JP2010218718A - 表示装置および電子機器 - Google Patents

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和博 今尾
Nobuhiko Oda
信彦 小田
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Abstract

【課題】透明電極の段差部の表面上に形成された部分が絶縁膜から剥離するのを抑制することが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】このEL装置(表示装置)100は、複数の画素2と、複数の画素2にそれぞれ設けられた反射層23と、反射層23の表面を覆うように形成されるとともに、反射層23の端部23aに対応する部分に段差部24aを含む低温パッシベーション膜24と、低温パッシベーション膜24の表面に形成されるとともに、平面的に見て、低温パッシベーション膜24の段差部24aよりも内側に配置された画素電極25a〜25cとを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置および電子機器に関し、特に、反射層の表面上に絶縁膜を介して透明電極が形成された表示装置および電子機器に関する。
従来、反射層の表面上に絶縁膜を介して透明電極が形成された表示装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。上記特許文献1に開示された表示装置では、複数の画素にそれぞれ反射層が設けられており、それぞれの反射層の表面および側面(端部)を覆うように絶縁膜が形成されている。この絶縁膜の反射層の端部に対応する部分には、反射層の端部の形状を反映した段差部が形成されている。また、絶縁膜の表面上および段差部の表面上には、透明電極が形成されている。透明電極の表面上には、発光体(発光層)を介して導電層が形成されている。
特開2007−48644号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の表示装置では、透明電極のうち絶縁膜の段差部の表面上に形成された部分は、絶縁膜の平坦な部分の表面上に形成された透明電極の部分に比べて密着力が小さいため、透明電極の段差部の表面上に形成された部分が絶縁膜から剥離しやすいという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、透明電極の段差部の表面上に形成された部分が絶縁膜から剥離するのを抑制することが可能な表示装置および電子機器を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における表示装置は、複数の画素と、複数の画素にそれぞれ設けられた反射層と、反射層の表面を覆うように形成されるとともに、反射層の端部に対応する部分に段差部を含む絶縁膜と、絶縁膜の表面に形成されるとともに、平面的に見て、絶縁膜の段差部よりも内側に配置された透明電極とを備える。
この第1の局面による表示装置では、上記のように、透明電極を、絶縁膜の表面に形成するとともに、平面的に見て、絶縁膜の段差部よりも内側に配置することによって、透明電極が絶縁膜の段差部には形成されずに絶縁膜の段差部よりも内側の平坦な部分にだけ透明電極が形成されるので、透明電極の絶縁膜に対する密着力が小さくなるのを抑制することができる。これにより、透明電極の段差部の表面上に形成された部分が絶縁膜から剥離するのを抑制することができる。
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、透明電極は、平面的に見て、反射層の端部と同じ位置または反射層の端部よりも内側に配置されている。このように構成すれば、透明電極が絶縁膜の反射層の端部に対応する段差部には形成されずに、絶縁膜の段差部よりも内側の平坦な部分にだけ透明電極が形成されるので、透明電極の絶縁膜に対する密着力が小さくなるのを抑制することができる。これにより、透明電極の段差部の表面上に形成された部分が絶縁膜から剥離するのを抑制することができる。
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、透明電極上に発光層を備える。このように構成すれば、透明電極の段差部の表面上に形成された部分が絶縁膜から剥離するのを抑制したEL(エレクトロルミネッセンス)装置を構成することができる。
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、複数の画素には、それぞれ、透明電極が形成されており、複数の画素の各々に形成される透明電極のうち少なくとも一部は、積層された複数の導電層を含む。このように構成すれば、絶縁膜の段差部よりも内側の平坦な部分に、積層された複数の導電層の端部が形成されるので、積層された複数の導電層の端部が絶縁膜から剥離するのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、積層された複数の導電層のうち上層に形成された導電層は、下層に形成された導電層の表面および側面を覆うとともに、下層に形成された導電層の端部よりも外側に配置された端部を有するように形成されている。このように構成すれば、絶縁膜の段差部よりも内側の平坦な部分に、積層された複数の導電層のうち最も外側に端部が位置する最上層の導電層の端部を形成することができるので、最上層に形成された導電層の端部が絶縁膜から剥離するのを抑制することができる。
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、絶縁膜の複数の画素の境界部分に対応する部分には、絶縁膜に開口部が形成されている。このように構成すれば、たとえば、透明電極を、平面的に見て、絶縁膜の開口部側にはみ出すように形成する場合と比べて、隣接する画素にそれぞれ形成された透明電極同士の距離が小さくなるのが抑制されるので、透明電極同士がショート(短絡)してしまうのを抑制することができる。
上記透明電極上に発光層を備える表示装置において、好ましくは、発光層上に形成された上部電極をさらに備え、透明電極および上部電極に所定の電圧を印加することにより、発光層が発光するように構成されている。このように構成すれば、透明電極が絶縁膜から剥離するのが抑制されるので、透明電極の剥離に起因して透明電極の表面上に形成された発光層の発光不良が発生するのを抑制することができる。これにより、表示品位が劣化するのを抑制したEL(エレクトロルミネッセンス)装置を構成することができる。
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、絶縁膜は、無機絶縁膜からなる。このように構成すれば、無機絶縁膜の段差部よりも内側の平坦な部分に透明電極を形成することができるので、透明電極が無機絶縁膜から剥離するのを抑制することができる。
この発明の第2の局面による電子機器は、上記のいずれかの構成を有する表示装置を備える。このように構成すれば、透明電極が絶縁膜から剥離するのを抑制することが可能な表示装置を備えた電子機器を得ることができる。
本発明の一実施形態によるEL装置の平面図である。 図6の500−500線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態によるEL装置の画素の平面図である。 本発明の一実施形態によるEL装置の画素の平面図である。 本発明の一実施形態によるEL装置の画素の平面図である。 本発明の一実施形態によるEL装置の画素の平面図である。 図6の600−600線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態によるEL装置を用いた電子機器の第1の例を説明するための図である。 本発明の一実施形態によるEL装置を用いた電子機器の第2の例を説明するための図である。 本発明の一実施形態によるEL装置を用いた電子機器の第3の例を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態では、表示装置の一例としてトップエミッション型のEL(エレクトロルミネッセンス)装置100に本発明を適用した場合について説明する。
本発明の一実施形態によるEL装置100では、図1に示すように、基板1の表面上には、複数の画素2がマトリクス状に配置された表示領域101と、表示領域101を囲むように配置される非表示領域102とが設けられている。非表示領域102には、2つの走査線駆動回路3と、1つのデータ線駆動回路4とが設けられている。走査線駆動回路3には、複数のゲート線5が接続されるとともに、データ線駆動回路4には、複数の信号線6が接続されている。表示領域101に配置される複数の画素2は、ゲート線5と信号線6とが交差する位置に配置されている。
画素2は、画素選択用のTFT(Thin Film Transistor)7と、駆動電流制御用のTFT8と、保持容量9と、有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子10とから構成されている。TFT7のゲートは、ゲート線5に接続されている。また、TFT7のソース/ドレイン電極の一方は、信号線6に接続されるとともに、他方は、TFT8のゲートに接続されている。また、TFT8のソース/ドレイン電極の一方は、有機EL素子10に接続されるとともに、他方は、共通給電線11に接続されている。また、TFT7のソース/ドレイン電極の他方(TFT8のゲート)と共通給電線11との間には、保持容量9が設けられている。
次に、図2〜図7を参照して、本発明の一実施形態による画素2の詳細な構成について説明する。図2は、画素2の3画素分の平面図である図6の500−500の線に沿った断面図である。ただし、図2は、基板1に後述する封止基板31が貼り合わされている断面図であるが、図6は、基板1に後述する画素電極25a、25bおよび25cまでが形成された平面図であり、それ以降の形成物を省略してある。図3〜図5は、図6に至る形成途中の平面図である。
図2に示すように、EL装置100では、基板1の表面上に、バッファ膜12が形成されているとともに、バッファ膜12の表面上には、バッファ膜13が形成されている。バッファ膜12は、シリコン窒化膜(SiN膜)からなる。バッファ膜13は、シリコン酸化膜(SiO膜)からなる。バッファ膜13の表面上の画素選択用のTFT7、および、駆動電流制御用のTFT8が形成される領域には、それぞれ、ポリシリコンなどからなる能動層141、および、能動層142が形成されている。
また、保持容量9は、能動層141(142)と同一層から形成されている活性層91上に後述する絶縁膜15を介してゲート層92が形成されることにより構成されている(図3参照)。
また、図2に示すように、バッファ膜13の表面上には、能動層141(142)を覆うように絶縁膜15が形成されている。なお、絶縁膜15の能動層141(142)上に位置する部分は、ゲート絶縁膜として機能する。この絶縁膜15は、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜からなる。TFT7のゲート絶縁膜として機能する絶縁膜15の表面上には、ゲート電極51(ゲート線5)が形成されている。このゲート電極51は、クロムやモリブデンなどからなる。TFT8のゲート絶縁膜として機能する絶縁膜15の表面上には、ゲート電極52が形成されている。また、絶縁膜15、ゲート電極51およびゲート電極52の表面上には、シリコン酸化膜などからなる層間絶縁膜16が形成されている。
絶縁膜15には、能動層141(142)のソース領域141a(142a)を露出するためのコンタクトホール151a(152a)、および、ドレイン領域141b(142b)を露出するためのコンタクトホール151b(152b)が形成されている。また、層間絶縁膜16には、能動層141(142)のソース領域141a(142a)を露出するためのコンタクトホール161a(162a)、および、ドレイン領域141b(142b)を露出するためのコンタクトホール161b(162b)が形成されている。
コンタクトホール161a(162a)には、能動層141(142)のソース領域141a(142a)に接続するようにソース電極17(18)が形成されるとともに、コンタクトホール161b(162b)には、能動層141(142)のドレイン領域141b(142b)に接続するようにドレイン電極19(20)が形成されている。
また、図4に示すように、保持容量9の活性層91と、TFT7のソース電極17(ソース領域141a)と、TFT8のゲート電極52とは、配線層93により電気的に接続されている。また、保持容量9のゲート層92と、TFT8のドレイン電極20(ドレイン領域142b)と、共通給電線11とは、電気的に接続されている。
また、図2に示すように、ソース電極17(18)、ドレイン電極19(20)および層間絶縁膜16の表面上には、シリコン窒化膜からなり、約100nm以上約500nm以下の厚みを有するパッシベーション膜21が形成されている。パッシベーション膜21の表面上には、感光性のアクリル樹脂からなる有機平坦化膜22が形成されている。パッシベーション膜21および有機平坦化膜22には、それぞれ、コンタクトホール21aおよびコンタクトホール22aが形成されている。このコンタクトホール21aおよび22aは、TFT8のソース電極18の表面を露出させるために形成されている。
また、有機平坦化膜22の表面上には、画素2(R(赤色)、G(緑色)およびB(青色))に対応する領域毎に、それぞれ、AlNd(アルミニウムネオジウム)などのアルミニウム合金膜やCr(クロム)などの金属膜からなり、約100nmの厚みを有する反射層23が形成されている。この反射層23は、図5に示すように、平面的に見て、TFT8のソース電極18が形成されている領域以外の画素2の領域とオーバラップするように配置されている。
ここで、本実施形態では、図2に示すように、反射層23の表面上および側面には、シリコン窒化膜(SiN膜)などの無機絶縁膜からなり、約10nm以上約100nm以下の厚みを有する低温パッシベーション膜24が形成されている。なお、低温パッシベーション膜24は、本発明の「絶縁膜」の一例である。この低温パッシベーション膜24の端部近傍には、反射層23の端部23aの形状を反映した段差部24aが形成されている。また、図6に示すように、低温パッシベーション膜24は、平面的に見て、反射層23とオーバラップするとともに、反射層23よりも大きく形成されている。
また、図7に示すように、低温パッシベーション膜24の隣接する画素2の境界部分に対応する部分には、有機平坦化膜22などに含まれた水分を除去する(水抜きする)ための水分除去用開口部24bが形成されている。なお、水分除去用開口部24bは、本発明の「開口部」の一例である。
また、図2に示すように、TFT8のソース電極18、および、低温パッシベーション膜24の表面上には、画素2(R、GおよびB)毎に、ITO(酸化インジウムスズ)などの透明電極からなる画素電極25a、25bおよび25cが形成されている。なお、画素電極25a、25bおよび25cは、それぞれ、本発明の「透明電極」の一例である。この画素電極25a、25bおよび25cは、画素2にそれぞれ設けられたTFT8のソース電極18と電気的に接続されており、表示信号に応じた電圧が印加されるように構成されている。
また、画素2(R)に形成された画素電極25aは、3層に積層された導電層251、252および253を含んでいる。画素電極25aの3層に積層された導電層251、252および253のうち上層に形成された導電層253(252)は、下層に形成された導電層252(251)の表面および側面を覆うように形成されている。また、本実施形態では、最外表面(最上層)に形成された導電層253の端部253aは、低温パッシベーション膜24の段差部24aおよび水分除去用開口部24b側にはみ出さず、かつ、反射層23の端部23aよりも内側に配置されている。また、図6に示すように、画素電極25aの3層に積層された導電層251、252および253のうち最外表面(最上層)に形成された3層目の導電層253の外周部253bは、平面的に見て、低温パッシベーション膜24の段差部24aよりも内側で、かつ、反射層23の端部23aよりも内側に配置されている。
また、図2に示すように、画素2(G)に形成された画素電極25bは、2層に積層された導電層251および252を含んでいる。画素電極25bの2層に積層された導電層251および252のうち上層に形成された導電層252は、下層に形成された導電層251の表面および側面を覆うように形成されている。また、本実施形態では、最外表面に形成された導電層252の端部252aは、低温パッシベーション膜24の段差部24aおよび水分除去用開口部24b側にはみ出さず、かつ、反射層23の端部23aよりも内側に配置されている。また、図6に示すように、画素電極25bの2層に積層された導電層251および252のうち上層に形成された2層目の導電層252の外周部252bは、平面的に見て、低温パッシベーション膜24の段差部24aよりも内側で、かつ、反射層23の端部23aよりも内側に配置されている。
また、図2に示すように、画素2(B)に形成された画素電極25cは、1層の導電層251からなる。また、本実施形態では、導電層251の端部251aは、低温パッシベーション膜24の段差部24aおよび水分除去用開口部24b側にはみ出さず、かつ、反射層23の端部23aよりも内側に配置されている。また、図6に示すように、導電層251の外周部251bは、平面的に見て、低温パッシベーション膜24の段差部24aよりも内側で、かつ、反射層23の端部23aよりも内側に配置されている。
また、図2に示すように、隣接する画素2の間の領域には、低温パッシベーション膜24の水分除去用開口部24bと、水分除去用開口部24bの近傍に形成された画素電極25a〜25cの表面とを覆うように、隔壁27が形成されている。なお、水分除去用開口部24bは、低温パッシベーション膜24の下層に形成された有機平坦化膜22の水分を除去するために設けられている。
隔壁27および画素電極25a〜25cの表面を覆うように、有機発光層26が形成されている。なお、有機発光層26は、本発明の「発光層」の一例である。また、有機発光層26の表面上には、マグネシウムおよび銀などの金属からなり、半反射可能な対向電極28が形成されている。なお、対向電極28は、本発明の「上部電極」の一例である。対向電極28の表面上には、封止膜29が形成されている。封止膜29の表面上には、接着剤層30を介して、封止基板31が貼り合わされている。
このように、画素2毎に設けられた有機発光層26からパネル外部に出射される光の色(R(赤色)、G(緑色)およびB(青色))に対応するように、導電層を1層〜3層に積層させて画素電極25a〜25cの厚みを異ならせている。これにより、有機発光層26から出射された光を、反射層23と対向電極28との間で共振させることが可能となり、光強度を強めた状態で対向電極28側から光を出射させることができる。
また、上記のような構成において、画素電極25a〜25cを陽極、対向電極28を陰極とした場合には、共通給電線11(図1参照)に正電源、対向電極28に負電源を接続する。そして、TFT7により選択された画素2は、信号線6からの信号に応じてTFT8により共通給電線11からの駆動電流が制御されるとともに画素電極25a〜25cに印加される。これにより、有機発光層26から光が出射されるように構成されている。
図8〜図10は、それぞれ、本実施形態によるEL装置100を用いた電子機器の第1の例〜第3の例を説明するための図である。図8〜図10を参照して、本実施形態によるEL装置100を用いた電子機器について説明する。
本実施形態によるEL装置100は、図8〜図10に示すように、第1の例としてのPC(Personal Computer)200、第2の例としての携帯電話300、および、第3の例としての情報携帯端末400(PDA:Personal Digital Assistants)などに用いることが可能である。図8のPC200においては、キーボードなどの入力部200aおよび表示画面200bなどに本実施形態によるEL装置100を用いることが可能である。図9の携帯電話300においては、表示画面300aに本実施形態によるEL装置100が用いられる。図10の情報携帯端末400においては、表示画面400aに本実施形態によるEL装置100が用いられる。
本実施形態では、上記のように、画素電極25a、25bおよび25cを、低温パッシベーション膜24の表面に形成するとともに、平面的に見て、低温パッシベーション膜24の段差部24aよりも内側に配置することによって、画素電極25a〜25cが低温パッシベーション膜24の段差部24aには形成されずに低温パッシベーション膜24の段差部24aよりも内側の平坦な部分にだけ画素電極25a〜25cが形成されるので、画素電極25a〜25cの低温パッシベーション膜24に対する密着性が小さくなるのを抑制することができる。これにより、画素電極25a〜25cの低温パッシベーション膜24の段差部24aの表面上に形成された部分が低温パッシベーション膜24から剥離するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、画素電極25a〜25cを、平面的に見て、反射層23の端部23aと同じ位置または反射層23の端部23aよりも内側に配置することによって、画素電極25a〜25cが低温パッシベーション膜24の反射層23の端部23aに対応する段差部24aには形成されずに、低温パッシベーション膜24の段差部24aよりも内側の平坦な部分にだけ画素電極25a〜25cが形成されるので、画素電極25a〜25cの低温パッシベーション膜24に対する密着力が小さくなるのを抑制することができる。これにより、画素電極25a〜25cの段差部24aの表面上に形成された部分が低温パッシベーション膜24から剥離するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、透明電極上に発光層を備えることによって、画素電極25a〜25cの段差部24aの表面上に形成された部分が低温パッシベーション膜24から剥離するのを抑制したEL(エレクトロルミネッセンス)装置100を構成することができる。
また、本実施形態では、上記のように、複数の画素2の各々に形成される画素電極25a〜25cのうち少なくとも一部が、積層された複数の導電層251〜253を含めることによって、低温パッシベーション膜24の段差部24aよりも内側の平坦な部分に、積層された導電層251〜253の端部251a〜253aが形成されるので、積層された複数の導電層251〜253の端部251a〜253aが低温パッシベーション膜24から剥離するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、積層された複数の導電層251〜253のうち上層に形成された導電層251〜253を、下層に形成された導電層251〜253の表面および側面を覆うとともに、下層に形成された導電層251〜253の端部251a〜253aよりも外側に配置された端部251a〜253aを有するように形成することによって、低温パッシベーション膜24の段差部24aよりも内側の平坦な部分に、積層された複数の導電層251〜253のうち最も外側に端部251a〜253aが位置する最上層の導電層251〜253の端部251a〜253aを形成することができるので、最上層に形成された導電層251〜253の端部251a〜253aが低温パッシベーション膜24から剥離するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、低温パッシベーション膜24の複数の画素2の境界部分に対応する部分に、低温パッシベーション膜24に水分除去用開口部24bを形成することによって、たとえば、画素電極25a〜25cを、平面的に見て、低温パッシベーション膜24の水分除去用開口部24b側にはみ出すように形成する場合と比べて、隣接する画素2にそれぞれ形成された画素電極25a〜25c同士の距離が小さくなるのが抑制されるので、画素電極25a〜25c同士がショート(短絡)してしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、画素電極25a〜25cおよび対向電極28に所定の電圧を印加することにより、有機発光層26が発光するように構成することによって、画素電極25a〜25cが低温パッシベーション膜24から剥離するのが抑制されるので、画素電極25a〜25cの剥離に起因して画素電極25a〜25cの表面上に形成された有機発光層26の発光不良が発生するのを抑制することができる。これにより、表示品位が劣化するのを抑制したEL装置100を構成することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、画素電極の端部を、平面的に見て、低温パッシベーション膜の段差部よりも内側で、かつ、反射層の端部よりも内側に配置した例を示したが、本発明はこれに限らず、画素電極の端部を、平面的に見て、低温パッシベーション膜の段差部よりも内側で、かつ、反射層の端部と略同じ位置に配置してもよい。
また、上記実施形態では、絶縁膜を無機絶縁膜により形成する例を示したが、本発明はこれに限らず、無機絶縁膜以外の絶縁膜により形成してもよい。
また、上記実施形態では、絶縁膜をシリコン窒化膜からなる無機絶縁膜により形成する例を示したが、本発明はこれに限らず、シリコン窒化膜以外の無機絶縁膜により形成してもよい。
また、上記実施形態では、反射層をAlNd(アルミニウムネオジウム)などのアルミニウム合金膜やCrなどの金属膜により形成する例を示したが、本発明はこれに限らず、反射層をAlNd以外のアルミニウム合金膜やCr以外の金属膜により形成してもよい。
また、上記実施形態では、有機ELからなる発光層を用いる例を示したが、本発明はこれに限らず、有機EL以外の発光層を用いてもよい。
2 画素
23 反射層
24 低温パッシベーション膜(絶縁膜)
24a 段差部
24b 水分除去用開口部(開口部)
25a、25b、25c 画素電極(透明電極)
26 有機発光層(発光層)
28 対向電極(上部電極)
100 EL(エレクトロルミネッセンス)装置(表示装置)
200 PC(電子機器)
251、252、253 導電層
251a、252a、253a 端部
251b、252b、253b 外周部
300 携帯電話(電子機器)
400 情報携帯端末(電子機器)

Claims (9)

  1. 複数の画素と、
    前記複数の画素にそれぞれ設けられた反射層と、
    前記反射層の表面を覆うように形成されるとともに、前記反射層の端部に対応する部分に段差部を含む絶縁膜と、
    前記絶縁膜の表面に形成されるとともに、平面的に見て、前記絶縁膜の段差部よりも内側に配置された透明電極とを備える、表示装置。
  2. 前記透明電極は、平面的に見て、前記反射層の端部と同じ位置または前記反射層の端部よりも内側に配置されている、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記透明電極上に発光層を備える、請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記複数の画素には、それぞれ、前記透明電極が形成されており、
    前記複数の画素の各々に形成される前記透明電極のうち少なくとも一部は、積層された複数の導電層を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記積層された複数の導電層のうち上層に形成された導電層は、下層に形成された導電層の表面および側面を覆うとともに、前記下層に形成された導電層の端部よりも外側に配置された端部を有するように形成されている、請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記絶縁膜の前記複数の画素の境界部分に対応する部分には、前記絶縁膜に開口部が形成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記発光層上に形成された上部電極をさらに備え、
    前記透明電極および前記上部電極に所定の電圧を印加することにより、前記発光層が発光するように構成されている、請求項3〜6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記絶縁膜は、無機絶縁膜からなる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示装置を備える電子機器。
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