JP2010232617A - 描画装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パルス光を発光する光源を用いても、ヘッドから照射される積算光量にムラが生じないような描画装置を提供すること。
【解決手段】O/E変換回路32は、光源31から発光されたパルス光を、光電変換により電気パルス信号に変換する。PLL回路33は、O/E変換回路32から出力される電気パルス信号に同期したクロック信号を発生する。露光タイミング信号補正回路34は、露光タイミング信号を補正して、光源31から発光されるパルス光に同期した補正後露光タイミング信号として出力する。光学変調器35は、補正後露光タイミング信号にしたがって、光源31から発光されるパルス光をオン/オフ制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、描画装置に関し、特に、パルス光を発光する光源を用いて露光対象物に光を照射する描画装置に関する。
従来、光源からの光を光学変調器でオン/オフ制御(すなわち、光源からの光を基板に到達させるか否かを制御)することによって、基板に光を照射する描画装置がある(例えば、特許文献1を参照)。このような描画装置では、基板の主面に沿った方向に上記光源を含むヘッドを移動(走査)させながら、基板上に描画すべきパターンに応じた露光タイミング信号(露光対象物に光を照射すべきタイミングを示す信号)に基づいて、光源からの光を光学変調器でオン/オフすることによって、基板上に所定のパターンを描画する。
特開2004−345169号公報(図2、図8)
しかしながら、上記のような描画装置において、パルス光を発光する光源を利用した場合、たとえ発光タイミング信号のオン期間の時間幅が等しくても、基板に照射される光量にばらつきが生じるという問題がある。以下、この問題が発生する理由を図10および図11を参照して説明する。
図10は、従来の描画装置においてパルス光(断続的なパルス光)を発光する光源を利用した場合のヘッドの構成を示している。光源からはパルス光(S10)が発光され、当該パルス光は光学変調器へ供給される。光学変調器には、基板に光を照射するタイミングを示す露光タイミング信号(S13)が入力され、光学変調器は、当該露光タイミング信号にしたがって光源からのパルス光をオン/オフ制御し、露光タイミング信号に応じたパルス光を、出力光(S15)として出力する。
図11は、光学変調器に入力される露光タイミング信号と、そのときに光学変調器から出力される出力光の関係を示している。光学変調器に図11のS10のようなパルス光と、図11のS13aのような露光タイミング信号が供給された場合には、光学変調器から図11のS15aのような出力光が出力される。また、光学変調器にS10のようなパルス光と、S13bのような露光タイミング信号が供給された場合には、光学変調器からS15bのような出力光が出力される。また、光学変調器にS10のようなパルス光と、S13cのような露光タイミング信号が供給された場合には、光学変調器からS15cのような出力光が出力される。
図11において、露光タイミング信号S13a、S13b、S13cのオン期間の時間幅は同一である。しかしながら、これらの露光タイミング信号S13a、S13b、S13cのオン期間に対応して光学変調器から出力される出力光S15a、S15b、S15cの積算光量は、互いに異なっている。すなわち、露光タイミング信号S13aのオン期間に対応して光学変調器から出力される出力光S15aの積算光量は、パルス光の4パルス分の積算光量となり、露光タイミング信号S13bのオン期間に対応して光学変調器から出力される出力光S15bの積算光量は、パルス光の3.5パルス分の積算光量となり、露光タイミング信号S13cのオン期間に対応して光学変調器から出力されるパルス光S15cの積算光量は、パルス光の3パルス分の積算光量となる。
例えば、光源から出力されるパルス光の強度分布がガウス分布状であって、積算光量が所定の閾値を超えたときに感光するような感材を利用する場合には、同一の領域にパルス光を照射したとしても、当該領域に照射される積算光量に応じて感光範囲が変化する。したがって、オン期間の時間幅が同じであっても、露光タイミング信号の入力タイミングによって感光範囲(オン期間に照射される出力光によって感材が感光する範囲)が変化してしまい、例えば均一な幅の線を描画したい場合でも、描画される線幅にムラが発生してしまうという問題があった。
それゆえに本発明は、パルス光を発光する光源を用いても、ヘッドから照射される積算光量にムラが生じないような描画装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下のような構成を採用した。なお、括弧内の参照符号等は、本発明の理解を助けるために後述する実施形態との対応関係の一例を示したものであって、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
本発明の描画装置(1)は、パルス光を発光させる光源(31、36)と、露光タイミング信号補正手段(34)と、光変調手段(35)とを備える。
露光タイミング信号補正手段は、光源から出力されたパルス光(S10)、もしくは当該パルス光と同時に当該光源から出力された当該パルス光に対応する電気パルス信号(図9のS11)に基づいて、光源から出力されるパルス光を露光対象物(20)に照射すべきタイミングを示す露光タイミング信号(S13)を、光源から出力されるパルス光に同期するように補正する。
光変調手段は、露光タイミング信号補正手段によって補正された後の露光タイミング信号(以下、補正後露光タイミング信号と称す)(S14)によって示されるオン期間においては光源から出力されたパルス光を露光対象物に到達させ、当該オン期間以外の期間においては光源から出力されたパルス光を露光対象物に到達させない。
なお、描画装置は、光源から出力されるパルス光を電気信号に変換するO/E変換手段(32)をさらに備え、露光タイミング信号補正手段は、O/E変換手段によってパルス光から変換された電気パルス信号(図4のS11)に基づいて露光タイミング信号を補正してもよい。
また、露光タイミング信号補正手段は、補正後露光タイミング信号が示すオン期間の開始タイミングを、電気パルス信号(図4のS11、図9のS11)、もしくは当該電気パルス信号に基づいて生成された当該電気パルス信号に同期したクロック信号(S12)の立ち上がりタイミングまたは立ち下がりタイミングと一致させることによって、当該補正後露光タイミング信号を、光源から出力されるパルス光に同期させてもよい。
また、露光タイミング信号補正手段は、オン期間の時間幅を指定するためのオン時間幅指定信号に基づいて、補正後露光タイミング信号が示すオン期間の時間幅を制御するオン時間幅制御手段(図7のカウンタ)を含んでいてもよい。
また、補正後露光タイミング信号が示す各オン期間の間に、複数のパルスからなるパルス光が、光源から光変調手段を通じて露光対象物に照射されてもよい。
本発明によれば、露光タイミング信号と光源から発光されるパルス光とが同期するように、露光タイミング信号の入力タイミングをずらして光学変調器へ入力するので、パルス光を発光する光源を用いても、ヘッドから照射される積算光量にムラが生じることがない。
描画装置1の外観を示す図 描画装置1の外観を示す図 制御ユニット40の構成を示す図 ヘッド30の一構成例を示す図 描画装置の基本的な動作を示す図 図4のヘッド30において、露光タイミング信号と補正後露光タイミング信号と出力光の関係を示す図 露光タイミング信号補正回路34の一構成例を示す図 露光タイミング信号補正回路34における各種信号を示す図 ヘッド30の他の構成例を示す図 従来の描画装置においてパルス光を発光する光源を利用した場合のヘッドの構成 図10のヘッドにおいて、露光タイミング信号と出力光の関係を示す図
(描画装置の全体構成)
図1および図2は、本発明の一実施形態に係る描画装置1の外観を示す図である。描画装置1は、感光性材料が塗布された基板20を載置するためのステージ11と、ステージ11をY方向(主走査方向)およびX方向(副走査方向)に移動させるためのステージ移動機構10と、ステージ11上の基板20に向けて光を照射するヘッド30を備える。なお、本実施形態ではヘッド30は1つであるが、描画装置1が複数のヘッド30を備えていてもよい。
ステージ移動機構10は、ステージ11をY方向に移動(主走査)し、主走査が終了する毎に次の主走査の開始位置へとステージ11をX方向に移動(副走査)させる。そして、次の主走査が前回の主走査とは逆向きに行われる。このように、ステージ移動機構10により、基板20の主面に沿った方向にヘッド30がステージ11に対して相対的に移動可能となっている。ステージ11がY方向に移動するのではなく、ヘッド30がY方向に移動するように構成されてもよい。
なお、図1および図2では図示していないが、描画装置1は後述する制御ユニット40を有している。
(制御ユニットの構成)
次に、図3を参照して、描画装置1の動作を制御する制御ユニット40について説明する。
制御ユニット40は、CPU41、バッファ42、演算部43、タイミング制御部44、モータ制御部45、およびHDD46を備えている。
CPU41は、他の構成部を制御したり、基板20に描画すべきパターンを表す描画データを生成したりする。
演算部43は、CPU41によって生成された描画データを、ヘッド30の制御に適した形式へと変換し、バッファ42へ出力する。
バッファ42は、演算部43から出力される描画データを一時的に保持し、タイミング制御部44から出力される信号に基づくタイミングで、この描画データをヘッド30へ出力する。
タイミング制御部44は、バッファ42からヘッド30へ描画データの出力タイミングや、ヘッド30の発光タイミング等を制御する。タイミング制御部44は、ステージ11に対するヘッド30の相対位置に基づいて、それらのタイミングを制御する。ステージ11に対するヘッド30のX方向(副走査方向)の相対位置は、エンコーダ33より出力される信号により判断することができる。ステージ11に対するヘッド30のY方向(主走査方向)の相対位置は、エンコーダ13より出力される信号により判断することができる。エンコーダ33は、ヘッド30を移動させるためのモータ32の回転量から、ヘッド30の移動量を示す信号を生成するものである。エンコーダ13は、ステージ11を移動させるためのモータ12の回転量から、ステージ11の移動量を示す信号を生成するものである。
モータ制御部45は、ヘッド30を移動させるためのモータ32、およびステージ11を移動させるためのモータ12を制御する。
HDD46は、基板20に描画すべきパターンを示す前述の描画データなど、制御ユニット40において利用する種々のデータを記憶する。
(ヘッドの構成)
次に、ヘッド30についてより詳細に説明する。
ヘッド30には、図4に示すように、光源31、O/E(Optical/Electrical)変換回路32、PLL(Phase Locked Loop)回路33、露光タイミング信号補正回路34、および光学変調器35が設けられている。
光源31は、パルス光(断続的なパルス光)を発光する光源である。光源31としては、パルス光を発光する任意の種類の光源を利用することができる。例えば、パルス発光レーザ、疑似CW(Continuos Wave)型レーザ、パルス発光制御されるLED(Light Emitting Diode)、シャッター等で高速にオン/オフ制御されるCW光源などを利用することができる。
O/E変換回路32は、光源31から発光されたパルス光を、光電変換により電気パルス信号に変換する。O/E変換回路32としては、公知の一般的なO/E変換回路を利用することができる。
PLL回路33は、O/E変換回路32から出力される電気パルス信号に同期したクロック信号を発生する。PLL回路33については周知であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
露光タイミング信号補正回路34は、前述の制御ユニット40からヘッド30に入力される露光タイミング信号を補正して、光源31から発光されるパルス光に同期した補正後露光タイミング信号として出力する。露光タイミング信号補正回路34から出力された補正後露光タイミング信号は、光学変調器35へ供給される。露光タイミング信号補正回路34の詳細については後述する。
光学変調器35は、補正後露光タイミング信号にしたがって、光源31から発光されるパルス光をオン/オフ制御(すなわち、光源からの光を基板に到達させるか否かを制御)する。光学変調器35としては、例えばDMD(Digital Micro Mirror Device)や、GLV(Grating Light Valve)など、光源31から発光されるパルス光をオン/オフ制御可能な任意の素子を利用可能である。なお、光源31から発光されるパルス光をオン/オフ制御するだけでなく、ヘッド30から基板に照射されるパルス光のレベルを階調制御信号にしたがって複数段階に調整可能な光学変調器を利用しても構わない。
図5は、描画装置1の基本的な動作を示している。描画装置1では、ヘッド30が基板20上を相対的に移動しながら、ヘッド30内の光学変調器35が、露光タイミング信号に基づいて光源31から出力されるパルス光をオン/オフ制御することによって、基板20上にパターンが描画される。本実施形態では、光学変調器35は、露光タイミング信号補正回路34によって露光タイミング信号(S13)を補正することによって得られる補正後露光タイミング信号(S14)に基づいて、光源31から出力されるパルス光をオン/オフ制御する。すなわち、光源31から出力されるパルス光が、補正後露光タイミング信号のオン期間だけ基板20に照射されるように、オン/オフ制御する。本実施形態では、後述するように、補正後露光タイミング信号の各オン期間に照射されるパルス光のパルス数を指定(もしくは固定)することができるので、各オン期間における基板20の感光範囲にムラが生じることが無く、基板20上に描画される点の大きさや線の太さを安定させることができる。
(露光タイミング信号補正回路の詳細)
次に、露光タイミング信号補正回路34について詳細に説明する。
露光タイミング信号補正回路34には、オン時間幅指定信号、オン時間幅指定信号書き込み信号、露光タイミング信号、およびPLL回路33で発生されたクロック信号が入力される。
オン時間幅指定信号およびオン時間幅指定信号書き込み信号は、例えば前述の制御ユニット40のCPU41によって生成して露光タイミング信号補正回路34へ入力することができる。オン時間幅指定信号は、露光タイミング信号補正回路34から出力される補正後露光タイミング信号のオン期間の時間幅を指定するための信号である。本実施形態では、オン時間幅指定信号は、補正後露光タイミング信号のオン期間の時間幅をPLL回路33からのクロック信号のクロックパルス数によって指定するデジタルデータを表すものとする。例えば、補正後露光タイミング信号のオン期間の時間幅を4クロックパルス分の時間幅に指定したい場合には、制御ユニット40のCPU41から「4」を表すオン時間幅指定信号を露光タイミング信号補正回路34に入力すればよい。このように、本実施形態では、露光タイミング信号補正回路34は、実際の露光タイミング信号のオン期間の時間幅に関係なく、オン時間幅指定信号で指定された時間幅のオン期間を有する補正後露光タイミング信号を出力することができる。なお、オン時間幅指定信号によって表されるデジタルデータは、露光タイミング信号補正回路34の内部のレジスタに保持される。オン時間幅書き込み信号は、当該レジスタに保持されたデジタルデータを書き換えるための信号である。当該レジスタに保持されたデジタルデータの値は、オン期間毎に書き換えるようにしてもよいし、必要に応じたタイミングで書き換えるようにしてもよいし、常に一定値のままでもよい。
なお本実施形態では、補正後露光タイミング信号のオン期間の時間幅を、オン時間幅指定信号によって任意に指定できるように、露光タイミング信号補正回路34を構成しているが、本発明は必ずしもこれに限らない。例えば、補正後露光タイミング信号のオン期間の時間幅が常に一定となるように露光タイミング信号補正回路34を構成してもよいし、補正後露光タイミング信号のオン期間の時間幅が露光タイミング信号のオン期間の時間幅に応じて自動的に設定されるように露光タイミング信号補正回路34を構成してもよい。
露光タイミング信号補正回路34は、PLL回路33で発生されたクロック信号(すなわち、光源31から発光されるパルス光に同期したクロック信号)を利用することにより、光源31から発光されるパルス光に同期した補正後露光タイミング信号を生成する。
以下、図6を参照して、露光タイミング信号補正回路34によって補正される前の露光タイミング信号と、補正後露光タイミング信号との関係を説明する。なお、ここでは一例として、露光タイミング信号補正回路34内のレジスタに保持されている、オン時間幅指定信号によって指定されたデジタルデータの値が「4」である場合について説明する。
図6のS10は、光源31から出力されるパルス光を示している。当該パルス光は、O/E変換回路32によって図6のS11のような電気信号に変換される。PLL回路33は、S11の電気信号に同期したクロック信号(S12)を生成する。なお、本実施形態では、PLL回路33において、S11の電気信号と同一の周波数のクロック信号(S12)を生成しているが、当該クロック信号を逓倍したクロック信号を生成して露光タイミング信号補正回路34に供給しても構わない。
本実施形態において、露光タイミング信号補正回路34から出力される補正後露光タイミング信号(S14)のオン期間の開始タイミングは、露光タイミング信号(S13)のオン期間におけるクロック信号(S12)の最初の立ち上がりタイミングに一致する。また、補正後露光タイミング信号(S14)のオン期間の時間幅は、露光タイミング信号補正回路34内のレジスタに保持されている、オン時間幅指定信号によって指定されたデジタルデータの値(ここでは「4」)に応じたクロックパルス数分の時間となる。
例えば、露光タイミング信号補正回路34に、図6のS12のようなクロック信号と、S13aのような露光タイミング信号が入力された場合には、露光タイミング信号補正回路34から出力される補正後露光タイミング信号はS14aのようになる。この場合、S15aのような4パルス分の出力光が、光学変調器35から出力される。
また例えば、露光タイミング信号補正回路34に、図6のS12のようなクロック信号と、S13bのような露光タイミング信号が入力された場合には、露光タイミング信号補正回路34から出力される補正後露光タイミング信号はS14bのようになる。この場合、S15bのような4パルス分の出力光が、光学変調器35から出力される。なお、露光タイミング信号(S13b)と補正後露光タイミング信号(S14b)とでオン期間の開始タイミングがずれているが、図5に示した描画装置2の動作から明らかなように、この程度のずれであれば、描画結果に悪影響を及ぼすことはない。
また例えば、露光タイミング信号補正回路34に、図6のS12のようなクロック信号と、S13cのような露光タイミング信号が入力された場合には、露光タイミング信号補正回路34から出力される補正後露光タイミング信号はS14cのようになる。この場合、S15cのような4パルス分の出力光が、光学変調器35から出力される。
このように、本実施形態によれば、光源31から出力されるパルス光に対して、ヘッド30に入力される露光タイミング信号の入力タイミングが時間的に前後にずれたとしても、露光タイミング信号補正回路34において、光源31から出力されるパルス光に同期した補正後露光タイミング信号を生成することができるので、オン期間に出力される出力光の積算光量を安定させることができる。
なお、本実施形態では、補正後露光タイミング信号(S14)のオン期間の開始タイミングを、露光タイミング信号(S13)のオン期間におけるクロック信号(S12)の最初の立ち上がりタイミングに一致させているが、これに替えて、補正後露光タイミング信号(S14)のオン期間の開始タイミングを、露光タイミング信号(S13)のオン期間におけるクロック信号(S12)の最初の立ち下がりタイミングに一致させるようにしてもよい。
本実施形態の露光タイミング信号補正回路34は、例えば図7のような回路構成により実現することができる。このように、本実施形態の露光タイミング信号補正回路34は簡単な回路により実現することができる。
図8は、図7に示す露光タイミング信号補正回路34における各種信号を示す図である。S16は、補正後露光タイミング信号(S14)のオン時間の開始タイミングを示す信号であり、S17は、露光タイミング信号補正回路34内のカウンタ(レジスタに保持されているクロックパルス数をカウントするためのカウンタ)を用いて生成される、補正後露光タイミング信号(S14)のオン時間の終了タイミングを示す信号である。これにより、図8のS14に示すように、クロック信号(S12)に同期し、かつレジスタに保持されているクロックパルス数に相当する時間幅のオン期間を有する補正後露光タイミング信号が生成される。
なお、図7に示した露光タイミング信号補正回路34の構成は単なる一例に過ぎず、同じ機能(すなわち、入力される露光タイミング信号に応じて、光源31から出力されるパルス光に同期した補正後露光タイミング信号を生成する機能)を実現するために種々の異なる回路構成を採用し得ることは言うまでもない。
以上のように、本実施形態によれば、露光タイミング信号と光源から発光されるパルス光とが同期するように、露光タイミング信号を補正して補正後露光タイミング信号として光学変調器へ入力するので、パルス光を発光する光源を用いても、ヘッドから照射される積算光量にムラが生じることがない。
また、本実施形態によれば、オン時間幅指定信号によって指定された時間幅のオン期間を有する補正後露光タイミング信号を生成することができるので、補正前の露光タイミング信号のオン時間幅や入力タイミングによらず、常に所望の時間幅のオン期間を有する補正後露光タイミング信号を生成することができる。
なお、上記実施形態では、光源31から出力されるパルス光をO/E変換回路32を用いて電気パルス信号に変換していたが、図9に示すように、パルス光と同時に当該パルス光に対応する電気パルス信号も出力するタイプの光源36を利用する場合には、O/E変換回路32を設けることなく、当該光源36から出力される電気パルス信号をPLL回路33に供給することによって、上記実施形態と同様の動作が可能である。
また、上記実施形態では、光源31、O/E変換回路32、PLL回路33、露光タイミング信号補正回路がヘッド30内に設けられている例を説明したが、これらは必ずしも
ヘッド30内に設けられている必要はない。
また、上記実施形態では、基板に対して所定のパターンを描画する装置の例を説明したが、本発明はこれに限らず、任意の露光対象物に対して光を照射する装置に広く適用できる。例えば、本発明は、レーザ光を用いて対象物に所定のパターンの穴あけ等を行う装置(加工装置)等にも適用できる。
本発明は、例えば、パルス光を利用する露光装置や加工装置として有用である。
1 描画装置
10 ステージ移動機構
11 ステージ
20 基板
30 ヘッド

Claims (6)

  1. パルス光を発光させる光源と、
    前記光源から出力されたパルス光、もしくは当該パルス光と同時に当該光源から出力された当該パルス光に対応する電気パルス信号に基づいて、前記光源から出力されるパルス光を露光対象物に照射すべきタイミングを示す露光タイミング信号を、前記光源から出力されるパルス光に同期するように補正する露光タイミング信号補正手段と、
    前記露光タイミング信号補正手段によって補正された補正後露光タイミング信号によって示されるオン期間においては前記光源から出力されたパルス光を前記露光対象物に到達させ、当該オン期間以外の期間においては前記光源から出力されたパルス光を前記露光対象物に到達させない光変調手段とを備える描画装置。
  2. 請求項1に記載の描画装置であって、
    当該描画装置は、前記光源から出力されるパルス光を電気信号に変換するO/E変換手段をさらに備え、
    前記露光タイミング信号補正手段は、前記O/E変換手段によって前記パルス光から変換された電気パルス信号に基づいて前記露光タイミング信号を補正することを特徴とする。
  3. 請求項1または請求項2に記載の描画装置であって、
    前記露光タイミング信号補正手段は、前記補正後露光タイミング信号が示すオン期間の開始タイミングを、前記電気パルス信号、もしくは当該電気パルス信号に基づいて生成された当該電気パルス信号に同期したクロック信号の立ち上がりタイミングまたは立ち下がりタイミングと一致させることによって、当該補正後露光タイミング信号を、前記光源から出力されるパルス光に同期させることを特徴とする。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の描画装置であって、
    前記露光タイミング信号補正手段は、オン期間の時間幅を指定するためのオン時間幅指定信号に基づいて、前記補正後露光タイミング信号が示すオン期間の時間幅を制御するオン時間幅制御手段を含むことを特徴とする。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の描画装置であって、
    前記補正後露光タイミング信号が示す各オン期間の間に、複数のパルスからなるパルス光が、前記光源から前記光変調手段を通じて前記露光対象物に照射されることを特徴とする。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の描画装置であって、
    前記露光対象物に対する露光結果が、当該露光対象物に対して照射される積算光量に依存して変化することを特徴とする。
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