JP2010215443A - 光ピックアップ装置用の対物レンズ及び光ピックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(1)式を満たすことで、比較的小径で軸上厚の薄い対物レンズを形成できるため、対物レンズの質量を減少させることにより、トラッキングやフォーカシング時の応答性を高め、アクチュエータの負担を減少させ、省エネを図ることができる。
1.10≦d/f≦1.29 (1)
【選択図】図2
Description
波長λ1(380nm<λ1<420nm)の光束を出射する光源と、前記光束を光ディスクの情報記録面上に集光させるための対物レンズと、前記光ディスクの情報記録面上で反射した光を受光する受光素子とを有し、前記光束を前記光ディスクの情報記録面上に集光することによって情報の記録及び/または再生を行う光ピックアップ装置用の対物レンズであって、
前記対物レンズの像側開口数(NA)は0.8以上であり、
前記対物レンズは単玉であって、ガラス素材から形成されており、
前記対物レンズの軸上厚をd(mm)とし、前記対物レンズの前記波長λ1における焦点距離をf(mm)としたときに、
1.00≦d/f≦1.29 (1)
を満たし、
更に前記対物レンズを形成するガラス素材が、ガラス成分全体に対する質量%で、
P2O5:35〜45質量%(但し、45質量%を含まない)、
B2O3:0.5〜10質量%(但し、10質量%を含まない)、
Al2O3:0〜16質量%、
SiO2:0〜2.5質量%、
BaO:0〜26質量%、
SrO:0〜20質量%、
ZnO:23〜50質量%、
CaO:6〜20質量%(但し、6質量%を含まない)、
MgO:0〜16質量%、
(但し、BaO、SrO、ZnO、CaO及びMgOの合計含有量は、29質量%以上、55質量%以下)
Li2O:0〜1質量%(但し、1%を含まない)、
Na2O:3〜19質量%、
K2O:0〜20質量%、
(但し、Li2O、Na2O及びK2Oの合計含有量は、3質量%以上、24質量%以下)
の各ガラス成分を含有することを特徴とする。
1.00≦d/f≦1.29 (1)
を満たすようにすることで、例えば比較的質量の小さなBD用の対物レンズを形成し、それによりトラッキングやフォーカシング時の応答性を高め、アクチュエータの負担を減少させ、省エネを図ることができ、さらにワーキングディスタンスを長く確保することも可能となり、フォーカシング時に素早く対物レンズを動かしたとしても、BDと対物レンズとが衝突する危険性をより少なくすることが可能となる。また、NA0.8以上という高NA、波長が380nm以上、420nm以下という短波長の条件においては、非点収差、偏心コマ収差等が大きく発生しやすくなるが、d/fの値を上記の範囲にすることにより、非点収差や偏心コマ収差が大きく発生することを防止できる。
TiO2:0〜5質量%(但し、5質量%を含まない)、
ZrO2:0〜10質量%、
Ta2O5:0〜10質量%、
のガラス成分のうち少なくとも1種類を更に含有することを特徴とする。
ここで、L1=(A1+A2)/2であり、
(但し、A1、A2:直交する2方向における前記圧痕の対角線長さ)
又、L2=(B1+B2)/2である。
(但し、B1:A1方向に伸びた2本の前記き裂の両端の長さ、B2:A2方向に伸びた2本の前記き裂の両端の長さ)
1.16≦d/f≦1.27 (1’)
1.9×λ1<λ3<2.1×λ1
1.10≦d/f≦1.29 (1)
を満たすと好ましい。より好ましくは、
1.16≦d/f≦1.27 (1’)
を満たすことである。
1.7mm≦φ≦2.6mm (2)
尚、Φは、対物レンズの有効径を表す。より好ましくは、
2.0mm≦φ≦2.4mm (2’)
を満たすことである。
本明細書では、ビッカース圧子を押し込むことにより得られる圧痕の対角線長さL1を、当該圧痕の四隅から伸びるき裂の長さL2で除した値(L1/L2)を、クラック(き裂)の入りにくさ(靱性の高さ)を表す指標として用いている。ここで、L1及びL2は、それぞれ下記の式によって求める。
A1、A2:直交する2方向における前記圧痕の対角線長さ
L2=(B1+B2)/2
B1:A1方向に伸びた2本の前記き裂の両端の長さ
B2:A2方向に伸びた2本の前記き裂の両端の長さ
次に、本発明の光学ガラスの各成分の含有量を上記のように限定した理由について、詳細に説明する。なお、特に断らない限り、各成分の含有量は、ガラス成分全体に対する含有量を表す。
次に、上述の実施の形態に用いることができる対物レンズとしての実施例A〜Fについて説明する。実施例A〜Fの対物レンズは図2の光ピックアップ装置に好適である。尚、これ以降(表のレンズデータ含む)において、10のべき乗数(例えば、2.5×10-3)を、E(例えば、2.5E−03)を用いて表すものとする。本実施例の対物レンズは、後述するガラスを素材とする。
以下に、対物レンズに好適なガラスの実施例について、更に具体的に説明する。なお、本発明はこれら実施例によって何ら限定されるものではない。上述した対物レンズA〜Fの製作には、以下の実施例9のガラスを用いたが、それ以外の実施例のガラスも用いることができる。
11a、11b、11c、11d き裂
AC1 アクチュエータ
AP 絞り
BD 光ディスク
COL第2のレンズ
CUL第1のレンズ
LD 半導体レーザ
OBJ 対物レンズ
OD 光ディスク
PBS 偏光ビームスプリッタ
PD 光検出器
PL 保護基板
PU1 光ピックアップ装置
QWP λ/4波長板
RL 情報記録面
SEN センサレンズ
Claims (10)
- 波長λ1(380nm<λ1<420nm)の光束を出射する光源と、前記光束を光ディスクの情報記録面上に集光させるための対物レンズと、前記光ディスクの情報記録面上で反射した光を受光する受光素子とを有し、前記光束を前記光ディスクの情報記録面上に集光することによって情報の記録及び/または再生を行う光ピックアップ装置用の対物レンズであって、
前記対物レンズの像側開口数(NA)は0.8以上であり、
前記対物レンズは単玉であって、ガラス素材から形成されており、
前記対物レンズの軸上厚をd(mm)とし、前記対物レンズの前記波長λ1における焦点距離をf(mm)としたときに、
1.00≦d/f≦1.29 (1)
を満たし、
更に前記対物レンズを形成するガラス素材が、ガラス成分全体に対する質量%で、
P2O5:35〜45質量%(但し、45質量%を含まない)、
B2O3:0.5〜10質量%(但し、10質量%を含まない)、
Al2O3:0〜16質量%、
SiO2:0〜2.5質量%、
BaO:0〜26質量%、
SrO:0〜20質量%、
ZnO:23〜50質量%、
CaO:6〜20質量%(但し、6質量%を含まない)、
MgO:0〜16質量%、
(但し、BaO、SrO、ZnO、CaO及びMgOの合計含有量は、29質量%以上、55質量%以下)
Li2O:0〜1質量%(但し、1%を含まない)、
Na2O:3〜19質量%、
K2O:0〜20質量%、
(但し、Li2O、Na2O及びK2Oの合計含有量は、3質量%以上、24質量%以下)
の各ガラス成分を含有することを特徴とする光ピックアップ装置用の対物レンズ。 - 前記対物レンズを形成するガラス素材が、ガラス成分全体に対する質量%で、
TiO2:0〜5質量%(但し、5質量%を含まない)、
ZrO2:0〜10質量%、
Ta2O5:0〜10質量%、
のガラス成分のうち少なくとも1種類を更に含有することを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置用の対物レンズ。 - ビッカース圧子を押し込むことにより得られる圧痕の対角線長さL1を、当該圧痕の四隅から伸びるき裂の長さL2で除した値(L1/L2)が、0.38以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ピックアップ装置用の対物レンズ。
ここで、L1=(A1+A2)/2であり、
(但し、A1、A2:直交する2方向における前記圧痕の対角線長さ)
又、L2=(B1+B2)/2である。
(但し、B1:A1方向に伸びた2本の前記き裂の両端の長さ、B2:A2方向に伸びた2本の前記き裂の両端の長さ) - 前記対物レンズを形成するガラス素材の比重が3以上、4以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光ピックアップ装置用の対物レンズ。
- 前記対物レンズを形成するガラス素材の屈折率ndが、1.550以上、1.588以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光ピックアップ装置用の対物レンズ。
- 前記対物レンズを形成するガラス素材のアッベ数νdが、59.8以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光ピックアップ装置用の対物レンズ。
- 前記対物レンズを形成するガラス素材のガラス転移温度Tgが、450℃以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の光ピックアップ装置用の対物レンズ。
- 以下の式を満たすことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の光ピックアップ装置用の対物レンズ。
1.16≦d/f≦1.27 (1’) - 前記対物レンズの有効径φが、1.7mm以上、2.6mm以下であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の光ピックアップ装置用の対物レンズ。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の対物レンズを有することを特徴とする光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009062506A JP2010215443A (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | 光ピックアップ装置用の対物レンズ及び光ピックアップ装置 |
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JP2009062506A Ceased JP2010215443A (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | 光ピックアップ装置用の対物レンズ及び光ピックアップ装置 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004083408A (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-18 | Carl-Zeiss-Stiftung | 鉛フリー、好ましくは砒素フリーの光学重クラウンガラス |
JP2004262703A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-09-24 | Minolta Co Ltd | 光学ガラス及び光学素子 |
JP2005053749A (ja) * | 2003-08-05 | 2005-03-03 | Minolta Co Ltd | 光学ガラス及びこれから作製される光学素子 |
JP2007299486A (ja) * | 2006-05-01 | 2007-11-15 | Sony Corp | 対物レンズ、光ピックアップ及び光ディスク装置 |
-
2009
- 2009-03-16 JP JP2009062506A patent/JP2010215443A/ja not_active Ceased
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JP2005053749A (ja) * | 2003-08-05 | 2005-03-03 | Minolta Co Ltd | 光学ガラス及びこれから作製される光学素子 |
JP2007299486A (ja) * | 2006-05-01 | 2007-11-15 | Sony Corp | 対物レンズ、光ピックアップ及び光ディスク装置 |
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