JP2010223654A - 衝突検知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両に搭載された機器(例えば、インバータ)に作用する衝撃を検知することができる衝突検知装置を提供する。
【解決手段】 車両に搭載された電力変換機(11,12)に対して、車両の衝突時に作用する外力を検知するための衝突検知装置であって、電力変換機に取り付けられ、密閉状態で気体を収容するチャンバ(20)と、チャンバの内部における圧力変化を検知するための圧力センサ(30)と、を有する。一方、複数の導電部材(62,63)と、複数の導電部材を収容し、電力変換機に取り付けられる収容部材とにより、衝突検知装置を構成することができる。この場合には、収容部材が外力を受けて変形することに応じて、複数の導電部材を、互いに接触させて導通状態とすればよい。
【選択図】 図1
【解決手段】 車両に搭載された電力変換機(11,12)に対して、車両の衝突時に作用する外力を検知するための衝突検知装置であって、電力変換機に取り付けられ、密閉状態で気体を収容するチャンバ(20)と、チャンバの内部における圧力変化を検知するための圧力センサ(30)と、を有する。一方、複数の導電部材(62,63)と、複数の導電部材を収容し、電力変換機に取り付けられる収容部材とにより、衝突検知装置を構成することができる。この場合には、収容部材が外力を受けて変形することに応じて、複数の導電部材を、互いに接触させて導通状態とすればよい。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両に搭載された機器に対して、車両の衝突時に作用する外力を検知することができる衝突検知装置に関するものである。
ハイブリッド自動車又は電気自動車には、直流電力および交流電力の間の変換を行うインバータ(電力変換機)が搭載されている。インバータは、電池パックから出力された直流電力を交流電力に変換して交流モータに供給したり、車両の制動時に交流モータで生成された交流電力を直流電力に変換して電池パックに供給したりしている。
ここで、車両の衝突時にインバータに作用する衝撃を検知するために、インバータに加速度センサを取り付けているものがある。
加速度センサを用いてインバータへの衝撃を検知する構成では、車両の衝突時にインバータが固定位置から移動してしまうと、インバータに取り付けられた加速度センサにおいて、加速度が検知しにくくなってしまうおそれがある。
そこで、本発明の目的は、加速度センサを用いることなく、車両に搭載された機器に作用する衝撃を検知することができる衝突検知装置を提供することにある。
本願第1の発明は、車両に搭載された電力変換機に対して、車両の衝突時に作用する外力を検知するための衝突検知装置であって、電力変換機に取り付けられ、密閉状態で気体を収容するチャンバと、チャンバの内部における圧力変化を検知するための圧力センサと、を有する。電力変換機としては、例えば、直流電流および交流電流の間で電力を変換するためのインバータや、高電圧および低電圧の間で電力を変換するためのDC/DCコンバータがある。
本願第2の発明は、車両に搭載された電力変換機に対して、車両の衝突時に作用する外力を検知するための衝突検知装置であって、複数の導電部材と、複数の導電部材を収容し、電力変換機に取り付けられた収容部材と、を有する。そして、複数の導電部材は、収容部材が外力を受けて変形することに応じて、互いに接触して導通状態となる。
本願第1の発明によれば、チャンバが外力を受けて変形した際に、チャンバ内の圧力が上昇することになるため、この圧力上昇を圧力センサによって検知することにより、電力変換機に外力が作用したか否かことを判別することができる。
本願第2の発明によれば、収容部材が外力を受けて変形した際に、複数の導電部材が接触して導通状態となるため、導電部材が非導通状態から導通状態に切り替わったことを検知することにより、電力変換機に外力が作用したか否かを判別することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1である衝突検知装置について、図1を用いて説明する。ここで、図1は、衝突検知装置をインバータに取り付けた構成を示す概略図である。本実施例の衝突検知装置は、車両に搭載されており、この車両としては、ハイブリッド自動車や電気自動車がある。
ハイブリッド自動車とは、車両の走行に用いられるエネルギを発生する動力源として、内燃機関又は燃料電池に加えて、電池パックを備えた車両である。また、電気自動車とは、車両の動力源として、電池パックだけを備えた車両である。電池パックは、複数の二次電池又は電気二重層キャパシタで構成することができる。
図1において、PCU(Power Control Unit)10は、車両のエンジンルームに配置されており、PCU10に対して車両の前方には、ラジエータサポート40が位置している。ラジエータサポート40は、不図示のラジエータ等を支持するために用いられる。
PCU10は、インバータ(電力変換機)11と、インバータ11を収容するケース12とを有している。インバータ11は、車両に搭載された電池パック(不図示)と高圧ケーブルを介して接続されているとともに、三相交流モータ(不図示)と接続されている。インバータ11は、電池パックから出力された直流電力を交流電力に変換し、この交流電力を三相交流モータに供給する。
三相交流モータは、インバータ11からの電力を受けて動作(回転)することにより、車両の走行に用いられる運動エネルギを生成する。車両の走行に用いられる運動エネルギは、車輪に伝達されて車輪を回転させたり、内燃機関に伝達されて内燃機関を始動させたりするために用いられる。
また、三相交流モータは、車両の回生制動時に電気エネルギ(交流電力)を生成し、この交流電力をインバータ11に供給する。回生制動には、車両を運転するドライバによってブレーキペダルの操作があったときの回生発電を伴う制動がある。また、ブレーキペダルを操作しないものの、走行中にアクセルペダルの踏み込みを解除することにより回生発電をさせながら車両を減速(または加速の中止)させることも含まれる。
インバータ11は、三相交流モータからの交流電力を直流電力に変換し、この直流電力を電池パックに供給する。これにより、車両の制動時に発生した運動エネルギを回生電力として電池パックに蓄えることができる。
ここで、インバータ11および電池パックを、DC/DCコンバータを介して接続することもできる。DC/DCコンバータを設けることにより、電池パックの出力を昇圧してからインバータ11に供給したり、インバータ11からの出力を降圧してから電池パックに供給したりすることができる。DC/DCコンバータは、インバータ11とともにケース12内に収容しておくことができる。
ケース12の側面12aには、本実施例の衝突検知装置が取り付けられている。ここで、ケース12の側面12aは、車両の前後方向において、ラジエータサポート40と向かい合っている。なお、本実施例では、インバータ11を収容するケース12に衝突検知装置を取り付けているが、インバータ11に対して衝突検知装置を直接、取り付けることもできる。すなわち、インバータ11に対して、直接的又は間接的に衝突検知装置を固定することができればよい。
本実施例の衝突検知装置は、空気チャンバ20と、圧力センサ30と、ダクト21とを有している。ダクト21は、一端が空気チャンバ20に接続され、他端が圧力センサ20に取り付けられている。これにより、空気チャンバ20の内部における空気圧は、ダクト21を介して圧力センサ30に作用することになる。
空気チャンバ20は、ケース12の側面12aに固定されており、空気チャンバ20の内部には、空気が充填されている。ここで、空気チャンバ20およびダクト21の内部は、密閉状態となっている。空気チャンバ20は、ゴムといった弾性を有する材料で形成したり、金属等で形成したりすることができる。すなわち、後述するように、空気チャンバ20が外力を受けた際に、空気チャンバ20の内圧を上昇させることができればよい。
なお、空気の代わりに、空気とは異なる気体又は液体をチャンバ20内に収容しておくこともできる。また、本実施例の構成において、ダクト21を省略し、圧力センサ30を空気チャンバ20の壁面に沿って配置することもできる。ただし、本実施例の構成では、圧力センサ30を空気チャンバ20から離れた位置に配置することができる。
圧力センサ30は、空気チャンバ20の内部における圧力変化を検知するために設けられている。圧力センサ30としては、公知の構成のセンサを適宜用いることができる。圧力センサ30で検知された情報は、車両に搭載されたコントローラに出力される。
本実施例において、車両の衝突によって車両の前方に衝撃が加わると、ラジエータサポート40が車両の後方側に変形し、衝撃力によっては、ラジエータサポート40が空気チャンバ20に突き当たる。ラジエータサポート40が空気チャンバ20に突き当たると、空気チャンバ20の壁面が内側に向かって変形することにより、空気チャンバ20の内圧が上昇することになる。そして、空気チャンバ20の内圧は、図2に示すように、ラジエータサポート40からの外力に応じて上昇することになる。
空気チャンバ20の内圧変化は、圧力センサ30によって検知され、車両のコントローラは、圧力センサ30からの検知情報を受けて、PCU10(インバータ11)に対して衝撃が作用したか否かを判別する。
本実施例では、車両の衝突時にPCU10が取り付け位置からずれてしまっても、PCU10に作用する衝撃を検知することができる。また、ラジエータサポート40およびPCU10の間に空気チャンバ20が位置しているため、ラジエータサポート40がPCU10に直接、突き当たってしまうのを防止できる。そして、空気チャンバ20によって、PCU10に作用する衝撃を低減させることができる。
なお、本実施例では、空気チャンバ20に対してラジエータサポート40を衝突させるようにしているが、これに限るものではなく、空気チャンバ20に対して車両の前方に配置される部材であれば、いかなる部材であってもよい。
また、本実施例では、ケース12における1つの側面12aに対して、空気チャンバ20を取り付けているが、これに限るものではない。具体的には、インバータ11(PCU10)が配置される位置や、インバータ11に対して衝撃が加わる方向を考慮して、ケース12に対する空気チャンバ20の取り付け位置を適宜設定することができる。
ここで、ケース12の4つの側面に沿うように、1つの空気チャンバ20を配置することができる。このように構成すれば、ケース12に対して、水平面内のあらゆる方向(二次元方向)から作用する衝撃を検知することができる。また、ケース12の全面(4つの側面、上面および下面)を空気チャンバ20で囲むようにすることもでき、この場合には、ケース12に対して作用するあらゆる方向(三次元方向)からの衝撃を検知することができる。
次に、本実施例の変形例について、図3を用いて説明する。ここで、図3は、本実施例で説明した衝突検知装置を電池パックに取り付けた構成を示す概略図である。なお、本実施例で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用いている。
本変形例では、衝突検知装置を用いて、電池パックに作用する衝撃を検知するようにしている。電池パック50は、電池モジュール51と、電池モジュール51を収容するパックケース52とを有しており、車両の後方、具体的には、ラゲージスペース内に配置されている。電池モジュール51は、電気的に直列に接続された複数の単電池(二次電池)で構成されている。
なお、単電池の形状は適宜設定することができ、例えば、角形や円筒形といった形状に形成することができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることもできる。さらに、電池パック50を車両に配置する位置は、適宜設定することができ、例えば、コンソールボックス内に電池パック50を配置することができる。
パックケース52のうち、車両の後方側に位置する側面52aには、空気チャンバ20が固定されている。そして、空気チャンバ20には、ダクト21を介して圧力センサ30が接続されている。
本変形例において、車両の衝突時に、車両の後方から衝撃が加わると、車両の後部(例えば、車両ボディとしてのフロアパネル)が変形することにより、空気チャンバ20に外力が作用する。これにより、空気チャンバ20の内圧が上昇し、この圧力変化が圧力センサ30によって検知される。圧力センサ30で検知された情報は、車両に搭載されたコントローラに出力される。
コントローラは、圧力センサ30からの出力情報に基づいて、電池パック50に衝撃が作用したと判断した場合には、電池パック50の充放電を禁止させることができる。具体的には、電池パック50の充放電を許容したり、禁止したりするためのシステムリレーを、オン状態からオフ状態に切り替えることができる。これにより、電池パック50において、衝撃を受けた状態で、充放電が行われてしまうのを防止することができる。
本実施例によれば、1つの圧力センサ30だけを用いて、電池パック50に作用する衝撃を検知することができる。ここで、側面52aに含まれる複数の位置において、衝撃を検知しようとする場合には、衝撃を検知しようとする複数の位置に圧力センサ30を配置することが考えられる。しかしながら、複数の圧力センサ30を用いると、部品点数が増えてコストアップになってしまうとともに、圧力センサ30の配線等によって構造が複雑になってしまう。
一方、本実施例では、空気チャンバ20における複数の位置で衝撃を受けることができ、衝撃を受けた空気チャンバ20の内圧変化を、1つの圧力センサ30だけで検知することができる。すなわち、空気チャンバ20を介して、複数の位置における衝撃を1つの圧力センサ30だけで検知することができる。
なお、空気チャンバ20を取り付ける位置は、電池パック50の側面52aに限るものではない。すなわち、車両における電池パック50が配置される位置や、電池パック50に対して衝撃が加わる方向を考慮して、電池パック50に対する空気チャンバ20の取り付け位置を適宜設定することができる。また、本実施例でも説明したように、電池パック50における複数の外面に沿って、空気チャンバ20を設けることができる。
本発明の実施例2である衝突検知装置について、図4および図5を用いて説明する。ここで、図4は、衝突検知装置の構成を示す外観図であり、衝突検知装置をインバータに取り付けた構成を示している。また、図5は、衝突検知装置で用いられるタッチスイッチの内部構造を示す概略図である。なお、実施例1で説明した部材と同一の部材については、同一符号を用い、詳細な説明は省略する。
本実施例の衝突検知装置は、タッチスイッチ60およびコネクタ61を有している。タッチスイッチ60は、長尺状に形成されており、ケース12の側面12aに対して曲げられた状態で固定されている。また、タッチスイッチ60の端部には、コネクタ61が取り付けられている。コネクタ61は、他のコネクタ(不図示)と電気的および機械的に接続されるようになっており、タッチスイッチ60の出力が車両に搭載されたコントローラに入力されるようになっている。
タッチスイッチ60は、図5に示すように、2つの第1電極(導電部材)62と、2つの第2電極(導電部材)63とを有しており、第1電極62および第2電極63は、管状体(収容部材)64の内部で固定されている。管状体64は、中空構造を有しており、第1電極62および第2電極63の間には、空気層が形成されている。
第1電極62および第2電極63は、導電性を有する材料で形成されており、互いに接触すれば導通状態となり、物理的に離れていれば非導通状態となる。また、管状体64は、絶縁性を有する材料で形成されており、弾性を有している。
第1電極62および第2電極63は、図6に示すように、タッチスイッチ60の長手方向と直交する断面において、マトリクス状に配置されている。また、2つの第1電極62や2つの第2電極63は、対角線上に位置するように配置されている。なお、本実施例では、2つの第1電極62および2つの第2電極63を設けているが、これに限るものではなく、第1電極62および第2電極63を、少なくとも1つずつ有していればよい。
ここで、図6は、タッチスイッチ60が外力を受けていないときの内部状態を示す図であり、外力を受けていないときには、第1電極62および第2電極63が非接触(非導通)の状態となっている。
本実施例において、車両の前方が衝突すると、ラジエータサポート40がPCU10の側に変形し、衝突力によっては、ラジエータサポート40がタッチスイッチ60に突き当たることになる。ラジエータサポート40がタッチスイッチ60に突き当たると、タッチスイッチ60は、PCU10(ケース12)およびラジエータサポート40によって挟み込まれ、図7に示すように変形する。図7において、タッチスイッチ60は、PCU10およびラジエータサポート40から圧力Pを受けることになる。
タッチスイッチ60の断面が変形すると、第1電極62および第2電極63が互いに接触することにより、導通状態となる。言い換えれば、タッチスイッチ60は、オフ状態からオン状態に切り替わる。この信号は、車両に搭載されたコントローラに出力され、コントローラは、PCU10(インバータ11)に対して衝撃が加わっていることを認識することができる。
本実施例によれば、車両の衝突時にPCU10が取り付け位置からずれてしまっても、PCU10に作用する衝撃を検知することができる。また、長尺状のタッチスイッチ60を用いることにより、タッチスイッチ60をケース12の側面12aに沿った状態で、側面12a内における任意の位置に配置することができる。
なお、本実施例では、ケース12の側面12aにタッチスイッチ60を固定しているが、タッチスイッチ60を設ける位置は適宜設定することができる。すなわち、車両におけるPCU10を配置する位置や、PCU10に対して外力が作用する方向を考慮することにより、PCU10に対するタッチスイッチ60の取り付け位置を適宜設定することができる。ここで、ケース12における4つの側面に沿うように、タッチスイッチ60を配置したり、ケース12のすべての面上に位置するようにタッチスイッチ60を配置したりすることができる。
次に、本実施例の変形例について、図8を用いて説明する。ここで、図8は、本実施例で説明した衝突検知装置を電池パックに取り付けた構成を示す概略図である。
本変形例では、本実施例で説明した衝突検知装置を電池パック50に取り付けている。電池パック50は、車両の後方、具体的には、ラゲージルームに配置されている。また、パックケース52のうち、車両の後方に位置する側面52aには、タッチスイッチ60が固定されている。タッチスイッチ60は、側面52a上において、直線状に配置されている。
本変形例において、車両の衝突によって、車両の後部が変形すると、電池パック50に対して外力が作用することがある。ここで、パックケース52のうち、車両の後方側に位置する側面52aには、タッチスイッチ60が配置されているため、タッチスイッチ60が外力を受けることにより断面が変形することになる。これにより、第1電極62および第2電極63が互いに接触して導通状態となり、電池パック50に対して衝撃が加わったことを示す信号が出力される。
本実施例では、長尺状の1つのタッチスイッチ60を用いることにより、側面52aのうち、長手方向における複数の位置において、衝撃を検知することができる。そして、複数のセンサを配置する場合に比べて、コストダウンを図ることができたり、衝突検知装置の構成を簡素化したりすることができる。
なお、本変形例では、パックケース52における1つの側面52aにのみタッチスイッチ60を固定しているが、これに限るものではない。すなわち、車両において電池パック50を配置する位置や、電池パック50に対して外力が作用する方向を考慮することにより、電池パック50に対するタッチスイッチ60の取り付け位置を適宜設定することができる。例えば、パックケース52における複数の面に対して、タッチスイッチ60を取り付けることができる。また、タッチスイッチ60を曲げた状態で、パックケース52に取り付けることができる。
10:PCU(Power Control Unit) 11:インバータ(電力変換機)
12:ケース 12a:側面
20:空気チャンバ 21:ダクト
30:圧力センサ 40:ラジエータサポート
50:電池パック 51:電池モジュール
52:パックケース 52a:側面
60:タッチスイッチ 61:コネクタ
62:第1電極(導電部材) 63:第2電極(導電部材)
64:管状体(収容部材)
12:ケース 12a:側面
20:空気チャンバ 21:ダクト
30:圧力センサ 40:ラジエータサポート
50:電池パック 51:電池モジュール
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62:第1電極(導電部材) 63:第2電極(導電部材)
64:管状体(収容部材)
Claims (2)
- 車両に搭載された電力変換機に対して、車両の衝突時に作用する外力を検知するための衝突検知装置であって、
前記電力変換機に取り付けられ、密閉状態で気体を収容するチャンバと、
前記チャンバの内部における圧力変化を検知するための圧力センサと、
を有することを特徴とする衝突検知装置。 - 車両に搭載された電力変換機に対して、車両の衝突時に作用する外力を検知するための衝突検知装置であって、
複数の導電部材と、
前記複数の導電部材を収容し、前記電力変換機に取り付けられた収容部材と、を有し、
前記複数の導電部材は、前記収容部材が前記外力を受けて変形することに応じて、互いに接触して導通状態となることを特徴とする衝突検知装置。
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Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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