JP2010215343A - 粉体供給装置 - Google Patents
粉体供給装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010215343A JP2010215343A JP2009063173A JP2009063173A JP2010215343A JP 2010215343 A JP2010215343 A JP 2010215343A JP 2009063173 A JP2009063173 A JP 2009063173A JP 2009063173 A JP2009063173 A JP 2009063173A JP 2010215343 A JP2010215343 A JP 2010215343A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- discharge groove
- hopper
- discharge port
- discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
Abstract
【解決手段】粉体Aが投入される円筒状のホッパ1と、ホッパ1内に摺接して回転可能に配設された円錐形状の回転ノーズ2と、回転ノーズ2の底壁周縁部とホッパ内壁との間に形成された粉体の絞り通路3と、絞り通路3と連通して回転ノーズ2の下方に形成された周方向の排出溝4と、回転ノーズ2から排出溝4に延設された攪拌ブレード5と、攪拌ブレード5により送られた粉体Aを排出溝4に設けた排出口4aから吸引して排出する吸引ノズル6と、排出口4aに粉体Aを導くために排出溝4に突出した切出爪7とを備える。
【選択図】図1
Description
また、流動性の高い粉体の場合は押し出し式も問題ないが、粉体真空吸引方式の溶解機のように粉体を吸引する場合は、このような連続式押し出し機構では粉体が吸われてその定量性を確保することができないという問題があった。
また、排出溝に流下した粉体を攪拌ブレードで送り、切出爪によって解砕し、流動化させて排出口に向けて強制的に送り出すことができる。
そして、排出口に送り出された粉体を吸引ノズルで吸い込むことにより、例えば、対象となる粉体が、流動性が低く、凝集して塊状になりやすい全粒大豆粉等であっても、粉体を、閉塞を起こすことなく、連続供給することができ、かつ、空気を流入させずに粉体のみを一定速度で溶解機等に真空吸引させることができる。
この粉体供給装置は、粉体Aが投入される円筒状のホッパ1と、該ホッパ1内に摺接して回転可能に配設された円錐形状の回転ノーズ2と、該回転ノーズ2の底壁周縁部とホッパ内壁との間に形成された粉体の絞り通路3と、該絞り通路3と連通して回転ノーズ2の下方に形成された周方向の排出溝4と、回転ノーズ2から該排出溝4に延設された攪拌ブレード5と、該攪拌ブレード5により送られた粉体Aを排出溝4に設けた排出口4aから吸引して排出する吸引ノズル6と、排出口4aに粉体Aを導くために排出溝4に突出した切出爪7とを備えるようにしている。
ここで、溶解機9には、ミキシングノズル8で混合された混合液を吸引し、混合液に含まれる粉体と溶媒とを懸濁及び/又は溶解して送出するものを用いることができる。
回転ノーズ2は円錐形状をなし、下方に延設した中心軸21をモータ22に接続することにより、ホッパ1内で回転するように設けられている。
この排出溝4には、回転ノーズ2の底壁から複数枚の攪拌ブレード5(図例では、等間隔で4枚)が延設され、該攪拌ブレード5により送られた粉体Aを排出溝4に設けた排出口4aから真空吸引力で吸引する吸引ノズル6と、排出口4aに粉体Aを導くために排出溝4に突出した切出爪7が設けられており、これらの組み合わせにより、ホッパ1に投入した粉体Aを切出爪7によって解砕し、流動化させながら排出口に向けて強制的に送り出すようにしている。
次に、粉体Aを、回転ノーズ2の底壁周縁部とホッパ1の内壁との間に形成した絞り通路3を通過させることにより、排出溝4に流下する粉体Aを絞り効果により粉体密度を高め、絞り通路3への空気の流入を阻止する。
具体的には、まず、円筒状のホッパ1と円錐形状の回転ノーズ2の組み合わせによる静と動の作用により、粉体Aに周方向の速度差をつけながら粉体全体を流動化させる。
次に、粉体Aを、回転ノーズ2の底壁付近に形成した絞り通路3を通過させることにより、排出溝4に流下する粉体Aを絞り効果により粉体密度を高め、絞り通路3への空気の流入を阻止する。
そして、排出口4aから水平方向に対して下方向に45°傾斜して設置された吸引ノズル6により、排出溝4の粉体Aを溶解機9の真空吸引力で一定の速度で連続的に排出させる。
吸引ノズル6は、排出口4aの直下に設けられるとともに、切出爪7によって、解砕し、流動化させながら排出口4aに向けて強制的に送り出された粉体Aを吸引しているため、粉体Aの滞留がなく、粉体Aの固着による閉塞がない。
本実施例において、切出爪7は、粉体Aを強制的に送り出すことができるように、側面視で吸引ノズル6の軸方向に傾斜して突出するようにしているので、攪拌ブレード5との干渉を防止するために、平面視で、図2(b)に示すように、排出溝4の中心半径Rと同一の半径Rの円弧状に形成されている。
この進退機構Cは、吸引ノズル6の配管に長穴6aを開口し、該長穴6aに切出爪7から延設したピン7aを突出させ、該ピンをモータ22の中心軸21とカム機構(図示省略)を介して連動することによって、攪拌ブレード5が切出爪7の突出位置を通過するときに、切出爪7を図例右下側に後退させるとともに、通過後は図例の位置に復帰するようにしている。
なお、進退機構Cとして、攪拌ブレード5を、回転ノーズ2の底壁に巻きバネ等の付勢手段(図示省略)によって、常時、排出溝4に突出するように丁番を介して取り付け、切出爪7に接触したときに、回転ノーズ2の底壁側に揺動するように構成することもできる。
排出口流量調節機構10は、図5に示すように、排出口4aの直下に配設され、内部に円筒状の空間13aを形成した筐体13と、空間13aの中心軸と偏芯した中心軸によって回動可能に配設された中空で外表面から内表面までに亘るスリット11aを周方向に等間隔に複数(図例では8箇所)形成した計量ロータ11と、排出口4aの直下に位置するスリット11aの内表面側を覆い、粉体の通過を阻止する底受板12とからなる。
そして、スリット11aの容積及び/又は計量ロータ11の回転速度によって粉体Aの流量を調整することができる。
ホッパ1の上部の開口側から回転ノーズ2上に粉体Aを投入すると、回転ノーズ2の回転により粉体Aがホッパ内で流動する。
このとき、粉体Aは回転する回転ノーズ2の円錐斜面とホッパ1の円筒内壁間で旋回運動しながら、ホッパ内壁側の摩擦抵抗で周方向の速度にズレが生じ、粉体は流動化する。
排出溝4は、その上部が回転ノーズ2の底壁で覆われるとともに、等間隔に設けられた攪拌ブレード5が該排出溝4に沿って旋回する。
排出溝4の粉体Aは、この旋回する攪拌ブレード5によって押されながら、排出口4aを通過する際に、切出爪7によって解砕され、流動化されながら吸引ノズル6の方に送られる。
また、溶解機9によって真空吸引されるミキシングノズル8において、溶媒供給管から接線方向に供給される溶媒(例えば、清水)の旋回渦流の中心部へ粉体Aを直接吸引することで、空気含有量の少ない混合液が得られ、この混合液を次工程の溶解機9に供給することにより、溶解機9の機能を大幅に向上させることができる。
流動性が低く、凝集して塊状になりやすい全粒大豆粉(製造元:アイカコアテクノス、商品名:ミヤギシロメ国産大豆粉)20kgをホッパ1に投入し、本実施例の粉体供給装置とそれに続く吸引式の溶解機9により処理したところ、12kg/分という一定速度で搬送が可能であった。
なお、吸引式の溶解機9の真空度は−0.02MPa〜−0.04MPaであった。
また、単にホッパに入れて吸引させるだけでは流動しない粉として、上記全粒大豆粉の他にココア粉(製造元=VAN HOUTEN社、商品名:COCOA)があるが、同様の装置により同様の処理を行った結果、6kg/分という一定速度で搬送が可能であった。
これにより、溶解後に分離する泡の高さは10mm以内であった。
また、排出溝4に流下した粉体Aを攪拌ブレード5で送り、切出爪7によって解砕し、流動化させて排出口4aに向けて強制的に送り出すことができる。
そして、排出口4aに送り出された粉体Aを吸引ノズル6で吸い込むことにより、例えば、対象となる粉体が、流動性が低く、凝集して塊状になりやすい全粒大豆粉等であっても、粉体Aを、閉塞を起こすことなく、連続供給することができ、かつ、空気を流入させずに粉体Aのみを一定速度で溶解機9等に真空吸引させることができる。
2 回転ノーズ
21 中心軸
22 モータ
3 絞り通路
4 排出溝
4a 排出口
5 攪拌ブレード
5a スリット
6 吸引ノズル
7 切出爪
8 ミキシングノズル
9 溶解機
10 排出口流量調節機構
A 粉体
C 進退機構
Claims (4)
- 粉体が投入される円筒状のホッパと、該ホッパ内に摺接して回転可能に配設された円錐形状の回転ノーズと、該回転ノーズの底壁周縁部とホッパ内壁との間に形成された粉体の絞り通路と、該絞り通路と連通して回転ノーズの下方に形成された周方向の排出溝と、回転ノーズから該排出溝に延設された攪拌ブレードと、該攪拌ブレードにより送られた粉体を排出溝に設けた排出口から吸引して排出する吸引ノズルと、排出口に粉体を導くために排出溝に突出した切出爪とを備えたことを特徴とする粉体供給装置。
- 攪拌ブレードに、切出爪の通過を許容するスリットを形成したことを特徴とする請求項1記載の粉体供給装置。
- 攪拌ブレードが切出爪の突出位置を通過するときに、切出爪を後退させる進退機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の粉体供給装置。
- 排出口の下方に、スリットを形成した計量ロータを備えた排出口流量調節機構を配設し、前記計量ロータの容積及び/又は計量ロータの回転速度を調整することによって、排出口から排出される粉体流量の調節を行うようにしたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の粉体供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009063173A JP5294264B2 (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | 粉体供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009063173A JP5294264B2 (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | 粉体供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010215343A true JP2010215343A (ja) | 2010-09-30 |
JP5294264B2 JP5294264B2 (ja) | 2013-09-18 |
Family
ID=42974609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009063173A Active JP5294264B2 (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | 粉体供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5294264B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101530251B1 (ko) * | 2013-12-17 | 2015-06-22 | 고등기술연구원연구조합 | 분체 시료 혼합기능을 가지는 고압 공급장치 |
CN109250471A (zh) * | 2018-10-18 | 2019-01-22 | 宁夏金博乐食品科技有限公司 | 一种食品加工用自动出料机 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54107065A (en) * | 1978-02-07 | 1979-08-22 | Tetsuo Murata | Fixed quantity continuous discharger of pulverulent and granular body such as dehydrated sludge |
JPS6047733U (ja) * | 1984-07-31 | 1985-04-04 | 芹沢 暢夫 | 繊維材及び粉粒体の定量送り装置 |
JP2001002244A (ja) * | 1999-06-21 | 2001-01-09 | Toyo Commun Equip Co Ltd | 粉末等の定量供給装置 |
-
2009
- 2009-03-16 JP JP2009063173A patent/JP5294264B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54107065A (en) * | 1978-02-07 | 1979-08-22 | Tetsuo Murata | Fixed quantity continuous discharger of pulverulent and granular body such as dehydrated sludge |
JPS6047733U (ja) * | 1984-07-31 | 1985-04-04 | 芹沢 暢夫 | 繊維材及び粉粒体の定量送り装置 |
JP2001002244A (ja) * | 1999-06-21 | 2001-01-09 | Toyo Commun Equip Co Ltd | 粉末等の定量供給装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101530251B1 (ko) * | 2013-12-17 | 2015-06-22 | 고등기술연구원연구조합 | 분체 시료 혼합기능을 가지는 고압 공급장치 |
CN109250471A (zh) * | 2018-10-18 | 2019-01-22 | 宁夏金博乐食品科技有限公司 | 一种食品加工用自动出料机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5294264B2 (ja) | 2013-09-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4998947B2 (ja) | 粉体供給装置 | |
KR101076026B1 (ko) | 혼합교반기, 혼합 교반 방법 및 석고보드 제조방법 | |
JP4745935B2 (ja) | 凝集剤溶解装置 | |
JP5294264B2 (ja) | 粉体供給装置 | |
WO2010140516A1 (ja) | 粉体定量供給装置及びその粉体定量供給装置を備えた粉体溶解装置 | |
JP5062699B2 (ja) | 粉体供給装置におけるミキシングノズル | |
JP5636590B2 (ja) | 粉体溶解装置 | |
JP4557634B2 (ja) | 撹拌式ミル | |
JP5678375B2 (ja) | 定量供給装置及びそれを備えた溶質溶解装置 | |
JP2002263818A (ja) | 低融点金属材料の射出装置 | |
JP4850729B2 (ja) | 粉体と液体の混合方法及びその装置 | |
CN102366084B (zh) | 原盐加碘装置 | |
JP2003340253A5 (ja) | ||
JP5294284B2 (ja) | ミキシングノズルを備えた粉体供給装置 | |
JP2011104464A (ja) | 立型デカンタ式遠心分離機 | |
JP2010274237A (ja) | 粉体定量供給装置及びその粉体定量供給装置を備えた粉体溶解装置 | |
JPH0411444B2 (ja) | ||
JP5170568B2 (ja) | 粉体供給装置 | |
JP2016187799A (ja) | 粉体混合機及び粉体混合方法 | |
CN108201808A (zh) | 一种新型固液原料混合搅拌输送装置 | |
JP4680699B2 (ja) | 原料供給装置 | |
JP5141021B2 (ja) | プリフォーム圧縮成形装置およびプリフォーム圧縮成形方法 | |
JP2005169169A (ja) | 高分子凝集剤等粉末の溶解装置 | |
JP2016187800A (ja) | 粉体供給装置、粉体混合機及び粉体供給方法 | |
KR101437514B1 (ko) | 수조에 버블을 공급하는 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20110620 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121226 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130605 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130605 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5294264 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |