JP2010225989A - 半導体装置の製造方法及び基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置の製造において、金属膜の酸化による高抵抗化を防止し、生産性を向上させる。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、基板200を収容し、基板200の温度が第1処理温度となるように設定された処理室201内に、酸素を用いることなく熱分解にて金属含有膜を形成できる有機金属原料ガスを供給して、基板200上に金属含有膜を形成する工程と、金属含有膜が形成された基板200を収容し、基板200の温度が第2処理温度となるように設定された処理室201内で、水素含有ガス雰囲気下、もしくは、到達真空雰囲気下で金属含有膜を熱処理する工程と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、金属含有膜を形成する半導体装置の製造方法及び基板処理装置に関するものである。
一般に、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のキャパシタは微細化するに伴って蓄積電荷容量の確保が困難となる。この蓄積電荷容量を確保するため、容量絶縁膜の高誘電率化、下部電極又は上部電極への金属材料の適応が図られている。容量絶縁膜の材料には高い誘電率を持つAl,ZrO,HfO,TiO、Y,La,STO(SrTiO),Ta、BST((Ba、Sr)TiO)、PZT((Pb、Zr)TiO)等が適しており、電極の材料にはルテニウム(Ru)が将来的に有力な候補となっている。
電極形状は高アスペクト比のシリンダ型が主流となっており、段差被覆性に優れた膜が必要となる。従って膜の形成方法としては従来のスパッタリング法よりも段差被覆性に優れるCVD法を採用し、有機液体原料と酸素の反応による成膜法が多く利用されている。
CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いてルテニウム(Ru)膜を形成させる場合に、段差被覆性を向上させるためにCVDを低温で行う必要がある。しかしながら低温で行うと、膜中に不純物が多く残り電気特性を劣化させる。なお、Ru原料の多くは酸素との反応が容易に進行するので、反応ガスとして酸素が使用される。
膜形成後、膜の結晶化及び膜中の不純物の除去のために高温熱処理を行う。このとき、金属膜中に残留している酸素原子の拡散により、Ru膜の下地に形成されるTiNなどの金属膜が酸化されて絶縁膜が形成され、抵抗値が高くなるという問題がある。
また、いくつかのRu原料については、CVD法における膜堆積初期過程において、原料ガス供給後、膜堆積開始までの時間(インキュベーションタイム)が増大するという報告があり、生産性が劣るといった問題もある。
従って本発明の目的は、半導体装置の製造において、成膜の下地となる金属膜の酸化による高抵抗化を防止し、生産性を向上させることにある。
本発明の一態様によれば、基板を収容し、該基板の温度が第1処理温度となるように設定された処理室内に、酸素を用いることなく熱分解にて金属含有膜を形成できる有機金属原料ガスを供給して、前記基板上に金属含有膜を形成する工程と、
前記金属含有膜が形成された前記基板を収容し、該基板の温度が第2処理温度となるように設定された処理室内で、水素含有ガス雰囲気下、もしくは、到達真空雰囲気下で前記金属含有膜を熱処理する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、基板を処理する処理室と、
前記処理室内に酸素を用いることなく熱分解にて金属含有膜を形成できる有機金属原料ガスを供給する有機金属原料ガス供給系と、
前記処理室内に水素含有ガスを供給する水素含有ガス供給系と、
前記処理室内を真空排気する排気系と、
前記処理室内の基板を加熱するヒータと、
基板を収容し、該基板の温度が第1処理温度となるように設定された前記処理室内に、前記有機金属原料ガスを供給して、前記基板上に金属含有膜を形成し、前記基板の温度が第2処理温度となるように設定された前記処理室内で、水素含有ガス雰囲気下、もしくは、到達真空雰囲気下で前記金属含有膜を熱処理するように、前記ヒータ、前記有機金属原料ガス供給系、前記水素含有ガス供給系、および、排気系を制御するコントローラと、を有することを特徴とする基板処理装置が提供される。
本発明のさらに他の態様によれば、基板を処理する第1処理室と、
前記第1処理室内に酸素を用いることなく熱分解にて金属含有膜を形成できる有機金属原料ガスを供給する有機金属原料ガス供給系と、
前記第1処理室内を真空排気する第1排気系と、
前記第1処理室内の基板を加熱する第1ヒータと、
基板を処理する第2処理室と、
前記第2処理室内に水素含有ガスを供給する水素含有ガス供給系と、
前記第2処理室内を真空排気する第2排気系と、
前記第2処理室内の基板を加熱する第2ヒータと、
前記第1処理室と前記第2処理室との間で基板を搬送する搬送ロボットと、
前記搬送ロボットを収容し前記第1処理室と前記第2処理室との間に設けられる搬送室と、
基板を収容し、該基板の温度が第1処理温度となるように設定された前記第1処理室内に、前記有機金属原料ガスを供給して、前記基板上に金属含有膜を形成し、その後、前記金属含有膜が形成された前記基板を前記第1処理室から前記第2処理室へ搬送し、前記金属含有膜が形成された前記基板を収容し、前記基板の温度が第2処理温度となるように設定された前記第2処理室内で、水素含有ガス雰囲気下、もしくは、到達真空雰囲気下で前記金属含有膜を熱処理するように、前記各ヒータ、前記有機金属原料ガス供給系、前記水素含有ガス供給系、および、前記各排気系を制御するコントローラと、を有することを特徴とする基板処理装置が提供される。
本発明によれば、反応ガスである酸素を使用しないで、有機液体原料の熱分解で膜を形成することにより、酸素起因による金属含有膜の下地の金属膜の高抵抗化を抑制することができる。一方、有機液体原料に含まれる炭素等の不純物を膜中から除去するために熱処理を実施し、歩留まりの高い、段差被覆性、生産性の高い半導体装置の製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態における基板処理装置の概略構成図である。 本発明の実施形態における基板処理装置の処理室及びその周辺部を示した概略構成図である。 各処理条件におけるRu膜の抵抗率を示すグラフである。 DRAMの一部を示す断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態に限定するものではない。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施形態における基板処理装置及び半導体装置の製造方法について説明する。図1は本発明の実施形態におけるクラスタ型の基板処理装置1の概略構成図であり、図2は基板処理装置1の処理室201及びその周辺部材を示した概略構成図である。
基板処理装置1は処理室(第1処理室)201、搬送室300、熱処理室(第2処理室)302、ロードロドック室(予備室)303、メインコントローラ(コントローラ)256等を有している。
処理室201はシリコンウエハ等の基板上にルテニウム(Ru)膜等の金属含有膜を形成する処理炉であり、熱処理室302は基板上に形成されたRu膜等の金属含有膜を熱処理(アニール)する処理炉である。処理室201と熱処理室302はほぼ同様の構造となっている。ロードロック室303は処理前及び処理後の基板を基板処理装置1の内部へ搬入又は外部へ搬出するための空間である。搬送室300は処理室201、熱処理室302及びロードロック室303のそれぞれに連通している。搬送室300内に基板移載機(搬送ロボット)301が設置されている。基板移載機301が基板を処理室201、熱処理室302及びロードロック室303のそれぞれに移動させる。
基板200を処理する処理室201は、処理容器202内に形成される。処理容器202の側壁には排気口230及び基板搬入搬出口247が設けられている。基板搬入搬出口247は、処理容器202の側壁において排気口230に対向する位置に設けられている。排気口230は処理室201内のガスを外部に排出するための開口部であり、基板搬入搬出口247は基板200を搬入搬出するための出入り口である。
処理室201内には、円板形状の基板200を支持する支持台206が設けられている。支持台206の上面にはサセプタ217が設けられており、サセプタ217の上面に基板200が載置される。基板200は半導体シリコンウエハ、ガラス基板その他の基板であり、円板形状に限られない。
支持台206の内部には加熱機構としてヒータ(第1ヒータ)207が設けられており、ヒータ207はサセプタ217を介して基板200を加熱する。ヒータ207は基板200の温度が所定の温度となるように温度制御部(温度制御手段)としての温度コントローラ253により制御される。なお、熱処理室302内にも同様の構造でヒータ(第2ヒータ)207aが設けられている。
処理室201の下部には、基板200等の昇降手段として昇降機構266が設けられている。この昇降機構266は、処理室201内において支持台206を上下に移動させる。
突き上げピン212は処理容器202の内部底面に垂直に取り付けられている。突き上げピン212は、複数本、例えば3本設けられている。また支持台206及びサセプタ217には、それぞれの突き上げピン212に対応する位置に、下面から上面に貫通する穴213が設けられている。つまり、穴213は、突き上げピン212と同数設けられている。従って基板200の搬入又は搬出の際に支持台206が下降した状態にあるときには、それぞれの突き上げピン212がそれぞれの穴213を貫通し基板200の下面を下から突き上げることとなる。各突き上げピン212は処理容器202の底面に固定されているので、支持台206が下降した状態にあるときは各突き上げピン212が基板200の一部を支持する。
処理室201の上部にはシャワーヘッド236が設けられており、このシャワーヘッド236がサセプタ217と対向する。シャワーヘッド236は、内部に供給されたガスを分散させる分散板236aと、分散板236aにより分散させたガスを処理室201内へシャワー状に噴出させるシャワー板236bとを有する。シャワーヘッド236の天井部と分散板236aとの間に第1バッファ空間236cが形成されており、分散板236aとシャワー板236bとの間に第2バッファ空間236dが形成されている。シャワーヘッド236の下面、つまり、シャワー板236bには、多数のガス噴出口240が形成されている。第2バッファ空間236d内のガスが、これらガス噴出口240を通じてサセプタ217に向けて噴出される。
処理室201内の支持台206及びサセプタ217の上には円環形状のプレート205が設けられている。プレート205は基板200の周りを囲うように配置されており、シャワーヘッド236から噴出されるガスの流れを調整する整流板として構成されている。プレート205の下方には、円環状の溝211を有する円環状のロワープレート208が設けられており、溝211はプレート205により完全に覆われている。また、プレート205には上面から下面にかけて貫通する複数の穴209が円環状に設けられており、この穴209を介して処理室201内が溝211内に連通している。ロワープレート208の下面であって、処理容器202に設けられた排気口230に最も近い位置には排気穴210が設けられている。これにより、シャワーヘッド236から処理室201内に導入される処理ガスは、基板200の上を通って穴209から溝211に流れ込み、排気穴210から流れ出て排気口230を介して処理室201の外部に排気される。
このような構造とすることにより、処理室201内の排気を迅速に行うことができ、かつ処理容器202内部の原料ガスが直接触れる部分の面積を小さくできる。これにより、処理室201内のクリーニングが容易となる。なお、基板外周部等基板200上に膜を形成したくない箇所が存在する場合には、プレート205の内径を基板200の外径より小さくして基板200の上面外周部分を覆うようにしてもよい。この場合、基板200の搬送を可能とするために、プレート205を処理室201内の基板処理位置に固定したり、プレート205を昇降させる機構を設けるようにしたりしてもよい。
基板搬入搬出口247には仕切弁としてのゲートバルブ244が設けられている。ゲートバルブ244を閉じることで処理室201内を密閉し、ゲートバルブ244を開放することで基板200を処理室201内に搬入搬出することができるようになっている。処理容器202はゲートバルブ244を介して搬送室300に接続されている。
処理室201の外部には、液体原料を供給する原料供給源250aが設けられている。原料供給源250aには、常温常圧で液体状態の有機金属原料が封入されている。本実施形態では、液体状の有機金属原料として酸素を用いることなく(酸素無添加で)熱分解にて金属含有膜を形成できる有機金属液体材料、例えばエア・リキード・ラボラトリーズ社製の『CHORUS』を用いる。『CHORUS』はRu、C、H、Oを含む液体原料である。原料供給源250aは、液体原料供給管232aにより、流量制御器(流量制御手段)としての液体マスフローコントローラ241aを介して気化器255aに接続されている。気化器255aは、原料供給源250aから送られた有機金属原料を気化させるものである。
処理室201の外部にはキャリアガス供給源250cが設けられている。キャリアガス供給源250cには、Ar、He、N等のキャリアガスが封入されている。キャリアガス供給源250cは、キャリアガス供給管232cにより、流量制御器(流量制御手段)としてのマスフローコントローラ241cを介して気化器255aに接続されている。キャリアガスが気化器255aに送られることによって、気化器255aに供給された有機金属原料の液滴が霧化する。これにより、有機金属原料の気化が容易になる。
気化器255aは、原料ガス供給管234を介してシャワーヘッド236に接続されており、気化器255aで有機金属原料を気化して得られた有機金属原料ガスがシャワーヘッド236に送られるようになっている。原料ガス供給管234にはバルブ243aが設けられている。シャワーヘッド236に供給される有機金属原料ガスは、シャワーヘッド236の第1バッファ空間236cに導入される。
主に、原料供給源250a、液体原料供給管232a、液体マスフローコントローラ241a、気化器255a、キャリアガス供給源250c、キャリアガス供給管232c、マスフローコントローラ241c、原料ガス供給管234及びバルブ243aにより有機金属原料ガス供給系221が構成される。
また、処理室201の外部には不活性ガス供給源250bが設けられている。不活性ガス供給源250bには、Ar、He、N等の不活性ガスが封入されている。不活性ガス供給源250bは、不活性ガス供給管232bにより、流量制御器(流量制御手段)としてのマスフローコントローラ241bに接続されている。マスフローコントローラ241bは、供給配管252bにより、原料ガス供給管234に接続されている。その接続箇所は原料ガス供給管234においてバルブ243aよりも下流側に位置する。供給配管252bには、バルブ243bが設けられている。
主に、不活性ガス供給源250b、不活性ガス供給管232b、マスフローコントローラ241b、供給配管252b及びバルブ243bにより不活性ガス供給系222が構成される。
処理容器202の排気口230の外側には排気チャンバ203が設けられている。排気チャンバ203は、排気管231により排気装置(排気手段)としての真空ポンプ246及び図示しない除害装置に接続されている。排気管231には、圧力制御部(圧力制御手段)としての圧力コントローラ254及び原料回収トラップ251が設けられている。真空ポンプ246は、処理容器202内のガスを真空排気するものである。圧力コントローラ254は、処理容器202内の圧力を調整するものである。原料回収トラップ251は、処理容器202から排気されるガスに含まれる原料を捕捉するものである。
主に、排気口230、排気チャンバ203、排気管231、圧力コントローラ254及び真空ポンプ246により排気系(第1排気系)223が構成される。
原料ガス供給管234においてバルブ243aの上流の箇所は、ベント管252aにより、バルブ243cを介して排気管231に接続されている。その接続箇所は排気管231において圧力コントローラ254よりも下流側であって原料回収トラップ251よりも上流側である。主に、ベント管252a及びバルブ243cによりベント系224が構成される。
図1に示すように、熱処理室302の外部には水素含有ガス供給源250dが設けられている。水素含有ガス供給源250dには水素(H)ガス等の水素含有ガスが封入されている。水素含有ガス供給源250dは、水素含有ガス供給管232dにより、熱処理室302内部に接続されている。水素含有ガス供給管232dには、マスフローコントローラ241d及びバルブ243dが設けられている。主に、水素含有ガス供給源250d、水素含有ガス供給管232d、マスフローコントローラ241d及びバルブ243dにより水素含有ガス供給系225が構成される。
なお、熱処理室302の外部には、水素含有ガス供給系225だけでなく、窒素ガス(N)等の窒素含有ガスを供給する窒素含有ガス供給系を設けてもよい。その場合には、窒素含有ガス供給系は水素含有ガス供給系と同様に構成される。
熱処理室302の外部には排気装置(排気手段)としての真空ポンプ246aが設けられている。真空ポンプ246aは、排気管231aにより、熱処理室302内部に接続されている。排気管231aには、原料回収トラップ251a及び圧力制御部(圧力制御手段)としての圧力コントローラ254aが設けられている。
主に、真空ポンプ246a、排気管231a、原料回収トラップ251a及び圧力コントローラ254aにより排気系(第2排気系)226が構成される。
バルブ243a〜243d、マスフローコントローラ241a〜241d、ゲートバルブ244、真空ポンプ246,246a、温度コントローラ253、圧力コントローラ254,254a、気化器255a、昇降機構266及び基板移載機301等の基板処理装置1を構成する各部の動作の制御は、メインコントローラ256により行う。
次に、上述した図1及び図2の構成の基板処理装置1を用いて、半導体デバイスの製造工程の一工程として基板上に薄膜を形成する方法について説明する。本実施の形態では、常温常圧で液体状態の有機金属液体原料であるCHORUSを用いて、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、特にMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法により基板上に金属膜としてRu膜を形成する場合について説明する。なお、以下の説明において、基板処理装置1を構成する各部の動作はメインコントローラ256により制御される。
まず、メインコントローラ256が温度コントローラ253を制御することで、ヒータ207に電力が供給されて、ヒータ207が発熱する。その後、温度コントローラ253によって、ヒータ207への電力供給量が制御される。そして、メインコントローラ256が基板移載機301を動作させ、ロードロック室303に搬入された基板200が基板移載機301によってロードロック室303から搬送室300へ搬送される。
また、メインコントローラ256が昇降機構266及びゲートバルブ244を動作させ、支持台206が基板200を搬入可能な位置まで昇降機構266によって下降され、ゲートバルブ244が開かれて基板搬入搬出口247が開放される。搬送室300内へ搬送された基板200は、基板移載機301によって基板搬入搬出口247を介して処理室201内へ搬入される(基板搬入工程)。このとき支持台206は下降した状態であるため、サセプタ217の各穴213から各突き上げピン212が垂直に突出している。処理室201内へ搬入された基板200は、基板移載機301により下降されることで、各突き上げピン212上に載置され、各突き上げピン212によって水平に支持される。基板200が処理室201内に搬入された後、メインコントローラ256によりゲートバルブ244が閉じられる。その後、メインコントローラ256が昇降機構266を動作させ、支持台206が昇降機構266によって上昇される。この上昇に伴い、各突き上げピン212が各穴213から引き抜かれ、基板200がサセプタ217上に載置される(基板載置工程)。図2はこの状態を示している。以上が、基板搬入工程における基板処理装置1の動作である。
基板200がサセプタ217の上に載置されると、基板200がヒータ207によって加熱され、昇温される(基板昇温工程)。ここで、ヒータ207への電力供給量が温度コントローラ253によって制御されることによって、基板200の温度が第1の処理温度(例えば、200〜400℃)となるように均一に加熱される。その後も温度コントローラ253によるこの温度制御を継続し、基板200が第1の処理温度に保たれるように設定される。
また、基板200が処理室201内に搬入されてゲートバルブ244が閉じられた後、メインコントローラ256が真空ポンプ246を動作させることで処理室201内が真空ポンプ246により真空排気される。また、メインコントローラ256が圧力コントローラ254を制御することで処理室201内の圧力が所定の処理圧力となるように制御される(圧力調整工程)。
なお、基板搬入工程、基板載置工程、基板昇温工程及び圧力調整工程においてバルブ243bは常時開放状態とされ、不活性ガス供給源250bから処理室201内へ不活性ガスが常時流される。これにより基板200へのパーティクル及び金属汚染物の付着を防ぐことができる。
これと並行して気化安定化工程が行われる。つまり、メインコントローラ256によってバルブ243cが開かれるとともに、バルブ243aが閉じられる。この状態で液体状の有機金属原料としてのCHORUSが原料供給源250aから気化器255aへ供給され、これと同時にキャリアガスがキャリアガス供給源250cから気化器255aへ供給される。この気化器255aへ供給されるキャリアガスによって気化器255a内にてCHORUSの液滴が霧化し、CHORUSが気化される。気化器255a内のCHORUSガス及びキャリアガスはベント管252aを通って排気管231から排気される。このようにして予めCHORUSを気化させておくことで、CHORUSの気化を安定化させる。
以上のようにして、基板200の温度が第1の処理温度となり、処理室201内の圧力が所定の処理圧力となり、更に、気化器255a内におけるCHORUSの気化が安定化したら、薄膜形成工程が行われる。メインコントローラ256によってバルブ243b,243cが閉じられると共にバルブ243aが開かれる。そうすると、有機金属原料ガスとしてのCHORUSガスがキャリアガスと共に原料ガス供給管234を通ってシャワーヘッド236の第1バッファ空間236c及び分散板236aを介して第2バッファ空間236dに流入する。第2バッファ空間236dに流入したCHORUSガスは、シャワー板236bの多数のガス噴出口240から処理室201内へ噴出される。そのため、CHORUSガスがシャワー状となって基板200に吹き付けられる。基板200の温度が第1の処理温度となるように設定された処理室201内に供給されたCHORUSガスは基板200に接触して、第1処理温度まで昇温された基板200によって加熱されて熱分解する。CHORUSガスの熱分解によって、基板200上(下地膜上)に金属含有膜としてのRu膜が形成される。
処理室201内に供給されたCHORUSガスは、プレート205上の穴209、溝211、排気穴210を通過して排気口230から処理室201の外部へ流れ出た後、排気チャンバ203を介して排気管231から排気される。
CHORUSガスが処理室201内に供給されている間、温度コントローラ253による温度制御を継続して、基板200の温度が第1の処理温度に保たれるようにする。また、圧力コントローラ254による圧力制御を継続して、処理室201内の圧力が所定の処理圧力に保たれるようにする。そして、CHORUSガスの供給が所定時間行われることによって基板200上のRu膜が所定膜厚にまで成長した後、メインコントローラ256によってバルブ243aが閉じられ、処理室201内へのCHORUSガスの供給が停止される。続いてメインコントローラ256によってバルブ243bが開放されると、不活性ガスが処理室201内へ供給される。これにより処理室201が不活性ガスによりパージされ、残留ガスが除去される。この不活性ガスは排気管231より排気される。また、このとき同時にバルブ243cも開放し、CHORUSガスをベント管252aから排気管231へ排気するようにする。
薄膜形成工程終了後、処理済の基板200は、基板搬入工程とは逆の手順で処理室201から搬送室300へ搬出される(基板搬出工程)。搬送室300へ搬出された基板200は、基板移載機301によって搬送室300から熱処理室302内へ搬入される。そして、熱処理室302内は真空ポンプ246aにより真空排気され、熱処理室302の圧力が圧力コントローラ254aにより所定の処理圧力となるように制御される。
また、メインコントローラ256によってヒータ207aへの電力供給量を制御し基板200を加熱する。これにより基板200の温度が第2処理温度(例えば、400〜600℃)となるように制御される。また、基板200の温度が第2処理温度となるように設定された熱処理室302内に、Hガスを供給する。すなわち、メインコントローラ256によってバルブ243dが開放され、水素含有ガス供給源250dから熱処理室302内へHガスが供給される。これにより熱処理室302内をHガス雰囲気とし、このHガス雰囲気下で基板200上に形成されたRu膜を所定時間熱処理(アニール処理)する(熱処理工程)。
なお、熱処理室302内にHガスを供給せず、到達真空雰囲気下でRu膜を熱処理するようにしてもよい。つまり、メインコントローラ256によるヒータ207aの制御によって基板200の温度が第2処理温度に保たれた状態で、圧力コントローラ254aにより熱処理室302内の圧力を到達真空雰囲気となるように調整する。なお、到達真空雰囲気とは、所定空間内の圧力を真空ポンプの到達真空度まで低下させた状態をいう。
熱処理工程終了後、処理済の基板200は基板移載機301により、熱処理室302から搬送室300に搬送され、搬送室300からロードロック室303へ搬送される。そして処理済の基板200は、ロードロック室303から基板処理装置1外へ搬出される。
なお、本実施形態における基板処理装置を用いて基板200を処理する処理条件の一例として、CHORUSを用いてRu膜を形成する薄膜形成工程においては、処理温度(基板の温度):200〜400℃、処理圧力(処理室内圧力):25〜400Pa、有機金属液体原料(CHORUS)供給流量:0.01〜0.2g/min、キャリアガス(Nガス)供給流量:100〜1000sccmが例示される。
また、熱処理工程においては、処理温度:成膜温度以上、例えば400〜600℃、処理時間:30分以下、H処理の場合の処理圧力:133〜1333Pa、Hガス供給流量:0.1〜5slm、真空処理の場合の処理圧力:0.1〜10Paが例示される。なお、真空処理の場合は処理室内を引き切りとし、到達真空圧力とするのが好ましい。
なお、本実施形態では薄膜形成工程と熱処理工程とを基板処理装置1で行う例について説明したが、薄膜形成工程が終了した時点で基板200を基板処理装置1から搬出し、別の処理装置で熱処理工程を行うこととしてもよい。また、本実施形態では、薄膜形成工程を処理室201内で行い、熱処理工程を熱処理室302内で行う例について説明したが、熱処理工程は、処理室201内で行ってもよい。すなわち、処理室201内での基板200上へのRu膜の形成後、同一処理室内、すなわち処理室201内にて連続して熱処理工程を行うようにしてもよい。以下、これについて説明する。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態について説明する。上記第1実施形態では、熱処理工程が熱処理室302内にて行われているのに対し、本実施形態では、熱処理工程が処理室201内にて行われる。
そのため、第1の実施形態では水素含有ガス供給系225が熱処理室302に接続されていたのに対し、第2の実施形態では水素含有ガス供給系225が処理室201のシャワーヘッド236に接続されている。
次に、本発明の第2の実施形態における半導体装置の製造方法について説明する。
基板搬入工程、基板昇温工程、圧力調整工程、気化安定工程及び薄膜形成工程は第1の実施形態と同一である。
薄膜形成工程終了後(処理室201が不活性ガスにより置換された後)、処理室201は真空ポンプ246により真空排気され、処理室201内の圧力が圧力コントローラ254により所定の処理圧力となるように制御される。
また、メインコントローラ256が、温度コントローラ253を制御することで、ヒータ207の設定温度を第1処理温度から第2処理温度に変更する。そうすると、温度コントローラ253によりヒータ207への電力供給量が制御され、基板200の温度が第2処理温度(例えば、400〜600℃)となる。
続いて基板200の温度が第2処理温度となるように設定された処理室201内に、Hガスを供給する。すなわち、メインコントローラ256によってバルブ243dが開放され、水素含有ガス供給源250dから処理室201内へHガスが供給される。これにより処理室201内をHガス雰囲気とし、このHガス雰囲気下で基板200上に形成されたRu膜を所定時間熱処理(アニール処理)する。
なお、処理室201内にHガスを供給せず、到達真空雰囲気下でRu膜を熱処理するようにしてもよい。つまり、温度コントローラ253によるヒータ207の制御によって基板200の温度が第2処理温度に保たれた状態で、圧力コントローラ254により処理室201内の圧力を到達真空雰囲気となるように調整する。
図4は、上述の実施の形態に係る基板処理装置1及び半導体装置の製造方法を用いて形成されるDRAM(Dynamic Random Access Memory)の一部を示す断面図である。以下、半導体装置(デバイス)の製造方法の一例として、DRAMの一部を形成する際に本発明を適用する例について説明する。
層間絶縁膜100を堆積後、コンタクトホールを開口し、コンタクトプラグ101及びバリアメタル膜102を形成する。同様に、層間絶縁膜103を堆積後、コンタクトホールを開口し、本発明の基板処理装置1及び基板処理方法により下部電極膜(Ru膜)104を形成する。そして層間絶縁膜103の上方の下部電極膜を除去し、層間絶縁膜103の上部を除去すると、シリンダ形状の下部電極104が露出する。露出した下部電極104の表面に容量絶縁膜105を形成し、更にその表面に上部電極膜106を形成する。
本発明で形成される膜は用途に応じて様々な種類から適宜選択可能であるが、一般的には、下部電極膜又は上部電極膜としてはRu、Pt、Ir、Co、バリアメタル膜としてはTiN、TaN、容量絶縁膜としてはAl,ZrO,HfO,TiO、Y,La,STO(SrTiO),Ta、BST((Ba、Sr)TiO)、PZT((Pb、Zr)TiO)等を用いる。
図3を参照して本発明の実施例について説明する。図3は、上述の基板処理装置1を用い、以下に説明する各処理条件により形成したRu膜の抵抗率を比較したものである。
縦軸は測定したRu膜の抵抗率を示している。図3の左右中央に位置する縦の破線の左側は基板の温度を240℃として薄膜形成工程を行った場合、縦の破線の右側は基板の温度を330℃として薄膜形成工程を行った場合をそれぞれ示している。また、「as-deposited」の値は薄膜形成工程のみを行った場合、「After Anneal」の値は薄膜形成工程後に熱処理工程も行った場合をそれぞれ示している。そして、横軸は熱処理工程のコンディションを示しており、N,H,VACは、N雰囲気下、H雰囲気下、到達真空雰囲気下で熱処理工程を行った場合をそれぞれ示している。なお、薄膜形成工程における温度以外の処理条件、熱処理工程における処理条件は、上述の実施形態における処理条件の範囲内の条件とした。
まず、縦の破線の左側と右側とを比較すると、薄膜形成工程時においては、基板の温度を240℃とするよりも330℃とした方がRu膜の抵抗率をより低下させることができることが分かる。
また、as-depositedとAfter Annealの値を比較すると、いずれもAfter Annealの場合の方がRu膜の抵抗率は低く、薄膜形成工程のみではなく熱処理工程をも行った方がより抵抗率の低いRu膜を形成できることが分かる。なお、このとき熱処理工程を行った場合も行わなかった場合もRu膜の下地は酸化されていないことを確認した。これは、CHORUSは酸素(O)を含むがCOの結合状態で存在しており、このCOの結合が強いため、薄膜形成工程又は熱処理工程において気体状のCO(一酸化炭素)として脱離するためと考えられる。
更に、熱処理工程におけるコンディションについては、N雰囲気に比べ、H雰囲気及び真空雰囲気の方が、より抵抗率を低下できることが分かる。これは、H雰囲気下もしくは真空雰囲気下での熱処理による膜中の不純物除去の効果によるものといえる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明の第1の態様によれば、
基板を収容し、該基板の温度が第1処理温度となるように設定された処理室内に、酸素を用いることなく熱分解にて金属含有膜を形成できる有機金属原料ガスを供給して、前記基板上に金属含有膜を形成する工程と、
前記金属含有膜が形成された前記基板を収容し、該基板の温度が第2処理温度となるように設定された処理室内で、水素含有ガス雰囲気下、もしくは、到達真空雰囲気下で前記金属含有膜を熱処理する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の第2の態様によれば、
基板を処理する処理室と、
前記処理室内に酸素を用いることなく熱分解にて金属含有膜を形成できる有機金属原料ガスを供給する有機金属原料ガス供給系と、
前記処理室内に水素含有ガスを供給する水素含有ガス供給系と、
前記処理室内を真空排気する排気系と、
前記処理室内の基板を加熱するヒータと、
基板を収容し、該基板の温度が第1処理温度となるように設定された前記処理室内に、前記有機金属原料ガスを供給して、前記基板上に金属含有膜を形成し、前記基板の温度が第2処理温度となるように設定された前記処理室内で、水素含有ガス雰囲気下、もしくは、到達真空雰囲気下で前記金属含有膜を熱処理するように、前記ヒータ、前記有機金属原料ガス供給系、前記水素含有ガス供給系、および、排気系を制御するコントローラと、を有することを特徴とする基板処理装置が提供される。
本発明の第3の態様によれば、
基板を処理する第1処理室と、
前記第1処理室内に酸素を用いることなく熱分解にて金属含有膜を形成できる有機金属原料ガスを供給する有機金属原料ガス供給系と、
前記第1処理室内を真空排気する第1排気系と、
前記第1処理室内の基板を加熱する第1ヒータと、
基板を処理する第2処理室と、
前記第2処理室内に水素含有ガスを供給する水素含有ガス供給系と、
前記第2処理室内を真空排気する第2排気系と、
前記第2処理室内の基板を加熱する第2ヒータと、
前記第1処理室と前記第2処理室との間で基板を搬送する搬送ロボットと、
前記搬送ロボットを収容し前記第1処理室と前記第2処理室との間に設けられる搬送室と、
基板を収容し、該基板の温度が第1処理温度となるように設定された前記第1処理室内に、前記有機金属原料ガスを供給して、前記基板上に金属含有膜を形成し、その後、前記金属含有膜が形成された前記基板を前記第1処理室から前記第2処理室へ搬送し、前記金属含有膜が形成された前記基板を収容し、前記基板の温度が第2処理温度となるように設定された前記第2処理室内で、水素含有ガス雰囲気下、もしくは、到達真空雰囲気下で前記金属含有膜を熱処理するように、前記各ヒータ、前記有機金属原料ガス供給系、前記水素含有ガス供給系、および、前記各排気系を制御するコントローラと、を有することを特徴とする基板処理装置が提供される。
本発明の第4の態様によれば、
基板の置かれた雰囲気を有機金属化合物ガスの雰囲気にして、その有機金属化合物ガスを熱分解することによって前記基板上に金属含有膜を形成し、
その後、前記基板の置かれた雰囲気を水素ガスの雰囲気又は真空圧の雰囲気にして、前記基板上に形成された前記金属含有膜を加熱する、金属含有膜の製造方法が提供される。
好ましくは、前記有機金属原料ガス(有機金属化合物ガス)は、CO結合を含む。
また好ましくは、前記有機金属原料ガス(有機金属化合物ガス)は、CHORUSガスである。
1 基板処理装置
200 基板
201 処理室(第1処理室)
207 ヒータ(第1ヒータ)
207a ヒータ(第2ヒータ)
221 有機金属原料ガス供給系
223 排気系(第1排気系)
225 水素含有ガス供給系
226 排気系(第2排気系)
256 メインコントローラ(コントローラ)
300 搬送室
301 基板移載機(搬送ロボット)
302 熱処理室(第2処理室)

Claims (3)

  1. 基板を収容し、該基板の温度が第1処理温度となるように設定された処理室内に、酸素を用いることなく熱分解にて金属含有膜を形成できる有機金属原料ガスを供給して、前記基板上に金属含有膜を形成する工程と、
    前記金属含有膜が形成された前記基板を収容し、該基板の温度が第2処理温度となるように設定された処理室内で、水素含有ガス雰囲気下、もしくは、到達真空雰囲気下で前記金属含有膜を熱処理する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 基板を処理する処理室と、
    前記処理室内に酸素を用いることなく熱分解にて金属含有膜を形成できる有機金属原料ガスを供給する有機金属原料ガス供給系と、
    前記処理室内に水素含有ガスを供給する水素含有ガス供給系と、
    前記処理室内を真空排気する排気系と、
    前記処理室内の基板を加熱するヒータと、
    基板を収容し、該基板の温度が第1処理温度となるように設定された前記処理室内に、前記有機金属原料ガスを供給して、前記基板上に金属含有膜を形成し、前記基板の温度が第2処理温度となるように設定された前記処理室内で、水素含有ガス雰囲気下、もしくは、到達真空雰囲気下で前記金属含有膜を熱処理するように、前記ヒータ、前記有機金属原料ガス供給系、前記水素含有ガス供給系、および、排気系を制御するコントローラと、を有することを特徴とする基板処理装置。
  3. 基板を処理する第1処理室と、
    前記第1処理室内に酸素を用いることなく熱分解にて金属含有膜を形成できる有機金属原料ガスを供給する有機金属原料ガス供給系と、
    前記第1処理室内を真空排気する第1排気系と、
    前記第1処理室内の基板を加熱する第1ヒータと、
    基板を処理する第2処理室と、
    前記第2処理室内に水素含有ガスを供給する水素含有ガス供給系と、
    前記第2処理室内を真空排気する第2排気系と、
    前記第2処理室内の基板を加熱する第2ヒータと、
    前記第1処理室と前記第2処理室との間で基板を搬送する搬送ロボットと、
    前記搬送ロボットを収容し前記第1処理室と前記第2処理室との間に設けられる搬送室と、
    基板を収容し、該基板の温度が第1処理温度となるように設定された前記第1処理室内に、前記有機金属原料ガスを供給して、前記基板上に金属含有膜を形成し、その後、前記金属含有膜が形成された前記基板を前記第1処理室から前記第2処理室へ搬送し、前記金属含有膜が形成された前記基板を収容し、前記基板の温度が第2処理温度となるように設定された前記第2処理室内で、水素含有ガス雰囲気下、もしくは、到達真空雰囲気下で前記金属含有膜を熱処理するように、前記各ヒータ、前記有機金属原料ガス供給系、前記水素含有ガス供給系、および、前記各排気系を制御するコントローラと、を有することを特徴とする基板処理装置。
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