JP2010232027A - 蛍光ランプ用塗料とそれを用いた塗膜及び塗膜の製造方法並びに蛍光ランプ - Google Patents
蛍光ランプ用塗料とそれを用いた塗膜及び塗膜の製造方法並びに蛍光ランプ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010232027A JP2010232027A JP2009078604A JP2009078604A JP2010232027A JP 2010232027 A JP2010232027 A JP 2010232027A JP 2009078604 A JP2009078604 A JP 2009078604A JP 2009078604 A JP2009078604 A JP 2009078604A JP 2010232027 A JP2010232027 A JP 2010232027A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluorescent lamp
- phosphor
- coating film
- paint
- aluminum oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の蛍光ランプ用塗料は、蛍光体同士を接着させるとともに、これらの蛍光体を透光性封止管に接着させる結着用物質と、溶媒とを含有してなる蛍光ランプ用塗料であり、この結着用物質は、メチルハイドロジェンポリシロキサン・ジメチルポリシロキサン共重合体にて表面処理された酸化アルミニウム微粒子である。
【選択図】なし
Description
省資源、省エネルギー、作業環境、防災等の観点から、バインダーとして、水溶性バインダーを用いた蛍光ランプ用塗料があるが、この水溶性バインダーは、有機溶媒のバインダーと比べてガラス管への蛍光体の付着強度が低く、蛍光体層がガラス管から剥離してしまうという問題点があった。
また、現在、結着剤として一般的に用いられている低融点ガラスは、結着力を発現させるためには650℃以上で焼成する必要があるが、650℃以上で焼成した場合、蛍光体が熱劣化するという問題点があった。
この場合、焼成温度を600℃以下に下げることができれば、蛍光体が熱劣化する虞が無くなり、蛍光ランプの輝度も向上するという利点があるために、600℃以下の低温にて十分な結着力が得られる結着剤が求められているが、このような結着剤は未だに提案されていないのが現状である。
前記溶媒は、低沸点有機溶媒であることが好ましい。
したがって、この蛍光ランプ用塗料を用いることにより、透光性封止管に対する蛍光体の接合強度を向上させることができ、蛍光体層の剥離等の不具合を防止することができる塗膜を、600℃以下の低温にて容易に形成することができる。
しかも、蛍光ランプ用塗料に蛍光体を含有したので、蛍光体を含むスラリーを混合する操作が不要となり、塗膜を形成する際の操作を簡略化することができる。
しかも、蛍光ランプ用塗料に蛍光体を含有させたので、蛍光体を含むスラリーを混合する操作が不要となり、塗膜を形成する際の操作を簡略化することができる。
その結果、蛍光体の熱劣化が無く、剥離等の不具合が生じる虞のない信頼性に優れた蛍光ランプを提供することができる。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
本実施形態の蛍光ランプ用塗料は、蛍光体同士を接着させるとともに、これらの蛍光体を透光性封止管に接着させる結着用物質と、溶媒とを含有してなる蛍光ランプ用塗料であって、前記結着用物質は、有機ケイ素化合物にて表面処理された酸化アルミニウム微粒子である。
このシリコーン被覆酸化アルミニウム微粒子は、その表面にメチルハイドロジェンポリシロキサン・ジメチルポリシロキサン共重合体による表面処理が施されることにより被膜が形成されている。
この被膜は、上記のメチルハイドロジェンポリシロキサン・ジメチルポリシロキサン共重合体を加熱処理して得られるシリコーンが主成分である。
ここで、酸化アルミニウム微粒子の好ましい平均粒子径を10nm以上かつ500nm以下とした理由は、酸化アルミニウム微粒子の平均粒子径が10nm未満では、比表面積が大きくなるために、塗料の安定性、及びこの塗料により得られた塗膜の輝度維持率に悪影響を及ぼすからであり、一方、酸化アルミニウム微粒子の平均粒子径が500nmを超えると、蛍光体同士及び蛍光体と透光性封止管との間の接着強度を十分に発現させることができなくなるからである。
また、分子鎖が長いために、先に被覆されたメチルハイドロジェンポリシロキサン・ジメチルポリシロキサン共重合体が立体障害となり、未反応の水素原子として残留してしまうからである。
これらを混合する方法および条件としては、両成分を充分に接触させることができ、かつ、均一に攪拌することができる方法を適用することができる。
ここで使用可能な混合手段としては、ボールミル、ヘンシェルミキサー、エアーブレンダー、乳鉢、アトライナー、振動式ミル、振動式ロッドミル、オングミル、ポットミル、回転式ボールミル、ハイブリタイザー等を挙げることができる。
なお、使用する溶媒の量は、特に制限はされないが、後で除去することを考慮に入れれば、できるだけ少量であることが望ましい。
この加熱処理は、酸化アルミニウム微粒子とメチルハイドロジェンポリシロキサン・ジメチルポリシロキサン共重合体とが完全に反応する条件を満たすことができれば、昇温条件、冷却条件は特に制限されない。
上記の低沸点有機溶媒は、乾燥速度を向上させるために用いられるもので、常圧(1気圧)下で150℃以下の沸点を有する有機溶媒である。
この低沸点有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール等の低級アルコール類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸−1−ブチル、酢酸−2−ブチル等のエステル類;ジエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル(メチルセロソルブ)、エチレングリコールモノエチルエーテル(エチルセロソルブ)等のエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセチルアセトン等のケトン類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素等から選択される1種または2種以上が用いられる。
この高沸点有機溶媒は、常圧(1気圧)下で150℃を超える沸点を有する有機溶媒であり、例えば、N−メチル−2−ピロリジノン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、エチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルセロソルブ)、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等が挙げられる。
分散剤としては、例えば、ポリカルボン酸塩、ポリアルキル硫酸塩、ポリビニルアルコール(PVA)等の水に可溶なポリマー類が挙げられる。
この蛍光体としては、蛍光体を含む微粒子が好ましく、この蛍光体を含む微粒子としては、赤色系発光蛍光体、緑色系発光蛍光体及び青色系発光蛍光体のうち1種または2種以上からなる蛍光体を含む微粒子が好ましい。
この蛍光体を含む微粒子の平均粒子径は、0.05μm以上かつ5μm以下が好ましく、より好ましくは0.05μm以上かつ3μm以下である。
また、緑色系発光蛍光体としては、例えば、(Ba,Eu)(Mg,Mn)Al10O17、LaPO4:Ce,Tb、Zn2SiO4:Mn、ZnS:Cu,Al、CeMgAl11O19:Tb、GdMgB5O10:Ce,Tb等が挙げられる。
また、青色系発光蛍光体としては、例えば、(Sr,Ca,Ba,Mg)5(PO4)3Cl:Eu、(Ba,Sr,Eu)(Mg,Mn)Al10O7、Sr10(PO4)6Cl2:Eu、ZnS:Ag,Al、BaMgAl10O17:Eu等が挙げられる。
これら赤色系発光蛍光体、緑色系発光蛍光体及び青色系発光蛍光体それぞれの含有率は、目的とする蛍光ランプの発光特性に合わせて、適宜設定すればよい。
ここで、シリコーン被覆酸化アルミニウム微粒子の質量が、上記の蛍光体に対して0.5質量%以上かつ3.5質量%以下であることが好ましい理由は、0.5質量%未満では、蛍光体同士及び蛍光体と透光性封止管との間の接着強度が不十分であるからであり、一方、3.5質量%を超えると、蛍光ランプの初期の輝度が低下するからである。
したがって、この蛍光ランプ用塗料を用いることにより、透光性封止管に対する蛍光体の接合強度を向上させることができ、蛍光体層の剥離等の不具合を防止することができる塗膜を、600℃以下の低温にて容易に形成することができる。
本実施形態の塗膜の製造方法には、次の(1)、(2)の2通りの方法がある。
(1)上記の(蛍光体を含有しない)蛍光ランプ用塗料と、蛍光体を含むスラリーと、を混合して混合塗料を作製し、次いで、この混合塗料を基材上に塗布して塗布膜を形成し、次いで、この塗布膜を乾燥、または乾燥及び熱処理する方法。
この蛍光体を含むスラリーとは、上述した蛍光体を上述した溶媒、すなわち水及び低沸点有機溶媒のうちいずれか1種または2種に分散させたスラリーであり、ここでは、蛍光ランプ用塗料中のシリコーン被覆酸化アルミニウム微粒子の質量が、スラリー中の蛍光体に対して0.5質量%以上かつ3.5質量%以下、より好ましくは1.0質量%以上かつ2.5質量%以下となるように、蛍光ランプ用塗料と蛍光体を含むスラリーとの混合比(質量比)を設定する。
ここで、基材としては、熱処理温度に耐える基材であればよく、ガラス基材、透光性のセラミックス基材等が好適であるが、蛍光ランプ用途を考慮すると、蛍光ランプの仕様に適合可能なガラス管が好ましい。
塗布方法としては、スピンコート法、ロールコート法、スプレーコート法、バーコート法、ディップコート法、メニスカスコート法、吸上げ塗工法、フローコート法等、通常のウエットコート法を用いることができる。特に、蛍光ランプのようにガラス管の内面に塗膜を形成する場合、吸上げ塗工法、フローコート法等が好適に用いられる。
乾燥温度は、塗料に含まれる低沸点有機溶媒(または低沸点有機溶媒及び高沸点有機溶媒)が充分に散逸する温度であればよく、例えば、常温(25℃)〜150℃である。
この乾燥工程では、塗布膜が充分乾燥すればよく、加熱だけの乾燥でもよく、空気を吹き付けてもよい。具体的には、常温のエアブローでも、熱風を吹き付けてもよい。
また、この熱処理工程は、基材上に蛍光体層及び本発明の塗布膜を順次形成した場合には、蛍光体層と同時に熱処理してもよい。
このようにして本実施形態の塗膜を得ることができる。
この(2)の方法は、(蛍光体を含有しない)蛍光ランプ用塗料と、蛍光体を含むスラリーと、を混合した混合塗料を用いる替わりに、蛍光体を含有する蛍光ランプ用塗料を用いた点が、上記の(1)の方法と異なるのみであり、他の点は全く同様である。
この方法によっても、本実施形態の塗膜を得ることができる。
この様にして得られた塗膜は、透光性封止管との接合強度が向上したことにより、この透光性封止管から剥離する虞が無くなり、長期間、安定して蛍光体層を維持することが可能である。
本実施形態の蛍光ランプは、上記の塗膜を透光性封止管の内部に形成したものであり、このような構成とすることにより、蛍光体の熱劣化が無く、蛍光体同士の接着強度及び蛍光体と透光性封止管との間の接着強度が向上し、蛍光体層の剥離等の不具合が生じる虞が無くなっている。
また、保護膜2は、電極4、4間に高周波の高電圧を印加することにより電子放射性物質から電子を放出する機能と、透光性封止管1に含まれる物質とガスGに含まれる水銀とが反応してアマルガムを生成するのを防止する機能とを兼ね備えている膜である。
したがって、初期輝度の維持率が高く、長期に渡って安定した輝度を得ることができる。
平均粒子径が20nmの酸化アルミニウム(Al2O3)微粒子に、下記の式(2)
で表されるジメチルポリシロキサン(DMPS)を添加し、室温(25℃)にてヘンシェルミキサーで1000rpmの攪拌回転数で30分間混合し、次いで、温度を100℃に上昇させるとともに回転数を2000rpmに上げて1時間攪拌し、酸化アルミニウム微粒子の表面を7%シリコーン処理し、結着用物質であるシリコーン被覆酸化アルミニウム微粒子を作製した。
この蛍光ランプ用塗料の組成は次のとおりである。
赤色系発光蛍光体 12.50%
緑色系発光蛍光体 15.00%
青色系発光蛍光体 22.50%
ニトロセルロース 0.50%
結着用物質 0.75%
酢酸ノルマルブチル 48.75%
さらに、蛍光ランプ用のガラス管を用意し、このガラス管の内面に吸上げ塗工法により上記の蛍光ランプ用塗料を乾燥後の膜厚が20μmとなるように塗布し、得られた塗布膜を室温(25℃)にて乾燥させた後、600℃にて5分間熱処理した。その後、このガラス管に電極及びリード線を取り付けて封止し、実施例1の蛍光ランプを作製した。
ジメチルポリシロキサン(DMPS)による酸化アルミニウム微粒子の表面処理量を3%に変更した以外は実施例1と同様にして、実施例2の蛍光ランプ用塗料を作製した。
次いで、この蛍光ランプ用塗料を用い、実施例1と同様にして、実施例2の平板状の試料及び蛍光ランプを作製した。
ジメチルポリシロキサン(DMPS)による酸化アルミニウム微粒子の表面処理量を15%に変更した以外は実施例1と同様にして、実施例3の蛍光ランプ用塗料を作製した。
次いで、この蛍光ランプ用塗料を用い、実施例1と同様にして、実施例3の平板状の試料及び蛍光ランプを作製した。
平均粒子径が20nmの酸化アルミニウム微粒子(Al2O3)に、下記の式(3)
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサン(MHPS)を添加し、室温(25℃)にてヘンシェルミキサーで1000rpmの攪拌回転数で30分間混合し、次いで、温度を100℃に上昇させるとともに回転数を2000rpmに上げて1時間攪拌し、酸化アルミニウム微粒子の表面を7%シリコーン処理し、結着用物質であるシリコーン被覆酸化アルミニウム微粒子を作製した。
平均粒子径が20nmの酸化アルミニウム(Al2O3)微粒子を、ニトロセルロースを1.0質量%含む酢酸ノルマルブチル中にビーズミルを用いて分散させ、次いで、ビーズを分離し、酸化アルミニウム微粒子の含有率が1.5質量%になるように調整し、分散液を作製した。
次いで、この分散液を用いて、実施例1と同様にして、比較例1の蛍光ランプ用塗料、平板状の試料及び蛍光ランプを作製した。
平均粒子径が20nmの酸化アルミニウム(Al2O3)微粒子を、ニトロセルロースを1.0質量%及び分散剤を0.1質量%含む酢酸ノルマルブチル中にビーズミルを用いて分散させ、次いで、ビーズを分離し、酸化アルミニウム微粒子の含有率が1.5質量%になるように調整し、分散液を作製した。
次いで、この分散液を用いて、実施例1と同様にして、比較例2の蛍光ランプ用塗料、平板状の試料及び蛍光ランプを作製した。
平均粒子径が20nmの酸化アルミニウム(Al2O3)微粒子を、ニトロセルロースを1.0質量%含む酢酸ノルマルブチル中にビーズミルを用いて分散させ、次いで、ビーズを分離し、次いで、上述した式(2)で表されるジメチルポリシロキサン(DMPS)を、酸化アルミニウム微粒子に対して7質量%となるように添加し、次いで、酸化アルミニウム微粒子の含有率が1.5質量%になるように調整し、分散液を作製した。
次いで、この分散液を用いて、実施例1と同様にして、比較例3の蛍光ランプ用塗料、平板状の試料及び蛍光ランプを作製した。
低融点ガラス(CBB:ホウ酸バリウムカルシウム)を、ニトロセルロースを1.0質量%含む酢酸ノルマルブチル中にビーズミルを用いて分散させ、次いで、ビーズを分離し、低融点ガラス(CBB)含有率が1.5質量%になるように調整し、分散液を作製した。
次いで、この分散液を用いて、実施例1と同様にして、比較例4の蛍光ランプ用塗料、平板状の試料及び蛍光ランプを作製した。
実施例1〜4及び比較例1〜4それぞれについて、平板状の試料における塗膜の結着力及び着色、蛍光ランプの輝度、蛍光ランプ用塗料の安定性の評価を下記の方法により行った。
実施例1〜4及び比較例1〜4それぞれの塗料の組成及び評価結果を表1に示す。
エアー剥離強度試験を行い、評価した。
塗膜から1.5cmの位置に、口径2mmのエアースプレーガンを固定し、このエアースプレーガンから塗膜に対して空気を吹き付け、吹き付け開始から10秒以内に塗膜が剥離する空気圧を測定した。ここでは、主に塗膜の剥がれむらを評価した。
なお、測定開始時の空気圧を0.1MPaとし、空気圧を0.01MPaずつ昇圧した。
得られた測定値を下記の4段階で評価した。
◎:0.6MPaを超えた場合
○:0.4MPa%以上かつ0.6MPa以下
△:0.2MPa%以上かつ0.4MPa未満
×:0.2MPa未満
塗膜を目視にて観察し、着色が認められなかったものを「○」、着色が認められたものを「×」とした。
蛍光ランプを点灯し、100時間経過後の輝度を測定し、この輝度を、比較例1の蛍光ランプの輝度を100%(基準)とした比率で評価した。
得られた比率を下記の4段階で評価した。
◎:輝度が、比較例1の輝度と比較して108%を超えた場合
○:輝度が、比較例1の輝度と比較して102%を超えかつ108%以下
△:輝度が、比較例1の輝度と比較して98%以上かつ102%以下
−:試験不可(ランプ作製時に膜剥がれが発生したために、点灯試験を行うことができなかった。)
蛍光ランプ用塗料を調製してから1ヶ月経過後の分散種の沈殿物の質量を測定し、この測定値を下記の4段階で評価した。
◎:分散種の沈殿が1ヶ月に3質量%未満
○:分散種の沈殿が1ヶ月に3質量%以上かつ5質量%未満
△:分散種の沈殿が1ヶ月に5質量%以上かつ10質量%未満
×:分散種の沈殿が1ヶ月に10質量%以上
2 保護膜
3 蛍光体層
4 電極
5 リード線
G 封入ガス
Claims (6)
- 蛍光体同士を接着させるとともに、これらの蛍光体を透光性封止管に接着させる結着用物質と、溶媒とを含有してなる蛍光ランプ用塗料であって、
前記結着用物質は、有機ケイ素化合物にて表面処理された酸化アルミニウム微粒子であることを特徴とする蛍光ランプ用塗料。 - さらに、蛍光体を含有してなることを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ用塗料。
- 前記溶媒は、低沸点有機溶媒であることを特徴とする請求項1または2記載の蛍光ランプ用塗料。
- 請求項2記載の蛍光ランプ用塗料を用いて形成してなることを特徴とする塗膜。
- 請求項2記載の蛍光ランプ用塗料を基材上に塗布して塗布膜を形成し、次いで、この塗布膜を乾燥、または乾燥及び熱処理することを特徴とする塗膜の製造方法。
- 請求項4記載の塗膜を透光性封止管の内部に形成してなることを特徴とする蛍光ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009078604A JP5182191B2 (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 蛍光ランプ用塗料とそれを用いた塗膜及び塗膜の製造方法並びに蛍光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009078604A JP5182191B2 (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 蛍光ランプ用塗料とそれを用いた塗膜及び塗膜の製造方法並びに蛍光ランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010232027A true JP2010232027A (ja) | 2010-10-14 |
JP5182191B2 JP5182191B2 (ja) | 2013-04-10 |
Family
ID=43047666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009078604A Expired - Fee Related JP5182191B2 (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 蛍光ランプ用塗料とそれを用いた塗膜及び塗膜の製造方法並びに蛍光ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5182191B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5541641A (en) * | 1978-09-16 | 1980-03-24 | Matsushita Electric Works Ltd | Preparation method of fluorescent lamp |
JPS63289752A (ja) * | 1987-05-20 | 1988-11-28 | Hitachi Ltd | 反射形けい光ランプ |
JPH03176960A (ja) * | 1989-12-05 | 1991-07-31 | Toshiba Lighting & Technol Corp | 管球用被膜 |
JP2005123170A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-05-12 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 蛍光ランプ、電球形蛍光ランプ、及び照明器具 |
JP2006216499A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Stanley Electric Co Ltd | 蛍光ランプの製造方法および冷陰極蛍光ランプ |
-
2009
- 2009-03-27 JP JP2009078604A patent/JP5182191B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5541641A (en) * | 1978-09-16 | 1980-03-24 | Matsushita Electric Works Ltd | Preparation method of fluorescent lamp |
JPS63289752A (ja) * | 1987-05-20 | 1988-11-28 | Hitachi Ltd | 反射形けい光ランプ |
JPH03176960A (ja) * | 1989-12-05 | 1991-07-31 | Toshiba Lighting & Technol Corp | 管球用被膜 |
JP2005123170A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-05-12 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 蛍光ランプ、電球形蛍光ランプ、及び照明器具 |
JP2006216499A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Stanley Electric Co Ltd | 蛍光ランプの製造方法および冷陰極蛍光ランプ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5182191B2 (ja) | 2013-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6625582B2 (ja) | 発光ダイオード用途に使用するための赤色線放出蛍光体 | |
JP5036975B2 (ja) | 窒素を含有する蛍光体およびその製造方法、並びに発光装置 | |
JP4524469B2 (ja) | 蛍光体粒子およびその製造方法並びにプラズマディスプレイパネル、照明装置およびled | |
BR112013003416B1 (pt) | Luminóforo de silicato com superfície modificada | |
JP4650415B2 (ja) | 発光デバイス及びその製造方法 | |
JP4042372B2 (ja) | 蛍光体の製造方法 | |
KR20090016416A (ko) | 청색 발광 형광체 | |
TW200819518A (en) | Phosphor | |
WO2006129590A1 (ja) | 蛍光ランプ及びその製造方法、並びに照明装置 | |
WO2012063707A1 (ja) | 蛍光体材料の製造方法 | |
JP2006188705A (ja) | リン酸系分散剤を含む蛍光体ペースト組成物およびこれを用いてなる表示装置 | |
JP4399518B2 (ja) | 真空紫外線用蛍光体、その製造方法、蛍光体ペースト組成物及び真空紫外線発光素子 | |
JP5182191B2 (ja) | 蛍光ランプ用塗料とそれを用いた塗膜及び塗膜の製造方法並びに蛍光ランプ | |
JP5912895B2 (ja) | 蛍光体とその製造方法、及びそれを用いた発光装置 | |
US8629608B2 (en) | Fluorescent lamp of improved lumen maintenance and mercury consumption | |
TW201109422A (en) | Process for producing surface-treated fluorescent-substance particles, and surface-treated fluorescent-substance particles | |
JP2001279182A (ja) | 保護膜塗布液と蛍光ランプ及びその製造方法と照明装置 | |
US8282986B2 (en) | Method of applying phosphor coatings | |
JP5182080B2 (ja) | 蛍光ランプ用塗料とそれを用いた塗膜及び塗膜の製造方法並びに蛍光ランプ | |
JP2009181867A (ja) | 蛍光ランプ用塗料とそれを用いた塗膜および塗膜の製造方法並びに蛍光ランプ | |
JP2009206045A (ja) | 蛍光ランプ用塗料とそれを用いた塗膜および塗膜の製造方法並びに蛍光ランプ | |
JP3779409B2 (ja) | 蛍光体粒子および蛍光ランプ | |
JP2004182907A (ja) | 赤色蛍光体およびこれを用いた蛍光ランプ | |
JP2013213097A (ja) | 被覆酸窒化物系緑色蛍光体粒子及びその製造方法 | |
JP2009238550A (ja) | 蛍光ランプ用塗料とそれを用いた塗膜および塗膜の製造方法並びに蛍光ランプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110701 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121231 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |