JP2010231411A - 工事管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】労務管理データベースに基づいて様々な工事管理を行い得るようにするとともに、IDカードを用いた成りすましを防止できる工事管理システムを提供する。
【解決手段】各労務者が所持するIDカード4の識別情報を読み取って出入場情報をサーバ50に送信する出入場認証ユニット7を各建設現場2に設置し、労務者の出入場情報をサーバ50内の労務管理データベース53に蓄積する。サーバ50はウェブサイト管理部57と、ウェブサイトへのアクセス権限を認証するアクセス認証部55とを備えており、アクセス認証部55は、アクセスする携帯電話8の識別情報を労務管理データベース53で検索し、その識別情報が労務者の基本情報として登録されているか否かを判定するとともに、その労務者の出入場情報に基づいてアクセス権限を認証する。
【選択図】図2

Description

本発明は、建設現場における工事管理システムに関し、特に、複数の現場における労務者の出入場管理の信頼性を高め、且つ一元化するとともに、労務者に応じた各種情報提供を行い得るようにした労務管理システムに関する。
建設業は、建設コストに占める労務費の割合の高い労働集約型産業であり、労務者の管理如何によって、建設コストおよび建設工期、さらには建造物の品質にも大きな影響を与える。また、建設業では一般に、元請会社が、労務を提供する1次下請け会社と現場単位で請負契約を結び、1次下請け会社が2次下請け会社と、さらに2次下請け会社が3次下請け会社(以下、これら下請け会社を協力会社と称す。)と契約を結ぶというように、各現場の組織体系がピラミッド構造となっている。そのため、元請会社が全労務者を一元管理することは難しく、いきおい下請け会社の労務管理情報に頼りがちとなる。
このような建設現場の労務管理を行う技術として、工事関係者に識別用のバーコードやICチップを設けたIDカードを支給し、現場管理事務所に設けたカードリーダにそのカードを通すことにより、建設現場への出入場を記録するものが知られている(例えば特許文献1参照)。また、特許文献1には、工事管理者側のコンピュータまたは携帯端末から、工事管理用共有データを管理するサーバに接続し、労務者の出入場状況の他、カメラ付き携帯電話などの携帯端末で撮影した工事状況の画像などをリアルタイムに確認できるようにする技術も開示されている。
特開平2000−1986号公報
しかしながら、IDカードのみを用いて労務者の管理を行う場合、IDカードから収集できる情報は労務者が出入場した建設現場名や出入場時間程度のものであり、様々な工事管理に利用するには情報量が少ない。各労務者が携帯電話を所有していれば、携帯電話を用いて情報のやり取りを行うことは可能であるが、携帯電話の所有者が実際に建設現場に入場しているか否かの識別がつかず、信頼性の高い労務管理および工事管理を行うことができない。
また、IDカードを用いて労務管理を行う場合、労務者の人数の把握についても信頼性が欠ける。例えば、労務者が体調不良などで作業を休む場合、IDカードを他の労務者に渡して代理人が出入場記録を偽造することが可能である。また、労務者が作業を休まなくても、各協力会社は複数の元請会社の建設現場を複数抱えていることも多く、労務者には元請会社ごとにIDカードが支給されているため、ある元請会社の建設現場で継続的な作業に就いている途中で労務者が他の元請会社の建設現場へ一時的に配置替えされた場合、他の労務者が代わりにIDカードを所持してカードリーダに通すことも可能である。
本発明は、このようなこのような背景に鑑みなされたもので、データベースを構築して労務管理を行い、このデータベースに基づいて様々な工事管理を行い得るようにするとともに、IDカードを用いた成りすましを防止することができる工事管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明は、建設現場に設置され、当該建設現場への労務者の出入場を認証する出入場認証手段(カードリーダ10)と、通信ネットワーク(5)を介して前記出入場認証手段(10)と接続されたサーバ(50)とを備えた工事管理システム(1)であって、前記出入場認証手段(10)は、前記労務者の出入場を認証すべく、各労務者が所持する識別手段(IDカード4)の識別情報を読み取る識別情報読取手段(12)と、前記識別情報、当該識別情報を読み取った日時および現場名を含む出入場情報を前記サーバ(50)に送信する出入場情報送信手段(11)とを備え、前記サーバ(50)は、会社名を含む協力会社の基本情報と、氏名、所属する会社名、所持する識別手段の識別情報および個人で所有する携帯電話(8)の識別情報を含む労務者の基本情報とを格納する労務管理データベース(53)と、前記出入場認証手段(10)から送信された出入場情報を受信する情報受信手段(51)と、前記出入場情報を労務者に関連付けて前記労務管理データベースに書き込む情報書込手段(52)と、前記通信ネットワークを介したウェブサイトを管理するウェブサイト管理手段(57)と、前記ウェブサイトへアクセスするためのアクセス権限を認証するアクセス権限認証手段(55)と、前記ウェブサイト管理手段によって作成されたウェブサイト情報を、前記アクセス権限認証手段によって認証された携帯電話(8)へ送信する情報送信手段(51)とを備え、前記アクセス権限認証手段(55)は、前記労務管理データベース(53)を検索して前記ウェブサイトへアクセスする端末の端末情報が前記携帯電話(8)の識別情報として記録されているか否かを判定するとともに、当該識別情報の携帯電話(8)を所有する労務者の前記出入場情報に基づいて前記アクセス権限を認証するように構成する。
この発明によれば、IDカードで出入場管理を利用することで、労務者がどこの建設現場で何時から何時まで作業したかを把握し、個人が所有する携帯電話でウェブサイトへのアクセス権限の認証を行うことで、サーバに登録された労務者本人が作業していることを確認することができる。そして、労務者の出入場情報に基づいてアクセス権限の認証をすることにより、IDカードをウェブサイトへのアクセスの鍵として機能させ、工事管理システムのセキュリティ性能を高めることができる。ここで、アクセスが認証されたウェブサイトで施工範囲や施工数量、施工時間などの情報を携帯電話から入力させたり、現場写真の送信をさせたりするような構成にすれば、出来高管理や安全管理、品質管理など、様々な工事管理に利用することができる。
また、第2の発明は、第1の発明に係る工事管理システム(1)において、前記ウェブサイト管理手段(57)は、前記アクセス権限を認証された携帯電話(8)に対し、当該携帯電話(8)を所有する労務者の前記基本情報に応じたウェブページを作成するように構成する。
この発明によれば、アクセスした労務者に必要な情報を提供したり、この労務者に提供させたい情報の入力画面を提供したりすることにより、必要な情報のやりとりが容易になり、工事管理者側および労務者側の手間を省くことができる。なお、必要な情報としては、工事管理者からの安全などに関する指示情報や、労務者からの作業内容に関する報告情報などが挙げられる。
本発明によれば、IDカードを用いて成りすましを防止することができる労務管理を行うとともに、労務管理に基づいて様々な工事管理を行い得る工事管理システムが提供される。
実施形態に係る工事管理システムの構成図 実施形態に係る工事管理システムのブロック図 出入場情報蓄積処理を示すフローチャート サーバによるアクセス認証処理を示すフローチャート ウェブサイト管理部のブロック図 工事管理システムによるサービス提供の説明図
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、複数の建設現場2a,2b,・・には、労務者の出入場を認証する出入場認証ユニット7a,7b・・がそれぞれ設置されている。各出入場認証ユニット7a,7b・・は、建設現場2a,2b,・・のゲート3a,3b・・近傍に設置され、各労務者が所持するRFID(Radio Frequency IDentificaton)カード(以下、単にIDカード4と記す。)に含まれる識別情報を、電波を用いた無線通信によって読み取る非接触型のカードリーダ10a,10b・・と、カードリーダ10a,10b・・に接続された出入場管理用端末20a,20b・・とから構成される。各出入場管理用端末20は、各カードリーダ10が読み取ったIDカード4の識別情報と、この識別情報を読み取った日時と、そのカードリーダ10が設置された現場識別情報(現場名)とを含む出入場情報を、インターネット5(iモード網など、携帯電話用のものを含む)を介して本社6に設置されたサーバ50に送信する。
労務者を含む各工事関係者には、協力会社を通して元請会社からIDカード4を1枚ずつ支給されている。また、建設現場2で作業する労務者は、後述する労務管理データベース53に登録された個人名義の携帯電話8を所持して建設現場2に出入場するようにしている。
サーバ50は、ハードディスクなどの情報格納部に格納された労務管理データベース53を有しており、構築されたプラットフォーム上で労務管理データベース53内のデータの検索、集計、書き換え、出力などの処理を行うことができる。労務管理データベース53には、各協力会社の基本情報と、これら協力会社に所属する労務者の基本情報とが予め記録されている。協力会社の基本情報には、会社名の他、建設業許可に関する情報など、元請会社の職員(以下、元請職員と略称する。)が把握すべき各種情報が含まれている。一方、労務者の基本情報には、所持するIDカード4の識別情報、所有する携帯電話8の識別情報(サブスクライバIDなど)、氏名、年齢、性別、国籍の他、所属する協力会社名、工種、所有する資格、健康診断の受診状況、過去の現場就労実績などの個人に関する各種情報が含まれている。
元請職員には現場監理者用端末30a,30b・・がそれぞれ与えられている。元請職員は、この現場監理者用端末30をインターネット5を介してサーバ50に接続し、元請職員用のログイン画面で利用者IDおよびパスワードを入力してシステムにアクセスすることができる。また元請職員は、ログイン中の現場監理者用端末30の操作により、プラットフォーム上で与えられた権限の範囲において労務管理データベース53を利用することができる。すなわち、元請職員は、キーボードやマウスなどの入力手段を介して現場監理者用端末30からサーバ50に指令を送信し、サーバ50に労務管理データベース53内の情報の検索、集計、書き換え、出力処理を行わせ、その処理結果を現場監理者用端末30のディスプレイに表示させることができる。
一方、各建設現場2a,2b・・には、インターネット5を介してサーバ50に接続可能な協力会社用端末40a,40b・・が設置されている。協力会社の職員や職長などの所定の権限を与えられた労務者は、協力会社用のログイン画面で利用者IDおよびパスワードを入力してシステムにアクセスすることができる。ログイン中の協力会社用端末40でも、プラットフォーム上で与えられた権限の範囲において労務管理データベース53を利用することができる。また、各協力会社の職員や職長は、所属する労務者が作業を予定する現場領域を、キーボードやマウスなどの入力手段を介して協力会社用端末40に入力し、サーバ50に送信することにより、これら予定作業領域情報を各労務者に関連付けて労務管理データベース53に蓄積させることができる。
図2に示すように、カードリーダ10は、労務者の出入場を認証すべく、各労務者が所持するIDカード4の識別情報を読み取る識別情報読取部12と、識別情報読取部12が読み取った識別情報、当該識別情報を読み取った日時および現場名を含む出入場情報を出入場管理用端末20に送信する通信処理部11とを備えている。出入場管理用端末20は、カードリーダ10から送信された出入場情報を受信するとともに、受信した情報をインターネット5を介してサーバ50に送信する通信処理部21と、通信処理部21が受信した出入場情報をハードディスクに書き込み、集計などの各種処理を行うメイン処理部22とを備えている。
現場監理者用端末30は、各種情報をインターネット5を介してサーバ50と送受信する通信処理部31と、労務者に対する評価や、サーバ50に対する指令を入力するための入力部32(すなわち、キーボードやマウスなど)と、入力部32からの入力に基づいて労務者評価情報を作成する労務者評価情報作成部35を有するメイン処理部34と、通信処理部31で受信した各種情報などを表示する表示部33(すなわち、ディスプレイ)とを備えている。
協力会社用端末40は、各種情報をインターネット5を介してサーバ50と送受信する通信処理部41と、労務者の予定作業領域や、サーバ50に対する指令などを入力するための入力部32(すなわち、キーボードやマウスなど)と、入力部32からの入力に基づいて予定作業領域情報を作成する作業領域情報作成部45を有するメイン処理部44と、通信処理部41で受信した各種情報などを表示する表示部43(すなわち、ディスプレイ)とを備えている。
サーバ50は、出入場管理用端末20、現場監理者用端末30、協力会社用端末40および各労務者が所有する携帯電話8との間で、を含むインターネット5を介して各種情報を送受信する通信処理部51と、労務管理データベース53を格納する情報格納部と、各端末20,30,40,8から受信した各種情報に基づき、これら情報を情報格納部に書き込む情報書込部52と、メイン処理部44とを備えている。メイン処理部44は、インターネット5を介してアクセスする端末のログイン認証を行うとともに、アクセスする携帯電話8の固体識別を行ってアクセス権限の認証を行うアクセス認証部55と、各端末30,40,8からの指令に基づき、労務者数の集計など、労務管理データベース53の検索、集計処理を行うデータベース検索処理部56と、プラットフォームの一機能としてウェブサイトの管理を行うウェブサイト管理部57とを備えている。ウェブサイト管理部57は、アクセス認証部55によって認証された各端末30,40,8の権限の範囲内において、必要な情報を抽出したウェブページ情報を作成し、このウェブページ情報を通信処理部51を介して各端末30,40,8へ送信する。
このように構成された工事管理システム1によれば、労務者の出入場時に、図3に示すような出入場情報蓄積処理が行われる。すなわち、労務者は、各建設現場2に入場する際および各建設現場2から退場する際に、それぞれが所持する1枚のIDカード4をカードリーダ10にかざすことにより、その出入場をカードリーダ10に認証させる(ステップ1)。次に、出入場管理用端末20は、カードリーダ10が読み取ったIDカード4の識別情報と、この識別情報を読み取った日時と、カードリーダ10が設置された現場識別情報とを含む出入場情報をインターネット5を介してサーバ50に送信する(ステップ2)。出入場情報を受け取ったサーバ50は、この出入場情報をIDカード4の識別情報、すなわち労務者に関連付けて労務管理データベース53に書き込む(ステップ3)。これにより、労務者の出入場情報が労務管理データベース53に蓄積される。
また、工事管理システム1では、労務者が所持する携帯電話8を用いて元請会社側と労務者側との間で以下に述べるような様々な情報の送受信を行うことができる。
まず、建設現場2へ入場した労務者は、個人所有する携帯電話8を用いて作業中などにサーバ50が管理するウェブサイトにアクセスすることにより、施工範囲や、施工数量および施工時間などを記載した作業報告や、現場での施工状況写真あるいは施工完了写真などの作業画像情報をサーバ50に送信することができる。
このように、携帯電話8を用いて労務者側から元請会社側にアクセスする場合、サーバ50において図5に示すようなアクセス認証処理が行われる。すなわち、サーバ50は、運営するウェブサイトに携帯電話8からのアクセスがあると、携帯電話8の識別情報を取得し(ステップ11)、取得した識別情報を労務管理データベース53から検索し(ステップ12)、取得した識別情報が労務者に関連付けられた携帯電話8の識別情報として登録されているか否か判定する(ステップ13)。ステップ13で識別情報が労務管理データベース53に登録されている場合(Yes)、その識別情報の携帯電話8を所有者である労務者の出入場入場記録を参照し(ステップ14)、出入場記録に応じたアクセス権限を認証する(ステップ15)。
なお、出入場記録に応じたアクセス権限とは、ある建設現場2に入場している間のみにアクセス権限を認証するように制限したり、入場した時刻から所定時間のみにアクセス権限を認証するように制限したりしてもよく、或いは入場時間などに応じて表示されるウェブページ情報が制限されるようにしてもよい。
一方、ステップ13で識別情報が労務管理データベース53に登録されていない場合(No)、サーバ50は、その携帯電話8に対してアクセス権限を認証しない(ステップ16)。したがって、その携帯電話8を用いてサーバ50が運営するウェブサイトを利用することが不可能とされる。
このように、出入場記録に応じてアクセス権限に制限をかけることにより、労務者が携帯電話8を紛失した場合などに、携帯電話8の所有者以外の者が専用のウェブサイトへアクセスし、不正な情報の送受信を行うことが防止される。
ここで、例えばコンクリート工として登録された労務者がウェブサイトにアクセスした際の作業報告のページには、打設コンクリートの強度と打設数量などを入力できる画面が表示され、配管工として登録された労務者であれば、敷設配管の種類や長さを入力できる画面が表示され、設備工として登録された労務者であれば、設置した機器の種類(ユニットバスやトイレなど)や数量を入力できる画面が表示され、溶接工であれば、溶接の種類と天候、当接箇所などを入力できる画面が表示されるようにするとよい。また、ウェブサイト管理部57によって作成されるこれら表示画面、具体的には後述するウェブページ情報作成部58によって作成される表示画面は、個人に関する情報として労務管理データベース53に登録された工種に基づいて作成されてもよく、あるいは、協力会社用端末40から入力され、労務者ごとに関連付けられた作業予定に応じて作成されてもよい。
サーバ50は、携帯電話8から受け取ったこれら情報を労務者に関連付けて労務管理データベース53に蓄積する。これにより、労務者の作業実績が蓄積され、労務者の経験を容易に把握できるようになる。また、工事管理システム1が複数の元請会社で共用されるようにすれば、労務者の作業実績の信頼性が更に高まることとなる。また、サーバ50は、現場監理者用端末30などからアクセスした元請職員に対し、これら労務管理データベース53に蓄積された情報を所定の条件指令に応じて抽出し、インターネット5を介して送信する。これにより、元請職員が労務者からの現場情報を入手可能となる。
このように、カードリーダ10による読み取りにより、元請会社から支給されたIDカード4が入場記録のある建設現場2にあることが確認され、労務管理データベース53に唯一登録された個人所有の携帯電話8を用いて現場情報のやりとりを行うことにより、IDカード4を支給された労務者本人がその建設現場2にいることが確認される。つまり、IDカード4と携帯電話8とを融合して使用することにより、労務管理情報の信頼性、すなわち労務管理システムのセキュリティ性能を高めることができる。なお、各労務者にカメラ付きの携帯電話8を所有させ、作業報告などとともに現場内で撮影した労務者の写真を送信させるようにすれば、労務者の本人確認をより確実に行うことができる。また、自端末の位置を把握できるGPS機能付きの携帯電話8を各労務者に所有させ、作業報告などとともに自端末の位置情報を送信させるようにすれば、労務者の位置確認をより確実に行うこともできる。
一方、元請職員は、労務管理データベース53を用いて所望の条件を満たす労務者を抽出し、抽出した労務者に対して関連業務の安全指導などの安全指示情報や、作業指示情報などを伝達することができる。労務者に対するこれら情報の伝達は、サーバ50がメール送信機能を備え、指定条件を満たす労務者全員に対し、元請職員の入力した情報が記載された情報メールを送信する形態や、伝達情報があることを知らせるアラートメールを送信し、携帯電話8でウェブサイトにアクセスさせることで、各労務者に各自のウェブページに掲載された情報にアクセスさせるような形態であってもよい。安全指示情報や作業指示情報は、労務者が建設現場2に入場した時に伝達することが望ましいが、事前に用意されていない情報は、元請職員や元請会社の本社6などが情報入力した時に適宜労務者に伝達されるようにすればよい。
また、ウェブサイト管理部57は、図6に示すように、上記した労務者の属性に応じたウェブページを作成するウェブページ情報作成部58の他、後述する売買情報作成部59と、同じく売買金額集計部60とを備えている。ウェブページ情報作成部58は、上記した作業報告のページの他、労務者の属性に応じて各種サービスを提供するサービス提供ページ(販売サイトなど)を作成する。例えば、ウェブページ情報作成部58は、ポータルサイト画面に資機材や弁当などの販売サイトへの入り口を作成し、この販売サイト内で労務者が注文を行えるようにする。
売買情報作成部59は、労務者によってサービス提供ページから注文された注文情報および、労務管理データベース53を検索して得た労務者に関する情報を、通信処理部51を介してサービス提供会社へ送信するとともに、注文情報を注文主の労務者に関連付けて労務管理データベース53に書き込む。サービス提供会社へ送信される労務者に関する情報には、その労務者が入場している建設現場名や所属する会社名などが含まれる。このように、売買情報作成部59が労務管理データベース53から必要な情報を抽出し、注文情報とともに労務者に関する情報をサービス提供会社へ自動的に送信することにより、労務者は、必要な資機材などの種類や数量、配達日などを入力するだけで作業する建設現場2へ所望の商品を注文することができる。
また、ウェブページ情報作成部58がこのようなサービス提供ページを設けることにより、ポータルサイトを運営する元請会社は、サイト設置料や公告料などの収入を得ることができ、労務者は、自身の属性に応じて必要性の高い販売サイトなどへ携帯電話8から容易にアクセスできるようになり、サービス提供会社は、より購入見込みの高い属性の労務者への販路を確保することができる。
売買金額集計部60は、現場監理者用端末30などからの指令に基づき、労務管理データベース53を検索し、例えば1ヶ月間に各労務者がサービス提供ページから購入した商品代金などを集計し、指令元の端末に売買金額集計情報を送信する。売買金額集計情報は、工事管理システム1を利用したサービス提供ページ内において、労務者がサービス提供会社に対する会員登録を行うことなく各種サービスを利用できるようにするとともに、クレジットカードや振り込み、商品代引きなどの支払いシステムを用いることなくサービス利用料(商品購入代金など)の支払いを可能にするために用いられる。すなわち、図6に示すように、元請会社は、建設現場2に入場する労務者が所属する協力会社と請負契約を結び、協力会社が労務者と雇用契約を結んでいる、或いは、元請会社が直接労務者と雇用契約を結んでいる。そして、サービス提供会社への支払いを元請会社が肩代わりして協力会社に対する支払いから相殺し、協力会社は相殺された金額(資機材購入代金など、サービス提供会社に対する支払い代金)を労務者に支払う賃金から相殺することにより、元請会社が労務者の信用取引を保証し、面倒な支払い手続きを取ることなく労務者が各種サービスを利用できるようになっている。
以上で具体的実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、カードリーダ10は出入場管理用端末20を介してサーバ50に接続しているが、出入場管理用端末20を介することなく直接インターネット5を経由してサーバ50に接続してもよい。また、労務者の基本情報や、労務者ごとに作成するウェブページ情報などは、上記実施形態に限られず、適宜変更可能である。これら変更の他、他の構成についても本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。
1 工事管理システム
2 建設現場
4 IDカード(識別手段)
5 インターネット(通信ネットワーク)
7 出入場認証ユニット
8 携帯電話
10 カードリーダ(出入場認証手段)
11 通信処理部(出入場情報送信手段)
12 識別情報読取部(識別情報読取手段)
20 出入場管理用端末
30 現場監理者用端末
40 協力会社用端末
50 サーバ
51 通信処理部(情報受信手段、情報送信手段)
52 情報書込部
53 労務管理データベース
55 アクセス認証部(アクセス権限認証手段)
56 データベース検索処理部
57 ウェブサイト管理部

Claims (2)

  1. 建設現場に設置され、当該建設現場への労務者の出入場を認証する出入場認証手段と、通信ネットワークを介して前記出入場認証手段と接続されたサーバとを備えた工事管理システムであって、
    前記出入場認証手段は、
    前記労務者の出入場を認証すべく、各労務者が所持する識別手段の識別情報を読み取る識別情報読取手段と、
    前記識別情報、当該識別情報を読み取った日時および現場名を含む出入場情報を前記サーバに送信する出入場情報送信手段とを備え、
    前記サーバは、
    会社名を含む協力会社の基本情報と、氏名、所属する会社名、所持する識別手段の識別情報および個人で所有する携帯電話の識別情報を含む労務者の基本情報とを格納する労務管理データベースと、
    前記出入場認証手段から送信された出入場情報を受信する情報受信手段と、
    前記出入場情報を労務者に関連付けて前記労務管理データベースに書き込む情報書込手段と、
    前記通信ネットワークを介したウェブサイトを管理するウェブサイト管理手段と、
    前記ウェブサイトへアクセスするためのアクセス権限を認証するアクセス権限認証手段と、
    前記ウェブサイト管理手段によって作成されたウェブサイト情報を、前記アクセス権限認証手段によって認証された携帯電話へ送信する情報送信手段とを備え、
    前記アクセス権限認証手段は、前記労務管理データベースを検索して前記ウェブサイトへアクセスする端末の端末情報が前記携帯電話の識別情報として記録されているか否かを判定するとともに、当該識別情報の携帯電話を所有する労務者の前記出入場情報に基づいて前記アクセス権限を認証することを特徴とする工事管理システム。
  2. 前記ウェブサイト管理手段は、前記アクセス権限を認証された携帯電話に対し、当該携帯電話を所有する労務者の前記基本情報に応じたウェブページを作成することを特徴とする、請求項1に記載の工事管理システム。
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