JP2010228120A - 直液式筆記具 - Google Patents

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Tomohiro Kageyama
伴廣 影山
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Abstract

【課題】ホワイトボード等の垂直な筆記面に対して連続して筆記をする場合は、インキ収容筒内のインキが筒底側に流動して通気孔を塞ぎ、インキ収容筒内の圧力が高まりペン芯からインキ漏れることのない直液式筆記具を提供する。
【解決手段】ペン芯1と、前記ペン芯1が圧入嵌合されるペン芯保持管2を備えたペン芯ホルダー3と、前記ペン芯保持管2の後方に配置され、前記ペン芯1の後端が内底面に当接し、内部にインキを収容するインキタンク4とからなる直液式筆記具であって、前記ペン芯保持管内壁面または前記ペン芯外周面に螺旋状の通気溝21を形成し、前記ペン芯1を地面に対して水平および垂直に位置させた際、前記インキが前記ペン芯保持管後端に到達しないことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、インキタンク内にインキを収容した直液式筆記具に関する。尚、本発明において、「前方」、「前端」とはペン芯側を指し、「後方」、「後端」とは容器側を指す。
インキタンク内にインキを収容し、フェルト体を挿入したフェルト保持管を前記インキタンクに嵌設した直液式筆記具は既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、インキ収容筒と、フェルト保持管と、フェルト保持管に通気間隙を設けて、フェルト体を挿入したことを特徴とする直液式筆記具の記載がある。
実公昭35−28710号公報
特許文献1には、フェルト体がフェルト保持管に挿嵌されていて安定的であるとともに過剰にインキを吸収することなく、筆記時は、インキ収容筒のフェルト板部分に吸収されたインキの範囲内で適量に流出するものであり、通気間隙および通気孔を通じて空気置換するので、インキの流出が円滑に行われるとの効果を奏する記載がある。
しかし、特にホワイトボード等の垂直な筆記面に対して連続して筆記をする場合は、インキ収容筒内のインキが筒底側に流動して通気孔を塞ぎ、インキ収容筒内の圧力が高まるとフェルト体側からインキ漏れを生じる問題があった。
上記の課題を解決するために完成された第1の発明の直液式筆記具は、ペン芯と、前記ペン芯が圧入嵌合されるペン芯保持管を備えたペン芯ホルダーと、前記ペン芯保持管の後方に配置され、前記ペン芯後端が内底面に当接し、内部にインキを収容するインキタンクとからなる直液式筆記具であって、前記ペン芯保持管内壁面または前記ペン芯外周面に螺旋状の通気溝を形成し、前記ペン芯を地面に対して水平および垂直に位置させた際、前記インキが前記ペン芯保持管後端に到達しないことを特徴とする。
本発明は、特にホワイトボード等の垂直な筆記面に対して、ペン芯上向きで連続して筆記をする場合であっても、ペン芯にインキタンク内のインキが供給され続けるため、インキタンク内のインキが全て消費されるまで筆記線がかすれることはない。
また、前記ペン芯を地面に対して水平および垂直に位置させた際、前記インキが前記ペン芯保持管後端に到達しない。
そのため、ペン芯下向きの状態では、インキタンクからのインキの供給が停止され、直液式筆記具において従来から課題とされてきた、ペン芯下向きでのペン先からのインキ漏れを防止することができる。また、インキはペン芯保持管後端に到達しないため、通気溝を塞ぐことがなく、インキタンク内の圧力が高まってもペン芯からインキ漏れを生じることはない。
また、ペン芯上向きの状態でも、インキはペン芯保持管後端に到達しないため、通気溝を塞ぐことがなく、インキタンク内の圧力が高まってもペン芯からインキ漏れを生じることはない。
また、ペン芯横向きの状態でも、インキはペン芯保持管後端に到達しないため、通気溝を塞ぐことがなく、インキタンク内の圧力が高まってもペン芯からインキ漏れを生じることはない。
また、筆記具が前後左右に揺り動かされた場合、インキが通気溝に流入した場合でも、流入するインキ量はごく僅かであるため、通気溝を塞ぐことがない。そのため、インキタンク内の圧力が高まってもペン芯からインキ漏れを生じることはない。
また、前記ペン芯保持管内壁面または前記ペン芯外周面に螺旋状の通気溝を形成したため、通気溝にごく僅かに進入したインキも、螺旋状の通気溝が移動の障害となり、通気溝を伝ってインキ漏れを生じることはない。
次に、本発明の好ましい実施の形態を図1から図5に基づいて詳細に説明する。
ペン芯1は、例えばアクリル繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維を原料とし、該原料を樹脂で固めたり、或いは焼結させた繊維質ペン芯を使用できる。
ペン芯保持管2は、前記ペン芯が圧入嵌合される管体で、内壁面に螺旋状の通気溝21を削成する。ここで、削成とは、切り削って形成することをいう。螺旋のピッチ、巻き数は、適宜設定可能であり、また、形成位置も、前端から後端まで全長にわたって形成しても、部分的に形成してもよいものである。
ペン芯ホルダー3は、前後端が開口した筒状体で、前方に向かって縮径し、前端内周面と前記ペン芯保持管2の外周面が嵌着する。
インキタンク4は、前端が開口した有底筒体で、前端開口部と前記ペン芯ホルダー3の後端とが嵌着する。インキタンク4には、インキ5を収容する。本発明のインキとしては、水性、油性、染料系、顔料系、を適宜採用することができる。
前記インキタンク4の内底面には、前記ペン芯1の後端が当接する。
また、前記インキタンク4の内底面は、後方に向かって縮径された先細りの形状にしてもよい。
インキタンク4の外周面には、外筒6を嵌着させてもよい。外筒6は、必須構成ではないが、インキタンク4が比較的小さい場合、手掛かりとして有用である。
また、前記通気溝21は、ペン芯保持管2の内壁面ではなく、前記ペン芯1の外周面に形成してもよい。この場合、ペン芯を作製する際に螺旋状の通気溝を削成する。
また、ペン芯保持管2とペン芯ホルダー3は、一体に成型してもよいし、一部品毎成型してもよい。
ここで、ペン芯保持管2、ペン芯ホルダー3、インキタンク4の材質には合成樹脂製のプラスチックを使用することができる。
また、図示しないが、ペン芯ホルダー3をキャップで被嵌する。
本発明の実施形態は、ペン芯1を圧入嵌合したペン芯保持管2をペン芯ホルダー3に嵌着し、インキ5を収容したインキタンク4を、前記ペン芯ホルダー3の後端に嵌着する。
次に、インキタンク4にインキ5を収容するに際し、本発明の構成について図3から図5に基づいて詳細に説明する。
図3は、ペン芯1を地面に対して水平に位置させた状態であり、インキ5の水面は、前記ペン芯保持管2の後端に到達させない。
図4は、ペン芯1を下向きにして、ペン芯1を地面に対して垂直に位置させた状態であり、インキ5の水面は、前記ペン芯保持管2の後端に到達させない。
図5は、ペン芯1を上向きにして、ペン芯1を地面に対して垂直に位置させた状態であり、インキ5の水面は、前記ペン芯保持管2の後端に到達させない。
また、図示しないが、ペン芯1を地面に対して斜め上向き及び斜め下向きに位置させた状態でも、インキ5の水面は、前記ペン芯保持管2の後端に到達させない。
以上の条件を満たすようにインキを収容する。
本発明の実施形態は以上のような構成であり、次にその作用について詳細に説明する。
本発明は、前記ペン芯1を地面に対して水平および垂直に位置させた際、及び、ペン芯1を地面に対して斜め上向き及び斜め下向きに位置させた際、前記インキが前記ペン芯保持管後端に到達しないように設計されている。
そのため、ペン芯横向き(図3)、ペン芯下向き(図4)、ペン芯上向き(図5)、ペン芯斜め上向き及びペン芯斜め下向き(図示しない)の状態で、通気溝21にインキ5が侵入することがなく、インキタンク4内の圧力が高まってもペン先からインキが漏れることはない。
また、筆記具は通常持ち運ばれるものであるため、その際、筆記具本体は、前後左右に揺り動かされる。すると、瞬間的にインキ5が、前記ペン芯保持管後端に接触することがあるが、通気溝に流入するインキ量はごく僅かであるため、通気溝を塞ぐことがない。そのため、インキタンク4内の圧力が高まってもペン芯1からインキ漏れを生じることはない。
また、前記ペン芯保持管内壁面または前記ペン芯外周面に螺旋状の通気溝21を形成したため、通気溝にごく僅かに進入したインキも、螺旋状の通気溝21がインキ移動の障害となり、通気溝21を伝ってインキ漏れを生じることはない。
以上、本発明を前記実施形態により説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
本発明直液式筆記具の断面図 本発明のペン芯保持管を示す図 ペン芯横向き状態を示す断面図 ペン芯下向き状態を示す断面図 ペン芯上向き状態を示す断面図
1 ペン芯
2 ペン芯保持管
21 通気溝
3 ペン芯ホルダー
4 インキタンク
5 インキ
6 外筒

Claims (1)

  1. ペン芯と、前記ペン芯が圧入嵌合されるペン芯保持管を備えたペン芯ホルダーと、前記ペン芯保持管の後方に配置され、前記ペン芯後端が内底面に当接し、内部にインキを収容するインキタンクとからなる直液式筆記具であって、
    前記ペン芯保持管内壁面または前記ペン芯外周面に螺旋状の通気溝を形成し、
    前記ペン芯を地面に対して水平および垂直に位置させた際、前記インキが前記ペン芯保持管後端に到達しないことを特徴とする直液式筆記具。
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