備えられ、前記のサーバーシステム
にアクセスするユーザーがコンテンツを登録し、コンテ
ンツ受信手段を備える複合機能付複写機に対し配信可能
に管理することを特徴とする、配信コンテンツの登録・
管理システムであることを特徴としている。
【0014】また、上記課題を解決するため、請求項2
に記載の発明においては、請求項1に記載の発明におい
て、前記のコンテンツ格納手段は、コンテンツを記憶す
るドキュメント記録装置と、ドキュメント情報を管理す
るドキュメント管理データベースとを含み構成されるこ
とを特徴とする、配信コンテンツの登録・管理システム
であることを特徴としている。
【0015】また、上記課題を解決するため、請求項3
に記載の発明においては、請求項1または2に記載の発
明において、前記のサーバーシステムにはさらに、会員
管理データベースが備えられ、コンテンツ登録手段によ
り登録を行うユーザーの認証処理を行うことを特徴とす
る、配信コンテンツの登録・管理システムであることを
特徴としている。
【0016】また、上記課題を解決するため、請求項4
に記載の発明においては、請求項1〜3に記載の発明に
おいて、前記のサーバーシステムにはさらに、会員管理
データベースが備えられ、コンテンツ配信手段により配
信を受けるユーザーの認証処理を行うことを特徴とす
る、配信コンテンツの登録・管理システムであることを
特徴としている。
【0017】また、上記課題を解決するため、請求項5
に記載の発明においては、請求項3または4に記載の発
明において、前記の会員情報データベースには、システ
ム利用に関する課金情報が記憶され、コンテンツの登録
または配信に対する課金処理が行われることを特徴とす
る、配信コンテンツの登録・管理システムであることを
特徴としている。
【0018】また、上記課題を解決するため、請求項6
に記載の発明においては、請求項5に記載の発明におい
て、前記のサーバーシステムにはさらに、配信出力のロ
グを記憶する出力ログ管理データベースが備えられ、前
記の課金処理は、出力処理に基づき行われることを特徴
とする、配信コンテンツの登録・管理システムであるこ
とを特徴としている。
【0019】また、上記課題を解決するため、請求項7
に記載の発明においては、請求項5または6に記載の発
明において、前記の課金処理は、出力を行う複合機能付
複写機にまたはこれに接続されて備えられる課金手段に
より、出力ごと、または所定の期間または金額、または
出力回数に基づき課金処理を行うものであることを特徴
とする、配信コンテンツの登録・管理システムであるこ
とを特徴としている。
【0020】また、上記課題を解決するため、請求項8
に記載の発明においては、請求項1〜7に記載の発明に
おいて、前記のカプセル化されたコンテンツごとに登録
されるデジタルドキュメント情報は、ドキュメントファ
イル名、ドキュメント名、送信者ユーザID、ファイル
サイズ、ファイルフォーマット、ページ数、課金料金、
カラーモード、用紙サイズ、用紙設定、付加画像情報、
送信日、利用期限、取り出しパスワード、のいずれかを
少なくとも含むことを特徴とする、配信コンテンツの登
録・管理システムであることを特徴としている。
【0021】また、上記課題を解決するため、請求項9
に記載の発明においては、請求項6〜8に記載の発明に
おいて、前記の出力ログ管理データベース記憶される出
力ログには、出力日時、出力者ユーザID、出力端末識
別名、出力ドキュメントファイル名、課金情報、ドキュ
メント料金、のいずれかを少なくとも含むことを特徴と
する、配信コンテンツの登録・管理システムであること
を特徴としている。
【0022】また、上記課題を解決するため、請求項1
0に記載の発明においては、請求項1〜9に記載の発明
において、前記のコンテンツ配信手段は、配信されたコ
ンテンツの操作削除機能、自動削除機能、または継続保
管機能のいずれかを少なくとも備えることを特徴とす
る、配信コンテンツの登録・管理システムであることを
特徴としている。
【0023】また、上記課題を解決するため、請求項1
1に記載の発明においては、請求項1〜10に記載の発
明において、前記のコンテンツ記録装置には、本発明の
サーバーシステム以外の、ネットワークに接続される他
のWEBサーバーその他のコンテンツ記録装置が含ま
れ、ユーザー端末または複合機能付複写機からの操作に
より、前記のサーバーシステムが備えるコンテンツ記録
装置または複合機能付複写機に送信可能なことを特徴と
する、配信コンテンツの登録・管理システムであること
を特徴としている。
【0024】また、上記課題を解決するため、請求項1
2に記載の発明においては、請求項1〜11に記載の発
明において、前記のサーバーシステムにはさらに、複数
のユーザーからなるグループに関する情報を記憶するグ
ループ管理データベースが備えられ、ユーザー認証、コ
ンテンツの登録、コンテンツの出力、出力ログの管理、
課金の少なくともいずれかの処理を制御することを特徴
とする、配信コンテンツの登録・管理システムであるこ
とを特徴としている。
【0025】また、上記課題を解決するため、請求項1
3に記載の発明においては、請求項1〜12に記載の発
明において、前記の複合複写機から送信されるデータに
基づき、サーバーシステムにおいて、ユーザー認証、コ
ンテンツの登録、コンテンツの配信、コンテンツの削除
または継続保管、サーバーシステムに登録された情報の
変更・削除、のいずれかの処理を少なくとも行う機能が
備えられたことを特徴とする、配信コンテンツの登録・
管理システムであることを特徴としている。
【0026】また、上記課題を解決するため、請求項1
4に記載の発明においては、請求項1〜13に記載の発
明において、前記のユーザー端末から送信されるデータ
に基づき、サーバーシステムにおいて、ユーザー認証、
コンテンツの登録、コンテンツの配信、コンテンツの削
除または継続保管、サーバーシステムに登録された情報
の変更・削除、のいずれかの処理を少なくとも行う機能
が備えられたことを特徴とする、配信コンテンツの登録
・管理システムであることを特徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。本発明の配信コンテンツ登
録・管理システムは、インターネット等のネットワーク
を経由して、コンテンツの配信要求を送信し、ユーザー
の操作によりカプセル化コンテンツを複合機能付複写機
において受信し、出力をすることが可能なコンテンツ配
信システムにおいて、コンピュータや携帯情報端末等が
接続されるネットワーク上に、コンテンツ登録・配信の
ために備えられるサーバーシステムである。図1は、本
発明に係るシステムの基本的な構成を示すシステム構成
図である。
【0028】コンテンツの配信は、インターネット等の
コンピュータネットワークを経由して行われる。ネット
ワークに接続するユーザー端末は、携帯電話などの無線
通信端末を含む利用者の端末であってもよく、これらに
は、携帯電話やPHSなどの無線通信端末や、これらの
機能を内蔵した携帯情報端末をはじめ、各種のコンピュ
ータ端末が含まれる。また、例えばインターネットTV
などのいわゆる情報家電などであってもよい。さらにこ
れらが接続されるネットワークには、インターネットや
専用線、LAN、その他の通信手段を含み、有線、無
線、いずれの通信回線を含むものであってよい。
【0029】本発明において用いられる、配信されたコ
ンテンツを受信するためのコンテンツ受信手段を備える
複合機能付複写機について説明する。複合機能付複写機
には、原稿の画像を読み取って紙媒体に再現する複写機
をはじめ、電話回線を経由して受信した画像データを画
像出力するファクシミリ、LANやインターネット等の
ネットワーク経由で受信したデータを印刷するためのプ
リンタ、その他の機能を複合的に備えるハードウェアを
含むものである。複合機能付複写機は、画像を光学的に
読み取る画像入力部、画像データに対してデジタル・フ
ィルタリング等の処理を行う画像処理部、画像処理され
た画像データに基づいて入力された画像データを紙媒体
などに出力する画像出力部を有し、電子写真感光体に対
する帯電、現像、クリーニングを行い、印刷紙上にトナ
ー像を転写、定着させるものである。また出力は、モノ
クロあるいはカラーにより行われる。
【0030】本発明に用いられる複合機能付複写機にお
いては、ネットワークを通じて複合複写機へと配信され
たカプセル化コンテンツを受信し、あるいは複合機能付
複写機に備えられる記憶装置にデータを蓄積し、あるい
はコンテンツの外部記憶媒体等へのダウンロード、ある
いは印刷等をすることが可能な、複合的な機能を備える
ものが含まれる。ネットワークを経由してコンテンツの
受信等を行うため、有線通信、無線通信を含む通信機
能、データ受信機能を備えることが必須となっている。
【0031】また、本発明に用いられる複合機能付複写
機は、コンテンツ受信手段を備えており、インターネッ
ト等を介してデータを送受信するための、データの送受
信機能、及びデータの表示機能を有する。具体的には、
液晶画面などの表示・操作画面を備えており、またHT
ML、C−HTMLなどのファイルを送受信し、表示す
るためのブラウザ機能を有するソフトウェアによりコン
テンツの表示等を行える形態が望ましい。表示・操作画
面は、利用者が前記のコンテンツ受信手段のインターフ
ェイスにより操作するために用いるメニューとして、カ
プセル化コンテンツにあらかじめ関連づけられたサムネ
イルなどの参照情報を所定のライブラリを用いて取り出
し、インタフェース画面に表示することが可能なように
設定される。
【0032】本発明に用いられる複合機能付複写機は、
主として、不特定多数の者が利用可能な状態で、例えば
コンビニエンス・ストア、ビル内や商店街などのプロム
ナード、銀行などの店頭、駅構内、ガソリンスタンド、
大学生協、映画館、デパート、その他の場所に設置する
ことが可能である。またコンテンツの課金方法は、オン
ラインを通じた利用者の認証情報等を用いて、オンライ
ン決済、カード決済等を行うこともでき、あるいは複合
機能付複写機を設置する店舗等において決済を行うよう
に設定することも可能である。
【0033】次に、本発明の配信コンテンツ登録・管理
システムを構成するサーバーシステムについて説明す
る。なお、本発明のシステムのサーバーの構成は、図1
の基本的なシステム構成図に見られるものが代表的であ
るが、これは一例を示すものであって、これに限定され
るものではない。同様の機能を有するシステムであれば
異なる構成をとってもよい。例えば、Webサーバー、
アプリケーション・サーバー、データベース・サーバー
など様々なサーバー装置のいずれかが、あるいはそれぞ
れが別の場所に存在してもよく、あるいは同一の場所に
存在するものであってもよい。
【0034】サーバーシステムは、カプセル化されたド
キュメントなどのコンテンツを格納するコンテンツ格納
手段を備えている。コンテンツ格納手段の具体的な実施
形態の一例としては、様々なコンテンツを記憶するドキ
ュメント記録装置と、コンテンツに関連付けられて付帯
的な情報等のドキュメント情報を管理するドキュメント
管理データベースとを含み構成される形態が望ましい。
コンテンツ記憶手段のドキュメント記録装置に格納され
るコンテンツごとに、付帯的な情報が関連付けられてド
キュメント管理データベースに記憶され、利用者が操作
によりコンテンツを検索し、選択し、受信あるいは受信
予約等を行うために便宜となるように、カプセル化され
て格納されている。
【0035】なお、本明細書において「カプセル化」と
は、コンテンツそのもののデータと、これらに関連付け
られたデータや、サーバ(情報格納手段)にアクセスす
る利用者に関するデータ等とを、本発明のシステムにお
いて配信予約・配信可能にするために関連付けて格納し
ておくことを広くいう。したがって、コンテンツのデー
タそのものに、後述するドキュメントファイル名、ドキ
ュメント名、送信者ユーザID、ファイルサイズ、ファ
イルフォーマット、ページ数、課金料金、カラーモー
ド、用紙サイズ、用紙設定、付加画像情報、送信日、利
用期限、取り出しパスワードなどのドキュメント情報を
含む形態をとることもでき、こうしたドキュメント情報
を含むコンテンツのデータを暗号化したりすることも含
む。こうした場合には、カプセル化処理はサーバーシス
テム側で行うこともできる。一方、コンテンツのデータ
そのものと、上記のようなドキュメント情報とは関連付
けられている限り、別々のデータであってよく、別々の
データベース等に記憶されていてもよい。こうした場合
には、ユーザー端末からサーバーシステムへのドキュメ
ントの送信は、データをそのままの状態で送信すること
も含まれ、さらにそのままの状態でサーバーシステムに
記憶されることも含まれる。しかしながら、データの安
全性などのためには、暗号化、あるいはSSLその他の
セキュリティ技術を用いることが望ましい。サーバは受
信した文書をカプセル化した上でドキュメント記録装置
に記録する。
【0036】カプセル化をするために登録されるデジタ
ルドキュメント情報の具体的な一例としては、図6に示
すように、ドキュメントファイル名、ドキュメント名、
送信者ユーザID、ファイルサイズ、ファイルフォーマ
ット、ページ数、課金料金、カラーモード、用紙サイ
ズ、用紙設定、付加画像情報、送信日、利用期限、取り
出しパスワードなどである。また例えば、コンテンツの
ジャンルや分野、著作権等に関するデータ、その他のデ
ータなどである。これらのデータは、利用者が前記のコ
ンテンツ受信手段のインターフェイスにより操作するた
めに用いるメニューとして利用することができる。ある
いは、コンテンツの受信数などの制限、カプセル化コン
テンツにあらかじめ関連づけられたサムネイルなどの参
照情報である。利用者が前記のコンテンツ受信手段のイ
ンターフェイスにより操作するために用いるメニューと
して、カプセル化コンテンツにあらかじめ関連づけられ
たサムネイルなどの参照情報を用いるため、これらサム
ネイルなどの参照情報が、コンテンツ本体に関連付けら
れて格納されることが望ましい。
【0037】ドキュメント記憶装置に登録される情報の
形式には、テキストなどの文字情報や、画像データ、3
D画像データ、動画データ、音声データ、あるいはこれ
らの組合せなど、あらゆる形式が含まれる。また圧縮符
号化され、あるいは暗号化されて格納しておくことなど
も可能である。コンテンツの内容には、あらゆるジャン
ル、内容の情報を含むことができる。例えば、ショッピ
ングの情報であって、そのジャンルやカテゴリーにも、
ギフト、お中元やお歳暮、書籍、電化製品、カメラ、オ
フィス用品、グルメ、花、住まい、おもちゃ、コンピュ
ータ、ジュエリー、インテリア、時計商品、アルコー
ル、その他を含むことができる。またこれらは後述する
ように、ジャンルごと、カテゴリーごと、その他の分類
によって格納しておくことができる。その他、コンテン
ツの内容の一例として、下記のようなものが考えられる
が、これらは一例であって、本発明のシステムはコンテ
ンツの内容により限定されるものではない。芸術(写
真、 建築、 美術、音楽、映画)、歴史、 文学、ビジ
ネス・経済(企業情報、 雇用、マーケット・投資)、
コンピュータ(インターネット、ハードウェア、ソフト
ウェア)、教育、資格、芸能人、懸賞、政治、行政、法
律、健康・医学、病院、、ダイエット、ニュース、テレ
ビ、ラジオ、新聞、雑誌、スポーツ、アウトドア、ゲー
ム、車、旅行、各種資料・データベース、辞書、郵便・
電話番号、地図、自然科学・技術、環境、グルメ、温
泉、世界の情報、今週のオススメ情報、などである。
【0038】次に、本発明の別の実施形態の一例では、
前記のコンテンツ記録装置には、本発明のサーバーシス
テム以外の、ネットワークに接続される他のWEBサー
バーその他のコンテンツ記録装置が含まれる。その他の
コンテンツ記録装置とは、WEBサーバーやデータベー
スその他のサーバー装置、コンピュータ装置の記憶装置
やネットワークに接続されて備えられるハードディスク
などの外部記憶装置、サーバー装置やその他の記憶装置
に設けられるデータベース、などがその一例である。ネ
ットワークに接続される他のWEBサーバーは、ユーザ
ー自身が管理するWEBサーバーや記憶装置であっても
よく、また第三者が管理するWEBサーバーや記憶装置
であってもよい。このような実施形態を採用する場合に
は、本発明のサーバーシステムには図1に示されるよう
に、外部WEBサーバ管理データベースが備えられ、外
部WEBサーバの所在、その他の情報が記憶管理され
る。サーバーシステムが備える後述するコンテンツ登録
手段は、この場合にはユーザー端末または複合機能付複
写機からの登録ではなく、ユーザー端末または複合機能
付複写機からの指示により、ユーザーが他のWEBサー
バーを操作し、該当WEBサーバーから本発明のサーバ
ーシステムにデジタル文書を送信する指示を出すことを
可能とする機能を備えている。ユーザー端末または複合
機能付複写機からの操作により、前記のサーバーシステ
ムが備えるコンテンツ記録装置に送信可能にされてい
る。
【0039】さらに別の実施形態では、前記のコンテン
ツ記録装置には、本発明のサーバーシステム以外の、ネ
ットワークに接続される他のWEBサーバーその他のコ
ンテンツ記録装置が含まれる。この場合には、ユーザー
が他のWEBサーバーを操作し、該当WEBサーバーか
ら本発明のサーバーシステムに文書を送信する指示を出
すことを可能とする機能を備える。ユーザー端末または
複合機能付複写機からの操作により、前記のサーバーシ
ステムが備えるコンテンツ記録装置にコンテンツを登録
せずに、システム利用のための認証処理、ログ管理、課
金処理などをサーバーシステムにおいて行い、コンテン
ツは直接複合機能付複写機に送信可能にされ出力される
ようにしてもよい。
【0040】本発明のサーバーシステムは、図1に示す
ように通常はWEBサーバーが備えられており、アクセ
スするユーザーはWEBサーバーが備える本発明のシス
テムのポータルサイト等のコンテンツや、ハードウェア
の制御やデータ処理を行うためのプログラムなどが記憶
されている。ハードウェアの制御やデータ処理を行うた
めのプログラムは、後述するコンテンツ登録手段やコン
テンツ配信手段などであり、さらには認証処理や課金処
理、その他のデータ処理を行うプログラムが含まれる。
これらの機能およびデータ処理の流れの詳細は後述す
る。コンテンツデータには、HTMLファイル、XML
ファイルなどのWEB上に表示されるデータファイル
や、C−HTMLファイルなどのWEBサイトにアクセ
ス可能な携帯電話等に表示されるデータファイルなどが
含まれる。また、これらのファイルに挿入されるなどし
て表示又は出力される、文字データファイル、音声デー
タファイル、画像データファイル、動画像データファイ
ル、アニメーションデータファイル,その他の様々なコ
ンテンツデータを記憶することができる。プログラム
は、ユーザー端末からの検索要求に応答してデータベー
ス等に記憶されたデータを検索・抽出するプログラム
や、抽出されたデータをWEB上に表示可能なHTML
ファイル等として生成するプログラム、顧客端末から送
信されたデータをデータベース等に記憶させるプログラ
ム、サーバーシステムに接続された入力手段やコンピュ
ータネットワークを経由して入出力されるデータを送受
信・記憶等させるプログラム、電子掲示板等によりデー
タの書き込み・記憶・ファイル生成等を行うプログラ
ム、WEB上のファイルから電子メールを送信等するた
めのプログラム、その他のプログラムを含むことができ
る。
【0041】次に、コンテンツをカプセル化してユーザ
ー端末または複合機能付複写機からコンテンツ格納手段
に送信するためのコンテンツ登録手段を備えている。ユ
ーザーは、コンテンツ登録手段を用いて、所有する自分
のコンピュータ端末やPDAなどの携帯端末等により作
成した、あるいは表示したデジタル文書をサーバーシス
テムに送信し、コンテンツ格納手段に記憶する処理を行
うものである。コンテンツ登録手段は、本発明のシステ
ムのアプリケーション・サーバー等に備えられるハード
ウェアおよびこれを機能させるためのプログラムであ
り、以下の機能を有する。
【0042】前記のサーバーシステムにアクセスするユ
ーザーがコンテンツを登録し、コンテンツ受信手段を備
える複合機能付複写機に対し配信可能に管理する。初め
に、利用者からのアクセスがあった場合に、利用者が入
力・送信した利用者に関する情報を受信し、利用者の認
証を行うことができる。次に、利用者がアクセスしてい
る複合機能付複写機、又は携帯電話等を含むその他の端
末にメニューやコンテンツの選択等を行うための表示画
面用ファイルを送信する。この表示画面用ファイルは、
利用者ごとにカスタマイズされたものを本発明のシステ
ムのサーバーに格納しておいて、利用者の認証により個
性化された表示画面用ファイルを送信することができ
る。複写機からコンテンツを取り出す要求を出すための
利用者に対するユーザインターフェイスを含むユーザー
ごとの設定ファイルを個々の利用者ごとにサーバ上に用
意し、個人認証を行ってサーバの設定ファイルに複写機
側又は携帯端末を含む利用者端末からアクセス可能とす
ることにより実現することができる。
【0043】コンテンツ登録手段は、ユーザー端末また
は複合機能付複写機からWEBサーバーに送信されるリ
クエストに応答し、WEBサーバーから認証ページをユ
ーザー端末または複合機能付複写機に送信する。ユーザ
ーはユーザIDとパスワードなどのユーザー認証情報を
入力してWEBサーバーに送信し、WEBサーバーにお
いては会員管理データベースを参照して認証処理を行
い、結果をWEBサーバーからユーザー端末または複合
機能付複写機に送信する。認証処理をパスした場合には
ユーザー用のユーザーポータルページを送信して表示さ
せ、パスしなかった場合にはエラーページを送信するな
どの処理を行う。ユーザポータルページには、一例とし
ては下記のようなデータ項目を表示させる。ユーザ情
報、登録ファイル情報、クオタ情報、登録フォーム、ユ
ーザ情報、ユーザ名、電子メールアドレス、登録ファイ
ル情報、ファイル名、サイズ、取り出しパスワード、登
録日、登録期限、クオタ情報、最大ファイル数/登録フ
ァイル数、最大サイズ/登録サイズ、登録フォーム、登
録ファイル(名)、コンテンツ名、取り出しパスワー
ド、用紙設定(サイズ、色、画質)、その他のデータ項
目などである。
【0044】サーバーシステムにおいてはパスワード等
の個人認証のためのIDを振り、受信したデジタル文書
と関連づけて保存する。保存されるコンテンツはたとえ
ば1週間程度の一定期間サーバに保管される。それ以上
たつと自動消去されるようにすることもできる。ログは
保存する。ユーザーはネットワーク接続された複合機能
付複写機、あるいはネットワークプリンタに併設された
認証コード入力機器によりコードを入力する。サーバー
システムにおいては認証を行い、デジタル文書を送信す
る。
【0045】また、コンテンツ登録手段は、登録された
コンテンツや、登録されたユーザー情報の編集や管理を
行う機能を備えることが望ましい。登録コンテンツ情報
の編集、登録コンテンツ情報の削除、ユーザ登録、ユー
ザ情報の編集、ユーザ情報の削除、管理者機能、クオタ
情報の変更などである。
【0046】格納された情報を配信するためのコンテン
ツ配信手段を備えている。前記のコンテンツ配信手段
は、配信されたコンテンツの操作削除機能、自動削除機
能、または継続保管機能のいずれかを少なくとも備え
る。コンテンツ配信手段は、本発明のシステムのアプリ
ケーション・サーバー等に備えられるハードウェアおよ
びこれを機能させるためのプログラムであり、以下の機
能を有する。
【0047】ユーザーが一定額の出力料金、サービス利
用料金の少なくとも一方を料金徴収機から支払う。複合
機能付複写機(ネットワークプリンタ)においては、所
定の料金以上の金額が支払われたことを確認する処理が
なされた後、出力処理が実行される。一度出力された情
報はサーバから自動消去される。ただし、複合機には自
動消去をさせないよう利用者に設定を可能とする入力装
置を有し、設定がされた場合には消去をとりやめること
を可能とする。ただしこの場合にも、一定時間後の自動
消去は行われることが望ましい。サーバシステムにおい
ては、受信し登録されるデジタル文書のファイルサイズ
の最大値を設定する機能を持ち、設定された最大値を超
える文書が受信された場合は保存せず、エラーメッセー
ジを利用者に送信する機能を有する。またユーザーを限
定する機能を有し、あらかじめ会員登録をしていない利
用者からのデジタル文書の受信を禁止する設定を可能と
する。また、複合機能付複写機(ネットワークプリン
タ)から出力ができない文書形式のデジタル文書の受信
を禁止する機能を設定することを可能とする。さらに認
証コード入力機器は上記のような各デジタル文書ごとに
発行された認証コードによる認証形式以外に、登録ユー
ザの認証コードによる認証も可能とする機能を有し、当
機能により認証がなされた場合には該当する利用者がこ
れまでに送信したデジタル文書のうち、未だ消去されて
いない文書の文書名一覧を表示する機能を有する。ま
た、後述するように複数のユーザーから構成されるグル
ープによる利用が可能な形態にあっては、ユーザー個人
の認証機能のほかにグループ間での文書閲覧を可能とす
る機能を有する。またたとえばユーザー端末に専用ソフ
トウェアをインストールすることにより、デジタル文書
はサーバを経由せず直接複合機に送信を可能とする機能
を有する。その際、出力情報は複合機からサーバに送信
され、サーバ上に保存される。出力情報一覧は管理者端
末によりつねに閲覧を可能とし、各種検索をおこなうこ
とを可能とする。
【0048】なお、本明細書においてコンテンツ登録手
段、コンテンツ配信手段等の「手段」には、ハードウェ
アおよび、ハードウェアを制御し、データ処理を行うプ
ログラム、データベースに記憶されるデータを広く含み
実現されるものであり、これらの機能を実現するように
構成されるものを広く含む。したがって、ハードウェア
が実現する機能をソフトウェアに置き換えて実現できる
ならば、これらを広く含むものであり、その逆であって
もよい。また、便宜上、コンテンツ登録手段とコンテン
ツ配信手段とに分けて機能を説明したが、コンテンツ登
録手段が備えると記載した機能をコンテンツ配信手段が
実現してもよく、またその逆であってもよい。
【0049】次に、サーバーシステムにはさらに、会員
管理データベースが備えられている。会員管理データベ
ースを参照して、コンテンツ登録手段により登録を行う
ユーザーの認証処理を行う。また会員登録データベース
を参照して、コンテンツ配信手段により配信を受けるユ
ーザーの認証処理を行う。会員管理データベースは、コ
ンテンツを登録・出力等するユーザーに関連付けられる
データを記憶する。データの一例としてはたとえば、図
8に示すように、会員氏名、ユーザID、ユーザパスワ
ード、メイルアドレス、会員登録日、有効期限、課金種
別、現金、クレジットカード、月額定額料金、クレジッ
トカード番号、振込み元銀行口座番号などである。たと
えば、利用者ごとのIDやパスワード、その他利用者を
一意に識別する情報や、コンテンツを利用した場合の課
金情報などが含まれ、前記の会員情報データベースに
は、システム利用に関する課金情報が記憶され、コンテ
ンツの登録または配信に対する課金処理が行われる。
【0050】なお認証方式は、様々な方式を採用するこ
とができる。たとえばブルートゥースなどの無線通信に
よる認証を用いたり、ユーザー端末や複合機能付複写機
にUSBキー、ICカードその他の媒体を装着して認証
に用いたりすることができる。
【0051】前記のサーバーシステムにはさらに、配信
出力のログを記憶する出力ログ管理データベースが備え
られる。課金処理は、出力処理に基づき行われる。前記
の出力ログ管理データベース記憶される出力ログには、
一例として図7に示すように、出力ログ項目、出力日
時、出力者ユーザID、出力端末識別名、出力ドキュメ
ントファイル名、課金情報、ドキュメント料金、などを
含む。課金処理は、出力を行う複合機能付複写機にまた
はこれに接続されて備えられる課金手段により、出力ご
と、または所定の期間または金額、または出力回数に基
づき課金処理を行う。課金方式は様々な方式を採用する
ことができ、出力を行う複合機能付複写機にまたはこれ
に接続されて備えられる課金手段には、複合機能付複写
機に備えられるコインボックスなどが含まれる。あるい
はネットワークに接続されたクレジットカード決済、請
求書決済、その他の課金処理のためのデータ処理を行う
課金手段が含まれる。これによりたとえば、課金はコイ
ンボックスより、クレジットカード等他の決済方式の利
用、または月次での振り込みを可能とすることができ
る。または月額固定とし、自動引き落としをすることな
ども可能になる。
【0052】サーバーシステムにはさらに、複数のユー
ザーからなるグループに関する情報を記憶するグループ
管理データベースが備えられる。個々のユーザー認証の
ほかに、複数のユーザーからなるグループに関する情報
を記憶管理し、グループのメンバーのユーザーによるコ
ンテンツの登録、コンテンツの出力、出力ログの管理、
課金処理などの処理を制御する。グループは、たとえば
企業や部署のメンバー、これらを横断的に構成されるメ
ンバー、各種の会員組織、共同作業組織、その他の様々
なグループであってよい。グループによるコンテンツの
登録においては、前記のコンテンツ登録機能に加えて、
グループのメンバーがデジタル文書を送信した際に、そ
のデジタル文書名、メンバー名、登録日、メモ等の付加
情報の少なくとも1つ以上の情報をメールによりメンバ
ーに通知する機能を有する。さらにユーザーインターフ
ェースにより同様のメッセージをポータルに表示する機
能を有する。さらにグループ内で登録した文書をだれが
何部、いつ出力したかの情報を確認できる機能を有す
る。
【0053】以上の構成により、本発明のコンテンツ登
録・管理システムによって、インターネット等のネット
ワークを経由して、コンテンツの配信要求を送信し、ユ
ーザーの操作によりカプセル化コンテンツを複合機能付
複写機において受信し、出力をすることが可能なコンテ
ンツ配信が実現される。コンテンツの配信を受け出力を
行う複合機能付複写機においては、複写機の画面に表示
されるインターフェイスを通じてメニューの選択、操
作、コンテンツのサムネイルの表示、コンテンツの選
択、配信要求の各種設定の入力・選択・送信などを行
う。複合機能付複写機においては、下記の出力・管理機
能は備えられることが望ましい。利用者登録の際には利
用者のプロフィールを入力することを可能とする機能を
有する。また、デジタル文書に複写防止レイヤーをかぶ
せることを可能とする機能は、デジタル文書に再複写防
止機能を付加することを可能とする。また、複合機には
IDが振られ、出力情報一覧機能の検索キーとして利用
できる機能を有する。さらに、端末から利用者が登録し
た文書(手持ち、あるいは他のサーバ保管:メールマガ
ジン等自動的に送られてくるものを含む)が編集、更新
された場合に、それを監視し、自動的にサーバに文書を
送信し、出力することを可能とする機能や、端末上の特
定のディレクトリに文書が作成された場合、それを監視
し、自動的にサーバに文書を送信し、出力することを可
能とする機能が備えられることが望ましい。
【0054】以下、本発明の基本的な処理の流れについ
て説明する。図2から図5、および図9から図16は、
本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャー
トである。なおここに示す処理の流れは一例であって、
これに限定されるものではない。
【0055】初めに、図2を参照して会員登録処理につ
いて説明する。ユーザー端末からインターネットを介し
てWEBサーバーにアクセスし、会員登録メニュー等を
選択する。入力画面を表示させ、会員情報の入力を行う
(S100)。入力もれや入力ミスのチェックを行い
(S101)、データを送信し、サーバーシステム側で
は会員情報データベースを参照して多重登録のチェック
を行い(S102)、問題が無ければ会員管理データベ
ースへの仮登録を行う(S103)。次いで確認メール
の自動発行を行いユーザー端末に送信し(S104)、
ユーザー端末において受信され(S105)、確認メー
ルへの返信をサーバーシステムにおいて受信することに
より(S106)、会員管理データベースへの登録を行
う(S107)。登録完了メールが自動発行されてユー
ザー端末に送信され(S108)、登録完了メールがユ
ーザーに受信され(S109)、会員登録処理が完了す
る。
【0056】次に、ユーザ端末からのコンテンツ送信処
理について図3を参照して説明する。コンテンツ登録
は、ユーザー端末からインターネットを介してWEBサ
ーバーにアクセスし、コンテンツ登録メニュー等を選択
する。入力画面を表示させ、会員情報を入力し(S20
0)、送信して入力もれや入力ミスのチェックを行い
(S201)、会員管理データベースへの照会を行い認
証処理をして(S202)、認証を通過すればコンテン
ツを登録するためのドキュメント送信フォームをユーザ
ー端末に送信し表示させる(S203)。送信ドキュメ
ント情報入力を入力し、また送信して登録するドキュメ
ントを選択する(S204)。ドキュメント情報は、ユ
ーザID、取り出しパスワード、登録日、ファイルサイ
ズ等であり、送信されてドキュメント管理データベース
に記憶されるものである。次いで入力・選択が済むと送
信処理を選択してコンテンツがサーバーシステムに送信
され、受信可能文書であるか(最大ファイルサイズ、文
書フォーマット等)等のチェックを経て(S205)、
ドキュメントが取得され、ドキュメント記録装置に格納
される。またドキュメント情報はドキュメント管理デー
タベースに登録される(S206)。サーバーシステム
においてはこの際に、クオタの確認と、コンテンツその
ものの暗号化、課金情報の埋め込み等を行う。またサム
ネイル等の参照情報の自動作成が行われることが望まし
い。登録が完了すると、受け付け完了ページをユーザー
端末に送信し(S207)、受付完了ページがユーザー
端末において受信される(S208)。
【0057】次に、図4を参照して、外部WEBサーバ
ーからのコンテンツ送信処理について説明する。コンテ
ンツ登録は、ユーザー端末からインターネットを介して
外部WEBサーバーにアクセスし、コンテンツ登録メニ
ュー等を選択する。入力画面を表示させ、会員情報(ユ
ーザーID、パスワード)を入力し外部WEBサーバに
送信する。外部WEBサーバは入力された会員情報に外
部サーバ識別情報(サーバーID、パスワード)を付加
し、本発明のシステムのWEBサーバーに送信する(S
300)。本発明のシステムのWEBサーバーにおいて
は入力もれや入力ミスのチェックを行い(S301)、
会員管理データベースへの照会を行い認証処理をして
(S302)、認証を通過すれば、受信可能文書である
か(最大ファイルサイズ、文書フォーマット等)等のチ
ェックを経て(S204)、ドキュメントが取得され、
ドキュメント記録装置に格納される。またドキュメント
情報はドキュメント管理データベースに登録される(S
205)。登録結果は本発明のシステムのWEBサーバ
ーよりいったん外部WEBサーバに送信し、外部WEB
サーバからあらためてユーザー端末に送信し(S30
6)、ユーザー端末において登録結果が取得され、表示
される(S307)。
【0058】次に、図5を参照して、受信ドキュメント
の管理処理について説明する。ドキュメント管理データ
ベースより登録ドキュメント情報を取得して(S40
0)、利用期限が過ぎているか否かを判定する(S40
1)。利用期限が経過している場合には、ドキュメント
記録装置より該当するドキュメントを消去すると共に
(S402)、ドキュメント管理データベースより該当
ドキュメント情報を削除する(S403)。未処理ドキ
ュメントが存在するか否かを判定し(S404)、未処
理のものがあれば処理が終わるまで上記の処理を行う。
【0059】次に、図9を参照して、複合機能付複写機
でのドキュメント取り出し機能処理について説明する。
初めに、複合型複写機から、画面に表示されるユーザー
インターフェースを利用して、ユーザIDおよびパスワ
ードを入力し、WEBサーバーに送信する(S50
0)。認証パスを受け取ったWEBサーバーにおいて
は、入力もれや入力ミスのチェックを行い(S50
1)、会員管理データベースを参照して認証処理を行う
(S502)。認証処理を通過すると、ドキュメント管
理データベースより該当会員の登録済みドキュメントの
ドキュメント名の一覧を取得して(S503)、登録ド
キュメント一覧を表示させる(S504)。認証処理を
パスしなかった場合には、エラーページ等を複合機能付
複写機へ送信して表示させる。一覧画面の望ましい形態
の一例としては、サムネイルを用いたインターフェイス
を端末画面に表示させる。コンテンツのサムネイル情報
をサーバ側の前記コンテンツ配信手段が取得し、ピック
アップして、利用者の端末画面に表示されるようにファ
イルが送信される。ユーザーは、1つ以上のドキュメン
トを選択し(S505)、選択したドキュメントを順
次、または複数を一括して送信する(S506)。また
再選択を行ったり、コンテンツそのものに関連付けられ
たデータ、例えばコンテンツのジャンルや分野、ファイ
ルの種類、ファイルのデータ・サイズ、有料コンテンツ
の料金、著作権等に関するデータ、その他のデータなど
を用いて確認などをしたりすることが可能である。複合
機能付複写機の画面においては、受信したドキュメント
情報に基づき、ドキュメントの課金情報を表示する(S
507)。コイン投入などにより課金処理が行われる場
合には料金の投入を行い(S508)、また他の方法に
よる場合には該当する課金処理を行い、課金処理が完了
することによりコンテンツが出力され、出力完了メッセ
ージが送信されて表示される(S509)。他の課金処
理としては、クレジットカード決済処理や、コンビニエ
ンスストア等におけるレジでの処理などであってもよ
く、その他の方法であってもよい。また出力方法として
は複合機能付複写機による印刷・プリント出力のほか、
外部記憶メディア等へのダウンロード処理などであって
もよい。サーバーシステムにおいては、出力処理を検知
して、出力結果の出力ログ管理データベースへの保存を
行う。またコンテンツを削除するようにされている場合
には、出力ドキュメントの消去を行い(S510)、処
理が完了する。
【0060】次に、図10を参照して、複合機能付複写
機でのドキュメント取り出し処理の別の形態について説
明する。初めに、複合型複写機から、画面に表示される
ユーザーインターフェースを利用して、ユーザID(お
よびパスワード)を入力し、さらにドキュメント取り出
しパスワードの入力を行い、WEBサーバーに送信する
(S600)。認証パスを受け取ったWEBサーバーに
おいては、入力もれや入力ミスのチェックを行い(S6
01)、会員管理データベースを参照して認証処理を行
うと共に、ドキュメント管理データベースの照会、およ
び該当ドキュメントのドキュメント名の取得を行い、複
合機能付複写機に送信する(S602)。認証ができな
ければエラーページ等の送信を行う。認証を通過する
と、複合機能付複写機の画面においては、該当ドキュメ
ント名が表示される(S603)。次いで該当するコン
テンツの出力をすることを選択する場合には、取り出し
指示をサーバーシステムに送信し(S604)、コンテ
ンツ記録装置から該当ドキュメントが複合機能付複写機
に送信される(S605)。複写機の画面では、受信し
たドキュメントの課金情報が表示され(S606)、料
金の投入、その他の様々な課金処理により(S60
7)、コンテンツの出力が行われ、出力完了メッセージ
が複合機能付複写機に送信されて表示される(S60
8)。サーバーシステムにおいては、出力結果を出力ロ
グ管理データベースへの保存すると共に、コンテンツを
削除する場合には出力ドキュメントを消去する(S60
9)。
【0061】次に、出力ログを用いた課金処理の方法は
前記の通り、コインキット等によるその場での処理や、
クレジットカード連携によるその都度の処理、または毎
月の引き落としによる処理などを採用することができ
る。
【0062】次に、図11を参照して、複合機能付複写
機でのドキュメント取り出し処理の別の形態について説
明する。初めに、複合機能付複写機において、クレジッ
トカード、ICカード、プリペイドカード等をカードリ
ーダに挿入する(S700)。カードリーダにより読み
取られたデータはサーバーシステムに送信され、サーバ
ーシステムにおいてはカード番号の会員管理データベー
スへの照会をして、利用者の認証処理を行う(S70
1)。次いでドキュメント管理データベースより該当会
員の登録済みドキュメントのドキュメント名の一覧を取
得して(S702)、送信し、複合機能付複写機の画面
に登録ドキュメント一覧の表示させる(S703)。1
つ以上のドキュメントの選択し(S704)、選択した
ドキュメントを順次ドキュメント記録装置から複合機能
付複写機に送信する(S705)。複合機能付複写機の
画面においては受信したドキュメントの課金情報が表示
され(S706)、出力することを確認・選択してカー
ドからの課金を承認すれば(S707)、コンテンツの
出力が行われ、出力完了メッセージが送信されて表示さ
れる(S708)。サーバーシステムにおいては、出力
結果の出力ログ管理データベースへの保存が行われ、コ
ンテンツが削除されるようにされている場合には出力ド
キュメントの消去を行う(S709)。
【0063】次に、図12を参照して、端末からのグル
ープ登録処理(管理者登録型)について説明する。グル
ープによる処理を行う実施形態においては、サーバーシ
ステムは、ユーザー端末からの認証ユーザの所属グルー
プの登録文書一覧表示機能、複合機能付複写機からの認
証ユーザの所属グループの登録文書一覧表示機能を備え
る。また端末からのグループメンバー情報表示機能、ユ
ーザー端末からの各グループメンバーにおける登録文書
出力ログ表示機能、ユーザー端末からのグループメンバ
ーの文書登録の連絡機能を備える。初めに、ユーザー端
末からWEBサーバーにアクセスし、ユーザIDおよび
パスワードを入力し、WEBサーバーに送信する(S8
00)。認証パスを受け取ったWEBサーバーにおいて
は、入力もれや入力ミスのチェックを行い(S80
1)、会員管理データベースを参照して認証処理を行う
(S802)。次に、グループ登録・編集フォームがW
EBサーバーからユーザー端末に送信されて表示され
(S803)、グループ名、グループメンバーの入力・
編集等を行い、サーバーシステムに送信する(S80
4)。サーバーシステムにおいてデータが受信され、グ
ループ管理データベースに記憶されているグループに関
するデータが更新される(S805)。更新が完了する
とWEBサーバーから更新完了ページが送信され(S8
06)、更新完了ページが受信されて(S807)、処
理が終了する。
【0064】次に、図13を参照して、端末からのグル
ープ登録処理(利用者参加型)について説明する。初め
に、ユーザー端末からWEBサーバーにアクセスし、グ
ループ参加ボタンをクリックするなどの処理により(S
900)、会員情報入力フォームがユーザーに送信され
て表示され(S901)、会員情報の入力を行い、サー
バーシステムに送信する(S902)。入力もれや入力
ミスのチェックを行い(S903)、会員管理データベ
ースへの照会をして認証処理を行い(S904)、認証
がOKであればグループ管理データベースの更新を行う
(S905)。更新処理が済むと更新完了ページをユー
ザーに送信し(S906)、更新完了ページが受信され
て表示される(S907)。
【0065】次に、図14を参照して、端末からのグル
ープ閲覧用文書送信処理について説明する。初めに、ユ
ーザー端末からWEBサーバーにアクセスし、会員情報
を入力して送信し(S1000)、サーバーシステムに
おいて入力もれ・入力ミスのチェックを行い(S100
1)、会員管理データベースへの照会をして認証処理を
する(S1002)。認証を通過した場合、該当会員の
管理グループ一覧、およびドキュメント送信フォームを
ユーザー端末に送信する(S1003)。画面のユーザ
ーインターフェースを利用して、ユーザーは登録グルー
プの選択を行う。また送信するドキュメント情報を入力
すると共に、送信するドキュメントの選択を行う(S1
004)。入力・選択したデータをサーバーシステムに
送信し、サーバーシステムにおいては受信可能文書であ
るか(最大ファイルサイズ、文書フォーマット等)等の
チェックを行い(S1005)、ドキュメントを取得し
ドキュメント記録装置に格納する(S1006)。グル
ープ管理データベースを照会し、該当グループに属する
会員IDの一覧を取得して(S1007)、取得した各会
員IDを送信者会員IDとして、ドキュメント情報をドキュ
メント管理データベースに登録する(S1008)。以
上により登録が完了し、受け付け完了ページをユーザー
に送信すると共に、該当グループに属する各会員への電
子メールによる連絡を行い通知する(S1009)。
【0066】次に、図15を参照して、無線機器を用い
た認証処理について説明する。携帯電話、PDA等のユ
ーザー端末から会員情報を無線通信により送信する(S
1100)。サーバーシステムにおいては無線通信機器
により会員情報を直接取得し、会員管理データベースを
参照して、ユーザーの認証処理を行う(S1101)。
次に、ドキュメント管理データベースより該当会員の登
録済みドキュメントのドキュメント名の一覧を取得して
(S1102)、ユーザー端末に送信し、登録ドキュメ
ント一覧を表示させる(S1103)。ユーザーは1つ
以上のドキュメントの選択を行い(S1104)、選択
したドキュメントを順次送信し(S1105)、また受
信したドキュメントの課金情報を表示させる(S110
6)。ユーザーが携帯電話の使用料への加算、月次の振
込みなどの支払い条件の承認をすると(S1107)、
コンテンツが送信されて出力が行われ、出力完了メッセ
ージが送信される(S1108)。サーバーシステムに
おいては、出力結果を出力ログ管理データベースに記憶
し、コンテンツを削除する場合には出力ドキュメントの
消去を行う(S1109)。なお、次に説明するよう
に、携帯電話、PDA等のユーザー端末との間で直接、
出力するドキュメントの送信などのやりとりを行う形態
をとることもできる。この場合には、会員情報および出
力文書を無線通信により直接複合機能付複写機に送信
し、複合機能付複写機においては、受信したデータ類の
うち、会員情報、文書情報のみをインターネット経由で
サーバーシステムに送信し、サーバーシステムにおいて
は、認証処理と、出力ログの管理のみを行う。さらにこ
の場合には、ユーザー端末と複合機能付複写機との間で
通信を行う無線通信用の専用ソフトウェアを用いてデー
タのやり取りをすることが好ましく、ユーザー端末と複
合機能付複写機それぞれにあらかじめ通信用ソフトウェ
アをインストールし、それを起動することにより出力す
るドキュメントの送信などのやりとりを行う。
【0067】次に、図16を参照して、端末から直接複
合機能付複写機に送信する処理について説明する。この
場合には、各種携帯機器から会員情報やドキュメント等
が無線で送信される先はサーバではなく複合機能付端末
である。利用イメージとしては、たとえば赤外線通信や
ブルートゥースなどのような近距離の無線通信を用い
て、PDAなどのユーザー端末から直接複合機能付複写
機にドキュメントのデータを送信する。携帯電話、PD
A等のユーザー端末において、好ましくは前述のように
ユーザー端末と複合機能付複写機との間で通信を行う無
線通信用の専用ソフトウェアを起動することにより通信
を確立し、会員情報および出力文書を無線通信により、
直接複合機能付複写機に送信する(S1200)。複合
機能付複写機は、受信したデータ類のうち、会員情報、
文書情報のみをサーバーシステムに送信し、ドキュメン
ト自体を送信はしない。サーバーシステムにおいては、
会員管理データベースを参照して認証のみを行う。認証
処理の結果は複合機能付複写機に送信され、認証を通過
した場合には複合機能付複写機内の記憶装置に出力文書
を保存し(S1201)、ドキュメントの課金情報を表
示させ(S1202)、携帯電話の使用料への加算、月
次の振込みなどの支払い条件の承認をすると(S120
3)、コンテンツの出力が行われ、出力完了メッセージ
が送信される(S1204)。出力後ドキュメントデー
タは消去し、出力ログのみ再度サーバーシステムに送信
し、サーバーシステムにおいては、出力結果を出力ログ
管理データベースに保存する(S1205)。
【0068】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、利用者がコンテンツの配信を予約したり、配信先
その他の情報を設定したりする際に、多機能複写機など
を利用しつつ、多機能複写機あるいは携帯端末その他の
利用者の端末から、利用者個々の設定・配信予約等を行
うための利用者ごとに個性化されたユーザー・インター
フェイスを用意することにより、利用者が誰でも、ある
いはどこにいても、コンテンツの受信やその予約あるい
は指定端末への配信等を行うシステムにおいて、これら
を実現するためのコンテンツ登録・管理するシステムを
提供することができる。コンテンツの出力・課金処理を
したり、出力を許可するグループを登録したりする際
に、多機能複写機などを利用しつつ、多機能複写機ある
いは携帯端末その他の利用者の端末から、コンテンツの
利用条件や利用期限、あるいは利用できるグループメン
バーの登録、出力した後のコンテンツを削除するかある
いは継続して記憶させておくことかなどの様々なユーザ
ーの設定によるコンテンツの登録方法や、コンテンツの
管理方法などを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシステムの基本的な構成を示すシ
ステム構成図である。
【図2】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフロ
ーチャートである。
【図3】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフロ
ーチャートである。
【図4】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフロ
ーチャートである。
【図6】カプセル化をするために登録されるデジタルド
キュメント情報の一例を示す。
【図7】出力ログ管理データベース記憶される出力ログ
の一例を示す。
【図8】会員管理データベースに記憶されるデータの一
例を示す。
【図9】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフロ
ーチャートである。
【図10】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフ
ローチャートである。
【図11】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフ
ローチャートである。
【図12】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフ
ローチャートである。
【図13】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフ
ローチャートである。
【図14】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフ
ローチャートである。
【図15】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフ
ローチャートである。
【図16】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフ
ローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 332 G06F 17/60 332 512 512 H04N 1/00 107 H04N 1/00 107Z

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネット等のネットワークを経由
    して、コンテンツの配信要求を送信し、ユーザーの操作
    によりカプセル化コンテンツを複合機能付複写機におい
    て受信し、出力をすることが可能なコンテンツ配信シス
    テムにおいて、コンピュータや携帯情報端末等が接続さ
    れるネットワーク上に、コンテンツ登録・配信のために
    備えられるサーバーシステムであって、カプセル化され
    たドキュメントなどのコンテンツを格納するコンテンツ
    格納手段と、コンテンツをカプセル化してユーザー端末
    または複合機能付複写機からコンテンツ格納手段に送信
    するためのコンテンツ登録手段と、格納された情報を配
    信するためのコンテンツ配信手段と、が少なくとも備え
    られ、前記のサーバーシステムにアクセスするユーザー
    がコンテンツを登録し、コンテンツ受信手段を備える複
    合機能付複写機に対し配信可能に管理することを特徴と
    する、配信コンテンツの登録・管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、前記の
    コンテンツ格納手段は、コンテンツを記憶するドキュメ
    ント記録装置と、ドキュメント情報を管理するドキュメ
    ント管理データベースとを含み構成されることを特徴と
    する、配信コンテンツの登録・管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の発明におい
    て、前記のサーバーシステムにはさらに、会員管理デー
    タベースが備えられ、コンテンツ登録手段により登録を
    行うユーザーの認証処理を行うことを特徴とする、配信
    コンテンツの登録・管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載の発明において、前
    記のサーバーシステムにはさらに、会員管理データベー
    スが備えられ、コンテンツ配信手段により配信を受ける
    ユーザーの認証処理を行うことを特徴とする、配信コン
    テンツの登録・管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の発明におい
    て、前記の会員情報データベースには、システム利用に
    関する課金情報が記憶され、コンテンツの登録または配
    信に対する課金処理が行われることを特徴とする、配信
    コンテンツの登録・管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の発明において、前記の
    サーバーシステムにはさらに、配信出力のログを記憶す
    る出力ログ管理データベースが備えられ、前記の課金処
    理は、出力処理に基づき行われることを特徴とする、配
    信コンテンツの登録・管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の発明におい
    て、前記の課金処理は、出力を行う複合機能付複写機に
    またはこれに接続されて備えられる課金手段により、出
    力ごと、または所定の期間または金額、または出力回数
    に基づき課金処理を行うものであることを特徴とする、
    配信コンテンツの登録・管理システム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7に記載の発明において、前
    記のカプセル化されたコンテンツごとに登録されるデジ
    タルドキュメント情報は、ドキュメントファイル名、ド
    キュメント名、送信者ユーザID、ファイルサイズ、フ
    ァイルフォーマット、ページ数、課金料金、カラーモー
    ド、用紙サイズ、用紙設定、付加画像情報、送信日、利
    用期限、取り出しパスワード、のいずれかを少なくとも
    含むことを特徴とする、配信コンテンツの登録・管理シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8に記載の発明において、前
    記の出力ログ管理データベース記憶される出力ログに
    は、出力日時、出力者ユーザID、出力端末識別名、出
    力ドキュメントファイル名、課金情報、ドキュメント料
    金、のいずれかを少なくとも含むことを特徴とする、配
    信コンテンツの登録・管理システム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9に記載の発明において、
    前記のコンテンツ配信手段は、配信されたコンテンツの
    操作削除機能、自動削除機能、または継続保管機能のい
    ずれかを少なくとも備えることを特徴とする、配信コン
    テンツの登録・管理システム。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10に記載の発明におい
    て、前記のコンテンツ記録装置には、本発明のサーバー
    システム以外の、ネットワークに接続される他のWEB
    サーバーその他のコンテンツ記録装置が含まれ、ユーザ
    ー端末または複合機能付複写機からの操作により、前記
    のサーバーシステムが備えるコンテンツ記録装置または
    複合機能付複写機に送信可能なことを特徴とする、配信
    コンテンツの登録・管理システム。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11に記載の発明におい
    て、前記のサーバーシステムにはさらに、複数のユーザ
    ーからなるグループに関する情報を記憶するグループ管
    理データベースが備えられ、ユーザー認証、コンテンツ
    の登録、コンテンツの出力、出力ログの管理、課金の少
    なくともいずれかの処理を制御することを特徴とする、
    配信コンテンツの登録・管理システム。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12に記載の発明におい
    て、前記の複合複写機から送信されるデータに基づき、
    サーバーシステムにおいて、ユーザー認証、コンテンツ
    の登録、コンテンツの配信、コンテンツの削除または継
    続保管、サーバーシステムに登録された情報の変更・削
    除、のいずれかの処理を少なくとも行う機能が備えられ
    たことを特徴とする、配信コンテンツの登録・管理シス
    テム。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13に記載の発明におい
    て、前記のユーザー端末から送信されるデータに基づ
    き、サーバーシステムにおいて、ユーザー認証、コンテ
    ンツの登録、コンテンツの配信、コンテンツの削除また
    は継続保管、サーバーシステムに登録された情報の変更
    ・削除、のいずれかの処理を少なくとも行う機能が備え
    られたことを特徴とする、配信コンテンツの登録・管理
    システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098096A1 (ja) * 2005-02-23 2006-09-21 Muneomi Katayama インターネットレッスンシステム
JP2011035675A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Canon Inc データ処理システム及びその制御方法

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