JP2010221824A - 自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】バネ上構造物の振動をより適正に抑制する。
【解決手段】高電圧系の電圧を目標電圧上限値VhlimとしてモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動すると共にモータMG2を走行用トルクTm2drvと最大駆動軸制振トルクTvdmaxまたは最小駆動軸制振トルクTvdminとの和のトルクで駆動したときにバッテリの入出力制限Win,Woutの範囲内で且つモータMG2の定格トルクの範囲内でモータMG2から更に出力してもよいトルクの最大値としてバネ上制振トルク制限値Tvlimを計算し(S120)、最大バネ上振動抑制トルクTvamaxに対するバネ上制振トルク制限値Tvlimの比と値1とのうち小さい方をバネ上制振ゲインkvとして設定する(S130)。このバネ上制振ゲインkvをバネ上振動抑制トルクTvaに乗じて得られるものを実行用のバネ上振動抑制トルクTvaとして用いる。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車に関し、詳しくは、走行用の動力を入出力可能な電動機と、電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、走行のために電動機から出力すべき電動機要求トルクと車両の懸架装置より上のバネ上構造物の振動を抑制するために電動機から出力すべきバネ上振動抑制トルクとの和の実行用トルクが電動機から出力されるよう電動機を制御する制御手段と、を備える自動車に関する。
従来、この種の自動車としては、左右後輪にインホイールモータが取り付けられた電気自動車において、車両のピッチング方向やローリング方向の変動量を検出し、検出した変動量に基づいてモータ反力ピッチモーメントを算出し、算出したモータ反力ピッチモーメントに基づいてインホイールモータを駆動制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−1816130号公報
しかしながら、上述の自動車では、走行のためにモータから出力する駆動力が大きくなると、バネ上構造物の振動を十分に抑制することができない場合や、トルクショックが生じる場合がある。バネ上構造物の振動を抑制するための制駆動力は振動する駆動力であるから、走行のためにモータから出力する駆動力とこの制駆動力との和がモータの定格値を超えると、モータからの駆動力は片振幅となり、バネ上構造物の振動を十分に抑制することができなくなったり、バネ上構造物の振動を助長してしまう。また、モータとして三相交流電動機を用い、バネ上構造物の固有振動の周波数より高い高周波の振動を抑制するための制駆動力をモータから出力するものであり、且つ、モータからのトルクが大きいときにはパルス幅変調制御から矩形波制御に切り替えてモータを駆動制御するものでは、モータからのトルクが大きくなると、矩形波制御に切り替わるために、高周波の振動を抑制するための制駆動力を出力することができず、トルクショックが生じてしまう。
本発明の自動車は、バネ上構造物の振動をより適正に抑制することを主目的とする。
本発明の自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の自動車は、
内燃機関と、動力を入出力可能な三相交流により駆動する発電機と、車軸に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸との3軸に3つの回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記駆動軸に動力を入出力する三相交流により駆動する電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、パルス幅変調による三相交流により前記発電機および前記電動機を制御するときには走行に要求される要求駆動力に基づいて設定される前記電動機から出力すべき電動機要求トルクと前記駆動軸の振動を抑制するために前記電動機から出力すべき駆動軸振動抑制トルクと車両の懸架装置より上のバネ上構造物の振動を抑制するために前記電動機から出力すべきバネ上振動抑制トルクとの和のトルクが前記電動機から出力されると共に前記要求駆動力により走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し、矩形波の三相交流により前記発電機および前記電動機を制御するときには前記電動機要求トルクが前記電動機から出力されると共に前記要求駆動力により走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する制御手段と、を備える自動車において、
前記制御手段は、前記電動機から前記電動機要求トルクを出力したときに前記電動機から入出力される電動機電力と前記電動機から前記電動機要求トルクを出力して前記要求駆動力により走行するときに前記発電機により入出力される発電機電力との和の電力と前記蓄電手段を充放電してもよい最大電力である入出力制限との差分の電力を前記電動機の回転数で除して得られる第1のトルクと前記電動機の定格トルクと前記電動機要求トルクとの差分としての第2のトルクとのうち小さい方のトルクが大きいほど大きくなる傾向に前記バネ上振動抑制トルクを補正するための補正係数を設定すると共に該設定した補正係数を用いて補正したバネ上振動抑制トルクを用いて制御する手段である、
ことを特徴とする。
この本発明の自動車では、電動機から電動機要求トルクを出力したときに電動機から入出力される電動機電力と電動機から前記電動機要求トルクを出力して走行に要求される要求駆動力により走行するときに発電機により入出力される発電機電力との和の電力と蓄電手段を充放電してもよい最大電力である入出力制限との差分の電力を電動機の回転数で除して得られる第1のトルクと電動機の定格トルクと電動機要求トルクとの差分としての第2のトルクとのうち小さい方のトルクが大きいほど大きくなる傾向にバネ上振動抑制トルクを補正するための補正係数を設定すると共にこの設定した補正係数を用いて補正したバネ上振動抑制トルクを用いて制御する。こうした補正係数により補正されたバネ上振動抑制トルクを用いることにより、電動機により入出力する電動機電力と発電機により入出力される発電機電力との和の電力が蓄電手段の入出力制限によって制限されることによって電動機からのトルクが片振幅となったり、電動機から出力するトルクが定格トルクによって制限されることによって電動機からのトルクが片振幅になるのを抑制することができる。また、電動機から出力するトルクが抑制されることから、矩形波制御に切り替えわるのを抑制し、矩形波制御に切り替わるために、駆動軸の振動を抑制するための制駆動力を出力することができず、トルクショックが生じてしまうのを抑制することができる。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるバネ上制振ゲイン算出ルーチンの一例を示すフローチャートである。 パワー起因制限値算出ルーチンの一例を示すフローチャートである。 定格トルク起因制限値算出ルーチンの一例を示すフローチャートである。 モータMG2の定格トルクの一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図1に示すように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに減速ギヤ35を介して接続されたモータMG2と、直流電流を交流電流に変換してモータMG1,MG2に供給可能なインバータ41,42と、バッテリ50からの電力をその電圧を変換してインバータ41,42に供給可能な昇圧回路55と、バッテリ50と昇圧回路55とに介在するシステムメインリレー56と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24には、エンジン22の運転状態を検出する各種センサからの信号、例えば、エンジン22のクランクシャフト26のクランク角を検出する図示しないクランクポジションセンサからのクランクポジションなどが入力されている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、エンジンECU24は、図示しないクランクポジションセンサからのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数、即ちエンジン22の回転数Neも演算している。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも外表面に永久磁石が貼り付けられたロータと三相コイルが巻回されたステータとを備える周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42および昇圧回路55を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40のよるモータMG1およびモータMG2の駆動制御は、基本的にはパルス幅変調制御によるが、モータMG1,MG2から出力すべきトルクが大きくなると、過変調制御を経て矩形波制御に切り替わる。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42の図示しない6つのトランジスタへのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。また、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。モータECU40は、駆動軸としてのリングギヤ軸32aの回転変動を抑制するためにモータMG2の回転数Nm2からモータMG2の回転変動ΔNm2を求め、この回転変動に対して逆位相のゲインkvdを乗じて得られる駆動軸制振トルクTvd(Tvd=kvd・ΔNm2)を演算したり、この駆動軸制振トルクTvdの振幅から最大駆動軸制振トルクTvdmaxや最小駆動軸制振トルクTvdminも演算している。第1実施例では、モータMG2の回転数Nm2に基づいて駆動軸制振トルクTvdや最大駆動軸制振トルクTvdmax,最小駆動軸制振トルクTvdminを演算するものとしたが、駆動軸としてのリングギヤ軸32aの回転数に基づいて駆動軸制振トルクTvdや最大駆動軸制振トルクTvdmax,最小駆動軸制振トルクTvdminを演算するものとしてもよい。
バッテリ50は、例えば定格電圧が200Vのリチウムイオン二次電池として構成されており、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの端子間電圧Vb,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた電流センサ51bからの充放電電流Ib,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)を演算したり、演算した残容量(SOC)と電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算している。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定し、バッテリ50の残容量(SOC)に基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、温度センサ55aからの昇圧回路55の温度Tup(例えば、リアクトルLの温度)や、電圧センサ57aからのコンデンサ57の電圧(以下、高電圧系の電圧VHという),電圧センサ58aからのコンデンサ58の電圧(以下、低電圧系の電圧VLという),イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速V,前後輪の各々に取り付けられた車輪速センサ89a,89b,89c,89dからの車輪速Vwfr,Vwfl,Vwrr,Vwrlなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、昇圧回路55の図示しないトランジスタのスイッチング制御信号やシステムメインリレー56への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、車輪速センサ89a,89b,89c,89dからの車輪速Vwfr,Vwfl,Vwrr,Vwrlのうち前輪の車輪速Vwfr,Vwflと後輪の車輪速Vwrr,Vwrlとの差分に基づいて車両の懸架装置より上のバネ上構造物の振動を演算し、このバネ上構造物の振動の振幅Aに振動とは逆位相となるゲインkvaを乗じるなどしてバネ上構造物の振動を抑制するためにモータMG2から出力すべきトルクとしてのバネ上振動抑制トルクTvaを演算したり、このバネ上振動抑制トルクTvaの振幅から最大バネ上振動抑制トルクTvamaxや最小バネ上振動抑制トルクTvaminも演算している。なお、実施例では、車輪速センサ89a,89b,89c,89dからの車輪速Vwfr,Vwfl,Vwrr,Vwrlに基づいてバネ上振動抑制トルクTvaや最大バネ上振動抑制トルクTvamax,最小バネ上振動抑制トルクTvaminを演算するものとしたが、車両前部や後部に加速度センサを取り付け、この加速度センサにより検出される加速度に基づいてバネ上振動抑制トルクTvaや最大バネ上振動抑制トルクTvamax,最小バネ上振動抑制トルクTvaminを演算するものとしてもよい。
また、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、高電圧系の電圧VHがモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2やトルク指令Tm1,Tm2*に基づいてモータMG1,MG2をトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動制御するために必要な電圧となるように昇圧回路55の図示しないトランジスタをスイッチング制御している。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、基本的には、ハイブリッド用電子制御ユニット70によって実行される以下に説明する駆動制御によって走行する。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accと車速センサ88からの車速Vとに応じて走行のために駆動軸としてのリングギヤ軸32aに要求される要求トルクTr*を設定し、要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nr(例えば、モータMG2の回転数や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーPdrvを計算する。次に、バッテリ50から放電可能な電力量の全容量の割合としての残容量(SOC)に基づいてバッテリ50を充放電するための充放電要求パワーPb*と走行用パワーPdrvと損失Lossとの和としてエンジン22から出力すべき要求パワーPe*を計算し、エンジン22を効率よく運転することができるエンジン22の回転数NeとトルクTeとの関係としての動作ライン(例えば燃費最適動作ライン)と計算した要求パワーPe*とを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定し、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*となるようにするための回転数フィードバック制御によりモータMG1から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm1*を設定する。また、要求トルクTr*からモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動したときにプラネタリギヤ30を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクを減じて得られる走行用トルクTm2drvと駆動軸制振トルクTvdとバネ上振動抑制トルクTvaとの和のトルクをモータ42のトルク指令Tm2*として設定する。そして、設定したエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とをエンジンECU24に送信すると共にモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによってエンジン22が運転されるようエンジンの吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを実行し、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。ここで、バネ上振動抑制トルクTvaは、実施例では、バネ上構造物の振動を抑制するためにモータMG2から出力すべきトルクであるバネ上振動抑制トルクTvaに補正係数としてのバネ上制振ゲインkwを乗じて得られるものを用いている。これについては後述する。また、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、基本的には、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1,Tm2*やモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2に基づいて昇圧回路55を制御すると共にモータMG1,MG2をパルス幅変調制御により駆動制御するが、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1,Tm2*が大きくなると、矩形波制御によりモータMG1,MG2を駆動制御するようになる。矩形波制御では、走行に要求される要求トルクTr*の出力が優先されることや、パルス幅変調制御に比べて応答性が低いために駆動軸としてのリングギヤ軸32aの回転変動を抑制するための比較的高周波の駆動軸制振トルクTvdを精度良く出力することができないことなどから、モータMG2のトルク指令Tm2*としては、走行用トルクTm2drvと駆動軸制振トルクTvdとバネ上振動抑制トルクTvaとの和のトルクではなく、走行用トルクTm2drvが設定される。
次に、実施例のハイブリッド自動車20におけるバネ上振動抑制トルクTvaを計算する際に用いられる補正係数としてのバネ上制振ゲインkvの設定について説明する。図2は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるバネ上制振ゲイン算出ルーチンの一例を示すフローチャートである。バネ上制振ゲイン算出ルーチンが実行されると、図3に例示するパワー起因制限値算出ルーチンによりパワー起因制限値Tvpを算出すると共に(ステップS100)、図4に例示する定格トルク起因制限値算出ルーチンにより定格トルク起因制限値Tvtを算出する(ステップS110)。説明の都合上、バネ上制振ゲイン算出ルーチンを用いたバネ上制振ゲインkvを設定する処理の説明を中断し、図3に例示するパワー起因制限値算出ルーチンによりパワー起因制限値Tvpを算出する処理と図4に例示する定格トルク起因制限値算出ルーチンにより定格トルク起因制限値Tvtを算出する処理について説明する。
パワー起因制限値算出ルーチンでは、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,トルク指令Tm1*,走行用トルクTm2drvや最大最小駆動軸制振トルクTvdmax,Tvdmin,バッテリ50の入出力制限Win,Woutを入力すると共に(ステップS200)、入力した走行用トルクTm2drvが値0以上のときには、モータMG1の回転数Nm1とトルク指令Tm1*とパワーを電力に換算する換算係数kwとの積によりモータMG1により発電または消費される電力Wm1を計算すると共にモータMG2の回転数Nm2と走行用トルクTm2drvと最大駆動軸制振トルクTvdmaxとの和と換算係数kwとの積によりバネ上振動抑制トルクTvaを出力しないときにモータMG2により消費または発電される電力Wm2を計算し(ステップS210,S220)、入力した走行用トルクTm2drvが値0未満のときには、モータMG1の回転数Nm1とトルク指令Tm1*と換算係数kwとの積によりモータMG1により発電または消費される電力Wm1を計算すると共にモータMG2の回転数Nm2と走行用トルクTm2drvと最小駆動軸制振トルクTvdminとの和と換算係数kwとの積によりバネ上振動抑制トルクTvaを出力しないときにモータMG2により消費または発電される電力Wm2を計算し(ステップS210,S230)、計算した電力Wn1と電力Wm2との和として得られるバッテリ50の充放電電力Wbを計算し(ステップS240)、この充放電電力Wbを入出力制限Win,Woutからそれぞれ減じたものの絶対値のうち小さい方を換算係数kwとモータMG2の回転数Nm2とで除してパワー起因制限値Tvpを計算して(ステップS250)、本ルーチンを終了する。したがって、パワー起因制限値Tvpは、モータMG1をトルク指令Tm1*で駆動すると共にモータMG2を走行用トルクTm2drvと最大駆動軸制振トルクTvdmaxまたは最小駆動軸制振トルクTvdminとの和のトルクで駆動したときにバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内でモータMG2から走行用トルクTm2drvと最大駆動軸制振トルクTvdmaxまたは最小駆動軸制振トルクTvdminとの和のトルクを超えて出力してもよいトルクの最大値となる。
定格トルク起因制限値算出ルーチンでは、モータMG2の回転数Nm2,走行用トルクTm2drvや最大最小駆動軸制振トルクTvdmax,Tvdmin,高電圧系の電圧VHの目標電圧Vh*における上限値Vhlimを入力すると共に(ステップS300)、入力したモータMG2の回転数Nm2が値0以上であるか否かを判定し(ステップS310)、モータMG2の回転数Nm2が値0以上のときには回転数Nm2と目標電圧上限値Vhlimとに基づいて図5に例示するモータMG2の定格トルクのうち回転数Nm2が正の領域から最大トルクTmaxと最小トルクTminとを導出し(ステップS320)、モータMG2の回転数Nm2が値0未満のときには回転数Nm2と目標電圧上限値Vhlimとに基づいてモータMG2の定格トルクのうち回転数Nm2が負の領域から最大トルクTmaxと最小トルクTminとを導出し(ステップS330)、最大トルクTmaxから走行用トルクTm2drvと最大駆動軸制振トルクTvdmaxとを減じたものの絶対値と最小トルクTminから走行用トルクTm2drvと最小駆動軸制振トルクTvdminとを減じたものの絶対値とのうち小さい方を定格トルク起因制限値Tvtとして設定して(ステップS340)、本ルーチンを終了する。したがって、定格トルク起因制限値Tvtは、高電圧系の電圧VHを目標電圧上限値VhlimとしてモータMG2を走行用トルクTm2drvと最大駆動軸制振トルクTvdmaxまたは最小駆動軸制振トルクTvdminとの和のトルクで駆動したときにモータMG2の定格トルクの範囲内でモータMG2から走行用トルクTm2drvと最大駆動軸制振トルクTvdmaxまたは最小駆動軸制振トルクTvdminとの和のトルクを超えて出力してもよいトルクの最大値となる。
図2に例示するバネ上制振ゲイン算出ルーチンによるバネ上制振ゲインkvの設定の処理に戻る。パワー起因制限値Tvpと定格トルク起因制限値Tvtとを算出すると、算出したパワー起因制限値Tvpと定格トルク起因制限値Tvtとのうち小さい方をバネ上制振トルク制限値Tvlimとして設定し(ステップS120)、最大バネ上振動抑制トルクTvamaxに対するバネ上制振トルク制限値Tvlimの比と値1とのうち小さい方をバネ上制振ゲインkvとして設定して(ステップS130)、本ルーチンを終了する。上述したように、パワー起因制限値Tvpは、モータMG1をトルク指令Tm1*で駆動すると共にモータMG2を走行用トルクTm2drvと最大駆動軸制振トルクTvdmaxまたは最小駆動軸制振トルクTvdminとの和のトルクで駆動したときにバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内でモータMG2から走行用トルクTm2drvと最大駆動軸制振トルクTvdmaxまたは最小駆動軸制振トルクTvdminとの和のトルクを超えて出力してもよいトルクの最大値であり、定格トルク起因制限値Tvtは、高電圧系の電圧VHを目標電圧上限値VhlimとしてモータMG2を走行用トルクTm2drvと最大駆動軸制振トルクTvdmaxまたは最小駆動軸制振トルクTvdminとの和のトルクで駆動したときにモータMG2の定格トルクの範囲内でモータMG2から走行用トルクTm2drvと最大駆動軸制振トルクTvdmaxまたは最小駆動軸制振トルクTvdminとの和のトルクを超えて出力してもよいトルクの最大値であるから、バネ上制振トルク制限値Tvlimは、高電圧系の電圧VHを目標電圧上限値VhlimとしてモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動すると共にモータMG2を走行用トルクTm2drvと最大駆動軸制振トルクTvdmaxまたは最小駆動軸制振トルクTvdminとの和のトルクで駆動したときにバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で且つモータMG2の定格トルクの範囲内でモータMG2から走行用トルクTm2drvと最大駆動軸制振トルクTvdmaxまたは最小駆動軸制振トルクTvdminとの和のトルクを超えて出力してもよいトルクの最大値となる。最大バネ上振動抑制トルクTvamaxに対するバネ上制振トルク制限値Tvlimの比と値1とのうち小さい方をバネ上制振ゲインkvとして設定するのは、バネ上制振ゲインkvを値0から値1の間で設定するためである。したがって、バネ上制振ゲインkvは、バネ上構造物の振動を抑制するトルクの出力を制限するものとなる。このように、バネ上制振ゲインkvを設定し、バネ上構造物の振動を抑制するためにモータMG2から出力すべきトルクであるバネ上振動抑制トルクTvaに乗じて得られるものを実行用のバネ上振動抑制トルクTvaとして用いることにより、バッテリ50の入出力制限Win,WoutやモータMG2の定格トルクによってモータMG2の出力トルクが制限されることによって生じるモータMG2からのトルクが片振幅になるのを抑制することができる。また、モータMG2から出力するトルクが抑制されるため、矩形波制御に切り替えわるのを抑制し、矩形波制御に切り替わるために、駆動軸としてのリングギヤ軸32aの回転変動による振動を抑制するための駆動軸制振トルクTvdを出力することができないことによって生じ得るトルクショックを抑制することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、高電圧系の電圧VHを目標電圧上限値VhlimとしてモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動すると共にモータMG2を走行用トルクTm2drvと最大駆動軸制振トルクTvdmaxまたは最小駆動軸制振トルクTvdminとの和のトルクで駆動したときにバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で且つモータMG2の定格トルクの範囲内でモータMG2から走行用トルクTm2drvと最大駆動軸制振トルクTvdmaxまたは最小駆動軸制振トルクTvdminとの和のトルクを超えて出力してもよいトルクの最大値としてバネ上制振トルク制限値Tvlimを計算し、最大バネ上振動抑制トルクTvamaxに対するバネ上制振トルク制限値Tvlimの比と値1とのうち小さい方をバネ上制振ゲインkvとして設定し、バネ上構造物の振動を抑制するためにモータMG2から出力すべきトルクであるバネ上振動抑制トルクTvaに乗じて得られるものを実行用のバネ上振動抑制トルクTvaとして用いることにより、バッテリ50の入出力制限Win,WoutやモータMG2の定格トルクによってモータMG2の出力トルクが制限されることによって生じるモータMG2からのトルクが片振幅になるのを抑制することができる。また、モータMG2から出力するトルクが抑制されるため、矩形波制御に切り替えわるのを抑制し、矩形波制御に切り替わるために、駆動軸としてのリングギヤ軸32aの回転変動による振動を抑制するための駆動軸制振トルクTvdを出力することができないことによって生じ得るトルクショックを抑制することができる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、モータMG1が「発電機」に相当し、動力分配統合機構30が「遊星歯車機構」に相当し、モータMG2が「電動機」に相当し、バッテリ50が「蓄電手段」に相当し、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1,Tm2*やモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2に基づいて昇圧回路55を制御すると共にモータMG1,MG2をパルス幅変調制御により駆動制御するが、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1,Tm2*が大きくなると、矩形波制御によりモータMG1,MG2を駆動制御するものであり、アクセル開度Accと車速Vとに応じて要求トルクTr*を設定すると共に要求トルクTr*に基づいて走行用パワーPdrvを計算し、充放電要求パワーPb*と走行用パワーPdrvと損失Lossとの和として要求パワーPe*を計算すると共に動作ラインと要求パワーPe*とを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定し、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*となるようにモータMG1のトルク指令Tm1*を設定すると共に要求トルクTr*で走行するための走行用トルクTm2drvと駆動軸制振トルクTvdとバネ上振動抑制トルクTvaとの和のトルクとしてモータ42のトルク指令Tm2*を設定するものであり、且つ、高電圧系の電圧VHを目標電圧上限値VhlimとしてモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動すると共にモータMG2を走行用トルクTm2drvと最大駆動軸制振トルクTvdmaxまたは最小駆動軸制振トルクTvdminとの和のトルクで駆動したときにバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で且つモータMG2の定格トルクの範囲内でモータMG2から走行用トルクTm2drvと最大駆動軸制振トルクTvdmaxまたは最小駆動軸制振トルクTvdminとの和のトルクを超えて出力してもよいトルクの最大値としてバネ上制振トルク制限値Tvlimを計算し、最大バネ上振動抑制トルクTvamaxに対するバネ上制振トルク制限値Tvlimの比と値1とのうち小さい方をバネ上制振ゲインkvとして設定し、バネ上構造物の振動を抑制するためにモータMG2から出力すべきトルクであるバネ上振動抑制トルクTvaに乗じて実行用のバネ上振動抑制トルクTvaを設定するハイブリッド用電子制御ユニット70と、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによりエンジン22を制御するエンジンECU24とトルク指令Tm1*,Tm2*によりモータMG1,MG2を制御するモータECU40とが「制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、55 昇圧回路、55a 温度センサ、56 システムメインリレー、57,58 コンデンサ、57a,58a 電圧センサ、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、89a〜89d 車輪速センサ、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. 内燃機関と、動力を入出力可能な三相交流により駆動する発電機と、車軸に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸との3軸に3つの回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記駆動軸に動力を入出力する三相交流により駆動する電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、パルス幅変調による三相交流により前記発電機および前記電動機を制御するときには走行に要求される要求駆動力に基づいて設定される前記電動機から出力すべき電動機要求トルクと前記駆動軸の振動を抑制するために前記電動機から出力すべき駆動軸振動抑制トルクと車両の懸架装置より上のバネ上構造物の振動を抑制するために前記電動機から出力すべきバネ上振動抑制トルクとの和のトルクが前記電動機から出力されると共に前記要求駆動力により走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し、矩形波の三相交流により前記発電機および前記電動機を制御するときには前記電動機要求トルクが前記電動機から出力されると共に前記要求駆動力により走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する制御手段と、を備える自動車において、
    前記制御手段は、前記電動機から前記電動機要求トルクを出力したときに前記電動機から入出力される電動機電力と前記電動機から前記電動機要求トルクを出力して前記要求駆動力により走行するときに前記発電機により入出力される発電機電力との和の電力と前記蓄電手段を充放電してもよい最大電力である入出力制限との差分の電力を前記電動機の回転数で除して得られる第1のトルクと前記電動機の定格トルクと前記電動機要求トルクとの差分としての第2のトルクとのうち小さい方のトルクが大きいほど大きくなる傾向に前記バネ上振動抑制トルクを補正するための補正係数を設定すると共に該設定した補正係数を用いて補正したバネ上振動抑制トルクを用いて制御する手段である、
    ことを特徴とする自動車。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5626469B2 (ja) * 2011-07-14 2014-11-19 トヨタ自動車株式会社 車両の駆動装置および車両の駆動方法
JP2020023228A (ja) * 2018-08-06 2020-02-13 トヨタ自動車株式会社 トルク制御装置

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