JP2010229673A - 水洗便器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ボウル部1Aと、該ボウル部1Aの内面に光を照射する発光部10と、該発光部10の点灯を制御する制御部7とを設け、該制御部7をボウル部1A内の洗浄水の水面を上昇させて発光部10を点灯させることにより、光がボウル部1Aと洗浄水との界面で反射された後、洗浄水の水面で反射されて再びボウル部1Aの内面に照射され、洗浄水に浸かっているボウル部1Aの内面全体が洗浄及び殺菌される。
【選択図】図1
Description
例えば、特許文献1には、便蓋を開閉するためのヒンジ部に紫外線LEDを設けて、弁蓋の閉鎖時及び開放時の両方において便鉢内に紫外線を照射する水洗便器が開示されている。また、特許文献2には、汚水流路体のトラップ部に紫外線光源と透光部とを設けた水洗便器が開示されている。さらに、特許文献3には、洗浄水を流出させる放水路に光源を設け、洗浄水が流出している間、光源から光を出射させる水洗便器が開示されている。
<実施形態1>
図1は、本発明に係る実施形態1の水洗便器の構成を示す斜視図であり、一部を断面にして示している。
この実施形態1の水洗便器は、発光部10が設けられた便鉢1と、発光部10のオンオフ及び洗浄水の給排水を制御する制御部7を含んでいる。
以下、本実施形態1の発光部10及び制御部7についてより具体的に説明する。
尚、例えば、殺菌効果の目的では、殺菌効果の高い波長200nm〜300nmの紫外光を利用すれば良い。
また、覚醒レベルを上げないためには、例えば、色温度が3000K以下の光を利用すればよい。
具体的には、まず、便器使用者が洗浄水を流した後、排水が完了したことを示す情報を、例えば、排水部5の排水動作制御装置(図示はしていない。)から受信する。
排水完了信号を受信したら、例えば、排水弁(図示はしていない。)を閉じて、洗浄水を便鉢に注ぐように、例えば、給水ポンプを作動させ、洗浄水が所定の高さになるまで、洗浄水を増加させる。
また、給水ポンプを始動する前に、発光部10を点灯させるようにしてもよく、このようにすると排水部5の洗浄及び殺菌に始まり、その後順次洗浄及び殺菌領域を上方に移動させていくことができる(図2A,図2B)。
さらに、便蓋(図示はしていない。)を閉じた後に発光部10を点灯させるようにすることもでき、これにより、就寝時に使用する際の必要以上の覚醒を防止できる。特に、紫外光を使用する場合には、使用者の目を痛めることを防止できる。
例えば、便蓋が閉じられたときに発光部10を点灯させるともに給水を開示し、便蓋が開けられたときに消灯するとともに排水して使用時の水位まで下げるようにすることもできる。
以下、その樹脂を用いた便鉢の製造方法について説明する。
<インサート成形>
インサート成形する場合には、まず、透光部11となる透明部材を作製する。次に、その透明部材を金型内にセットして、便鉢本体となる樹脂を注入する(射出成形)。このような工程により、容易に、透光部11を備えた便鉢を作製することができる。
まず、便鉢1の形状に対応するキャビティー(空洞)を有する金型を準備する。
この金型は、例えば、2つに分割して形成され、便鉢本体となる樹脂Aを注入するための第1射出口と透光部11となる樹脂Bを注入するための第2射出口とを有している。
この第1射出口と第2射出口とは、便鉢における透光部11の位置や射出成形の際の条件(樹脂の温度、成形圧力及び金型の一部の駆動)を考慮して、便鉢における所望の位置に透光部11が形成されるように設定される。
このような工程により、容易に、透光部11を備えた便鉢を作製することができる。
図3は、本発明に係る実施形態2の水洗便器の構成を示す断面図であり、発光部10aを含む一部の断面を示している。
この図3に示す実施形態2の水洗便器は、排水部5に発光部を設けるのではなく、洗浄水流路6に発光部10aを設けている点で実施形態1の水洗便器とは異なっている。実施形態2の水洗便器は、発光部の位置を除いて、実施形態1の水洗便器と同様に構成されている。
例えば、便器使用者が洗浄水を流した後の排水が完了したことを検出した後、排水弁を閉じて、洗浄水を便鉢に注ぎ、注水中又は注水後に、発光部10aを点灯させることができる。発光部10を点灯させるタイミングは、洗浄水給水ポンプを始動する際、洗浄水給水ポンプの作動中、洗浄水給水ポンプの作動後等、任意に設定することができる。
また、便蓋を閉じた後に発光部10を点灯させるようにすることもでき、便蓋が開けられたときに消灯するようにすることもできる。
尚、この実施形態2では、洗浄水流路6を流れる洗浄水を光導波路として利用することが好ましく、したがって、洗浄水流路6を洗浄水が流れているとき、または洗浄水流路6内に洗浄水が満たされているときに、発光部10aを点灯させることが好ましい。
図5は、本発明に係る実施形態3の水洗便器の構成を示す断面図であり、発光部10aを含む一部の断面を示している。
この実施形態3の水洗便器は、実施形態2の水洗便器においてさらにバブル発生器20を洗浄水流路6に設けたことを特徴としている。このように構成された実施形態3の水洗便器では、バブル発生器20によって洗浄水流路6中の洗浄水に泡(バブル)を発生させることができるので、その泡によって発光部10aから入射された光を効率よく導き、拡散させることが可能になる。
すなわち、この実施形態3の水洗便器では、洗浄中にバブル発生器20と発光部10aとを同時に作動することにより、洗浄中(洗浄水の吐出中)に洗浄水内を導波する光がバブルによって散乱されて、繰り返し便鉢内面に照射されるので、光による洗浄殺菌効果を高めることができる。これにより、水洗洗浄だけで、常に便鉢内面を清潔に保つことが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、光源が直接視認されないような位置に発光部をもいけているので、覚醒レベルを容易に低くすることができる。
また、洗浄水により光を拡散させているので、照度の適度に調整することが可能であり、覚醒レベルの低い照明として使用できる。
3 リム部、
3c リム裏面、
3g 洗浄水ガイド溝、
4 吐出口、
5 排水部、
6 洗浄水流路、
6a 給水口、
7 制御部、
10,10a 発光部、
11 透光性窓部、
12 光源、
20 バブル発生器。
Claims (12)
- 便鉢と該便鉢の内面に光を照射する発光部と該発光部の点灯を制御する制御部とを備え、該制御部は、前記便鉢内の洗浄水の水面を上昇させて前記発光部を点灯させることを特徴とする水洗便器。
- 前記便鉢の下端部には排水部が設けられており、該排水部に前記発光部が設けられている請求項1記載の水洗便器。
- 前記便鉢の上部に前記洗浄水を吐出する吐出口を有し、その吐出口に繋がる洗浄水流路に前記発光部が設けられている請求項1記載の水洗便器。
- 前記発光部は、前記洗浄水流路の給水口の近傍に設けられ、前記洗浄水流路を流れる洗浄水と同じ向きに前記発光部からの光が入射される請求項3記載の水洗便器。
- 前記洗浄水中にバブルを発生させるバブル発生器をさらに備え、前記制御部は前記ボウル部内の洗浄水の水面を上昇させる際にバブル発生器を駆動させる請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記制御部は、使用後に前記便鉢内の洗浄水の水面を上昇させて前記発光部を点灯させることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記水洗便器はさらに前記便鉢を覆う便蓋を有し、前記制御部は、前記便蓋が閉じられたときに前記洗浄水の水面を上昇させて前記発光部を点灯させることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記便鉢の上端部にリム部を有し、前記制御部は洗浄水の水面を前記リム部の一部が浸かるまで上昇させて発光部を発光させる請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記発光部は前記便鉢の一部に設けられた透光性窓部と該透光性窓部を介して光を入射する光源とを有してなる請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記便鉢は樹脂からなる請求項9記載の水洗便器。
- 洗浄水を吐出させる吐出口と前記吐出口に繋がる洗浄水流路とを有する水洗便器において、発光部とバブル発生器を有し、前記バブル発生器によって発生されたバブルを含む洗浄水が前記洗浄水流路を流れる際に前記発光部の光が照射される水洗便器。
- 前記バブル発生器は前記洗浄水流路に接続されており、前記バブル発生器と前記吐出口の間に前記発光部が設けられている請求項11記載の水洗便器。
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---|---|---|---|---|
JP2007023683A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Inax Corp | 防汚流路体及び洋風便器 |
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JP2008002138A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 洋風便器装置 |
JP2008138419A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Matsushita Electric Works Ltd | 水洗便器 |
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- 2009-03-26 JP JP2009076854A patent/JP2010229673A/ja active Pending
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