JP2010231644A - 光学的情報読取装置及び光学的情報読取方法 - Google Patents

光学的情報読取装置及び光学的情報読取方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像が汚れていたり、外乱光が画像に照射されても、画像を確実に認識できるようにする。
【解決手段】ステップST1で、コード記号を取り込んで、当該コード記号を輝度値で表現されるコード記号データに変換し、ステップST2で、コード記号データをブロック毎に分割し、ステップST3で、コード記号データの輝度値をライン毎に測定し、ステップST4で、コード記号データの輝度値の極大値及び極小値を検出し、ステップST5で、コード記号データの輝度値の極大値及び極小値に基づいて二値化の閾値をブロック毎に算出し、ステップST6で、二値化の閾値からコード記号データの輝度値を二値化する。
これにより、コード記号データの輝度値の極大値及び極小値から二値化の閾値をブロック毎に算出して輝度値を二値化するので、コード記号が汚れていたり、外乱光がコード記号に照射されても、コード記号を確実に認識できるようになる。
【選択図】図6

Description

本発明は、コードスキャナ、光学的文字読取装置(OCR)等の光学的情報読取装置及び光学的情報読取方法に関するものである。
従来から、商品管理や在庫管理等を目的としてバーコードが使用される。このバーコードより情報密度が高いコード記号として、Data Matrix、QRコード、PDF417、Maxi Code等の二次元コードがある。これらの二次元コードを読み取る装置は、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサ等の固体撮像素子で二次元コードを撮像し、該撮像された二次元コードに様々な処理を行って、二値化し、デコード処理する。
光学的文字読取装置(以下、OCRという)においても、文字の読み取り原理はコードの読み取り原理と同じである。最近の携帯電話に付随するカメラには、コードスキャナやOCRを内蔵しているものがあり、コードスキャナやOCRは、現在広く普及している。このようなコードスキャナやOCRは、当該コードスキャナやOCRが有する二値化処理能力によってその性能が決定する。
特許文献1には、誤差拡散法で二値化処理する画像処理装置が開示されている。この画像処理装置によれば、スキャナによって読み取った画像をブロック分割する。隣接したブロックのコントラストを考慮した重み係数を設定し、その設定された重み係数に基づいて最大値及び最小値から求められる閾値を設定して二値化処理を行うようにしたものである。
特許文献2には、ランレングス処理によって二値化処理をする光学的情報読取装置が開示されている。この光学的情報読取装置によれば、スキャナによって読み取った画像をライン毎に分割する。例えば、ラインデータを「黒1、白2、黒5、白3、黒5」のようにデータ変換する。データ変換されたラインデータに基づいて最大値及び最小値から求められる閾値を設定して、二値化処理を行うようにしたものである。
図15は、従来の閾値の算出例を示す説明図である。図15に示すように、横軸を座標xとし、縦軸を読み取った画像の輝度値とする。また、図15に示す輝度値は、1ブロックに格納されるものとする。従来の閾値の算出方法は、1ブロック内の最大値と最小値とを求めて算出する。例えば、図15では、点cに対応する輝度値が最大値Amaxとなり、点dに対応する輝度値が最小値Aminとなる。閾値Athは、最大値Amaxと最小値Aminとの平均値となり、Ath=(Amax+Amin)/2で求められる。
例えば、輝度値が閾値Athより大きければ、二値化信号は「1(白)」とし、閾値Athより小さければ、二値化信号は「0(黒)」とする。すると、点aに対応する輝度値は、閾値Athより大きい輝度値を有するため「1(白)」となり、点bに対応する輝度値は、閾値Athより大きい輝度値を有するため「1(白)」となり、点cに対応する輝度値は、閾値Athより大きい輝度値を有するため「1(白)」となり、点dに対応する輝度値は、閾値Athより小さい輝度値を有するため「0(黒)」となる。しかしながら、点bに対応sする輝度値の二値化信号は、本来「0(黒)」と認識されるものであるが、このような方法で閾値を算出すると「1(白)」と誤認識される。
特開平8−214159号公報(第6図) 特開2005−25417号公報(第17図)
ところで、特許文献1、特許文献2及び従来例によれば、画像の輝度値の最大値及び最小値から二値化のための閾値を算出しているが、1ブロック内の輝度値の差が大きいと閾値を誤って算出することがある。これにより、画像を誤認識してしまうことがある。
そこで、本発明は、上述の課題を解決したものであって、画像が汚れていたり、外乱光が画像に照射されても、画像を確実に認識できる光学的情報読取装置及び光学的情報読取方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明に係る光学的情報読取装置は、画像を取り込んで、画像をデジタルの輝度値で表現される画像データに変換する画像取込手段と、画像取込手段によって変換された画像データをブロック毎に分割する分割手段と、分割手段によってブロック毎に分割された画像データの輝度値をライン毎に測定する輝度値測定手段と、輝度値測定手段によってライン毎に測定された画像データの輝度値の極大値及び極小値を検出する極値検出手段と、極値検出手段によって検出された画像データの輝度値の極大値及び極小値に基づいて二値化の閾値をブロック毎に算出する閾値算出手段と、閾値算出手段によって算出された閾値から画像データの輝度値を二値化する二値化手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明に係る光学的情報読取方法は、画像を取り込んで、画像をデジタルの輝度値で表現される画像データに変換する第1のステップと、変換された画像データをブロック毎に分割する第2のステップと、ブロック毎に分割された画像データをライン毎に測定する第3のステップと、ライン毎に測定された画像データの輝度値の極大値及び極小値を検出する第4のステップと、検出された画像データの輝度値の極大値及び極小値に基づいて二値化の閾値をブロック毎に算出する第5のステップと、算出された二値化の閾値から画像データの輝度値を二値化する第6のステップとを有することを特徴とするものである。
本発明に係る光学的情報読取装置及び光学的情報読取方法では、画像を取り込んで、画像をデジタルの輝度値で表現される画像データに変換し、変換された画像データをブロック毎に分割し、ブロック毎に分割された画像データの輝度値をライン毎に測定し、ライン毎に測定した画像データの輝度値の極大値及び極小値を検出し、検出された画像データの輝度値の極大値及び極小値に基づいて二値化の閾値をブロック毎に算出し、算出された二値化の閾値から画像データの輝度値を二値化する。
これにより、画像データの輝度値の極大値及び極小値から二値化の閾値をブロック毎に算出して輝度値を二値化するので、画像が汚れていたり、外乱光が画像に照射されても、画像を確実に認識できるようになる。
本発明に係る光学的情報読取装置及び光学的情報読取方法によれば、画像を確実に認識でき、画像処理速度を向上できる。この結果、低コストで高パフォーマンスを有する光学的情報読取装置を提供することができる。
第1の実施の形態に係るコードスキャナ1の構成例を示すブロック図である。 ASIC7の構成例を示すブロック図である。 分割手段72のブロック分割例を示す説明図である。 輝度値測定手段73の輝度値の測定例を示す説明図である。 極値検出手段74の極大値及び極小値の検出例を示す説明図である。 ASIC7の動作例を示すフローチャートである。 極値検出手段74の動作例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るASIC7Aの構成例を示すブロック図である。 極値検出手段74Aの極大値及び極小値の検出例を示す説明図である。 ASIC7Aの動作例を示すフローチャートである。 極値検出手段74Aの動作例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係るASIC7Bの構成例を示すブロック図である。 極値グループ化手段77のグループ化例及びグループ群選択手段78の選択例を示す説明図である。 ASIC7Bの動作例を示すフローチャートである。 従来の閾値の算出例を示す説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明に係る光学的情報読取装置について説明する。本実施の形態では、光学的情報読取装置の一例としてコードスキャナ1を説明する。
<第1の実施の形態>
[コードスキャナ1の構成例]
図1に示すように、本実施の形態に係るコードスキャナ1は、光学ヘッド部2及びデコーダ部6で構成される。光学ヘッド部2は、レンズ3、固体撮像素子の一例であるCMOSイメージセンサ(以下、CMOS4という)を備える。さらに、光学ヘッド部2は、光源の一例であるLED5を有する。
レンズ3は、例えば、光学レンズであり、図示しない二次元コード等の画像であるコード記号を光学ヘッド部2内に取り込む。レンズ3にはCMOS4が設けられる。CMOS4は、レンズ3が取り入れたコード記号を撮像し、該撮像したコード記号をアナログのコード記号データからデジタルの輝度値で表現されるコード記号データに変換してデコーダ部6に出力する。
レンズ3の近傍にはLED5が設けられる。LED5は、後述するASIC7によって点灯制御される。LED5は、コード記号をレンズ3で光学ヘッド部2に取り入れる際に、コード記号に光を照射する。LED5がコード記号に光を照射することによって、より鮮明なコード記号を光学ヘッド部2に取り入れることができる。なお、本実施の形態に係るコードスキャナ1は、後述のようにコード記号を確実に認識できるので、LED5を設けなくてもよい。
デコーダ部6は、ASIC7、記憶手段であるRAM8及びROM9、第1のI/Oインターフェース(以下、I/O10という)及び第2のI/Oインターフェース(以下、I/O11という)を備える。
ASIC7は、CMOS4及びLED5の制御、図2で後述する閾値の算出及び二値化処理等を行う。ASIC7にはRAM8及びROM9が接続される。RAM8は、コード記号データや図8で後述するノイズ情報等の各種データを記憶する。ROM9は、コードスキャナ1を起動させるプログラム等を記憶する。
また、ASIC7にはI/O10及びI/O11が接続される。I/O10は、光学ヘッド2部とデータ通信を行うインターフェースである。I/O10にはCMOS4及びLED5が接続され、CMOS4から出力されたコード記号データをASIC7に出力したり、ASIC7から出力されたLED5を点灯させる点灯信号をLED5に出力したりする。
I/O11は、外部装置とデータ通信を行うインターフェースである。例えば、I/O11には図示しないホストコンピュータが接続され、当該I/O11は、ASIC7によって二値化処理されたコード記号データをホストコンピュータに送信する。ホストコンピュータは、二値化処理されたコード記号データを受信して、各種処理を行う。
[ASIC7の構成例]
次に、ASIC7の構成例について説明する。図2に示すように、ASIC7は、制御手段71、分割手段72、輝度値測定手段73、極値検出手段74、閾値算出手段75及び二値化手段76を有する。
制御手段71は、RAM8、ROM9、I/O10及びI/O11に接続される。制御手段71は、ROM9に記憶される起動プログラムを読み出して、コードスキャナ1を起動させる。制御手段71は、CMOS4から出力されたコード記号データをI/O10を介して受信してRAM8に記憶させる。
制御手段71には分割手段72が接続される。分割手段72は、RAM8に記憶されたコード記号データをブロック毎に分割する。分割手段72は、例えば、図3に示すように、コード記号データを(m+1)×(n+1)個のブロックB00〜Bmnに分割する。このブロックB00〜Bmnの数はCMOS4の画素数やASIC7のデータ処理能力等によって適宜設定される。
分割手段72には輝度値測定手段73が接続される。輝度値測定手段73は、分割手段72によってブロック毎に分割されたコード記号データの輝度値をライン毎に測定する。輝度値測定手段73は、例えば、図4に示すように、q本の水平走査ラインJ1〜Jq及びr本の垂直走査ラインK1〜Krによってコード記号データの輝度値を測定する。このように、水平走査ラインJ1〜Jq及び垂直走査ラインK1〜Krでコード記号データの輝度値が測定されると、1つのブロックに対して輝度値が複数回測定されるので、より正確な輝度値を測定できる。
水平走査ラインJ1〜Jq及び垂直走査ラインK1〜Krの数はCMOS4の画素数やASIC7のデータ処理能力等によって適宜設定される。例えば、q>m、r>nであれば、ブロックの数より走査ラインの方が多いので、より正確にコード記号データの輝度値を測定することができる。また、q<m、r<nであれば、ブロックの数より走査ラインの方が少ないので、短時間で輝度値を測定することができる。
輝度値測定手段73には極値検出手段74が接続される。極値検出手段74は、輝度値測定手段73によってライン毎に測定されたコード記号データの輝度値の極値(極大値及び極小値)を検出する。図5は、横軸を座標xとし、縦軸をコード記号データの輝度値としたとき、輝度値測定手段73で測定された水平走査ラインJ1〜Jqのうち1つのラインの1ブロックの輝度値を示すグラフである。図5に示すように、輝度値は、点a,cで極大値をとり、点b,dで極小値をとる。点aの位置に対応した輝度値を極大値Aaとし、点bの位置に対応した輝度値を極小値Abとし、点cの位置に対応した輝度値を極大値Acとし、点dの位置に対応した輝度値を極小値Adとしている。極値検出手段74は、例えば、図5の走査ラインを左から右へ順に走査して、輝度値の極大値Aa,Ac及び極小値Ab,Adを検出する。
本実施の形態に係るコードスキャナ1では、1ブロックに1つの閾値を設ける。この場合、極値検出手段74は、1ブロックで極大値及び極小値を1組だけ選択する。極値検出手段74は、分割手段72で分割した1ブロック内に複数の極大値及び極小値があるとき、複数の極大値のうち最小の極大値、かつ、複数の極小値のうち最大の極小値を選択する。例えば、図5では、極値検出手段74は、極大値Aa,Acを比較すると、極大値Aaの方が小さいので、極大値Aaを極大値として選択する。極小値Ab,Adを比較すると、極小値Abの方が大きいので、極小値Abを極小値として選択する。
極値検出手段74には閾値算出手段75が接続される。閾値算出手段75は、極値検出手段74によって検出されたコード記号データの輝度値の極大値Aa及び極小値Abに基づいて二値化の閾値を算出する。閾値算出手段75は、極大値Aaと極小値Abとの平均値を算出する。この平均値が二値化の閾値Aabとなる。つまり、閾値Aabは、Aab=(Aa+Ab)/2で求められる。
閾値算出手段75には二値化手段76が接続される。二値化手段76は、閾値算出手段75によって算出された閾値Aabからコード記号データの輝度値を二値化する。閾値Aabを境にして二値化されるので、点aに対応した輝度値は閾値Aabより大きいので、二値化信号は「1(白)」となる。点bに対応した輝度値は、閾値Aabよりも小さいので、二値化信号は「0(黒)」となる。点cに対応した輝度値は、閾値Aabよりも大きいので、二値化信号は「1(白)」となる。点dに対応した輝度値は、閾値Aabよりも小さいので、二値化信号は「0(黒)」となる。
二値化手段76には制御手段71が接続される。制御手段71は、二値化手段76で二値化されたコード記号データをI/O11を介してホストコンピュータ等の外部機器に出力する。
[ASIC7の動作例]
次にASIC7の動作例についてフローチャートを用いて説明する。図6に示すように、ステップST1では、ASIC7は、光学ヘッド部2にコード記号を取り込むように制御信号を出力し、光学ヘッド部2によってコード記号が取り込まれる。取り込まれたコード記号は、CMOS4によってアナログのコード記号データからデジタルの輝度値で表現されるコード記号データに変換される。
ステップST2に移行して、CMOS4で変換されたコード記号データは、デコーダ部6のI/O10を介してASIC7に出力される。コード記号データは、例えば、図3で示したように、ASIC7に設けられた分割手段72によって、(m+1)×(n+1)個のブロックB00〜Bmnに分割される。
ステップST3に移行して、分割手段72で分割されたコード記号データの輝度値は、例えば、図4に示したように、輝度値測定手段73によって、水平走査ラインJ1〜Jq及び垂直走査ラインK1〜Krで測定される。
ステップST4に移行して、図5に示したように、極値検出手段74は、輝度値を左から右へ順に走査して、輝度値が有する極大値及び極小値を検出する。極値検出手段74の極値検出例は、図7で後述する。
ステップST5に移行して、閾値算出手段75は、極値検出手段74によって検出された極大値及び極小値に基づいて二値化の閾値を算出する。その閾値は、隣接する極大値と極小値との平均値である。
ステップST6に移行して、コード記号データの輝度値は、閾値算出手段75で算出された閾値から二値化手段76によって二値化される。この二値化されたコード記号データは、デコーダ部6のI/O11を介して外部機器であるホストコンピュータ等に出力される。ホストコンピュータは、二値化されたコード記号データに各種処理を行う。
[極値検出手段74の動作例]
次に、極値検出手段74の動作例をフローチャートで説明する。図7に示すように、ステップST11では、極値検出手段74は、1ブロック内に極大値があるか否かを検出する。1ブロック内に極大値がある場合、ステップST12に移行する。1ブロック内に極大値がない場合、ステップST15に移行する。
ステップST12では、極値検出手段74は、1ブロック内に複数の極大値があるか否かを検出する。1ブロック内に複数の極大値がある場合、ステップST13に移行する。1ブロック内に複数の極大値がない場合、ステップST14に移行する。
ステップST13では、極値検出手段74は、1ブロック内にある複数の極大値のうち最小の極大値を選択する。例えば、図5では、極大値Aaと極大値Acとを比較して極大値Aaを選択する。
ステップST14では、1ブロック内には1つの極大値しかないために、極値検出手段74は、その1つの極大値を選択する。
ステップST15では、極値検出手段74は、1ブロック内に極小値があるか否かを検出する。1ブロック内に極小値がある場合、ステップST16に移行する。1ブロック内に極小値がない場合、図6で示したST5に移行する。
ステップST16では、極値検出手段74は、1ブロック内に複数の極小値があるか否かを検出する。1ブロック内に複数の極小値がある場合、ステップST17に移行する。1ブロック内に複数の極小値がない場合、ステップST18に移行する。
ステップST17では、極値検出手段74は、1ブロック内にある複数の極小値のうち最大の極小値を選択する。例えば、図5では、極小値Abと極小値Adとを比較して極小値Abを選択して、図6で示したST5に移行する。
ステップST18では、1ブロック内には1つの極小値しかないために、極値検出手段74は、その1つの極小値を選択して、図6で示したST5に移行する。
このように、本実施の形態に係るコードスキャナ1によれば、光学ヘッド部2が、コード記号を取り込んで、コード記号をアナログのコード記号データからデジタルの輝度値で表現されるコード記号データに変換する。分割手段72が、変換されたコード記号データをブロック毎に分割する。輝度値測定手段73が、ブロック毎に分割されたコード記号データの輝度値をライン毎に測定する。極値検出手段74が、ライン毎に測定したコード記号データの輝度値の極大値及び極小値を検出する。閾値算出手段75が、検出されたコード記号データの輝度値の極大値及び極小値から、その平均値を求めてブロック毎に閾値を算出する。二値化手段76が、算出された二値化の閾値からコード記号データの輝度値を二値化する。
これにより、コードスキャナ1は、コード記号データの輝度値の極大値及び極小値から二値化の閾値を算出して輝度値を二値化するので、コード記号が汚れていたり、外乱光がコード記号に照射されても、コード記号を確実に認識できるようになる。
この結果、コードスキャナ1がコード記号を確実に認識でき、画像処理速度を向上できる。また、上述の各処理は、複雑な処理が行われていないので、高速処理できる。
<第2の実施の形態>
本実施の形態では、輝度値のノイズの除去機能を有する極値検出手段74Aを設けたASIC7Aについて説明する。前述の実施の形態及び実施例と同じ名称及び符号のものは同じ機能を有するので、その説明を省略する。
[ASIC7Aの構成例]
図8に示すように、本実施の形態に係るASIC7Aは、制御手段71、分割手段72、輝度値測定手段73、極値検出手段74A、閾値算出手段75及び二値化手段76を有する。
輝度値測定手段73と閾値算出手段75との間には極値検出手段74Aが設けられる。極値検出手段74Aは、前述の極値検出手段74のように極値を検出する機能とデコーダ部6に取り込まれたコード記号データのノイズを除去する機能とを有する。
図9は、横軸を座標xとし、縦軸をコード記号データの輝度値としたとき、輝度値測定手段73で測定された水平走査ラインJ1〜Jqのうち1つのラインの1ブロックの輝度値を示すグラフである。図9に示すように、輝度値の走査ラインにはノイズ(点e,f,g,h,i,jに対応した輝度値)が付加されている。
極値検出手段74Aは、例えば、図9の走査ラインを左から右へ順に走査して輝度値の極大値及び極小値を検出する。図9では、極値検出手段74Aは、点a,f,g,c,jに対応した輝度値の極大値と、点e,b,h,i,dに対応する輝度値の極小値とを検出する。
極値検出手段74Aは、検出された極大値及び極小値とRAM8又はROM9に予め記憶されるノイズ基準値とを比較して、極大値及び極小値がノイズであるか否かを判断する。ノイズ基準値は、コードスキャナ1を製造時にRAM8又はROM9に予め記憶される。また、ノイズ基準値は、前回に輝度値測定手段73で測定されたコード記号データに付加されたノイズに基づいて作成されたものであってもよい。
極値検出手段74Aは、隣接する極大値と極小値との差がノイズ基準値より小さい値である場合にその極大値及び極小値はノイズであると判断する。例えば、点eと点fとの差、点gと点hとの差及び点iと点jとの差がノイズ基準値より小さい値である。そのため、点e,f,g,h,i,jに対応した輝度値は、極値検出手段74Aによってノイズであると判断される。ノイズと判断された点e,f,g,h,i,jに対応した輝度値は、極値検出手段74Aによって除去される。
[ASIC7Aの動作例]
次に、ASIC7Aの動作例についてフローチャートを用いて説明する。図10に示すように、ステップST21〜23、26及び27は、前述の図6に示したステップST1〜3、5及び6と同じであるので、その説明を省略する。
ステップST24では、コード記号データの輝度値にノイズが極値検出手段74Aによって除去される。極値検出手段74Aの動作例は図11で後述する。
ステップST25に移行して、極値検出手段74Aは、ノイズが除去されたコード記号データの輝度値の極大値及び極小値を検出する。この検出動作は、図7で説明したものと同じ検出動作である。
[極値検出手段74Aの動作例]
次に、極値検出手段74Aの動作例をフローチャートで説明する。図11に示すように、ステップST31では、極値検出手段74Aは、輝度値の極大値及び極小値を検出する。例えば、図9では、極値検出手段74Aは、走査ラインを左から右へ順に走査して、点a,f,g,c,jに対応した輝度値の極大値と、点e,b,h,i,dに対応する輝度値の極小値とを検出する。
ステップST32に移行して、極値検出手段74Aは、隣接する極大値と極小値との差を算出する。例えば、図9では、極値検出手段74Aは、点aに対応した輝度値と点eに対応した輝度値の差、点eに対応した輝度値と点fに対応した輝度値の差、点fに対応した輝度値と点bに対応した輝度値の差、点bに対応した輝度値と点gに対応した輝度値の差、点gに対応した輝度値と点hに対応した輝度値の差、点hに対応した輝度値と点cに対応した輝度値の差、点cに対応した輝度値と点iに対応した輝度値の差、点iに対応した輝度値と点jに対応した輝度値の差及び点jに対応した輝度値と点dに対応した輝度値の差をそれぞれ算出する。
ステップST33に移行して、極値検出手段74Aは、算出した隣接する極大値と極小値の差とRAM8又はROM9に予め記憶されるノイズ基準値とを比較する。隣接する極大値と極小値との差がノイズ基準値より小さい場合、極値検出手段74Aは、その極大値及び極小値をノイズと判断して、ステップST34に移行する。隣接する極大値と極小値の差がノイズ基準値より大きい場合、極値検出手段74Aは、その極大値及び極小値をノイズではないと判断して、図10のステップST25に移行する。
ステップST34では、極値検出手段74Aは、ノイズと判断した極大値及び極小値を除去して、図10のステップST25に移行する。
このように、本発明に係るASIC7Aによれば、輝度値のノイズを除去する極値検出手段74Aが設けられるので、コード記号データのノイズを除去できるようになり、コード記号をより確実に認識できるようになる。これにより、信頼性が向上したコードスキャナを提供することができる。
<第3の実施の形態>
本実施の形態では、コード記号の位置を特定するASIC7Bについて説明する。前述の実施の形態及び実施例と同じ名称及び符号のものは同じ機能を有するので、その説明を省略する。
[ASIC7Bの構成例]
図12に示すように、本実施の形態に係るASIC7Bは、制御手段71、分割手段72、輝度値測定手段73、極値検出手段74A、閾値算出手段75、二値化手段76、極値グループ化手段77及びグループ群選択手段78を有する。
閾値算出手段75に極値グループ化手段77が接続される。極値グループ化手段77は、分割手段72で分割されたブロックをカウントして、該カウントしたブロックに閾値が存在するか否かを判断し、閾値が存在する場合、閾値が存在して隣接するブロックをグループ化してグループ群を作成する。
図13では、該カウントしたブロックに閾値が存在するブロックを斜線で示されている。極値グループ化手段77は、閾値が存在するブロックを、第1のグループ群(以下、グループ群21という)、第2のグループ群(以下、グループ群22という)及び第3のグループ群(以下、グループ群23という)を作成してグループ化する。
極値グループ化手段77にはグループ群選択手段78が接続される。グループ群選択手段78は、グループ化手段77によって作成されたグループ群の面積がRAM8及びROM9に予め記憶される所定の面積より大きい場合、そのグループ群を選択して、そのグループ群の閾値を二値化手段76に出力する。また、グループ化手段77によって作成されたグループ群の面積が所定の面積より小さい場合、そのグループ群を破棄する。
図13に示すように、例えば、グループ群21,22は、所定の面積より大きいために、当該グループ群21,22に格納される閾値を二値化手段76に出力する。グループ群23は、所定の面積より小さいために、当該グループ群23を破棄する。
これにより、ASIC7Bは、このグループ群21,22の位置にコード記号があることを認識できる。
[ASIC7Bの動作例]
次に、ASIC7Bの動作例についてフローチャートを用いて説明する。図14に示すように、ステップST41〜46、50は、前述の図10に示したステップST21〜26、27と同じであるので、その説明を省略する。
ステップST47では、極値グループ化手段77は、分割手段72で(m+1)×(n+1)個に分割されたブロックを1つずつカウントして、該カウントしたブロックに閾値があるか否かを判断する。極値グループ化手段77は、閾値がある場合には、隣接するブロックをグループ化してグループ群21,22,23を作成する。極値グループ化手段77は、閾値がない場合及び隣接するブロックがない場合には、ブロックのグループ化は行わない。
ステップST48に移行して、グループ群選択手段78は、RAM8及びROM9に予め記憶される所定の面積とグループ群21,22,23の面積とを比較する。例えば、4ブロックより大きいグループ群だけを選択するようにし、4ブロック以下のグループ群は破棄するようにする。すると、グループ群選択手段78は、グループ群21,22を選択し、グループ群23を破棄するようになされる。
ステップST49に移行して、ASIC7Bは、選択されたグループ群21,22の位置を特定し、この位置にコード記号が存在すると認識する。
このように、本発明に係るASIC7Bによれば、コード記号の位置を特定するための、極値グループ化手段77及びグループ群選択手段78が設けられるので、コード記号の位置を特定することできるようになる。これにより、コード記号をより確実に認識できるようになる。これにより、信頼性が向上したコードスキャナを提供することができる。
なお、本実施の形態に係るASIC7Bは、グループ群選択手段78がグループ群21,22を選択した後、ASIC7Bが選択されたグループ群21,22の位置を特定し、この位置にコード記号が存在すると認識する説明をしたが、グループ群選択手段78がグループ群21,22を選択した後、ASIC7Bが(極大値の数)/(グループ化した面積)で示される極大値密度を測定して、この極大値密度が高い領域をコード記号が存在すると認識するようにしてもよい。
1・・・コードスキャナ、2・・・光学ヘッド部、3・・・レンズ、4・・・CMOSイメージセンサ、5・・・LED、6・・・デコーダ部、7・・・ASIC、8・・・RAM、9・・・ROM、10・・・第1のI/O、11・・・第2のI/O、21・・・第1のグループ群、22・・・第2のグループ群、23・・・第3のグループ群、71・・・制御手段、72・・・分割手段、73・・・輝度値測定手段、74,74A・・・極値検出手段、75・・・閾値算出手段、76・・・二値化手段、77・・・極値グループ化手段、78・・・グループ群選択手段
例えば、輝度値が閾値Athより大きければ、二値化信号は「1(白)」とし、閾値Athより小さければ、二値化信号は「0(黒)」とする。すると、点aに対応する輝度値は、閾値Athより大きい輝度値を有するため「1(白)」となり、点bに対応する輝度値は、閾値Athより大きい輝度値を有するため「1(白)」となり、点cに対応する輝度値は、閾値Athより大きい輝度値を有するため「1(白)」となり、点dに対応する輝度値は、閾値Athより小さい輝度値を有するため「0(黒)」となる。しかしながら、点bに対応する輝度値の二値化信号は、本来「0(黒)」と認識されるものであるが、このような方法で閾値を算出すると「1(白)」と誤認識される。

上述の課題を解決するために、本発明に係る光学的情報読取装置は、画像を取り込んで、画像をデジタルの輝度値で表現される画像データに変換する画像取込手段と、画像取込手段によって変換された画像データをブロック毎に分割する分割手段と、分割手段によってブロック毎に分割された画像データの輝度値をライン毎に測定する輝度値測定手段と、輝度値測定手段によってライン毎に測定された画像データの輝度値の極大値及び極小値を検出する極値検出手段と、極値検出手段によって検出された画像データの輝度値の極大値及び極小値に基づいて二値化の閾値をブロック毎に算出する閾値算出手段と、分割手段によって分割されたブロックをカウントして、該カウントしたブロックに閾値算出手段によって算出された閾値が存在するか否かを判断し、閾値が存在する場合に、閾値が存在して隣接するブロックをグループ化してグループ群を作成する極値グループ化手段と、極値グループ化手段によって作成されたグループ群が所定の大きさより大きい場合には、そのグループ群を選択してグループ群の閾値を出力し、グループ群が所定の大きさより小さい場合には、そのグループ群を破棄するグループ群選択手段と、グループ群選択手段によって出力されたグループ群の閾値から画像データの輝度値を二値化する二値化手段とを備えることを特徴とするものである。

また、本発明に係る光学的情報読取方法は、画像を取り込んで、画像をデジタルの輝度値で表現される画像データに変換する第1のステップと、第1のステップで変換された画像データをブロック毎に分割する第2のステップと、第2のステップでブロック毎に分割された画像データをライン毎に測定する第3のステップと、第3のステップでライン毎に測定された画像データの輝度値の極大値及び極小値を検出する第4のステップと、第4のステップで検出された画像データの輝度値の極大値及び極小値に基づいて二値化の閾値をブロック毎に算出する第5のステップと、第2のステップで分割されたブロックをカウントして、該カウントしたブロックに第5のステップで算出された閾値が存在するか否かを判断し、閾値が存在する場合に、閾値が存在して隣接するブロックをグループ化してグループ群を作成する第6のステップと、第6のステップで作成されたグループ群の面積が所定の面積より大きい場合には、そのグループ群を選択してグループ群の閾値を出力し、グループ群の面積が所定の面積より小さい場合には、そのグループ群を破棄する第7のステップと、第7のステップで出力されたグループ群の閾値から画像データの輝度値を二値化する第のステップとを有することを特徴とするものである。

本発明に係る光学的情報読取装置及び光学的情報読取方法では、画像を取り込んで、画像をデジタルの輝度値で表現される画像データに変換し、変換された画像データをブロック毎に分割し、ブロック毎に分割された画像データの輝度値をライン毎に測定し、ライン毎に測定した画像データの輝度値の極大値及び極小値を検出し、検出された画像データの輝度値の極大値及び極小値に基づいて二値化の閾値をブロック毎に算出する。そして、分割されたブロックをカウントして、該カウントしたブロックに第5のステップで算出された閾値が存在するか否かを判断し、閾値が存在する場合に、閾値が存在して隣接するブロックをグループ化してグループ群を作成し、作成されたグループ群の面積が所定の面積より大きい場合には、そのグループ群を選択してグループ群の閾値を出力して画像データの輝度値を二値化し、グループ群の面積が所定の面積より小さい場合には、そのグループ群を破棄する。

これにより、画像データの輝度値の極大値及び極小値から二値化の閾値をブロック毎に算出して輝度値を二値化するので、画像が汚れていたり、外乱光が画像に照射されても、画像を確実に認識できるようになる。また、コード記号の位置を特定するための、極値グループ化手段及びグループ群選択手段が設けられるので、コード記号の位置を特定することできるようになる。

本発明に係る光学的情報読取装置及び光学的情報読取方法によれば、画像を確実に認識でき、画像処理速度を向上できる。また、コード記号の位置を特定することできるので、コード記号をより確実に認識できる。この結果、低コストで高パフォーマンスを有する光学的情報読取装置を提供することができる。
上述の課題を解決するために、本発明に係る光学的情報読取装置は、画像を取り込んで、画像をデジタルの輝度値で表現される画像データに変換する画像取込手段と、画像取込手段によって変換された画像データをブロック毎に分割する分割手段と、分割手段によってブロック毎に分割された画像データの輝度値をライン毎に測定する輝度値測定手段と、輝度値測定手段によってライン毎に測定されたブロック毎の画像データの輝度値を比較して極大値及び極小値を検出する極値検出手段と、極値検出手段によって検出された大値及び極小値に基づいて二値化の閾値をブロック毎に算出する閾値算出手段と、閾値算出手段によって閾値が算出されたブロックであって、隣接する複数のブロックをグループ化してグループ群を作成する極値グループ化手段と、極値グループ化手段によって作成されたグループ群が所定の大きさより大きいか否かを比較し、グループ群が所定の大きさより大きい場合には、当該グループ群を選択するグループ群選択手段と、グループ群選択手段によって選択されたグループ群の中のブロック毎の閾値で画像データの輝度値を二値化する二値化手段とを備えることを特徴とするものである。

また、本発明に係る光学的情報読取方法は、画像を取り込んで、画像をデジタルの輝度値で表現される画像データに変換する第1のステップと、第1のステップで変換された画像データをブロック毎に分割する第2のステップと、第2のステップでブロック毎に分割された画像データをライン毎に測定する第3のステップと、第3のステップでライン毎に測定されたブロック毎の画像データの輝度値を比較して極大値及び極小値を検出する第4のステップと、第4のステップで検出された大値及び極小値に基づいて二値化の閾値をブロック毎に算出する第5のステップと、第5のステップで閾値が算出されたブロックであって、隣接する複数のブロックをグループ化してグループ群を作成する第6のステップと、第6のステップで作成されたグループ群の面積と比較基準用の所定の面積とを比較する第7のステップと、のステップで作成されたグループ群の面積が所定の面積より大きい場合には、当該グループ群を選択し、該選択したグループ群の中のブロック毎の閾値で画像データの輝度値を二値化する第8のステップとを有することを特徴とするものである。

本発明に係る光学的情報読取装置及び光学的情報読取方法では、画像を取り込んで、画像をデジタルの輝度値で表現される画像データに変換し、変換された画像データをブロック毎に分割し、ブロック毎に分割された画像データの輝度値をライン毎に測定し、ライン毎に測定したブロック毎の画像データの輝度値を比較して極大値及び極小値を検出し、検出された極大値及び極小値に基づいて二値化の閾値をブロック毎に算出する。そして、閾値が算出されたブロックであって、隣接する複数のブロックをグループ化してグループ群を作成し、作成されたグループ群の面積と比較基準用の所定の面積とを比較する。比較されたグループ群の面積が所定の面積より大きい場合には、当該グループ群を選択し、該選択したグループ群の中のブロック毎の閾値で画像データの輝度値を二値化する。これにより、グループ群の面積が所定の面積より小さい場合には、当該グループ群を選択せずに当該ブロックの画像データを破棄できるようになる。

<第2の実施の形態>
本実施の形態では、輝度値のノイズの除去機能を有する極値検出手段74Aを設けたASIC7Aについて説明する。前述の実施の形態と同じ名称及び符号のものは同じ機能を有するので、その説明を省略する。

<第3の実施の形態>
本実施の形態では、コード記号の位置を特定するASIC7Bについて説明する。前述の実施の形態と同じ名称及び符号のものは同じ機能を有するので、その説明を省略する。

Claims (9)

  1. 画像を取り込んで、前記画像をデジタルの輝度値で表現される画像データに変換する画像取込手段と、
    前記画像取込手段によって変換された前記画像データをブロック毎に分割する分割手段と、
    前記分割手段によってブロック毎に分割された前記画像データの輝度値をライン毎に測定する輝度値測定手段と、
    前記輝度値測定手段によってライン毎に測定された前記画像データの輝度値の極大値及び極小値を検出する極値検出手段と、
    前記極値検出手段によって検出された前記画像データの輝度値の極大値及び極小値に基づいて二値化の閾値をブロック毎に算出する閾値算出手段と、
    前記閾値算出手段によって算出された閾値から前記画像データの輝度値を二値化する二値化手段とを備えることを特徴とする光学的情報読取装置。
  2. 前記極値検出手段は、
    前記分割手段で分割した1ブロック内に複数の極大値及び極小値がある場合に、複数の極大値のうち最小の極大値、かつ、複数の極小値のうち最大の極小値を選択することを特徴とする請求項1に記載の光学的情報読取装置。
  3. 前記閾値は、
    前記極大値と前記極小値との平均値であることを特徴とする請求項1に記載の光学的情報読取装置。
  4. 前記極値検出手段は、
    前記画像データのノイズを除去することを特徴とする請求項1に記載の光学的情報読取装置。
  5. 前記極値検出手段は、
    前回に前記輝度値測定手段で測定された前記画像データのノイズ情報に基づいてノイズを除去する請求項4に記載の光学的情報読取装置。
  6. 前記極値検出手段には記憶手段が接続され、
    前記極値検出手段は、
    前記記憶手段に予め記憶されたノイズ情報に基づいてノイズを除去する請求項4に記載の光学的情報読取装置。
  7. 前記閾値算出手段には極値グループ化手段が接続され、
    前記極値グループ化手段は、
    前記分割手段によって分割されたブロックをカウントして、該カウントしたブロックに前記閾値が存在するか否かを判断し、前記閾値が存在する場合、閾値が存在して隣接するブロックをグループ化してグループ群を作成することを特徴とする請求項1記載の光学的情報読取装置。
  8. 前記極値グループ化手段にはグループ群選択手段が接続され、
    前記グループ群選択手段は、
    前記極値グループ化手段によって作成された前記グループ群の面積が所定の面積より大きい場合、そのグループ群を選択して前記グループ群の閾値を前記二値化手段に出力し、
    前記極値グループ化手段によって作成された前記グループ群の面積が所定の面積より小さい場合、そのグループ群を破棄することを特徴とする請求項7に記載の光学的情報読取装置。
  9. 画像を取り込んで、前記画像をデジタルの輝度値で表現される画像データに変換する第1のステップと、
    変換された前記画像データをブロック毎に分割する第2のステップと、
    ブロック毎に分割された前記画像データをライン毎に測定する第3のステップと、
    ライン毎に測定された前記画像データの輝度値の極大値及び極小値を検出する第4のステップと、
    検出された前記画像データの輝度値の極大値及び極小値に基づいて二値化の閾値をブロック毎に算出する第5のステップと、
    算出された二値化の閾値から前記画像データの輝度値を二値化する第6のステップとを有することを特徴とする光学的情報読取方法。
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