JP2010227660A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッド本体と重量部材との接合強度を高めることができるとともに、美観性を向上させうるゴルフクラブヘッドの提供。
【解決手段】ヘッド本体14の外面に設けられた凹状部16と、この凹状部16内に配置され、ヘッド本体14よりも比重の大きな素材よりなる重量部材20とを備えたゴルフクラブヘッド2である。このゴルフクラブヘッド2は、重量部材20の外面と当接しつつ重量部材20の外側に配置された第一付加部材26を備えている。この第一付加部材26は、樹脂又はゴムを基材とする。更に、ヘッド2は、第一付加部材26の外面と当接しつつ第一付加部材26の外側に配置された第二付加部材30を備えている。この第二付加部材30の比重は、上記第一付加部材よりも大きく、重量部材20よりも小さい。
【選択図】図3

Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに関する。
ゴルフクラブヘッドの性能は、ヘッドの重量配分により変化する。コントロール性や飛距離性能を向上させるための有効な手段として、低重心化、深重心化、慣性モーメントの増大等が挙げられる。
低重心化、深重心化、慣性モーメントの増大等の目的で、ヘッド本体よりも比重の大きい重量部材が用いられることがある。この重量部材は、ヘッド本体よりも比重が大きいため、ヘッドの重量配分調整の自由度を高める。また、重量部材が露出している場合、重量部材の存在が視覚的に認識される。露出した重量部材は、ゴルファーに対してヘッド性能の高さをアピールしうる。
重量部材は、ヘッド本体とは別体である。重量部材は、ヘッド本体に取り付けられる。打撃により、重量部材は大きな衝撃を受ける。重量部材は、ヘッド本体に強固に取り付けられる必要がある。特開2000−176059は、アンダーカット部や周溝によってヘッド本体と重量部材とを係合させる技術を開示する。
特開2000−176059公報
前述した従来技術の技術では、重量部材をヘッド本体に対して圧入する。圧入の際、重量部材とヘッド本体との境界部分には強い力が作用する。圧入により、ヘッド本体と重量部材との境界部分が部分的に変形したり、境界部分におけるヘッド本体と重量部材との隙間が不均一となったりしやすい。圧入により、ヘッド本体と重量部材との境界部分の美観性が損なわれやすい。
他の接合技術として、ヘッド本体と重量部材とを溶接することが考えられる。溶接の場合、溶接ビードやその研磨跡等が不均一となりやすい。溶接の場合、ヘッド本体と重量部材との境界部分の美観性が損なわれやすい。
他の接合技術として、ヘッド本体と重量部材とを互いにネジ止めすることが考えられる。ネジ止めの場合、繰り返しの打撃により重量部材が外れる可能性が、他の接合方法よりも比較的高い。ヘッド本体と重量部材との間に係合部材を介在させることも考えられる。係合部材を介在させる場合、構造が複雑となりやすく、部材のコストやヘッド製造のコストが高くなりやすい。
本発明の目的は、ヘッド本体と重量部材との接合強度を高めることができるとともに、美観性を向上させうるゴルフクラブヘッドの提供にある。
本発明のゴルフクラブヘッドは、外面に凹状部が設けられたヘッド本体と、この凹状部内に配置され、上記ヘッド本体よりも比重の大きな素材よりなる重量部材と、この重量部材の外面と当接しつつ重量部材の外側に配置された第一付加部材とを備え、この第一付加部材は、樹脂又はゴムを基材とするゴルフクラブヘッドである。
好ましくは、上記第一付加部材の外面と当接しつつ第一付加部材の外側に配置された第二付加部材を備える。好ましくは、この第二付加部材の比重は、上記第一付加部材よりも大きく、上記重量部材よりも小さい。
第一付加部材は、重量部材の少なくとも一部を覆う。第一付加部材は、ヘッドの美観性を向上しうる。第一付加部材は、重量部材とヘッド本体との接合を阻害しない。本発明の構成は、接合強度の高い構造を許容する。
図1は、本発明の第一実施形態に係るゴルフクラブヘッドをソール側から見た図である。 図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。 図3は、図2の凹状部近傍における拡大断面図である。 図4は、本発明の第二実施形態に係るゴルフクラブヘッドの凹状部近傍における拡大断面図である。 図5は、本発明の第三実施形態に係るゴルフクラブヘッドの凹状部近傍における拡大断面図である。 図6は、本発明の第四実施形態に係るゴルフクラブヘッドの凹状部近傍における拡大断面図である。 図7は、本発明の第五実施形態に係るゴルフクラブヘッドの凹状部近傍における拡大断面図である。 図8は、比較例に係るゴルフクラブヘッドの凹状部近傍における拡大断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の第一実施形態であるゴルフクラブヘッド2をソール側から見た図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。ヘッド2は、ヘッド本体14を備えている。ヘッド本体14は、ヘッド2の大部分を構成する。ヘット本体14は、フェース部4と、ソール部6と、クラウン部8と、サイド部10と、ホーゼル部12とを有する。フェース部4は、ヘッド2の前面を構成する。クラウン部8は、ヘッド2の上面を構成する。ソール部6は、ヘッド2の下面を構成する。フェース部4は、クラウン部8の前側の縁部と、ソール部6の前側の縁部との間に延びている。サイド部10は、クラウン部8の縁部と、ソール部6の縁部との間に延びる部分のうち、フェース部4以外の部分を構成する。打撃する際に、フェース部4の外面即ちフェース面12がゴルフボールと当接する。ホーゼル部12は、図示されないシャフト穴を備えている。このシャフト穴にゴルフクラブシャフトの先端部が挿入接着される。
図2が示すように、ヘッド2は中空構造である。ヘッド本体14は、例えばチタン合金等の金属よりなる。ヘッド本体14は、例えば複数の金属部材を溶接することにより構成されてもよい。ヘッド本体14は、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)で作製されてもよい。ヘッド本体14は、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)と金属との組み合わせにより作製されてもよい。ヘッド本体14の素材として、チタン合金、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)、マグネシウム合金、アルミニウム合金、ステンレス合金、マレージング鋼等が例示される。
ヘッド本体14は、凹状部16を備えている。凹状部16は、ヘッド本体14の外面に設けられている。図1が示すように、凹状部16の外縁は略円形である。凹状部16の底面には貫通孔18が設けられている(図3参照)。凹状部16は、ヘッド本体14の後方に設けられている。凹状部16は、ヘッド2のサイド部10とソール部6との境界部分に設けられている。
ヘッド2は、重量部材20を有する。重量部材20は、凹状部16の内部に配置されている。重量部材20の比重は、ヘッド本体14の比重よりも大きい。重量部材20の素材としては、タングステン、タングステン合金、W−Ni(タングステン−ニッケル)合金、W−Cu(タングステン−銅)合金等が例示される。比重の大きい重量部材20は、ヘッド2の重量配分の設計自由度を高める。重量部材20をヘッド後方に配置することにより、ヘッド2の重心深度が大きくされうる。重量部材20をソール部6又はソール部6寄りに配置することにより、ヘッド2の重心高さが低くされうる。
図3は、ヘッド2におけるヘッド本体14近傍の拡大断面図である。重量部材20の形状は、凹状部16の形状と略対応している。重量部材20は、基部22と、基部22から突出する突出部24とを有する。基部22は、略円盤状である。突出部24の断面形状は、貫通孔18の断面形状と略等しい。
基部22の側面27と凹状部16との間には隙間間隔d1の隙間S1が存在する(図3参照)。重量部材20は、ヘッド本体14と当接しない側面27を有している。後述するように、この隙間S1は接着剤で充填されている。
重量部材20は、ヘッド本体14に対して固定手段により固定されている。この固定手段として、物理的な固定手段と、接着剤による固定手段とが例示される。物理的な固定手段として、塑性変形による固定又はネジ構造による固定が例示される。塑性変形による固定として、貫通孔18に対して突出部24が圧入された構成が例示されうる。ネジ構造による固定として、貫通孔18と突出部24とをネジ構造により係合させた構成が例示されうる。図3では示されていないが、ネジ構造により係合させる場合、例えば貫通孔18の内面が雌ネジとされ、突出部24が雄ネジとされる。固着強度の観点から、重量部材20をヘッド本体14に対して固定する固定手段は、物理的な固定手段を含んでいることが好ましい。
ヘッド2は、第一付加部材26を有している。第一付加部材26は、重量部材20の外面28と当接している(図3参照)。第一付加部材26は、重量部材20の少なくとも一部を覆っている。第一付加部材26は、重量部材20の外側に配置されている。第一付加部材26は、層状である。
第一付加部材26は、樹脂又はゴムを基材とする。第一付加部材26は、樹脂又はゴムを基材とする接着剤であってもよい。第一付加部材26は、紙等の基部に樹脂又はゴムを基材とするものが塗布された部材であってもよい。第一付加部材26は、両面テープ等の粘着テープであってもよい。第一付加部材26は、流動物の状態で重量部材20の外面に塗布した後に硬化されたものであってもよい。第一付加部材26は、予め成形されて重量部材20の外面に配置されてもよい。
第一付加部材26は、複数の素材よりなっていてもよい。第一付加部材26は、単層でもよく、複層でもよい。図3の実施形態において、第一付加部材26は単一の素材よりなる。図3の実施形態において、第一付加部材26は単層である。図3の実施形態において、第一付加部材26は接着剤である。前述した隙間S1は、第一付加部材26により充填されている。第一付加部材26は、重量部材20の外側と側面とを覆っている。
ヘッド2は、第二付加部材30を有している。第二付加部材30は、第一付加部材26の外面32と当接している。第二付加部材30は、第一付加部材26の外側に配置されている。第二付加部材30は、第一付加部材26の少なくとも一部を覆っている。第二付加部材の側面31は、ヘッド本体14の側面29と当接していない。
第二付加部材30は、第一付加部材26よりも比重が大きい。第二付加部材30は、重量部材20よりも比重が小さい。第二付加部材30は、金属よりなる。典型的な第二付加部材30は、金属製のバッジや金属製のプレートである。金属製のバッジや金属製のプレートは美観性に優れうる。金属製のバッジや金属製のプレートには、例えば商品名や商標等を示すロゴマークが設けられうる。金属製の第二付加部材30の取り付けは容易である。第二付加部材30は、接着剤である第一付加部材26により重量部材20に接着されている。
図4は、本発明の第二実施形態に係るヘッド34の断面図である。ヘッド34におけるヘッド本体及び重量部材の構造は、図3のヘッド本体14と同一である。よって、ヘッド本体14及び重量部材20については、ヘッド2と同一の符合を付すとともに説明を適宜省略する。
ヘッド34の第一付加部材36は、2つの部材よりなる。第一付加部材36は、接着剤層38と、ウレタン樹脂部材40とからなる。ウレタン樹脂部材40は、円盤状の部材である。前述したヘッド2と同様、重量部材20の側面27と、ヘッド本体14の側面29との間の隙間S1には、接着剤層38が存在する。第一付加部材36は、2層構造である。ウレタン樹脂部材40は、ウレタン樹脂を基材とする樹脂よりなる。ウレタン樹脂部材40は、露出している。露出しているウレタン樹脂部材40は、例えばバッジとすることができる。バッジの美観性は高い。バッジには、例えば商品名等を示すロゴマークや文字が設けられうる。ウレタン樹脂部材40は、接着剤層38により重量部材20に接着されている。ヘッド本体14の側面29と、ウレタン樹脂部材40の側面42には、隙間が無い。ウレタン樹脂部材40の側面42は、ヘッド本体14の側面29と当接している。
図5は、本発明の第三実施形態に係るヘッド44の断面図である。ヘッド44におけるヘッド本体及び重量部材の構造は、図3のヘッド本体14と同一である。よって、ヘッド本体14及び重量部材20については、ヘッド2と同一の符合を付すとともに説明を適宜省略する。
ヘッド44の第一付加部材46は、3つの部材よりなる。第一付加部材46は、第一接着剤層48と、ウレタン樹脂部材50と、第二接着剤層51とからなる。ウレタン樹脂部材50は、円盤状の部材である。前述したヘッド2と同様、重量部材20の側面27と、ヘッド本体14の側面29との間の隙間S1には、第一接着剤層48が延在している。第一付加部材46は、3層構造である。ウレタン樹脂部材50は、ウレタン樹脂を基材とする樹脂よりなる。ウレタン樹脂部材50は、例えばウレタン樹脂よりなる板状部材である。ウレタン樹脂部材50は、第一接着剤層48により重量部材20に接着されている。
第二接着剤層51の外側には、第二付加部材54が配置されている。第二付加部材54は、第二接着剤層51の外面と当接している。第二付加部材54は、第二接着剤層51によりウレタン樹脂部材50に接着されている。第二付加部材54は、第二接着剤層51の少なくとも一部を覆っている。
第二付加部材54は、円盤状の部材である。第二付加部材54は、金属よりなる。第二付加部材54は、第一付加部材46よりも比重が大きい。第二付加部材54は、重量部材20よりも比重が小さい。典型的な第二付加部材54は、金属製のバッジや金属製のプレートである。金属製のバッジや金属製のプレートは美観性に優れうる。金属製のバッジや金属製のプレートには、例えば商品名や商標等を示すロゴマークが設けられうる。金属製の第二付加部材54の取り付けは容易である。
第二付加部材54の側面56と、ヘッド本体14の側面29との間には隙間S5が存在している。第二付加部材54の側面56は、ヘッド本体14の側面29と接していない。第二付加部材54の側面56は、ヘッド本体14と接していない。
図6は、本発明の第四実施形態に係るヘッド58の断面図である。ヘッド58におけるヘッド本体の構造は、図3のヘッド本体14と同一である。よって、ヘッド本体14については、ヘッド2と同一の符合を付すとともに説明を適宜省略する。
ヘッド58の重量部材60は、基部62と、基部62から突出する突出部64とを有する。基部62は、略円盤状である。突出部64の断面形状は、貫通孔18の断面形状と略等しい。
基部62の側面66と凹状部16との間に隙間は存在しない。基部62の外径は、凹状部16の内径に略等しい。
ヘッド58の第一付加部材70は、3つの部材よりなる。第一付加部材70は、第一接着剤層72と、ウレタン樹脂部材74と、第二接着剤層76とからなる。ウレタン樹脂部材74は、円盤状の部材である。ウレタン樹脂部材74の側面78は、ヘッド本体14の側面29と当接している。ウレタン樹脂部材74の側面78と、ヘッド本体14の側面29との間には実質的に隙間が存在しない。第一付加部材70は、3層構造である。第一付加部材70は、ウレタン樹脂を基材とする樹脂よりなる。ウレタン樹脂部材74は、第一接着剤層72により重量部材60に接着されている。
ウレタン樹脂部材74の外面には、第二接着剤層76が設けられている。第二付加部材80は、第二接着剤層76の外面と当接している。第二付加部材80は、第二接着剤層76によりウレタン樹脂部材74に接着されている。第二付加部材80は、第二接着剤層76の少なくとも一部を覆っている。
第二付加部材80は、円盤状の部材である。第二付加部材80は、金属よりなる。第二付加部材80は、第一付加部材70よりも比重が大きい。第二付加部材80は、重量部材60よりも比重が小さい。典型的な第二付加部材80は、金属製のバッジや金属製のプレートである。金属製のバッジや金属製のプレートは美観性に優れうる。金属製のバッジや金属製のプレートには、例えば商品名や商標等を示すロゴマークが設けられうる。金属製の第二付加部材80の取り付けは容易である。
第二付加部材80の側面82と、ヘッド本体14の側面29との間に、隙間は実質的に存在しない。第二付加部材80の側面82は、ヘッド本体14の側面29と接している。第二付加部材80は、ヘッド本体14と接している。
図7は、本発明の第五実施形態に係るヘッド84の断面図である。ヘッド84におけるヘッド本体及び重量部材の構造は、図6のヘッド58と同一である。よって、ヘッド本体14及び重量部材60については、ヘッド58と同一の符合を付すとともに説明を適宜省略する。
ヘッド84の重量部材60は、基部62と、基部62から突出する突出部64とを有する。基部62は、略円盤状である。突出部64の断面形状は、貫通孔18の断面形状と略等しい。基部62の側面66と凹状部16の側面29との間に隙間は存在しない。基部62の外径は、凹状部16の内径に略等しい。
ヘッド84の第一付加部材86は、3つの部材よりなる。第一付加部材86は、第一接着剤層88と、ウレタン樹脂部材90と、第二接着剤層92とからなる。ウレタン樹脂部材90は、円盤状の部材である。第一接着剤層88は、ウレタン樹脂部材90と略同一形状である。第一接着剤層88と、ヘッド本体14の側面29との間には、隙間S2が存在する。ウレタン樹脂部材90の側面94と、ヘッド本体14の側面29との間には隙間S3が存在する。第一付加部材86は、3層構造である。ウレタン樹脂部材90は、ウレタン樹脂を基材とする樹脂よりなる。ウレタン樹脂部材90は、第一接着剤層88により重量部材60に接着されている。
ウレタン樹脂部材90の外面には、第二接着剤層92が設けられている。第二接着剤層92の側面と、ヘッド本体14の側面29との間には隙間S4が存在する。
第二付加部材96は、第二接着剤層92によりウレタン樹脂部材90に接着されている。第二付加部材96は、第二接着剤層92の外面に当接している。第二付加部材96は、第二接着剤層92の全体を覆っている。
第二付加部材96は、円盤状の部材である。第二付加部材96は、金属よりなる。第二付加部材96は、第一付加部材86よりも比重が大きい。第二付加部材96は、重量部材60よりも比重が小さい。典型的な第二付加部材96は、金属製のバッジや金属製のプレートである。金属製のバッジや金属製のプレートは美観性に優れうる。金属製のバッジや金属製のプレートには、例えば商品名や商標等を示すロゴマークが設けられうる。金属製の第二付加部材96の取り付けは容易である。
第二付加部材96の側面98と、ヘッド本体14の側面29との間に、隙間は実質的に存在しない。第二付加部材96の側面98は、ヘッド本体14の側面29と当接している。第二付加部材96は、ヘッド本体14と当接している。
重量部材は、ヘット本体とは別体であるため、ヘッド本体から脱落する可能性がある。打撃時の振動は、重量部材を振動させうる。重量部材は、ヘッド本体よりも比重が大きいため、振動しやすい。重量部材は、振動の腹となりやすく、振動の際の変位量が大きくなりやすい。重量部材の脱落を抑制するため、重量部材の振動は抑制されるのがよい。第一付加部材は、重量部材に当接しているため、重量部材の振動を抑制しうる。第一付加部材は樹脂やゴムを基材としているため、振動抑制効果が高い。樹脂やゴムを基材とする材料は、粘弾性を有している。粘弾性を有する材料は、振動抑制効果が高い。
第一付加部材は、重量部材の外側に設けられているため、重量部材の少なくとも一部を隠蔽する。第一付加部材は、重量部材よりも美観性の向上が容易である。美観性の良い第一付加部材としては、例えば樹脂よりなるバッジが挙げられる。
第一付加部材は、単一の部材でもよく、複数の部材でもよい。第一付加部材は、単層でもよく、複層でもよい。前述した実施形態のように、第一付加部材は、1層でもよく、2層でもよく、3層でもよく、4層以上でもよい。第一付加部材を2層以上とする場合、第一付加部材において、接着剤と樹脂部材とが交互配置されるのが好ましい。この交互配置は、第一付加部材の固定を容易とする。
第一付加部材を構成する接着剤として、ウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、アクリル系接着剤、等が例示される。第二付加部材を設ける場合は、エポキシ系接着剤が好ましい。エポキシ系接着剤は、適度な剛性を有しているため、第二付加部材の過度の振動を抑制しうる。過度の振動の抑制により、第二付加部材の脱落が抑制される。
第一付加部材の材質として、前述した接着剤以外の樹脂やゴムが例示される。樹脂として、熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂が挙げられる。ゴムとして、加硫ゴムが例示される。加硫ゴムとして、ブタジエンゴム、天然ゴム、SBR等が例示される。熱可塑性樹脂として、ウレタン樹脂やエポキシ樹脂が例示される。第一付加部材の材質として、前述した樹脂やゴムを基材とし、各種の添加剤や充填剤等を配合したものでもよい。
第二付加部材の材質としては、金属が好ましい。金属は、耐傷性、耐候性、耐変色性及び加工性に優れる。金属製の第二付加部材は、重量部材を隠蔽し、ヘッドの外観を向上させうる。美観性に優れる観点及び適度な比重を有する観点から、第二付加部材の材質としてアルミニウム又はアルミニウム合金が好ましい。第二付加部材を構成する金属の外面を被覆する被覆層を設けても良い。被覆層は、メッキ層や蒸着層等とされうる。
前述したように、重量部材の振動を抑制するためには、樹脂又はゴムを基材とする第一付加部材を設けるのがよい。重量部材の振動を抑制する効果(以下、単に振動抑制効果ともいう)を高めることにより、重量部材の固定不良(緩み)や重量部材の脱落が抑制される。
振動抑制効果を高める観点から、第一付加部材の厚さT1は、0.02mm以上が好ましく、0.04mm以上が更に好ましく、0.05mm以上が特に好ましい。第一付加部材の重量が過度に増大することを抑制してヘッドの重量配分の設計自由度を高める観点から、第一付加部材の厚さT1は4.5mm以下が好ましく、4mm以下が更に好ましい。
振動抑制効果を高める観点から、第一付加部材の重量W1は、0.1g以上が好ましく、0.15g以上が更に好ましく、0.2g以上が特に好ましい。第一付加部材の重量が過度に増大することを抑制してヘッドの重量配分の設計自由度を高める観点から、第一付加部材の重量W1は、4g以下が好ましく、3g以下が更に好ましい。
第一付加部材とは別に第二付加部材を設けるのが好ましい。第二付加部材の比重は第一付加部材の比重よりも大きく且つ重量部材の比重よりも小さい。第二付加部材を追加することにより、第一付加部材単体の場合と比較して、抑制しうる振動の周波数領域の範囲が拡大する。また、第二付加部材の存在により、第一付加部材の振動が大きくなり、第一付加部材によるエネルギー損失が増大する。エネルギー損失の増大は、振動抑制効果を高める。第一付加部材により、重量部材の振動が効果的に吸収されうる。この振動吸収効果は、第二付加部材の存在により高まる。第一付加部材又は第二付加部材の振動吸収効果により、打球感が高められうる。
異物等が当たった際の変形を防止する観点から、第二付加部材の厚さT2は、0.5mm以上が好ましく、0.7mm以上がより好ましく、1.0mm以上が特に好ましい。ヘッドの設計自由度を高める観点から、第二付加部材の厚さT2は2.5mm以下が好ましく、2.2mm以下が更に好ましく、1.8mm以下が特に好ましい。
異物等が当たった際の変形を防止する観点から、第二付加部材の重量W2は、0.5g以上が好ましく、0.7g以上がより好ましく、1.0g以上が特に好ましい。ヘッドの設計自由度を高める観点及び第二付加部材の脱落を抑制する観点から、第二付加部材の重量W2は4g以下が好ましく、3.5g以下が更に好ましく、3g以下が特に好ましい。
ヘッドの重量配分の設計自由度を高める観点から、重量部材の重量W3は、2g以上が好ましく、4g以上が更に好ましく、6g以上が特に好ましい。ヘッド本体に配分される重量を大きくしてヘッド本体の強度を確保する観点から、重量部材の重量W3は20g以下が好ましく、17g以下がより好ましく、14g以下が特に好ましい。
ヘッドの重量配分の設計自由度を高める観点から、重量部材の比重は、10以上が好ましく、12以上がより好ましく、14以上が特に好ましい。材料の入手の容易性や重量部材の成形可能性の観点から、重量部材の比重は、18以下が好ましく、17以下がより好ましい。
ヘッド本体の強度を高める観点から、ヘット本体の比重は、1以上が好ましい。重量部材によるヘッド重量配分の設計自由度を高める観点から、ヘッド本体の比重は8以下が好ましく、5以下がより好ましく、3以下が特に好ましい。
第二付加部材の脱落を抑制する観点から、第二付加部材の比重は、第一付加部材の比重よりも小さくしてもよく、ヘッド本体の比重よりも小さくするのがより好ましい。第二付加部材の脱落を抑制する観点から、第二付加部材の比重は、4以下が好ましく、3.5以下がより好ましく、3以下が特に好ましい。
打球方向性を高める観点から、ヘッド体積Vは、150cc以上が好ましく、180cc以上がより好ましく、200cc以上が特に好ましい。重量部材に配分される重量を確保してヘッドの設計自由度を高める観点から、ヘッド体積Vは500cc以下が好ましく、480cc以下がより好ましく、460cc以下が特に好ましい。
適正なクラブバランスを得る観点から、ヘッド重量Whは、180g以上が好ましく、185g以上がより好ましく、190g以上が特に好ましい。適正なクラブバランスを得る観点から、ヘッド重量Whは230g以下が好ましく、220g以下がより好ましく、210g以下が特に好ましい。
振動抑制効果及び振動吸収効果の高い材質を選択する観点から、第一付加部材の比重C1は1以上が好ましく、1.1以上がより好ましく、1.2以上が特に好ましい。振動抑制効果及び振動吸収効果の高い材質を選択する観点から、第一付加部材の比重C1は3以下が好ましく、2.7以下がより好ましく、2.5以下が特に好ましい。
振動抑制効果及び振動吸収効果を高める観点から、第一付加部材は、ヘッド本体に接しているのが好ましい。第一付加部材は、樹脂又はゴムを基材としているため、ヘッド本体と接することによりヘッド本体の振動を効果的に抑制又は吸収する。振動抑制効果及び振動吸収効果を高める観点から、第二付加部材は、ヘッド本体に接していないのが好ましい。第二付加部材とヘッド本体との間に所定の隙間を設けることにより、第二付加部材の変位の自由度が高まり、振動抑制効果及び振動吸収効果が高まる。
第二付加部材の側面と、ヘット本体の側面との隙間間隔d2(図3参照)は、0.3mm以上が好ましく、0.5mm以上が更に好ましく、0.7mm以上が特に好ましい。隙間間隔d2が大きいほど、第二付加部材の変位の自由度が高まり、第一付加部材及び第二付加部材による振動吸収効果が高まる。第一付加部材又は重量部材に対する隠蔽性を高めてヘッドの美観を向上させる観点から、隙間間隔d2は、1.5mm以下が好ましく、1.2mm以下が更に好ましく、1.0mm以下が特に好ましい。
前述した各実施形態において、ヘッド本体14における凹状部16の表面は、凹状部16の深さ方向f(図3参照)に略平行な面と、深さ方向fに略垂直な面とを有している。凹状部16の深さ方向fに略水平な面は、貫通孔18の内面と、側面29である。凹状部16の深さ方向fに略垂直な面は、凹状部16の底面17である(図3参照)。これらの面は、ヘッド本体と重量部材とを接合する接合面となりうる。
打撃時の衝撃により、重量部材は、水平面hと略平行な方向の加速度を受ける。この加速度は、水平面hと略平行な方向の応力を重量部材に付与する。深さ方向fと略平行な応力は、深さ方向fと略平行な接合面に集中的な剪断応力を与える。また、深さ方向fと略平行な応力は、深さ方向fと略垂直な接合面に集中的な圧縮応力又は引っ張り応力を与える。一方、深さ方向fと略垂直な応力は、深さ方向fと略垂直な接合面に集中的な剪断応力を与える。また、深さ方向fと略垂直な応力は、深さ方向fと略平行な接合面に集中的な圧縮応力又は引っ張り応力を与える。接合面の応力集中を避けるために、水平面hと深さ方向fとを平行としないのが好ましい。また、接合面の応力集中を避けるために、水平面hと接地面gとを垂直としないのが好ましい。水平面hと深さ方向fとの水平状態を回避し接合面に作用する応力を分散する観点から、凹状部16の深さ方向fと、ヘッド基準状態における水平面hとのなす角度α(図2参照)は、10度以上が好ましく、20度以上がより好ましく、30度以上が特に好ましい。水平面hと深さ方向fとの垂直状態を回避し接合面に作用する応力を分散する観点から、角度αは、80度以下が好ましく、70度以下がより好ましく、60度以下が特に好ましい。
なお、ヘッド基準状態とは、所定のライ角及びフック角でヘッドを水平面h上に載置した状態を意味する。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
実施例1のヘッドは、前述した第一実施形態のヘッド2と同一構造とされた。ヘット本体は、ボディ部とフェース部とを溶接して作製した。ボディ部は、Ti−6Al−4V(6−4チタン)を鋳造して作製した。フェース部は、大同特殊鋼製のチタン合金であるDAT55Gを鍛造して作製した。ヘッド体積は450ccとされ、クラブ長さは45インチとされ、クラブバランスはD1とされた。重量部材の固定には、ネジ構造による固定と接着剤による接着とが併用された。ヘッド本体と重量部材との間に接着剤を塗布した後、ヘット本体の貫通孔と、重量部材の突出部とをネジ構造により係合させた。この接着剤として、住友スリーエム社製のエポキシ系接着剤であるEW2010が用いられた。重量部材は、35重量%のタングステンと、52重量%のニッケルと、13重量%の鉄とからなる金属により作製された。第一付加部材26を構成する接着剤として、住友スリーエム社製のエポキシ系接着剤であるDP−420が用いられた。第一付加部材の厚さT1は、0.1mmとされた。第二付加部材としては、板状に加工されたアルミニウム合金が用いられた。第二付加部材の厚さT2は、1.5mmとされた。重量部材の重量W3は、12gとされた。第一付加部材の重量W1は、3gとされた。第二付加部材の重量W2は、1.5gとされた。ヘッド重量Whは、195gとされた。第一付加部材の比重C1は、1.8とされた。凹状部の深さ方向fと、ヘッド基準状態における水平面hとのなす角度αは60度とされた。このヘッドに、カーボンシャフト及びグリップを装着して、実施例1のゴルフクラブを得た。実施例1のヘッドの凹状部近傍の断面図は、図3により示される。
[実施例2]
ヘッドの構造を、前述した第二実施形態のヘッド34と同一構造とした以外は実施例1と同様にして、実施例2のゴルフクラブを得た。実施例2において、下記の表1に示されない仕様は、実施例1と同一である。実施例2は、第二付加部材を有さない。第一付加部材の二層目(最外層)を構成するウレタン樹脂部材は、BASFジャパン社製のエラストランXNY97Aにより作製した。実施例2のヘッドの凹状部近傍の断面図は、図4により示される。
[実施例3]
ヘッドの構造を、前述した第三実施形態のヘッド44と同一構造とした以外は実施例1と同様にして、実施例3のゴルフクラブを得た。実施例3において、下記の表1に示されない仕様は、実施例1と同一である。第一付加部材の厚さT1は、3.5mmとされた。第一付加部材の二層目を構成するウレタン樹脂部材は、BASFジャパン社製のエラストランXNY97Aにより作製した。第一付加部材の一層目(第一接着剤層)と三層目(第二接着剤層)とを構成する接着剤として、住友スリーエム社製のエポキシ系接着剤であるDP−420が用いられた。実施例3のヘッドの凹状部近傍の断面図は、図5により示される。
[実施例4]
ヘッドの構造を、前述した第四実施形態のヘッド58と同一構造とした以外は実施例1と同様にして、実施例4のゴルフクラブを得た。実施例4において、下記の表1に示されない仕様は、実施例1と同一である。第一付加部材の厚さT1は、3.5mmとされた。第一付加部材の二層目を構成するウレタン樹脂部材は、BASFジャパン社製のエラストランXNY97Aにより作製した。第一付加部材の一層目(第一接着剤層)と三層目(第二接着剤層)とを構成する接着剤として、住友スリーエム社製のエポキシ系接着剤であるDP−420が用いられた。実施例4のヘッドの凹状部近傍の断面図は、図6により示される。
[実施例5]
ヘッドの構造を、前述した第五実施形態のヘッド84と同一構造とした以外は実施例1と同様にして、実施例5のゴルフクラブを得た。実施例5において、下記の表1に示されない仕様は、実施例1と同一である。第一付加部材の厚さT1は、3.5mmとされた。第一付加部材の二層目を構成するウレタン樹脂部材は、BASFジャパン社製のエラストランXNY97Aにより作製した。第一付加部材の一層目(第一接着剤層)と三層目(第二接着剤層)とを構成する接着剤として、住友スリーエム社製のエポキシ系接着剤であるDP−420が用いられた。実施例5のヘッドの凹状部近傍の断面図は、図7により示される。
[比較例1]
実施例1のヘッドから第一付加部材及び第二付加部材が取り除かれた構造のヘッドとした以外は実施例1と同様にして、比較例1のゴルフクラブを得た。比較例1において、下記の表1に示されない仕様は、実施例1と同一である。比較例1のヘッドの凹状部近傍の断面図は、図8により示される。図8において、図1に示すヘッド2と同一構造の部分は、図1と同一の符合が付されている。
[耐久性の評価]
耐久性は、重量部材に緩み(ガタつき)が生じるまでの打撃回数により評価した。打撃は、ミヤマエ社製のスイングロボットにより行った。打撃時のヘッドスピードは、55m/sとされた。500回の打撃ごとに重量部材の緩みの有無を確認した。この評価の結果が、下記の表1に示されている。
Figure 2010227660

表1に示されるように、実施例のゴルフクラブは、比較例のゴルフクラブに比べて評価が高い。また、実施例のゴルフクラブは、重量部材の外側に第一付加部材及び/又は第二付加部材が配置されているため、比較例と比べて美観性が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
実施例5において、第一付加部材の側面と、ヘット本体の側面との間には隙間がある。換言すれば、実施例5において、第一付加部材の側面は、ヘッド本体と当接していない。一方、実施例4において、第一付加部材の側面は、ヘッド本体と当接している。第一付加部材の側面をヘッド本体に当接させることにより、第一付加部材による振動抑制効果や振動吸収効果が高まる。第一付加部材の側面とヘッド本体との当接の有無が、実施例4と実施例5との耐久性の差を生じさせた。
実施例3において、第二付加部材の側面は、ヘッド本体と当接していない。一方、実施例4において、第二付加部材の側面は、ヘッド本体と当接している。第二付加部材の側面をヘッド本体に当接させないことは、第二付加部材の変位の自由度を高める。第二付加部材の変位の自由度の高さは、第一付加部材の変形を促進し、振動抑制効果や振動吸収効果を高める。第二付加部材の側面とヘッド本体との当接の有無が、実施例3と実施例4との耐久性の差を生じさせた。
2、34、44、58、84・・・ゴルフクラブヘッド
4・・・フェース部
6・・・ソール部
8・・・クラウン部
10・・・サイド部
14・・・ヘット本体
16・・・凹状部
18・・・貫通孔
20、60・・・重量部材
29・・・ヘット本体の側面
26、36、46、70、86・・・第一付加部材
30、54、80、96・・・第二付加部材
S1、S2、S3、S4、S5・・・隙間

Claims (6)

  1. 外面に凹状部が設けられたヘッド本体と、
    この凹状部内に配置され、上記ヘッド本体よりも比重の大きな素材よりなる重量部材と、
    この重量部材の外面と当接しつつ重量部材の外側に配置された第一付加部材とを備え、
    この第一付加部材は、樹脂又はゴムを基材としており、
    この第一付加部材は、上記重量部材の外側に配置されており、
    この第一付加部材は層状であり、
    この第一付加部材において、接着剤と樹脂部材とが交互配置されており、
    上記第一付加部材の外面と当接しつつ第一付加部材の外側に配置された第二付加部材を更に備え、
    この第二付加部材の比重は、上記第一付加部材よりも大きく、上記重量部材よりも小さいゴルフクラブヘッド。
  2. 外面に凹状部が設けられたヘッド本体と、
    この凹状部内に配置され、上記ヘッド本体よりも比重の大きな素材よりなる重量部材と、
    この重量部材の外面と当接しつつ重量部材の外側に配置された第一付加部材とを備え、
    この第一付加部材は、樹脂又はゴムを基材としており、
    この第一付加部材は、上記重量部材の外側に配置されており、
    この第一付加部材は層状であり、
    上記第一付加部材の外面と当接しつつ第一付加部材の外側に配置された第二付加部材を更に備え、
    この第二付加部材の比重は、上記第一付加部材よりも大きく、上記重量部材よりも小さく、
    上記第一付加部材が接着剤であるゴルフクラブヘッド。
  3. 上記第二付加部材は、接着剤である上記第一付加部材により上記重量部材に接着されている請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 上記第二付加部材の側面が、上記ヘッド本体と接していない請求項1から3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. シャフトと、このシャフトの他端部に取り付けられたグリップ部と、このシャフトの一端部に取り付けられたゴルフクラブヘッドとを有し、
    このゴルフクラブヘッドは、
    外面に凹状部が設けられたヘッド本体と、
    この凹状部内に配置され、上記ヘッド本体よりも比重の大きな素材よりなる重量部材と、
    この重量部材の外面と当接しつつ重量部材の外側に配置された第一付加部材とを備え、
    この第一付加部材は、樹脂又はゴムを基材としており、
    この第一付加部材は、上記重量部材の外側に配置されており、
    この第一付加部材は層状であり、
    この第一付加部材において、接着剤と樹脂部材とが交互配置されており、
    上記第一付加部材の外面と当接しつつ第一付加部材の外側に配置された第二付加部材を更に備え、
    この第二付加部材の比重は、上記第一付加部材よりも大きく、上記重量部材よりも小さいゴルフクラブ。
  6. シャフトと、このシャフトの他端部に取り付けられたグリップ部と、このシャフトの一端部に取り付けられたゴルフクラブヘッドとを有し、
    このゴルフクラブヘッドは、
    外面に凹状部が設けられたヘッド本体と、
    この凹状部内に配置され、上記ヘッド本体よりも比重の大きな素材よりなる重量部材と、
    この重量部材の外面と当接しつつ重量部材の外側に配置された第一付加部材とを備え、
    この第一付加部材は、樹脂又はゴムを基材としており、
    この第一付加部材は、上記重量部材の外側に配置されており、
    この第一付加部材は層状であり、
    上記第一付加部材の外面と当接しつつ第一付加部材の外側に配置された第二付加部材を更に備え、
    この第二付加部材の比重は、上記第一付加部材よりも大きく、上記重量部材よりも小さく、
    上記第一付加部材が接着剤であるゴルフクラブ。
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