JP2010223422A - 管接続用押輪アセンブリー - Google Patents

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Abstract

【課題】受けリングが押輪の水平部の外側面に固定されるように組立構造を改善することにより、組立を便利に行うことができ、且つ組立時間を短縮することができる管接続用押輪アセンブリーを提供する。
【解決手段】本発明の管接続用押輪アセンブリーは、内輪部の上端と外輪部の上端とが水平部によって連結され、前記内輪部の上端に定着溝および脚孔が設けられ、前記水平部にはボルト孔が設けられ、外輪部にはボルト取付部が設けられる構造で押輪が構成されることにより、押輪の定着溝と脚孔にストッパーのリング部と脚部が取り付けられてストッパーの脚部が押輪の内部に突出し、前記ストッパーのリング部にスパイクが定着されて前記スパイクが受けリングの円筒部の中空部に挿入され、前記受けリングのフランジ部がボルトおよびナットによって押輪の水平部に固定され、ジョイントボルトが押輪のボルト取付部にナットによって取り付けられることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、本出願人による特許文献1の「管連結用押輪組立体」を改善したもので、
より詳しくは、受けリングが押輪の水平部の外側面に固定されるように組立構造を改善した管接続用押輪アセンブリーに関する。
特許文献1(2009年2月9日登録)には「管接続用押輪組立体」が開示されている。
前記管接続用押輪組立体は、水平部によって内輪部と外輪部に区分され、内輪部の中空部にスパイクの外側傾斜面と対応するように内側傾斜面が形成された押輪と;内輪部の内側傾斜面によって締め付けられて連結管をグリップし得るように、切開部および外側傾斜面が形成されたスパイクと;スパイクを支えるスパイク受け部とソケット管の上面に載せられる脚部とが一体的に形成されたストッパーと;ストッパーがセットされるフランジ、密閉リングを押さえる加圧部、およびストッパーの脚部が通過する脚孔を有し、加圧部の上端のフランジが押輪に固定される加圧リングと;からなる単位構成体が組み立てられ、押輪が下降するとき、押輪に固定された加圧リングが密閉リングを加圧し、押輪の内輪部がストッパー上のスパイクを加圧する。
ところが、前述した従来の管接続用押輪組立体は、図1に示すように、組み立てのために押輪1の内部が上向きとなるように押輪1を覆した状態で内輪部1aにスパイク2を配置し、スパイク2と一致するようにストッパー3を押輪の内輪部1aにセットし、加圧リング4を押輪1の水平部の内側面1bにセットし、ボルト5aとナット5bで加圧リング4を押輪1の水平部の内側面1bに結合させるため、組立作業が多少不便であるという欠点があった。
韓国特許第883799号明細書
本発明の目的は、受けリングが押輪の水平部の外側面に固定されるように組立構造を改善することにより、組立が便利で、且つ組立時間を短縮することができる管接続用押輪アセンブリーを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る管接続用押輪アセンブリーは、内輪部の上端と外輪部の上端とが水平部によって連結され、前記内輪部の上端に定着溝および脚孔が設けられ、前記水平部にはボルト孔が設けられ、外輪部にはボルト取付部が設けられる構造で押輪が構成されることにより、押輪の定着溝と脚孔にストッパーのリング部と脚部が取り付けられてストッパーの脚部が押輪の内部に突出し、前記ストッパーのリング部にスパイクが定着されて、前記スパイクが受けリングの円筒部の中空部に挿入され、前記受けリングのフランジ部がボルトおよびナットによって押輪の水平部に固定され、ジョイントボルトが押輪のボルト取付部にナットによって取り付けられることを特徴とする。
前記スパイクは、内側面にエッジ爪を、外側面には傾斜部をそれぞれ有する多数の切欠片が弾性体によって互いに連結されることにより、切欠片と弾性体が交互に環状に形成されることを特徴とする。
前記受けリングは、中空部にスパイクが嵌め込まれるように円筒部が所定の高さを有し、ボルトおよびジョイントボルトの締結が干渉されないように円筒部の外周面に凹溝が設けられ、円筒部の下端にフランジ部が設けられ、前記フランジ部にはボルトの挿入されるボルト孔およびジョイントボルトの取り付けられるボルト取付部が凹溝に対応するように設けられ、前記ボルト取付部が押輪のボルト取付部と一致するように配置され、中空部の周りには傾斜面が設けられ、前記円筒部の下端の内側には脚溝が設けられることを特徴とする。
本発明に係る管接続用押輪アセンブリーは、組立のために押輪を覆す必要がなく、押輪にストッパーおよびスパイクがセットされた状態で受けリングを押輪に固定するため組立作業が非常に便利であり、工場で組立を完了して組立状態で作業現場へ運搬することができて作業現場で便利に使用できるという効果がある。
従来の管接続用押輪アセンブリーを示す分解斜視図である。 本発明に係る管接続用押輪アセンブリーの押輪を示す一部切取斜視図である。 本発明に係る管接続用押輪アセンブリーを示す分解斜視図である。 本発明に係る管接続用押輪アセンブリーを示す組立断面図である。 本発明に係る管接続用押輪アセンブリーを用いて2つの管を接続した状態を示す断面図である。 本発明に係る管接続用押輪アセンブリーを用いて2つの管を接続した状態を示す断面図である。 連結管が外部要因によってソケット管から押し出されたときの本発明に係る管接続用押輪組立体の作用を説明するための断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。
まず、本発明に係る管接続用押輪アセンブリーの組立構造を説明するために、押輪の構成について図2に基づき説明する。
図2を参照すると、本発明に係る管接続用押輪アセンブリー用押輪10は、内輪部11の上端と外輪部12の上端とが水平部13によって連結され、前記内輪部11の上端に定着溝14と脚孔15が設けられ、前記水平部13にボルト孔16が設けられ、外輪部12にはボルト取付部17が設けられる。
このように構成された押輪に管接続用押輪アセンブリーの構成要素が次のとおり装着されて一つの単位組立体にユニット化される。
図3および図4を参照すると、本発明に係る管接続用押輪アセンブリーは、押輪10の定着溝14と脚孔15にストッパー20のリング部21と脚部22が装着されてストッパー20の脚部22が押輪10の内部に突出し、前記ストッパー20のリング部21にスパイク30がセットされて、前記スパイク30が受けリング40の円筒部41の中空部42に嵌め込められ、前記受けリング40のフランジ部44がボルト51およびナット52によって押輪10の水平部13に固定され、ジョイントボルト60が押輪10のボルト取付部17にナット61によって取り付けられる。
前記押輪10は、内輪部11の下端が内部側に突出するため、内輪部11の下端が、ソケット管70(図5参照)にセットされた密閉リング80(図5参照)を加圧する加圧リングの役割を果たす。図2および図3にはボルト取付部17およびボルト孔16がそれぞれ3つずつ示されているが、前記ボルト取付部17およびボルト孔16の個数は押輪の大きさによって異なる。
前記ストッパー20は、環状に設けられたリング部21に多数の脚部22が設けられてなる。前記脚部22は図2および図3には3つが示されているが、前記脚部22の個数は押輪の大きさによって異にすることができる。
前記スパイク30は、内側面にエッジ爪32を、外側面には傾斜部33をそれぞれ有する多数の切欠片31が弾性体34によって互いに連結されることにより、切欠片31と弾性体34が交互に環状に形成される。これにより、スパイク30がグリップしている連結管90(図5参照)が外部要因によって楕円状に変形しても、前記スパイク30が連結管90を均一な力でグリップすることができる。
前記弾性体34は、ゴムまたは弾性のある合成樹脂からなり、切欠片31の側断面と同じ側断面を有する。
前記受けリング40は、中空部42にスパイク30が嵌め込まれるように円筒部41が所定の高さ(H)を有し、ボルト51およびジョイントボルト60の締結が干渉されないように円筒部41の外周面に凹溝43が設けられ、円筒部41の下端にフランジ部44が設けられ、前記フランジ部44にはボルト51の挿入されるボルト孔45およびジョイントボルト60の取り付けられるボルト取付部46が凹溝43に対応するように設けられ、前記ボルト取付部46が押輪10のボルト取付部17と一致するように配置され、中空部42の周りには傾斜面47が設けられ、前記円筒部41の下端の内側には脚溝48が設けられる。
上述したように構成された本発明に係る管接続用押輪アセンブリーは、組み立てのために押輪10を覆す必要がなく、押輪10にストッパー20およびスパイク30をセットした状態で受けリング40を押輪10に固定するため、組立過程でストッパー20とスパイク30が配置される位置を選定し易く、ストッパー20とスパイク30が配置位置から逸脱しないため組立作業が非常に便利であり、工場で組立を完了して組立状態で作業現場へ運搬することができて、作業現場で便利に使用することができる。
次に、上述したように組み立てられた本発明に係る管接続用押輪アセンブリーを用いて2つの管を接続する工程について、図5および図6を参照して説明する。
(A)ソケット管70の傾斜部71に密閉リング80をセットする。
(B)本発明に係る管接続用押輪アセンブリー100を連結管90に嵌める。
(C)連結管90の先端を、ソケット70にセットされている密閉リング80に押し込む。
(D)連結管90に嵌められた本発明に係る管接続用押輪アセンブリー100をソケット管70に近接させた後、ジョイントボルト60の下端係止部をソケット管70のフランジ73の下端に係止し、ジョイントボルト60にナット61を締結する。
(E)その後、前記ナット61で締め付けると、組立が完了する。
この際、図6に示すように、ジョイントボルト60によって押輪10がソケット管70側に移動し、ストッパー20の脚部22が受けリング40の脚溝48に挿入されることにより、前記ストッパー20がスパイク30を押し上げ、前記スパイク30が受けリング40の傾斜面47によって収縮しながら連結管90をグリップする。そして、押輪10の内輪部11の下端が密閉リング80を加圧することにより、ソケット管70と連結管90との間が密閉リング80によってシーリングされ、ストッパー20の脚部22が受けリング40の脚溝48に止められると、前記ストッパー20の脚部22がソケット70のフランジ73に支持されているため、ナット61で締め付けるとき、押輪10のソケット管70側への過度な移動を防止し、前記押輪10の内輪部11が密閉リング80を過度に加圧することを防止する。
前述したように組み立てられる本発明に係る管接続用押輪アセンブリーにおいて、図7に示すように、冬季の低温によって連結管90の長さが収縮し、あるいは管路の内部に異常高圧が発生して連結管90がある程度ソケット管70から矢印95方向に押し出されても、押輪10がジョイントボルト60によってソケット管70に堅固に組み立てられているので、押輪10とソケット管70間の距離が変更されるおそれがなく、押輪10が押し出されない限りは押輪10の内輪部11が密閉リング80を加圧し続けており、連結管90が押し出されるとしても密閉リング80の密閉機能には影響がない。また、連結管90をグリップしているスパイク30が受けリング40の傾斜面47によって収縮することにより、連結管90が後ろに押し出されることを最大限抑制し、受けリング40のボルト取付部46と押輪10のボルト取付部17とが一致した状態でジョイントボルト60とナット61に対して受けリング40と押輪10の結合が補強されるため、受けリング40の押輪10からの浮き上がりを防止することができる。

Claims (3)

  1. 内輪部の上端と外輪部の上端とが水平部によって連結され、前記内輪部の上端に定着溝および脚孔が設けられ、前記水平部にボルト孔が設けられ、前記外輪部にはボルト取付部が設けられる構造で押輪が構成されることにより、
    前記押輪の定着溝と前記脚孔にストッパーのリング部と脚部がそれぞれ取り付けられて、前記ストッパーの前記脚部が前記押輪の内部に突出し、前記ストッパーのリング部に前記スパイクがセットされて、前記スパイクが受けリングの円筒部の中空部に嵌め込まれ、前記受けリングのフランジ部がボルトおよびナットによって前記押輪の水平部に固定され、ジョイントボルトが前記押輪のボルト取付部にナットによって取り付けられることを特徴とする管接続用押輪アセンブリー。
  2. 前記スパイクは、内側面にエッジ爪を、外側面には傾斜部を有する多数の切欠片が弾性体によって互いに連結されることにより、前記切欠片と前記弾性体が交互に環状に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の管接続用押輪アセンブリー。
  3. 前記受けリングは、ボルトおよびジョイントボルトの締結が干渉されないように前記円筒部の外周面に凹溝が設けられ、前記円筒部の下端にフランジ部が設けられ、前記フランジ部には前記ボルトの挿入されるボルト孔および前記ジョイントボルトの取り付けられるボルト取付部が前記凹溝に対応するように設けられ、前記ボルト取付部が前記押輪のボルト取付部と一致するように配置され、中空部の周りには傾斜面が設けられ、前記円筒部の下端の内側には脚溝が設けられることを特徴とする請求項1に記載の管接続用押輪アセンブリー。
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