JP2010232815A - ホスト機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線ネットワークを介してクライアント機器に結合されたホスト機器を提供する。
【解決手段】ホスト機器は、クライアント機器に要求パケットを送るRF(高周波)ユニットを備え、RFユニットは、前記要求パケットを送った時刻から、所定のタイムアウト時間が経過する前に、要求パケットに対応する応答パケットがクライアント機器から受け取られない場合には、クライアント機器に前記応答パケットの送信を禁止するパケットを送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ホスト機器に関し、より具体的には無線センサネットワーク上で用いられるホスト機器に関する。
無線センサネットワークを用いて、クライアント(client,子機、例えば計測機器)機器からのデータを無線で集めるニーズがある。例としてクライアントN台(N:自然数)がホスト(host,親機)機器1台に無線ネットワークを介して接続される計測機器ネットワークが挙げられる。本明細書では簡単のために、クライアント機器を「クライアント」と呼び、ホスト機器を「ホスト」と呼ぶ。
ホストはクライアントに対して計測データを要求する。クライアントはこの要求に応答し、計測データをホストに送る。ホストは、クライアント全てに対し同時にデータを要求するのではなく、それぞれのクライアントに対し順番に要求メッセージを送信する。
特開2008−61227号公報
計測機器同士を無線通信する場合には、有線と異なり無線パケットのロス(損失)が発生し得る。パケットロスが起こった場合、クライアントは同じパケットを再送する。しかしこの再送パケットは無線ネットワーク上においてトラフィックを増大させる。その結果、さらなるパケットロスを引き起こす原因にもなり得る。ホストは、再送されたパケットのために、より多くのメッセージを処理しなければならない。そのためホストのプロセッサが消費する電力も増す。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、無線センサネットワーク上で、再送パケットが増大するのを防ぐホスト機器を提供することにある。
本発明による無線ネットワークを介してクライアント機器に結合されたホスト機器は、前記クライアント機器に要求パケットを送るRF(高周波)ユニットを備え、前記RFユニットは、前記要求パケットを送った時刻から、所定のタイムアウト時間が経過する前に、前記要求パケットに対応する応答パケットが前記クライアント機器から受け取られない場合には、前記クライアント機器に前記応答パケットの送信を禁止するパケットを送信する。
本発明のある実施形態によるホスト機器においては、前記タイムアウト時間は、前記クライアント機器の個数に応じて決定される。
本発明のある実施形態によるホスト機器においては、前記タイムアウト時間は、前記ホスト機器と、前記クライアント機器との間に存在する中間ノードの個数に応じて決定される。
本発明のある実施形態によるホスト機器においては、前記タイムアウト時間は、前記クライアント機器のタスクの種類に応じて決定される。
本発明によれば、ホストは、複数のクライアントに無線ネットワークを介して結合される。ある実施形態においては、ホストは、通信用のアプリケーションソフトウェアを用いて、計測機器(又はセンサ)等に接続されたクライアントから計測データを集める。ホストが要求メッセージをあるクライアントに送ってから一定時間(「タイムアウト時間」という)、ホストがそのクライアントからの応答を受け取れない場合がある。この場合、本発明によれば、タイムアウト時間が経過した時点で、そのクライアントに対して、要求を取り消す(すなわち既に送られた要求に対する応答の停止・中止を要請する)パケットを送信する。これを受けたクライアントは、応答パケットの送信中であった場合、又は送信前であった場合は、ホストに対する応答動作を停止する。これによりクライアントは、無線ネットワーク上の負荷になり得る再送パケットを送出しなくて済む。その結果、再送パケットによるメッセージトラフィックの増大、トラフィックの増大に起因するパケットの輻輳、及びさらなるパケットロスを防ぐことができる。
本発明の例示的実施形態を図面を参照して以下に詳細に説明する。
(システムの概要)
図1は、本発明の例示的実施形態を用いたシステム100の概略図である。システム100は、アドホック無線センサネットワークである。このシステム100は、近接する小型無線センサ端末が自発的にネットワークを構築するよう構成される。システム100は、ホスト110、PC(パーソナルコンピュータ)120、及びクライアント130,140,150,160を備える。この実施形態ではクライアントを4つ設けたが、クライアントの個数はこれに限定されない。
クライアント130は、RF(高周波)ユニット134及びセンサ135を含む。クライアント140は、RFユニット144及びセンサ145を含む。クライアント150は、RFユニット154及びセンサ155を含む。クライアント160は、RFユニット164及びセンサ165を含む。
ホスト110は、無線リンク133を介してRFユニット134に結合される。ホスト110は、無線リンク143を介してRFユニット144に結合される。ホスト110は、無線リンク153を介してRFユニット154に結合される。ホスト110は、無線リンク163を介してRFユニット164に結合される。
無線リンク133,143,153,163は、例えば、2.4GHz帯を用いたIEEE802.15.4に準拠する短距離無線ネットワークであり得る。このIEEE802.15.4は、PAN(Personal Area Network)又はWPAN(Wireless Personal Area Network)と呼ばれる無線通信規格の一つであり、低コスト・低消費電力で、高い信頼性とセキュリティを持つ。無線リンク133,143,153,163は、上述の特定の無線ネットワークに限定されず、典型的にはパケットの形で情報をやりとりできる任意の適切なネットワークであり得る。
ある実施形態によれば、無線リンク133,143,153,163によって構成される無線ネットワークは、ホスト110と、RFユニット134,144,154,164との間に中間ノードを介して通信し得る。中間ノードは、RFユニット134,144,154,164によって実現され得る。すなわちRFユニット自身がそれぞれ自動中継機能も持ち、通信環境を察知して自発的にネットワークを構成し得る。例示的なネットワークは、真メッシュであり、ホップ数も実質的に無制限である。換言すれば本発明の実施形態は、マルチホップの無線ネットワークを使用可能である。
RFユニット134,144,154,164は、それぞれセンサ135,145,155,165に、例えば有線で結合され得る。具体的には、RFユニット134,144,154,164は、それぞれセンサ135,145,155,165にUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)等で接続され得る。
センサ135,145,155,165は、任意の適切なセンサであり得る。そのようなセンサには、温度センサ、湿度センサ、加速度(衝撃)センサ、光センサ等があるが、これらには限定されない。センサ135,145,155,165は、機械的、電磁気的、熱的、音響的、化学的なパラメータ(例えば温度)を表すデータ(「センサデータ」)を出力する。
センサデータは、アナログ信号又はデジタル信号によって表現され得る。例えば熱的パラメータである温度を表すセンサデータは、10ビット(1024段階)のデジタル信号によって表現され得る。センサ135,145,155,165は、それぞれセンサデータをRFユニット134,144,154,164に送る。センサデータがアナログ信号である場合は、RFユニット134,144,154,164に設けられるA/D(アナログ−デジタル)変換器が、アナログのセンサデータをデジタルのセンサデータに変換すればよい。
RFユニット134,144,154,164は、それぞれセンサ135,145,155,165から受け取ったセンサデータを、符号化及び変調することによって無線信号を発生する。RFユニット134,144,154,164は、この無線信号をそれぞれ無線リンク133,143,153,163を介してホスト110へ送る。無線信号の符号化及び変調のための方式にはさまざまなものがあるが、ある具体的な実施形態では、上述のIEEE802.15.4に準拠した方式が用いられる。
ホスト110は、RFユニット134,144,154,164から受け取られた無線信号を復調及び復号化することによって、センサデータを得る。ホスト110は、得られたセンサデータをPC120に送る。PC120は、ホスト110に例えば有線で結合される。具体的にはPC120は、ホスト110にUSB(ユニバーサルシリアルバス)等で接続され得る。
PC120は、例えば、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)を備えるソフトウェアを用いて、センサデータを視覚的に表示したり、統計的に処理したりできる。そのようなソフトウェアは、例えば通信状態の確認、センサデータの数値表示、グラフ表示、センサ値の分布カラーマッピング、センサデータの記録、センサデータのエクスポート、端末設定の変更等を行うことができる。
(要求取消)
図2は、本発明の例示的実施形態が採用するプロシージャ200を示す図である。本明細書において、パケットのタイプを示す「要求」、「要求取消」、「応答」、及び「ACK(アクノリッジ)」という語は、それぞれを表すメッセージをいう。これらメッセージは、単一、又は複数のパケットによって構成され得る。パケットは、無線又は有線のネットワーク上を伝送され得る。したがって本明細書で、「ホストがクライアントに要求を送る」という場合、「ホスト機器がクライアント機器に『要求』を表すパケットを送る」ことを意味する。
このようなパケットは、例えばそのヘッダ中の1バイトのうちの2ビットを使って、それぞれのパケットタイプを表し得る。例えば「要求取消」は、パケットヘッダのうち、パケットタイプを表す先頭2ビットを「11」に設定することによって表現され得る。
時刻0において、ホスト110は、クライアント130に要求210を送る。要求210は、例えば、「温度を表すセンサデータをホストに送れ」という要求である。理想的な通信状況では、クライアント130は要求210を受け取ってすぐに応答220をホスト110に送る。応答220は、前述の例では、温度を表すセンサデータを記述するパケットであるが、これには限定されない。応答220は、一般に、ホスト110からの要求パケットに対応する、センサデータを含む任意の応答パケットであり得る。
ホスト110は、タイムアウト時間230を設ける。タイムアウト時間230の期間内にホスト110が、何らかの状況(例えばパケットロス)のために、要求210に対する応答220をクライアント130から受け取れないときは、クライアント130に要求取消240を送る。換言すれば、応答がクライアントから得られないときは、要求210(図2では時刻0)からタイムアウト時間230経った時刻に、要求取消240がホスト110からクライアント130に送られる。この要求取消240は、例えばホスト110のOS(オペレーティングシステム)によって生成される。要求取消240は、既に送った要求(この場合は要求210)を受け取ったクライアント(この場合はクライアント130)に送られる。
タイムアウト時間230の期間内に、ホスト110がクライアントから応答を受け取れない状況の例としては、無線ネットワークのトラフィックが増して、輻輳している場合が挙げられる。トラフィックが増す原因はさまざまである。一般に応答220は、センサによっては多数のパケットを含み得る。あるいはホスト110とクライアント(例えば130)との間の無線リンク(例えば133)が、複数のホップを含む(すなわちマルチホップをなす)場合、通信状況によってはパケットロス(損失)が発生する。パケットロスが発生すると、クライアントは一般に同じパケットを再送しようとする。そのため、ホスト110が単一の要求210をクライアント130に送っても、クライアント130から多数の応答パケットが送られる状況があり得る。このような状況下では、クライアント130とは異なるクライアント(例えばクライアント140)からの応答が、クライアント130からの多数の応答パケットによって妨害され、ホスト110に到達できないことがあり得る。
タイムアウト時間230は、個々のシステムの仕様によって異なる。典型的にはタイムアウト時間は5秒である。この場合、要求210が送られてから5秒以内にクライアント130から応答220が受け取れない場合は、ホスト110は、要求取消240をクライアント130に送る。例として、クライアントがセンサからのデータを1秒おきにホストに送る(すなわちサンプリング時間が1秒)なら、タイムアウト時間は、数秒のオーダーである。
ある具体的な実施形態において、タイムアウト時間は、無線リンク133,143,153,163のホップ数が大きいときには、より長く設定される。すなわちホスト110と、クライアント130,140,150,160との間に中間ノードが多数存在するとき、タイムアウトの時間はより長く設定される。換言すればタイムアウト時間は、ホスト110と、クライアント130,140,150,160との間に存在する中間ノードの個数に応じて決定され得る。
要求取消パケット240は、クライアント130に対して、応答パケットを送ることを禁止するパケットである。要求取消240を受け取ったクライアント130は、現在のタスクキューから「応答パケット220を送る」というタスクを取り除く。したがってクライアント130は、新たな要求がない限り、ホスト110に対して応答を送らない。
ホスト110が要求取消240をクライアント130に送った後、ホスト110は、異なるクライアントであるクライアント140に新たに要求250を送ってもよい。前述のクライアント130の場合と同様、タイムアウト時間230の期間内にホスト110が、要求250に対する応答をクライアント140から受け取れないときは、クライアント140に要求取消260を送る。
本発明の例示的実施形態によれば、要求取消240,260をそれぞれクライアント130,140に送ることによって、適切なタイミングを逸した(すなわちタイムアウト時間を超えた)応答がクライアント130,140からホスト110に送られることを防ぐ。パケットロスが起きても、タイムアウト時間を超えた場合は、ホストは、クライアントにパケットを再送させないように命令する。
図3は、ホスト110が要求取消240をクライアント130に送らないと仮定した場合のシステムの動作を示す図である。要求210に対するクライアント130からの応答がないまま、ホスト110は、要求250をクライアント140に送るとする。換言すれば、あるクライアントからの応答がいつホストに届くかわからない状態で、同時に別のクライアントにも要求を送る。その結果、複数のクライアントから送られた応答が輻輳するおそれがある。
具体的には、図3に示されるように、ホスト110がクライアント140に要求250を送った後、クライアント130からの応答310,320,330,340,350が連続してホスト110に送られるとする。すなわち期間360において、クライアント130からの応答310,320,330,340,350が存在するために(すなわちネットワークの輻輳のために)、ホスト110は、クライアント140からの応答370を受け取ることができない状況があり得る。
同一の要求に対して複数の応答が送られる場合の例には、ホストからのACK(アクノリッジ)がクライアントに届かない場合がある。一般にクライアントは、ホストからの要求に対して応答をホストに送る。ホストは応答を受け取ると、応答を受け取ったことを表すメッセージであるACKをクライアントに送る。ACKがクライアントに届かない時、クライアントは、ホストが応答を受け取れなかったと判断して、応答をホストに再送する。このような場合、同じ要求に対して複数の応答が送られることになる。
クライアントが多いほど、この要求取消の効果は大きい。すなわちホスト110が4つのクライアント130,140,150,160しか有しない場合に比較して、ホスト110が100のクライアント群を有する場合は、要求取消により、多数の応答が集中することによる輻輳が回避される効果が高い。これは、タイムアウト時間が経過するごとに、クライアントからの多数の応答パケットによる潜在的なトラフィック量がゼロにリセットされるからである。これによりクライアントからの応答パケットが増えすぎることによる、輻輳が緩和され得る。
ある具体的な実施形態においては、タイムアウト時間230は、ホスト110に接続されるクライアントの個数に応じて決定される。例えば、クライアントが5未満の場合は、タイムアウト時間は5秒に設定され、クライアントが5以上の場合は、タイムアウト時間は3秒に設定される。このようにタイムアウト時間を可変にすることによって、クライアントが多いときに、短時間でトラフィック量が急増する状況を防ぎ得る。タイムアウト時間は、例えば電力量の瞬間値を計測する等のリアルタイムなデータが要求される場合には短く設定され、これと比較してリアルタイムなデータが要求されない場合には当該タイムアウト時間は長く設定することができる。
(クライアントのハードウェア)
図4は、本発明の例示的実施形態のために用いられるクライアント130のブロック図である。クライアント130は、RFユニット134、センサ135、及びアンテナ430を備える。センサ135は、センサデータをRFユニット134に出力する。RFユニット134は、センサ135が出力したセンサデータを無線信号に変換して、アンテナ430からホスト110へ送る。センサ135は、計測機器であってもよい。
RFユニット134は、センサインタフェース440、DC(直流)電源445、MCU(Micro Controller Unit)450、ROM(読み出し専用メモリ)452、RAM(ランダムアクセスメモリ)454、タイマ456、無線送受信部458、及びRFインタフェース460を有する。センサインタフェース440は、センサ135によって出力されたセンサ信号をMCU450が処理できる適当な信号(例えば10ビットデジタル信号)に変換する。DC電源445は、RFユニット134の各機能ブロックに直流電源を供給する。DC電源445は、例えば直流3Vを供給するリチウム電池であり得る。
MCU450は、クライアント130の機能を実現するのに用いられるマイクロプロセッサである。MCU450は、クライアント130の機能を実現するのに必要なプログラム及びデータをROM452又はRAM454に記憶する。タイマ456は、例えば電源をオフにするタイミングを計測し、所定時間が経過したときに、DC電源445からの電源供給を断つようMCU450をトリガする。MCU450は、ROM452、RAM454、及びタイマ456などの周辺素子をその中に含んでもよい。この場合、ROMなどを独立した部品として搭載する場合に比べて、システム構築のためのコストを抑えることができる。
無線送受信部458は、MCU450からのデータをホスト110へ送る応答パケットに変換したり、ホストから受け取られた要求パケットをデータに変換したりする。RFインタフェース460は、無線送受信部458から出力されたパケットをRF信号に変換し、アンテナに出力したり、アンテナで受け取られたRF信号からパケットを再生し、無線送受信部458に出力したりする。
クライアント140,150,160は、図4に示されるクライアント130と同様の構成を有する。
(ホストのハードウェア)
図5は、本発明の例示的実施形態のために用いられるホスト110のブロック図である。ホスト110は、RFユニット510、及びアンテナ530を備える。一般にホスト110は、複数のクライアントのうちどれと通信してもよい。本明細書の以下の説明では、ホスト110がクライアント130と通信すると仮定して説明するが、他のクライアントであるクライアント140,150,160と通信してもよい。
RFユニット510は、クライアント130に対する要求を無線信号に変換して、アンテナ530からクライアント130へ送る。RFユニット510は、アンテナ530によって受け取られたクライアント130からの応答をデータに変換して、RFユニット510からインタフェース540を介してPC120へ送る。
RFユニット510は、インタフェース540、電源545、MCU550、ROM552、RAM554、タイマ556、無線送受信部558、及びRFインタフェース560を有する。インタフェース540は、PC120によって出力されたさまざまな信号をMCU550が処理できる適当な信号(例えば8ビットデジタル信号)に変換する。電源545は、ホスト110の各機能ブロックに直流電源を供給する。電源545は、例えば家庭用AC(交流)電源のコンセントから供給される100Vの交流を受け取り、直流3Vに変換し、直流電圧を各ブロックに供給する。
MCU550は、ホスト110の機能を実現するのに用いられるマイクロプロセッサである。MCU550は、ホスト110の機能を実現するのに必要なプログラム及びデータをROM552又はRAM554に記憶する。タイマ556は、例えばタイムアウト時間230を計測し、所定時間が経過したときに、要求取消を送信するようMCU550をトリガする。MCU550は、ROM552、RAM554、及びタイマ556などの周辺素子をその中に含んでもよい。この場合、ROMなどを独立した部品として搭載する場合に比べて、システム構築のためのコストを抑えることができる。
無線送受信部558は、MCU550からのデータを、クライアントへ送る要求パケット又は要求取消パケットに変換したり、クライアントから受け取られた応答パケットをデータに変換したりする。RFインタフェース560は、無線送受信部558から出力されたパケットをRF信号に変換し、アンテナに出力したり、アンテナで受け取られたRF信号からパケットを再生し、無線送受信部558に出力したりする。
(タスク依存のタイムアウト時間)
図6は、本発明の他の例示的実施形態が採用するプロシージャ600を示す図である。この実施形態においては、ホスト110が、同じクライアント(例えば130)に対して異なる種類の要求を送り得る。例えば、ホスト110は、クライアント130に対して、温度のセンサデータを送るよう、時刻0において温度要求610を送る。ホスト110は、クライアント130に対して、クライアント130の電池電圧のセンサデータを送るよう、時刻t1において電圧要求650を送る。同じクライアントに対して送られる、異なる種類の要求(ここでは温度及び電池電圧)を判別するために、要求パケットのヘッダは、種類を表すデータを含み得る。
ここでホスト110が温度要求610を送る間隔は比較的、短い。一方、ホスト110が電圧要求650を送る間隔は比較的、長い。すなわちホスト110は、温度のセンサデータは比較的、頻繁にチェックしたいが、電池電圧は急激に変化しないので、それほど頻繁にチェックしなくてもよい。
この実施形態においては、要求の頻度に応じて、タイムアウト時間が異なる。すなわち頻繁にチェックされる温度要求610のタイムアウト時間は630であり、ある程度の間隔をおいてチェックされる電圧要求650のタイムアウト時間は670である。したがって温度要求取消620は、時刻0からタイムアウト時間630が経過した時刻t2において、ホスト110からクライアント130に送られる。一方、電圧要求取消660は、時刻t1からタイムアウト時間670が経過した時刻t3において、ホスト110からクライアント130に送られる。ここで(タイムアウト時間630)>(タイムアウト時間670)である。
この実施形態によれば、ホストがクライアントに出す要求の種類に応じて(具体的には要求の頻度に応じて)、タイムアウト時間も異なる。このようにタスクに依存したタイムアウト時間を採用することによって、タスクの発生頻度に応じて、タイムアウト時間を変えることができる。これによって頻繁に発生し得るタスクについては、要求取消も比較的早く行えるという利点がある。さらに、この実施形態は、リアルタイムなデータが要求される場合に好適に使用することができる。リアルタイムなデータが要求される場合には、クライアントから再送信される古いデータは不必要であると共に、ネットワークを輻輳するためである。
以上、本発明の実施形態を詳細に説明した。
本発明の実施形態によるホスト及びクライアントは、基板上に取り付けられた、半導体素子を含む回路要素群によって典型的には実現され得る。典型的にはホスト110及びクライアント130,140,150,160は、センサからのアナログ信号、及び無線ネットワークのための高周波信号を扱うアナログ回路と、MCUを主要素とするデジタル回路との組み合わせによって実現され得る。
本発明によるホスト機器の制御は、典型的にはソフトウェアによって実現され得る。すなわち図2及び図6に示されるプロシージャは、典型的にはコンピュータで読み取り可能な媒体に記憶されたソフトウェアによって実現され得る。コンピュータで読み取り可能な媒体には、ハードディスクドライブ、半導体メモリ等がある。代替として本発明の実施形態によるプロシージャは、ソフトウェア及びハードウェアの組み合わせ、又はハードウェアのみによって実現され得る。本発明の実施形態によるクライアント機器の制御も典型的にはソフトウェアによって実現され得る。
図4及び図5に示される機能ブロック群の一部又は全ては、適宜、結合されることによって一体化されて実現されてもよい。例えば、RFユニット134は、ハイブリッドIC(集積回路)として実現されてもよい。さらには例えばクライアント130は、RFユニット134、センサ135、及びアンテナ430を一つの基板に一体化して実現されてもよい。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書には何ら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明は、特に無線センサネットワークを利用するホスト・クライアントシステム等について有用である。
本発明の例示的実施形態を用いたシステムの概略図である。 本発明の例示的実施形態が採用するプロシージャを示す図である。 ホストが要求取消をクライアントに送らないと仮定した場合のシステムの動作を示す図である。 本発明の例示的実施形態のために用いられるクライアントのブロック図である。 本発明の例示的実施形態のために用いられるホストのブロック図である。 本発明の他の例示的実施形態が採用するプロシージャを示す図である。
200 プロシージャ
110 ホスト
130,140 クライアント
210,250 要求
220 応答
230 タイムアウト時間
240,260 要求取消

Claims (4)

  1. 無線ネットワークを介してクライアント機器に結合されたホスト機器であって、
    前記クライアント機器に要求パケットを送るRF(高周波)ユニットを備え、
    前記RFユニットは、前記要求パケットを送った時刻から、所定のタイムアウト時間が経過する前に、前記要求パケットに対応する応答パケットが前記クライアント機器から受け取られない場合には、前記クライアント機器に前記応答パケットの送信を禁止するパケットを送信する、ホスト機器。
  2. 前記タイムアウト時間は、前記クライアント機器の個数に応じて決定される、請求項1に記載のホスト機器。
  3. 前記タイムアウト時間は、前記ホスト機器と、前記クライアント機器との間に存在する中間ノードの個数に応じて決定される、請求項1に記載のホスト機器。
  4. 前記タイムアウト時間は、前記クライアント機器のタスクの種類に応じて決定される、請求項1に記載のホスト機器。
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