JP2010220447A - 直流電源回路、及びled照明装置 - Google Patents

直流電源回路、及びled照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】効率が高く、かつ受電電圧の変動に対し出力電圧が調整可能な直流電源回路、及びこの直流電源を用いた高効率でLED発光品質が高いLED照明装置を提供する。
【解決手段】交流電源5に接続される整流器6と、整流器6の出力に接続された平滑コンデンサC1備え、出力端子に接続される負荷4に電力を供給するコンデンサインプット方式の直流電源回路において、整流器6の整流電圧が第1所定値を越える期間は、半導体スイッチMOS2により負荷4との接続を切り離し、前記期間は平滑コンデンサC1の電荷を前記負荷に放電する方向に平滑コンデンサC1と出力端子間に接続された第1半導体スイッチSCR1と、第1半導体スイッチSCR1のゲートにゲート信号を供給する第1半導体スイッチSCR1の点弧回路を備えた直流電源回路。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流電源回路、及びLED照明装置に係り、特に効率が高く、かつ受電電圧の変動に対し出力電圧が調整可能な直流電源回路、及びこれを用いたLED照明装置に関する。
従来、照明装置として、蛍光灯や白熱電灯が一般に使用されてきたが、近年、LEDを多数直列にしたLEDユニットをスイッチング電源で駆動するようにしたLED照明装置も使用されるようになって来た。例えば、特開平11−135274号公報(特許文献1)などにその例をみることができる。
特開平11−135274号公報
従来の上記LED照明装置は、出力電圧調整をスイッチング電源の電圧調整機能で行って、LEDユニットに供給される負荷電力を一定にするようになされている。しかし、LEDユニットを駆動しているスイッチング電源が数10kHzの高周波で動作する回路を含むため、この回路の損失により効率が約90%程度止まりになっているのが現状である。
これに対し、高周波で動作する回路を含まない整流回路と直流平滑コンデンサとで構成されたコンデンサインプット形の直流電源回路であれば、効率を97%〜98%程度に向上させることができる。しかしながらコンデンサインプット形の直流電源回路は出力電圧が調整できず、受電電圧が変動した場合出力電圧が変動し、LEDの明るさが不安定になるという問題があった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、効率が高く、かつ受電電圧の変動に対し出力電圧が調整可能な直流電源回路、及びこの直流電源を用いた高効率でLED発光品質が高いLED照明装置を提供することにある。
本発明の直流電源回路は、交流電源に接続される整流器と、前記整流器の出力に接続された平滑コンデンサを備え、出力端子に接続される負荷に電力を供給するコンデンサインプット方式の直流電源回路において、
前記整流器の整流電圧を監視し、前記整流電圧が所定電圧を越える期間は、前記整流器と前記負荷及び前記平滑コンデンサとの接続を切り離す第1の半導体スイッチ素子による入力電圧制限回路を備え、前記整流器の整流電圧が所定電圧を越える期間に負荷へ前記平滑コンデンサを放電開始させる第2の半導体スイッチ素子を備えたことを特徴とする。
また、本発明の直流電源回路は、交流電源に接続される整流器と、前記整流器の出力に接続された2以上の複数の平滑コンデンサを備え、出力端子に接続される負荷に電力を供給するコンデンサインプット方式の直流電源回路において、
前記整流器の整流電圧を監視し、前記整流電圧が所定電圧を越える期間は、前記整流器と前記負荷及び前記平滑コンデンサとの接続を切り離す第1の半導体スイッチ素子による入力電圧制限回路を備え、前記整流器の整流電圧が所定電圧を越える期間に負荷へ前記第1の平滑コンデンサを放電開始させるとともに、前記第1の平滑コンデンサの放電電圧が所定の第2の電圧まで低下した時に、第2の平滑コンデンサを放電開始させる第2の半導体スイッチ素子を備えたことを特徴とする。
また、本発明の直流電源回路は、前記平滑コンデンサを放電開始させる第2のスイッチ素子は、前記整流器の整流電圧の最大値が所定電圧に達しない場合は、前記整流器の整流電圧が最大値を経過する毎に前記整流電圧が第2の所定電圧に低下した時点で前記平滑コンデンサを放電開始させることを特徴とする。
また、本発明の直流電源回路は、前記第1の所定電圧は負荷が許容できる最大電圧以下であることを特徴とする。
また、本発明の直流電源回路は、前記第2の所定電圧は負荷を駆動するために必要な最低限の電圧を下回らない電圧であることを特徴とする。
また、本発明の直流電源回路の前記入力電圧制限回路は、
前記整流器の正極端子に第1のツェナーダイオードのカソード端子と第3抵抗の一方の端子が接続され、前記第1のツェナーダイオードのアノード端子と第1抵抗の一方の端子が接続され、前記1抵抗の他端と第2抵抗の一方の端子と第3半導体スイッチ素子のゲート端子とコンデンサの一方の端子が接続され、前記第3半導体スイッチ素子のドレイン端子には第3抵抗の他端の端子と第2のツェナーダイオードのカソード端子と第1の半導体スイッチ素子のゲート端子が接続され、前記第2抵抗の他端の端子と前記コンデンサの他端の端子と前記第1の半導体スイッチ素子のソース端子と前記第2の半導体スイッチ素子のソース端子が前記整流器の負端子に接続されていることを特徴とする。
また、本発明のLED照明装置は、上記直流電源回路の出力端子にLED照明ユニットが接続されたことを特徴とする。
本発明によれば、効率が高く、かつ受電電圧の変動に対し出力電圧が調整可能な直流電源回路、及びこの直流電源を用いた高効率でLED発光品質が高いLED照明装置を提供できる。
本発明の実施例1のLED照明装置を示す回路構成図である。 実施例1のLED照明装置内に設けられた入力電圧制限回路の動作特性を示す図である。 実施例1のLED照明装置の、各部の電圧波形(電源ピーク電圧=130V未満の場合)を示す図である。 実施例1のLED照明装置の、各部の電圧波形(電源ピーク電圧=150Vの場合)を示す図である。 実施例1のLED照明装置の、各部の電圧波形(電源ピーク電圧=220Vの場合)を示す図である。 本発明の実施例2のLED照明装置の、回路構成を示す図である。 実施例2のLED照明装置の、各部の電圧波形(電源ピーク電圧=130V未満の場合)を示す図である。 実施例2のLED照明装置の、各部の電圧波形(電源ピーク電圧=150V以下の場合)を示す図である。 実施例2のLED照明装置の、各部の電圧波形(電源ピーク電圧=311Vの場合)を示す図である。 実施例2のLED照明装置の、回路構成の応用例を示す図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明の実施例1であるLED照明装置1の回路構成図である。図1に示した本実施形態のLED照明装置1は整流回路2、直流平滑回路3、LED照明ユニット4などから構成され、整流回路2は商用電源などの交流電源5に接続される。
整流回路2はダイオードをブリッジ構成した全波整流器6で構成され、図示はしていないが、保護用に電源ヒューズ、ノイズ抑制用コンデンサ、突入電流防止抵抗などが接続されてもよい。
また、直流平滑回路3は、入力電圧制限回路27と平滑回路23で構成され、ツェナーダイオードZD1、ZD2、抵抗R1、R2、R3、半導体スイッチMOS1、MOS2、ダイオードD1、サイリスタSCR1、平滑コンデンサC1、ダイアックDA1などから構成されている。
半導体スイッチMOS1にはNチャンネルMOSトランジスタ(N-Channel Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を使用することができるが、これに限るものではなく例えばバイポーラトランジスタを使用することもできる。また、半導体スイッチMOS1にNチャンネルMOSトランジスタを使用する場合には、図示しないがゲート〜ソース間にツェナーダイオードを接続してゲート電圧を制限することが好ましい。
また、平滑コンデンサC1はアルミ電解コンデンサを使用することができるがこれに限るものではない。
また、ツェナーダイオードZD1はツェナー電圧が130Vのツェナーダイオード、ツェナーダイオードZD2はツェナー電圧が12Vのツェナーダイオードである。ツェナーダイオードZD1、ZD2のツェナー電圧も130V、12Vに限定する主旨ではなく、一例を示したもので、本発明の主旨の範囲で適宜変更することができる。
また、サイリスタSCR1は平滑コンデンサC1の放電用スイッチ素子として用いられるもので、これもサイリスタに限定されず、GTO(Gate Turn-Off thyristor)、トライアックなどを代わりに使用することができる。
LED照明ユニット4は、複数のLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)と電流制限用の抵抗R0が直列接続された直列体が、複数個並列接続されて構成されているが、この直列体を単体で使用してもよい。
直流平滑回路3におけるツェナーダイオードZD1、ZD2、抵抗R1、R2、R3、半導体スイッチMOS1、MOS2は入力電圧制限回路27を構成し、この入力電圧制限回路27における、ツェナーダイオードZD1、抵抗R1、R2、半導体スイッチMOS1は後述のように整流回路からの入力電圧を受けて、入力電圧が所定の電圧以上になった場合に、後段の平滑回路23への接続を切断させる回路を構成している。
次に、実施例1のLED照明装置1の各構成要素の接続関係を説明する。
全波整流器6はその入力端子が交流電源5に接続され、正極出力端子と負極出力端子を直流平滑回路3とLED照明ユニット4に接続されている。
全波整流器6の正極出力端子にはダイオードD1のアノード端子とサイリスタSCR1のカソード端子が接続され、ダイオードD1のカソード端子とサイリスタSCR1のアノード端子は共通に平滑コンデンサC1の正極端子に接続されている。そして平滑コンデンサC1の負極端子は半導体スイッチMOS2のドレイン端子に接続され、半導体スイッチMOS2のソース端子は整流ブリッジ6の負極出力端子に接続されている。
この構成から分かるように、ダイオードD1は平滑コンデンサC1の充電用として用いられ、サイリスタSCR1は平滑コンデンサC1の放電用として用いられ、半導体スイッチMOS2は全波整流器6の負極端子と平滑回路負極端子の接続をオンオフするものである。
入力電圧制限回路27の構成を説明する。全波整流器6の正極出力端子には、ツェナーダイオードZD1のカソードと抵抗R3が接続され、ツェナーダイオードZD1のアノードには抵抗R1の一方の端子が接続されている。 抵抗R1の他方の端子には抵抗R2と半導体スイッチMOS1のゲート端子が接続されている。抵抗R2の他方の端子と半導体スイッチMOS1のソース端子と、ツェナーダイオードZD2のアノード端子と半導体スイッチMOS2のソース端子は、全波整流器6の負極出力端子に接続されている。また、抵抗R3の他方の端子と半導体スイッチMOS1のドレイン端子と半導体スイッチMOS2のゲート端子とツェナーダイオードZD2のカソード端子が接続されている。ここで、全波整流器6の正極出力端子は平滑回路23の正極入力端子Aに、半導体スイッチMOS2のドレイン端子は平滑回路23の負極入力端子Bに接続されている。
次に、平滑回路23の構成は、正極入力端子AにダイオードD1のアノードと、サイリスタSCR1のカソードが接続され、ダイオードD1のカソードとサイリスタSCR1のアノードとダイアックDA1の一方の端子と平滑コンデンサC1の正極端子が接続され、ダイアックDA1の他方の端子とサイリスタSCR1のゲート端子が接続される。
ここで、交流電源5の定格電圧が100V、定格周波数が50HzであるLED照明装置1における、上記構成の各部品の具体的値を挙げると(例示であって、適宜変更可能で、本発明を限定するものではない)、抵抗R1の抵抗値=120kΩ、抵抗R2の抵抗値=120kΩ、抵抗R3の抵抗値=120kΩ、ツェナーダイオードZD1=ツェナー電圧130V、ツェナーダイオードZD2=ツェナー電圧12V、平滑コンデンサC1の容量値=10μF、ダイアックDA1のトリガ電圧値=30Vとすることができる。 ただし、交流電源5の受電電圧は後述するように変動すると考える。以下の説明ではこれらの値を例として説明する。
実施例1は、交流電源5を整流した電圧のピーク値が、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧130Vより高くなったとき、スイッチ素子MOS2がオフして平滑コンデンサC1への充電を停止する。
スイッチ素子MOS2のオフ後は、LED照明ユニット4に整流電圧が供給されなくなるが、ここで平滑回路23のサイリスタSCR1のゲート電圧も低下するので、平滑コンデンサC1とサイリスタSCR1のゲート電圧の電位差によりサイリスタSCR1がオンし、これにより平滑コンデンサC1が放電し、平滑コンデンサC1から負荷に電力を供給するようになっている。
また、交流電源5を整流した電圧のピーク値が、平滑コンデンサC1への充電電圧よりも低下した時には、平滑コンデンサC1とサイリスタSCR1のゲート電圧の電位差がダイアックDA1のトリガ電圧を越えた時にサイリスタSCR1がオンし、これにより平滑コンデンサC1が放電し、平滑コンデンサC1から負荷に電力を供給するようになっている。
図2は、交流電源5から全波整流器6を通して整流される電圧の電源ピーク値に対し、スイッチ素子MOS2のVds電圧特性を示す図である。
入力電圧制限回路27の動作について、図2を参照して説明する。
図2のスイッチ素子MOS2のVds電圧特性は、全波整流器6の整流電圧である電源ピーク電圧が所定の電圧130V以上でスイッチ素子MOS2がオン動作からオフ動作へ切替ることを示している。
ここで、このスイッチ素子MOS2のオンオフ動作を以下に説明する。
入力電圧制限回路27のツェナーダイオードZD1、抵抗R1、R2の直列回路において、抵抗R1とR2の接続点に半導体スイッチMOS1のゲートが接続されている。 電源ピーク電圧がツェナーダイオードZD1のツェナー電圧130Vに達するとツェナーダイオードZD1がオンし、ツェナーダイオードZD1、抵抗R1、R2を通して電流が流れるようになる。半導体スイッチMOS1のゲート端子が抵抗R1の他方の端子と抵抗R2の一方の端子との接続点に接続されているので、ツェナーダイオードZD1がオンした130Vの点から半導体スイッチMOS1はオンとなる。従って、半導体スイッチMOS1のドレイン端子は半導体スイッチMOS2のゲート端子及び抵抗3の他端に接続されているので、半導体スイッチMOS2はオフする。
電源ピーク電圧がツェナーダイオードZD1のツェナー電圧130V未満の場合には、導体スイッチMOS1はオフし、半導体スイッチMOS2はゲートに接続されているR3の一方の端子が全波整流器6の正極性端子に接続されているのでオン状態になる。ここで、半導体スイッチMOS2のゲート〜ソース間に接続されているツェナーダイオードは、ゲート端子に印加される電圧をゲート定格電圧以下に抑えるための保護ダイオードである。
ここで、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧は負荷4の最大許容電圧以下に設定する。
図3は交流電源5の電源電圧が変動したときのC1電圧Vc1、出力電圧V0の波形を示し、整流器6の整流電圧である電源ピーク電圧が130V未満の場合の波形を示す図である。
図4は交流電源5の電源電圧が変動したときのC1電圧Vc1、出力電圧V0の波形を示し、整流器6の整流電圧である電源ピーク電圧が150Vの場合の波形を示す図である。
直流平滑回路3の動作について、図3と図4を参照して説明する。
図3を参照して、整流器6の整流電圧である電源ピーク電圧が130V未満の場合における、LED照明装置1の動作を説明する。
電源ピーク電圧が130V未満の場合、ツェナー電圧が130VのツェナーダイオードZD1はオフ状態なので、ツェナーダイオードZD1、抵抗R1、R2が直列接続された直列体には電流が流れず、したがって半導体スイッチMOS1のゲート電圧は0Vの状態である。したがってこのとき半導体スイッチMOS1はオフとなっており、半導体スイッチMOS1のドレイン端子は半導体スイッチMOS2のゲート端子に接続されているので、半導体スイッチMOS2のゲート端子には全波整流器6の正極性に接続されている抵抗R3を介して電圧が印加され、半導体スイッチMOS2はオン状態となり、平滑回路23の負極(グランド)端子Bを全波整流器6の負極性に接続する。
なお半導体スイッチMOS2のゲート電圧はゲート〜ソース間端子に接続されているツェナーダイオードZD2のツェナー電圧=12Vで制限される。
時間t1時点において、平滑コンデンサC1は半導体スイッチ素子MOS2を介して全波整流器6からの整流電圧により電源ピーク電圧(130V未満)でピーク充電され、サイリスタSCR1が時間t2でオンされるまではこの電圧が維持される。 電源電圧の瞬時値がC1電圧Vc1より30V低下した時間t2においてダイアックDA1に印加されている電圧が30Vとなり、ダイアックDA1のトリガ電圧に達すると、この時点からダイアックDA1がオン状態になる。
ダイアックDA1のオンによりサイリスタSCR1のゲート端子に入力されている電圧がサイリスタSCR1のオン閾値を超えサイリスタSCR1はオンする。したがって平滑コンデンサC1はサイリスタSCR1を通して負荷であるLED照明ユニット4に電力を供給するようになる。
このとき出力電圧V0はほぼC1電圧Vc1(サイリスタSCR1のオン電圧だけ小さい電圧)までステップ的に増加する。以後平滑コンデンサC1は負荷に電流を供給するので徐々に電圧が低下し、この状態は全波整流器6の整流電圧瞬時値がC1電圧Vc1まで増加する時間t3まで続く。時間t3を経過すると全波整流器6の整流電圧瞬時値がC1電圧Vc1を上回るようになるのでサイリスタSCR1に逆電圧が印加されオフ状態となる。以後平滑コンデンサC1は全波整流器6の整流電圧により電源ピーク電圧までピーク充電される。以後この繰り返しとなる。
なお、ダイアックDA1のオン状態の保持電圧はサイリスタSCR1のオン電圧よりも高いのでサイリスタSCR1のオン時にダイアックDA1はオフ状態になっている。
また、ダイアックDA1のトリガ電圧に達する時間t2の電源電圧の瞬時値は、負荷であるLED照明ユニット4を駆動可能するのに必要な最低限の電圧を下回らない電圧に設定する。
図4を参照して、整流器6の整流電圧である電源ピーク電圧が150Vの場合における、LED照明装置1の動作を説明する。
電源ピーク電圧が130Vを越えた、時間t4から、ツェナー電圧が130VのツェナーダイオードZD1はオン状態となるので、ツェナーダイオードZD1、抵抗R1、R2が直列接続された直列体に電流が流れ、したがって半導体スイッチMOS1のゲート電圧には抵抗R1と抵抗R2の抵抗比で分圧された電圧が印加される。すると半導体スイッチMOS1はオンし、半導体スイッチMOS2のゲート電圧を0Vにして半導体スイッチMOS2をオフさせる。半導体スイッチMOS2のオフにより出力電圧V0は低下し、ダイアックDA1に電圧が印加され、サイリスタSCR1をオン状態にする。これにより、時間t4までに充電されていた平滑コンデンサC1はサイリスタSCR1を通して負荷であるLED照明ユニット4にほぼC1電圧Vc1(サイリスタSCR1のオン電圧だけ小さい電圧)を供給する。
電源ピーク電圧が低下して130V以下まで下がる時間t5においてツェナーダイオードZD1はオフし、半導体スイッチMOS1はツェナーダイオードZD1を介したゲート電圧がなくなるのでオフし、これにより半導体スイッチMOS2はオンする。従って時間t5から全波整流器6の整流電圧から負荷4への供給が始まると共に平滑コンデンサC1にも充電が開始され、サイリスタSCR1はオフする。
さらに電源ピーク電圧が低下して電源電圧の瞬時値がC1電圧Vc1より30V低下した時間t6においてダイアックDA1に印加されている電圧が30VになりダイアックDA1のトリガ電圧に達すると、この時点からダイアックDA1がオン状態になる。ダイアックDA1のオンによりサイリスタSCR1のゲート端子に入力されている電圧がサイリスタSCR1のオン閾値を超えサイリスタSCR1はオンする。したがって平滑コンデンサC1はサイリスタSCR1を通して負荷であるLED照明ユニット4に電力を供給するようになる。このとき出力電圧V0はほぼC1電圧Vc1(サイリスタSCR1のオン電圧だけ小さい電圧)までステップ的に増加する。
以後、平滑コンデンサC1は負荷に電流を供給するので徐々に電圧が低下し、この状態は全波整流器6の整流電圧瞬時値がC1電圧Vc1まで増加する時間t7まで続く。時間t7を経過すると全波整流器6の整流電圧瞬時値がC1電圧Vc1を上回るようになるのでサイリスタSCR1に逆電圧が印加されオフ状態となる。
以後平滑コンデンサC1は全波整流器6の整流電圧により電源ピーク電圧が130Vに達する時間t8まで充電される。時間t8は時間t4の位相角に相当し、以後この繰り返しとなる。
図5は、実施例1において、電源5の電源電圧範囲をAC100V〜200Vの広範囲とし、電源5にAC220Vの電源電圧が入力された場合の各部の動作説明図である。
図5と図4の違いは、半導体スイッチ素子MOS2のオン状態の期間が時間t10〜t12の期間に狭まり、平滑回路23の放電時間が時間t9〜t10の期間に広がる。従って、電源電圧範囲を広範囲入力に対応する場合には、平滑コンデンサC1の容量を増量して対応するのが望ましい。
以上の説明から分かるように、実施例1によれば、電源電圧が所定の電圧130Vよりも大きくなると半導体スイッチ素子MOS2が平滑回路23と負荷であるLED照明ユニット4を全波整流器6の整流電圧から切り離し、負荷に所定の電圧以上が印加されることを抑制し、かつ、半導体スイッチ素子MOS2による切り離し後、又は電源電圧(整流電圧)が低下する時間帯には平滑回路23にて負荷に供給する電力を供給することで、負荷に供給する電力を安定化させる作用効果がある。
図6は本発明の実施例2であるLED照明装置1aの直流平滑回路部分の構成を示す図である。
本実施例2は、実施例1のLED照明装置1の平滑回路23において、入力電圧制限回路27の出力端子であるA端子にダイオードD2を追加し、A端子とB端子間に平滑コンデンサC0を追加接続したものである。
この平滑コンデンサC0は、平滑コンデンサC1と同じ全波整流電圧を充電し、負荷であるLED照明ユニット4へ電力を直接供給する。
本実施例2における直流平滑回路を直流平滑回路3aとし、直流平滑回路3a内の平滑回路を23aとする。その他の構成は実施例1と同じであり、実施例1と実質的に同一の部分には同一の参照符号を付す。
図7は、実施例2における、電源5にAC92V(電源ピーク電圧=130V未満の場合)が入力された場合の、全波整流器6の整流電圧と平滑回路23aの各部電圧波形を示す図である。
図7を参照して、電源ピーク電圧が130V未満の場合についてLED照明装置1aの動作を説明する。
電源ピーク電圧が130V未満の場合、ツェナー電圧が130VのツェナーダイオードZD1はオフ状態なので、ツェナーダイオードZD1、抵抗R1、R2が直列接続された直列体には電流が流れず、したがって半導体スイッチMOS1のゲート電圧は0Vの状態である。したがってこのとき半導体スイッチMOS1はオフとなっている。 半導体スイッチMOS1のドレイン端子は半導体スイッチMOS2のゲート端子に接続されているので、半導体スイッチMOS2のゲート端子には全波整流器6の正極性に接続されている抵抗R3を介して電圧が印加され、半導体スイッチMOS2はオン状態となり、平滑回路23の負極(グランド)端子Bを全波整流器6の負極性に接続する。
時間t20時点において、平滑コンデンサC0、C1は半導体スイッチ素子MOS2を介して全波整流器6からの整流電圧により電源ピーク電圧(130V未満)でピーク充電され、整流電圧がt20以降低下していくと平滑コンデンサC0が負荷であるLED照明ユニット4へD2を介して放電を開始する。平滑コンデンサC1はサイリスタSCR1がオンされるまでは整流電圧により充電された電源ピーク電圧を維持する。以後平滑コンデンサC0はLED照明ユニット4に電流を供給するので徐々に電圧が低下し、平滑コンデンサC0の電圧が平滑コンデンサC1電圧Vc1より30V低下した時間t21においてダイアックDA1に印加されている電圧が30Vとなって、ダイアックDA1のトリガ電圧に達すると、ダイアックDA1がオン状態になる。
ダイアックDA1のオンによりサイリスタSCR1のゲート端子に入力されている電圧がサイリスタSCR1のオン閾値を超えサイリスタSCR1はオンする。したがって平滑コンデンサC1はサイリスタSCR1を通して負荷であるLED照明ユニット4に電力を供給するようになる。
このとき出力電圧V0はほぼC1電圧Vc1(サイリスタSCR1のオン電圧だけ小さい電圧)までステップ的に増加する。以後平滑コンデンサC1は負荷に電流を供給するので徐々に電圧が低下し、この状態は全波整流器6の整流電圧瞬時値がC1電圧Vc1まで増加する時間t23まで続く。時間t23を経過すると全波整流器6の整流電圧瞬時値がC1電圧Vc1を上回るようになるのでサイリスタSCR1に逆電圧が印加されオフ状態となる。
以後平滑コンデンサC1は全波整流器6の整流電圧により電源ピーク電圧までピーク充電される。また、平滑コンデンサC0も時間t22を経過すると全波整流器6の整流電圧瞬時値がC0電圧Vc0を上回るようになるので、全波整流器6の整流電圧により電源ピーク電圧までピーク充電される。
以後この繰り返しとなる。
なお、ダイアックDA1のオン状態の保持電圧はサイリスタSCR1のオン電圧よりも高いのでサイリスタSCR1のオン時にダイアックDA1はオフ状態に戻る。
図8は、実施例2における、電源5にAC106V(電源ピーク電圧=150V以下の場合)が入力された場合の、全波整流器6の整流電圧と平滑回路23aの各部電圧波形を示す図である。
図8を参照して、電源ピーク電圧が150Vの場合について、LED照明装置1aの動作を説明する。
全波整流器6の整流電圧が130Vを越えた時間t24から、ツェナー電圧が130VのツェナーダイオードZD1はオン状態となるので、ツェナーダイオードZD1、抵抗R1、R2が直列接続された直列体に電流が流れ、したがって半導体スイッチMOS1のゲート電圧には抵抗R1と抵抗R2の抵抗比で分圧された電圧が印加される。すると半導体スイッチMOS1はオンし、半導体スイッチMOS2のゲート電圧を0Vにして半導体スイッチMOS2をオフさせる。半導体スイッチMOS2のオフにより出力電圧V0は平滑コンデンサC0の電圧VC0に切替り、LED照明ユニット4に電流を供給する。ここで平滑コンデンサC1電圧VC1は、時間t23での充電された電源電圧を維持している。
平滑コンデンサC0電圧VC0はLED照明ユニット4に電流を供給するので徐々に電圧が低下していく。
平滑コンデンサC0の電圧が平滑コンデンサC1電圧Vc1より30V低下した時間t25においてダイアックDA1に印加されている電圧が30Vとなって、ダイアックDA1のトリガ電圧に達すると、ダイアックDA1がオン状態になる。これにより、時間t24までに充電されていた平滑コンデンサC1はLED照明ユニット4に半導体スイッチMOS2がオフする直前までに充電された電圧Vc1を供給する。
このとき出力電圧V0はほぼC1電圧Vc1(サイリスタSCR1のオン電圧だけ小さい電圧)までステップ的に増加する。以後、平滑コンデンサC1は負荷に電流を供給するので徐々に電圧が低下する。
全波整流器6の整流電圧瞬時値が下がり時間t26において130V未満となるとツェナーダイオードZD1はオフ状態となるので、半導体スイッチMOS1のゲート電圧には電圧が印加されなくなる。すると半導体スイッチMOS1はオフし、これにより半導体スイッチMOS2のゲート電圧に抵抗3を介して電圧が印加され半導体スイッチMOS2をオンする。ここで平滑コンデンサ電圧Vc1よりも全波整流器6の整流電圧瞬時値上回るようになるので、サイリスタSCR1に逆電圧が印加され平滑回路23はオフ状態になり、出力電圧V0は全波整流器6の整流電圧に切替る。と同時に全波整流器6から半導体スイッチMOS2を介して平滑コンデンサC0,C1は時間t26での整流電圧(130V未満)が充電される。
時間t26以降は全波整流器6の整流電圧が低下していくので、出力電圧V0は整流電圧よりも相対的に高くなる平滑コンデンサC0の電圧Vc0となって、負荷であるLED照明ユニット4へ放電を開始する。
平滑コンデンサC1はサイリスタSCR1がオンされるまでは整流電圧により充電された電源電圧を維持している。
以後、平滑コンデンサC0はLED照明ユニット4に電流を供給するので徐々に電圧が低下し、平滑コンデンサC0の電圧が平滑コンデンサC1電圧Vc1より30V低下した時間t27においてダイアックDA1に印加されている電圧が30Vとなって、ダイアックDA1のトリガ電圧に達すると、ダイアックDA1がオン状態になる。ダイアックDA1のオンによりサイリスタSCR1のゲート端子に入力されている電圧がサイリスタSCR1のオン閾値を超えサイリスタSCR1はオンする。したがって平滑コンデンサC1はサイリスタSCR1を通して負荷であるLED照明ユニット4に電力を供給するようになる。
このとき出力電圧V0はほぼC1電圧Vc1(サイリスタSCR1のオン電圧だけ小さい電圧)までステップ的に増加する。以後、平滑コンデンサC1は負荷に電流を供給するので徐々に電圧が低下し、時間t28にて平滑コンデンサC0の電圧Vc0と同じ電位になると、平滑コンデンサC0とC1から負荷であるLED照明ユニット4に電力を供給するようになる。
さらに時間t28以後も平滑コンデンサC0及びC1は負荷に電流を供給するので徐々に電圧が低下し、この状態は全波整流器6の整流電圧瞬時値が平滑コンデンサC0電圧Vc0及び平滑コンデンサC1電圧Vc1まで増加する時間t29まで続く。 時間t29を経過すると全波整流器6の整流電圧瞬時値がC1電圧Vc1を上回るようになるのでサイリスタSCR1に逆電圧が印加されオフ状態となる。 以後、平滑コンデンサC0及びC1は全波整流器6の整流電圧が130Vに達する時間t30まで充電される。時間t30は時間t24の位相角に相当し、以後この繰り返しとなる。
図9は、実施例2における、電源5の電圧がAC220V(電源ピーク電圧=311V)の場合、全波整流器6の整流電圧と平滑回路23aの各部電圧波形を示す図である。
図9を参照して、電源5の電圧がAC220Vの場合について、LED照明装置1aの動作を説明する。
全波整流器6の整流電圧が130Vを越えた時間t31から、ツェナー電圧が130VのツェナーダイオードZD1はオン状態となるので、ツェナーダイオードZD1、抵抗R1、R2が直列接続された直列体に電流が流れ、したがって半導体スイッチMOS1のゲート電圧には抵抗R1と抵抗R2の抵抗比で分圧された電圧が印加される。すると半導体スイッチMOS1はオンし、半導体スイッチMOS2のゲート電圧を0Vにして半導体スイッチMOS2をオフさせる。半導体スイッチMOS2のオフにより出力電圧V0は平滑コンデンサC0の電圧VC0に切替り、LED照明ユニット4に電流を供給する。ここで平滑コンデンサC1電圧VC1は、時間t31で充電された電源電圧を維持している。
平滑コンデンサC0電圧Vc0はLED照明ユニット4に電力を供給するので徐々に電圧が低下していく。
平滑コンデンサC0の電圧が平滑コンデンサC1電圧Vc1より30V低下した時間t32においてダイアックDA1に印加されている電圧が30Vとなって、ダイアックDA1のトリガ電圧に達すると、ダイアックDA1がオン状態になる。これにより、平滑コンデンサC1はLED照明ユニット4に半導体スイッチMOS2がオフする直前までに充電された電圧Vc1を印加する。
このとき出力電圧V0はほぼC1電圧Vc1(サイリスタSCR1のオン電圧だけ小さい電圧)までステップ的に増加する。以後、平滑コンデンサC1は負荷に電力を供給するので徐々に電圧が低下し、時間t33にて平滑コンデンサC0の電圧Vc0と同じ電位になると、平滑コンデンサC0とC1から負荷であるLED照明ユニット4に電力を供給するようになる。さらに時間t33以後も平滑コンデンサC0及びC1は負荷に電流を供給するので徐々に電圧が低下するが、この状態は全波整流器6の整流電圧瞬時値が下降してきて、半導体スイッチ素子MOS2が再びオン状態となるまで続く。
全波整流器6の整流電圧瞬時値が下がり、時間t34において130V未満となるとツェナーダイオードZD1はオフ状態となるので、半導体スイッチMOS1のゲート端子に電圧が印加されなくなる。すると半導体スイッチMOS1はオフし、これにより半導体スイッチMOS2のゲート端子に抵抗3を介して電圧が印加され、半導体スイッチMOS2をオン状態にする。ここで、全波整流器6と平滑回路23aが接続され、平滑コンデンサ電圧Vc1よりも全波整流器6の整流電圧瞬時値のほうが上回るようになり、サイリスタSCR1に逆電圧が印加されることでサイリスタSCR1はオフし、平滑回路23aからの電力供給は停止する。 ここで、出力電圧V0は全波整流器6の整流電圧に切替る。と同時に、全波整流器6から半導体スイッチMOS2を介して平滑コンデンサC0,C1には時間t34で全波整流器6の整流電圧(130V未満)が充電される。
時間t34以降は全波整流器6の整流電圧が低下していくので、出力電圧V0は整流電圧よりも相対的に高くなる平滑コンデンサC0の電圧Vc0となって、負荷であるLED照明ユニット4へ放電を開始する。平滑コンデンサC1はサイリスタSCR1がオン状態になるまで充電された電源電圧を維持している。
以後、平滑コンデンサC0はLED照明ユニット4に電力を供給するので徐々に電圧が低下し、平滑コンデンサC0の電圧が平滑コンデンサC1電圧Vc1より30V低下した時間t35においてダイアックDA1に印加されている電圧が30Vとなって、ダイアックDA1のトリガ電圧に達すると、ダイアックDA1がオン状態になる。ダイアックDA1のオンによりサイリスタSCR1のゲート端子に入力されている電圧がサイリスタSCR1のオン閾値を超えサイリスタSCR1はオンする。したがって平滑コンデンサC1はサイリスタSCR1を通して負荷であるLED照明ユニット4に電力を供給するようになる。
このとき出力電圧V0はほぼC1電圧Vc1(サイリスタSCR1のオン電圧だけ小さい電圧)までステップ的に増加する。以後、平滑コンデンサC1は負荷に電流を供給するので徐々に電圧が低下し、この状態は全波整流器6の整流電圧瞬時値が平滑コンデンサC0電圧Vc0及び平滑コンデンサC1電圧Vc1まで増加する時間t36まで続く。 時間t36を経過すると全波整流器6の整流電圧瞬時値がC1電圧Vc1を上回るようになるのでサイリスタSCR1に逆電圧が印加されオフ状態となる。 以後、平滑コンデンサC0及びC1は全波整流器6の整流電圧が130Vに達する時間t37まで充電される。時間t37は時間t31の位相角に相当し、以後この繰り返しとなる。
このように、本実施形態では、電源電圧の瞬時値が130V以上にある時間t31〜t34で平滑回路23aの平滑コンデンサC0及びC1による時間差を持った放電を負荷であるLED照明ユニット4に電力供給される。
したがって、第1の実施例の図5で示したように、平滑コンデンサC1によるなだらかな放電特性と異なり、放電特性の途中でステップ的に出力電圧V0を上昇させることにより、ステップ的な電圧変化の周期を均等に行うことで、LED照明のちらつきを緩和させる作用がある。
以上、説明したように、本発明によれば、コンデンサインプット形の直流電源において、簡単な回路で出力電圧を調節でき、負荷に供給する電力を安定化させることができる。
以上、実施の形態によって具体的に説明したが、これらは例示であって、これらの実施の形態には限定されないことは勿論である。
図10は、実施例2のLED照明装置の回路構成の応用例を示す図である。
例えば、図6からダイオードD2を削除し、平滑コンデンサC1の放電と同時に平滑コンデンサC0への充電も行い、平滑コンデンサC1の放電電圧を滑らかにしても良い。また、入力電圧制限回路の切替動作をより確実にするため、全波整流器の正極出力端子Aの位置、すなわち入力電圧制限回路27と平滑回路23aの間にダイオード3を接続してもよい。
本発明の直流電源装置は、LED照明ユニットに電力を供給するLED照明装置として好適であるが、負荷としてはLED照明ユニットに限らず適用することができる。
1、1a、1b・・・LED照明装置
2・・・整流回路
3、3a、3b・・・直流平滑回路
4・・・LED照明ユニット
5・・・交流電源
6・・・全波整流器
23、23a、23b・・・平滑回路
27・・・入力電圧制限回路
D1、D2・・・ダイオード
DA1・・・ダイアック
C0,C1・・・平滑コンデンサ
R0〜R3・・・抵抗
SCR1・・・サイリスタ
ZD1〜ZD2・・・ツェナーダイオード
MOS1、MOS2・・・半導体スイッチ
LED・・・発光ダイオード

Claims (7)

  1. 交流電源に接続される整流器と、前記整流器の出力に接続された平滑コンデンサを備え、出力端子に接続される負荷に電力を供給するコンデンサインプット方式の直流電源回路において、
    前記整流器の整流電圧を監視し、前記整流電圧が所定電圧を越える期間は、前記整流器と前記負荷及び前記平滑コンデンサとの接続を切り離す第1の半導体スイッチ素子による入力電圧制限回路を備え、前記整流器の整流電圧が所定電圧を越える期間は負荷へ前記平滑コンデンサを放電開始させる第2の半導体スイッチ素子を備えたことを特徴とする直流電源回路。
  2. 交流電源に接続される整流器と、前記整流器の出力に接続された2以上の複数の平滑コンデンサを備え、出力端子に接続される負荷に電力を供給するコンデンサインプット方式の直流電源回路において、
    前記整流器の整流電圧を監視し、前記整流電圧が所定電圧を越える期間は、前記整流器と前記負荷及び前記平滑コンデンサとの接続を切り離す第1の半導体スイッチ素子による入力電圧制限回路を備え、前記整流器の整流電圧が所定電圧を越える期間に負荷へ前記第1の平滑コンデンサを放電開始させるとともに、前記第1の平滑コンデンサの放電電圧が所定の第2の電圧まで低下した時に、第2の平滑コンデンサを放電開始させる第2の半導体スイッチ素子を備えたことを特徴とする直流電源回路。
  3. 前記平滑コンデンサを放電開始させる第2のスイッチ素子は、前記整流器の整流電圧の最大値が所定電圧に達しない場合は、前記整流器の整流電圧が最大値を経過する毎に前記整流電圧が第2の所定電圧に低下した時点で前記平滑コンデンサを放電開始させることを特徴とする請求項1に記載の直流電源回路。
  4. 前記第1の所定電圧は負荷が許容できる最大電圧以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の直流電源回路。
  5. 前記第2の所定電圧は負荷を駆動するために必要な最低限の電圧を下回らない電圧であることを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の直流電源回路。
  6. 前記入力電圧制限回路は、
    前記整流器の正極端子に第1のツェナーダイオードのカソード端子と第3抵抗の一方の端子が接続され、前記第1のツェナーダイオードのアノード端子と第1抵抗の一方の端子が接続され、前記1抵抗の他端と第2抵抗の一方の端子と第3半導体スイッチ素子のゲート端子が接続され、前記第3半導体スイッチ素子のドレイン端子には第3抵抗の他端の端子と第2のツェナーダイオードのカソード端子と第1の半導体スイッチ素子のゲート端子が接続され、前記第2抵抗の他端の端子と前記第1の半導体スイッチ素子のソース端子と前記第2の半導体スイッチ素子のソース端子が前記整流器の負端子に接続されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の直流電源回路。
  7. 請求項1から請求項6に記載の直流電源回路の出力端子にLED照明ユニットが接続されたことを特徴とするLED照明装置。
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