JP2010229860A - 可変容量圧縮機 - Google Patents

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俊勝 宮地
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Abstract

【課題】本発明は、オーバーシュートやハンチングを防止し、斜板の可変時の安定性を確保することを目的としている。
【解決手段】ハウジング2内に収容される圧縮機構3と、ハウジング2の一端側に配置される動力伝達機構4と、からなり、圧縮機構3は、動力伝達機構4から伝達された回転動力を受け回転する駆動軸5と、駆動軸5に固定されて一体に回転するラグプレート6と、ラグプレート6に固定されるジャーナル8と、ジャーナル8のスリーブ収容部9内で、駆動軸5の外周面5aに配置され駆動軸5の軸方向に摺動自在に装着されるスリーブ10と、ジャーナル8に固定される斜板11と、斜板11に固定されシリンダボア13内で駆動軸5と同軸方向に往復動するピストン14とを備え、リンク機構7の回動中心から遠い位置に抵抗体15を設け、抵抗体15をスリーブ10と駆動軸5とが接触する可動範囲に配置したことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、可変容量圧縮機に関するものである。
特許文献1に示される可変容量圧縮機100は、図5に示すように、駆動軸101が回転するとこの駆動軸101と一体にラグプレート102が回転し、このラグプレート102の回転がリンク機構103を介してジャーナル104に固定される斜板105に伝達される。斜板105の回転は、一対のピストンシュー106によってピストン107の往復動に変換され、ピストン107がシリンダボア108内を往復動する。このピストン107の往復動により、吸入室113内の冷媒がバルブプレート109の吸入孔110を通じてシリンダボア108内に吸入されたのち圧縮され、バルブプレート109の吐出孔111を通じて吐出室112へと吐出される。冷媒の吐出容量を変化させるべくピストンストロークを変化させるには、斜板105の傾斜角を変化させることで行われる。
特開2007−120394
ところで、上記した可変容量圧縮機100では、摺動摩擦を極力低減し、応答性を良好にしているので、斜板105を可変する場合において、フリクション(摩擦)を非常に小さく設定し過ぎるあまり、斜板105が所望の位置で止まることができず、オーバーシュートやハンチングしやすいという問題がある。このため、斜板105を安定して可変することができないという問題があった。
そこで、上記の課題を解決するために、本発明は、オーバーシュートやハンチングを防止し、斜板の可変時の安定性を確保することを目的としている。
請求項1記載の可変容量圧縮機1は、ハウジング2と、ハウジング2内に収容される圧縮機構3と、ハウジング2の一端側に配置される動力伝達機構4と、からなり、圧縮機構3は、動力伝達機構4から伝達された回転動力を受け回転する駆動軸5と、駆動軸5に固定されて一体に回転するラグプレート6と、リンク機構7を介してラグプレート6に固定されるジャーナル8と、ジャーナル8のスリーブ収容部9内で駆動軸5の外周面5aに配置され駆動軸5の軸方向に摺動自在に装着されるスリーブ10と、ジャーナル8に固定される斜板11と、シュー12を介して斜板11に固定されハウジング2のシリンダボア13内で駆動軸5と同軸方向に往復動するピストン14とを備え、リンク機構7の回動中心から遠い位置に抵抗体15を設け、抵抗体15をスリーブ10と駆動軸5とが接触する可動範囲内に配置したことを特徴とする。
請求項2記載の可変容量圧縮機1は、請求項1記載の可変容量圧縮機1であって、抵抗体15を駆動軸5に設けたことを特徴とする。
請求項3記載の可変容量圧縮機1は、請求項1記載の可変容量圧縮機1であって、抵抗体15をスリーブ10に設けたことを特徴とする。
請求項4記載の可変容量圧縮機1は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の可変容量圧縮機1であって、抵抗体15は、Oリング15であることを特徴とする。
請求項5記載の可変容量圧縮機1は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の可変容量圧縮機1であって、請求項4記載の可変容量圧縮機1であって、駆動軸5又はスリーブ10のどちらか一方に凹部16を形成し、凹部16にOリング15を配設したことを特徴とする。
本発明は、リンク機構の回転中心から遠い位置に抵抗体を設けたことにより、この抵抗体によって効率的に斜板にダンパ効果を与えることができるため、オーバーシュートやハンチングを防止し、斜板の可変時の安定性を確保することができる。
また、抵抗体をスリーブと駆動軸とが接触する可動範囲に配置することによって、確実に斜板にダンパ効果を与えることができる。
さらに、抵抗体をOリングにすることによって、Oリングの圧縮率を自在に変更して抵抗を調整することができるので、より確実にダンパ効果を与えることができる。
本発明のフルストロークの可変容量圧縮機の断面図。 本発明のデストロークの可変容量圧縮機の断面図。 本発明の要部拡大図。 他の実施例の要部拡大図。 従来の可変容量圧縮機の断面図。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜3を用いて詳細に説明する。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1は、フルストローク状態の可変容量圧縮機1の全体断面図、図2は、デストローク状態の可変容量圧縮機1、図3は、本発明の要部拡大図である。
図1に示すように、可変容量圧縮機1は、ハウジング2と、ハウジング2内に収容される圧縮機構3と、ハウジング2の一端側に配置される動力伝達機構4と、からなっている。
ハウジング2は、内部にクランク室17が形成されたフロントハウジング2aと、フロントハウジング2aに隣接され、スルーボルト等で一体固定されたシリンダブロック2bと、このシリンダブロック2bのフロントハウジング2aの反対側に固定されたリヤハウジング2cとで構成され、シリンダブロック2bとリヤハウジング2cとの間にはバルブプレート18が配置されている。また、フロントハウジング2aの一端側には、ベアリング20を介して動力伝達機構4が設けられている。
動力伝達機構4は、エンジン等からの回転駆動力をプーリ部19で受けるプーリ部19と、フロントハウジング2aとの間に配置されるベアリング20と、からなっており、プーリ部19に伝達された回転駆動力を圧縮機構3に伝達する。
この圧縮機構3は、フロントハウジング2aのクランク室17内に配置され、動力伝達機構4から伝達された回転動力を受け回転する駆動軸5と、駆動軸5に固定されて一体に回転するラグプレート6と、リンク機構7を介してラグプレート6に固定されるジャーナル8と、ジャーナル8のスリーブ収容部9内で、駆動軸5の外周面5aに配置され駆動軸5の軸方向に摺動自在に装着されるスリーブ10と、ジャーナル8の外周側に固定される円盤状の斜板11と、シュー12を介して斜板11に固定されシリンダブロック2bのシリンダボア13内で駆動軸5と同軸方向に往復動するピストン14とを備えている。そして、本実施例の可変容量圧縮機1は、駆動軸5に凹部16を設け、凹部16に抵抗体15(以下、Oリング15)を配設している。
以下、圧縮機構3について詳細に説明する。
駆動軸5は、一端側がベアリング21aを介してフロントハウジング2aに支持されており、他端側をベアリング21bを介してシリンダブロック2bに支持され、エンジン等の回転駆動力を受け回転自在に支持されている。図1〜3に示すように、駆動軸5の外周面5aには、後述するスリーブ10の往復動を規制するリターンスプリング22,23と凹部16が形成され、この凹部16には、Oリング15が配設されている。
Oリング15は、適度な圧縮率により凹部16に配設され、駆動軸5の外周面5aを摺動自在に往復動するスリーブ10との間であって、図1及び図2に示すように、斜板11の角度が変更され、スリーブ10が駆動軸5を摺動する場合においても、常にOリング15とスリーブ10とが接触する位置に配置されている。
なお、Oリング15の圧縮率は、Oリング15の直径Hから凹部16の深さhを引いた値をOリング15の直径で割った値とする。
スリーブ10は、略球状で駆動軸5が挿通される開口部10aを有し、外周をジャーナル8のスリーブ収容部9に揺動自在に保持されている。
ジャーナル8は、略ドーナツ形状で、外周側には斜板11が固定され、内周側にはスリーブ10が揺動自在に保持されており、駆動軸5、ラグプレート6、リンク機構7を介して伝達された回転駆動力で斜板11が回転する。
斜板11の外周縁端部には、シュー12を介して複数のピストン14が連結されている。これらのピストン14は、シリンダブロック2bに設けられたシリンダボア13内に挿入されており、所定の角度に傾斜した斜板11が回転することにより、シリンダボア13内を往復動してシリンダボア13内に冷媒を吸入すると共に冷媒を圧縮する。この場合、冷媒の吐出容量を変化させるには、斜板11の傾斜角度を変化させてピストン14のストロークを変化させる。
すなわち、ピストン14の後面側のクランク室17内の圧力とピストン14の前面側の吸入室24の圧力の差圧により斜板11の傾斜角を変化させる。
なお、斜板11の傾斜角は、スリーブ10がリターンスプリング22に抗してシリンダブロック2b側に近接移動すると斜板11の傾斜角が減少し、一方、スリーブ10がリターンスプリング23に抗してシリンダブロック2bから離れる方向に移動すると斜板11の傾斜角が増大する。
上記のように、駆動軸5に凹部16を設け、凹部16にOリング15を配設し、駆動軸5の外周面5aを摺動自在に往復動するスリーブ10とが常に接触するように配置することによって、斜板11にダンパ効果を与えることができるため、オーバーシュートやハンチングを防止し、斜板11の可変時の安定性を確保することができる。
また、Oリング15を凹部16に配設する場合に、圧縮率を自在に変更することができるので、適宜圧縮率を変更することができる。
さらに、駆動軸5とスリーブ10との間にOリング15を配置することで、別部材としての抵抗体を圧縮機構に設ける必要がないので、構造を簡素化することができる。
なお、本実施例においては、Oリング15を凹部16に配設しているが、スリーブ10に常に接触する方向に押圧する押圧手段を加えても良い。すなわち、押圧手段を設けることにより、確実にスリーブ10とOリング15とが接触するので、斜板にダンパ効果を与えることができ、オーバーシュートやハンチングを防止することができる。
図4を用いて実施例2の可変容量圧縮機1について説明する。なお、上記実施例1と同構成部分については、同符号を付して重複した説明を省略する。
上記実施例1においては、駆動軸5に凹部16を形成し、Oリング15を凹部16に配設するという構成としたが、図4に示すように、スリーブ50に凹部56を設け、凹部56にOリング15に配設しても良い。また、スリーブ50にOリング15を設ける場合においても、駆動軸55に常にOリング15が接触する方向に押圧する押圧手段が設けられている。
このように、スリーブ50にOリング15を配置することによって、駆動軸55と接触する位置であればOリング15をどこに設けても良いので、実施例1の効果に加えて、さらに設計を自由にすることができる。
1 可変容量圧縮機
2 ハウジング
3 圧縮機構
4 動力伝達機構
5 駆動軸
5a 外周面
6 ラグプレート
7 リンク機構
8 ジャーナル
9 スリーブ収容部
10 スリーブ
11 斜板
12 シュー
13 シリンダボア
14 ピストン
15 抵抗体

Claims (5)

  1. ハウジング(2)と、前記ハウジング(2)内に収容される圧縮機構(3)と、前記ハウジング(2)の一端側に配置される動力伝達機構(4)と、からなり、前記圧縮機構(3)は、動力伝達機構(4)から伝達された回転動力を受け回転する駆動軸(5)と、駆動軸(5)に固定されて一体に回転するラグプレート(6)と、リンク機構(7)を介してラグプレート(6)に固定されるジャーナル(8)と、ジャーナル(8)のスリーブ収容部(9)内で駆動軸(5)の外周面(5a)に配置され駆動軸(5)の軸方向に摺動自在に装着されるスリーブ(10)と、ジャーナル(8)に固定される斜板(11)と、シュー(12)を介して斜板(11)に固定され前記ハウジング(2)のシリンダボア(13)内で駆動軸(5)と同軸方向に往復動するピストン(14)とを備え、
    前記リンク機構(7)の回動中心から遠い位置に抵抗体(15)を設け、前記抵抗体(15)を前記スリーブ(10)と前記駆動軸(5)とが接触する可動範囲に配置したことを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
  2. 請求項1記載の可変容量圧縮機(1)であって、
    前記抵抗体(15)を駆動軸(5)に設けたことを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
  3. 請求項1記載の可変容量圧縮機(1)であって、
    前記抵抗体(15)をスリーブ(10)に設けたことを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の可変容量圧縮機(1)であって、
    前記抵抗体(15)は、Oリング(15)であることを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
  5. 請求項4記載の可変容量圧縮機(1)であって、
    前記駆動軸(5)又は前記スリーブ(10)の少なくともどちらか一方に凹部(16)を形成し、前記凹部(16)にOリング(15)を配設したことを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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