JP2010231167A - 歯科実習装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる、歯科実習装置を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、歯顎部を有する頭部模型50と、頭部模型50を取り付け可能な実習机10とを備えた歯科実習装置1であって、頭部模型50に設けられた、頭部模型50の角度を検知可能なセンサ部と、歯科治療器具を載置すると共に、歯科治療器具の使用状態を検知可能な器具載置部12と、頭部模型50と実習者Hとを撮影可能なカメラ部21,22とを有すべく構成されていることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、歯科治療(例えば、スケーリング)の実習装置に関し、より具体的には、歯科治療の実習を行うと共に、その実習者の評価を適切に(客観的に)行うことが可能となる、歯科実習装置に関するものである。
近年、歯科医学教育の改革に向けて新しい教育方法等が試みられており、教育の評価方法についても様々な手段が鑑みられている。このような状況において、特に、歯科実習における技能の習得度や技能の評価については、客観的な評価の実現が望まれている。
しかしながら、これまで、歯科実習時における評価は、主に教員の主観によって行われている。具体的には、学生(実習者)の行っている歯科実習を教員が見て回り、その教員が、歯科実習に関する主観的な確認評価を行っているのが現状である。つまり、歯科実習時における患者に対する学生のポジション、スケーラおよびワーキングエンドの選択、ミラーテクニック等の細部にわたる学生の行動等は、ほとんど記録に残されていない。したがって、殆どの場合、学生の歯科実習における技能の習得度や技能の評価(客観的評価)は、十分になされていない。
上述した状況の中、従来技術としては、撮像カメラを用いた歯科実習装置が知られている。(特許文献1参照)
特開平6−95588号公報
さて、上述したように、歯科実習における技能の習得度や技能の評価については、客観的な評価の実現が望まれているわけであるが、現在までのところ、客観的な評価を具体的に実現可能な方法および装置は、開示されていない。
例えば、歯科実習装置については、特許文献1に示すような構成のものが知られているが、このような歯科実習装置であっても、歯科実習における技能の習得度や技能の客観的な評価を実現するには至っていない。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる、歯科実習装置を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、歯顎部を有する頭部模型と、前記頭部模型を取り付け可能な被取付部とを備えた歯科実習装置であって、前記頭部模型および前記被取付部の少なくとも一方に、前記頭部模型の角度を検知可能なセンサ部が設けられていることを特徴としている。
このような構成によれば、実習者が、前記頭部模型の前記歯顎部に対して治療行為を行う際において、前記センサ部からの検知信号を把握することによって、前記頭部模型および前記被取付部の少なくとも一方に関する角度(すなわち、治療行為を受ける患者の頭および身体の少なくとも一方に関する角度)の情報を適宜得ることができる。したがって、このような構成によれば、治療時における患者の適切な角度情報(患者の頭部等の適切な角度に関する情報等)と、実習時における前記検知信号(角度情報)とを比較検討することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
また、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、歯顎部を有する頭部模型と、前記頭部模型を取り付け可能な被取付部とを備えた歯科実習装置であって、前記頭部模型および前記被取付部の少なくとも一方に設けられた、前記頭部模型の角度を検知可能なセンサ部と、歯科治療器具を載置すると共に、前記歯科治療器具の使用状態を検知可能な器具載置部と、前記頭部模型と実習者とを撮影可能なカメラ部とを有することを特徴としている。
このような構成によれば、実習者が、前記頭部模型の前記歯顎部に対して治療行為を行う際において、前記センサ部からの検知信号を把握することによって、前記頭部模型および前記被取付部の少なくとも一方に関する角度(すなわち、治療行為を受ける患者の頭および身体の少なくとも一方に関する角度)の情報を適宜得ることができる。したがって、このような構成によれば、治療時における患者の適切な角度情報(患者の頭部等の適切な角度に関する情報等)と、実習時における前記検知信号(前記頭部模型等の角度情報)とを比較検討することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
また、このような構成によれば、実習者が、前記頭部模型の前記歯顎部に対して治療行為を行う際において、前記器具載置部からの検知信号を把握することによって、実習者の使用している前記歯科治療器具に関する情報を適宜得ることができる。したがって、このような構成によれば、治療時における前記歯科治療器具の適切な使用情報(各種の治療時に使用すべき歯科治療器具に関する情報等)と、実習時における前記検知信号(前記器具載置部にて得られる使用器具情報)とを比較検討することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
さらに、このような構成によれば、前記頭部模型と実習者とを撮影可能なカメラ部を有するため、実習時あるいは実習後において、前記頭部模型に対する実習者の治療行為に関する評価を、画像情報に基づいて客観的に行うことができる。
上述したように、本発明にかかる実習装置は、前記頭部模型の角度を検知可能なセンサ部と、前記歯科治療器具の使用状態を検知可能な器具載置部と、前記頭部模型と実習者とを撮影可能なカメラ部とを有するため、前記頭部模型等の角度情報、前記器具載置部にて得られる使用器具情報、および実習時における画像情報を総合的に判断して、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
さらに、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、歯顎部を有する頭部模型と、前記頭部模型の近傍に配置された歯科治療器具と、前記頭部模型を取り付け可能な被取付部とを備えた歯科実習装置であって、前記頭部模型および前記被取付部の少なくとも一方に設けられた、前記頭部模型の角度を検知可能なセンサ部と、前記歯科治療器具を載置すると共に、前記歯科治療器具の使用状態を検知可能な器具載置部と、前記頭部模型と実習者とを撮影可能なカメラ部と、前記センサ部にて得られた前記頭部模型に関する角度情報、前記器具載置部にて得られた検知信号、および前記カメラ部にて得られた画像情報とに基づいて、実習者の評価を行うソフトウエアと、前記ソフトウエアがインストールされたコンピュータとを有することを特徴としている。
このような構成によれば、前記頭部模型の角度を検知可能なセンサ部と、前記歯科治療器具の使用状態を検知可能な器具載置部と、前記頭部模型と実習者とを撮影可能なカメラ部と、前記頭部模型に関する角度情報、前記器具載置部にて得られた検知信号、および前記カメラ部にて得られた画像情報とに基づいて実習者の評価を行うソフトウエアと、前記ソフトウエアがインストールされたコンピュータとを有するため、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。すなわち、本発明にかかる前記ソフトウエアは、治療時における患者の適切な角度情報(患者の頭部等の適切な角度に関する情報等)、および治療時における前記歯科治療器具の適切な使用情報(各種の治療時に使用すべき歯科治療器具に関する情報等)等と、歯科実習装置の構成要素から得られる各種の情報(前記頭部模型に関する角度情報、前記器具載置部にて得られた検知信号)とを比較検討することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができるべく構成されている。
また、本発明にかかる歯科実習装置においては、前記頭部模型および前記被取付部の少なくとも一方には、それぞれ異なる方向の角度を検知する複数のセンサ部が設けられている構成が好ましい。
この好ましい構成によれば、角度を検知するセンサ部を複数設けることによって、比較的簡単な構成で、前記頭部模型および前記被取付部の少なくとも一方の傾き状態等を、客観的に判断することが可能となる。
さらに、本発明にかかる歯科実習装置においては、前記頭部模型および前記被取付部の少なくとも一方には、前記頭部模型の回転角度を検知する第一センサ部と、前記頭部模型の上下角度を検知する第二センサ部とが設けられている構成が好ましい。
この好ましい構成によれば、前記頭部模型の回転角度と前記頭部模型の上下角度とを、比較的簡単な構成に基づき、客観的に判断することが可能となる。
また、本発明にかかる歯科実習装置においては、前記センサ部として、角度センサおよび加速度センサの少なくとも一方が用いられる構成が好ましい。
さらに、本発明にかかる歯科実習装置においては、前記被取付部が、実習机、人体模型、あるいは人体模型を有する椅子である構成が好ましい。
また、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、歯顎部を有する頭部模型と、前記頭部模型を取り付け可能な被取付部とを備えた歯科実習装置であって、前記頭部模型および前記被取付部の少なくとも一方に、前記頭部模型における上顎部(上顎部咬合面)と床面との角度を検知可能なセンサ部が設けられていることを特徴としている。
このような構成によれば、実習者が、前記頭部模型の前記歯顎部に対して治療行為を行う際において、前記センサ部からの検知信号を把握することによって、前記頭部模型における上顎部と床面との角度に関する情報を適宜得ることができる。つまり、このような構成によれば、前記センサ部によって、前記頭部模型における上顎部と床面との角度が検知可能であるため、前記頭部模型における上顎部と下顎部とが固定された構成である場合には、床面に対する上顎部の角度と共に、床面(あるいは上顎部)に対する下顎部の角度を得ることができる。
したがって、このような構成によれば、治療時における患者の適切な角度情報(患者の上顎部や下顎部の適切な角度に関する情報等)と、実習時における前記検知信号(上顎部や下顎部の角度情報)とを比較検討することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
さらに、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、歯顎部を有する頭部模型と、前記頭部模型を取り付け可能な被取付部とを備えた歯科実習装置であって、前記頭部模型および前記被取付部の少なくとも一方に設けられた、前記頭部模型における上顎部(上顎部咬合面)と床面との角度を検知可能なセンサ部と、歯科治療器具を載置すると共に、前記歯科治療器具の使用状態を検知可能な器具載置部と、前記頭部模型と実習者とを撮影可能なカメラ部とを有することを特徴としている。
このような構成によれば、実習者が、前記頭部模型の前記歯顎部に対して治療行為を行う際において、前記センサ部からの検知信号を把握することによって、前記頭部模型における上顎部と床面との角度に関する情報を適宜得ることができる。つまり、このような構成によれば、前記センサ部によって、前記頭部模型における上顎部と床面との角度が検知可能であるため、前記頭部模型における上顎部と下顎部とが固定された構成である場合には、床面に対する上顎部の角度と共に、床面(あるいは上顎部)に対する下顎部の角度を得ることができる。したがって、このような構成によれば、治療時における患者の適切な角度情報(患者の上顎部や下顎部の適切な角度に関する情報等)と、実習時における前記検知信号(上顎部や下顎部の角度情報)とを比較検討することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
また、このような構成によれば、実習者が、前記頭部模型の前記歯顎部に対して治療行為を行う際において、前記器具載置部からの検知信号を把握することによって、実習者の使用している前記歯科治療器具に関する情報を適宜得ることができる。したがって、このような構成によれば、治療時における前記歯科治療器具の適切な使用情報(各種の治療時に使用すべき歯科治療器具に関する情報等)と、実習時における前記検知信号(前記器具載置部にて得られる使用器具情報)とを比較検討することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
さらに、このような構成によれば、前記頭部模型と実習者とを撮影可能なカメラ部を有するため、実習時あるいは実習後において、前記頭部模型に対する実習者の治療行為に関する評価を、画像情報に基づいて客観的に行うことができる。
上述したように、本発明にかかる実習装置は、前記頭部模型の角度を検知可能なセンサ部と、前記歯科治療器具の使用状態を検知可能な器具載置部と、前記頭部模型と実習者とを撮影可能なカメラ部とを有するため、前記頭部模型等の角度情報、前記器具載置部にて得られる使用器具情報、および実習時における画像情報を総合的に判断して、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
また、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、歯顎部を有する頭部模型と、前記頭部模型を取り付け可能な被取付部とを備えた歯科実習装置であって、前記頭部模型および前記被取付部の少なくとも一方に、前記頭部模型における上顎部(上顎部咬合面)と床面との角度を検知可能な上顎角度センサ部と、前記頭部模型の上顎部(上顎部咬合面)に対する下顎部(下顎部咬合面)の角度を検知可能な下顎角度センサ部とが設けられていることを特徴としている。
このような構成によれば、実習者が、前記頭部模型の前記歯顎部に対して治療行為を行う際において、前記センサ部からの検知信号を把握することによって、前記床面に対する前記上顎部の角度情報、および前記上顎部(あるいは前記床面)に対する下顎部の角度情報を適宜得ることができる。つまり、このような構成によれば、前記頭部模型における下顎部が可動可能な構成(すなわち、口の開閉が可能な構成)であっても、前記センサ部によって、前記頭部模型における上顎部および下顎部の角度情報を得ることができる。
したがって、このような構成によれば、治療時における患者の適切な角度情報(患者の上顎部および下顎部の適切な角度に関する情報等)と、実習時における前記検知信号(上顎部および下顎部の角度情報)とを比較検討することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
さらに、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、歯顎部を有する頭部模型と、前記頭部模型を取り付け可能な被取付部とを備えた歯科実習装置であって、前記頭部模型および前記被取付部の少なくとも一方に設けられた、前記頭部模型における上顎部(上顎部咬合面)と床面との角度を検知可能な上顎角度センサ部と、前記頭部模型の上顎部(上顎部咬合面)に対する下顎部(下顎部咬合面)の角度を検知可能な下顎角度センサ部と、歯科治療器具を載置すると共に、前記歯科治療器具の使用状態を検知可能な器具載置部と、前記頭部模型と実習者とを撮影可能なカメラ部とを有することを特徴としている。
このような構成によれば、実習者が、前記頭部模型の前記歯顎部に対して治療行為を行う際において、前記センサ部からの検知信号を把握することによって、前記床面に対する前記上顎部の角度情報、および前記上顎部(あるいは前記床面)に対する下顎部の角度情報を適宜得ることができる。つまり、このような構成によれば、前記頭部模型における下顎部が可動可能な構成(すなわち、口の開閉が可能な構成)であっても、前記センサ部によって、前記頭部模型における上顎部および下顎部の角度情報を得ることができる。したがって、このような構成によれば、治療時における患者の適切な角度情報(患者の上顎部および下顎部の適切な角度に関する情報等)と、実習時における前記検知信号(上顎部および下顎部の角度情報)とを比較検討することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
また、このような構成によれば、実習者が、前記頭部模型の前記歯顎部に対して治療行為を行う際において、前記器具載置部からの検知信号を把握することによって、実習者の使用している前記歯科治療器具に関する情報を適宜得ることができる。したがって、このような構成によれば、治療時における前記歯科治療器具の適切な使用情報(各種の治療時に使用すべき歯科治療器具に関する情報等)と、実習時における前記検知信号(前記器具載置部にて得られる使用器具情報)とを比較検討することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
さらに、このような構成によれば、前記頭部模型と実習者とを撮影可能なカメラ部を有するため、実習時あるいは実習後において、前記頭部模型に対する実習者の治療行為に関する評価を、画像情報に基づいて客観的に行うことができる。
上述したように、本発明にかかる実習装置は、前記頭部模型の上顎部および下顎部の角度を検知可能なセンサ部と、前記歯科治療器具の使用状態を検知可能な器具載置部と、前記頭部模型と実習者とを撮影可能なカメラ部とを有するため、前記頭部模型等の角度情報、前記器具載置部にて得られる使用器具情報、および実習時における画像情報を総合的に判断して、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
また、本発明にかかる歯科実習装置においては、PCモニタ部が設けられており、前記PCモニタ部に、実習時における情報(実習者の現在の情報)および実習時における模範情報(適切な治療を行う際における適切な状態を示す情報)の少なくとも一方が表示されるような構成が好ましい。この際、表示される「情報」としては、例えば、頭部角度(上顎部角度あるいは下顎部角度等)情報、実習者の姿勢情報、使用スケーラ種類情報等があげられる。
この好ましい構成によれば、PCモニタ部を適切な位置に配置することによって、実習者が特に不自然な姿勢をとることなく、種々の情報(自分自身の実習時の情報、模範情報等)を確認することが可能となる。したがって、より良い実習効果を実現することができる。
本発明によれば、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことが可能な、歯科実習装置を得ることができる。
本発明の第一実施形態にかかる歯科実習装置の概略側面図を示したものである。 図1に示した歯科実習装置のII−II線矢視図(歯科実習装置の概略上面図)を示したものである。 本発明の実施形態にかかる歯科実習装置を構成する頭部模型の概略図であって、図3(a)は頭部模型の上面図を示し、図3(b)は頭部模型の右部側面図を示し、図3(c)は頭部模型の頭頂部側面図を示している。 本発明の第二実施形態にかかる歯科実習装置を構成する頭部模型の概略図(頭部模型の右部側面図)を示したものである。 本発明の第三実施形態にかかる歯科実習装置を構成する頭部模型の概略図(頭部模型の右部側面図)を示したものである。 本発明の他の実施形態にかかる歯科実習装置の概略側面図を示したものである。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態について説明する。なお、「実習者」とは、実習者、実習者の手元、および実習者の有する歯科治療器具を含む概念である。
<第一実施形態>
図1は、本発明の第一実施形態にかかる歯科実習装置の概略側面図を示したものである。また、図2は、図1に示した歯科実習装置のII−II線矢視図(歯科実習装置の概略上面図)を示したものである。さらに、図3は、本発明の実施形態にかかる歯科実習装置を構成する頭部模型の概略図であって、図3(a)は頭部模型の上面図を示し、図3(b)は頭部模型の右部側面図を示し、図3(c)は頭部模型の頭頂部側面図を示している。
図1および図2に示すように、本実施形態にかかる歯科実習装置1は、頭部模型50と、この頭部模型50を取り付け可能な実習机10(本発明の「被取付部」に相当)とを用いて構成されている。また、本実施形態にかかる歯科実習装置1には、実習机10上に設けられた第一カメラ部21と、実習机10上の支持棒部11に設けられた第二カメラ部22とが設けられている。さらに、実習机10上には、歯科治療器具(スケーラー等)が載置されたトレー等から成る器具載置部12が設けられている。また、実習机10には、実習時に実習机10に設けられた頭部模型50の高さを調整するための(上下動させるための)ペダル部13が設けられている。さらに、本実施形態にかかる歯科実習装置1は、各種のセンサ等からの情報に基づいて、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことが可能である、評価手段30を有している。この評価手段30は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)を用いて構成されており、より具体的には、PC本体部31、PCモニタ部32、およびPCキーボード部33を用いて構成されている。また、この実習机10の近傍には、実習者Hが実習時に着席するための実習椅子14が設けられている。
本実施形態にかかる歯科実習装置1を構成する実習机10(被取付部)は、上述したように、頭部模型50を取り付け可能に構成されており、この頭部模型50が取り付けられた上面板10Aは、ペダル部13の操作によって上下動可能に構成されている。このペダル部13の操作によって制御される頭部模型50の高さ方向情報は、随時、上述した評価手段30(を構成するPC本体部31)に送られ、実習者Hの客観的評価を行うために用いられる。
なお、ここでは、実習机10の上面板10Aを上下動させることによって、頭部模型50の高さを調整する場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されず、必要に応じて、ペダル部13の操作によって、頭部模型50のみあるいは頭部模型50を取り付けたその周辺部位(上面板10Aの一部)が上下動するような構成としてもよい。このような構成の場合においても、ペダル部13の操作によって制御される頭部模型50の高さ方向情報は、PC本体部31に送られ、実習者Hの客観的評価を行うために用いられる。
また、本実施形態にかかる歯科実習装置1を構成する器具載置部12は、実習机10上に設けられており、この器具載置部12には、実習時(治療時)に使用される歯科治療器具(スケーラー等)が予め定められた位置に載置されている。より具体的には、この器具載置部12は、その内部が複数の箇所に分割して構成されており、個々の歯科治療器具が、それぞれ分割された箇所に、規則正しく載置されている。また、各分割箇所には、歯科治療器具が載置されているか否かに応じてON/OFFに作動するセンサ部(器具載置センサ部)が設けられている。
つまり、本実施形態にかかる歯科実習装置1は、器具載置部12の所定箇所に所定の歯科治療器具が載置されていれば「OFF」信号を評価手段30(PC本体部31)に送り、器具載置部12の所定箇所から所定の歯科治療器具が取り出されれば「ON」信号を評価手段30に送るべく構成されている(この構成は、器具載置部12の所定箇所から所定の歯科治療器具が取り出された場合にのみ、「ON」信号を評価手段30に送る構成としてもよい。)。このような構成に基づき、本実施形態にかかる歯科実習装置1によれば、実習生Hが使用している歯科治療器具に関する情報を適切に収集することができる。また、本実施形態においては、器具載置部12から歯科治療器具を取り出すと、その取り出された歯科治療器具に関する番号等がPCモニタ部32にて確認可能なように構成されている。例えば、歯科治療器具に関する番号等が表示されたり、配列された番号等の中から使用中の歯科治療器具に関する番号等が点灯したりすべく構成されている。
本実施形態にかかる歯科実習装置1は、上述したように、二つのカメラ部(第一カメラ部21、第二カメラ部22)を有し、第一カメラ部21は、実習机10の上面板10A上に設けられ、第二カメラ部22は、実習机10の支持棒部11に設けられる。ここで、第一カメラ部21は、実習者Hの正面から、頭部模型50と、頭部模型50に対する治療行為を行う実習者Hの手元等とが撮影可能な位置に設けられている。また、第二カメラ部22は、実習者Hの上方から、頭部模型50と、頭部模型50に対する治療行為を行う実習者Hの手元等とが撮影可能な位置に設けられている。
本実施形態にかかるカメラ部21,22は、一般的なビデオカメラやCCDカメラ等、何等かの構成に限定されるものではなく、撮影された映像を電気信号に変換可能なカメラであれば、どのようなカメラでも使用可能である。本実施形態において、これらのカメラ部21,22にて得られた映像情報は、PC本体部31に送られ、実習者Hの客観的評価を行うために用いられる。また、このカメラ部21,22にて得られる映像情報は、PCモニタ部32にて視聴可能であると共に、適宜録画される。
本実施形態にかかる歯科実習装置1を構成する評価手段30は、上述したように、パーソナルコンピュータ(PC)を用いて構成されており、より具体的には、PC本体部31、PCモニタ部32、およびPCキーボード部33を有している。このPC本体部31には、歯科実習装置1を構成する種々の構成要素から得られる全ての検知信号が送信されるように構成されており、これらの検知信号に基づいて、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価が客観的に行われる。
本実施形態にかかるPC本体部31には、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うためのソフトウエアがインストールされており、実習者Hの実習時に得られる各種の検知信号とこのソフトウエアとによって、具体的な判断が行われる。つまり、このソフトウエアは、治療時における患者の適切な角度情報(患者の頭部等の適切な角度に関する情報等)、および治療時における歯科治療器具の適切な使用情報(各種の治療時に使用すべき歯科治療器具に関する情報等)等と、歯科実習装置1の構成要素から得られる各種の情報等(頭部模型50に関する角度情報、器具載置部12にて得られた検知信号等)とを比較検討することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができるべく構成されている。
本実施形態にかかる歯科実習装置1を構成する頭部模型50は、例えば、図3に示すべく構成されている。図3は、本発明の実施形態にかかる歯科実習装置を構成する頭部模型50の概略図であって、図3(a)は頭部模型50の上面図を示し、図3(b)は頭部模型50の右部側面図を示し、図3(c)は頭部模型50の頭頂部側面図を示している。
図3に示すように、本実施形態にかかる頭部模型50は、取付手段60を介して、実習机10(の上面板10A)に取り付けられている。この取付手段60は、上面板10Aに取り付け可能な第一取付部61と、この第一取付部61に固着された第二取付部62と、この第二取付部62に対して二方向に回動可能に構成された第三取付部63と、この第三取付部63と頭部模型50とを連結可能に構成された第四取付部64とを用いて構成されている。
本実施形態にかかる頭部模型50は、歯顎部51を有しており、上述した取付手段60を介して、上面板10Aに対し、上下方向(図3(b)のZ1方向およびZ2方向)と左右回転方向(図3(c)のR1方向およびR2方向)とに回動可能に構成されている。頭部模型50がこのように可動可能なのは、取付手段60を構成する第三取付部63が、第二取付部62に対して二方向に回動し得るからである。具体的には、第三取付部63の端部(第二取付部62側の端部)が球形を有し、この球形端部63Aを支点として第三取付部63が上下方向に回動すると共に、第三取付部63の中心軸(長手方向中心軸)を中心として第三取付部63が回動すべく、第三取付部63(を構成する球形端部63A)が第二取付部62に挟持されているからである。
また、本実施形態にかかる頭部模型50の下面側には、第一センサ部71と第二センサ部72とが設けられている。これらのセンサ部71,72は、角度センサを用いて構成されており、本実施形態においては、第一センサ部71が頭部模型50の回転角度(左右回転方向(図3(c)のR1方向およびR2方向)の角度)を検知し、第二センサ部72が頭部模型50の上下角度(上下方向(図3(b)のZ1方向およびZ2方向)の角度)を検知すべく構成されている。
なお、本実施形態においては、センサ部71,72として、角度センサを用いる場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されず、適切に頭部模型50の状態を検知可能であれば、如何なるセンサを用いてもよい。例えば、加速度センサ等を用いてもよい。
さて、本実施形態にかかる歯科実習装置1は、上述したように構成されており、実習者Hがこの歯科実習装置1を適切に使用すれば、その結果として、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことが可能となる。以下、本実施形態にかかる歯科実習装置1の使用方法および作用効果等について説明する。
まず、本実施形態においては、歯科実習装置1に、歯顎部51を有する頭部模型50が設けられているため、実習者Hは、この頭部模型50に対して治療行為(実習)を行う。この際、実習者Hが治療を行う基本的な位置は、頭部模型50の頭頂部側(図2に示した実習者H(実線部)を参照)と、頭部模型50の左部側(図2に示した実習者H(二点鎖線部)を参照)とがあり、本実施形態においては、二つのカメラ部21,22が設けられているため、いずれの位置で治療行為(実習)を行う場合であっても、実習者Hの治療状態を適切に撮影することが可能である。より具体的には、実習者Hの上方に設けられた第二カメラ部22が、頭部模型50の左部側に実習者Hが位置する場合でも、その治療状態を適切に撮影可能な位置(実習者Hの左側上方位置)に設けられている。
また、実習者Hは、必要に応じて、腕や肩の位置に複数のLED等が装着されたケープ等を着た状態で実習を行うことが好ましい。このような構成であれば、録画された映像中のLED等の位置によって、適切な治療行為を行っているかどうかの客観的な判断を行うことが可能となる。
実習者Hが頭部模型50の歯顎部51に対する治療を行う場合、主に行われる行為としては、(1)ペダル部13を操作することによって頭部模型50(上面板10A)の高さを調整すること、(2)実際に頭部模型50を動かして、頭部模型50の上下角度および回転角度を調整すること、(3)器具載置部12の中から治療に使用する歯科治療器具を選択すること、が挙げられる。そして、本実施形態にかかる歯科実習装置1においては、上述した(1)〜(3)のいずれの行為を行う場合であっても、それぞれの行為に関する検知情報が電気的に評価手段30(を構成するPC本体部31)に送られる。この際に送信される情報、および検知を行う装置等については、上述した通りである。
本実施形態においては、種々の情報が評価手段30に送信されると、PC本体部31にインストールされているソフトウエアを用いて、それらの情報(実習者Hが実習を行うことによって得られた検知信号)と、適切な治療を行った際の各種基準情報等との対比が行われる。つまり、本実施形態においては、これらの数値的な比較検討を経て、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価の客観的な判断がなされることとなる。
以下、より具体的に作用効果を説明する。
本実施形態は、歯顎部51を有する頭部模型50と、頭部模型50を取り付け可能な実習机10(を成す上面板10A)とを備えた歯科実習装置1であって、頭部模型50に、頭部模型50の角度を検知可能なセンサ部71,72が設けられている。
このような構成によれば、実習者Hが、頭部模型50の歯顎部51に対して治療行為を行う際において、センサ部71,72からの検知信号を把握して、頭部模型50に関する角度(すなわち、治療行為を受ける患者の頭部に関する角度)の情報を適宜得ることができる。したがって、このような構成によれば、治療時における患者の適切な角度情報(患者の頭部等の適切な角度に関する情報等)と、実習時における検知信号(角度情報)とを比較検討することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
また、本実施形態は、歯顎部51を有する頭部模型50と、頭部模型50を取り付け可能な実習机10(を成す上面板10A)とを備えた歯科実習装置1であって、頭部模型50に設けられた、頭部模型50の角度を検知可能なセンサ部71,72と、歯科治療器具を載置すると共に、歯科治療器具の使用状態を検知可能な器具載置部12と、頭部模型50と実習者Hとを撮影可能なカメラ部21,22とを有すべく構成されている。
このような構成によれば、実習者Hが、頭部模型50の歯顎部51に対して治療行為を行う際において、センサ部71,72からの検知信号を把握して、頭部模型50に関する角度の情報を適宜得ることができる。したがって、このような構成によれば、治療時における患者の適切な角度情報と、実習時における角度情報とを比較検討することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
また、このような構成によれば、実習者Hが、頭部模型50の歯顎部51に対して治療行為を行う際において、器具載置部12からの検知信号を把握して、実習者Hの使用している歯科治療器具に関する情報を適宜得ることができる。したがって、このような構成によれば、治療時における歯科治療器具の適切な使用情報(各種の治療時に使用すべき歯科治療器具に関する情報等)と、実習時における検知信号(器具載置部12にて得られる使用器具情報)とを比較検討することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
さらに、このような構成によれば、頭部模型50と実習者Hとを撮影可能なカメラ部21,22を有するため、実習時あるいは実習後において、頭部模型50に対する実習者Hの治療行為に関する評価を、画像情報に基づいて客観的に行うことができる。
また、本実施形態にかかる歯科実習装置1においては、頭部模型50に、それぞれ異なる方向の角度を検知する複数のセンサ部71,72(角度センサ)が設けられている。より具体的には、頭部模型50の回転角度を検知する第一センサ部71と、頭部模型50の上下角度を検知する第二センサ部72とが設けられている。
このような構成によれば、頭部模型50の回転角度と頭部模型50の上下角度とを、比較的簡単な構成に基づき、客観的に判断することが可能となる。
さらに、本実施形態にかかる歯科実習装置1においては、第二センサ部72によって、頭部模型50における上顎部と床面との角度が検知可能であるため、頭部模型50における上顎部と下顎部とが固定された構成である場合には、床面に対する上顎部の角度と共に、床面(あるいは上顎部)に対する下顎部の角度を得ることができる。したがって、このような構成によれば、治療時における患者の適切な角度情報(患者の上顎部や下顎部の適切な角度に関する情報等)と、実習時における検知信号(上顎部や下顎部の角度情報)とを比較検討することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
<第二実施形態>
図4は、本発明の第二実施形態にかかる歯科実習装置を構成する頭部模型の概略図(頭部模型の右部側面図)を示したものである。この第二実施形態にかかる歯科実習装置の基本的な構成は、第一実施形態にかかる歯科実習装置と同様であり、この図4に示した頭部模型50の構成のみが第一実施形態(の頭部模型50)と異なる。そこで、以下においては、必要に応じて、図1から図3の図面を参照しつつ、第一実施形態と同様の構成に関する部分については、その説明を割愛する。
図4に示すように、本実施形態にかかる歯科実習装置を構成する頭部模型50は、取付手段60を介して、実習机の上面板10Aに取り付けられている。この取付手段60は、上面板10Aに取り付け可能な第一取付部61と、この第一取付部61に固着された第二取付部62と、この第二取付部62に対して二方向に回動可能に構成された第三取付部63と、この第三取付部63と頭部模型50とを連結可能に構成された第四取付部64とを用いて構成されている。
本実施形態にかかる頭部模型50は、歯顎部81(上顎部81Aおよび下顎部81B)を有しており、上述した取付手段60を介して、上面板10Aに対し、上下方向(図4のZ1方向およびZ2方向)と左右回転方向(図3(c)参照、図3(c)のR1方向およびR2方向)とに回動可能に構成されている。頭部模型50がこのように可動可能なのは、取付手段60を構成する第三取付部63が、第二取付部62に対して二方向に回動し得るからである。具体的には、第三取付部63の端部(第二取付部62側の端部)が球形を有し、この球形端部63Aを支点として第三取付部63が上下方向に回動すると共に、第三取付部63の中心軸(長手方向中心軸)を中心として第三取付部63が回動すべく、第三取付部63(を構成する球形端部63A)が第二取付部62に挟持されているからである。
また、上顎部81Aを有する頭部模型50の下面側には、第一センサ部71と第二センサ部72とが設けられている。これらのセンサ部71,72は、角度センサを用いて構成されており、本実施形態においては、第一センサ部71が頭部模型50の回転角度(図3参照、左右回転方向(図3(c)のR1方向およびR2方向)の角度)を検知し、第二センサ部72(本発明の「上顎角度センサ部」に相当)が頭部模型50(を構成する上顎部151A)の床面に対する角度(上下方向(図4のZ1方向およびZ2方向)の角度)を検知すべく構成されている。
さらに、本実施形態にかかる頭部模型50を構成する歯顎部81は、上顎部81Aと、下顎部81Bと、上顎部81Aに対して下顎部81Bを上下方向(図4のX方向)に回動可能に連結した回動接合部82等とを用いて構成されており、この回動接合部82は、ヒンジ部83を介して回動し得る構造となっている。また、このヒンジ部83近傍には、上顎部81Aに対する下顎部81Bの角度を検知可能なポテンショメータ84(本発明の「下顎角度センサ部」に相当)が設けられている。
本実施形態においては、センサ部71,72として、角度センサを用いる場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されず、適切に頭部模型50の状態(具体的には、上顎部81Aの床面に対する角度等)を検知可能であれば、如何なるセンサを用いてもよい。例えば、加速度センサ等を用いてもよい。また、本実施形態においては、上顎部81Aに対する下顎部81Bの角度を検知するための下顎角度センサ部として、ポテンショメータ84を用いる場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されず、適切に下顎部81Bの角度を検知可能であれば、如何なるセンサを用いてもよい。例えば、ロータリーエンコーダ等を用いてもよい。
さて、本実施形態にかかる歯顎部81を有する頭部模型50は、上述したように構成されており、実習者がこの頭部模型50を有する歯科実習装置を適切に使用すれば、その結果として、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことが可能となる。以下、本実施形態にかかる歯科実習装置1の使用方法および作用効果等について説明する。
本実施形態にかかる歯顎部81を有する歯科実習装置は、基本的に第一実施形態と同様の構成を有するため、第一実施形態と同様の使用方法にて実習を行うことによって、第一実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施形態にかかる歯科実習装置を構成する頭部模型50の歯顎部81は、図4に示すように、回動接合部82を介して開閉可能(回動可能)に構成されている。そして、第二センサ部72とポテンショメータ83を用いることによって、床面に対する上顎部81Aの角度(マキシラアングル:床面と上顎咬合面との角度)と上顎部81Aに対する下顎部81Bの角度(歯顎部81の開口角度)を検知することができる。さらに、この床面に対する上顎部81Aの角度と上顎部81Aに対する下顎部81Bの角度に基づいて、床面に対する下顎部81Bの角度(マニデブルアングル:床面と下顎咬合面との角度)を得ることができる。
つまり、この第二実施形態にかかる歯科実習装置によれば、実習者が、頭部模型50の歯顎部81に対して治療行為を行う際において、口の開き具合に関する情報(上顎部81Aおよび下顎部81Bに関する角度情報)を適宜得ることができる。したがって、このような構成によれば、治療時における患者の適切な角度情報(患者の頭部の適切な角度に関する情報、口の開き具合に関する情報等)と、実習時における検知信号(上顎部81Aおよび下顎部81B等の角度に関する情報等)とを比較検討することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
従来技術にかかる歯科実習時(スケーリング実習時)においては、頭部の傾斜角度として、床面と上顎部との成す角度(マキシラアングル)の指標を用いて、頭部位置を指定している。上顎(マキシラ)の歯の治療を行う場合うには、このマキシラアングルの指定で問題ないが、下顎(マニデブル)の歯の治療を行う場合には、マキシラアングルの指定を行っても、口の開き具合により下顎部の角度が変化するため、的確な角度の指定が困難となる。
これに対して、本実施形態にかかる歯科実習装置によれば、上顎部81Aの角度情報に加えて、下顎部81Bの角度情報をも得ることができるため(電気的信号として得ることができるため)、上顎部81A(上顎(マキシラ)の歯)の治療実習時および下顎部81B(下顎(マニデブル)の歯)の治療実習時においても、より的確な評価を行うことができる。つまり、本実施形態によれば、上顎部81Aおよび下顎部81Bの角度情報を検知すると共にこれらの情報を比較検討することによって、マキシラアングルのみに頼った評価ではなく、より詳細且つ客観的な技能評価等を行うことができる。
<第三実施形態>
図5は、本発明の第三実施形態にかかる歯科実習装置を構成する頭部模型の概略図(頭部模型の右部側面図)を示したものである。この第三実施形態にかかる歯科実習装置の基本的な構成は、第一実施形態および第二実施形態にかかる歯科実習装置と同様であり、この図5に示した頭部模型50の構成のみが上記各実施形態(の頭部模型50)と異なる。そこで、以下においては、必要に応じて、図1から図4の図面を参照しつつ、第一実施形態と同様の構成に関する部分については、その説明を割愛する。
図5に示すように、本実施形態にかかる歯科実習装置を構成する頭部模型50は、取付手段60を介して、実習机の上面板10Aに取り付けられている。この取付手段60は、上面板10Aに取り付け可能な第一取付部61と、この第一取付部61に固着された第二取付部62と、この第二取付部62に対して二方向に回動可能に構成された第三取付部63と、この第三取付部63と頭部模型50とを連結可能に構成された第四取付部64とを用いて構成されている。
本実施形態にかかる頭部模型50は、歯顎部91(上顎部91Aおよび下顎部91B)を有しており、上述した取付手段60を介して、上面板10Aに対し、上下方向(図5のZ1方向およびZ2方向)と左右回転方向(図3(c)参照、図3(c)のR1方向およびR2方向)とに回動可能に構成されている。頭部模型50がこのように可動可能なのは、取付手段60を構成する第三取付部63が、第二取付部62に対して二方向に回動し得るからである。具体的には、第三取付部63の端部(第二取付部62側の端部)が球形を有し、この球形端部63Aを支点として第三取付部63が上下方向に回動すると共に、第三取付部63の中心軸(長手方向中心軸)を中心として第三取付部63が回動すべく、第三取付部63(を構成する球形端部63A)が第二取付部62に挟持されているからである。
また、上顎部91Aを有する頭部模型50の下面側には、第一センサ部71と第二センサ部72とが設けられている。これらのセンサ部71,72は、角度センサを用いて構成されており、本実施形態においては、第一センサ部71が頭部模型50の回転角度(図3参照、左右回転方向(図3(c)のR1方向およびR2方向)の角度)を検知し、第二センサ部72(本発明の「上顎角度センサ部」に相当)が頭部模型50(を構成する上顎部151A)の床面に対する角度(上下方向(図5のZ1方向およびZ2方向)の角度)を検知すべく構成されている。
さらに、本実施形態にかかる頭部模型50を構成する歯顎部91は、上顎部91Aと、下顎部91Bと、上顎部91Aに対して下顎部91Bを上下方向(図5のX方向)に回動可能に連結した回動接合部92等とを用いて構成されており、この回動接合部92は、ヒンジ部93を介して回動し得る構造となっている。
本実施形態にかかる歯科実習装置においては、上述のように、上顎部91Aに対して下顎部91Bが回動可能に構成されているため、歯顎部91の開口角度が適宜変化する。そこで、本実施形態においては、この歯顎部91の開口状態(開口角度θ、図5参照)を適宜検知するために、上顎部91Aと下顎部91Bとの開口距離Lを適宜測定すべく構成されている。具体的には、例えば、第一カメラ部21(図1参照)にて得られる画像から開口距離Lを測定し、この開口距離Lと、上顎部距離L1(上顎部91A端部とヒンジ部93との距離)と、下顎部距離L2(下顎部91B端部とヒンジ部93との距離)とに基づいて、開口角度θを演算することができる。
開口距離L、上顎部距離L1、および下顎部距離L2を用いて、開口角度θを演算するための演算式は、以下の通りである。
開口距離L、上顎部距離L1、および下顎部距離L2にて形成される三角形の面積A1は、次の式にて表すことができる。
A1=sqrt(S×(S−L)×(S−L1)×(S−L2))
ここで、Sは、「S=(L+L1+L2)/2」である。
また、開口距離L、上顎部距離L1、および下顎部距離L2にて形成される三角形の面積A2は、開口角度θに基づき、次の式にて表すことができる。
A2=L1×L2×sin(θ)/2
三角形の面積Aは、「A=A1=A2」であり、上顎部距離L1および下顎部距離L2は既知である。したがって、開口距離Lを画像処理に基づいて測定することにより、上記三角形に関する二つの連立方程式を解くことが可能となるため、以下の式に示すように、開口角度θを演算することができる。
θ=arcsin(2×A/(L1×L2))
以上のように、本実施形態においては、第一カメラ部21にて得られた画像に基づき、歯顎部91の開口角度θ(上顎部91Aに対する下顎部91Bの角度)を得ることができる。このことから、本実施形態においては、第一カメラ部21が「下顎角度センサ部」として機能することとなる。より詳細には、この第一カメラ部21と、第一カメラ部21からの情報に基づいて開口距離Lや開口角度θを演算するPC本体部31(図1参照)等とが、「下顎角度センサ部」として機能することとなる。
ところで、本実施形態においては、センサ部71,72として、角度センサを用いる場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されず、第一および第二実施形態と同様に、適切に頭部模型50の状態(具体的には、上顎部91Aの床面に対する角度等)を検知可能であれば、如何なるセンサを用いてもよい。例えば、加速度センサ等を用いてもよい。また、本実施形態においては、上顎部91Aに対する下顎部91Bの角度を検知するための下顎角度センサ部として、第一カメラ部21(図1参照)等を用いる場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されず、適切に下顎部91Bの角度(開口距離L)を検知可能であれば、如何なる装置を用いてもよい。
さて、本実施形態にかかる歯顎部91を有する頭部模型50は、上述したように構成されており、実習者がこの頭部模型50を有する歯科実習装置を適切に使用すれば、その結果として、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことが可能となる。以下、本実施形態にかかる歯科実習装置1の使用方法および作用効果等について説明する。
本実施形態にかかる歯顎部91を有する歯科実習装置は、基本的に第一実施形態および第二実施形態と同様の構成を有するため、これらの実施形態と同様の使用方法にて実習を行うことによって、同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施形態にかかる歯科実習装置を構成する頭部模型50の歯顎部91は、図5に示すように、回動接合部92を介して開閉可能(回動可能)に構成されている。そして、第二センサ部72と第一カメラ部21等を用いることによって、床面に対する上顎部91Aの角度(マキシラアングル:床面と上顎咬合面との角度)と上顎部91Aに対する下顎部91Bの角度(歯顎部91の開口角度θ)を検知することができる。さらに、この床面に対する上顎部91Aの角度と開口角度θに基づいて、床面に対する下顎部91Bの角度(マニデブルアングル:床面と下顎咬合面との角度)を得ることができる。
つまり、この第三実施形態にかかる歯科実習装置によれば、第二実施形態と同様に、実習者が、頭部模型50の歯顎部91に対して治療行為を行う際において、口の開き具合に関する情報(上顎部91Aおよび下顎部91Bに関する角度情報)を適宜得ることができる。したがって、このような構成によれば、治療時における患者の適切な角度情報(患者の頭部の適切な角度に関する情報、口の開き具合に関する情報等)と、実習時における検知信号(上顎部91Aおよび下顎部91B等の角度に関する情報等)とを比較検討することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことができる。
第二実施形態でも述べた通り、従来は、マキシラアングルのみの指標に基づいて、目視等にて上顎治療時および下顎治療時の評価を行っているが、本実施形態によれば、上顎部91Aの角度情報に加えて、下顎部91Bの角度情報をも得ることができるため(電気的信号として得ることができるため)、上顎部91A(上顎(マキシラ)の歯)の治療実習時および下顎部91B(下顎(マニデブル)の歯)の治療実習時においても、より的確な評価を行うことができる。すなわち、本実施形態によれば、上顎部91Aおよび下顎部91Bの角度情報を検知すると共にこれらの情報を比較検討することによって、マキシラアングルのみに頼った評価ではなく、より詳細且つ客観的な技能評価等を行うことができる。
<その他の実施形態>
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に適合し得る範囲で必要に応じて種々の変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態においては、複数のセンサ部71,72を有する頭部模型50が実習机10に取り付けられた構成の歯科実習装置1について説明したが、本発明はこの構成に限定されない。したがって、例えば、図6に示すように、センサ部71,72を有する頭部模型50を人体模型100(本発明の「被取付部」に相当)に取り付けるような構成の歯科実習装置1としてもよい。
なお、この図6においては、図面の煩雑化を避けるために、上述した実施形態にて説明した種々の構成要素の記載を省略した。したがって、当然のことながら、この図6に示した歯科実習装置1も、カメラ部21,22、評価手段30等の本発明に必須の構成要素は有している。また、この図6において、図1等と同一の符号を付した構成要素は、図面上(構造上)若干の相違があっても、基本的に同様の機能を有するものとする。
また、上記実施形態においては、頭部模型50にセンサ部71,72を設けた構成について説明したが、本発明はこの構成に限定されず、治療時における患者の適切な角度等を判断可能な箇所であれば、どのような箇所にセンサ部を設けてもよい。したがって、例えば、図6に示した治療用シート200の適切な箇所(客観的な判断に使用可能な角度を検知可能な箇所)に、センサ部71,72を設けるような構成としてもよい。当然のことながら、三つ以上のセンサ部を設ける構成としてもよい。
さらに、頭部模型50、人体模型100、および治療用シート200のいずれにも、一つあるいは二つ以上のセンサ部(角度を検知可能なセンサ部)を設けるような構成としてもよい。
また、上記実施形態においては、PCモニタ部32の使用方法等を特に説明しなかったが、本実施形態にかかる歯科実習装置を構成するPCモニタ部32は、実習者の評価を行う際、あるいはその事前準備の際において、適宜使用可能である。
例えば、従来技術にかかるマネキンを使用したシミュレーション実習においては、マネキンの頭部角度の表示は、実際のマネキンの回転駆動部近傍に設けられた目盛り等にてなされている。よって、実習者は、その目盛り等を目視にて確認しつつ、実習を行っているわけであるが、この目盛り等の確認を行うためには、実習時と異なる姿勢等をとる必要が生じ、適切な実習およびその評価を行うことが困難となる。
本実施形態にかかる歯科実習装置であれば、上記問題点を解決することができる。具体的には、本実施形態にかかる歯科実習装置は、実習者の見やすい位置にPCモニタ部32を配置することが可能であるため、このPCモニタ部32に必要は情報(例えば、実習時の頭部角度情報(現在の角度情報)と適切な頭部角度情報(模範となる角度情報)等)を表示させることによって、より良い実習効果が期待できる。
当然のことながら、PCモニタ部32に表示させる情報は、これらの情報に限定されず、必要に応じて、姿勢情報や使用スケーラ種類情報等を表示してもよい。この表示される情報としては、実習者の現在の情報のみを表示してもよいし、模範となる情報(適切な角度情報等)のみを表示してもよいし、「現在の情報」と「模範となる情報」との両方を比較する形で表示してもよい。
これまでの技術においては、歯科実習における技能の習得度や技能の評価について、客観的な評価の実現が望まれているものの、それを具現化する方法や装置は、開示されていなかった。
しかしながら、本発明にかかる歯科実習装置によれば、上述した実施形態等に示した具体的な構成を有することによって、歯科実習時における技能の習得度や技能の評価を客観的に行うことが可能となった。すなわち、本発明によれば、歯科実習の現場において、非常に効率的に実習生等の技能の習得度を高めることができる、歯科実習装置を得ることが可能となった。
1…歯科実習装置
10…実習机
10A…上面板
11…支持棒部
12…器具載置部
13…ペダル部
14…実習椅子
21…第一カメラ部
22…第二カメラ部
30…評価手段(パーソナルコンピュータ(PC))
31…PC本体部
32…PCモニタ部
33…PCキーボード部
50…頭部模型
51…歯顎部
60…取付手段
61…第一取付部
62…第二取付部
63…第三取付部
63A…球形端部
64…第四取付部
71…第一センサ部
72…第二センサ部
81…歯顎部
81A…上顎部
81B…下顎部
82…回動接合部
83…ヒンジ部
84…ポテンショメータ(下顎角度センサ部)
91…歯顎部
91A…上顎部
91B…下顎部
92…回動接合部
93…ヒンジ部
100…人体模型
200…治療用シート

Claims (7)

  1. 歯顎部を有する頭部模型と、前記頭部模型を取り付け可能な被取付部とを備えた歯科実習装置であって、
    前記頭部模型および前記被取付部の少なくとも一方に、前記頭部模型の角度を検知可能なセンサ部が設けられている
    ことを特徴とする歯科実習装置。
  2. 歯顎部を有する頭部模型と、前記頭部模型を取り付け可能な被取付部とを備えた歯科実習装置であって、
    前記頭部模型および前記被取付部の少なくとも一方に設けられた、前記頭部模型の角度を検知可能なセンサ部と、
    歯科治療器具を載置すると共に、前記歯科治療器具の使用状態を検知可能な器具載置部と、
    前記頭部模型と実習者とを撮影可能なカメラ部とを有する
    ことを特徴とする歯科実習装置。
  3. 前記頭部模型および前記被取付部の少なくとも一方には、それぞれ異なる方向の角度を検知する複数のセンサ部が設けられている
    請求項1または2に記載の歯科実習装置。
  4. 前記頭部模型および前記被取付部の少なくとも一方には、前記頭部模型の回転角度を検知する第一センサ部と、前記頭部模型の上下角度を検知する第二センサ部とが設けられている
    請求項1から3のいずれか1項に記載の歯科実習装置。
  5. 前記センサ部として、角度センサおよび加速度センサの少なくとも一方が用いられる
    請求項1から4のいずれか1項に記載の歯科実習装置。
  6. 前記被取付部が、実習机、人体模型、あるいは人体模型を有する椅子である
    請求項1から5のいずれか1項に記載の歯科実習装置。
  7. 歯顎部を有する頭部模型と、前記頭部模型を取り付け可能な被取付部とを備えた歯科実習装置であって、
    前記頭部模型および前記被取付部の少なくとも一方に、前記頭部模型における上顎部と床面との角度を検知可能な上顎角度センサ部と、
    前記頭部模型の上顎部に対する下顎部の角度を検知可能な下顎角度センサ部とが設けられている
    ことを特徴とする歯科実習装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012055071A1 (zh) * 2010-10-28 2012-05-03 医百科技股份有限公司 牙科注射模拟系统及其方法
JP2012192166A (ja) * 2011-02-28 2012-10-11 Trimunt Corp 咬合器
JP2013088550A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Morita Mfg Co Ltd 医療用実習装置、擬似頭部模型、医療用診療台、及び支持軸

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