JP2010214437A - レーザ加工装置での光ファイバーケーブル保持機構 - Google Patents
レーザ加工装置での光ファイバーケーブル保持機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010214437A JP2010214437A JP2009065526A JP2009065526A JP2010214437A JP 2010214437 A JP2010214437 A JP 2010214437A JP 2009065526 A JP2009065526 A JP 2009065526A JP 2009065526 A JP2009065526 A JP 2009065526A JP 2010214437 A JP2010214437 A JP 2010214437A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser beam
- optical fiber
- fiber cable
- laser
- torch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
【課題】レーザービームトーチの動作や姿勢制御における制約を少なくすることができる光ファイバーケーブル保持機構を提供する。
【解決手段】レーザービームトーチが全方位に向うように作動するレーザ加工装置で、レーザービームトーチ3の動作や姿勢制御における制約を少なくすることができる光ファイバーケーブル保持機構を提供するものであって、レーザ発振器とレーザービームトーチ3とを光学的に接続している光ファイバーケーブル4の途中を少なくとも2つのスプリングバランサ7で吊持する。レーザー加工装置対して相対固定されているガイドレール6に前記各スプリングバランサ7をレーザービームトーチの運動と連動可能な状態でそれぞれ独立して移動自在に支持させてある。
【選択図】図1
【解決手段】レーザービームトーチが全方位に向うように作動するレーザ加工装置で、レーザービームトーチ3の動作や姿勢制御における制約を少なくすることができる光ファイバーケーブル保持機構を提供するものであって、レーザ発振器とレーザービームトーチ3とを光学的に接続している光ファイバーケーブル4の途中を少なくとも2つのスプリングバランサ7で吊持する。レーザー加工装置対して相対固定されているガイドレール6に前記各スプリングバランサ7をレーザービームトーチの運動と連動可能な状態でそれぞれ独立して移動自在に支持させてある。
【選択図】図1
Description
本発明は、レーザピームの照射により、ワークの加工を行うロボット等の自動加工機械に関するものであり、特に、レーザービームトーチを全方向に作動させることのできる自動加工機械での光ファイバーケーブルの保持機構に関する。
近年、例えばYAGレーザ等のレーザービームを集光することにより得られた高いエネルギーを被加工物(ワーク)上に集中して溶接、溶断、穿孔等の加工を自動的に連続して行うレーザ加工ロボット等の加工装置が使用されている。
このような、レーザ加工装置では、レーザをレーザ発振器から加工装置先端に配置されているレーザービームトーチに光ファイバーケーブルが用いられている。この光ファイバーケーブルは柔軟性を持つものであるが、電気配線に比べると、曲げに対する強度が少なく、また、加工装置本体や加工装置のアームなどにぶつかった時の衝撃に弱いという欠点を有している。
特に、レーザービームトーチを全方位に向けて作動させるように設定されている多関節ロボットなどの加工装置では、光ファイバーケーブルの曲がりが少なくなるように姿勢を制御するなど、その使用に際して制約が生じているのが現状である。
本発明は、このような点に着目して、レーザービームトーチが全方位に向うように作動するレーザ加工装置で、レーザービームトーチの動作や姿勢制御における制約を少なくすることができる光ファイバーケーブル保持機構を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、請求項1に記載した本発明は、レーザ発振器とレーザービームトーチとを光学的に接続している光ファイバーケーブルの途中を少なくとも2つのスプリングバランサで吊持し、レーザー加工装置に対して相対固定されているガイドレールに前記各スプリングバランサをレーザービームトーチの運動と連動可能な状態でそれぞれ独立して移動自在に支持させてあることを特徴としている。
本発明では、光ファイバーケーブルの途中をスプリングバランサで吊持し、このスプリングバランサをレーザー加工装置に対して相対固定されているガイドレールに前記各スプリングバランサをレーザービームトーチの運動と連動可能な状態でそれぞれ独立して移動可能に吊持していることから、レーザービームトーチの姿勢変更に対応して、スプリングバランサがその配設個所の相対位置を変えることになるから、スプリングバランサで吊持されている光ファイバーケーブルが極端な曲率で曲げられることによって光ファイバーケーブルに無理な曲げ力が作用したり、光ファイバーケーブルが周辺の機器類に衝突して衝撃を受けたりすることを防止することができる。
このレーザ加工装置は、ベース(1)上に装着した多関節型レーザ溶接ロボット(2)と、図示を省略したレーザ発振器と、レーザ発振器と前記多関節型レーザ溶接ロボット(2)のレーザービームトーチ(3)とを接続する光ファイバーケーブル(4)とを有している。
ベース(1)からは、一対の逆L字型のケーブルハンガー(5)が立設してあり、このケーブルハンガー(5)の上部突出片部分(5a)に所定の間隔を隔てて平行に配置した一対のガイドレール(6)が装着してある。この一対のガイドレール(6)にスプリングバランサ(7)がそれぞれ独立して進退移動自在に支持してある。
前記したレーザ発振器と多関節型レーザ溶接ロボット(2)のレーザービームトーチ(3)とを接続している光ファイバーケーブル(4)がその中間部分を前記スプリングバランス(7)で受け止め支持されている。
ここで光ファイバーケーブル(4)とは、光ファイバー素線をナイロン繊維で被覆した光ファイバー芯線を高抗張力繊維と外皮で被覆した光ファイバーコード、あるいは複数の光ファイバー芯線に保護用のシースと呼ばれる被覆をしたものを含む概念である。
なお、レーザビームを伝送する光ファイバーケーブル(4)では、200mm以上の曲げ半径が必要とされることから、光ファイバーケーブル(4)の中間部分の2箇所をスプリングバランス(7)で受け止めることにより、充分大きな曲げ半径を確保できるようにしてある。そして、このようにレーザービームトーチ(3)の近傍部分で光ファイバーケーブル(4)を2箇所で支持することで、光ファイバーケーブル(4)の曲がり半径を大きくすることができる。
このように構成したレーザ加工装置では、溶接作業時でのレーザービームトーチ(3)の姿勢変更に伴い光ファイバーケーブル(4)が引っ張られて緊張したり緩められて弛んだりするが、その緊張や弛みをスプリングバランサ(7)の伸縮と移動で吸収し、光ファイバーケーブル(4)に常時適度なテンションを与え続けることになるから、光ファイバーケーブル(4)が極度に曲げられることがなくなるうえ、スプリングバランサ(7)がレーザービームトーチ(3)の運動に連動して支持位置を変位させることになるから光ファイバーケーブル(4)が周辺の機器類に接触して衝撃を受けることもなくなる。
上述の実施態様では、レーザ加工装置として多関節型レーザ溶接ロボットを例に説明したが、レーザ加工装置としては、全自動型の溶接装置や、溶断装置、穿孔装置などの各種金属加工装置であってもよい。
更に、上記の実施態様では、光ファイバーケーブル(4)の支持機構として、ガイドレール(6)を一対配置し、各ガイドレール(6)にスプリングバランス(7)をそれぞれ独立して進退移動可能な状態に装着したものについて説明したが、光ファイバーケーブル(4)の支持機構は、それぞれスプリングバランスを独立して進退移動可能な状態に装着している3本以上のガイドレールを平行に配置したものであってもよい。
また、上記の実施態様では、各ガイドレール(6)をレーザ加工装置である多関節型レーザ溶接ロボットを固定しているベース(1)にケーブルハンガー(5)を介して支持するものについて説明したが、レーザ加工装置が固定型の場合には、レーザ加工装置の固定ベース部分からケーブルハンガーを立設したり、ガイドレールを天井や側壁などの壁面に支持させたりするようにしてもよい。また、レーザ加工装置がベースに対して直線移動可能に構成されているスライドベースに固定されている場合には、スライドベースからケーブルハンガーを立設するようにしてもよい。
本発明は、レーザービームを集光することにより得られた高いエネルギーを被加工物(ワーク)上に集中させて加工するレーザ加工装置に使用することができる。
3…レーザービームトーチ、4…光ファイバーケーブル、6…ガイドレール、7…スプリングバランサ。
Claims (2)
- レーザービームによりワーク加工を行うレーザー加工装置において、
レーザ発振器とレーザービームトーチ(3)とを光学的に接続している光ファイバーケーブル(4)の途中を少なくとも2つのスプリングバランサ(7)で吊持し、レーザー加工装置に対して相対固定されているガイドレール(6)に前記各スプリングバランサ(7)をレーザービームトーチ(3)の運動と連動可能な状態でそれぞれ独立して移動自在に支持させてあることを特徴とするレーザ加工装置での光ファイバーケーブル保持機構。 - レーザ加工装置が多関節ロボットである請求項1に記載したレーザ加工装置での光ファイバーケーブル保持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009065526A JP2010214437A (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | レーザ加工装置での光ファイバーケーブル保持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009065526A JP2010214437A (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | レーザ加工装置での光ファイバーケーブル保持機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010214437A true JP2010214437A (ja) | 2010-09-30 |
Family
ID=42973839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009065526A Pending JP2010214437A (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | レーザ加工装置での光ファイバーケーブル保持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010214437A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013233569A (ja) * | 2012-05-09 | 2013-11-21 | Honda Motor Co Ltd | 加工装置 |
CN107303677A (zh) * | 2016-04-25 | 2017-10-31 | 本田技研工业株式会社 | 具有缆线的铰接关节机构 |
CN109128541A (zh) * | 2018-10-31 | 2019-01-04 | 中国科学院西安光学精密机械研究所 | 一种激光加工头的复位装置和防撞装置 |
WO2019059031A1 (ja) | 2017-09-21 | 2019-03-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | プロセスファイバおよびこれを用いたレーザ加工システム |
CN111221298A (zh) * | 2019-11-27 | 2020-06-02 | 湖南科创信息技术股份有限公司 | 具有视觉定位的加工系统及加工方法 |
CN113305444A (zh) * | 2020-02-27 | 2021-08-27 | 本田技研工业株式会社 | 加工装置 |
JP2021159988A (ja) * | 2020-04-03 | 2021-10-11 | 新東工業株式会社 | レーザ刻印装置、レーザ刻印システム及びレーザ刻印方法 |
CN115297991A (zh) * | 2020-04-06 | 2022-11-04 | 百超激光有限公司 | 激光加工工具 |
KR102465053B1 (ko) * | 2022-08-23 | 2022-11-09 | 문도선 | 레이저 용접기의 서포트 시스템 |
-
2009
- 2009-03-18 JP JP2009065526A patent/JP2010214437A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013233569A (ja) * | 2012-05-09 | 2013-11-21 | Honda Motor Co Ltd | 加工装置 |
CN107303677A (zh) * | 2016-04-25 | 2017-10-31 | 本田技研工业株式会社 | 具有缆线的铰接关节机构 |
JP2017196676A (ja) * | 2016-04-25 | 2017-11-02 | 本田技研工業株式会社 | ケーブルを備える関節機構 |
WO2019059031A1 (ja) | 2017-09-21 | 2019-03-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | プロセスファイバおよびこれを用いたレーザ加工システム |
CN109128541A (zh) * | 2018-10-31 | 2019-01-04 | 中国科学院西安光学精密机械研究所 | 一种激光加工头的复位装置和防撞装置 |
CN109128541B (zh) * | 2018-10-31 | 2019-08-27 | 中国科学院西安光学精密机械研究所 | 一种激光加工头的复位装置和防撞装置 |
CN111221298B (zh) * | 2019-11-27 | 2021-09-10 | 湖南科创信息技术股份有限公司 | 具有视觉定位的加工系统及加工方法 |
CN111221298A (zh) * | 2019-11-27 | 2020-06-02 | 湖南科创信息技术股份有限公司 | 具有视觉定位的加工系统及加工方法 |
CN113305444A (zh) * | 2020-02-27 | 2021-08-27 | 本田技研工业株式会社 | 加工装置 |
CN113305444B (zh) * | 2020-02-27 | 2023-08-25 | 本田技研工业株式会社 | 加工装置 |
JP7456800B2 (ja) | 2020-02-27 | 2024-03-27 | 本田技研工業株式会社 | 加工装置 |
JP2021159988A (ja) * | 2020-04-03 | 2021-10-11 | 新東工業株式会社 | レーザ刻印装置、レーザ刻印システム及びレーザ刻印方法 |
JP7310686B2 (ja) | 2020-04-03 | 2023-07-19 | 新東工業株式会社 | レーザ刻印装置、レーザ刻印システム及びレーザ刻印方法 |
CN115297991A (zh) * | 2020-04-06 | 2022-11-04 | 百超激光有限公司 | 激光加工工具 |
CN115297991B (zh) * | 2020-04-06 | 2023-09-05 | 百超激光有限公司 | 激光加工工具以及用于激光加工工具的加工装置 |
KR102465053B1 (ko) * | 2022-08-23 | 2022-11-09 | 문도선 | 레이저 용접기의 서포트 시스템 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010214437A (ja) | レーザ加工装置での光ファイバーケーブル保持機構 | |
US7241969B2 (en) | Umbilical-member managing system for industrial robot | |
CN104275707B (zh) | 机器人用驱动线缆的处理构造体和机器人装置 | |
JP5187425B2 (ja) | ロボット | |
CN106061672B (zh) | 带有具有配合的偏转单元的线缆引导系统的用于热处理工件的激光束机器 | |
PL2237905T3 (pl) | Głowica do gięcia i sposób gięcia drutu | |
JP6467644B2 (ja) | レーザ加工ロボット | |
KR101236757B1 (ko) | 커버 지지장치 및 이를 갖는 로봇 | |
JP5253681B1 (ja) | ファイバレーザ加工機 | |
KR102045613B1 (ko) | 복수의 아암 링크 및 조인트를 갖춘 인체공학적 용접 아암 | |
JP5347466B2 (ja) | 教示治具によって教示する基板搬送用マニピュレータ | |
DE60329697D1 (de) | Wig-schweissausrüstung und wig-schweissverfahren | |
CN113840684B (zh) | 顶吊式的工业用机器人 | |
JP2017104939A (ja) | 制御装置、ロボットおよびロボットシステム | |
CN102785026B (zh) | 一种激光加工设备的光纤承载支架 | |
JP6083231B2 (ja) | 天吊り型溶接ロボットのケーブル保持装置 | |
JP6175962B2 (ja) | ハンドホルダー | |
WO2019103101A1 (ja) | 試験装置 | |
JP7012925B2 (ja) | 溶接支援システム | |
JP5986777B2 (ja) | 電柱間の光ケーブル接続用作業台及び当該作業台を用いた光ケーブル接続工法 | |
JP4447437B2 (ja) | 溶接装置 | |
SE520248C2 (sv) | Kablagehållare | |
JP6593313B2 (ja) | 移載装置 | |
JP2008183673A (ja) | ロボットハンド、ロボット及びワークの組み付け方法 | |
JP2015024905A (ja) | 走行車システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130520 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130529 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131001 |