JP2010224222A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】照明装置から投写光学系までの光路中に存在する光学部品に汚れが付着しても、プロジェクターを分解せずに光学部品の表面を清掃することが可能なプロジェクターを提供する。
【解決手段】照明装置と、光変調装置と、投写光学系とを備えるプロジェクターであって、照明装置から投写光学系までの光路中に存在する光学部品のうち少なくともいずれかの光学部品の表面を、ふき取りによって清掃するためのワイパー装置700をさらに備えることを特徴とするプロジェクター1000。
【選択図】図2

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、照明装置と、照明装置からの照明光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、光変調装置からの変調光を投写画像として投写する投写光学系とを備えるプロジェクターが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−121997号公報
ところで、従来のプロジェクターにおいては、照明装置から投写光学系までの光路中に存在する光学部品の表面に汚れが付着し、投写画像の輝度及び画質が低下することがある。そして、一度低下した輝度及び画質を回復させるためには、プロジェクターを分解して清掃を行う必要があるという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、照明装置から投写光学系までの光路中に存在する光学部品に汚れが付着し、投写画像の輝度及び画質が低下しても、プロジェクターを分解せずに光学部品の表面を清掃することが可能なプロジェクターを提供することを目的とする。
本発明のプロジェクターは、照明装置と、前記照明装置からの照明光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置からの変調光を投写画像として投写する投写光学系とを備えるプロジェクターであって、前記照明装置から前記投写光学系までの光路中に存在する光学部品のうち少なくともいずれかの光学部品の表面を、ふき取りによって清掃するためのワイパー装置をさらに備えることを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクターによれば、照明装置から投写光学系までの光路中に存在する光学部品のうち少なくともいずれかの光学部品の表面を、ふき取りによって清掃するためのワイパー装置を備えるため、照明装置から投写光学系までの光路中に存在する光学部品に汚れが付着し、投写画像の輝度及び画質が低下しても、プロジェクターを分解せずに光学部品の表面を清掃することが可能となる。
本発明のプロジェクターにおいては、前記ワイパー装置は、一方の端部を中心として往復回動するワイパー部と、前記ワイパー部を駆動させる駆動部とを有し、前記ワイパー部は、前記光学部品の表面に摺接して当該表面を清掃するふき取り具と、前記ふき取り具を支持する支持部とを有し、前記ワイパー部は、前記ワイパー装置が前記光学部品の表面を清掃しないときにおいては、前記光路に干渉しない位置に配置されることが好ましい。
このような構成とすることにより、ワイパー装置が単純に往復回動する簡易な構成のワイパー部を有するため、表面が平面的な光学部品、例えば、ミラー等の表面をふき取りによって清掃することに適するワイパー装置となる。
本発明のプロジェクターにおいては、前記ワイパー装置は、一方の端部を中心として回動可能なアーム部と、前記アーム部の他方の端部を中心として回動可能な回動部とを有するワイパー部と、前記ワイパー部を駆動させる駆動部とを有し、前記回動部は、前記光学部品の表面に摺接して当該表面を清掃するふき取り具と、前記ふき取り具を支持し、前記光学部品の表面の曲率に対応する曲率を有する支持部とを有し、前記ワイパー部は、前記ワイパー装置が前記光学部品の表面を清掃しないときにおいては、前記光路に干渉しない位置に配置されることが好ましい。
このような構成とすることにより、回転する回動部が光学部品の表面の曲率に対応する曲率を有する支持部を有するため、曲率のある光学部品、例えば、レンズ等の表面をふき取りによって清掃することに適するワイパー装置となる。
本発明のプロジェクターにおいては、前記ワイパー装置は、前記光路を挟んで前記光学部品の両側に配置され、それぞれ前記光学部品の表面の曲率に対応する曲率のスリットを有する一対のガイドと、前記一対のガイドのスリットに沿って移動可能であるワイパー部と、前記ワイパー部を移動させる駆動部とを有し、前記ワイパー部は、前記光学部品の表面に摺接して当該表面を清掃するふき取り具と、前記ふき取り具を支持し、前記光学部品の表面の曲率に対応する曲率を有する支持部とを有し、前記ワイパー部は、前記ワイパー装置が前記光学部品の表面を清掃しないときにおいては、前記光路に干渉しない位置に配置されることが好ましい。
このような構成とすることにより、光学部品の表面の曲率に対応するスリットに沿って移動するワイパー部が、光学部品の曲率に対応する曲率を有する支持部を有するため、曲率のある光学部品、例えば、レンズ等の表面をふき取りによって清掃することに適するワイパー装置となる。
本発明のプロジェクターにおいては、前記ワイパー装置は、前記光路を挟んで前記光学部品の両側に配置され、それぞれスリットを有する一対のガイドと、前記一対のガイドのスリットに沿って移動可能であるワイパー部と、前記ワイパー部を移動させる駆動部とを有し、前記ワイパー部は、棒状のフレーム部と、前記フレーム部にそれぞれ弾性体を介して支持される複数の支持部と、前記支持部に支持され、前記光学部品の表面に摺接して当該表面を清掃するふき取り具とを有し、前記ワイパー部は、前記ワイパー装置が前記光学部品の表面を清掃しないときにおいては、前記光路に干渉しない位置に配置されることが好ましい。
このような構成とすることにより、スリットに沿って移動するワイパー部が、弾性体を介して支持される複数の支持部を有するため、曲率のある光学部品、例えば、レンズ等の表面をふき取りによって清掃することに適するワイパー装置となる。
本発明のプロジェクターにおいては、使用者が任意のタイミングで、前記ワイパー装置を作動させるためのワイパー作動スイッチをさらに備えることが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者が投写画像の輝度及び画質の低下を感じたときに、ワイパー作動スイッチを用いてワイパー装置を作動させ、ワイパー装置に光学部品の清掃をさせることが可能となる。
本発明のプロジェクターにおいては、所定のタイミングで前記ワイパー装置を作動させるワイパー自動作動装置を備えることが好ましい。
このような構成とすることにより、自動でワイパー装置に光学部品の清掃をさせることが可能となる。
実施形態1に係るプロジェクター1000の光学系を示す上面図。 実施形態1に係るワイパー装置700及びワイパー作動スイッチ940を説明するために示す図。 実施形態2に係るワイパー装置750及びワイパー作動スイッチ940を説明するために示す図。 実施形態3に係るワイパー装置800及びワイパー作動スイッチ940を説明するために示す図。 実施形態4に係るワイパー装置900及びワイパー作動スイッチ940を説明するために示す図。 実施形態5に係るワイパー装置700及びワイパー自動作動装置950を説明するために示す図。
以下、本発明のプロジェクターについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
なお、以下の各実施形態において、ワイパー装置が清掃を行う対象は、それぞれプロジェクターにおいて、当該表面が最も汚れが付着しやすいとする光学部品の表面であるとする。実際には、最も汚れが付着しやすい光学部品の表面は、プロジェクターごとの設計等によって異なるため、以下の各実施形態においてワイパー装置が清掃を行う対象は、あくまで一例である。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るプロジェクター1000の光学系を示す上面図である。
図2は、実施形態1に係るワイパー装置700及びワイパー作動スイッチ940を説明するために示す図である。図2(a)はワイパー装置700及びワイパー作動スイッチ940を示す図であり、図2(b)は図2(a)のA1−A1断面図であり、図2(c)はワイパー装置700及びワイパー作動スイッチ940を示す図である。なお、図2(a)はワイパー装置700がコンデンサーレンズ280の表面を清掃している状態を示す図であり、図2(c)はワイパー装置700がコンデンサーレンズ280の表面を清掃していないときの状態を示す図である。また、図2(a)及び図2(c)のワイパー装置700及びコンデンサーレンズ280は、正面から見る図である。
なお、以下の説明においては、互いに直交する3つの方向をそれぞれz軸方向(図1における照明光軸100axの方向。)、x軸方向(図1における紙面に平行かつz軸に直交する方向。)及びy軸方向(図1における紙面に垂直な方向。)とする。
実施形態1に係るプロジェクター1000は、図1に示すように、照明装置100と、色分離導光光学系200と、3つの液晶装置400R,400G,400Bと、クロスダイクロイックプリズム500と、投写光学系600と、ワイパー装置700とを備えるプロジェクターである。
照明装置100は、光源装置50、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130、偏光変換装置140及び重畳レンズ150を備える。
光源装置50は、発光管10、楕円面リフレクター20、副鏡30及び凹レンズ40を備える。光源装置50は、照明光軸100axに沿って光を射出する。
発光管10は、管球部と、管球部の両側に延びる一対の封止部とを有する。管球部は、図示による説明は省略するが、管球部内に配置された一対の電極と、水銀、希ガス及び少量のハロゲンとを有する。一対の電極間に電位差が発生すると、放電が生じ、アーク像が生成される。このアーク像が発光部であり、楕円面リフレクター20の第1焦点近傍に位置する。管球部は、例えば、石英ガラスからなる。発光管10としては、高輝度発光する種々の発光管を採用でき、例えば、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ等を採用できる。
楕円面リフレクター20は、発光管10の一方の封止部が挿通・固定される開口部と、発光管10からの光を第2焦点位置に向けて反射する反射面とを有する。
副鏡30は、発光管10の管球部の略半分を覆い、楕円面リフレクター20の反射面と対向して配置される反射部材である。副鏡30は、発光管10の他方の封止部に挿通・固定される。副鏡30は、発光管10から被照明領域側へ射出される光を、楕円面リフレクター20へ向かって反射する。
凹レンズ40は、楕円面リフレクター20の被照明領域側に配置される。凹レンズ40は、楕円面リフレクター20からの光を略平行化するように構成される。
第1レンズアレイ120は、光源装置50から射出される光を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子としての機能を有し、照明光軸100axと直交する面内にマトリクス状に配列される複数の第1小レンズ122を備える。図示による説明は省略するが、第1小レンズ122の外形形状は、後述する液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域の外形形状に関して相似形である。
第2レンズアレイ130は、上述した第1レンズアレイ120により分割された複数の部分光束を集光する光学素子であり、第1レンズアレイ120と同様に照明光軸100axに直交する面内にマトリクス状に配列される複数の第2小レンズ132を備える。
偏光変換装置140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束の偏光方向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する偏光変換素子である。
偏光変換装置140は、図示による詳しい説明は省略するが、光源装置50からの照明光束に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過し、他方の直線偏光成分を照明光軸100axに垂直な方向(x軸方向)に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向(z軸方向)に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板とを有する。
重畳レンズ150は、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130及び偏光変換装置140を経た複数の部分光束を集光して、液晶装置400R,400G,400Bにおける画像形成領域近傍に重畳させるための光学素子である。なお、図1に示す重畳レンズ150は1枚のレンズで構成されているが、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210,220と、反射ミラー230,240,250と、リレーレンズ260,270と、コンデンサーレンズ280とを備える。色分離導光光学系200は、照明装置100から射出される照明光を赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して、それぞれの色光を照明対象となる液晶装置400R,400G,400Bに導く機能を有する。
ダイクロイックミラー210,220は、基板上に、所定の波長領域の光を反射し、他の波長領域の光を透過する波長選択膜が形成された光学素子である。光路前段に配置されるダイクロイックミラー210は、赤色光成分を反射し、その他の色光成分を透過するミラーである。光路後段に配置されるダイクロイックミラー220は、緑色光成分を反射し、青色光成分を透過するミラーである。
ダイクロイックミラー210で反射された赤色光成分は、反射ミラー230により曲折され、集光レンズ300Rを介して赤色光用の液晶装置400Rの画像形成領域に入射する。
集光レンズ300Rは、重畳レンズ150からの各部分光束を各主光線に対して略平行な光束に変換するために設けられる。他の液晶装置400G,400Bの光路前段に配設される集光レンズ300G,300Bも、集光レンズ300Rと同様に構成される。
ダイクロイックミラー210を通過した緑色光成分及び青色光成分のうち緑色光成分は、コンデンサーレンズ280を通過した後に、ダイクロイックミラー220によって反射され、集光レンズ300Gを通過して緑色光用の液晶装置400Gの画像形成領域に入射する。一方、青色光成分は、ダイクロイックミラー220を透過し、リレーレンズ260、入射側の反射ミラー240、リレーレンズ270、射出側の反射ミラー250及び集光レンズ300Bを通過して青色光用の液晶装置400Bの画像形成領域に入射する。リレーレンズ260,270及び反射ミラー240,250は、ダイクロイックミラー220を透過した青色光成分を液晶装置400Bまで導く機能を有する。
コンデンサーレンズ280は、緑色光成分及び青色光成分を集光し、安定してダイクロイックミラー220に入射させる。後述するワイパー装置700は、このコンデンサーレンズ280の表面をふき取りによって清掃するためのものである。
なお、青色光の光路にこのようなリレーレンズ260,270及び反射ミラー240,250が設けられているのは、青色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。実施形態1に係るプロジェクター1000においては、青色光の光路の長さが長いのでこのような構成とされているが、赤色光の光路の長さを長くして、リレーレンズ260,270及び反射ミラー240,250を赤色光の光路に用いる構成も考えられる。
ワイパー装置700は、照明装置100から投写光学系600までの光路中に存在する光学部品のうちコンデンサーレンズ280に光が入射する側の表面を、ふき取りによって清掃するためのものである。
ワイパー装置700は、図2に示すように、アーム部710と、回動部720とを有するワイパー部702と、駆動部(図示せず。)とを有する。なお、図2(a)に符号282及び284として示すのは光学部品用筐体の一部であり、プロジェクター1000においてコンデンサーレンズ280を支持する部材である。
アーム部710は、光学部品用筐体の部分282上において、一方の端部712側において駆動部と接続されており、回動可能である。ワイパー装置700がコンデンサーレンズ280の表面をふき取りによって清掃するときには、図2(a)に示すように、他方の端部714がコンデンサーレンズ280の略中央部に位置するように、駆動部によって回動される。アーム部710は、少なくとも200℃までの温度において変質しない部材で構成されていることが好ましい。
回動部720は、図2(b)に示すように、ふき取り具722と、支持部724とを有し、アーム部710の他方の端部714を中心として回転可能である。
ふき取り具722は、コンデンサーレンズ280の表面に摺接して当該表面を清掃する。ふき取り具722としては光学部品の表面を傷つけないものが好ましく、例えば、柔らかい布、ブラシ、ゴム等を用いることができる。
支持部724は、ふき取り具722を支持し、コンデンサーレンズ280の表面の曲率に対応する曲率を有する。支持部724は、少なくとも200℃までの温度において変質しない部材で構成されていることが好ましい。
回動部720には、他方の端部714を介して回動部駆動装置726が取り付けられており、回動部720は、回動部駆動装置726が発生する駆動力によって回転する。このとき、ふき取り具722がコンデンサーレンズ280の表面に摺接しているため、当該表面の汚れを清掃することができる。ワイパー部駆動装置726としては、例えば、超音波モーター等を用いることができる。
ワイパー部702は、図2(c)に示すように、ワイパー装置700がコンデンサーレンズ280の表面を清掃しないときにおいては、光学部品用筐体の部分282に重なる位置、つまり光路に干渉しない位置に配置される。
このため、ワイパー部702によって投写画像に影響が出ることがなく、また、ワイパー部702を構成する部材が光によって劣化することを防ぐことができる。
ワイパー作動スイッチ940は、使用者が任意のタイミングで、ワイパー装置700を作動させるためのものである。ワイパー作動スイッチ940は、使用者が所定の操作を行ったときに、ワイパー装置700を作動させるように電気信号を送る。
なお、ワイパー装置700を構成する部材を保護するという観点から、ワイパー装置700がコンデンサーレンズ280の表面を清掃するときには、コンデンサーレンズ280の表面の温度が十分に低いことが好ましい。このため、プロジェクター1000は、例えば、ワイパー装置700が作動するときには、まず照明装置100が消灯し、コンデンサーレンズ280の表面の温度が下がるのを待ってからワイパー装置700が当該表面を清掃するように構成されることが好ましい。
液晶装置400R,400G,400Bは、入射した照明光を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、照明装置100の照明対象となる。なお、図示を省略したが、各集光レンズ300R,300G,300Bと液晶装置400R,400G,400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が配置され、液晶装置400R,400G,400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が配置される。これら入射側偏光板、液晶装置400R,400G,400B及び射出側偏光板によって、入射する各色光の光変調が行われる。
液晶装置400R,400G,400Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入したものであり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像信号に応じて、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。
クロスダイクロイックプリズム500は、射出側偏光板から射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界面に形成された誘電体多層膜は、青色光を反射するものである。これらの誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投写光学系600によって拡大投写され、スクリーンSCR上で画像を形成する。
上記したように、実施形態1に係るプロジェクター1000は、照明装置100と、色分離導光光学系200と、3つの液晶装置400R,400G,400Bと、クロスダイクロイックプリズム500と、投写光学系600と、ワイパー装置700と、ワイパー作動スイッチ940とを備えるプロジェクターである。
このため、実施形態1に係るプロジェクター1000は、照明装置100から投写光学系600までの光路中に存在する光学部品のうちコンデンサーレンズ280の表面を、ふき取りによって清掃するためのワイパー装置700を備えるため、コンデンサーレンズ280に汚れが付着し、投写画像の輝度及び画質が低下しても、プロジェクター1000を分解せずにコンデンサーレンズ280の表面を清掃することが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、回転する回動部720が光学部品の表面の曲率に対応する曲率を有する支持部724を有するため、曲率のある光学部品であるコンデンサーレンズ280の表面をふき取りによって清掃することに適するワイパー装置となる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、使用者が任意のタイミングで、ワイパー装置700を作動させるためのワイパー作動スイッチ940をさらに備えるため、使用者が投写画像の輝度及び画質の低下を感じたときに、ワイパー作動スイッチ940を用いてワイパー装置700を作動させ、ワイパー装置700にコンデンサーレンズ280の清掃をさせることが可能となる。
[実施形態2]
図3は、実施形態2に係るワイパー装置750及びワイパー作動スイッチ940を説明するために示す図である。図3(a)はワイパー装置750及びワイパー作動スイッチ940を示す図であり、図3(b)はワイパー装置750を示す側面図であり、図3(c)は図3(a)のA2−A2断面図であり、図3(d)はワイパー装置750及びワイパー作動スイッチ940を示す図である。なお、図3(a)及び図3(b)はワイパー装置750がコンデンサーレンズ280の表面を清掃している状態を示す図であり、図3(d)はワイパー装置750がコンデンサーレンズ280の表面を清掃していないときの状態を示す図である。また、図3(a)及び図3(d)に示すワイパー装置750及びコンデンサーレンズ280は、正面から見る図である。
実施形態2に係るプロジェクター1002(図示せず。)は、基本的には実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するが、ワイパー装置の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なる。すなわち、実施形態2に係るプロジェクター1002においては、図3に示すように、ワイパー装置750は、一対のガイド760,762と、ワイパー部770と、駆動部(図示せず。)とを有する。
一対のガイド760,762は、図3(a)〜図3(c)に示すように、光路を挟んでコンデンサーレンズ280の両側に配置され、それぞれコンデンサーレンズ280の表面の曲率に対応する曲率のスリット764,766を有する。
ワイパー部770は、ふき取り具772と、支持部774とを有し、図3(b)に示すように、一対のガイド760,762のスリット764,766に沿って移動可能である。ワイパー部770は、駆動部からの駆動力によって移動する。
ふき取り具772は、図3(c)に示すように、コンデンサーレンズ280の表面に摺接して当該表面を清掃する。ふき取り具772としては光学部品の表面を傷つけないものが好ましく、例えば、柔らかい布、ブラシ、ゴム等を用いることができる。
支持部774は、ふき取り具772を支持し、コンデンサーレンズ280の表面の曲率に対応する曲率を有する。支持部774は、少なくとも200℃までの温度において変質しない部材で構成されていることが好ましい。
ワイパー部770は、図3(d)に示すように、ワイパー装置750がコンデンサーレンズ280の表面を清掃しないときにおいては、光学部品用筐体の部分282上、つまり光路に干渉しない位置に配置される。
このため、ワイパー部770によって投写画像に影響が出ることがなく、また、ワイパー部770を構成する部材が光によって劣化することを防ぐことができる。
上記したように、実施形態2に係るプロジェクター1002は、ワイパー装置の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なるが、コンデンサーレンズ280の表面を、ふき取りによって清掃するためのワイパー装置750を備えるため、実施形態1に係るプロジェクター1000の場合と同様に、コンデンサーレンズ280に汚れが付着し、投写画像の輝度及び画質が低下しても、プロジェクター1000を分解せずにコンデンサーレンズ280の表面を清掃することが可能となる。
また、実施形態2に係るプロジェクター1002によれば、コンデンサーレンズ280の表面の曲率に対応するスリット764,766に沿って移動するワイパー部770が、コンデンサーレンズ280の曲率に対応する曲率を有する支持部774を有するため、曲率のある光学部品であるコンデンサーレンズ280の表面をふき取りによって清掃することに適するワイパー装置となる。
なお、実施形態2に係るプロジェクター1002は、ワイパー装置の構成以外の点においては、実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するため、実施形態1に係るプロジェクター1000が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態3]
図4は、実施形態3に係るワイパー装置800及びワイパー作動スイッチ940を説明するために示す図である。図4(a)はワイパー装置800及びワイパー作動スイッチ940を示す図であり、図4(b)はワイパー装置800を示す側面図であり、図4(c)は図4(a)のA3−A3断面図であり、図4(d)は図4(c)におけるRの範囲を拡大して示す部分拡大断面図であり、図4(e)はワイパー装置800及びワイパー作動スイッチ940を示す図である。なお、図4(a)及び図4(b)はワイパー装置800が、コンデンサーレンズ280の表面を清掃している状態を示す図であり、図4(e)はワイパー装置800がコンデンサーレンズ280の表面を清掃していないときの状態を示す図である。また、図4(a)及び図4(e)のワイパー装置800及びコンデンサーレンズ280は、正面から見る図である。
実施形態3に係るプロジェクター1004(図示せず。)は、基本的には実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するが、ワイパー装置の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なる。すなわち、実施形態3に係るプロジェクター1004においては、図4に示すように、ワイパー装置800は、一対のガイド810,812と、ワイパー部820と、駆動部(図示せず。)とを有する。
一対のガイド810,812は、図4(a)及び図4(b)に示すように、光路を挟んでコンデンサーレンズ280の両側に配置され、それぞれスリット814,816を有する。なお、実施形態3においてはスリット814,816は直線状であるが、これに限らず、例えば、曲線状であってもよい。
ワイパー部820は、フレーム部822と、複数の支持部830,840,850,860,870,880,890と、複数のふき取り具832,842,852,862,872,882,892とを有し、図4(b)に示すように、一対のガイド810,812のスリット814,816に沿って移動可能である。ワイパー部820は、駆動部からの駆動力によって移動する。
フレーム部822は、棒状の形状をしており、スリット814,816に沿って移動する。フレーム部822は、少なくとも200℃までの温度において変質しない部材で構成されていることが好ましい。
支持部830,840,850,860,870,880,890は、図4(c)及び図4(d)に示すように、フレーム部822にそれぞれ弾性体834,844,854,864,874,884,894を介して支持される。支持部830,840,850,860,870,880,890は、少なくとも200℃までの温度において変質しない部材で構成されていることが好ましい。なお、弾性体834,874,884,894については図示を省略したが、弾性体844,854,864と同様の構成を有する。
ふき取り具832,842,852,862,872,882,892は、それぞれ継手836,846,856,866,876,886,896を介して支持部830,840,850,860,870,880,890に支持され、コンデンサーレンズ280の表面に摺接して当該表面を清掃する。各ふき取り具としては光学部品の表面を傷つけないものが好ましく、例えば、柔らかい布、ブラシ、ゴム等を用いることができる。
継手836,846,856,866,876,886,896はそれぞれふき取り具832,842,852,862,872,882,892が摺接するコンデンサーレンズ280の表面の角度に応じて各ふき取り具の角度を変化させることが可能である。なお、継手836,876,886,896については図示を省略したが、継手846,856,866と同様の構成を有する。
ワイパー部820は、図4(e)に示すように、ワイパー装置800がコンデンサーレンズ280の表面を清掃しないときにおいては、光学部品用筐体の部分282上、つまり光路に干渉しない位置に配置される。
このため、ワイパー部820によって投写画像に影響が出ることがなく、また、ワイパー部820を構成する部材が光によって劣化することを防ぐことができる。
上記したように、実施形態3に係るプロジェクター1004は、ワイパー装置の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なるが、コンデンサーレンズ280の表面を、ふき取りによって清掃するためのワイパー装置800を備えるため、実施形態1に係るプロジェクター1000の場合と同様に、コンデンサーレンズ280に汚れが付着し、投写画像の輝度及び画質が低下しても、プロジェクター1000を分解せずにコンデンサーレンズ280の表面を清掃することが可能となる。
また、実施形態3に係るプロジェクター1004によれば、スリット814,816に沿って移動するワイパー部820が、弾性体834,844,854,864,874,884,894を介して支持される複数の支持部830,840,850,860,870,880,890を有するため、曲率のある光学部品であるコンデンサーレンズ280の表面をふき取りによって清掃することに適するワイパー装置となる。
なお、実施形態3に係るプロジェクター1004は、ワイパー装置の構成以外の点においては、実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するため、実施形態1に係るプロジェクター1000が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態4]
図5は、実施形態4に係るワイパー装置900及びワイパー作動スイッチ940を説明するために示す図である。図5(a)はワイパー装置900及びワイパー作動スイッチ940を示す図であり、図5(b)は図5(a)のA4−A4断面図であり、図5(c)はワイパー装置900及びワイパー作動スイッチ940を示す図である。なお、図5(a)はワイパー装置900が反射ミラー240の表面を清掃している状態を示す図であり、図5(c)はワイパー装置900が反射ミラー240の表面を清掃していないときの状態を示す図である。また、図5(a)及び図5(c)のワイパー装置900及び反射ミラー240は、正面から見る図である。
実施形態4に係るプロジェクター1006(図示せず。)は、基本的には実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するが、ワイパー装置の構成及びワイパー装置が清掃を行う対象が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なる。すなわち、実施形態4に係るプロジェクター1006においては、図5に示すように、ワイパー装置900は、反射ミラー240の表面をふき取りによって清掃するためのものであり、ワイパー部910と、駆動部(図示せず。)とを有する。
なお、図5(a)に符号242として示すのは光学部品用筐体の一部であり、プロジェクター1000において反射ミラー240を支持する部材である。
また、反射ミラー240の表面は略平面である。
ワイパー部910は、ふき取り具912と、支持部914とを有する。ワイパー部910は、光学部品用筐体の部分242上において、一方の端部916側において駆動部と接続されており、一方の端部916を中心として往復回動する。
ふき取り具912は、図5(b)に示すように、反射ミラー240の表面に摺接して当該表面を清掃する。ふき取り具772としては光学部品の表面を傷つけないものが好ましく、例えば、柔らかい布、ブラシ、ゴム等を用いることができる。
支持部914は、ふき取り具912を支持する。支持部914は、少なくとも200℃までの温度において変質しない部材で構成されていることが好ましい。
ワイパー部910は、図5(c)に示すように、ワイパー装置900が反射ミラー240の表面を清掃しないときにおいては、光学部品用筐体の部分242上、つまり光路に干渉しない位置に配置される。
このため、ワイパー部910によって投写画像に影響が出ることがなく、また、ワイパー部910を構成する部材が光によって劣化することを防ぐことができる。
上記したように、実施形態4に係るプロジェクター1006は、ワイパー装置の構成及びワイパー装置が清掃を行う対象が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なるが、反射ミラー240の表面を、ふき取りによって清掃するためのワイパー装置900を備えるため、実施形態1に係るプロジェクター1000の場合と同様に、反射ミラー240に汚れが付着し、投写画像の輝度及び画質が低下しても、プロジェクター1000を分解せずに反射ミラー240の表面を清掃することが可能となる。
また、実施形態4に係るプロジェクター1006によれば、ワイパー装置900が単純に往復回動する簡易な構成のワイパー部910を有するため、表面が平面的な光学部品である反射ミラー240の表面をふき取りによって清掃することに適するワイパー装置となる。
なお、実施形態4に係るプロジェクター1006は、ワイパー装置の構成以外の点においては、実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するため、実施形態1に係るプロジェクター1000が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態5]
図6は、実施形態5に係るワイパー装置700及びワイパー自動作動装置950を説明するために示す図である。なお、図6は、ワイパー装置750がコンデンサーレンズ280の表面を清掃している状態を示す図である。また、図6のワイパー装置700及びコンデンサーレンズ280は、正面から見る図である。
実施形態5に係るプロジェクター1008(図示せず。)は、基本的には実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するが、実施形態5に係るプロジェクター1008は、ワイパー動作スイッチ940の代わりに、所定のタイミングでワイパー装置750を作動させるワイパー自動作動装置950を備える。
所定のタイミングとは、例えば、起動時において照明装置100が点灯する前であり、ワイパー自動作動装置950は当該タイミングにおいて、ワイパー装置700を作動させるように電気信号を送る。
このように、実施形態5に係るプロジェクター1008は、ワイパー動作スイッチ940の代わりにワイパー自動作動装置950を備えるが、コンデンサーレンズ280の表面を、ふき取りによって清掃するためのワイパー装置700を備えるため、実施形態1に係るプロジェクター1000の場合と同様に、コンデンサーレンズ280に汚れが付着し、投写画像の輝度及び画質が低下しても、プロジェクター1000を分解せずにコンデンサーレンズ280の表面を清掃することが可能となる。
また、実施形態5に係るプロジェクター1008によれば、所定のタイミングでワイパー装置700を作動させるワイパー自動作動装置950を備えるため、自動でワイパー装置に光学部品の清掃をさせることが可能となる。
なお、実施形態5に係るプロジェクター1008は、ワイパー作動スイッチをワイパー自動作動装置に代えた以外の点においては、実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するため、実施形態1に係るプロジェクター1000が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
以上、本発明のプロジェクターを上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではない。その要旨を逸脱しない範囲において種々の様態において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態においては、ワイパー装置が清掃を行う対象はプロジェクター内で最も汚れが付着しやすい光学部品の表面であるとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ワイパー装置が清掃を行う対象が2番目以降に汚れが付着しやすい光学部品の表面であってもよく、要するに、照明装置から投写光学系までの光路中に存在する光学部品のうち少なくともいずれかの光学部品の表面であればよい。
(2)上記各実施形態においては、プロジェクターは1つのワイパー装置を備えていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、2つ以上のワイパー装置を備えていてもよい
(3)上記実施形態1〜3及び5においては、ワイパー装置の清掃対象は光学部品の片側の表面だけであったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ワイパー装置の清掃対象が光学部品の両側の表面であってもよい。
(4)上記実施形態3においては、複数の支持部及び複数のふき取り具の数はそれぞれ7つであったが、本発明はこれに限定されるものではない。支持部及びふき取り具の数はプロジェクターの設計等により変更することが可能であり、例えば、6つ以下でもよいし、8つ以上でもよい。
(5)上記実施形態2及び3においては、ワイパー装置がコンデンサーレンズ280を清掃しないときには、ワイパー部は光学部品用筐体の部分282上に配置されることとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、光学部品用筐体の他の部分284上に配置されることとしてもよい。
(6)上記各実施形態においては、ワイパー装置が光学部品を清掃しないときには、ワイパー部は光学部品用筐体上に配置されることとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。ワイパー部が光路に干渉しない位置に配置されればよい。
(7)上記各実施形態においては、プロジェクターはワイパー作動スイッチ940又はワイパー自動作動装置950のいずれかを備えることとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ワイパー作動スイッチとワイパー自動作動装置との両方を備えることとしてもよい。
(8)上記実施形態2〜4においては、プロジェクターはワイパー作動スイッチ940を備えることとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ワイパー作動スイッチの代わりにワイパー自動作動装置を備えることとしてもよい。
(9)上記各実施形態においては、楕円面リフレクター20を備える光源装置50を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、放物面リフレクターを備える光源装置を用いてもよい。この場合の光源装置においては、凹レンズを設けなくてもよい。
(10)上記各実施形態においては、副鏡30を備える光源装置50を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、副鏡を備えない光源装置を用いてもよい。
(11)上記各実施形態においては、透過型のプロジェクターを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、反射型のプロジェクターを用いてもよい。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶表示装置等のように光変調手段としての光変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型の液晶表示装置等のように光変調手段としての光変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。反射型のプロジェクターにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクターと同様の効果を得ることができる。
(12)上記各実施形態においては、液晶装置400R,400G,400Bを用いたプロジェクターを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。1つ、2つ又は4つ以上の液晶装置を用いたプロジェクターにも適用可能である。
(13)上記各実施形態においては、プロジェクターの光変調装置として液晶装置を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。光変調装置としては、一般に、画像情報に応じて入射光を変調するものであればよく、マイクロミラー型光変調装置などを利用してもよい。マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。
(14)本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクターに適用する場合にも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投射型プロジェクターに適用する場合にも可能である。
10…発光管、20…楕円面リフレクター、30…副鏡、40…凹レンズ、50…光源装置、100…照明装置、100ax…照明光軸、120…第1レンズアレイ、122…第1小レンズ、130…第2レンズアレイ、132…第2小レンズ、140…偏光変換装置、150…重畳レンズ、200…色分離導光光学系、210,220…ダイクロイックミラー、230,240,250…反射ミラー、260,270…リレーレンズ、280…コンデンサーレンズ、282,284,242…光学部品用筐体、300R,300G,300B…集光レンズ、400R,400G,400B…液晶装置、500…クロスダイクロイックプリズム、600…投写光学系、700,750,800,900…ワイパー装置、702,770,820,910…ワイパー部、710…アーム部、712,916…一方の端部、714…他方の端部、720…回動部、722,772,832,842,852,862,872,882,892,912…ふき取り具、724,774,830,840,850,860,870,880,890,914…支持部、726…回動部駆動装置、760,762,810,812…ガイド、764,766,814,816…スリット、822…フレーム部、834,844,854,864,874,884,894…弾性体、836,846,856,866,876,886,896…継手、940…ワイパー作動スイッチ、950…ワイパー自動作動装置、1000…プロジェクター、SCR…スクリーン

Claims (7)

  1. 照明装置と、
    前記照明装置からの照明光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置からの変調光を投写画像として投写する投写光学系とを備えるプロジェクターであって、
    前記照明装置から前記投写光学系までの光路中に存在する光学部品のうち少なくともいずれかの光学部品の表面を、ふき取りによって清掃するためのワイパー装置をさらに備えることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記ワイパー装置は、一方の端部を中心として往復回動するワイパー部と、前記ワイパー部を駆動させる駆動部とを有し、
    前記ワイパー部は、前記光学部品の表面に摺接して当該表面を清掃するふき取り具と、前記ふき取り具を支持する支持部とを有し、
    前記ワイパー部は、前記ワイパー装置が前記光学部品の表面を清掃しないときにおいては、前記光路に干渉しない位置に配置されることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記ワイパー装置は、一方の端部を中心として回動可能なアーム部と、前記アーム部の他方の端部を中心として回動可能な回動部とを有するワイパー部と、前記ワイパー部を駆動させる駆動部とを有し、
    前記回動部は、前記光学部品の表面に摺接して当該表面を清掃するふき取り具と、前記ふき取り具を支持し、前記光学部品の表面の曲率に対応する曲率を有する支持部とを有し、
    前記ワイパー部は、前記ワイパー装置が前記光学部品の表面を清掃しないときにおいては、前記光路に干渉しない位置に配置されることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記ワイパー装置は、前記光路を挟んで前記光学部品の両側に配置され、それぞれ前記光学部品の表面の曲率に対応する曲率のスリットを有する一対のガイドと、前記一対のガイドのスリットに沿って移動可能であるワイパー部と、前記ワイパー部を移動させる駆動部とを有し、
    前記ワイパー部は、前記光学部品の表面に摺接して当該表面を清掃するふき取り具と、前記ふき取り具を支持し、前記光学部品の表面の曲率に対応する曲率を有する支持部とを有し、
    前記ワイパー部は、前記ワイパー装置が前記光学部品の表面を清掃しないときにおいては、前記光路に干渉しない位置に配置されることを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記ワイパー装置は、前記光路を挟んで前記光学部品の両側に配置され、それぞれスリットを有する一対のガイドと、前記一対のガイドのスリットに沿って移動可能であるワイパー部と、前記ワイパー部を移動させる駆動部とを有し、
    前記ワイパー部は、棒状のフレーム部と、前記フレーム部にそれぞれ弾性体を介して支持される複数の支持部と、前記支持部に支持され、前記光学部品の表面に摺接して当該表面を清掃するふき取り具とを有し、
    前記ワイパー部は、前記ワイパー装置が前記光学部品の表面を清掃しないときにおいては、前記光路に干渉しない位置に配置されることを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    使用者が任意のタイミングで、前記ワイパー装置を作動させるためのワイパー作動スイッチをさらに備えることを特徴とするプロジェクター。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    所定のタイミングで前記ワイパー装置を作動させるワイパー自動作動装置をさらに備えることを特徴とするプロジェクター。
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