JP2010228177A - ページめくり機構及びページめくり機構付冊子読取装置 - Google Patents

ページめくり機構及びページめくり機構付冊子読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】確実に冊子のページを分離し、重送や空送を回避することができるページめくり機構を提供する。
【解決手段】冊子90のページをめくる前に、押圧部材2と分離部材10との離間距離を変化させて、最上ページ90dを押圧部材2と分離部材10間で上方に膨出させ、ページ状態検出センサ41で、最上のページの状態を検知し、押圧部材2と分離部材10との離間距離と、上方に膨出させた最上ページ90dが、ページが重なっている状態、ページが1枚の状態、及びページが膨出されていない状態のいずれか状態との関係を記憶した押圧位置テーブルを作成し、当該押圧位置テーブルから、最上ページを分離する際に最適な押圧部材2と分離部材10との離間距離を選択して、重送及び空送を回避する。
【選択図】図9

Description

本発明は、冊子のページを順次めくる技術に関する。
従来から、特許文献1に示されるようなページめくり機構がある。このページめくり機構は、それぞれ、独立して回転可能な複数のページめくりローラの、それぞれの回転開始時期を異ならせることにより、最上ページを捩って当該最上ページと次ページとを分離し、1ページのみをめくるように構成した装置である。このように、冊子の最上ページを分離してから、ページをめくるようにしたのは、静電気等密着した2枚以上のページをめくってしまわないようにするためである。
しかしながら、このようなページめくり機構では、ページを捩る動作を有することから、捩られるページにストレスがかかってしまい、前記ページが破れてしまう恐れがある。
そこで、特許文献2に示されるよう給紙装置がある。給紙装置は、重ね合わされた用紙と上方から接触する回転ローラと、前記用紙を押圧する押さえ手段を有していて、前記回転ローラと前記押さえ手段との間で、用紙を上側に膨出させて、最上の用紙と、次の用紙とを分離する機構を備えている。
特開平4−216996号公報 特開平7−69468号公報
しかしながら、紙質(紙の厚さや、紙のこし)が変化すると、最上の用紙と次の用紙とを分離することができず、複数枚の用紙を給紙してしまう(重送)問題があった。或いは、回転ローラと押さえ手段との間で、用紙上側に膨出させることができず、用紙を送給できない(空送)という問題があった。このような用紙を分離する機構を、冊子のページめくり機構に適用する場合にも、前記重送や空送の問題が生じてしまう。本発明は、上記問題を解決し、確実にページを分離し、重送や空送を回避することができるページめくり機構を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、
重ね合わされた複数枚のページの一端が綴じ部で綴じられた冊子のページを、1ページずつめくるページめくり機構において、
冊子を保持する保持手段と、
前記保持手段で見開き状態で保持された冊子の最上ページの一部を押圧する押圧部材と、
前記押圧部材を、冊子の自由端から綴じ部方向又はこれと反対方向に移動させる移動手段と、
前記最上ページの一部と接触する分離部材と、
前記最上ページの一部を前記押圧部材で押圧させた状態で、前記分離部材を、前記最上ページの前記押圧部材で押圧している位置よりも自由端側に接触させながら、前記最上ページを前記冊子の綴じ部方向に移動させることで、前記最上ページを前記押圧部材と分離部材との間で膨出させて、前記最上ページと次ページとを分離するページ分離手段と、
前記ページ分離手段が膨出させて分離した前記最上ページの裏面側からシャフトを挿入し、当該シャフトを綴じ部側に移動させることで、前記最上ページをめくるページめくり手段と、
前記ページ分離手段で膨出させた最上ページが、ページが重なっている状態、ページが1枚の状態、及びページが膨出されていない状態のいずれかにあるかを検知するページ状態検知手段と、
前記押圧部材と分離部材との離間距離と、前記ページ分離手段で膨出させた最上ページが、ページが重なっている状態、ページが1枚の状態、及びページが膨出されていない状態のいずれか状態との関係を記憶した押圧位置テーブルを記憶する記憶手段と、
前記ページ分離手段で前記最上ページを膨出させたときの、前記押圧部材の綴じ部からの位置と、前記ページ状態検知手段が検知した検知結果を前記押圧位置テーブルに記入する記入手段と、
前記押圧位置テーブルを参照して、最上ページを分離する際の前記押圧部材と分離部材との離間距離を決定する押圧位置決定手段とを有し、
前記ページめくり手段で最上ページをめくる前に、前記記入手段が押圧位置テーブルに検知結果を記入し、前記圧位置決定手段が最上ページを分離する際の前記押圧部材と分離部材との離間距離を決定するように構成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
ページ状態検知手段を、押圧部材の移動に随伴させるように構成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、
請求項1又は請求項2のいずれかに記載のページめくり機構と、
前記ページめくり機構がめくった後に、新しく見開かれたページを読み取る読取部と、
を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、冊子を保持する保持手段と、前記保持手段で見開き状態で保持された冊子の最上ページの一部を押圧する押圧部材と、前記押圧部材を、冊子の自由端から綴じ部方向又はこれと反対方向に移動させる移動手段と、前記最上ページの一部と接触する分離部材と、前記最上ページの一部を前記押圧部材で押圧させた状態で、前記分離部材を、前記最上ページの前記押圧部材で押圧している位置よりも自由端側に接触させながら、前記最上ページを前記冊子の綴じ部方向に移動させることで、前記最上ページを前記押圧部材と分離部材との間で膨出させて、前記最上ページと次ページとを分離するページ分離手段と、前記ページ分離手段が膨出させて分離した前記最上ページの裏面側からシャフトを挿入し、当該シャフトを綴じ部側に移動させることで、前記最上ページをめくるページめくり手段と、前記ページ分離手段で膨出させた最上ページが、ページが重なっている状態、ページが1枚の状態、及びページが膨出されていない状態のいずれかにあるかを検知するページ状態検知手段と、前記押圧部材と分離部材との離間距離と、前記ページ分離手段で膨出させた最上ページが、ページが重なっている状態、ページが1枚の状態、及びページが膨出されていない状態のいずれか状態との関係を記憶した押圧位置テーブルを記憶する記憶手段と、前記ページ分離手段で前記最上ページを膨出させたときの、前記押圧部材の綴じ部からの位置と、前記ページ状態検知手段が検知した検知結果を前記押圧位置テーブルに記入する記入手段と、前記押圧位置テーブルを参照して、最上ページを分離する際の前記押圧部材と分離部材との離間距離を決定する押圧位置決定手段とを有し、前記ページめくり手段で最上ページをめくる前に、前記記入手段が押圧位置テーブルに検知結果を記入し、前記圧位置決定手段が最上ページを分離する際の前記押圧部材と分離部材との離間距離を決定するように構成したことを特徴とする。
このため、ページをめくる前に、最上ページと次ページを分離させるのに最適な、押圧部材と分離部材との離間距離を決定することができ、冊子の紙質が変わった場合であっても、確実にページを分離することができるため、2枚以上のページをめくってしまう重送や、ページをめくることができない空送の発生を回避することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ページ状態検知手段を、押圧部材の移動に随伴させるように構成したことを特徴とする。
このため、ページ状態検知手段と押圧部材との位置関係が常に一定に保たれる。従って、ページ分離時にページ状態検知手段は、最上ページが膨出した位置に常に位置されることから、最上ページの状態を確実に検知することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載のページめくり機構と、前記ページめくり機構がめくった後に、新しく見開かれたページを読み取る読取部と、
を有することを特徴とする。
このため、読取して電子化する冊子のページの紙質が変わったとしても、2枚以上のページをめくってしまう重送や、をめくることができない空送の発生を防止することが可能となり、重送によりページが欠損して電子化されることや、空送によりページが読取されない問題を防止することが可能となった。
ページめくり機構付冊子読取装置の全体図である。 押圧部材移動機構の説明図である。 センサ取付部の説明図である。 めくり部材の説明図である。 ページめくり機構付冊子読取装置のブロック図である。 押圧位置テーブルの説明図である。 ページめくり読取処理のフロー図である。 ページ分離処理の説明図である。 ページ分離処理及び重送検知処理の説明図である。 ページめくり処理の説明図である。 ページめくり処理の説明図である。 ページめくり処理の説明図である。
(ページめくり機構付冊子読取装置の構造)
以下に図面を参照しつつ、本発明の好ましい実施の形態を示す。本発明のページめくり機構付冊子読取装置50は、重ね合わされた複数枚のページ90aの一端が綴じ部90bで綴じられた冊子90のページ90aを、1ページずつめくりながら、新しく見開かれたページ90aを順次読取して、冊子90の内容を電子化する装置である。
図1(A)はページめくり機構付冊子撮像装置50の平面図で、図1(B)はページめくり機構付冊子撮像装置50の正面図である。1は保持部(保持手段)である。図1に示される実施形態では、保持部1は台形状である。この保持部1には、冊子90が見開きの状態で載置されて、保持されるようになっている。
保持部1上を横切るように、押圧部材2が配設されている。押圧部材2は、図に示される実施形態では棒状であり、保持部1で見開き状態で保持された冊子の最上ページ90dの一部を押圧する部材である。図1に示されるように、保持部1上に見開き状態で冊子90が載置された冊子90の綴じ部90bと、押圧部材2とが平行になるように、押圧部材2が配設されている。押圧部材2は、押圧部材移動機構(移動手段)により、上下方向及び水平方向に移動可能となっている。図2に押圧部材移動機構の説明図を示す。図2において、(A)は押圧部材移動機構の上面図、(B)は押圧部材移動機構の正面図、(C)は押圧部材上下動機構の説明図である。押圧部材移動機構は、押圧部材2を水平方向に移動させる押圧部材水平動機構と、押圧部材2を上下方向に移動させる押圧部材上下動機構から構成されている。
押圧部材上下動機構は、図2の(B)に示される実施形態では、ラック3、ギア4、押圧部材上下動用モータ31、そして、基部材5とから構成されている。ラック3は、基部材5に上下方向移動可能に取り付けられている。押圧部材2は、ラック3の下端に取り付けられている。押圧部材上下動用モータ31は、基部材5に取り付けられている。押圧部材上下動用モータ31の回転軸には、ギア4が取り付けられている。ギア4は、ラック3と係合している。押圧部材上下動用モータ31を駆動することにより、押圧部材2が上下方向に移動するようになっている。
押圧部材水平動機構(移動手段)は、図2の(A)や(B)に示されるように、環状ベルト6と、押圧部材水平動用モータ33とから構成されている。環状ベルト6は、長手方向が水平方向となるように配設されている。環状ベルト6には、押圧部材上下動機構の基部材5が取り付けられている。環状ベルト6は、押圧部材水平動用モータ33により、回転されるようになっている。押圧部材水平動用モータ33が駆動することにより、基部材5が水平方向に移動し、更に、押圧部材2が水平方向に移動するようになっている。基部材5の上方には、基部材5の移動方向に沿ってストッパー7が配設されている。押圧部材2での最上ページ90dの押圧時に、基部材5がストッパー7に当接し、基部材5の浮き上がりが防止される。
保持部1上には、分離部材10が配設されている。図1に示されるように、保持部1上に見開き状態で冊子90が載置された冊子90の綴じ部90bと、分離部材10とが平行になるように、分離部材10が配設されている。分離部材10は、押圧部材2よりも、保持部1の端部1a側に配設されている。言い換えると、分離部材10は、冊子90が見開き状態で保持部1に載置された状態で、冊子90の自由端90c側に位置している。分離部材10の下端には、ゴム等の摩擦係数が大きい材質で構成された高摩擦部10aが形成されている。
分離部材10は、分離部材移動機構により、上下方向及び水平方向に移動可能となっている。なお、分離部材移動機構の構造は、前述した押圧部材移動機構と同様であるので、詳細な説明は省略する。分離部材10は、分離部材上下動用モータ35(図5に示す)により、上下方向に移動されるようになっている。また、分離部材10は、分離部材水平動用モータ35(図5に示す)により、水平方向に移動されるようになっている。
図9や図10に示されるように、分離部材10の高摩擦部10aは、最上ページ90dの押圧部材2で押圧している位置よりも自由端90c側に接触する。そして、分離部材10は、冊子90の綴じ部90b方向に移動されることで、最上ページ90dを冊子90の綴じ部90b方向に移動させる。すると、最上ページ90dは、冊子90の綴じ部90b方向に移動されることで、押圧部材2と分離部材10との間で上方に膨出する。即ち、最上ページ90dが次ページ90eから分離される(図10に示す)。前述したように、分離部材10の下端には、高摩擦部10aが形成されているので、最上ページ90dを分離する際に、最上ページ90dと分離部材10とが滑らず、最上ページ90dを上方に膨出させることができるようになっている。
環状ベルト6には、図3に示されるセンサ支持部材9が、その取付部9bで取り付けられている。図1の(A)に示されるように、センサ支持部材9は、押圧部材2と分離部材10の間に配設されている。センサ支持部材9は、取付部9bと、この取付部9bに対して摺動自在に取り付けられた摺動部材9aとから構成されている。摺動部材9の先端には、互いに対向するセンサ取付部9c、9dが形成されている。センサ取付部9c、9dには、それぞれ、送波部41a、受波部41bからなるページ状態検知センサ41が取り付けられている。送波部41aと受波部41bは互いに対向している。センサ支持部材9のセンサ取付部9c、9dは、保持部1側を向いている。
摺動部材9は、ページ状態検知センサ移動用モータ43(図5に示す)によって、保持部1側に退出動するようになっている。このため、図9の(2)に示されるように、上方に膨出された最上ページ90dを、送波部41aと受波部41bで挟んで、当該最上ページ90dの状態(後述するように、ページが重なっている状態(重送)、ページが1枚の状態(1枚)、及びページが膨出されていない状態のいずれかの状態)を検知することができるようになっている。センサ支持部材9は、環状ベルト6に取り付けられているので、押圧部材2の水平方向の移動に随伴して移動するようになっている。このため、図9や図10に示されるように、ページ分離時にセンサ支持部材9は、最上ページ90dが膨出した位置に常に位置されることから、上方に膨出された最上ページ90dを、送波部41aと受波部41bで挟むことができ、当該最上ページ90dの状態を確実に検知することができるようになっている。
11はめくり部材である。図4に示されるように、めくり部材11は、取付部11bと、この取付部11bに対して摺動自在に取り付けられためくりシャフト11aから構成されている。めくり部材11の取付部11bは、めくり部材水平動機構に取り付けられている。このため、めくり部材11は水平方向に移動可能となっている。めくり部材水平動機構は、前述した押圧部材水平動機構と同様の構造である。めくり部材11は、めくり部材水平動用モータ39により、冊子90の一方の自由端90c側から他方の自由端90f側又はこれと反対側に水平方向に移動されるようになっている。
めくりシャフト11aは、めくりシャフト差し込み用モータ47(図5に示す)によって、保持部1側に退出動するようになっている。図10の(2)の動作に示されるように、めくりシャフト11は、上方に膨出された最上ページ90dの裏面側に差し込まれ、図12に示されるように、めくり部材11が冊子90の一方の自由端90c側から他方の自由端90f側に水平動されることにより、最上ページ90dをめくることができるようになっている。
24は読取部であり、新しく見開かれたページ90aを、順次読み取る装置である。読取部24は、1列に配置されたCCDやCMOS等の受光素子を有していて、前記受光素子が光を受光することによって発生した電荷を読み取る装置である。読取部24は、読取部移動用モータ45(図5に示す)により、水平方向に移動可能となっている。このため、保持部1上に見開き状態で載置された冊子90の一方の自由端90fから他方の自由端90cまで、読取部24を移動させて、順次前記受光素子で読み取ることにより、前記ページ90aを読み取ることができるようになっている。或いは、2次元に配置された受光素子を有する読取部24で、見開かれたページ90aを読み取る構成にしても差し支えない。
(ページめくり機構付冊子読取装置のブロック図)
図5にページめくり機構付冊子読取装置50のブロック図を示して、当該ブロック図の説明をする。ページめくり機構付冊子読取装置50は、CPU21、RAM22、ROM23、読取部ドライバ25、インターフェース27を有していて、これらは相互にバス49で接続されている。読取部ドライバ25には、読取部24が接続している。モータドライバ32、34、36、38、40、44、46、48は、バス49に接続している。
各モータドライバ32、34、36、38、40、44、46、48には、それぞれ、押圧部材上下動用モータ31、押圧部材水平動用モータ33、分離部材上下用モータ35、分離部材水平動用モータ37、めくり部材水平動用モータ39、ページ状態検知センサ差し込み用モータ43、読取部移動用モータ45、めくりシャフト差し込み用モータ47が接続している。前記各モータドライバは、接続する各モータに駆動電流を供給する電源回路である。
ページ状態検知センサ41は、本実施形態では、送波部41aと受波部41bとからなる超音波センサである。送波部41aは受波部41bに超音波を送波する。
センサドライバ42は、バス49に接続している。センサドライバ42には、ページ状態検知センサ41が接続している。センサドライバ42は、ページ状態検知センサ41で検知した検知信号の物理的又は論理的な形式を変換し、バス49に出力する。本実施形態では、センサドライバ42は、後述するページ状態検知プログラム23bからの命令に基づいて、送波部41aに超音波を出力させる信号を出力する。また、本実施形態では、センサドライバ42は、A/Dコンバータを有していて、受波部41bで受波した超音波の強度に応じた検知信号を、デジタル信号の検知信号に変換し、バス49に出力する。
CPU21は、RAM22、ROM23と協動して、各種演算、処理を行う。
RAM22(記憶手段)は、CPU21で処理されるプログラムや、CPU21が処理するデータを、そのアドレス空間に一時的に記憶する。RAM22は、押圧位置テーブル記憶領域22aを有している。RAM22の押圧位置テーブル記憶領域22aには、図6に示されるような、「押圧位置テーブル」が記憶されるようになっている。「押圧位置テーブル」は、押圧部材2と分離部材10との離間距離(押圧部材と分離部材との離間距離(mm))と、ページ状態検知センサ41が検出した検知信号の信号レベル(ページ状態センサ出力)及び、前記信号レベルに基づいて判断した最上ページ90dの状態(ページの状態)との関係を表したテーブルである。なお、前記した膨出させた最上ページ90dの状態とは、ページが重なっている状態(重送)、ページが1枚の状態(1枚)、及びページが膨出されていない状態(空送)のいずれかの状態である。なお、不揮発性メモリーをバス49に接続し、この不揮発性メモリーの押圧位置テーブル記憶領域に「押圧位置テーブル」を記憶させても差し支えない。
ROM23には、ページめくり機構付冊子読取装置50を制御する各種プログラムが記憶されている。ROM23には、ページ分離プログラム23a、ページ状態検知プログラム23b、押圧位置テーブル作成プログラム23c、最適距離選択プログラム23d、ページめくりプログラム23e、読取プログラム23f等のプログラムが記憶されている。当該各種プログラムが、CPU21で処理されることにより、各種機能を実現している。
ページ分離プログラム23aは、モータドライバ32、34、36、38に制御信号を出力して、押圧部材上下動用モータ31、押圧部材水平動用モータ33、分離部材上下動用モータ35、分離部材水平動用モータ37を制御し、図9や図10に示されるように、最上ページ90dを、押圧部材2と分離部材10との間で上方に膨出させて、冊子90の最上ページ90dと次ページ90eとを分離させる。詳しくは、図7に示されるS23、S34「ページ分離」の処理で説明する。
ページ状態検知プログラム23bは、センサドライバ42に検知開始の命令を出力し、送波部41aで超音波を出力させる。また、ページ状態検知プログラム23bは、受波部41bで超音波が受波され、センサドライバ42で変換して出力された検知信号に基づいて、めくろうとしている最上ページ90dが、重なっている状態(重送)か、1枚の状態か、ページ90aが上方に膨出されていない状態(空送)かを判断する。詳しくは、図7に示されるS24「ページ状態検知」の処理で説明する。
押圧位置テーブル作成プログラム23c(記入手段)は、前記したページ状態検知プログラム23bが検知したページ90aの状態の情報に基づいて、前述した「押圧位置テーブル」(図6に示す)を作成する。詳しくは、図7に示されるS27「結果を押圧位置テーブルへ記入」の処理で説明する。
最適距離選択プログラム23d(押圧位置決定手段)は、図6に示される「押圧位置テーブル」を参照して、最上ページ90dと次ページ90eとを分離するに際して、重送や空送が起こらない最適な押圧部材2と分離部材10との離間距離を選択する。詳しくは図7に示されるS31「押圧位置テーブルから最適距離を選択」の処理で説明する。
ページめくりプログラム23eは、モータドライバ40、48に制御信号を出力することにより、めくり部材水平動用モータ39及びめくりシャフト差し込み用モータ47を駆動させて、めくりシャフト11aで最上ページ90dをめくらせる。詳しくは、図7に示されるS35「シャフト挿入」の処理、及びS36「ページめくり」の処理で説明する。
読取プログラム23fは、読取部ドライバ25に読取開始命令を、モータドライバ46に制御信号を出力することにより、読取部24で、新しく見開かれたページ90aを読取させる。詳しくは、図7に示されるS37「ページ読取」の処理で説明する。
なお、ページ分離プログラム23a、ページ状態検知プログラム23b、押圧位置テーブル作成プログラム23c、最適距離選択プログラム23d、ページめくりプログラム23e、読取プログラム23fを、ASIC(ApplicationSpecific Integrated Circuit)として構成することとしても差し支えない。
読取部ドライバ25は、A/Dコンバータ、画像処理回路を有していて、読取部24の各受光素子で読み取った電荷を階調表現し、画像データを生成する。
インターフェース27は、信号の物理的又は論理的な形式を変換する。インターフェース27には、例えば、パーソナルコンピュータ99が接続されている。インターフェース27の規格には、LAN(Local Area Networkの略)やUSB(Unversal Serial Busの略)が含まれる。パーソナルコンピュータ99からインターフェース27に入力された伝送信号は、インターフェース27で変換されて、バス49に出力される。また、バス49からインターフェース27に入力された信号は、インターフェース27で伝送信号に変換されて、パーソナルコンピュータ99に出力される。ユーザは、パーソナルコンピュータ99の入力装置(例えば、マウスやキーボード)を操作することにより、ページめくり機構付冊子読取装置50を操作することができる。また、読取部24で読取された画像データを、パーソナルコンピュータ99に送信することにより、前記画像データをパーソナルコンピュータ99で保存できるようになっている。インターフェース27にタッチパネル等の操作部を接続し、当該操作部でページめくり機構付冊子読取装置50を操作するように構成しても差し支えない。
(ページめくり読取処理のフローの説明)
ページめくり読取処理のフロー図を図7に示し、以下当該フローの説明をする。ユーザが、載置部1に冊子90を見開き状態で載置し、更に、ユーザがパーソナルコンピュータ99等の入力装置を操作することにより、冊子90を順次読み取る命令が、インターフェース27に入力されると、ページめくり読取処理が開始し、S11の判断処理に進む。
S11「押圧位置テーブルにデータ有り?」の判断処理において、ページ分離プログラム23aは、RAM22の押圧位置テーブル記憶領域22aに、「押圧位置テーブル」が記憶されているか、又は「押圧位置テーブル」に「ページの状態」が全て記入されているか否かを判断する。ページ分離プログラム23aが、RAM22の押圧位置テーブル記憶領域22aに、「押圧位置テーブル」が記憶されていないと判断した場合、又は「押圧位置テーブル」に「ページの状態」が全て記入されていないと判断した場合には(S11がNO)、S21の処理に進む。一方で、ページ分離プログラム23aが、RAM22の押圧位置テーブル記憶領域22aに記憶された「押圧位置テーブル」に「ページの状態」が全て記入されていると判断した場合には、S31の処理に進む。
S21「押圧位置テーブルに基づいて押圧部材を移動」の処理において、ページ分離プログラム23aは、モータドライバ34に制御信号を出力して、押圧部水平動用モータ33を駆動させて、押圧部材2を水平方向に移動させる(図8の(1)の動作)。なお、押圧部材2は、「押圧位置テーブル」の「ページの状態」が未だ記入されていない「押圧部材と分離部材との離間距離」となるように移動される。S21の処理が終了すると、S22の処理に進む。
S22「ページ押圧」の処理において、ページ分離プログラム23aは、モータドライバ32に制御信号を出力し、押圧部材上下動用モータ31を駆動させて、押圧部材2を下降させて、押圧部材2で最上ページ90dを押圧させる(図8の(2)の動作)。S22の処理が終了すると、S23の処理に進む。
S23「ページ分離」の処理において、ページ分離プログラム23aは、モータドライバ36に制御信号を出力し、分離部材上下動用モータ35を駆動させて、分離部材10を下降させて、分離部材10の高摩擦部10aを最上ページ90dに接触させる。次に、ページ分離プログラム23aは、モータドライバ38に制御信号を出力し、分離部材水平動用モータ37を駆動させて、分離部材10を押圧部材2側に移動させて、最上ページ90dを押圧部材2と分離部材10との間で上方に膨出させる(図9の(1)の動作)。この際に、押圧部材2と分離部材10との離間距離が適正であれば、最上ページ90dと次ページ90eとが分離される。S23の処理が終了すると、S24の処理に進む。
S24「ページ状態検知」の処理において、ページ状態検知プログラム23bは、モータドライバ44に制御信号を出力し、ページ状態検知センサ移動用モータ43を駆動させて、摺動部材9aを冊子90側に移動させて、上方に膨出された最上ページ90dを送波部41aと受波部41bで挟ませる(図9の(2)の動作)。次に、ページ状態検知プログラム23bは、センサドライバ42に、送波部41aで超音波を送波させる命令を出力する。送波部41aで出力された超音波は、上方に膨出された最上ページ90dを透過し、受波部41bで受波される。受波部41bで受波されさた超音波は、センサドライバ42で「検知信号」に変換され、当該「検知信号」がバス49を介して、RAM22に記憶される。ページ状態検知プログラム23cは、RAM22に記憶された「検知信号」の大きさに応じて、最上ページ90dに次ページ90eや更に次ページが重なっている状態(重送)(図9の(B)の状態)、上方に膨出されたページ90aが最上ページ90d1枚だけの状態(図10の(B)の状態)、最上ページ90dが上方に膨出されていない状態(空送)のいずれかの状態を検知する。つまり、重送状態では、送波部41aで出力された超音波は、最上ページ90d及び次ページ90eや更に次ページを透過する際に、複数回減衰するため、「検知信号」はかなり小さくなる。一方で、最上ページ90dが上方に膨出されていない場合には、送波部41aで出力された超音波は、最上ページ90dを透過しないので、減衰することなく、受波部41bに到達し、「検知信号」が大きくなる。また、上方に膨出されたページ90aが最上ページ90d1枚の状態である場合には、送波部41aから送波された超音波は、最上ページ90dを透過する際に、1回減衰するため、「検知信号」が少し小さくなる。「検知信号」をRAM22に記憶すると、ページ状態検知プログラム23dは、モータドライバ44に制御信号を出力し、ページ状態検知センサ移動用モータ43を駆動させて、送波部41aと受波部41bを最上ページ90dから抜く。S24の処理が終了すると、S27の処理に進む。
S27「結果を押圧位置テープルへ記入」の処理において、押圧位置テーブル作成プログラム23cは、S24の処理で判断した結果を、図6に示される「押圧位置テーブル」に記入して、RAM22の押圧位置テーブル記憶領域22aに記憶させる。S27の処理が終了すると、S28の判断処理に進む。
S28「押圧位置テーブル作成完了?」の処理において、押圧位置テーブル作成プログラム23cは、図6に示される「押圧位置テーブル」の「ページの状態」にデータが全て記入されているか否かを判断する。押圧位置テーブル作成プログラム23cが、「押圧位置テーブル」の「ページの状態」にデータが全て記入されていないと判断した場合には(S28がNO)、S29の処理に進む。一方で、押圧位置テーブル作成プログラム23cが、「押圧位置テーブル」の「ページの状態」にデータが全て記入されていて、「押圧位置テーブル」の作成が完了したと判断した場合には(S28がYES)、S31の処理に進む。
S29「押圧解除」の処理において、ページ分離プログラム23aは、モータドライバ32に制御信号を出力し、押圧部材上下動用モータ31を駆動させて、押圧部材2を上昇させて、最上ページ90dから押圧部材2を離間させる。S29の処理が終了すると、S21の処理に進み、再び、S21〜S27の処理が実行される。
S31「押圧位置テーブルから最適距離を選択」の処理において、最適距離選択プログラム23dは、図6に示される「押圧位置テーブル」から、最上ページ90dと次ページ90eを順次分離するのに最適な押圧部材2と分離部材10との離間距離を選択する。具体的には、最適距離選択プログラム23dは、「ページの状態」が「1枚」となった「押圧部材と分離部材との離間距離」のうち、中間値を選択する。図6に示される実施形態では、「ページの状態」が「1枚」となった「押圧部材と分離部材との離間距離」である50mm、60mm、70mmのうち中間値である60mmを選択する。なお、図6の「押圧位置テーブル」に示されるように、押圧部材2とページ分離部材10との離間距離が短いほど空送が起こりやすく、押圧部材2とページ分離部材10との離間距離が長いほど重送が起こりやすくなっている。S31の処理が終了すると、S32の処理に進む。
S32「最適距離に基づいて押圧部材を水平移動」の処理において、ページ分離プログラム23aは、モータドライバ34に制御信号を出力して、押圧部水平動用モータ33を駆動させて、S31の処理で選択した「押圧部材と分離部材との離間距離」となるように押圧部材2を水平方向に移動させる(図8の(1)の動作)。S32の処理が終了すると、S33の処理に進む。
S33「ページ押圧」の処理において、ページ分離プログラム23aは、モータドライバ32に制御信号を出力し、押圧部材上下動用モータ31を駆動させて、押圧部材2を下降させて、押圧部材2で最上ページ90dを押圧させる(図8の(2)の動作)。S33の処理が終了すると、S34の処理に進む。
S34「ページ分離」の処理において、ページ分離プログラム23aは、モータドライバ36に制御信号を出力し、分離部材上下動用モータ35を駆動させて、分離部材10を下降させて、分離部材10の高摩擦部10aを最上ページ90dに接触させる。次に、ページ分離プログラム23aは、モータドライバ38に制御信号を出力し、分離部材水平動用モータ37を駆動させて、分離部材10を押圧部材2側に移動させて、最上ページ90dを押圧部材2と分離部材10との間で上方に膨出させる(図9の(1)の動作)。この際に、最上ページ90dと次ページ90eとが分離される。S34の処理が終了すると、S35の処理に進む。
S35「シャフト挿入」の処理において、ページめくりプログラム23eは、モータドライバ40に制御信号を出力し、めくり部材水平動用モータ39を駆動させて、めくり部材11を、押圧部材2と分離部材10の間に移動させる(図10の(1)の動作)。次に、ページめくりプログラム23eは、モータドライバ48に制御信号を出力し、めくりシャフト差し込み用モータ47を駆動させて、めくりシャフト11aを、押圧部材2と分離部材10との間で上方に膨出された最上ページ90dの裏面側に差し込む(図10の(2)の動作)。S35の処理が終了すると、S36の処理に進む。
S36の処理「ページめくり」の処理において、ページめくりプログラム23eは、モータドライバ32、34、36、38に制御信号を出力し、押圧部材2及び分離部材10を、保持部1の端部1a側に退避させる(図11の(1)の動作)。次に、ページめくりプログラム23eは、モータドライバ40に制御信号を出力し、めくり部材水平動用モータ39を駆動させて、めくり部材11を、冊子90の綴じ部側90b、更に冊子90の他方の自由端90f側に移動させる。すると、めくりシャフト11aの水平移動に伴って、最上ページ90dが、綴じ部90bを中心に回動されて、最上ページ90dがめくられる(図12(1)の動作)。S21の処理が終了すると、S37の処理に進む。
S37「ページ読取」の処理において、読取プログラム23fは、読取部ドライバ25に、読取部24での読取命令を出力するとともに、モータドライバ36に制御信号を出力し、読取部移動用モータ45を駆動させて、読取部24を冊子90の一方の自由端90fから他方の自由端90c側に移動させて、読取部24で新しく見開かれたページ90aを読取させる。読取部ドライバ25は、読取部24の各受光素子で読み取った電荷を階調表現し、画像データを生成する。当該画像データは、インターフェース27を介して、パーソナルコンピュータ99等に出力される。S37の処理が終了すると、S39の判断処理に進む。
S38「終了?」の判断処理において、ユーザがパーソナルコンピュータ99等を操作することにより、ページ90aの読取を終了させることを選択し、ページ90aの読取を終了させる信号が、インターフェース27に入力された場合には(S38がYES)、ページめくり読取処理が終了する。一方で、ページ90の読取を終了させる信号が、インターフェース27に入力されない場合には(S38がNO)、S33の処理に戻る。
電子化される冊子90としては、例えば新書、文庫本、雑誌等、様々な種類の冊子が考えられる。冊子90の種類が変われば、ページ90aの紙質も変わる。このように本発明では、ページ90aをめくる前に、押圧部材2と分離部材10との最適距離を決定することにしたので、読取して電子化する冊子90aのページ90aの紙質が変わったとしても、2枚以上のページ90aをめくってしまう重送や、ページ90aをめくることができない空送の発生を防止することが可能となり、重送によりページ90aが欠損して電子化されることや、空送によりページ90aが読取されないという問題を防止することが可能となった。
(総括)
なお、以上説明した実施形態では、押圧部材2側を水平方向に移動させて、押圧部材2と分離部材10との離間距離を、重送や空送が起こらない最適距離に設定することにしているが、本発明のページめくり機構付冊子読取装置50はこの実施形態に限定されず、分離部材10側、或いは、押圧部材2と分離部材10の両方を水平方向に移動させて、押圧部材2と分離部材10との離間距離を、重送や空送が起こらない最適距離に設定する構成にしても差し支えない。
なお、本発明の技術的思想は、読取部24や読取部ドライバ28有さないページめくり機構に適用できることは勿論なことである。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うページめくり機構及びページめくり機構付冊子読取装置もまた技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
1 保持部
1a 保持部の端部
2 押圧部材
3 ラック
4 ギア
5 基部材
6 環状ベルト
7 ストッパー
9 センサ取付部
9a 摺動部材
9b 取付部材
9c センサ取付部
9d センサ取付部
10 分離部材
10a 高摩擦部
11 めくり部材
11a めくりシャフト
11b 取付部
21 CPU
22 RAM
22a 押圧位置テーブル記憶領域
23 ROM
23a ページ分離プログラム
23b ページ状態検知プログラム
23c 押圧位置テーブル作成プログラム(記入手段)
23d 最適距離選択プログラム(押圧位置決定手段)
23e ページめくりプログラム
23f 読取プログラム
24 読取部
25 読取部ドライバ
27 インターフェース
31 押圧部材上下動用モータ
32 モータドライバ
33 押圧部材水平動用モータ
34 モータドライバ
35 分離部材上下動用モータ
36 モータドライバ
37 分離部材水平動用モータ
38 モータドライバ
39 めくり部材水平動用モータ
40 モータドライバ
41 ページ状態検知センサ(ページ状態検知手段)
41a 送波部
41b 受波部
42 センサドライバ
43 ページ状態検知センサ移動用モータ
44 モータドライバ
45 読取部移動用モータ
46 モータドライバ
47 めくりシャフト差し込み用モータ
48 モータドライバ
49 バス
50 ページめくり機構付冊子読取装置
90 冊子
90a ページ
90b 綴じ部
90c 冊子の自由端
90d 最上ページ
90e 次ページ
90f 冊子の自由端
99 パーソナルコンピュータ

Claims (3)

  1. 重ね合わされた複数枚のページの一端が綴じ部で綴じられた冊子のページを、1ページずつめくるページめくり機構において、
    冊子を保持する保持手段と、
    前記保持手段で見開き状態で保持された冊子の最上ページの一部を押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材を、冊子の自由端から綴じ部方向又はこれと反対方向に移動させる移動手段と、
    前記最上ページの一部と接触する分離部材と、
    前記最上ページの一部を前記押圧部材で押圧させた状態で、前記分離部材を、前記最上ページの前記押圧部材で押圧している位置よりも自由端側に接触させながら、前記最上ページを前記冊子の綴じ部方向に移動させることで、前記最上ページを前記押圧部材と分離部材との間で膨出させて、前記最上ページと次ページとを分離するページ分離手段と、
    前記ページ分離手段が膨出させて分離した前記最上ページの裏面側からシャフトを挿入し、当該シャフトを綴じ部側に移動させることで、前記最上ページをめくるページめくり手段と、
    前記ページ分離手段で膨出させた最上ページが、ページが重なっている状態、ページが1枚の状態、及びページが膨出されていない状態のいずれかにあるかを検知するページ状態検知手段と、
    前記押圧部材と分離部材との離間距離と、前記ページ分離手段で膨出させた最上ページが、ページが重なっている状態、ページが1枚の状態、及びページが膨出されていない状態のいずれか状態との関係を記憶した押圧位置テーブルを記憶する記憶手段と、
    前記ページ分離手段で前記最上ページを膨出させたときの、前記押圧部材の綴じ部からの位置と、前記ページ状態検知手段が検知した検知結果を前記押圧位置テーブルに記入する記入手段と、
    前記押圧位置テーブルを参照して、最上ページを分離する際の前記押圧部材と分離部材との離間距離を決定する押圧位置決定手段とを有し、
    前記ページめくり手段で最上ページをめくる前に、前記記入手段が押圧位置テーブルに検知結果を記入し、前記圧位置決定手段が最上ページを分離する際の前記押圧部材と分離部材との離間距離を決定するように構成したことを特徴とするページめくり機構。
  2. ページ状態検知手段を、押圧部材の移動に随伴させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のページめくり機構。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載のページめくり機構と、
    前記ページめくり機構がめくった後に、新しく見開かれたページを読み取る読取部と、
    を有することを特徴とするページめくり機構付読取装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018035908A1 (zh) * 2016-08-23 2018-03-01 江西伊贝基科技有限公司 可适应不同书籍档案形状的翻书臂升降机构
CN108995431A (zh) * 2018-07-27 2018-12-14 河南教育学院 自动翻页的乐谱架

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