JP2010224095A - 電気泳動表示装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】時刻を精確に表示する。
【解決手段】マイクロカプセルの湿度又は温度を検出した検出値を出力するセンサー15
0を含む電気泳動表示パネル100と、駆動パルス113,114を発生するドライバー
IC200と、検出値T毎に駆動パルス113,114の出力方法を定義した駆動パルス
テーブル311を記憶するメモリー310と、センサー150から所定の時間間隔で検出
値Tを取得する検出値取得手段341と、検出値Tに基づき駆動パルステーブル311か
ら出力方法Dを取得する出力方法取得手段343と、検出値Tの変化値を算出する変化値
算出手段342と、第1のタイミングに変化値が所定の値未満の場合は部分駆動を行い、
第1のタイミングに変化値が所定の値以上の場合は全面駆動を行い、第2のタイミングに
全面駆動を行う駆動制御手段344と、を実行する制御部330と、を含む電気泳動表示
装置1。
【選択図】図1

Description

本発明は、時刻などの情報を表示する電気泳動表示装置及び電子機器に関する。
近年、新しいディスプレイ方式の電子表示パネルとして、電気泳動表示装置である電子
ペーパーの開発が盛んである。電子ペーパーとは、多数の帯電微粒子を含むマイクロカプ
セルといわれる直径50μm程度の透明樹脂カプセルが基板上に塗布されたフィルム状の
電子表示パネルである。電子ペーパーは、ドライバーIC等と組み合わされて電子表示装
置を構成し、広告表示板等の様々な用途に用いられる。
電子ペーパーに用いられているマイクロカプセルは、図7(A)に示すように、透明樹
脂製のカプセル殻の中に、正に帯電した酸化チタン等の白色粒子と、負に帯電したカーボ
ンブラック等の黒色粒子とをほぼ同数含んでおり、さらに、マイクロカプセルの内部は、
油のような透明な液体で充填されている。
一般に、電子ペーパーは、図7(B)に示すように、基板上において、マイクロカプセ
ルを含有する電子インクが塗布されたインク層の上下が2つの電極層で挟まれた構造を有
している。インク層の上側に位置する上部電極層は、透明な共通電極となっており、イン
ク層の下側に位置する下部電極層は、液晶表示パネルの画素電極のように、一定の単位で
セグメント化されている。また、下部電極の形状が、例えば、アイコン、又は、数値表示
に用いられる7セグメントのような特定の形状として形成されている場合もある。
上部電極層と所望の下部電極層との間に電圧を供給すると、それらに挟まれたマイクロ
カプセル内の帯電微粒子に電界が印加される。例えば、ある下部電極層に正の電圧を印加
した場合に、その上部に位置するマイクロカプセルの内部においては、下部電極層に近い
部分に、負に帯電した黒色粒子が集まり、上部電極層に近い部分に、正に帯電した白色粒
子が集まる。その結果、電子ペーパーの上面側に白色が表示される。
一方、下部電極層に負の電圧を印加した場合には、その逆となって、電子ペーパーの上
面側に黒色が表示されることになる。このように、電子ペーパーは、マイクロカプセル内
部の帯電微粒子に電界が印加されることによって引き起こされる電気泳動現象を利用して
、2種類の帯電微粒子を電子ペーパーの上面側と下面側に吸着させて文字や絵柄を表示す
る。
電子ペーパーにおいては、表示内容の書き換えを行わない限り、電界を除去した後も、
1ヶ月以上の長期間において表示内容が保持される。そのため、電子ペーパーは、従来の
液晶パネル等の表示デバイスと比べて、極めて消費電力が小さくてすむという特徴を有し
ている。さらに、電子ペーパーは、表示コントラストが高いという特徴を有するため、視
覚的に非常に見やすい。従って、周囲の明るさに影響を受けることが少なく、液晶ディス
プレイのようにバックライトを設ける必要がない。また、画面を表示する際の電気的駆動
方式は、液晶パネルで一般的に行われているような常時時分割駆動ではなく、1回の静的
駆動であるため、画面のちらつきが少なく視覚的な負担が極めて小さい。その他にも、視
野角が広いことや、薄くて軽量であることや、可撓性があること等の利点により、電子ペ
ーパーは、時計や店頭表示板等の様々な用途に用いられている。
上記のように、電子ペーパーは、従来の表示用デバイスよりも優れた利点を多数有して
いるが、表示切換え時の画質においては、液晶等の表示用デバイスに劣る場合があり、改
善が望まれている。一般に、電子ペーパーにおいては、表示内容の書き込みや消去を行う
際に、周囲の環境に応じて適切な電圧の駆動信号を適切な時間だけ印加する必要がある。
しかしながら、駆動信号の電圧又は印加時間が十分でなかった場合には、色むらや文字欠
けが生じて表示画質が劣化する。
表示画質の劣化を生じさせる環境要因としては、様々な要因が考えられているが、例え
ば、マイクロカプセルの周囲における含有水分率(湿度)と温度とによって最適駆動条件
が変化することが大きな要因として挙げられる。これは、湿度や温度によって、マイクロ
カプセル内の帯電微粒子の移動し易さが変化するためと考えられ、梅雨季や冬季には画質
が劣化する傾向が見られる。一方、1年を通じて余裕を持った駆動条件でマイクロカプセ
ルを駆動するようにした場合には、消費電力に大きな無駄を生じてしまう。
この問題を解決するために、例えば特許文献1には、電子表示パネルにマイクロカプセ
ルの湿度または温度を検出するためのセンサーを搭載し、検出された湿度または温度に基
づいて駆動信号を設定する方法が記載されている。
ところで、電気泳動表示装置の他の応用例として、デジタル時計の表示部に電気泳動表
示装置を使うことができる。デジタル時計は、時刻の変化を精確に時:分の文字を切り換
えて表示する必要がある。
特開2008−3124号公報(図3)
しかしながら、従来の方法では、電子表示パネルに時刻を表示させている時に急激な温
度変化があった場合、時刻の変化のタイミングに合せて時:分の文字を切り換えて表示さ
せることができないという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の
形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
画素に対応する複数のセグメント電極が主面上に形成された第1の基板と、前記第1の
基板の主面上に塗布され、樹脂材料の殻内に正に帯電した複数の荷電粒子及び負に帯電し
た複数の荷電粒子を含むマイクロカプセルを含有するインク層と、前記インク層に接する
位置に透明電極が形成された透明な第2の基板と、前記インク層が塗布された前記第1の
基板に隣接し、前記インク層に含有されているマイクロカプセルの湿度又は温度を検出し
た検出値を出力するセンサーと、を含む電気泳動表示パネルと、前記電気泳動表示パネル
を駆動する駆動パルスを発生するドライバーICと、前記検出値毎に前記電気泳動表示パ
ネルを描画するのに必要な前記駆動パルスの出力方法を定義した駆動パルステーブルを記
憶するメモリーと、前記センサーから所定の時間間隔で前記検出値を取得する検出値取得
手段と、現在検出した前記検出値と前回検出した前記検出値との変化値を算出する変化値
算出手段と、前記検出値に基づき前記駆動パルステーブルから前記出力方法を取得する出
力方法取得手段と、第1のタイミングに前記変化値が所定の値未満の場合は前記電気泳動
表示パネルの所定の領域を前記出力方法で書き換える部分駆動を行い、前記第1のタイミ
ングに前記変化値が所定の値以上の場合は前記電気泳動表示パネルの全領域を前記出力方
法で書き換える全面駆動を行い、第2のタイミングに前記全面駆動を行う駆動制御手段と
、を実行する制御部と、を含む、ことを特徴とする電気泳動表示装置。
この構成によれば、急激な温度変化には見栄えを優先して駆動パルスを変更し、緩やか
な温度変化には緩やかに駆動パルスを変更し、表示保証温度範囲においてコントラストを
一定水準に保ち、かつ低消費電力化を両立させることができる。
[適用例2]
上記に記載の電気泳動表示装置において、前記電気泳動表示パネルには現在の時刻の時
及び分が表示され、前記所定の領域は前記分の1桁目の数字の表示領域であり、前記第1
のタイミングは、前記現在の時刻の分の1桁目が1〜9に換わるタイミングであり、前記
第2のタイミングは、前記現在の時刻の分の1桁目が0に換わるタイミングである、こと
を特徴とする電気泳動表示装置。
この構成によれば、電気泳動表示パネルに時刻を表示させている時に急激な温度変化が
あった場合、時刻の変化のタイミングに合せて時:分の文字を切り換えて表示させること
ができる。
[適用例3]
上記に記載の電気泳動表示装置を備えることを特徴とする電子機器。
この構成によれば、急激な温度変化には見栄えを優先して駆動パルスを変更し、緩やか
な温度変化には緩やかに駆動パルスを変更し、表示保証温度範囲においてコントラストを
一定水準に保ち、かつ低消費電力化を両立させることができる。
第1実施形態に係る電気泳動表示装置の構成を示すブロック図。 電気泳動表示パネルとドライバーICの構成を示す概略図。 電気泳動表示パネルの断面図。 駆動パルステーブルの構成を示すテーブル。 電気泳動表示装置の動作を示すフローチャート。 (A)部分駆動の動作を説明する遷移図、(B)全面駆動の動作を説明する遷移図。 (A)電子ペーパーに用いられているマイクロカプセルを示す図、(B)電子ペーパーの断面図。 電気泳動表示装置を備える電子機器を例示する斜視図。
以下、電気泳動表示装置の実施形態について図面に従って説明する。
(第1実施形態)
<電気泳動表示装置の構成>
先ず、第1実施形態に係る電気泳動表示装置の構成について、図1を参照して説明する
。図1は、第1実施形態に係る電気泳動表示装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、電気泳動表示装置1は、センサー150を含む電気泳動表示パネル
100と、内部バス300に接続されたドライバーIC200と、メモリー(EEPRO
M:Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)310と、操作部3
20と、制御部(CPU:Central Processing Unit)330と、ROM340と、から
構成されている。
電気泳動表示パネル100には、現在の時刻の時及び分が例えば「10:07」のよう
に表示される。EEPROM310には、駆動パルステーブル311が記憶されている。
ROM340には、検出値取得手段341と、変化値算出手段342と、出力方法取得手
段343と、駆動制御手段344と、を含む制御プログラム345が記憶され、CPU3
30により読み出され、実行される。
次に、電気泳動表示パネル100とドライバーIC200の構成について、図2を参照
して説明する。図2は、電気泳動表示パネルとドライバーICの構成を示す概略図である
図2においては、下部電極の接続関係を示すために、マイクロカプセルや上部電極等は
省略されている。図2に示すように、電気泳動表示パネル100には、画素に対応する複
数の下部電極(セグメント電極)111と、複数のスイッチング素子112とが配置され
ている。スイッチング素子112としては、例えば、軽量で、かつ、柔軟性に優れている
薄膜トランジスターが用いられる。薄膜トランジスターのドレインは下部電極111に接
続され、ソースはソースライン113に接続され、ゲートはゲートライン114に接続さ
れている。
また、ドライバーIC200には、それぞれのソースライン113に接続された複数の
ソースドライバー241と、それぞれのゲートライン114に接続された複数のゲートド
ライバー242とが含まれている。スイッチング素子112は、ゲートドライバー242
からゲートライン114を介して制御電圧が供給されてオン又はオフのスイッチング動作
を行い、オン状態のときに、ソースドライバー241からソースライン113を介して供
給される駆動信号を下部電極111に供給する。
さらに、本実施形態においては、図2に示すように、電気泳動表示パネル100の一隅
に、少なくとも1つのセンサー150が組み込まれている。センサー150は、サイズが
5ミリメートル角以下の湿度センサー又は温度センサーであって、センサー150に隣接
するインク層に含有されているマイクロカプセルの含有水分率(湿度)又は温度を検出す
るためのものである。
図3は、図2に示す電気泳動表示パネルの断面図である。本実施形態においては、第1
の基板である下部基板121として、200μm程度の厚さを有するフレキシブル基板が
用いられる。あるいは、下部基板121として、ガラス基板又はガラスエポキシ基板が用
いられても良い。下部基板121としてガラス基板又はガラスエポキシ基板が用いられた
場合の厚さは、500μm程度とするのが適切である。
図3に示すように、下部基板121上に、複数の下部電極111が形成されている。下
部電極111上には、マイクロカプセル122を含有する電子インクが塗布されていて、
フィルム状のインク層123を形成している。インク層123の上部には、上部電極12
4がインク層に接するように第2の基板である上部基板125が配置されている。上部電
極124としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウムスズ)で形成さ
れた透明な薄膜が用いられ、上部基板125としては、例えば、PET(ポリエチレンテ
レフタレート)で形成された透明な基板が用いられる。
ここで、マイクロカプセル122について説明する。マイクロカプセル122は、樹脂
材料のカプセル殻の内部に、正に帯電した酸化チタン等の白色微粒子126と、負に帯電
したカーボンブラック等の黒色微粒子127とを含んでいる直径50μm程度のカプセル
である。マイクロカプセル122は、本来は球状であるが、弾力性を有しているので、下
部電極111と上部電極124との間に挟まれると、図3に示すように球形が歪んで複数
のマイクロカプセル122間の空隙が減少する。
さらに、下部電極111が形成された下部基板121と、マイクロカプセル122を含
有するインク層123と、上部電極124が形成された上部基板125とによる積層構造
は、透明な防湿シート128によって覆われており、一時的には湿気等から保護されてい
る。同様に、センサー150も、防湿シート128によって覆われている。防湿シート1
28は、防湿シートの端部128aが挟み込まれることによって固定される。
下部基板121上には、既に説明したように、ソースライン113及びゲートライン1
14がパターン形成されており、それらは、スルーホール129を通して延長基板121
aに接続され、さらに、ドライバーIC200(図2参照)に内蔵されているソースドラ
イバー241及びゲートドライバー242にそれぞれ接続されている。ドライバーIC2
00は、ソースライン113及びゲートライン114を介して、電気泳動表示パネル10
0を駆動する。
また、インク層123に含有されているマイクロカプセル122の含有水分率(湿度)
又は温度を検出するセンサー150が、インク層123が塗布された下部基板121に隣
接して配置されている。センサー150は、下部基板121に形成された配線パターンに
リード線を介して接続され、さらに、延長基板121aに形成された配線パターンを介し
て、ドライバーIC200に接続される。
本実施形態においては、下部基板121が200μm程度の厚さを有し、下部電極11
1が30μm程度の厚さを有し、インク層123が50μm程度の厚さを有し、上部電極
124及び上部基板125が200μm程度の厚さを有している。一方、センサー150
は200μm程度の高さを有しているので、下部基板121の一部をカットしてセンサー
150を配置するためのスペースを確保することにより、センサー150の上面がインク
層123の上面よりも飛び出ないようにしている。これにより、電気泳動表示パネル10
0の上面(上部基板125)の平面性を確保することができる。
インク層123に含有されているマイクロカプセル122の含有水分率(湿度)を検出
する場合には、センサー150として、例えば、セラミック基板上に2つの櫛形の金属電
極がかみ合うように蒸着され、これらの金属電極間の静電容量に基づいて湿度が求められ
る湿度センサーが用いられる。また、インク層123に含有されているマイクロカプセル
122の温度を検出する場合には、センサー150として、例えば、セラミック基板上に
白金の薄膜抵抗が蒸着され、この薄膜抵抗の2つの端子間の抵抗値に基づいて温度が求め
られる温度センサーが用いられる。さらに、静電容量又は抵抗値を測定して検出信号を生
成するための測定回路や、検出信号をA/D変換するためのA/Dコンバーターをセンサ
ー150に内蔵しても良い。
次に、駆動パルステーブルの構成について、図4を参照して説明する。図4は、駆動パ
ルステーブルの構成を示すテーブルである。図4に示す駆動パルステーブル311は、セ
ンサー150から取得した温度T(℃)と、駆動パルスPの出力方法として駆動パルスP
の印加時間D(ms)を定義している。例えば、温度T=−10℃の場合は印加時間D=
19600ms、温度T=−5℃の場合は印加時間D=8000ms、などである。
次に、電気泳動表示装置の動作について、図5を参照して説明する。図5は、電気泳動
表示装置の動作を示すフローチャートである。
先ず、ステップS100では、現在検出した検出値である温度値TBと前回検出した温
度値TAとの変化値TCを求めるために、温度値TA=0に初期化する。
次に、ステップS102は、検出値取得手段341が所定の時間間隔でセンサー150
が検出した温度Tを取得し、温度Tを温度値TBとして記憶する。所定の時間間隔は、例
えば1分間隔などに設定されている。
次に、ステップS104では、変化値算出手段342が温度値TAと温度値TBとの差
の絶対値を算出し、変化値TCとして記憶する。
次に、ステップS106では、出力方法取得手段343が温度値TBに対応する印加時
間Dを駆動パルステーブル311から取得する。
次に、ステップS108では、次に表示する時刻の分の1桁目が0か否かを判定し、0
の場合はステップS110に移行し、0でない場合はステップS112に移行する。
次に、ステップS110では、電気泳動表示パネル100の全領域を印加時間Dで書き
換える全面駆動を行い、ステップS116に移行する。
一方、ステップS112では、変化値TCが所定の値A以上か否かを判定し、所定の値
A以上の場合はステップS110に移行し、所定の値A未満の場合はステップS114に
移行する。所定の値Aは、例えば、20(℃)などに設定される。
次に、ステップS114では、電気泳動表示パネル100の所定の領域を印加時間Dで
書き換える部分駆動を行い、ステップS116に移行する。所定の領域は、図1に示す分
の1桁目(例えば、数字の7)を描画するのに必要な領域である。
なお、ステップS108,S110,S112,S114は、駆動制御手段344を構
成している。
次に、ステップS116では、温度値TAを温度値TBで書き換え、ステップS102
に移行する。
次に、部分駆動と全面駆動の動作について、図6を参照して説明する。図6(A)は、
部分駆動の動作を説明する遷移図であり、図6(B)は、全面駆動の動作を説明する遷移
図である。なお、本第1実施形態では、駆動パルスPは、黒を白に書き換えるための電位
(例えば0V)と、白を黒に書き換えるための電位(例えば15V)と、で構成されてい
る。駆動パルスPの他の駆動方法として、0V、+15V、−15Vの3電位で電気泳動
表示パネル100の表示を構成する場合もあるが、2電位は3電位よりマイナス側の昇圧
回路を無くすことができ、かつ昇圧による電力ロスが低減でき、電気泳動表示パネル10
0を含め、回路を簡略できるメリットがある。
部分駆動は、現在の時刻の分の1桁目が1〜9に換わる第1のタイミングに行われる。
図6(A)に示すように、例えば、時刻が10:07から10:08の中間の時点で検出
値取得手段341がセンサー150から温度値TBを取得し、出力方法取得手段343が
温度値TBに対応する印加時間Dを駆動パルステーブル311から取得する。CPU33
0は、10:08:00の時点から印加時間Dを減算した時点(10:08:00−D)
から10:08:00の時点までの期間に内部バス300を介してドライバーIC200
に分の1桁目の「7」が描画されている領域を黒から白にするための駆動パルスPを出力
する。次に、CPU330は、10:08:00の時点から印加時間Dを加算した時点(
10:08:00+D)までの期間に内部バス300を介してドライバーIC200に分
の1桁目の「8」を表示するための駆動パルスPを出力する。
このように部分駆動を行うことにより、温度変化の影響を受けずに10:08:00の
時点の前後で分の1桁目が「7」から「8」にスムーズに切り換えることができるので、
精確な時刻の変化を伝えることができる。なお、図6(A)では電気泳動表示パネル10
0の文字以外の背景が白である場合について説明したが、背景が黒で文字が白の場合は、
上記説明の黒と白が入れ換わる。
全面駆動は、変化値算出手段342が算出した変化値TCが所定の値A以上の場合、ま
たは、現在の時刻の分の1桁目が0に換わる第2のタイミングに行われる。図6(B)に
示すように、CPU330は、例えば、時刻が10:10:00の時点から印加時間Dを
加算した時点(10:10:00+D)までの期間に、内部バス300を介してドライバ
ーIC200に電気泳動表示パネル100の全領域に「10:00」の白と黒が反転した
反転画像601を描画するための駆動パルスPを出力する。さらに、CPU330は、印
加時間Dを加算した時点(10:10:00+D)からさらに印加時間Dを加算した時点
(10:10:00+2D)までの期間に、内部バス300を介してドライバーIC20
0に電気泳動表示パネル100の全領域に「10:00」の白と黒が正転した正転画像6
02を描画するための駆動パルスPを出力する。
このように全面駆動を行うことにより、温度変化の影響を受けずに10:10:00の
時点から「10:10」の反転画像601と正転画像602とを順次表示することにより
、精確な時刻の変化を伝えることができ、電気泳動表示パネル100の全領域のコントラ
ストを保つことができる。なお、図6(B)では正転画像602が通常の表示状態である
場合について説明したが、逆に、反転画像601が通常の表示状態である場合は、上記説
明の正転画像602と反転画像601とを入れ換えた動作が行われる。
以上に述べた本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
本実施形態では、急激な温度変化には見栄えを優先して駆動パルスを変更し、緩やかな
温度変化には緩やかに駆動パルスを変更し、表示保証温度範囲においてコントラストを一
定水準に保ち、かつ低消費電力化を両立させることができる。
以上、電気泳動表示装置の実施形態を説明したが、こうした実施の形態に何ら限定され
るものではなく、趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることができる
。以下、変形例を挙げて説明する。
(変形例1)電気泳動表示装置の変形例1について説明する。図8は、電気泳動表示装
置を備える電子機器を例示する斜視図である。
図8(A)は、電子機器の一例である電子ブックを示す斜視図である。この電子ブック
1000は、ブック形状のフレーム1001と、このフレーム1001に対して回動自在
に設けられた(開閉可能な)カバー1002と、操作部1003と、電気泳動表示装置1
によって構成された表示部1004と、を備えている。
図8(B)は、電子機器の一例である腕時計を示す斜視図である。この腕時計1100
は、電気泳動表示装置1によって構成された表示部1101を備えている。
図8(C)は、電子機器の一例である電子ペーパーを示す斜視図である。この電子ペー
パー1200は、紙と同様の質感および柔軟性を有するリライタブルシートで構成される
本体部1201と、電気泳動表示装置1によって構成された表示部1202と、を備えて
いる。
(変形例2)電気泳動表示装置の変形例2について説明する。第1実施形態では、図3
に示すように、センサー150を防湿シート128の内側に配置するように説明したが、
防湿シート128の外側に配置してもよい。
1…電気泳動表示装置、100…電気泳動表示パネル、111…下部電極、112…ス
イッチング素子、113…ソースライン、114…ゲートライン、121…下部基板、1
21a…延長基板、122…マイクロカプセル、123…インク層、124…上部電極、
125…上部基板、126…白色微粒子、127…黒色微粒子、128…防湿シート、1
28a…端部、129…スルーホール、150…センサー、200…ドライバーIC、2
41…ソースドライバー、242…ゲートドライバー、300…内部バス、310…メモ
リー、311…駆動パルステーブル、320…操作部、330…CPU、340…ROM
、341…検出値取得手段、342…変化値算出手段、343…出力方法取得手段、34
4…駆動制御手段、345…制御プログラム、601…反転画像、602…正転画像、1
000…電子ブック、1001…フレーム、1002…カバー、1003…操作部、10
04…表示部、1100…腕時計、1101…表示部、1200…電子ペーパー、120
1…本体部、1202…表示部。

Claims (3)

  1. 画素に対応する複数のセグメント電極が主面上に形成された第1の基板と、
    前記第1の基板の主面上に塗布され、樹脂材料の殻内に正に帯電した複数の荷電粒子及
    び負に帯電した複数の荷電粒子を含むマイクロカプセルを含有するインク層と、
    前記インク層に接する位置に透明電極が形成された透明な第2の基板と、
    前記インク層が塗布された前記第1の基板に隣接し、前記インク層に含有されているマ
    イクロカプセルの湿度又は温度を検出した検出値を出力するセンサーと、
    を含む電気泳動表示パネルと、
    前記電気泳動表示パネルを駆動する駆動パルスを発生するドライバーICと、
    前記検出値毎に前記電気泳動表示パネルを描画するのに必要な前記駆動パルスの出力方
    法を定義した駆動パルステーブルを記憶するメモリーと、
    前記センサーから所定の時間間隔で前記検出値を取得する検出値取得手段と、
    現在検出した前記検出値と前回検出した前記検出値との変化値を算出する変化値算出手
    段と、
    前記検出値に基づき前記駆動パルステーブルから前記出力方法を取得する出力方法取得
    手段と、
    第1のタイミングに前記変化値が所定の値未満の場合は前記電気泳動表示パネルの所定
    の領域を前記出力方法で書き換える部分駆動を行い、前記第1のタイミングに前記変化値
    が所定の値以上の場合は前記電気泳動表示パネルの全領域を前記出力方法で書き換える全
    面駆動を行い、第2のタイミングに前記全面駆動を行う駆動制御手段と、
    を実行する制御部と、
    を含む、
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  2. 請求項1に記載の電気泳動表示装置において、
    前記電気泳動表示パネルには現在の時刻の時及び分が表示され、
    前記所定の領域は前記分の1桁目の数字の表示領域であり、
    前記第1のタイミングは、前記現在の時刻の分の1桁目が1〜9に換わるタイミングで
    あり、
    前記第2のタイミングは、前記現在の時刻の分の1桁目が0に換わるタイミングである

    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の電気泳動表示装置を備えることを特徴とする電子機器。
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