JP2010215173A - パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の加速度に依存する操舵フィーリングの悪化の問題を改善する。
【解決手段】操舵補助力を発生用の油圧ポンプを駆動するための電動モータ24を、ECU25がPWM制御する。ECU25は、目標回転速度設定部36が設定する目標回転速度ωに応じて、電動モータ24を制御する。目標回転速度設定部36は、基本目標回転速度設定部41、ゲイン設定部42および乗算器43を備えている。基本目標回転速度設定部41は、操舵速度および車速に応じて基本目標回転速度を設定する。ゲイン設定部42は、車両の加速度に応じたゲインを設定する。乗算器43は、ゲイン設定部42によって設定されたゲインを基本目標回転速度に乗じて、最終的な目標回転速度ωを求める。
【選択図】図2

Description

この発明は、電動モータにより油圧ポンプを駆動して操舵補助力を発生するパワーステアリング装置に関する。
ラックアンドピニオン機構等の操舵機構に連結されたパワーシリンダに、油圧ポンプからの作動油を供給することによって、ステアリングホイールの操作を補助するパワーステアリング装置が従来から用いられている。このようなパワーステアリング装置において、油圧ポンプの駆動源として、例えば3相ブラシレスモータからなる電動モータが用いられている場合がある。この場合、電動モータがステアリングホイールの操舵速度に応じた目標回転速度で回転されるように、電動モータに供給される駆動電力が制御される。
さらに、車速に感応して電動モータの目標回転速度を変化させる構成のパワーステアリング装置が、従来から提案されている(特許文献1参照)。
特開2003-072575号公報 特開平9-207802号公報
車両の急加速時には、強い駆動力とアライメント角(主としてトー角)とにより、転舵輪がいずれかの転舵方向に回動しようとするうえ、車両の荷重が一時的に後方に移動することになる。これらの結果、転舵輪を含むステアリング機構には複雑な外力が作用して転舵輪の方向が不安定になり、ステアリングのふらつきが生じる。急減速時には、強い制動力およびアライメント角のために、転舵輪がいずれかの方向に回動しようとし、かつ、車両の荷重が一時的に前方に移動することになる。したがって、やはり、ステアリングのふらつきが生じる。
特許文献1に示されたパワーステアリング装置は、車速に感応して目標回転速度を変化させているが、前述のような急加速時および急減速時の複雑な車両状態に対処できるものではなく、ステアリングのふらつきを抑制することはできない。そのため、とくに、急加速時および急減速時における操舵フィーリングに改善の余地があった。
そこで、この発明の目的は、車両の加速度に依存する操舵フィーリングの悪化の問題を改善できるパワーステアリング装置を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、ステアリング機構(2)に操舵補助力を与えるパワーステアリング装置(1)であって、操舵補助力を発生する油圧ポンプ(22)を駆動するための電動モータ(24)と、当該パワーステアリング装置が搭載された車両の加速度を取得する加速度取得手段(40)と、前記加速度取得手段によって取得された加速度に応じて、前記電動モータの回転速度を制御する制御手段(36)とを含む、パワーステアリング装置である。なお、この項において、括弧内の英数字は後述の実施形態における対応構成要素等を表すが、特許請求の範囲が当該実施形態に限定して解釈されるべきでないことはもちろんである。以下、この項において同じ。
この構成によれば、電動モータの回転速度が、車両の加速度に応じて制御される。これにより、車両の加速状態(減速状態を含む)に応じた回転速度で電動モータを駆動することができ、それに応じた油圧を油圧ポンプから発生させることができる。その結果、車両の加速度に応じた操舵補助力をステアリング機構に与えることができるから、車両の加速度に依存する操舵フィーリングの悪化の問題を改善できる。
請求項2記載の発明は、前記制御手段は、車両の操向のための操作部材の操作に応じて前記電動モータの基本目標回転速度を設定する基本目標回転速度設定手段(41)と、前記基本目標回転速度を前記加速度取得手段によって取得された加速度に応じて補正する補正手段(42,43)とを含む、請求項1記載のパワーステアリング装置である。
この構成によれば、車両の操向のための操作部材(たとえばステアリングホイール)の操作に応じて基本目標回転速度が設定され、この基本目標回転速度に対して車両の加速度に応じた補正を施すことによって、電動モータの目標回転速度が求められる。これにより、操作部材の操作および加速度に応じた適切な目標回転速度で電動モータが制御されるから、優れた操舵フィーリングを実現できる。
たとえば、前記操作手段の操作速度を取得する操作速度取得手段(35)をさらに備え、前記基本目標回転速度設定手段が、前記操作速度取得手段によって取得された操作速度に応じて基本目標回転速度を設定するようにしてもよい。
また、当該パワーステアリング装置が搭載された車両の車速を取得する車速取得手段(31)をさらに備え、前記基本目標回転速度制御手段が、操作部材の操作(たとえば操作速度)および車速に応じて前記基本目標回転速度を設定するようにしてもよい。これにより、操作部材の操作、車速および加速度に応じた回転速度制御が可能となるから、一層優れた操舵フィーリングを実現できる。
請求項3記載の発明は、前記補正手段は、前記加速度が車両の加速を表す値である場合に前記基本目標回転速度を減少補正するものである、請求項2記載のパワーステアリング装置である。
このような構成は、車両の加速時において路面から転舵輪に働く外力(転舵方向の外力)が減少するような特性の車両に適用されるとよい。この場合、基本目標回転速度が減少補正されることになる。その結果、油圧回路内での作動油の移動が通常時(加速時以外)よりも制限され、加速時における転舵輪の回動を通常時よりも抑制できるから、とくに急加速時におけるステアリングのふらつきを抑制できる。また、電動モータの回転速度の減少によって操舵補助力が減少するから、加速時に操舵抵抗が過少となることを抑制できる。このようにして、加速時の操舵フィーリングを改善できる。
前記補正手段は、たとえば、加速度(α)が所定の正の閾値(α1)を超えたことを条件(すなわち、急加速時)に、基本目標回転速度を減少補正するものであってもよい。
請求項4記載の発明は、前記補正手段は、前記加速度が車両の減速を表す値である場合に前記基本目標回転速度を増加補正するものである、請求項2または3記載のパワーステアリング装置である。
このような構成は、車両の減速時において路面から転舵輪に働く外力(転舵方向の外力)が増加するような特性の車両に適用されるとよい。この場合、基本目標回転速度が増加補正されることになる。その結果、操舵補助力が通常時(減速時以外)よりも増加することになるから、とくに急減速時にステアリングのふらつきが生じるようであれば、運転者は、これに容易に対抗することができる。すなわち、増加した操舵補助力によって、ステアリングのふらつきを容易に抑え込むことができる。このようにして、減速時の操舵フィーリングを改善できる。
前記補正手段は、たとえば、加速度(α)が所定の負の閾値(α2)を下回ったことを条件(すなわち、急減速時)に、基本目標回転速度を増加補正するものであってもよい。
請求項5記載の発明は、前記補正手段は、前記加速度が車両の加速を表す値である場合に前記基本目標回転速度を増加補正するものである、請求項2記載のパワーステアリング装置である。
このような構成は、車両の加速時において路面から転舵輪に働く外力(転舵方向の外力)が増加するような特性の車両に適用されるとよい。この場合、基本目標回転速度が通常時(加速時以外)よりも増加補正されることになるから、操舵補助力が増加する。したがって、とくに急加速時にステアリングのふらつきが生じるようであれば、運転者は、これに容易に対抗することができる。すなわち、増加した操舵補助力によって、ステアリングのふらつきを容易に抑え込むことができる。このようにして、加速時の操舵フィーリングを改善できる。
前記補正手段は、たとえば、加速度(α)が所定の正の閾値(α1)を超えたことを条件(すなわち、急加速時)に、基本目標回転速度を増加補正するものであってもよい。
請求項6記載の発明は、前記補正手段は、前記加速度が車両の減速を表す値である場合に前記基本目標回転速度を減少補正するものである、請求項2または5記載のパワーステアリング装置である。
このような構成は、車両の減速時において路面から転舵輪に働く外力(転舵方向の外力)が減少するような特性の車両に適用されるとよい。この場合、基本目標回転速度が減少補正されることになる。その結果、油圧回路内での作動油の移動が通常時(減速時以外)よりも制限され、減速時における転舵輪の回動を通常時よりも抑制できるから、とくに急減速時におけるステアリングのふらつきを抑制できる。また、電動モータの回転速度の減少によって操舵補助力が減少するから、減速時に操舵抵抗が過少となることを抑制できる。このようにして、減速時の操舵フィーリングを改善できる。
前記補正手段は、たとえば、加速度(α)が所定の負の閾値(α2)を下回ったことを条件(すなわち、急減速時)に、基本目標回転速度を減少補正するものであってもよい。
加速時に基本目標回転速度を増加補正するか減少補正するか、および減速時に基本加速度を増加補正するか減少補正するかは、必ずしも車両の特性に基づいて定める必要はない。すなわち、個々の車両において目標とされる操舵フィーリングが加速時および減速時に得られるように基本目標回転速度を補正すればよい。この補正の態様は、目標とする操舵フィーリングによっては、必ずしも前述のような車両特性との関係と整合するとは限らない。
本発明の一実施の形態に係るパワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。 モータ制御装置としてのECU25の構成を示す概略図である。 図3Aは操舵速度および車速と基本目標回転速度との関係を示す特性図であり、図3Bは基本目標回転速度の補正を説明するための図である。 基本目標回転速度に乗じるべきゲインの設定動作例を説明するためのフローチャートである。 図5Aおよび図5Bはゲイン設定のために用いられるマップの例を示す図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るパワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。このパワーステアリング装置1は、車両のステアリング機構2に関連して設けられ、このステアリング機構2に操舵補助力を与えるためのものである。
ステアリング機構2は、車両の操向のために運転者によって操作される操作部材としてのステアリングホイール3と、このステアリングホイール3に連結されたステアリングシャフト4と、ステアリングシャフト4の先端部に油圧制御弁14を介して連結されピニオンギヤ6を持つピニオンシャフト5と、ピニオンギヤ6に噛合するラックギヤ部7aを有し、車両の左右方向に延びた転舵軸としてのラック軸7とを備えている。
ラック軸7の両端にはタイロッド8がそれぞれ連結されており、このタイロッド8は、それぞれ、左右の転舵輪9,10を支持するナックルアーム11に連結されている。ナックルアーム11は、キングピン12回りに回動可能に設けられている。
ステアリングホイール3が操作されてステアリングシャフト4が回転されると、この回転が、ピニオンギヤ6およびラックギヤ部7aによって、ラック軸7の軸方向X1に沿う直線運動に変換される。この直線運動は、ナックルアーム11のキングピン12まわりの回動に変換され、これにより、左右の転舵輪9,10の転舵が達成される。
油圧制御弁14は、ロータリバルブであり、ステアリングシャフト4に接続されたスリーブ弁体(図示せず)と、ピニオンシャフト5に接続されたシャフト弁体(図示せず)と、両弁体を連結するトーションバー(図示せず)とからなる。トーションバーは、ステアリングホイール3に加えられた操舵トルクの方向および大きさに応じてねじれを生じ、このトーションバーのねじれの方向および大きさに応じて油圧制御弁14の開度が変化する。
この油圧制御弁14は、ステアリング機構2に操舵補助力を与えるパワーシリンダ15に接続されている。パワーシリンダ15は、ラック軸7に一体に設けられたピストン16と、このピストン16によって区画された一対のシリンダ室17,18とを有しており、シリンダ室17,18は、それぞれ、対応する油路19,20を介して、油圧制御弁14に接続されている。
油圧制御弁14は、さらに、リザーバタンク21および操舵補助力発生用の油圧ポンプ22を通る油循環路23の途中部に介装されている。油圧ポンプ22は、例えば、ギヤポンプからなり、電動モータ24によって駆動され、リザーバタンク21に貯留されている作動油をくみ出して油圧制御弁14に供給する。余剰分の作動油は、油圧制御弁14から油循環路23を介してリザーバタンク21に帰還される。
電動モータ24は、一方向に回転駆動されて、油圧ポンプ22を駆動するものである。具体的には、電動モータ24は、その出力軸が油圧ポンプ22の入力軸に連結されており、電動モータ24の出力軸が回転することで、油圧ポンプ22の入力軸が回転して油圧ポンプ22の駆動が達成される。
油圧制御弁14は、トーションバーに一方方向のねじれが加わった場合には、油路19,20のうちの一方を介してパワーシリンダ15のシリンダ室17,18のうちの一方に作動油を供給するとともに、他方の作動油をリザーバタンク21に戻す。また、トーションバーに他方方向のねじれが加えられた場合には、油路19,20のうちの他方を介して
シリンダ室17,18のうちの他方に作動油を供給するとともに、一方の作動油をリザーバタンク21に戻す。
トーションバーにねじれがほとんど加わっていない場合には、油圧制御弁14は、いわば平衡状態となり、操舵中立でパワーシリンダ15の両シリンダ室17,18は等圧に維持され、作動油は油循環路23を循環する。操舵により油圧制御弁14の両弁体が相対回転すると、パワーシリンダ15のシリンダ室17,18のいずれかに作動油が供給され、ピストン16が車幅方向に沿って移動する。これにより、ラック軸7に操舵補助力が作用することになる。
電動モータ24は三相ブラシレスモータからなる。その電動モータ24の駆動は、モータ制御装置としてのECU(電子制御ユニット)25によって制御されるようになっている。ECU25は、電動モータ24の駆動電力を生成する駆動回路26と、駆動回路26を制御するための制御部27とを備えている。制御部27は、CPUとこのCPUの動作プログラム等を記憶したメモリとを含むマイクロコンピュータで構成されている。
ECU25の制御部27には、操舵角検出手段としての操舵角センサ13の出力信号と、電動モータ24のロータの回転位置を検出する回転位置センサ30の出力信号とが、それぞれ与えられるようになっている。
操舵角センサ13は、ステアリングホイール3の操舵角を検出するようステアリングシャフト4に取り付けられるものであり、出力信号を制御部27に与える。制御部27は、回転位置センサ30から与えられた信号に基づいて、電動モータ24の出力軸の回転速度(実回転速度)を演算する。
また、制御部27には、車両の速度を検出する車速検出手段(車速取得手段)としての車速センサ31の出力信号が与えられるようになっている。車速センサ31は、車両の速度を直接的に検出するものであってもよいし、転舵輪9,10その他の車輪に関連して設けられた車輪速センサの出力パルスに基づいて車両の速度を計算により求めるものであってもよい。
ECU25は、操舵角センサ13、回転位置センサ30および車速センサ31から与えられる信号に基づいて、適切な操舵補助力がステアリング機構2に与えられるように電動モータ24の駆動を制御する。
図2は、モータ制御装置としてのECU25の構成を示す概略図である。電動モータ24は、U相界磁コイル24U、V相界磁コイル24VおよびW相界磁コイル24Wを有するステータと、これらの界磁コイル24U,24V,24Wからの反発磁界を受ける永久磁石が固定されたロータとを備えている。このロータの回転位置が回転位置センサ30によって検出されるようになっている。回転位置センサ30は、ロータの回転位置を30deg/360deg(=1/12)以上の分解能で検出可能なものであり、その検出信号は、制御部27に入力されるようになっている。
駆動回路26は、3相ブリッジインバータ回路であり、電動モータ24のU相に対応した一対の電界効果トランジスタUH,ULの直列回路と、V相に対応した一対の電界効果トランジスタVH,VLの直列回路と、W相に対応した一対の電界効果トランジスタの直列回路WH,WLとを、直流電源32とアース33との間に並列に接続して構成されている。電動モータ24のU相界磁コイル24Uは、電界効果トランジスタUH,ULの間の接続点に接続されており、V相界磁コイル24Vは、電界効果トランジスタVH,VLの間の接続点に接続されており、W相界磁コイル24Wは、電界効果トランジスタの直列回路WH,WLの間の接続点に接続されている。
制御部27は、そのマイクロコンピュータが実行するプログラム処理により、操舵速度を演算する操舵速度演算部35と、電動モータ24の目標回転速度ωを設定する目標回転速度設定部36と、回転位置センサ30の検出信号に基づいて、電動モータ24の実回転速度(実際の回転速度)ωを演算する実回転速度演算部37と、目標回転速度ωおよび実回転速度ωに応じたPWMデューティを設定するPWM制御部38と、設定されたPWMデューティに応じて、目標回転速度ωを達成するために駆動回路26の電界効果トランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WLに与えるべき駆動信号を生成する駆動信号生成部39と、車両の加速度αを演算する加速度演算部40との各機能を実現する。
操舵角センサ13が検出する操舵角、および車速センサ31が検出する車速は、たとえば、車内LAN(CAN:Control Area Network)29を介して、ECU25に取り込まれるようになっている。ECU25は、油圧回路を循環する作動油の温度、駆動回路26の温度その他の情報を、必要に応じて、車内LAN29を介して取得することができるようになっていてもよい。
操舵速度演算部35は、操舵角センサ13の出力値を時間微分することによって、ステアリングホイール3の操舵速度を演算する。したがって、操舵角センサ13および操舵速度演算部35によって、操舵速度取得手段が構成されている。
加速度演算部40は、たとえば、車速センサ31によって検出された車速を時間微分することによって、車両の加速度αを演算するものであってもよい。この加速度演算部40が加速度取得手段に相当する。
目標回転速度設定部36は、操舵速度演算部35によって求められたステアリングホイール3の操舵速度、車速センサ31により検出された車速、および加速度演算部40によって求められた加速度αに基づいて、電動モータ24の目標回転速度を設定する。具体的には、目標回転速度設定部36は、基本目標回転速度設定部41と、ゲイン設定部42と、乗算器43とを備えている。
基本目標回転速度設定部41は、操舵速度および車速に応じて、電動モータ24の基本目標回転速度を設定する。基本目標回転速度設定部41は、さらに、作動油の温度や駆動回路26の温度等を加味して基本目標回転速度を設定するものであってもよい。
ゲイン設定部42は、加速度演算部40によって求められた加速度αに応じたゲインを生成する。このゲインが乗算器43によって基本目標回転速度に乗じられる。これにより、基本目標回転速度が補正され、この補正後の回転速度が電動モータ24の目標回転速度ωとなる。ゲインが「1」であれば基本目標回転速度がそのまま用いられ、ゲインが「1」よりも大きければ基本目標回転速度が増加補正され、ゲインが「1」よりも小さければ基本目標回転速度が減少補正される。
駆動信号生成部39は、たとえば、駆動回路26の電界効果トランジスタUH,VH,WHに対して、電気角で120度または180度に相当する期間だけ順にオン状態とする信号を与える一方で、電界効果トランジスタUL,VL,WLに対しては、PWM(Pulse Width Modulation)パルスからなる駆動信号を与えるようになっている。
駆動信号生成部39から電界効果トランジスタUL,VL,WLに与えられるPWMパルス信号のデューティ(PWMデューティ)は、PWM制御部38によって演算される。PWM制御部38は、目標回転速度設定部36が設定した目標回転速度ωと実回転速度演算部37が演算した実回転速度ωとの偏差に基づいて、PI(Proportional-Integral :比例積分)制御演算を行い、電動モータ24に印加すべき制御電圧値を求め、この制御電圧値に応じたPWMデューティを設定する。
そして、駆動信号生成部39は、PWM制御部38から与えられたPWMデューティおよび回転位置センサ30によって検出されるロータの回転位置に基づいて、駆動信号を生成する。
たとえば、120度通電方式による駆動を行う場合には、電界効果トランジスタUH,VH,WHに対しては、電気角で120度の期間にわたってオン状態とする駆動信号を120度ずつ位相をずらして与える。その一方で、電界効果トランジスタUL,VL,WLには、PWM制御部38が設定したPWMデューティのPWMパルス信号を与える。これにより、そのPWMデューティに応じた駆動電圧が駆動回路26から電動モータ24に印加され、電動モータ24が目標回転速度設定部36によって設定された目標回転速度 ωで駆動される。
また、180度通電方式で電動モータ24を駆動する場合には、駆動信号生成部39は、電界効果トランジスタUH,VH,WHに対しては、電気角で180度の期間にわたってオン状態とする駆動信号を180度ずつ位相をずらして与える。その一方で、電界効果トランジスタUL,VL,WLには、PWM制御部38が設定したPWMデューティのPWMパルス信号を与える。これにより、そのPWMデューティに応じた駆動電圧が駆動回路26から電動モータ24に印加され、電動モータ24が目標回転速度設定部36によって設定された目標回転速度ωで駆動される。
図3Aは、操舵速度と基本目標回転速度設定部41が設定する基本目標回転速度との関係を示す特性図である。基本目標回転速度は、操舵速度Vθについての区間0≦Vθ≦VT(VTはしきい値)の範囲で単調に増加(この実施形態ではリニアに増加)するように、下限値R1と上限値R2との間で定められる。
基本目標回転速度設定部41は、車速に基づいて、図3Aに示すように、操舵速度Vθに対する基本目標回転速度の傾きを可変設定する。すなわち、しきい値VTが、車速域に応じて可変設定される。より具体的には、車速が大きいほど、しきい値VTは大きな値に設定される。これにより、車速が大きいほど基本目標回転速度が小さく設定されることになり、操舵補助力が小さくなる。こうして、車速に応じた適切な操舵補助力を発生するための車速感応制御が行われる。
図3Bは、ゲイン設定部42および乗算器43の働きによる基本目標回転速度の補正を説明するための図である。或る車速域において適用される基本目標回転速度特性線を図3Aおよび図3Bに実線L0で示し、この基本目標回転速度特性線L0を例にとって説明する。ゲイン設定部42で決定されるゲインが「1」のとき、特性線L0で示す基本目標回転速度がそのまま目標回転速度ωとして用いられる。当該ゲインが「1」よりも大きいときには、たとえば、二点鎖線L1で示すように、基本目標回転速度特性線L0を目標回転速度の座標軸の正の方向に移動し、かつ、傾きを基本目標回転速度特性線L0よりも大きくした特性線に従って目標回転速度ωが定められることになる。逆に、当該ゲインが「1」よりも小さいときには、たとえば、一点鎖線L2で示すように、基本目標回転速度特性線L0を目標回転速度の座標軸の負の方向に移動し、かつ、傾きを基本目標回転速度特性線L0よりも小さくした特性線に従って目標回転速度ωが設定されることになる。いずれの場合にも、下限値R1と上限値R2との間で目標回転速度ωが設定される。
図4は、ゲイン設定部42の動作例を説明するためのフローチャートである。車両加速度αが、正の第1閾値α1(たとえば、α1=20m/秒)および負の第2閾値α2(たとえば、α2=−30m/秒)と比較される(ステップS1,S3)。車両加速度αが第1閾値α1を超えるときは(ステップS1:YES)、急加速時であると判定され、ゲイン設定部42は、急加速時用ゲインGaを設定する(ステップS2)。また、車両加速度αが負の第2閾値α2を下回るときは(ステップS3:YES)、急減速時であると判定され、ゲイン設定部42は、急減速時用ゲインGdを設定する(ステップS4)。車両加速度αが第2閾値α2以上第1閾値α1以下のときには、急減速時でも急加速時でもないと判定され、ゲイン設定部42は通常時用のゲイン「1」を設定する(ステップS5)。
急加速時用ゲインGaおよび急減速時用ゲインGdは、車両の特性および目標とする操舵フィーリングに応じて定めればよいが、一般には、一方を「1」よりも大きな値とし、他方を「1」よりも小さな値とするとよい。
一般に、加速時には車両の荷重は後方へと移動し、減速時には車両の荷重は前方へと移動する。したがって、転舵輪9,10が前左右輪である場合、路面から転舵輪9,10に働く転舵方向の外力(キングピン12まわりに転舵輪9,10を回動させようとする外力)は、加速時には小さく、減速時には大きくなると考えられる。このことは多くの車両に当てはまるが、懸架系(サスペンション)およびタイヤアライメントの設計および設定によっては当てはまらない車両もある。たとえば、荷重の変化に伴ってキャンバー角が変化し、その結果、急加速時には転舵輪9,10に働く外力が比較的大きくなり、急減速時には転舵輪9,10に働く外力が比較的小さくなるような特性を有する車両も存在する。
たとえば、路面から転舵輪9,10に働く外力(転舵方向の外力)が急加速時に減少し、急減速時に増加する特性の車両に関しては、急加速時用ゲインGa<1とし、急減速時用ゲインGd>1とするとよい。この場合、急加速時には基本目標回転速度が減少補正されることになる。その結果、油圧回路内での作動油の移動に制限が加えられるから、急加速時における転舵輪9,10の回動を油圧回路の抵抗によって抑制できる。これにより、とくに急加速時におけるステアリングのふらつきを抑制できる。また、電動モータ24の回転速度の減少によって操舵補助力が減少するから、急加速時に操舵抵抗が過少になることがない。一方、急減速時には、基本目標回転速度が増加補正されることになる。その結果、操舵補助力が増加することになる。したがって、急減速時にステアリングのふらつきが生じるようであれば、運転者は、ステアリングホイール3を保持することによってステアリング機構2からの逆入力に容易に対抗できる。これにより、ステアリングのふらつきを容易に抑え込むことができる。このようにして、急加速時および急減速時のステアリングのふらつきを抑制できるから、急加速時および急減速時における操舵フィーリングを改善できる。
一方、路面から転舵輪9,10に働く外力(転舵方向の外力)が急加速時に増加し、急減速時に減少する特性の車両に関しては、たとえば、急加速時用ゲインGa>1とし、急減速時用ゲインGd<1とするとよい。この場合、急加速時には基本目標回転速度が増加補正されることになる。その結果、操舵補助力が増加することになる。したがって、急減速時にステアリングのふらつきが生じるようであれば、運転者は、ステアリングホイール3を保持することによってステアリング機構2からの逆入力に容易に対抗できる。これにより、ステアリングのふらつきを容易に抑え込むことができる。一方、急減速時には、基本目標回転速度が減少補正されることになる。その結果、油圧回路内での作動油の移動に制限が加えられるから、急減速時における転舵輪9,10の回動を油圧回路の抵抗によって抑制できる。これにより、とくに急減速時におけるステアリングのふらつきを抑制できる。また、電動モータ24の回転速度の減少によって操舵補助力が減少するから、急減速時に操舵抵抗が過少になることがない。このようにして、急加速時および急減速時のステアリングのふらつきをいずれも抑制できるから、急加速時および急減速時における操舵フィーリングを改善できる。
これらはいずれも一例であり、目的とされる操舵フィーリングによっては、路面から転舵輪9,10に働く外力(転舵方向の外力)が急加速時に減少し、急減速時に増加する特性の車両に関し、急加速時用ゲインGa>1とし、急減速時用ゲインGd<1としたり、ゲインGa,Gdをいずれも「1」よりも大きくしたり、それらをいずれも「1」よりも小さくしたりすることもあり得る。同様に、路面から転舵輪9,10に働く外力(転舵方向の外力)が急加速時に増加し、急減速時に減少する特性の車両に関し、急加速時用ゲインGa<1とし、急減速時用ゲインGd>1としたり、ゲインGa,Gdをいずれも「1」よりも大きくしたり、それらをいずれも「1」よりも小さくしたりすることもあり得る。
以上のように、この実施形態によれば、車両の急加速時および急減速時において、基本目標回転速度に対して増加または減少補正を加えて目標回転速度ωが求められ、これによって、ステアリングのふらつきが抑制される。これにより、急加速時および急減速時における操舵フィーリングの悪化を改善できる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、さらに他の形態で実施することもできる。たとえば、前述の実施形態では、車両の加速度αを第1および第2閾値α1,α2と比較し、その比較結果に応じて、急加速時および急減速時における基本目標回転速度の増加または減少補正を行っている。しかし、このような閾値α1,α2を用いる代わりに、たとえば、加速度αの種々の値(複数の値)にそれぞれ対応するゲインを記憶したマップを用いてゲイン設定部42を構成することもできる。このマップは、たとえば、図5Aに示すように、加速度αが零を含む所定範囲内のときにはゲイン「1」を生成し、加速度αが正の所定値(たとえば第1閾値α1と同程度の値)を超える範囲では「1」よりも大きな高ゲインを生成し、加速度αが負の所定値未満(たとえば第2閾値α2と同程度の値)の範囲では「1」よりも小さな低ゲインを生成するものであってもよい。また、前記マップは、図5Bに示すように、加速度αが零を含む所定範囲内のときにはゲイン「1」を生成し、加速度αが正の所定値(たとえば第1閾値α1と同程度の値)を超える範囲では「1」よりも小さな低ゲインを生成し、加速度αが負の所定値未満(たとえば第2閾値α2と同程度の値)の範囲では「1」よりも大きな高ゲインを生成するものであってもよい。ゲインの急変を避けるために、通常のゲイン「1」と高ゲインまたは低ゲインとの切り換わりの加速度域では、ゲインが連続的に(図5Aおよび図5Bの例ではリニアに)変化するようにしてもよい。
また、図5Aおよび図5Bには、加速度αに応じてゲインが段階的に切り換わる例を示したが、加速度に応じて上限値と下限値との間で連続的に(好ましくは単調に)変化するようにゲインを設定してもよい。
また、前述の実施形態では、車両の加速度αに応じて基本目標回転速度に乗じるゲインを可変設定しているが、たとえば、サスペンションシステム、ABS(Antilock Brake System)システム、AT(automatic transmission)システムその他の車載システムからの情報に応じて前記ゲインを可変設定する構成とすることもできる。
たとえば、サスペンションシステムから車両重量(荷重による車両重量の増減)に関する情報が車内LAN29を介して得られる場合には、車両重量の軽重に応じて、急加速時用ゲインGaおよび急減速時用ゲインGdを通常値とは異なる値に設定してもよい。たとえば、Ga=1.5、Gd=0.5が通常値である場合に、車両重量が通常よりも重いとき(積載量が多いとき)には、Ga=1.6、Gd=0.4などとしてもよい。これにより、急加速時および急減速時の大きな荷重移動に対応して、ステアリングのふらつきを抑制できる。
また、ABSシステムから、路面摩擦係数に関する情報が車内LAN29を介して得られるときには、路面摩擦係数の大小に応じて、急加速時用ゲインGaおよび急減速時用ゲインGdを通常値とは異なる値に設定してもよい。たとえば、Ga=1.5、Gd=0.5が通常値である場合に、路面摩擦係数が標準値よりも小さい場合(滑り易い路面のとき)には、Ga=1.1、Gd=0.9などとしてもよい。すなわち、滑り易い路面では急加速時および急減速時において転舵輪9,10に働く転舵方向の外力がさほど大きくないと考えられることから、ゲインGa,Gdを通常値よりも「1」に近い値に設定するとよい。
また、ATシステムからは、スポーツモードやスノーモードなどの設定モード情報が車内LAN29を介して得られる場合がある。たとえば、スノーモードが設定されている場合には、前述の路面摩擦係数が小さい場合に準じて急加速時用および急減速時用ゲインGa,Gbを変更するとよい。
また、前述の実施形態では、車速センサ31によって検出される車速を時間微分して加速度αを求めているが、加速度情報は、たとえば、車内LAN29に接続されたABSシステムから得るようにしてもよい。むろん、車両に加速度センサが備えられている場合には、その検出値を加速度αとして用いればよい。
さらにまた、前述の実施形態では、基本目標回転速度にゲインを乗じることによって基本目標回転速度の増加補正および減少補正を行っているが、たとえば、基本目標回転速度に正の所定値を加算して基本目標回転速度を増加補正したり、基本目標回転速度から正の所定値を減算して基本目標回転速度を減少補正したりしてもよい。この場合には、基本目標回転速度特性線L0(図3B参照)を目標回転速度の座標軸に沿って平行移動した特性に従って最終的な目標回転速度ωが設定されることになる。同様な補正は、操舵速度演算部35によって演算される操舵速度に対してオフセットを与えることによっても可能である。すなわち、操舵速度に対して正のオフセットを加算し、このオフセット後の操舵速度を基本目標回転速度特性線L0に適用すれば、実質的に基本目標回転速度を増加補正して目標回転速度ωを求めることになる。また、操舵速度に対して負のオフセットを加算し、このオフセット後の操舵速度を基本目標回転速度特性線L0に適用すれば、実質的に基本目標回転速度を減少補正して目標回転速度ωを求めることになる。
さらにまた、基本目標回転速度に対して増加補正または減少補正を施すのではなく、たとえば、操舵速度、車速および加速度に応じた目標回転速度を格納した三次元マップを用いて目標回転速度を求める構成とすることもできる。むろん、車速感応制御が不要であれば、操舵速度および加速度に応じた二次元マップを適用すれば足りる。また、操舵速度および加速度に応じた二次元マップで基本目標回転速度を求め、この基本目標回転速度に対して車速に応じた補正を施す構成とすることもできる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1…パワーステアリング装置、2…ステアリング機構、22…油圧ポンプ、24…電動モータ、25…ECU(モータ制御装置)、36…目標回転速度設定部、43…乗算器

Claims (6)

  1. ステアリング機構に操舵補助力を与えるパワーステアリング装置であって、
    操舵補助力を発生する油圧ポンプを駆動するための電動モータと、
    当該パワーステアリング装置が搭載された車両の加速度を取得する加速度取得手段と、
    前記加速度取得手段によって取得された加速度に応じて、前記電動モータの回転速度を制御する制御手段と
    を含む、パワーステアリング装置。
  2. 前記制御手段は、
    車両の操向のための操作部材の操作に応じて前記電動モータの基本目標回転速度を設定する基本目標回転速度設定手段と、
    前記基本目標回転速度を前記加速度取得手段によって取得された加速度に応じて補正する補正手段とを含む、請求項1記載のパワーステアリング装置。
  3. 前記補正手段は、前記加速度が車両の加速を表す値である場合に前記基本目標回転速度を減少補正するものである、請求項2記載のパワーステアリング装置。
  4. 前記補正手段は、前記加速度が車両の減速を表す値である場合に前記基本目標回転速度を増加補正するものである、請求項2または3記載のパワーステアリング装置。
  5. 前記補正手段は、前記加速度が車両の加速を表す値である場合に前記基本目標回転速度を増加補正するものである、請求項2記載のパワーステアリング装置。
  6. 前記補正手段は、前記加速度が車両の減速を表す値である場合に前記基本目標回転速度を減少補正するものである、請求項2または5記載のパワーステアリング装置。
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