JP2010221948A - 電池診断装置および電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】診断精度の高い電池診断装置を提供する。
【解決手段】電池診断装置の演算部のCPUは、不揮発性メモリに最低電圧値Vstおよび温度のデータを5組記録した後(S112)、不揮発性メモリに記録されたいずれかの温度が5℃より低い温度か否か(S116)、および、不揮発性メモリに記録された温度より高い温度でエンジンが始動したか否かを判断し(S122)、両者とも肯定判断のときに、最低電圧値Vstおよび該高い温度を不揮発性メモリに上書きする(S126)。低温でのエンジン始動時の最低電圧値Vstが新品電池の最低電圧値Vst0を算出する基準から排除され、劣化状態の診断を精度よく行うことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は電池診断装置および電池に係り、特に、車両に搭載された電池の電池状態を診断する電池診断装置および該装置を備えた電池に関する。
自動車(車両)、携帯機器などの高性能化に伴ってそれらに使用される電池の負荷が大きくなるに従い、電池状態の監視と電池状態の制御は近年その重要性がますます大きくなってきている。自動車用電池では、排ガスの削減のために行われているアイドルストップ・スタート(ISS)や回生充電などを踏まえ、これらの用途に適した電池状態に電池を保つため、電池状態を正確に検知する技術が望まれている。鉛電池はこれらの用途に応用できる代表的な電池である。
一般に、車両に搭載された電池の正極端子は、イグニッションスイッチの中央端子に接続されている。イグニッションスイッチは、中央端子とは別に、OFF端子、ON/ACC端子及びSTART端子を有しており、中央端子とこれらの端子のいずれかとは、ロータリー式に切り替え接続が可能である。START端子はエンジン始動用セルモータ(スタータ)に接続されており、スタータはクラッチ機構を介してエンジンの回転軸に回転駆動力の伝達が可能である。また、ON/ACC端子は、エアコン、ラジオ、ランプ等の車両側機器及びレギュレータを介してエンジンの回転により発電する発電機(オルタネータ)に接続されている。一方、電池の負極外部出力端子は、グランド電位として車両側機器、スタータおよびレギュレータの他端に接続されている。
このような車載電池の電池状態は電池診断装置により診断される。電池診断装置では、エンジン始動時に通電開始後所定時間経過後の電圧を測定し、しきい値と比較して電池状態を検知する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この電池診断装置では、しきい値が吸気温度の関数により設定され、電池が配置される雰囲気の状態が加味されている。また、新品電池でのエンジン始動電圧(最低電圧)を実測して、しきい値を算出する技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。この電池診断装置では、しきい値の算出に利用される新品電池でのエンジン始動電圧に、温度補正した値が使用されている。
特許第3673895号(請求項1、段落「0018」、段落「0020」および図3) 特開2007−238001号公報(請求項3、5、7〜9、段落「0018」、段落「0012」〜「0020」および図5)
例えば氷点下のような低温では、エンジン始動時のエンジン始動電圧の測定バラツキが大きく、電池状態の診断の上で大きな誤差要因となる。特に、低温でのエンジン始動時のエンジン始動電圧(最低電圧)を新品電池のエンジン始動電圧として記録し診断の基準として扱うと、新品状態でのエンジン始動電圧はその後の電池劣化判定(診断)の全てに影響してしまう。
本発明は上記事案に鑑み、診断精度の高い電池診断装置および該装置を備えた電池を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、車両に搭載された電池の電池状態を診断する電池診断装置において、前記電池のデータを格納するための不揮発性メモリと、前記電池の電圧を測定する電圧測定手段と、前記電池の温度を測定する温度測定手段と、前記電圧測定手段で測定された電圧に所定電圧値以上の電圧降下があったかを検出することで、エンジン始動を検知するエンジン始動検知手段と、前記電圧測定手段で測定された電圧から前記電池の新品状態でのエンジン始動時の最低電圧値Vstを取得する最低電圧取得手段と、前記温度測定手段で測定された温度から前記エンジン始動時またはその前後の前記電池の温度を取得する温度取得手段と、前記最低電圧取得手段で取得された最低電圧値Vstおよび前記温度取得手段で取得された温度を前記不揮発性メモリに記録する記録手段と、前記記録手段が前記不揮発性メモリに前記最低電圧値Vstおよび温度を記録した後、前記エンジン始動検知手段でエンジン始動が検知されたとき、または、その後に、前記不揮発性メモリに記録された温度より高い温度でエンジンが始動したか否かを判断し、肯定判断のときに、前記最低電圧取得手段で取得された最低電圧値Vstおよび前記温度取得手段で取得された前記高い温度を前記不揮発性メモリに上書きするように前記記録手段を制御する上書き制御手段と、を備える。
本態様において、不揮発性メモリには記録手段により複数組の最低電圧値Vstおよび温度が記録され、上書き制御手段は、エンジン始動検知手段でエンジン始動が検知されたとき、または、その後に、不揮発性メモリに記録されたいずれかの温度が予め定められた所定温度より低い温度か否か、および、不揮発性メモリに記録された温度より高い温度でエンジンが始動したか否かを判断し、両者とも肯定判断のときに、最低電圧取得手段で取得された最低電圧値Vstおよび温度取得手段で取得された高い温度を不揮発性メモリに上書きするように記録手段を制御するようにしてもよい。このとき、上書き制御手段は、不揮発性メモリに記録された複数組の最低電圧値Vstおよび温度のうち最も低い温度に対応する最低電圧値Vstおよび温度の組に対して、上書きするように記録手段を制御することが好ましい。
また、本態様において、電池の開回路電圧OCVを検出する開回路電圧検出手段をさらに備え、記録手段は、不揮発メモリに、開回路電圧検出手段で検出されたエンジン始動時前のOCVを併せて記録するか、または、電池の開回路電圧OCVを検出する開回路電圧検出手段と、最低電圧取得手段で取得された最低電圧値Vstを、開回路電圧検出手段で検出されたエンジン始動時前のOCVを用いて、基準のOCVでの値にOCV補正するVst−OCV補正手段とをさらに備え、記録手段は、Vst−OCV補正手段で補正された最低電圧値Vstを不揮発性メモリに記録するようにしてもよい。さらに、最低電圧取得手段で取得された最低電圧値Vstを、温度取得手段で取得された温度を用いて、基準の温度での値に温度補正するVst−温度補正手段を備え、記録手段は、Vst−温度補正手段で補正された最低電圧値Vstを不揮発性メモリに記録するようにしてもよい。そして、エンジン始動検知手段でエンジン始動が検知されたとき、または、その後に、電圧測定手段で測定された直近の電池の電圧と記録手段で不揮発性メモリに記録された最低電圧値Vstとを比較することにより電池の電池状態を診断する電池状態診断手段をさらに備え、電池状態診断手段は、電源再起動および電池状態診断時の少なくともいずれかのときに、最低電圧値Vstを不揮発性メモリから読み出すようにしてもよい。さらに、本態様において、少なくとも電池に流れる電流を測定する電流測定手段および車両のイグニッションスイッチの位置情報を取得する情報取得手段のいずれか一方を備え、エンジン始動検知手段は、電圧測定手段で測定された電圧に所定電圧値以上の電圧降下があったかないし電流測定手段で測定された電流に所定電流値以上の電流増加があったかを検出することで、または、情報取得手段で取得したイグニッションスイッチの位置情報により、エンジン始動を検知するようにしてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の第2の態様は、第1の態様の電池診断装置を備えた電池である。
本発明によれば、上書き制御手段により、記録手段が不揮発性メモリに最低電圧値Vstおよび温度を記録した後、エンジン始動検知手段でエンジン始動が検知されたとき、または、その後に、不揮発性メモリに記録された温度より高い温度でエンジンが始動したか否かが判断され、肯定判断のときに、最低電圧取得手段で取得された最低電圧値Vstおよび温度取得手段で取得された高い温度を不揮発性メモリに上書きするように記録手段が制御されるので、低温でのエンジン始動時の最低電圧値Vstが新品電池の最低電圧値Vstとして電池状態診断の基準から排除されるため、診断精度の高い電池診断装置を提供することができる、という効果を得ることができる。
本発明が適用可能な実施形態の電池診断装置付鉛電池の平面図である。 実施形態の鉛電池の電池診断装置の外観斜視図である。 エンジン始動時の鉛電池の外部端子間の電圧波形を模式的に示す特性線図である。 実施形態の鉛電池の電池診断装置のCPUが実行するVst0確定処理ルーチンを示すフローチャートである。 エンジン始動時の最低電圧値Vstの温度補正量を示すグラフである。 比較例の鉛電池の電池診断装置のCPUが実行するVst0確定処理ルーチンを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明を電池診断装置付鉛電池に適用した実施の形態について説明する。
(構成)
図1に示すように、本実施形態の鉛電池20は、14V系(公称電圧:12V)車載電池(例えば、55B24型)であり、鉛電池20の上面の長手方向に沿う一側に外部端子11が離間して立設されている。鉛電池20の上蓋には窪みが形成されており、この窪みに鉛電池20を電源として作動する電池診断装置10が組み込まれ図示を省略したネジで螺着されている。
図2に示すように、電池診断装置10は、概略板状の形状を呈しており、電池状態(本例では、充電状態SOCおよび劣化状態SOH)を表示するための4個のLED1、ユーザが電池の電池状態(例えば、鉛電池20のSOHが要注意状態となったとき)を認識したことを電池診断装置10に知らせるとき等に押すためのプッシュスイッチ2、ブザー放音孔3および2本のブスバ4を除き、樹脂モールドされてケーシング6内に収容されている。ブスバ4は0.2mmバネ用リン青銅板を打ち抜くことによって作製されている。ブスバ4の両先端部はリング状で内側に同心円状に複数本のスリットが形成されており、鉛電池20の外部端子11に嵌合する構造が採られている。なお、ブスバ4のケーシング6から導出された近傍には、伸縮吸収用曲げ部5が形成されている。
電池診断装置10は、測定部、演算部、電源部、記憶部、放音部、表示部および入力部を備えている。測定部は、電池電圧をA/Dコンバータで測定可能な電圧まで降下させる差動増幅回路を有する電圧測定部と、サーミスタ等の温度センサで電池の温度を検出する温度測定部とを有している。温度センサは上蓋に略中央部に形成された長孔に挿入され接着材で固定されている。上述したブスバ4はケーシング6内で差動増幅回路の入力側にそれぞれ接続されている。演算部は、例えば、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、CPU、ROM、RAM、ウォッチドッグタイマ(WDT)内蔵のワンチップマイコンで構成することができる。なお、マイコンには、時間測定を正確に行うため発振回路が接続されている。
外部バスを介して、演算部には、電源部、記憶部、放音部、表示部および入力部が接続されている。電源部は、例えば、シャントレギュレータIC、A/Dコンバータの基準電源を生成する基準電源IC等を有して構成されている。記憶部は、EEPROM等の書き換え(上書き)可能な不揮発性メモリからなる。放音部は、ブザーとこのブザーを駆動させるトランジスタおよびトランジスタを安定動作させるための複数の抵抗で構成されている。上述したブザー放音孔3はブザーの真上に形成されている。表示部は上述した4個のLED1、LEDを点灯ないし点滅させるトランジスタおよびトランジスタを安定動作させるための複数の抵抗で構成されている。入力部は、プッシュスイッチ2が押下されたときに信号を出力するトランジスタ、トランジスタを安定動作させるための複数の抵抗およびキャパシタを有して構成されている。
(動作)
図3は、エンジン始動時の鉛電池の外部端子間の電圧波形を模式的に示した特性線図である。図3に示すように、エンジン始動時には、鉛電池20からイグニッションスイッチを介して上述したスタータに大電流が流れるため、鉛電池20の外部端子間の電圧は鋭く低下する。鉛電池20の外部端子間の電圧は、最低電圧値Vstをとった後、脈動しながら上昇する。電池診断装置10は、エンジン始動時の最低電圧値Vstを用いて鉛電池20の電池状態(劣化状態)の診断を行う。
<Vst0確定処理ルーチン>
図4は、電池診断装置10の演算部のCPU(以下、CPUと略称する。)が実行するVst0確定処理ルーチンを示すフローチャートである。このVst0確定処理ルーチンは、電池診断装置10に鉛電池20から電力が投入されたときに、不揮発性メモリ(記憶部)の所定アドレス(例えば、後述するメモリアドレス1)が書き込みのないヌル状態か否か(または、特定アドレスに特定の情報を予め書き込んでおき、該特定アドレスの情報がその予め定めた情報と一致するか否か)を判断し、肯定判断のときに実行される。なお、Vst0について一言すれば、エンジン始動時の最低電圧値Vstが、鉛電池20の新品状態(必ずしもSOH=100%である必要はなく、実質的に新品であればよい。)における25℃満充電の条件でとる代表値を意味するが、詳しくは後述する。
Vst0確定処理ルーチンでは、まず、ステップ102において、カウンタN_Vstの値を0とし、次のステップ104において、エンジンが停止した後6時間以上経過したときの開回路電圧OCVを取得する。なお、本実施形態では、取得した開回路電圧OCVをRAMの所定番地に格納しておき(所定周期毎に書き換え)、エンジン始動前のOCVを鉛電池20の安定状態のOCVとして採用した。
すなわち、図3に示すように、エンジン作動中は、上述したオルタネータおよびレギュレータを介して、鉛電池20の外部端子間には、例えば、13.5V以上の電圧が供給され、過充電状態とならない限り、原則として鉛電池20は充電される。エンジンが停止すると、鉛電池20の外部端子間の電圧は13.5V未満となるが、鉛電池20が新品状態でほぼ満充電状態の場合には、例えば、12.5V以上の電圧となり、イグニッションがOFF位置に位置すると、鉛電池20から車両側機器への電流が流れないため(もしくは暗電流しか流れないため)、若干の電圧上昇(例えば、0.1V/min)が見られる。CPUは、例えば、40msec毎に電圧変動をRAMに記録し、この電圧上昇を検出することで、イグニッションスイッチがOFF端子に位置したことを把握する。この状態では、鉛電池20から車両側機器への電流が流れないが、鉛電池20の分極状態が解消されていない(安定状態での鉛電池のOCVではない)ため、ウォッチドッグタイマを作動させ、イグニッションOFF位置に位置したことを把握した時点から所定時間(例えば、6時間)が経過したかを判断し、否定判断のときは所定時間に至るまで待機し(OCVとしては採用しない。なお、この所定時間内にエンジン始動があるときは、再度、イグニッションOFF位置に位置したことを把握した時点から所定時間が経過したかを判断する。)、肯定判断のときは、電圧測定部で測定した電圧を鉛電池20の分極状態が解消された状態の(鉛電池20の安定状態の)OCVとしてRAMに格納する。
また、ステップ104では、エンジン始動を検出する。イグニッションスイッチがOFF端子からON/ACC端子に位置すると、車両側機器に暗電流が流れるため、鉛電池20の外部端子間の電圧は安定した電圧状態(図3の左側参照)から、約0.1V/min程度の電圧降下を生じる。このときまで、CPUは、上述したように、例えば、40msec毎に電圧変動をRAMに記録しているが、この電圧降下を検知すると、RAMへの記録周期を、例えば、1msecに変更して電圧変動をRAMに記録する。そして、電圧測定部およびA/Dコンバータを介して取り込んだ直近の電圧値と、RAMに格納された電圧値(例えば、最古の電圧値)と比較し、例えば、1.5V以上の電圧差があるか否かを判断することで、エンジン始動を検出する。なお、CPUは、エンジン始動を検知した後、所定時間(例えば、12msec)、RAMへの記録周期を、上述した1msecに維持し、該所定期間経過後に、上述した40msecに再度記録周期変更する。
ステップ106では、1msec毎にRAMに記録された電圧値のうち最も小さい値を検索することで最低電圧値Vstを検出する(図1も参照)。また、温度測定部およびA/Dコンバータを介してエンジン始動時の鉛電池20の温度を取り込む。なお、厳密には、最低電圧値Vstのときの温度を取り込むことが理想であるが、鉛電池20の温度は急激には変動しないため、本例では、最低電圧値Vstを測定した後の温度を測定しているが、ステップ104(イグニッションスイッチがOFF端子からON/ACC端子に位置した時点またはエンジン始動を検知した時点)で温度を取り込むようにしてもよい。さらに、ステップ106では、カウンタN_Vstの値を1だけインクリメントする。
次にステップ108において、カウンタN_Vstの値が5以上か否かを判断する。すなわち、上述した不揮発性メモリは、最低電圧値を格納するための5つのアドレス(後述するメモリアドレス1〜5)を有しており、ステップ108では、不揮発性メモリの5つのすべてのアドレスが埋められたか否かを判断している。
ステップ108での判断が否定のときは、ステップ110において、ステップ106で検出した最低電圧値Vstを、同じくステップ106で取り込んだ鉛電池20の温度で温度補正するとともに、ステップ104でRAMに格納しておいたOCVでOCV補正し、標準の温度かつ標準のOCVでの値に換算した最低電圧値Vstを演算し、次のステップ112において、ステップ110で演算した最低電圧値Vstをステップ106で取り込んだ(Vst測定時の)温度とともに不揮発メモリに記録してステップ104に戻る。
図5は、55B24電池における、エンジン始動時の最低電圧値Vstの温度補正量を示すグラフである。温度補正量は低温となるほど大きな値となる。逆に、25℃以上の高温側では特性変化が少ないため、補正値を0として扱う。図5の補正値を加算することで最低電圧値Vstを基準の温度25℃の値に温度補正することができる。例えば、−10℃であれば、実測値に約0.55Vを加算すれば25℃換算となる。
OCV補正は、ステップ104で取得したOCV、すなわち、6時間以上鉛電池20が放置されたときの安定電圧をOCVとみなし、例えば、下式1に代入することで算出することができる。なお、式1において、OCV0は基準となる満充電での電圧であり、本例では12.76Vとした。
Figure 2010221948
上述したように、不揮発メモリには5つのアドレスがあり、最低電圧値Vstの演算がされる度に、1つのアドレスにVst測定時の温度と最低電圧値Vstの1組のデータが記録され、最終的に5組のデータが記録される。従って、カウンタN_Vstは最低電圧値Vstの演算回数ないし不揮発性メモリへの記録回数のカウント値を表すものである。
一方、図4のステップ108での判断が肯定のときは、ステップ114において、不揮発性メモリに記録された5つの最低電圧値Vstを読み出してそれらの平均値を演算する。以下、この平均値を最低電圧値Vst0という。
次にステップ116では、不揮発性メモリの各アドレス内の温度に所定温度(例えば、5℃)未満のものがないか、換言すれば、低温下で取得された最低電圧値Vstがないかを判断する。一般に、鉛電池の出力特性は低温になるほど温度に対する感度が大きくなり、特に5℃未満では感度が大きくVst誤差要因となりやすいため、本実施形態では一例として5℃を挙げているが、必ずしも5℃である必要はない。
ステップ116で否定判断のときは、ステップ118において、ステップ104と同様に、6時間以上放置後の鉛電池20のOCVを測定し、エンジン始動を検出する。次のステップ120では、ステップ106と同様に、最低電圧値Vstを検出し、そのときの鉛電池20の温度Tを取り込む。だだし、ステップ106の場合と異なり、ステップ120では、既に不揮発性メモリに5組のデータが記録されており不揮発性メモリへの記録回数を数える必要はないため、カウンタN_Vstのインクリメントは行われない。
次のステップ122では、ステップ120で取り込んだ温度Tが、不揮発性メモリの各アドレス内の温度、換言すれば、各アドレスの温度の最低値より大きいか否かを判断し、否定判断のときは、各アドレスの温度の最低値より高い温度下で最低電圧値Vstを取得するために、ステップ114に戻り、肯定判断のときは、ステップ124で、ステップ110と同様に、最低電圧値Vstを演算し、次のステップ126において、不揮発性メモリ内の温度の最低値およびそれに対応する最低電圧値Vstを、ステップ120で取り込んだ温度Tおよびステップ124で演算した最低電圧値Vstで上書きして、ステップ114に戻る。
一方、ステップ116で否定判断のときは、ステップ128において、ステップ114で演算した最低電圧値Vst0を確定した最低電圧値として不揮発性メモリに記録して、Vst0確定処理ルーチンを終了する。その際、メモリ容量が少ないときは、上述した各アドレスの温度および最低電圧値Vstを消去し、特定の番地(例えば、後述するメモリアドレス1)に最低電圧値Vst0のみを記録しておくようにしてもよい。
なお、上述したVst0確定処理ルーチンでは、不揮発メモリ内のVst取得温度に5℃未満のものがないときに最低電圧値Vst0を確定としたが、5℃未満のデータがある場合でも、使用期間が3カ月を超えた場合に最低電圧値Vst0を確定するという条件を付け加えることで最低電圧値Vst0確定前の鉛電池20の劣化の進行を避けたり、車両放置中の安定電圧12.5V以上の場合のみ最低電圧値Vst測定を行うなどの条件を付け加えることで最低電圧値Vst0の誤差を小さくできる。また、図4では不揮発メモリへの最低電圧値Vstの記録を前提としているが、これは電源再起動時もしくは電池状態演算時にVst0を演算するためである。最低電圧値Vst0は劣化判定の基準となる重要なパラメータであるが、鉛電池20の新品状態のときしか測定できないため、マイコンがリセットされても問題がないように、本例で示したように、最低電圧値Vst0または最低電圧値Vstは不揮発メモリに記録されることが望ましい。
なお、上述したように、Vst0確定処理ルーチンは、電池診断装置10に鉛電池20から電力が供給されたときに、不揮発性メモリの所定アドレスが書き込みのないヌル状態か否かを判断し、肯定判断のときに実行されるが、否定判断のときは、ステップ102に代えて、不揮発性メモリの各アドレスに書き込まれた最低電圧値Vstを読み出してその数から現在のカウンタN_Vstの値とする処理を実行した後、ステップ104に進む。
<診断ルーチン>
CPUは、不揮発性メモリに記録された最低電圧値Vst0を用いて鉛電池20の電池状態(劣化状態)の診断を行う診断ルーチンを実行する。このような診断ルーチンは、任意の時点で実行することができるが、例えば、エンジン停止時またはエンジン始動前に表示ないし報知できることが好ましい。なお、CPUは、電源再起動時および鉛電池20の診断時に、不揮発性メモリから最低電圧値Vst0(または、5つの最低電圧値Vst)を読み出しRAMに展開する。この診断ルーチンの処理は上述したVst0確定処理ルーチンの特定のステップで示した処理と共通し、その説明が重複することから、以下では、既に説明した内容については当該ステップを示して簡潔に説明する。
ステップ104、106と同様に、CPUは、鉛電池20の安定状態におけるOCVおよびエンジン始動時の最低電圧値Vstを検出し、ステップ110と同様に、最低電圧値Vstを演算する。次いで、RAMに展開済みの最低電圧値Vst0に対する直近で演算した最低電圧値Vstの電圧差を演算する。そして、演算した電圧差が第1の所定値(例えば、0.8V)未満のときは鉛電池20が健全である(劣化していない)と判定し、演算した電圧差が所定範囲(例えば、0.8V≦電圧差≦1.0V)のときは鉛電池20(の劣化状態)が要注意であると判定し、演算した電圧差が第2の所定値(例えば、1.0V)を越えるとき鉛電池20は要交換であると判定する。
このような判定結果は、上述した表示部、放音部によりユーザ(ドライバ)に報知される。例えば、CPUは、鉛電池20が健全であると判定したときは、ユーザへの注意喚起は必要ないため、表示部および放音部を作動させず、鉛電池20が要注意であると判定したときは、4つのLED1のうち例えば黄色の1つのLEDを点滅させるとともに、エンジン停止後の所定時間(例えば、2分間)、ブザーを作動させユーザの注意を喚起する。なお、鉛電池20が要注意であると判定したときに入力部のプッシュスイッチ2が押下されたときは、ユーザは鉛電池20が要注意にあることを把握しておりブザーによる報知を希望しないものとして、以後、放音部を作動させないようにしてもよい。また、鉛電池20は要交換であると判定したときは、4つのLED1のうち例えば赤色の1つのLEDを点灯させるとともに、車両停車後ないしエンジン停止後の所定時間(例えば、2分間)、ブザーを作動させユーザの注意を喚起する。この判定結果の場合は、要注意の場合とは異なり、ユーザの注意を促すため、入力部のプッシュスイッチ2が押下されたとしても、診断の都度放音部を作動させるようにしてもよい。
また、CPUは鉛電池20の安定状態におけるOCVおよび温度を検出しているので、OCVを温度補正したOCVを演算し、温度補正後のOCVと充電状態との関係式またはテーブルを参照することで、充電状態を判定することができる。このように判定した充電状態を4つのLED1を用いて表示するようにしてもよい。
(効果等)
次に、本実施形態の電池診断装置付鉛電池の作用効果について、電池診断装置の作用効果を中心に説明する。
電池診断装置10(の演算部のCPU)は、不揮発性メモリに最低電圧値Vstおよび温度のデータを5組記録した後(ステップ112)、不揮発性メモリに記録されたいずれかの温度が5℃より低い温度か否か(ステップ116)、および、不揮発性メモリに記録された温度より高い温度でエンジンが始動したか否かを判断し(ステップ122)、両者とも肯定判断のときに、最低電圧値Vstおよび該高い温度を不揮発性メモリに上書きしている(ステップ126)。このため、バラツキの大きい低温でのエンジン始動時の最低電圧値Vstが新品電池の最低電圧値Vst0を算出する基準から排除されるため、鉛電池20の劣化状態の診断を精度よく行うことができる。
また、電池診断装置10は、不揮発性メモリに記録された5組の最低電圧値Vstおよび温度のうち最も低い温度に対応する最低電圧値Vstおよび温度の組に対して、上書きするので(ステップ122)、鉛電池20の劣化状態の診断精度を高めることができる。
さらに、電池診断装置10は、最低電圧値Vstを温度補正およびOCV補正して最低電圧値Vstを演算しており(ステップ110)、また、診断ルーチンで同様に温度補正およびOCV補正した直近の最低電圧値Vstとの比較をしているので、鉛電池20の温度およびOCVに対する影響を排除して劣化状態の診断精度を高めることができる。また、5つの最低電圧値Vstの平均値を最低電圧値Vst0として劣化診断の基準としているため、特定の条件下で取得した最低電圧値Vstを使用する場合より、信頼性を高めることができる。
従って、このような電池診断装置10を備えた鉛電池20は、自身で劣化状態の診断を精度よく行うことができるとともに、電流測定(エンジン始動時の大電流を検出する電流センサ等)が不要なため、低コストで需用者に供給することができる。
なお、本実施形態では、車両(自動車)のECUから独立した(通信しない)形態の電池診断装置について説明したが、本発明はこれに限定されず、車両のECUが電池診断装置として機能する場合や、車両のECUとは別体ではあるがECUと通信可能な電池診断装置に本願発明を適用するようにしてもよい。すなわち、本実施形態では、低コスト化を図るため、エンジン始動を電圧のみで判断する例を示したが、例えば、電池診断装置が電流を監視することにより(例えば、鉛電池20から所定電流値以上の電流が流れたか否かを判断することにより)エンジン始動を検出したり、ECUまたはECUとは別体の電池診断装置が、イグニッションスイッチが出力する、オン状態(ON/ACC端子に位置)のハイレベル信号、オフ状態(OFF端子に位置)の場合のローレベル信号等を受信することで、イグニッションスイッチの状態を取得し、取得した情報によりエンジン始動を検出するようにしてもよい。
また、本実施形態では、不揮発性メモリに最低電圧値Vstおよび温度のデータを5組記録した後、不揮発性メモリに記録されたいずれかの温度が5℃より低い温度か否か、および、不揮発性メモリに記録された温度より高い温度でエンジンが始動したか否かを判断し、両者とも肯定判断のときに、最低電圧値Vstおよび該高い温度を不揮発性メモリに上書きする例を示したが、本発明はこれに制限されるものではない。例えば、鉛電池20が新品の状態において、揮発性メモリに記録された温度より高い温度でエンジンが始動したか否かを判断し、肯定判断のときに、最低電圧値Vstおよび該高い温度で、最も低い温度に対応する最低電圧値Vstおよび温度を書き換える(上書きする)ようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、温度補正およびOCV補正を行った最低電圧値Vstを不揮発性メモリに記録する例を示したが、温度補正やOCV補正をする前の最低電圧値Vstを、温度およびOCVとともに、不揮発性メモリに記録しておき、診断ルーチンで温度補正およびOCV補正を行って最低電圧値Vstを演算し、さらに最低電圧値Vst0を求めるようにしてもよい。
次に、上記実施形態に従って作製した実施例の電池診断装置付鉛電池について説明する。なお、比較のために作製した比較例の電池診断装置付鉛電池についても併記する。
(実施例)
鉛電池20に55B24を用いた電池診断装置付鉛電池を、冬季に排気量2000ccのガソリン車に搭載し、3カ月後に装置を回収し、不揮発メモリを取り出し内部データの最低電圧値Vstと温度を読出し、最低電圧値Vstの標準偏差と最低電圧値Vst0を計算した。この結果を下表1に示す。表1の5つの最低電圧値Vstの標準偏差は劣化判定上大きな問題とならない小さいものであった。
Figure 2010221948
(比較例)
比較例では、図4に示したVst0確定処理ルーチンに代えて、図6に示すVst0確定処理ルーチンをCPUが実行する他、実施例と同じ電池診断装置付鉛電池を、冬季に実施例と同一車種の排気量2000ccのガソリン車に搭載し、3カ月後に装置を回収し、不揮発メモリを取り出し内部データの最低電圧値Vstと温度を読出し、最低電圧値Vstの標準偏差と最低電圧値Vst0を計算した。この結果を下表2に示す。なお、図6に示すルーチンは、図4のステップ116〜126を欠いている。Vst偏差は0.5V近くあり、実施例よりバラツキが大きく、これを元に算出される最低電圧値Vst0の値の信頼性は実施例より低いと考えられる。
Figure 2010221948
本発明は診断精度の高い電池診断装置および該装置を備えた電池を提供するものであるため、電池診断装置や電池の製造、販売に寄与するので、産業上の利用可能性を有する。
10 電池診断装置
20 電池診断装置付き鉛電池(鉛電池)

Claims (9)

  1. 車両に搭載された電池の電池状態を診断する電池診断装置において、
    前記電池のデータを格納するための不揮発性メモリと、
    前記電池の電圧を測定する電圧測定手段と、
    前記電池の温度を測定する温度測定手段と、
    前記電圧測定手段で測定された電圧に所定電圧値以上の電圧降下があったかを検出することで、エンジン始動を検知するエンジン始動検知手段と、
    前記電圧測定手段で測定された電圧から前記電池の新品状態でのエンジン始動時の最低電圧値Vstを取得する最低電圧取得手段と、
    前記温度測定手段で測定された温度から前記エンジン始動時またはその前後の前記電池の温度を取得する温度取得手段と、
    前記最低電圧取得手段で取得された最低電圧値Vstおよび前記温度取得手段で取得された温度を前記不揮発性メモリに記録する記録手段と、
    前記記録手段が前記不揮発性メモリに前記最低電圧値Vstおよび温度を記録した後、前記エンジン始動検知手段でエンジン始動が検知されたとき、または、その後に、前記不揮発性メモリに記録された温度より高い温度でエンジンが始動したか否かを判断し、肯定判断のときに、前記最低電圧取得手段で取得された最低電圧値Vstおよび前記温度取得手段で取得された前記高い温度を前記不揮発性メモリに上書きするように前記記録手段を制御する上書き制御手段と、
    を備えた電池診断装置。
  2. 前記不揮発性メモリには前記記録手段により複数組の前記最低電圧値Vstおよび温度が記録され、前記上書き制御手段は、前記エンジン始動検知手段でエンジン始動が検知されたとき、または、その後に、前記不揮発性メモリに記録されたいずれかの温度が予め定められた所定温度より低い温度か否か、および、前記不揮発性メモリに記録された温度より高い温度でエンジンが始動したか否かを判断し、両者とも肯定判断のときに、前記最低電圧取得手段で取得された最低電圧値Vstおよび前記温度取得手段で取得された前記高い温度を前記不揮発性メモリに上書きするように前記記録手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の電池診断装置。
  3. 前記上書き制御手段は、前記不揮発性メモリに記録された前記複数組の最低電圧値Vstおよび温度のうち最も低い温度に対応する前記最低電圧値Vstおよび温度の組に対して、上書きするように前記記録手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の電池診断装置。
  4. 前記電池の開回路電圧OCVを検出する開回路電圧検出手段をさらに備え、前記記録手段は、前記不揮発メモリに、前記開回路電圧検出手段で検出された前記エンジン始動時前のOCVを併せて記録することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電池診断装置。
  5. 前記電池の開回路電圧OCVを検出する開回路電圧検出手段と、前記最低電圧取得手段で取得された最低電圧値Vstを、前記開回路電圧検出手段で検出された前記エンジン始動時前のOCVを用いて、基準のOCVでの値にOCV補正するVst−OCV補正手段とをさらに備え、前記記録手段は、前記Vst−OCV補正手段で補正された最低電圧値Vstを前記不揮発性メモリに記録することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電池診断装置。
  6. 前記最低電圧取得手段で取得された最低電圧値Vstを、前記温度取得手段で取得された温度を用いて、基準の温度での値に温度補正するVst−温度補正手段をさらに備え、前記記録手段は、前記Vst−温度補正手段で補正された最低電圧値Vstを前記不揮発性メモリに記録することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電池診断装置。
  7. 前記エンジン始動検知手段でエンジン始動が検知されたとき、または、その後に、前記電圧測定手段で測定された直近の前記電池の電圧と前記記録手段で不揮発性メモリに記録された最低電圧値Vstとを比較することにより前記電池の電池状態を診断する電池状態診断手段をさらに備え、前記電池状態診断手段は、電源再起動および電池状態診断時の少なくともいずれかのときに、前記最低電圧値Vstを前記不揮発性メモリから読み出すことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の電池診断装置。
  8. 少なくとも前記電池に流れる電流を測定する電流測定手段および前記車両のイグニッションスイッチの位置情報を取得する情報取得手段のいずれか一方をさらに備え、前記エンジン始動検知手段は、前記電圧測定手段で測定された電圧に所定電圧値以上の電圧降下があったかないし前記電流測定手段で測定された電流に所定電流値以上の電流増加があったかを検出することで、または、前記情報取得手段で取得した前記イグニッションスイッチの位置情報により、エンジン始動を検知することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の電池診断装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の電池診断装置を備えた電池。
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