JP2010223883A - 電動機のコイル損傷検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】導電体と接する並列線コイルの損傷の有無を簡易な構成(手順)で検出する。
【解決手段】絶縁被膜導線が並列配置された並列線コイル24の端部102を導電性溶液104に浸漬し、導電性溶液104に電極116を浸漬し、電極116と並列線コイル24が接する導電体(巻線機10の巻枠20等、コイル挿入機30の支持枠39等、又はコイルエンド成形機60の成形型67等)との間の導通状態を検出することで、並列線コイル24の絶縁被膜の損傷の有無を検出するという簡易な構成(手順)で並列線コイル24の絶縁被膜の損傷を検出することができる。
【選択図】図15
【解決手段】絶縁被膜導線が並列配置された並列線コイル24の端部102を導電性溶液104に浸漬し、導電性溶液104に電極116を浸漬し、電極116と並列線コイル24が接する導電体(巻線機10の巻枠20等、コイル挿入機30の支持枠39等、又はコイルエンド成形機60の成形型67等)との間の導通状態を検出することで、並列線コイル24の絶縁被膜の損傷の有無を検出するという簡易な構成(手順)で並列線コイル24の絶縁被膜の損傷を検出することができる。
【選択図】図15
Description
この発明は、電動機のコイル損傷検出方法に関し、特に、絶縁被膜導線が巻回された並列線コイルが固定子鉄心のスロットに挿入された固定子に係る電動機のコイル損傷検出方法に関する。
従来から、固定子コイルの絶縁検査として、インパルス試験法やピンホール検査が行われている。
インパルス試験は、両端に高電圧のインパルスを印加した固定子コイルのインピーダンスの差異に応じた応答波形を解析することにより固定子コイルの絶縁不良を検出するものである。
ピンホール検査は、フェノールフタレイン溶液を滴下した食塩水にコイルを浸漬し、コイルの一端と溶液中に配置した電極間との間に電圧を印加し、コイルの絶縁被膜の損傷部分から発生する気泡や溶液の赤変を観察することで、コイルの絶縁被膜の損傷を検出するものである。
特許文献1には、コイルを不活性かつ導電性を有する液体に浸漬し、コイルの一端と溶液中に配置した電極との間に電圧を印加し、電極に流れる漏れ電流を検出し、漏れ電流の値に基づきコイルの絶縁被膜の損傷の程度を絶縁抵抗値により算出する技術が提案されている。
特許文献2及び特許文献3には、コイルの一端とコイル挿入機との間、あるいはコイルの一端とコイルエンド成形機との間に低電圧を印加し、コイル挿入中、あるいはコイルエンド成形中にコイルの絶縁被膜が損傷した場合に流れる電流を検知し、絶縁被膜の損傷を検出する技術が提案されている。
この出願の出願人に係る固定子の製作に関する先行技術として、固定子鉄心の歯(ティース)の間の溝(スロット)に挿入される並列線コイルを形成する際に使用される巻線機に関連する技術が特許文献4に、前記固定子鉄心のスロットに前記並列線コイルを挿入する際に使用されるコイル挿入機に関連する技術が特許文献5に、前記固定子鉄心のスロットに挿入された前記並列線コイルのコイルエンドを成形する際に使用されるコイルエンド成形機が特許文献6に開示されている。
上記のインパルス試験によりコイルの損傷が検出されるのは、損傷部と鉄心、損傷部と損傷部、といった導電部が相互に近接した場合に限られるため、コイルの損傷の有無の検出方法としては不完全である。
しかも、インパルス試験により損傷を検出しようとするコイルが、絶縁被膜導線が並列配置された並列線コイルの場合、この並列線コイルを構成する全てのマグネットワイヤの端部に端子を結合するか(端子結合工程)、端部の側面絶縁被膜を除去した後に、コイル端部を一方の電極として機能させるためにクランパによりクランプする準備作業を試験前に行うことが必要である。
この場合、コイルの端部側面絶縁被膜の除去のためには、ワイヤストリッパで1本ずつ機械的に根気よく削り取る、あるいは高熱を加えて絶縁被膜を焼き切る、又は剥離剤により化学的に除去する等の手法がある。
しかしながら、機械的に1本ずつ削り取る作業は非常に手間がかかり、その分工数コストが上昇する。また、高熱で被膜を焼き切る手法では、ワイヤ表面に酸化被膜が発生するため、その酸化被膜の除去工程が必要になり、その分工数コストが上昇する。また、絶縁被膜を焼き切る装置も高価であり保守も繁雑である。
さらに、化学的に被膜を除去する手法では劇物のような強い薬品を使用するため、その管理や取り扱いに十分な注意を要し、管理コストが上昇する。
このように、端子結合工程前に並列線コイルにインパルス試験を行うことは様々な困難、コストの増加が伴う。
上記の端子結合工程は、巻線工程の後工程であるため、被膜に損傷が発生した工程を特定するためには、巻枠への並列巻(並列線コイル)から固定子のスロットにコイルを挿入しコイルエンドを成形する巻線完了までの各工程毎にコイル損傷検出試験が必要となる。しかし、各工程毎に上記のインパルス試験を行うことはきわめて繁雑である。よって、インパルス試験では、損傷発生原因の特定も困難になる。
一方、上述したピンホール検査は、破壊検査のため、検査したコイルを次工程に流すことができない。このピンホール試験においても、インパルス試験と同様に端子結合工程前の並列線コイルに試験を行うことは困難であり、同様に損傷発生原因の特定も困難になる。
上記したインパルス試験、ピンホール検査ともに試験・検査の実施にあたり、段取り工程、及び実際の作業工程のために相当の時間を要するという問題もある。
上記した特許文献1〜3による手法によっても、並列線コイルの場合、インパルス試験同様に端子結合前に試験を行うことは上述の困難さを伴うため、損傷発生原因の特定も困難になる。また、試験の実施にあたっては、段取り及びその他の作業のために相当の時間を要する。
この発明は上述した種々の課題を考慮してなされたものであり、並列線コイルの絶縁被覆損傷を簡易な構成で検出することを可能とする電動機のコイル損傷検出方法を提供することを目的とする。
特に、巻線工程、コイル挿入工程、及びコイルエンド成形工程で発生する可能性のある並列線コイル損傷を、非破壊検査で短時間の段取り作業にて、しかも損傷が発生した瞬間に検出することを可能とする電動機のコイル損傷検出方法を提供することを目的とする。
この発明に係る電動機のコイル損傷検出方法は、以下の特徴(1)〜(6)を備える。
(1)絶縁被膜導線が巻回された並列線コイルの端部を導電性溶液に浸漬し、前記導電性溶液に電極を浸漬し、前記電極と前記並列線コイルが接する導電体との間の導通状態を検出することで、前記並列線コイルの損傷の有無を検出することを特徴とする。
この特徴(1)を有する発明によれば、並列線コイルの端部を浸漬させた導電性溶液に電極を浸漬し、前記電極と前記並列線コイルが接する導電体との間の導通状態を検出するという簡易な構成(手順)で並列線コイルの損傷を検出することができる。
並列線コイルの端部を導電性溶液に浸漬することで損傷を検出できるので、コイルの端部側面絶縁被膜の除去等の段取り作業を省略乃至極端に短くすることができる。しかも、非破壊検査であるので、並列線コイルを形成し固定子コイルとして固定子鉄心に装着する実際の各工程中で絶縁被覆の損傷の有無を検出することができることから、損傷検出コストを低コストに抑制することができる。
(2)上記の特徴(1)を有する発明において、前記導電体は、前記並列線コイルを巻回する際に使用される巻線機であることを特徴とする。これにより巻線工程で絶縁被膜の損傷を検出することができる。なお、巻線機における導電体は、巻枠の他、ノズル、ボビン等がある。巻枠等、回転する部分に電極を設ける場合には、巻枠等と導通し巻枠等を支持するベース部等非回転部(固定部)に電極を接続することが好ましい。
(3)上記の特徴(1)を有する発明において、前記導電体は、前記並列線コイルを固定子鉄心の溝に挿入する際に使用されるコイル挿入機であることを特徴とする。これによりコイル挿入工程での絶縁被膜の損傷を検出することができる。
(4)上記の特徴(1)を有する発明において、前記導電体は、固定子鉄心の溝に挿入された前記並列線コイルのコイルエンドを成形する際に使用されるコイルエンド成形機であることを特徴とする。これによりコイルエンド成形工程での絶縁被膜の損傷を検出することができる。
この発明では、固定子鉄心に固定子コイルを装着するまでの各工程(巻線工程、コイル挿入工程、コイルエンド成形工程等)において、リアルタイムに(損傷が発生した瞬間に)、導通の有無に基づき絶縁被覆の損傷の有無を検出することができる。
(5)上記の特徴(1)〜(4)のいずれかを有する発明において、前記導電性溶液を、前記絶縁被膜導線に対して腐食性のない溶液とすることで、並列線コイルの非破壊検査をより確実にすることができる。
(6)上記の特徴(5)を有する発明において、前記腐食性のない(不活性の)溶液は、ハイドロフルオロエーテルにイソプロピルアルコールを添加した溶液であることを特徴とする。イソプロピルアルコールの添加量は少量の7%程度とすることが好ましい。
なお、試験は、短時間で行うことができるので、導電性溶液としては、廉価な食塩水を用いることも可能である。通常、コイル端部は、コイルエンド成形工程後に余分な部分として切り落とされた後、各コイルの端部に端子が結合されるので、導電性溶液浸漬部である並列線コイルの端部は廃棄される。
この発明によれば、並列線コイルの端部を浸漬させた導電性溶液に電極を浸漬し、前記電極と前記並列線コイルが接する導電体との間の導通状態を検出することで、前記並列線コイルの損傷の有無を検出するようにしたので、簡易な構成(手順)で並列線コイル損傷を検出することができる。よって、並列線コイルの損傷を、非破壊検査で短時間の段取り作業にて、しかも絶縁被膜に損傷が発生した瞬間に検出することができる。
以下この発明に係る電動機のコイル損傷検出方法が適用された絶縁被膜損傷検出システムの実施形態について説明する前に、A.この発明方法の基本となる考え方{(a)原理(構成)(b)効果}、及びB.電動機を構成する固定子が形成される迄の各工程(巻線工程、コイル挿入工程、コイルエンド成形工程)について、巻線機の例、コイル挿入機の例、コイルエンド成形機の例を挙げ図面を参照しながら説明する。
A.この発明方法の基本となる考え方
(a)原理(構成)
コイル形状に巻かれて使用される電線であるマグネットワイヤは、中心導体(導体部)の外周部に、ポリウレタン、ポリアミドイミド等の絶縁被覆がコートされ、前記導体部と外部金属構造体等の導体部との間での電気的な絶縁がとられている絶縁被膜導線である。
(a)原理(構成)
コイル形状に巻かれて使用される電線であるマグネットワイヤは、中心導体(導体部)の外周部に、ポリウレタン、ポリアミドイミド等の絶縁被覆がコートされ、前記導体部と外部金属構造体等の導体部との間での電気的な絶縁がとられている絶縁被膜導線である。
絶縁被膜導線であるマグネットワイヤが切断されると、その切断端部には中心導体の導体部が露出する(導体露出端部という。)。
この導体露出端部は、長期間の時間経過(放置)や、高熱や化学薬品への曝露等により酸化やその他の化学変化を起こさない限り導電性が保持される。
並列線コイルを形成し固定子コイルとして固定子鉄心に挿入しコイルエンドを成形して固定子を生産する固定子の生産工程においては、マグネットワイヤが巻かれたボビンから前記マグネットワイヤを引き出し所定長さ引き出す毎に前記マグネットワイヤを切断するが、通常、巻線工程からコイル挿入工程を経てコイルエンド成形工程までの間での時間経過{工程(作業)}では、上記のような原因での化学変化は起こらないので、並列線コイルの切断面(導体露出端部、単に端部ともいう。)は、全て導電性を保持している。
そこで、絶縁被膜導線が巻回されて並列配置された並列線コイルの端部を導電性溶液に浸漬し一方の電極とすることで、従来技術のように、端部に端子を取り付けたり、端部側の絶縁被覆を除去したりすることなく、並列線コイルを構成する全ての絶縁被膜導線と導電性溶液とを導通させることができる。
一方、並列線コイルは、巻線工程では巻枠(第1導電体)等と前記絶縁被膜とが接しており、前記巻枠は、これを支持するベース部に対して構造的に支持される結果、前記ベース部に電気的に接続されている。また、コイル挿入工程ではコイル挿入機のベース部に対して電気的に導通し、かつ保持されたブレード(第2導電体)と前記絶縁被膜が前記並列線コイルの挿入時に摺動しながら接している。さらに、コイルエンド成形工程ではコイルエンド成形機のベース部に対して電気的に導通しかつ保持されたコイル成形型(第3導電体)と絶縁被膜が前記並列線コイルのコイルエンドの成形時に押しつけられながら接している。
そこで、前記並列線コイルの端部が浸漬している前記導電性溶液に電極を浸漬し、この電極と、各工程での構成要素である前記ベース部(並列線コイルと直接的・間接的に接触する導体部であればベース部に限られない。)との間の導通状態を検出する。すなわち、「ベース部(巻線機、コイル挿入機、又はコイルエンド成形機の導電部)−並列線コイル−(並列線コイルの)端部−導電性溶液−電極」という接続の中で、「並列線コイルが接するベース部(導電部)」と「電極」との間の導通状態を検出する。
各工程中で、並列線コイルの絶縁被膜が損傷し該損傷部がベース部(導体部)に接触すると、前記電極と前記ベース部(導体部)との間の絶縁抵抗が急減するので、この絶縁抵抗の変化を経時的(連続的)に計測することで並列線コイルの損傷をその瞬間に検出することができる。
絶縁抵抗を計測する他の手法として、前記ベース部(導体部)を接地し、前記電極に高抵抗を介して電圧を印加し、前記電極と前記接地(導体部)との間の電圧変化を監視するようにしてもよい。この場合にも、各工程中で、絶縁被膜が損傷し該損傷部にベース部が接触すると、前記電極と前記ベース部との間の絶縁抵抗が急減するので、前記高抵抗に発生する電圧降下を計測することで、並列線コイルの損傷をその瞬間に検出することができる。
このようにして、前記巻線工程、前記コイル挿入工程、あるいは前記コイルエンド成形工程の各工程で、前記並列線コイルが接するベース部(導電体)と、前記電極(前記並列線コイルの端部が浸漬されている前記導電性溶液中に離間して浸漬配置された電極)との間の導通状態(絶縁状態)を、抵抗計等の導通状態検出器(導通状態検出部)を接続して監視していれば、前記並列線コイルを構成するコイルの1本でも絶縁被膜が剥がれて前記第1〜第3導電体と接すると、導通状態が変化するので(抵抗値が変化するので)、その変化時点で直ちに、マグネットワイヤの絶縁被膜の損傷の有無を検出することができる。
(b)効果
上記の原理(構成)によれば、並列線コイルの絶縁被膜の損傷の有無を、各コイルの端部に端子を付ける等の作業や絶縁被膜除去を行うことなしに、簡易に検出することができる。
上記の原理(構成)によれば、並列線コイルの絶縁被膜の損傷の有無を、各コイルの端部に端子を付ける等の作業や絶縁被膜除去を行うことなしに、簡易に検出することができる。
また、コイルの損傷が発生した瞬間に該損傷を検出することができるので、その瞬間の事象(荷重等)・現象・工程を解析することにより、損傷が発生する原因の特定が容易になる。
さらに、この原理(構成)によれば、生産工程(巻線工程、コイル挿入工程、又はコイルエンド成形工程)と並列線コイルの絶縁被膜の損傷検出検査工程とが同時に行えるので、換言すれば、固定子を生産しながらマグネットワイヤの被膜の損傷検出を行うことができるので、損傷検出検査工程自体には、僅かな段取り時間(並列線コイル端部と電極を食塩水に浸漬する等の時間)以外の時間がかからない。
すなわち、検査工程のための段取り作業が、基本的には、並列線コイルの一端部を前記導電性溶液に浸漬することと、検査工程後にその並列線コイルの一端部から前記溶液を拭き取ることのみとなるので、非常に短時間になる。そして、並列線コイルの一端部は、実際には、その後の端子取り付け工程において余分な部分として切り落とされるので、拭き取り作業は必須の作業ではない。
また、導電性溶液は腐食性のない不活性液体(例えば、ハイドロフルオロエーテルに7%のイソプロピルアルコールを添加した溶液)であることが好ましいが、きわめて短時間であるので、食塩水等の廉価な導電性溶液を利用することができる。
また、検査工程に使用される設備は、生産設備(巻線機、コイル挿入機、コイルエンド成形機)に対して、導電性溶液を収容する容器と検出装置を付属させるだけであるので、オフラインでの単独の試験装置を用意するのに比較してきわめて廉価に構築することができる。
以上の説明が、「A.この発明方法の基本となる考え方{(a)原理(構成)(b)効果}」の説明である。
B.電動機を構成する固定子が形成される迄の各工程(巻線工程、コイル挿入工程、コイルエンド成形工程)
巻線機の例、コイル挿入機の例、コイルエンド成形機の例を挙げ、図面を参照して説明する。
巻線機の例、コイル挿入機の例、コイルエンド成形機の例を挙げ、図面を参照して説明する。
図1は、電動機を構成する固定子が形成される迄の各工程の概略説明図である。
まず、巻線工程S1で並列線コイル(U相コイル、V相コイル、W相コイル)が形成され、次いで、形成された並列線コイルがコイル挿入工程S2で固定子鉄心のスロットに挿入される。この際、まず、U相コイルの並列線コイルが挿入されると、固定子鉄心に挿入された並列線コイル(U相コイル)のコイルエンドがコイルエンド中間成形工程S3aで成形され、U相コイルが挿入されそのコイルエンドが成形された固定子鉄心の残りのスロットに対し、再び、コイル挿入工程S2で並列線コイル(V相コイル)が挿入され、V相コイルのコイルエンドがコイルエンド中間成形工程S3aで成形される。さらに、U相、V相コイルが挿入されコイルエンドが成形された固定子鉄心の残りのスロットに対し、三度、コイル成形工程S2で並列線コイル(W相コイル)が挿入される。最後に、U相コイル、V相コイル、W相コイルが挿入された固定子鉄心に対して、コイルエンド仕上げ成形工程S3bにおいて、コイルエンドが成形されて固定子が生成される。なお、以下の説明において、コイルエンド中間成形工程S3a及びコイルエンド仕上げ成形工程S3bは、略同一機構・略同一動作の異なる成形機を使用するので重複説明となるのを回避するため、コイルエンド中間成形工程S3aを代表としコイルエンド成形工程S3として説明する。
電動機、例えば永久磁石同期モータでは、3n(n=1,2,3,…)個の固定子コイルが120゜間隔に配置され、120゜ずつ位相差のあるU相、V相、W相の電流を流すことにより回転磁界が発生する。したがって、回転子の磁極(N極又はS極)当たりの固定子スロット数は、3n個になる。
固定子コイルは、U相コイル、V相コイル、及びW相コイルの3個必要であるが、各コイルは、並列線コイルで構成され、図1中の、巻線工程S1で形成される。
図2は、巻線工程S1で使用される並列線コイルを形成する巻線機10の例の模式図を示している。巻線機10は、ベース部(ベースプレート)12(導電体)上に2本の支柱14が設けられ、両支柱14の両先端部間に軸18がモータ21により回転自在に支持され、軸18に複数個の巻枠20が固定されている。
並列数に対応する複数のボビン22から絶縁被覆導線(マグネットワイヤ)を引き出して滑車16及びノズル26を介して集合させ、モータ21により軸18を回転させることで巻枠20を回転させ、マグネットワイヤ28を巻枠20に巻きつけることで、並列線コイル24が形成される。
この場合、支柱14(導電体)に設けられた端子108にケーブル110(電線、導線)の一端が接続され、他端が端子111(電極)に接続される。
巻枠20に並列線コイル24を巻きつけた後、並列線コイル24が巻きつけられた一軸状態の巻枠20を軸18から外し(図3参照)、展開して(ばらして)、図4に示すように、並列線コイル24をコイル挿入機にセットできる状態に配する。
次に、コイル挿入工程S2について説明する。図5は、特許文献5に開示されたコイル挿入機と概ね同構成のコイル挿入機30の一部内部を透視した模式図を示している。
コイル挿入機30は、ベース部(架台)32の支持枠39内に、支持枠39に対して位置が固定される固定ブレード35と、上部に移動可能な可動ブレード34と、可動ブレード34を移動させるスライダ(ストリッパ)38と、スライダ38を上下に移動させるアクチュエータ46と、スライダ38にかかる荷重を計測する荷重計42が設けられ、さらにベース部32の下部に、アクチュエータ46の変位量を検出することでスライダ38の変位量(変位位置)を検出する変位計44が設けられる。
この場合にも、支持枠39(導電体)に設けられた端子108にケーブル110(電線、導線)の一端が接続され、他端が端子111(電極)に接続される。
図6は、コイル挿入機30の固定ブレード35及び可動ブレード34に並列線コイル24がセットされ、固定ブレード35及び可動ブレード34の倒れを防止するアライメントゲージ52が配された固定子鉄心50が、支柱48間に前記並列線コイル24に対して対向配置されている状態を示している。
図7は、アクチュエータ46の作動によりスライダ38及び可動ブレード34が上昇し、並列線コイル24を固定子鉄心50の内周側から固定子鉄心50のティース58間のスロット61内に挿入している状態を示している。
図8は、コイル挿入機30により固定子鉄心50に並列線コイル24の挿入が完了された固定子54を、前記コイル挿入機30から取り外した状態を示している。
次に、コイルエンド成形工程S3について説明する。
図9は、コイルエンド成形機60のベース部62(導電体)と、ワーク保持部64と、成形型(内径拡張型)67を有する拡張部材66とに、コイルエンド55が未成形の固定子54がセットされた状態を示している。拡張部材66に対して、中心軸に孔69が設けられた押し部材68が対向配置される。
図10は、図9の一部断面模式的説明図である。ガイド支柱70がベース部62の中央に固定されている。拡張部材66の上下に、コイルエンド55に対向する成形型67が取り付けられている。
この場合にも、図9に示すように、ベース部62(導電体)に設けられた端子108にケーブル110(電線、導線)の一端が接続され、他端が端子111(電極)に接続される。
図11、図12に示すように、上記の拡張部材66に対して、押し部材68の孔69がガイド支柱70に挿入された状態で図示しない圧入機により押し部材68が下降されることで、押し部材68のテーパー部と拡張部材66のテーパー部とが対面して、拡張部材66が径方向外方に移動されることで上下の成形型67が上下のコイルエンド55をそれぞれ外側に押し出して成形する。
図13は、成形後に押し部材68が上昇されて、両コイルエンド55が成形された状態の固定子54を保持しているコイルエンド成形機60を示している。
図14は、コイルエンド成形機60から取り外され、U相コイルがスロット61に挿入されて両コイルエンド55が成形された状態の固定子54の説明図である。
なお、固定子54には、コイルエンド55が成形されたU相コイルの他、V相コイル及びW相コイルが、残りのスロットに並列線コイル24が挿入・成形される。
そのため、以下、同様にして、巻線機10、コイル挿入機30、及びコイルエンド成形機60を使用して、V相コイル及びW相コイルのコイルエンド55が成形されて3相のコイルが挿入された固定子54が完成される。
以上の説明が、B.電動機を構成する固定子が形成される迄の各工程についての説明である。
ところで、上述した巻線工程S1、コイル挿入工程S2、及びコイルエンド成形工程S3の各工程において、並列線コイル24は、巻枠20、固定ブレード35、スライダ38や可動ブレード34、又は成形型67等と擦れるので、その際に、絶縁被覆が損傷するおそれがある。
そこで、上記の巻線工程S1、コイル挿入工程S2、及びコイルエンド成形工程S3の実行中に、同時に、この発明に係る電動機の絶縁被膜の損傷検出方法を適用する。
次に、絶縁被覆の損傷を、損傷が発生したときに直ちに検出するこの発明に係る電動機のコイルの絶縁被膜の損傷検出方法が適用された絶縁被膜損傷検出システムの実施形態について、コイル挿入工程S2(コイル挿入機30)を例として説明する。
図15は、この発明に係る電動機のコイルの絶縁被膜の損傷検出方法の実施形態が適用された絶縁被膜損傷検出システム100の構成回路図である。
コイル挿入機30に挿入されている並列線コイル24の端部102が、導電性溶液104が収容された容器106の前記導電性溶液104中に浸漬され、図示しない固定部材により位置が固定される。
図16は、並列線コイル24の端部102の拡大図である。並列線コイル24を構成する絶縁被膜導線である各マグネットワイヤ124の各切断面で導体が露出している端部102となっていることが分かる。
再び、図15において、可動ブレード34、固定ブレード35やスライダ38がスライド(摺動)乃至固定される支持枠39に対して電気的接続部としての端子108が設けられ、この端子108にケーブル110の一端が接続され、ケーブル110の他端の端子111が抵抗計112の一方の入力端子に接続される。
抵抗計112の他方の入力端子にケーブル114の一端が接続されケーブル114の他端に電極(電極板)116が接続される。電極116が容器106中の導電性溶液104中に浸漬され、図示しない固定部材により端部102と電極116との間の相対位置が固定される。
この構成の下、コイル挿入工程S2中、抵抗計112は、ずっと(連続的に)電極116と端子111(108)との間の抵抗値Rを測定する(監視する)。
抵抗計112は、測定している抵抗値R(の出力)を、ケーブル118を通じて警報器120及び記録計122に、コイル挿入工程S2中、ずっと(連続的に)リアルタイムに伝える。これにより、コイル挿入工程S2中、ずっと(連続的に)並列線コイル24の絶縁被膜の損傷の有無を検出することができる。
警報器120は、抵抗計112により計測される抵抗値Rが予め定めてある閾値以下の値に下がった場合に、並列線コイル24の絶縁被膜が損傷したと判断し、警報を報知する。なお、警報を報知したとき、コイル挿入機30の動作を停止させるように構成してもよく、そのまま続けてもよい。また、警報器120は一定期間だけ報知するようにしてもよく、図示しないボタン操作等の解除命令を受けるまで報知したままとしておいてもよい。
一方、計測されている抵抗値Rが連続的に供給される記録計122には、荷重計42による荷重値Lと、変位計44によるスライダ38の高さhが、それぞれケーブル125、126を介して連続的に供給される。
したがって、記録計122はロガーとして、時々刻々、荷重値Lと高さhとに対して抵抗値Rを記録しているので、警報器120が作動したとき、換言すれば、並列線コイル24の(マグネットワイヤ124の)絶縁被膜が損傷して抵抗値Rが急変したときの、高さhや荷重Lを解析することができる。解析結果に基づき、コイル挿入機30における絶縁被膜損傷の原因を追究し、コイル挿入機30を改善することができる。
図17は、この発明に係る電動機のコイルの絶縁被膜の損傷検出方法の他の実施形態が適用された絶縁被膜損傷検出システム200の構成回路図である。
この絶縁被膜損傷検出システム200では、抵抗計112に代替して、電圧計またはプログラマブルコントローラ(PLC)210を使用する。
この場合、支持枠39の端子108は、ケーブル110及び端子111を通じて接地される。
また、電極116に接続されるケーブル114の他端側には、ケーブル202及び高抵抗の抵抗器206を通じて、例えば24Vの直流電源208が接続されるとともに、ケーブル204を通じて電圧計(PLC)210の入力端子に接続される。
直流電源208により抵抗器206、電極116及び導電性溶液104を通じて端部102(並列線コイル24)に24Vの電圧が印加される。
このとき、マグネットワイヤ124の絶縁被膜が損傷していなければ、並列線コイル24と端子108(コイル挿入機30の支持枠39)とは、その絶縁被膜により絶縁されているので、ケーブル114(202)には電流は流れない。ケーブル114(202)に電流が流れていないときの電圧計(PLC)210の検出電圧は24Vになる。
並列線コイル24の絶縁被膜が可動ブレード34又は固定ブレード35等との擦過により損傷して可動ブレード34又は固定ブレード35を通じて支持枠39に導通すると、直流電源208から抵抗器206、ケーブル202、ケーブル114、電極116、導電性溶液104、端部102、並列線コイル24、絶縁被膜が損傷したマグネットワイヤ124の被膜損傷導体露出部、固定ブレード35(あるいはスライダ38)、支持枠39、端子108、ケーブル115、及び接地の経路で電流が流れる。
このとき、流れる電流による電力がほぼ全て高抵抗である抵抗器206で消費され、抵抗器206の電極116端の電位がほぼ0Vになるため、電圧計(PLC)210での検出電圧が0Vになる。この電圧の変化を検知に使用している。すなわち、電圧計(PLC)210の出力が、ケーブル118を介して警報器120、記録計122に接続される。なお、警報器120及び記録計122の動作は、図15例の絶縁被膜損傷検出システム100と同様である。
この図17例の絶縁被膜損傷検出システム200では、コイル挿入機30等の生産設備を常に接地させることができるし、上述の抵抗計112によって支持枠39等のベース部に低電圧がかかることがないという、さらなる利点が得られる。
以上説明したように上述した実施形態によれば、絶縁被膜導線が並列配置された並列線コイル24の端部102を導電性溶液104に浸漬し、導電性溶液104に電極116を浸漬し、電極116と並列線コイル24が接する導電体(巻線機10の巻枠20等、コイル挿入機30の支持枠39等、又はコイルエンド成形機60の成形型67等)との間の導通状態を検出することで、並列線コイル24の絶縁被膜の損傷の有無を検出するという簡易な構成(手順)で並列線コイル24の絶縁被膜の損傷を検出することができる。
マグネットワイヤ124の導体が露出している端部102(図16参照)を導電性溶液104に浸漬することで、並列線コイル24の損傷を検出できるので、段取り作業を極端に短くできる。しかも、非破壊検査であるので、並列線コイル24を形成し、形成した並列線コイル24を固定子コイルとして固定子鉄心50に装着する実際の各工程(巻線工程S1、コイル挿入工程S2、コイルエンド成形工程S3)中で絶縁被覆の損傷の有無を検出することができるので、検出コストを低コストに抑制することができる。
その上、固定子鉄心50に固定子コイルを装着するまでの上記の各工程(巻線工程S1、コイル挿入工程S2、コイルエンド成形工程S3等)において、リアルタイムに(損傷が発生した瞬間に)、導通の有無に基づき絶縁被覆の損傷の有無を検出することができる。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…巻線機 24…並列線コイル
30…コイル挿入機 39…支持枠
60…コイルエンド成形機 100…絶縁被膜損傷検出システム
102…並列線コイルの端部 104…導電性溶液
112…抵抗計 116…電極
124…マグネットワイヤ
30…コイル挿入機 39…支持枠
60…コイルエンド成形機 100…絶縁被膜損傷検出システム
102…並列線コイルの端部 104…導電性溶液
112…抵抗計 116…電極
124…マグネットワイヤ
Claims (6)
- 絶縁被膜導線が巻回された並列線コイルの端部を導電性溶液に浸漬し、
前記導電性溶液に電極を浸漬し、
前記並列線コイルが接する導電体と前記電極との間の導通状態を検出することで、前記並列線コイルの損傷の有無を検出する
ことを特徴とする電動機のコイル損傷検出方法。 - 請求項1記載の電動機のコイル損傷検出方法において、
前記導電体は、前記並列線コイルを巻回する際に使用される巻線機である
ことを特徴とする電動機のコイル損傷検出方法。 - 請求項1記載の電動機のコイル損傷検出方法において、
前記導電体は、前記並列線コイルを固定子鉄心の溝に挿入する際に使用されるコイル挿入機である
ことを特徴とする電動機のコイル損傷検出方法。 - 請求項1記載の電動機のコイル損傷検出方法において、
前記導電体は、固定子鉄心の溝に挿入された前記並列線コイルのコイルエンドを成形する際に使用されるコイルエンド成形機である
ことを特徴とする電動機のコイル損傷検出方法。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動機のコイル損傷検出方法において、
前記導電性溶液は、前記絶縁被膜導線に対して腐食性のない溶液である
ことを特徴とする電動機のコイル損傷検出方法。 - 請求項5記載の電動機のコイル損傷検出方法において、
前記腐食性のない溶液は、ハイドロフルオロエーテルにイソプロピルアルコールを添加した溶液である
ことを特徴とする電動機のコイル損傷検出方法。
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