JP2010213991A - 遊技媒体管理システム及び遊技媒体管理方法 - Google Patents

遊技媒体管理システム及び遊技媒体管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】貯玉残高移行処理時に当日持玉及び貯玉残高の累積加算結果が貯玉上限閾値を超過したとしても、当日持玉の貯玉不可による各種弊害を回避する。
【解決手段】遊技客が遊技店に預け入れた貯玉残高を管理する会員管理装置5と、遊技客が獲得した遊技玉を遊技台で計数する計数結果として得られた当日持玉を管理するカード管理装置とを、会員カードに関連付けて管理する遊技台管理システムであって、当日持玉を貯玉残高に累積加算してカード管理装置側の当日持玉を貯玉残高に移行する会員管理制御部30を有し、会員管理制御部30は、当日持玉及び貯玉残高の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えたか否かを判定する貯玉上限閾値判定部32と、当日持玉及び貯玉残高の累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、当該会員の会員カードに対応付けて使用制限フラグをON設定する会員カード使用制限設定部33とを有している。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技店内の遊技台で獲得した遊技媒体を貯蓄する貯蓄機能を備えた遊技媒体管理システム及び遊技媒体管理方法に関する。
近年、遊技店では、店内の遊技台で獲得した遊技玉を景品交換することなく、遊技店に預け入れることができる貯玉管理システムが知られている。
このような貯玉管理システムとしては、遊技客が遊技台で獲得した遊技玉を貯玉として遊技店に預け入れることができ、その遊技客は、貯玉残高から遊技玉を好きなときに引き出して再プレイを行うことができ、しかも、貯玉残高から景品交換を行うこともできる(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)。
また、貯玉管理システムは、主に遊技店で会員登録した会員にのみ提供されるサービスであって、会員の会員IDに対応付けて貯玉残高を管理し、遊技台で獲得した遊技玉を貯玉する際、会員IDを識別する会員カードを使用し、島端に配置した玉計数機や景品カウンタに配置した景品管理機を通じて計数した遊技玉を会員IDに対応付けて貯玉管理するものである。
しかしながら、遊技客による貯玉上限を無制限にしてしまうと、貯玉数の増加に伴い遊技店側で準備すべき現金も膨大な金額になってしまうことから、遊技店で貯玉できる貯玉残高の上限を設定している。
また、近年、遊技客及び遊技店の二者以外の第三者機関が遊技客の貯玉を管理し、例えば、遊技店が倒産した場合でも、第三者機関が消費者保護の観点から遊技客の貯玉を補償するサービスが普及している。
しかしながら、第三者機関の貯玉補償サービスを採用したとしても、貯玉補償枠を無制限にするのではなく、その貯玉残高の上限を設定することで、第三者機関の債権上限を一定額に抑制している。
また、近年、遊技店では、島端等に配置される玉計数機での玉計数を不要化する観点から、各遊技台に併設される台間の玉貸出機が玉計数機能を備え、この玉計数機能で獲得玉を計数し、その計数結果を持玉として記憶管理し、持玉数範囲内で再プレイを行うことができる各台計数システムが知られている(例えば、特許文献4参照)。
このような各台計数システムでは、遊技店に登録した会員の場合、現在のプリペイド残額及び当日持玉を会員カードに記録し、その会員カードを遊技客に返却すると共に、会員カードがない非会員や会員カードを持参しない会員の場合でも、現在のプリペイド残額及び当日持玉を記録した一般カードを遊技客に返却するようにしている。
また、遊技業界では、獲得した持玉に有効期限を設定し、会員カードで遊技した会員の場合、会員自身が意識することなく、遊技店売上の締上げを実行する当日閉店処理時や翌日の開店処理時に、会員カードに紐付けて管理する当日持玉を貯玉残高に累積加算更新、すなわち、当日持玉を貯玉残高に移行する。これに対し、会員カードで遊技しなかった会員の場合、その一般カードが計数レシートと同一の扱いとなるため、当日持玉は当日限定の持玉となることから、この当日持玉を貯玉残高に移行する場合には、わざわざカウンタに赴き、オペレータによる貯玉処理を経て当日持玉を貯玉残高に移行するシステムを採用している。
尚、会員であっても、一般カードの場合、当日持玉は当日限定の持玉となるため、オペレータによる貯玉処理を経なければ、当日持玉は無効にしてしまうのが運用である。
特開2006−129928号公報 特開2007−68648号公報 特開2008−86432号公報 特開2007−229111号公報
しかしながら、特許文献1〜3の貯玉管理システム及び特許文献4の各台計数システム両方を導入した遊技玉管理システムでは、会員の場合、その会員に付与した会員カードの会員IDに対応付けて貯玉残高及び当日持玉が存在し、当日閉店処理時に当日持玉を貯玉残高に累積加算更新、すなわち、当日持玉を貯玉残高に移行することになるが、当日持玉及び貯玉残高の累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、その当日持玉の貯玉を不可としてしまうことで、例えば、当日持玉を無効にしてしまうような各種弊害が生じる。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、当日持玉(保有遊技媒体数)を貯玉残高(貯蓄遊技媒体数)に自動的に累積加算更新する当日持玉の貯玉残高への移行に際し、当日持玉及び貯玉残高の累積加算結果が貯玉上限閾値を超過したとしても、当日持玉の貯玉不可による各種弊害を回避できる遊技媒体管理システム及び遊技媒体管理方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の遊技媒体管理システムは、遊技客が遊技店に預け入れた貯蓄遊技媒体数と、遊技台毎の遊技媒体計数手段を通じて遊技客が獲得した遊技媒体を計数し、その計数結果として得られた保有遊技媒体数とを、前記遊技客に付与された会員用記録媒体に関連付けて管理する遊技媒体管理システムであって、所定のタイミングに応じて前記保有遊技媒体数を前記貯蓄遊技媒体数に累積加算して前記保有遊技媒体数を前記貯蓄遊技媒体数に移行する移行手段と、前記移行手段による前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段にて前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記貯蓄上限閾値を超えた場合、当該会員の会員用記録媒体に対応付けて特定識別子を付与管理する管理手段とを有することを要件とする。
また、本発明の遊技媒体管理システムは、上記発明の構成において、前記判定手段にて前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記貯蓄上限閾値を超えた場合、この会員用記録媒体の使用を制限する記録媒体使用制限設定手段を有することを要件とする。
また、本発明の遊技媒体管理システムは、上記発明の構成において、前記会員用記録媒体の使用制限は、前記会員用記録媒体の使用を禁止することを要件とする。
また、本発明の遊技媒体管理システムは、上記発明の構成において、前記記録媒体使用制限設定手段にて前記会員用記録媒体の使用制限中に、記録媒体取扱装置を通じて前記会員用記録媒体の取扱要求を検出すると、警告を報知する警告報知手段を有することを要件とする。
また、本発明の遊技媒体管理システムは、上記発明の構成において、記録媒体取扱装置を通じて前記会員用記録媒体の取扱中に前記会員用記録媒体に対応する貯蓄遊技媒体数が貯蓄上限閾値を超えた場合、警告を報知する警告報知手段を有することを要件とする。
また、本発明の遊技媒体管理システムは、上記発明の構成において、前記会員用記録媒体に対応する前記貯蓄遊技媒体数が前記貯蓄上限閾値未満の所定警告水準閾値を超えたか否かを判定する所定警告水準閾値判定手段を有し、前記警告報知手段は、前記記録媒体取扱装置を通じて前記会員用記録媒体の取扱中に、前記所定警告水準閾値判定手段にて前記会員用記録媒体に対応する貯蓄遊技媒体数が前記所定警告水準閾値を超えた場合、警告を報知することを要件とする。
また、本発明の遊技媒体管理システムは、上記発明の構成において、前記会員用記録媒体に対応する前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記貯蓄上限閾値未満の所定警告水準閾値を超えたか否かを判定する所定警告水準閾値判定手段を有し、前記警告報知手段は、前記記録媒体取扱装置を通じて前記会員用記録媒体の取扱中に、前記所定警告水準閾値判定手段にて前記会員用記録媒体に対応する前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記所定警告水準閾値を超えた場合、警告を報知することを要件とする。
また、本発明の遊技媒体管理システムは、上記発明の構成において、前記会員用記録媒体に対応する前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記貯蓄上限閾値を超えたか否かを判定する貯蓄上限閾値判定手段を有し、前記警告報知手段は、前記記録媒体取扱装置を通じて前記会員用記録媒体の取扱中に、前記貯蓄上限閾値判定手段にて前記会員用記録媒体に対応する前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記貯蓄上限閾値を超えた場合、警告を報知することを要件とする。
また、本発明の遊技媒体管理システムは、上記発明の構成において、前記判定手段にて前記会員用記録媒体に対応する前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記貯蓄上限閾値を超えた場合、この会員用記録媒体の会員に対応した宛先情報に基づき、通信回線を通じて、この会員に対してメッセージを通知するメッセージ通知手段を有することを要件とする。
また、上記目的を達成するために本発明の遊技媒体管理システムは、遊技客が遊技店に預け入れた貯蓄遊技媒体数と、遊技台毎の遊技媒体計数手段を通じて遊技客が獲得した遊技媒体を計数し、その計数結果として得られた保有遊技媒体数とを、前記遊技客に付与された会員用記録媒体に関連付けて管理する遊技媒体管理システムであって、所定のタイミングに応じて前記保有遊技媒体数を前記貯蓄遊技媒体数に累積加算して前記保有遊技媒体数を前記貯蓄遊技媒体数に移行する移行手段と、前記移行手段による前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段にて前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数が前記貯蓄上限閾値を超えた場合、前記累積加算結果の内、前記貯蓄上限閾値を超えた分の遊技媒体数を前記会員用記録媒体に対応付けて景品交換可能遊技媒体数として管理する管理手段とを有することを要件とする。
また、上記目的を達成するために本発明の遊技媒体管理方法は、遊技客が遊技店に預け入れた貯蓄遊技媒体数と、遊技台毎の遊技媒体計数手段を通じて遊技客が獲得した遊技媒体を計数し、その計数結果として得られた保有遊技媒体数とを、前記遊技客に付与された会員用記録媒体に関連付けて管理する遊技媒体管理方法であって、所定のタイミングで前記保有遊技媒体数を前記貯蓄遊技媒体数に累積加算して前記保有遊技媒体数を前記貯蓄遊技媒体数に移行する移行ステップと、前記移行ステップによる前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えたか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにて前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記貯蓄上限閾値を超えた場合、当該会員の会員用記録媒体に対応付けて特定識別子を付与管理する管理ステップとを含むことを要件とする。
また、本発明の遊技媒体管理方法は、上記方法において、前記判定ステップにて前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記貯蓄上限閾値を超えた場合、この会員用記録媒体の使用を制限する記録媒体使用制限設定ステップを含むことを要件とする。
上記のように構成された本発明の遊技媒体管理システムでは、所定のタイミングに応じて保有遊技媒体数を貯蓄遊技媒体数に累積加算して前記保有遊技媒体数を前記貯蓄遊技媒体数に移行する際に、前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えた場合、当該会員の会員用記録媒体に対応付けて特定識別子を付与管理するようにした。その結果、保有遊技媒体数を貯蓄遊技媒体数に累積加算して前記保有遊技媒体数の前記貯蓄遊技媒体数への移行を実行する際に、貯蓄遊技媒体数及び保有遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えたとしても、保有遊技媒体数の貯蓄遊技媒体数への貯蓄を許容することで保有遊技媒体数の貯蓄不可による各種弊害を回避できると共に、会員用記録媒体に対応付けた特定識別子を付与管理することで、貯蓄上限閾値を超過しながら、継続的に遊技媒体数が貯蓄されてしまうような事態にも十分対処できるという効果を奏する。
また、本発明の遊技媒体管理システムでは、上記発明の効果に加えて、貯蓄遊技媒体数及び保有遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えた場合、この会員用記録媒体の使用を制限するようにしたので、会員は、会員用記録媒体の使用が制限されることで、貯蓄遊技媒体数が貯蓄上限閾値を超えたことを認識できると共に、遊技店側では、貯蓄上限閾値を超えながら、継続的に遊技媒体数が貯蓄されてしまうような事態を回避できるという効果を奏する。
また、本発明の遊技媒体管理システムでは、上記発明の効果に加えて、会員用記録媒体の使用制限は、会員用記録媒体の使用を禁止するようにしたので、遊技店側では、貯蓄上限閾値を超えながら、継続的に遊技媒体数が貯蓄されてしまうような事態を確実に回避できるという効果を奏する。
また、本発明の遊技媒体管理システムでは、上記発明の効果に加えて、会員用記録媒体の使用制限中に、記録媒体取扱装置を通じて会員用記録媒体の取扱要求を検出すると、例えば、貯蓄上限閾値超過や貯蓄上限閾値超過による会員用記録媒体の使用制限中を知らせる警告を報知するようにしたので、会員は、警告に基づき、貯蓄上限閾値の超過や、貯蓄上限閾値超過による会員用記録媒体の使用制限中を認識できると共に、遊技店内の係員は、その警告に基づき、使用制限中の会員用記録媒体の使用を認識できるという効果を奏する。
また、本発明の遊技媒体管理システムでは、上記発明の効果に加えて、記録媒体取扱装置を通じて会員用記録媒体の取扱中に会員用記録媒体に対応する貯蓄遊技媒体数が貯蓄上限閾値を超えた場合、例えば、貯蓄上限閾値超過を知らせる警告を報知するようにしたので、会員は、会員用記録媒体の取扱中に、警告に基づき、貯蓄上限閾値超過を認識できると共に、遊技店側では、会員に対して、例えば、貯蓄遊技媒体数を減らす景品交換を促すことができるという効果を奏する。
また、本発明の遊技媒体管理システムでは、上記発明の効果に加えて、記録媒体取扱装置を通じて会員用記録媒体の取扱中に、会員用記録媒体に対応する貯蓄遊技媒体数が、例えば、貯蓄上限閾値直前の所定警告水準閾値を超えた場合、貯蓄上限閾値直前である旨を示す警告を報知するようにしたので、会員は、会員用記録媒体の取扱中に、警告に基づき、貯蓄遊技媒体数が貯蓄上限閾値直前に到達したことを認識できるという効果を奏する。
また、本発明の遊技媒体管理システムでは、上記発明の効果に加えて、記録媒体取扱装置を通じて会員用記録媒体の取扱中に、会員用記録媒体に対応する貯蓄遊技媒体数及び保有遊技媒体数の累積加算結果が、例えば、貯蓄上限閾値直前の所定警告水準閾値を超えた場合、貯蓄上限閾値直前である旨を示す警告を報知するようにしたので、会員は、会員用記録媒体の取扱中に、警告に基づき、貯蓄遊技媒体数及び保有遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値直前に到達したことを認識できるという効果を奏する。
また、本発明の遊技媒体管理システムでは、上記発明の効果に加えて、記録媒体取扱装置を通じて会員用記録媒体の取扱中に、会員用記録媒体に対応する貯蓄遊技媒体数及び保有遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えた場合、例えば、貯蓄上限閾値に到達した旨を示す警告を報知するようにしたので、会員は、会員用記録媒体の取扱中に、警告に基づき、貯蓄遊技媒体数及び保有遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値に到達したことを認識できるという効果を奏する。
また、本発明の遊技媒体管理システムでは、上記発明の効果に加えて、会員用記録媒体に対応する貯蓄遊技媒体数及び保有遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えた場合、この会員用記録媒体の会員に対応した宛先情報に基づき、通信回線を通じて、例えば、貯蓄上限閾値超過を示すメッセージを通知するようにしたので、会員は、記録媒体取扱装置で会員用記録媒体を使用しなくても、遊技店に赴くことなく、メッセージに基づき、貯蓄上限閾値超過を認識できるという効果を奏する。
また、上記のように構成された本発明の遊技媒体管理システムでは、所定のタイミングに応じて保有遊技媒体数を貯蓄遊技媒体数に累積加算して前記保有遊技媒体数を前記貯蓄遊技媒体数に移行する際に、前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えた場合、貯蓄遊技媒体数及び保有遊技媒体数の累積加算結果の内、貯蓄上限閾値を超えた分の遊技媒体数を会員用記録媒体に対応付けて景品交換可能遊技媒体数として管理する。その結果、保有遊技媒体数を貯蓄遊技媒体数に累積加算して前記保有遊技媒体数の前記貯蓄遊技媒体数への移行を実行する際、貯蓄遊技媒体数及び保有遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えたとしても、貯蓄上限閾値を超えた分を景品交換可能遊技媒体数として管理することで、保有遊技媒体数の貯蓄不可による各種弊害を回避できると共に、貯蓄上限閾値を超過しながら、継続的に遊技媒体数が貯蓄されてしまうような事態にも十分対処できるという効果を奏する。
また、上記のように構成された本発明の遊技媒体管理方法では、所定のタイミングに応じて保有遊技媒体数を貯蓄遊技媒体数に累積加算して前記保有遊技媒体数を前記貯蓄遊技媒体数に移行する際に、前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えた場合、当該会員の会員用記録媒体に対応付けて特定識別子を付与管理するようにした。その結果、保有遊技媒体数を貯蓄遊技媒体数に累積加算して前記保有遊技媒体数の前記貯蓄遊技媒体数への移行を実行する際、貯蓄遊技媒体数及び保有遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えたとしても、貯蓄を許容することで保有遊技媒体数の貯蓄不可による各種弊害を回避できると共に、会員用記録媒体に対応付けた特定識別子を付与管理することで、貯蓄上限閾値を超過しながら、継続的に遊技媒体数が貯蓄されてしまうような事態にも十分対処できるという効果を奏する。
また、本発明の遊技媒体管理方法では、上記発明の効果に加えて、貯蓄遊技媒体数及び保有遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えた場合、この会員用記録媒体の使用を制限するようにしたので、会員は、会員用記録媒体の使用が制限されることで、貯蓄遊技媒体数が貯蓄上限閾値を超えたことを認識できると共に、遊技店側では、貯蓄上限閾値を超えながら、継続的に遊技媒体数が貯蓄されてしまうような事態を回避できるという効果を奏する。
図1は、実施例1の遊技台管理システム全体の概略構成を示すブロック図である。 図2は、カード管理装置内部の概略構成を示すブロック図である。 図3は、カード管理装置内部のプリペイド残額DBの管理内容を端的に示す説明図である。 図4は、カード管理装置内部の持玉DBの管理内容を端的に示す説明図である。 図5は、実施例1の要部である会員管理装置内部の概略構成を示すブロック図である。 図6は、会員管理装置内部の会員管理DBの管理内容を端的に示す説明図である。 図7は、会員管理装置内部の貯玉残高DBの管理内容を端的に示す説明図である。 図8は、会員管理装置内部の使用制限フラグDBの管理内容を端的に示す説明図である。 図9は、各台計数機能を内蔵した玉貸出機の正面図である。 図10は、自動貯玉に関わる遊技台管理システムの動作遷移を端的に示す説明図である。 図11は、実施例1の貯玉残高移行処理に関わる会員管理装置側の処理動作を示すフローチャートである。 図12は、実施例1の会員カード受付処理に関わる会員管理装置側の処理動作を示すフローチャートである。 図13は、実施例2の要部である会員管理装置内部の概略構成を示すブロック図である。 図14は、会員管理装置内部の持玉管理DBの管理内容を端的に示す説明図である。 図15は、実施例2の貯玉残高移行処理に関わる会員管理装置側の処理動作を示すフローチャートである。 図16は、実施例2の会員カード受付処理に関わる会員管理装置側の処理動作を示すフローチャートである。
以下、図面に基づき本発明の遊技媒体管理システム及び遊技媒体管理方法に関わる実施例について詳細に説明する。
まず、最初に本実施例の概要を説明するとすれば、その概要は、会員に付与した会員カード毎に貯玉残高を管理する会員管理装置と、会員カード毎に当日持玉を管理するカード管理装置とを有するシステムであって、会員管理装置で管理する貯玉残高にカード管理装置で管理する当日持玉を累積加算するような、当日持玉の貯玉残高への移行に際し、会員の貯玉残高及び当日持玉の累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、当日持玉の貯玉残高への移行を許容しながら、会員の会員カードに対応付けて貯玉上限閾値超過及び会員カード使用制限を示す使用制限フラグをON設定するようにした。
更に、本実施例では、貯玉残高及び当日持玉の累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、この会員カードの使用を制限するようにした。
その結果、本実施例では、貯玉残高移行処理時に会員カードに対応する貯玉残高及び当日持玉の累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、当日持玉の貯玉残高への移行を許容しながら、会員カードに対応付けて貯玉上限閾値超過及び会員カード使用制限を示す使用制限フラグをON設定するようにしたので、貯玉残高移行処理実行時に貯玉上限閾値を超えたとしても、当日持玉の貯玉残高への移行を許容することで、当日持玉の貯玉不可による各種弊害を回避できると共に、使用制限フラグをON設定することで、貯玉上限閾値を超過しながら、継続的に貯玉してしまうような事態にも十分対応することができるというものである。
更に、本実施例では、貯玉残高及び当日持玉の累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、その会員カードの使用を制限するようにしたので、会員は、会員カードの使用を制限されることで、貯玉残高が貯玉上限閾値を超えたことを認識できるというものである。
図1は、実施例1の遊技台管理システム全体の概略構成を示すブロック図である。
図1に示す遊技台管理システム1は、複数の遊技台110と、遊技台110毎に併設し、入金操作、カードの挿入操作に応じて遊技玉を貸し出す玉貸出機能や、貯玉残高から持玉を引き出す再プレイ機能を有する玉貸出機3と、遊技台110及び玉貸出機3を配置した遊技島毎の中継機能を司る島コントローラ120と、景品の交換処理や在庫管理を行う景品管理機130と、特殊景品を払い出す景品払出機140と、図示せぬ島端の島端計数機に併設し、オペレータ操作で貯玉登録するカード処理機150と、会員カードや一般カード等の現在プリペイド残額を精算するカード精算機160と、会員カードや一般カードの各種情報を管理するカード管理装置4と、会員の各種情報を管理する会員管理装置5とを有している。
また、遊技台管理システム1は、島コントローラ120、景品管理機130、カード処理機150、カード精算機160、カード管理装置4及び会員管理装置5間をLAN(Local Area Network)6で接続し、これら島コントローラ120、景品管理機130、カード処理機150、カード精算機160、カード管理装置4及び会員管理装置5間のデータ通信を実現している。
景品管理機130は、会員の場合、遊技店内の景品交換カウンタに配置した景品交換用の端末装置である。具体的には、景品交換カウンタ内のオペレータが、例えば、図示せぬ島端計数機から印字出力された獲得玉の計数レシートや計数カード(一般カードや会員カード)を遊技客から受け取ると、これら計数レシートや計数カードの獲得玉に基づき、獲得玉数分の一般景品をオペレータによる手作業で遊技客に受け渡すものである。尚、計数カードとしては、玉貸出機3の後述する各台計数機能で記録した獲得玉の計数カードも含むものである。
また、遊技客が特殊景品への交換を希望する場合、オペレータは、景品管理機130に設けた特殊景品交換ボタンを押下し、景品払出機140に獲得玉数分の特殊景品の払い出しを指示するものである。
また、景品管理機130では、計数レシートや一般カードから読み取った獲得玉数の一部又は全部を会員の貯玉残高に預け入れることもできる。例えば、オペレータが貯玉を希望する会員から計数レシート及び会員カードを受け取った場合、この会員カードを景品管理機130のカードリーダに挿入して、カードを識別するカードIDを読み取った後、貯玉操作を行って会員管理装置5に貯玉指示を行うものである。
カード処理機150は、会員カードによる貯玉を行う際に利用される会員用端末装置に相当し、会員カードに記録したカードIDを読み取るカードリーダ部(図示せぬ)を有している。カード処理機150は、カードIDに対応付けて島端計数機の計数結果を貯玉残高に加算更新する貯玉指示を会員管理装置5に行うものである。
図2は、カード管理装置4内部の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すカード管理装置4は、LAN6と通信接続するカード管理側通信インタフェース11と、例えば、キーボードやマウス等の入力デバイスに相当し、各種情報を入力する入力部12と、例えば、液晶パネルやディスプレイ等の表示デバイスに相当し、各種情報を出力する出力部13と、例えば、ハードディスクや不揮発性メモリ等の記憶デバイスに相当し、会員カードや一般カード等のカードID単位で各種情報を管理するカード管理DB14と、カード管理装置4全体を制御するカード管理制御部15とを有している。
図3は、カード管理装置4内部のプリペイド残額DB16の管理内容を端的に示す説明図、図4は、カード管理装置4内部の持玉DB17の管理内容を端的に示す説明図である。
カード管理DB14は、図3に示すように、カードID16A毎に現在プリペイド残額16Bを管理するプリペイド残額DB16と、図4に示すように、カードID17A毎に、遊技客が遊技台で獲得した遊技玉の玉貸出機3内部の玉計数部による計数結果を当日持玉17Bとして管理する持玉DB17とを有している。
カード管理制御部15は、プリペイド残額DB16内のカードID16A毎の現在プリペイド残額16B及び、持玉DB17内のカードID17A毎の当日持玉17Bを集中管理している。
カード管理制御部15は、例えば、玉貸出機3から持玉加算依頼(持玉更新依頼)を受け付けた場合、持玉加算依頼に含まれる該当カードのカードIDに基づき、持玉DB17内の該当カードID17Aに対応した当日持玉17Bに加算依頼玉数を加算更新するものである。尚、加算依頼玉数とは、例えば、玉貸出機3内部の玉計数部による獲得遊技玉の計数結果等に相当するものである。
また、カード管理制御部15は、例えば、玉貸出機3から持玉減算依頼(持玉更新依頼)を受け付けた場合、持玉減算依頼に含まれる該当カードのカードIDに基づき、持玉DB17内の該当するカードID17Aに対応した当日持玉17Bから返却分の単位玉数等の減算依頼玉数を減算更新するものである。
図5は、実施例1の要部である会員管理装置5内部の概略構成を示すブロック図である。
図5に示す会員管理装置5は、LAN6と通信接続する会員管理側通信インタフェース21と、例えば、キーボードやマウス等の入力デバイスに相当し、各種情報を入力する入力部22と、例えば、液晶パネルやディスプレイ等の表示デバイスに相当し、各種情報を出力する出力部23と、例えば、ハードディスクや不揮発性メモリ等の記憶デバイスに相当し、会員に関わる各種情報を記憶管理する会員管理DB24とを有している。
図6は、会員管理装置5内部の会員管理DB24の管理内容を端的に示す説明図である。
図6に示す会員管理DB24は、会員申込用紙への記入を通じて一定の個人情報が登録された会員の各種情報を記憶管理し、カードID24A毎に、会員種別24B、属性情報24C及び暗証番号24Dを記憶したデータベースに相当するものである。尚、属性情報24Cには、会員の電話番号、生年月日及びメールアドレス等が含まれるものである。
更に、図5に示す会員管理装置5は、カードID毎に貯玉残高を管理する貯玉残高DB25と、カードID毎に使用制限フラグを管理する使用制限フラグDB26と、会員カードを取り扱うカード取扱装置に対して事前警告やエラー警告を報知する警告報知制御部28と、カード取扱装置に対して会員カードの取扱を制御する会員カード取扱制御部29と、会員管理装置5全体を制御する会員管理制御部30とを有している。
図7は、会員管理装置5内部の貯玉残高DB25の管理内容を端的に示す説明図、図8は、会員管理装置5内部の使用制限フラグDB26の管理内容を端的に示す説明図である。
図7に示す貯玉残高DB25は、カードID25A毎に貯玉残高25Bを管理し、カードID25Aに対応した会員カードの貯玉残高25Bを管理している。
図8に示す使用制限フラグDB26は、カードID26A毎に使用制限フラグ26Bを管理し、カードID26Aに対応した会員カードの使用制限フラグ26Bを管理している。尚、使用制限フラグ26Bとは、会員カードの使用制限の設定状況を示すフラグであって、ON中の場合、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超過したものと判断し、その会員カードの使用を禁止すると共に、OFF中の場合、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値以内と判断し、通常通り、その会員カードの使用を許可するものである。尚、会員の貯玉上限閾値は、例えば、100万円相当の貯玉数に設定した場合、例えば1玉4円の換算レートで25万玉ということになる。
また、図5に示す会員管理制御部30は、貯玉残高DB25を管理制御する貯玉管理制御部31を有している。
貯玉管理制御部31は、カード処理機150又は景品管理機130を通じて貯玉加算依頼(貯玉更新依頼)を受け付けた場合、貯玉加算依頼に含まれる該当カードのカードIDに基づき、貯玉残高DB25内の該当カードID25Aに対応した貯玉残高25Bに加算依頼玉数を加算更新するものである。尚、加算依頼玉数とは、例えば、カード管理装置4内の持玉DB17内の該当カードID17Aに対応した当日持玉17Bに相当するものである。
また、貯玉管理制御部31は、玉貸出機3又は景品管理機130から貯玉減算依頼(貯玉更新依頼)を受け付けた場合、貯玉減算依頼に含まれる該当カードのカードIDに基づき、貯玉残高25B内の該当カードID25Aに対応した貯玉残高25Bに減算依頼玉数を減算更新するものである。尚、減算依頼玉数とは、例えば、景品管理機130からの貯玉減算依頼の場合、景品相当分の玉数に相当し、例えば、玉貸出機3からの貯玉減算依頼の場合、再プレイ操作に応じて、該当する会員の貯玉残高25Bから引出分の玉数単位に相当するものである。
また、貯玉管理制御部31が貯玉残高DB25内の該当カードID25Aに対応した貯玉残高25Bに、カード管理装置4の持玉DB17内の該当カードID17Aに対応した当日持玉17Bを加算更新した場合、カード管理装置4内のカード管理制御部15は、持玉DB17内の該当カードID17Aに対応した当日持玉17Bを零にするものである。
また、貯玉管理制御部31は、例えば、当日閉店処理時にカード管理装置4の持玉DB17から当日持玉17BをカードID17A毎に取得し、カードID毎に当日持玉17Bを貯玉残高DB25内の該当カードID17Aに対応する貯玉残高25Bに累積加算して当日持玉を貯玉残高に移行するものである。
また、会員管理制御部30は、カードID毎に、貯玉残高25B及び当日持玉17Bを累積加算し、その累積加算結果が貯玉上限閾値を超えているか否かを判定する貯玉上限閾値判定部32と、会員カードの使用制限有無を設定する会員カード使用制限設定部33とを有している。
尚、会員管理制御部30は、貯玉上限閾値判定部32にてカードIDの貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果が貯玉上限閾値、例えば、25万玉を超えた場合でも、貯玉残高移行処理において1回に限り、貯玉管理制御部31を通じて、そのカードIDの貯玉残高25Bに当日持玉17Bを貯玉更新するものである。
会員カード使用制限設定部33は、貯玉上限閾値判定部32にてカードIDの貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、使用制限フラグDB26内の該当カードID26Aに対応した使用制限フラグ26BをON設定するものである。
また、会員カード使用制限設定部33は、貯玉上限閾値判定部32にてカードIDの貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えなかった場合、使用制限フラグDB26内の該当カードID26Aに対応した使用制限フラグ26BをOFF設定するものである。
また、会員管理制御部30は、遊技店の営業中にカードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがON中であるか否かを判定する使用制限フラグ判定部34を有している。
使用制限フラグ判定部34は、遊技店営業中、例えば、カード取扱装置を通じて会員カードを検出すると、その会員カードのカードIDに基づき、使用制限フラグDB26内の該当カードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがON中であるか否かを判定するものである。
尚、カード取扱装置とは、例えば、玉貸出機3、島端計数機に併設したカード処理機150、カード精算機160の他に、再プレイ機、貯玉残高25Bで飲料水やタバコ等を交換可能にする自販機子機等に相当するものである。
また、警告報知制御部28は、使用制限フラグ判定部34にて会員カードのカードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがON中の場合、例えば、貯玉上限閾値超過で会員カード使用禁止のため、会員に対して景品交換を要求する旨のエラー警告をカード取扱装置に指示するものである。尚、カード取扱装置では、エラー警告を表示や音声等で報知するものである。
また、会員カード取扱制御部29は、使用制限フラグ判定部34にて会員カードのカードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがON中の場合、会員カード使用禁止のため、カード取扱装置に対して会員カードの返却を指示するものである。尚、カード取扱装置では、会員カードを会員に返却するものである。
会員カード取扱制御部29は、会員カードのカードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがON中の場合、又は、遊技店営業中に貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えた場合、会員カードの使用を禁止するため、例えば、玉貸出機3、島端計数機に併設したカード処理機150、カード精算機160、自販機子機や再プレイ機等のカード取扱装置での会員カードの使用を禁止するようにしたが、貯玉残高25Bを確実に減らす方向に導く景品管理機130での会員カードの使用は許可するものである。
また、会員管理制御部30は、会員カードのカードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがON中の場合、又は、遊技店営業中に貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えた場合、会員カードの使用を禁止することになるが、景品管理機130を通じてカードIDの貯玉残高25Bが貯玉上限閾値以下になった場合、会員カードの使用禁止を解除するものである。尚、会員カード使用制限設定部33は、会員カードの使用禁止を解除した場合、その会員カードのカードID26Aに対応した使用制限フラグ26BをOFF設定するものである。
図9は、各台計数機能を内蔵した玉貸出機3の正面図である。
図9に示す玉貸出機3は、現金紙幣を投入する紙幣投入口41と、会員カードや一般カード等のプリペイドカードを挿入又は返却するカード挿入口42と、各種情報を入力する操作部43と、現在プリペイド残額を表示するプリペイド残額表示部44と、図示せぬ玉計数部を通じて遊技台110で獲得した玉数を計数し、その計数結果を当日持玉として表示する持玉計数表示部45と、玉貸出機3の動作状態を表示する状態表示ランプ46とを有している。
操作部43は、暗証番号等を入力するためのテンキー43Aと、該当するプリペイド残額に基づく、遊技玉の貸出を要求する玉貸ボタン43Bと、該当する貯玉残高に基づく、遊技玉の引出を要求する再プレイボタン43Cと、該当する持玉残高に基づく、遊技玉の返却を要求する玉返却ボタン43Dとを有している。
玉貸出機3内部の図示せぬ玉計数部は、併設する遊技台110の獲得玉を下皿から排出し、その排出通路を通過した獲得玉を計数し、その計数結果を島コントローラ120及びLAN6経由でカード管理装置4に通知するものである。カード管理装置4内のカード管理制御部15は、現在獲得玉数の計数結果を当日持玉17BとしてカードID17Aに対応付けて持玉DB17に登録管理するものである。
次に、実施例1の遊技台管理システム1の動作について説明する。図10は、自動貯玉に関わる遊技台管理システム1の動作遷移を端的に示す説明図である。
例えば、貯玉上限閾値を100万円相当の1玉4円換算で25万玉、会員のカードID“0003”の貯玉残高25Bは24万玉とする。
例えば、会員が営業中の遊技店に赴き、遊技台110に併設する玉貸出機3に会員カードを挿入して遊技台110で遊技し、遊技台に併設した玉貸出機3の図示せぬ玉計数部を通じて3万5千玉を獲得したとする(ステップS1)。この際、カード管理装置4は、会員カードのカードIDを取得し、カードID17Aに対応付けて持玉DB17内の当日持玉17Bとして“3万5千玉”を登録管理するものである。
その後、会員は、景品交換カウンタに赴くことなく、そのまま、退店したとする(ステップS2)。
遊技店の会員管理装置5では、遊技店閉店後の当日閉店処理時に貯玉残高移行処理を開始し(ステップS3)、カード管理装置4の持玉DB17から会員カードのカードID17Aに対応した当日持玉17Bを取得し、貯玉管理制御部31を通じてカードID毎に貯玉残高25B及び当日持玉17Bを累積加算して貯玉、すなわち当日持玉を貯玉残高に移行する(ステップS4)。尚、会員管理装置5は、貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果を貯玉残高DB25内の貯玉残高25Bとして更新登録することになる。
この際、会員管理装置5内の会員管理制御部30では、カードID25Aに対応した貯玉残高25Bに当日持玉17Bを貯玉する際、貯玉上限閾値判定部32を通じて、貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果が貯玉上限閾値である25万玉を超えたか否かを判定する。
会員管理制御部30では、例えば、カードID“0001”に対応する貯玉残高25Bが20万玉、その当日持玉17Bが1万5千玉の場合、20万玉+1万5千玉で貯玉上限閾値、すなわち25万玉を超えていないものと判断し、貯玉管理制御部31を通じて、1万5千玉を自動貯玉して貯玉残高DB25内の貯玉残高25Bに21万5千玉を更新登録し、使用制限フラグDB26内の使用制限フラグ26BをOFF設定することになる。
また、会員管理制御部30では、例えば、カードID“0003”に対応する貯玉残高25Bが24万玉、その当日持玉17Bが3万5千玉の場合、24万玉+3万5千玉で貯玉上限閾値、すなわち25万玉を超えたものと判断し、貯玉管理制御部31を通じて、3万5千玉を自動貯玉して貯玉残高DB25内の貯玉残高25Bに27万5千玉を更新登録し、使用制限フラグDB26内の使用制限フラグ26BをON設定することになる。
次に、翌日以降、会員が遊技店に再度入店したとする。
会員管理制御部30は、玉貸出機3等のカード取扱装置を通じて会員カードを検出すると、その会員カードのカードIDを取得し、使用制限フラグDB26内の該当カードID26Aに対応した使用制限フラグ26Bを取得し、使用制限フラグ判定部34を通じて該当カードID26Aの使用制限フラグ26BがON中であるか否かを判定する。
会員管理制御部30では、例えば、カードID“0001”に対応した使用制限フラグ26Bを使用制限フラグDB26から取得し、該当する使用制限フラグ26BがON中ではない、すなわちOFF中の場合、通常通り、カード取扱装置に対して会員カードの受付を指示することになる。
また、会員管理制御部30では、例えば、カードID“0003”に対応した使用制限フラグ26Bを使用制限フラグDB26から取得し、該当する使用制限フラグ26BがON中の場合、カード取扱装置に対して会員カードの使用を禁止してエラー警告を報知すると共に、その会員カードの返却をカード取扱装置に指示することになる。カード取扱装置は、エラー警告を表示出力する(ステップS5)。その結果、会員は、カード取扱装置からのエラー警告に基づき、現在状況を認識し、貯玉残高25Bを減らすべく、景品交換カウンタに赴き、貯玉残高25Bで景品交換することになる。
会員管理制御部30は、景品管理機130を通じて会員の貯玉残高で景品と交換した場合(ステップS6)、貯玉残高DB25内のカードID25Aの貯玉残高25Bは景品相当分の玉を減らし、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値以下になった場合、使用制限フラグDB26内の該当カードID26Aに対応した使用制限フラグ26BをOFF設定するものである。
例えば、会員管理制御部30は、景品管理機130を通じてカードID“0003”の会員が8万玉相当の景品を交換した場合、貯玉残高DB25内のカードID“0003”の貯玉残高25Bの「27万5千玉」から景品相当分の8万玉を減らし、貯玉残高25Bの「19万5千玉」が貯玉上限閾値以下、すなわち25万玉以下になった場合、使用制限フラグDB26内のカードID“0003”の使用制限フラグ26BをOFF設定する。その結果、カードID”0003“の会員は、使用制限フラグ26BがOFF設定のため、通常通り、会員カードを使用することができる(ステップS7)。
次に、会員管理装置5側の貯玉残高移行処理について説明する。図11は、実施例1の貯玉残高移行処理に関わる会員管理装置5の処理動作を示すフローチャートである。
図11に示す貯玉残高移行処理とは、例えば、遊技店の閉店後、遊技店の売上を締上げる当日閉店処理実行時に、貯玉残高DB25内のカードID25A毎に、その貯玉残高25Bに当日持玉17Bを自動貯玉、すなわち当日持玉を貯玉残高に移行する処理である。
図11において会員管理装置5内の会員管理制御部30は、貯玉管理制御部31を通じて、各会員の会員カードのカードID17Aに対応した当日持玉17Bをカード管理装置4内の持玉DB17から取得する。
会員管理制御部30は、貯玉残高DB25内に未処理のカードID25Aがあるか否かを判定する(ステップS11)。
会員管理制御部30は、未処理のカードID25Aがある場合(ステップS11肯定)、貯玉残高DB25の内、未処理のカードID25Aに対応した貯玉残高25Bと、カード管理装置4から取得した該当カードID17Aの当日持玉17Bとを貯玉管理制御部31を通じて累積加算し、貯玉上限閾値判定部32を通じて、これら貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えたか否かを判定する(ステップS12)。
会員管理制御部30は、貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合(ステップS12肯定)、会員カード使用制限設定部33を通じて、このカードID26Aに対応する使用制限フラグDB26内の使用制限フラグ26BをON設定する(ステップS13)。
更に、会員管理制御部30は、貯玉管理制御部31を通じて、該当カードIDの貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果を貯玉残高DB25内の貯玉残高25Bに更新し (ステップS14)、未処理のカードID25Aがあるか否かを判定すべく、ステップS11に移行する。
また、会員管理制御部30は、未処理のカードID25Aがない場合(ステップS11否定)、図11に示す処理動作を終了する。
また、会員管理制御部30は、該当するカードID25Aに対応した貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えていない場合(ステップS12否定)、該当カードID25Aに対応する貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果を貯玉残高DB25内の貯玉残高25Bに更新し(ステップS15)、未処理のカードID25Aがあるか否かを判定すべく、ステップS11に移行する。
図11に示す貯玉残高移行処理では、未処理のカードID25A毎に、貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、カードID26Aに対応付けて使用制限フラグ26BをON設定し、1回に限定して、貯玉残高25Bに当日持玉17Bを自動貯玉するようにしたので、従来のように貯玉残高移行処理時に貯玉残高25Bが貯玉上限閾値超過のため、当日持玉17Bを貯玉不可としてしまうような事態を回避することができる。
尚、会員管理制御部30は、ステップS12にて貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えたか否かを判定した後、ステップS14又はステップS15を経て該当カードID25Aに対応する貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果を貯玉残高DB25内の貯玉残高25Bに更新するようにしたが、該当カードID25Aに対応した貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果を貯玉残高DB25内の貯玉残高25Bに更新した後、ステップS12にて、その更新後の貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えたか否かを判定するようにしても良く、この場合、ステップS14及びステップS15の処理を省くことができる。
次に、貯玉残高移行処理を含む当日閉店処理実行後の次の日以降の営業中に、カード取扱装置に対する会員カードの取扱を管理する会員管理装置5の動作について説明する。図12は、実施例1の会員カード受付処理に関わる会員管理装置5側の処理動作を示すフローチャートである。
図12に示す会員カード受付処理は、遊技店の営業中に、遊技店内のカード取扱装置に対する会員カードの取扱を管理制御する処理である。
図12において会員管理制御部30は、カード取扱装置への会員カードの挿入操作に応じて、LAN6経由で会員カードを検出したか否かを判定する(ステップS21)。尚、カード取扱装置としては、貯玉残高25Bを減少方向に導く景品管理機130を除く、例えば、玉貸出機3、島端計数機に併設したカード処理機150、カード精算機160、再プレイ機、貯玉残高25Bで飲料水やタバコ等を交換可能にする自販機子機等に相当するものである。
会員管理制御部30は、会員カードを検出した場合(ステップS21肯定)、会員カードのカードIDを取得し(ステップS22)、使用制限フラグ判定部34を通じて、使用制限フラグDB26内のカードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがON中であるか否かを判定する(ステップS23)。
会員管理制御部30は、カードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがON中の場合(ステップS23肯定)、警告報知制御部28を通じて、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値超過で会員カードが使用禁止のために景品交換を要求する旨のエラー警告をカード取扱装置に指示する(ステップS24)。尚、カード取扱装置では、そのエラー警告を表示出力するものである。
更に、会員管理制御部30は、会員カード使用禁止のため、カード取扱装置に対して会員カード返却を指示し(ステップS25)、図12に示す処理動作を終了する。尚、カード取扱装置は、このカード返却指示に基づき、会員カードを会員に返却する。
更に、会員は、ステップS24のエラー警告に基づき、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値超過で会員カードが使用禁止のため景品交換を行う必要があると認識することができる。また、カード取扱装置は、そのエラー警告を警報出力することで、遊技店内の係員に知らせるようにしても良い。
尚、会員管理制御部30は、景品管理機130を通じて貯玉残高25Bを景品交換することで、カードID25Aに対応した貯玉残高25Bを貯玉上限閾値以下にすることで会員カードの使用禁止を解除、すなわち使用制限フラグ26BをOFF設定することになる。その結果、会員は、カード取扱装置に対して会員カードの使用が可能になる。
また、会員管理制御部30は、カードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがON中でない、すなわちOFF中の場合(ステップS23否定)、通常通り、カード取扱装置に対して会員カードの受付を指示し(ステップS26)、図12に示す処理動作を終了する。
図12に示す会員カード受付処理では、カード取扱装置を通じて会員カードを検出すると、会員カードのカードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがON中の場合、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値超過で会員カードが使用禁止のために景品交換を要求する旨のエラー警告をカード取扱装置に指示すると共に、その会員カードをカード取扱装置から返却するようにしたので、会員は、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値超過を認識できると共に、遊技店側では、その会員カードの返却で会員カード使用による、更なる貯玉を回避できる。
また、会員カード受付処理では、カード取扱装置を通じて会員カードを検出すると、会員カードのカードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがOFF中の場合、通常通り、カード取扱装置に対して会員カードの受付を指示することができる。
実施例1では、当日閉店処理で当日持玉17Bを貯玉残高25Bに累積加算して当日持玉を貯玉残高として移行する際、貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、当該会員の会員カードのカードID26Aに対応した使用制限フラグDB26内の使用制限フラグ26BをON設定する。その結果、貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えたとしても、貯玉を許容することで当日持玉17Bの貯玉不可による各種弊害を回避できると共に、会員カードのカードID26Aに対応付けた使用制限フラグ26BをON設定することで、貯玉上限閾値を超過しながら、継続的に貯玉されてしまうような事態にも十分対処できる。
実施例1では、貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、この会員カードの使用制限フラグ26BをON設定し、この会員カードの使用を制限するようにしたので、会員は、会員カードの使用が制限されることで、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えたことを認識できると共に、遊技店側では、貯玉上限閾値を超えながら、継続的に貯玉されてしまうような事態を回避することができる。
実施例1では、会員カードの使用制限として、カード取扱装置に対する会員カードの使用を禁止するようにしたので、遊技店側では、貯玉上限閾値を超えながら、継続的に貯玉されてしまうような事態を確実に回避できる。
実施例1では、会員カードの使用制限中に、カード取扱装置を通じて会員カードの取扱要求を検出すると、会員カードの使用制限フラグ26BがON中の場合、例えば、貯玉上限閾値超過や貯玉上限閾値超過による会員カードの使用制限中を知らせるエラー警告を報知するようにしたので、会員は、エラー警告に基づき、貯玉上限閾値の超過や、貯玉上限閾値超過による会員カードの使用制限中を認識できると共に、遊技店内の係員は、そのエラー警告に基づき、使用制限中の会員カードの使用を認識できる。
実施例1では、会員カードが使用制限中の場合でも、この会員カードに対応する貯玉残高25Bが貯玉上限閾値以下となった場合、会員カードの使用制限を解除するようにしたので、例えば、貯玉残高25Bを減らす景品交換等の行為で貯玉残高25Bが貯玉上限閾値以下となった場合、自動的に会員カードの使用制限を解除することができる。
尚、上記実施例1では、カード取扱装置を通じて会員カードの取扱要求を検出すると、会員カードの使用制限フラグ26BがON中となると、会員カードの使用を制限するようにしたが、会員カードの使用制限フラグ26BがOFF中の場合でも、カード取扱装置を通じて会員カードの取扱中に会員カードに対応する貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えた場合、例えば、貯玉上限閾値超過を知らせるエラー警告を報知するようにしても良く、この場合、会員は、会員カードの取扱中に、エラー警告に基づき、貯玉上限閾値超過を認識することができると共に、遊技店側では、会員に対して、例えば、貯玉残高25Bを減らす景品交換を促すことができる。
また、実施例1では、会員カードに対応する貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、会員カードの使用制限フラグ26BをON設定するようにしたが、会員カードに対応する貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超え、かつ、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値以下であるか否かを判定することで、警告を行うようにしても良く、この場合、会員は、この警告に基づき、当日持玉17Bを累積加算すると、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超過してしまうような状況下にあることを認識することができる。
また、上記実施例1では、カード取扱装置を通じて会員カードの取扱要求を検出すると、会員カードの使用制限フラグ26BがON中となると、会員カードの使用を制限するようにしたが、会員カードの使用制限フラグ26BがOFF中の場合でも、カード取扱装置を通じて会員カードの取扱中に、会員カードに対応する貯玉残高25Bが、例えば、貯玉上限閾値直前の貯玉上限直前閾値を超えた場合、貯玉上限閾値直前である旨を示す事前警告を報知するようにしても良く、この場合、会員は、会員カードの取扱中に、事前警告に基づき、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値直前に到達したことを認識できる。
また、上記実施例1では、当日閉店処理時の貯玉残高移行処理時に会員管理装置5内の会員管理制御部30側でカード管理装置4から持玉DB17に管理中の当日持玉17Bを取得し、カードID毎に、当日持玉17Bと貯玉残高DB25内の貯玉残高25Bとを累積加算し、この累積加算結果が貯玉上限閾値を超えたか否かを判定するようにしたが、当日閉店処理に限定することなく、遊技店の営業中でも、カードIDの当日持玉17B及び貯玉残高25Bの累積加算結果を認識可能にすることで様々な処理が可能となる。そこで、このような実施の形態につき、実施例2として説明する。
尚、実施例1の遊技台管理システム1と同一の構成については同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。図13は、実施例2の要部である会員管理装置内部の概略構成を示すブロック図である。
図13に示す会員管理装置5Aは、会員管理側通信インタフェース21、入力部22、出力部23、会員管理DB24、貯玉残高DB25、使用制限フラグDB26、警告報知制御部28及び会員カード取扱制御部29の他に、カード管理装置4から取得した当日持玉をカードID毎に管理する持玉管理DB27と、この会員管理装置5Aを制御する会員管理制御部30Aとを有している。
図14は、会員管理装置5A内部の持玉管理DB27の管理内容を端的に示す説明図である。
図14に示す持玉管理DB27は、カードID27A毎に当日持玉27Bを管理し、カードID27Aのカードの当日持玉を管理している。
また、図13に示す会員管理制御部30Aは、貯玉管理制御部31、貯玉上限閾値判定部32、会員カード使用制限設定部33及び使用制限フラグ判定部34の他に、持玉管理DB27を管理制御する持玉管理制御部35を有している。
持玉管理制御部35は、カード管理装置4側で管理する持玉DB17内のカードID17A毎の当日持玉17Bの内容を更新すると、カード管理装置4から更新したカードID17A及び当日持玉17Bを取得し、これら取得したカードID17A及び当日持玉17BをカードID27A及び当日持玉27Bとして持玉管理DB27内に登録更新するものである。尚、会員管理装置5A内の持玉管理DB27の内容は、カード管理装置4内の持玉DB17の内容とほぼ同一である。
貯玉管理制御部31は、カード処理機150又は景品管理機130を通じて貯玉加算依頼(貯玉更新依頼)を受け付けた場合、持玉管理DB27に管理中の当日持玉27Bを貯玉残高DB25に管理中の貯玉残高25Bに加算更新するものである。
貯玉管理制御部31は、玉貸出機3又は景品管理機130から貯玉減算依頼(貯玉更新依頼)を受け付けた場合、貯玉残高DB25に管理中の貯玉残高25Bから貯玉減算玉数を減算更新するものである。尚、貯玉減算依頼は、例えば、景品管理機130の場合、貯玉残高DB25内の該当カードID25Aの貯玉残高25Bから景品相当分の玉数を減算、また、玉貸出機3の場合、再プレイ操作に応じて、該当カードID25Aの貯玉残高25Bから引出分の玉数を減算する依頼である。
また、貯玉管理制御部31は、貯玉残高DB25内の貯玉残高25Bに当日持玉を貯玉更新した場合、持玉管理DB27内の該当カードID27Aに対応した当日持玉27Bを零、カード管理装置4の持玉DB17内の該当カードID17Aに対応した当日持玉17Bを零とするものである。
更に、会員管理制御部30Aは、貯玉管理制御部31を通じて、持玉管理DB27内の当日持玉27Bを貯玉残高DB25内の貯玉残高25Bに累積加算して当日持玉を貯玉残高に移行するものである。
尚、会員管理制御部30Aは、貯玉上限閾値判定部32にてカードIDの貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値、例えば、25万玉を超えた場合でも、1回に限り、貯玉管理制御部31を通じて、そのカードIDの貯玉残高25Bに当日持玉27Bを貯玉更新するものである。
会員カード使用制限設定部33は、貯玉上限閾値判定部32にてカードIDの貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、使用制限フラグDB26内の同カードID26Aに対応した使用制限フラグ26BをON設定するものである。
また、会員カード使用制限設定部33は、貯玉上限閾値判定部32にてカードIDの貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えなかった場合、使用制限フラグDB26内の同カードID26Aに対応した使用制限フラグ26BをOFF設定するものである。
また、持玉管理制御部35は、持玉管理DB27内のカードID27Aに対応する当日持玉27Bの貯玉残高DB25への貯玉残高移行処理が完了すると、持玉管理DB27内の該当するカードID27Aに対応した当日持玉27Bを零とするものである。尚、カード管理装置4は、貯玉残高移行処理が完了すると、持玉DB17内の該当カードID17Aに対応した当日持玉17Bを零にするものである。
また、会員管理制御部30Aは、遊技店の営業中に該当カードID25Aの貯玉残高25Bが貯玉上限閾値未満の貯玉上限直前閾値を超えたか否かを判定する貯玉上限直前閾値判定部36と、遊技店の営業中に該当カードID25Aの貯玉残高25B及び当日持玉27Aの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えているか否かを判定する営業中貯玉上限閾値判定部37とを有している。
貯玉上限直前閾値判定部36は、遊技店営業中、例えば、カード取扱装置を通じて会員カードを検出すると、その会員カードの該当カードID25Aの貯玉残高25Bが貯玉上限直前閾値、例えば、24万玉を超えたか否かを判定する他に、カード取扱装置を通じて会員カードを検出すると、その会員カードの該当カードIDの貯玉残高25B及び持玉管理DB27内の当日持玉27Bの累積加算結果が累積貯玉上限直前閾値、例えば、23万玉を超えたか否かも判定するものである。尚、カード取扱装置とは、例えば、玉貸出機3、島端計数機に併設したカード処理機150、カード精算機160の他に、再プレイ機、貯玉残高25Bで飲料水やタバコ等を交換可能にする自販機子機等に相当するものである。
営業中貯玉上限閾値判定部37は、遊技店営業中、例えば、カード取扱装置を通じて会員カードを検出すると、その会員カードの該当カードIDの貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値、例えば25万玉を超えたか否かを判定する他に、会員カードの該当カードIDの貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えたか否かも判定するものである。
また、警告報知制御部28は、使用制限フラグ判定部34にて会員カードの該当カードID26Aに対応する使用制限フラグ26BがON中の場合、例えば、貯玉上限閾値超過で会員カードが使用禁止のため、会員に対して景品交換を要求する旨のエラー警告をカード取扱装置に指示するものである。尚、カード取扱装置では、エラー警告を表示や音声等で報知するものである。
また、会員カード取扱制御部29は、使用制限フラグ判定部34にて会員カードの該当カードID26Aに対応する使用制限フラグ26BがON中の場合、会員カード使用禁止のため、カード取扱装置に対して会員カードの返却を指示するものである。尚、カード取扱装置では、会員カードを会員に返却するものである。
また、警告報知制御部28は、貯玉上限直前閾値判定部36にて会員カードの該当カードID25Aの貯玉残高25Bが貯玉上限直前閾値を超えた場合、例えば、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値間近である旨の事前警告をカード取扱装置に指示するものである。尚、カード取扱装置では、事前警告を表示や音声等で報知するものである。その結果、会員は、カード取扱装置の事前警告に基づき、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値間近であると認識できるものである。
また、会員カード取扱制御部29は、貯玉上限直前閾値判定部36にて会員カードの該当カードID25Aの貯玉残高25Bが貯玉上限直前閾値を超えたとしても、通常通り、カード取扱装置に対して会員カードの受付を指示するものである。尚、カード取扱装置は、例えば玉貸出機の場合、会員カードの受付に応じて、例えば、貯玉残高25Bによる再プレイ、当日持玉27Bによる玉返却やプリペイド残額による玉貸出等の指示に基づき各種動作を実行するものである。また、カード取扱装置は、例えばカード処理機150の場合、会員カードの受付に応じて、島端計数機を通じて計数結果を貯玉残高25Bに加算更新や再プレイ等の指示に基づき各種動作を実行するものである。また、カード取扱装置は、例えば、カード精算機160の場合、会員カードの受付に応じて、プリペイド残額の精算指示に基づき各種動作を実行するものである。また、カード取扱装置は、例えば、自販機子機の場合、会員カードの受付に応じて、貯玉残高25Bによるタバコや飲料水等の交換を実行するものである。また、カード取扱装置は、例えば、再プレイ機の場合、貯玉残高25Bによる再プレイを実行するものである。
また、警告報知制御部28は、貯玉上限直前閾値判定部36にて会員カードの該当カードIDの貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が累積貯玉上限直前閾値を超えた場合、例えば、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値間近である旨の事前警告をカード取扱装置に指示するものである。尚、カード取扱装置では、事前警告を表示や音声等で報知するものである。その結果、会員は、カード取扱装置の事前警告に基づき、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値間近であると認識できるものである。
また、会員カード取扱制御部29は、貯玉上限直前閾値判定部36にて会員カードの該当カードIDの貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が累積貯玉上限直前閾値を超えたとしても、通常通り、カード取扱装置に対して会員カードの受付を指示するものである。尚、カード取扱装置では、会員カードを受け付けると、会員の要求に応じた処理動作を実行するものである。
また、警告報知制御部28は、営業中貯玉上限閾値判定部37にて会員カードの該当カードIDの貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えているため、会員に対して景品交換を要求する旨の注意喚起警告をカード取扱装置に指示するものである。尚、カード取扱装置では、注意喚起警告を表示や音声等で報知するものである。その結果、会員は、カード取扱装置の注意喚起警告に基づき、景品交換の必要性を認識できるものである。
また、会員カード取扱制御部29は、営業中貯玉上限閾値判定部37にて会員カードの該当カードIDの貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えたとしても、通常通り、カード取扱装置に対して会員カードの受付を指示するものである。尚、カード取扱装置では、会員カードを受け付けると、会員の要求に応じた処理動作を実行するものである。
また、警告報知制御部28は、営業中貯玉上限閾値判定部37にて会員カードの該当カードID25Aの貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えた場合、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えているため、会員に対して景品交換を要求する旨の注意喚起警告をカード取扱装置に指示するものである。尚、カード取扱装置では、注意喚起警告を表示や音声等で報知するものである。その結果、会員は、カード取扱装置の注意喚起警告に基づき、景品交換の必要性を認識できるものである。
また、会員カード取扱制御部29は、営業中貯玉上限閾値判定部37にて会員カードの該当カードID25Aの貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えた場合、会員カードを使用禁止とし、カード取扱装置に対して会員カードの返却を指示するものである。尚、カード取扱装置では、会員カードを会員に返却するものである。
会員カード取扱制御部29は、会員カードの使用制限フラグ26BがON中の場合、又は、遊技店営業中に貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えた場合、会員カードの使用を禁止するため、例えば、玉貸出機3、島端計数機に併設したカード処理機150、カード精算機160、自販機子機や再プレイ機等のカード取扱装置での会員カードの使用を禁止するようにしたが、貯玉残高25Bを確実に減らす方向に導く景品管理機130での会員カードの使用は許可するものである。
また、会員管理制御部30Aは、会員カードの使用制限フラグ26BがON中の場合、又は、遊技店営業中に貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えた場合、会員カードの使用を禁止することになるが、景品管理機130を通じてカードIDの貯玉残高25Bが貯玉上限閾値以下になった場合、会員カードの使用禁止を解除するものである。尚、会員カード使用制限設定部33は、使用禁止解除の会員カードのカードID26Aに対応する使用制限フラグ26BをOFF設定するものである。
また、会員管理制御部30Aは、会員カードの場合、カードIDに対応付けて持玉管理DB27内の当日持玉27Bを管理するものである。
次に、実施例2の遊技台管理システム1Aの動作について説明する。図15は、実施例2の貯玉残高移行処理に関わる会員管理装置5A側の処理動作を示すフローチャートである。
図15に示す貯玉残高移行処理とは、例えば、遊技店の閉店後、遊技店の売上を締上げる当日閉店処理実行時に、カードID毎に、貯玉残高DB25内の貯玉残高25Bに持玉管理DB27内の当日持玉27Bを自動貯玉、すなわち当日持玉を貯玉残高に移行する処理である。
図15において会員管理装置5A内の会員管理制御部30Aは、カード管理装置4を通じて各会員のカードID17Aに対応した当日持玉17Bを持玉DB17から取得し、カードID27Aに対応付けて当日持玉27Bを持玉管理DB27内に登録する。
会員管理制御部30Aは、貯玉残高DB25内に未処理のカードID25Aがあるか否かを判定する(ステップS31)。
会員管理制御部30Aは、未処理のカードID25Aがある場合(ステップS31肯定)、貯玉残高DB25及び持玉管理DB27の内、未処理のカードIDに対応した貯玉残高25B及び当日持玉27Bを抽出し、貯玉上限閾値判定部32を通じて、これら貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えたか否かを判定する(ステップS32)。
会員管理制御部30Aは、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合(ステップS32肯定)、会員カード使用制限設定部33を通じて該当カードID26Aに対応する使用制限フラグ26BをON設定し(ステップS33)、カードIDに対応した貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果を貯玉残高DB25内の貯玉残高25Bとして更新し(ステップS34)、未処理のカードID25Aがあるか否かを判定すべく、ステップS31に移行する。
また、会員管理制御部30Aは、未処理のカードID25Aがない場合(ステップS31否定)、図15に示す処理動作を終了する。
また、会員管理制御部30Aは、カードIDに対応した貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えていない場合(ステップS32否定)、カードIDに対応する貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果を貯玉残高DB25内の貯玉残高25Bとして更新し(ステップS35)、未処理のカードID25Aがあるか否かを判定すべく、ステップS31に移行する。
図15に示す貯玉残高移行処理では、カードID毎に、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、カードID26Aに対応した使用制限フラグDB26内の使用制限フラグ26BをON設定し、1回に限定して、貯玉残高25Bに当日持玉27Bを自動貯玉するようにしたので、従来のように貯玉残高移行処理時に貯玉残高25Bが貯玉上限閾値超過で当日持玉27Bを貯玉不可としてしまうような事態を回避することができる。
尚、会員管理制御部30Aは、ステップS32にて貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えたか否かを判定した後、ステップS34又はステップS35を経て該当カードIDに対応する貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果を貯玉残高DB25内の貯玉残高25Bに更新するようにしたが、該当カードID25Aに対応した貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果を貯玉残高DB25内の貯玉残高25Bに更新した後、ステップS32にて、その更新後の貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えたか否かを判定するようにしても良く、この場合、ステップS34及びステップS35の処理を省くことができる。
次に、貯玉残高移行処理を含む当日閉店処理実行後の営業中に、カード取扱装置に対する会員カードの取扱を管理する会員管理装置5Aの動作について説明する。図16は、実施例2の会員カード受付処理に関わる会員管理装置5A側の処理動作を示すフローチャートである。
図16に示す会員カード受付処理は、遊技店の営業中に、遊技店内のカード取扱装置に対する会員カードの取扱を管理制御する処理である。
図16において会員管理制御部30Aは、カード取扱装置への会員カードの挿入操作に応じて、LAN6経由で会員カードを検出したか否かを判定する(ステップS41)。尚、カード取扱装置としては、貯玉残高25Bを減少方向に導く景品管理機130を除く、例えば、玉貸出機3、島端計数機に併設したカード処理機150、カード精算機160、再プレイ機、貯玉残高25Bで飲料水やタバコ等を交換可能にする自販機子機等に相当するものである。
会員管理制御部30Aは、会員カードを検出した場合(ステップS41肯定)、会員カードのカードIDを取得し(ステップS42)、使用制限フラグ判定部34を通じて、使用制限フラグDB26内のカードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがON中であるか否かを判定する(ステップS43)。
会員管理制御部30Aは、カードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがON中の場合(ステップS43肯定)、警告報知制御部28を通じて、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値超過で会員カードが使用禁止のため、景品交換を要求する旨のエラー警告をカード取扱装置に指示する(ステップS44)。尚、カード取扱装置では、そのエラー警告を表示出力するものである。
更に、会員管理制御部30Aは、会員カード使用禁止のため、カード取扱装置に対して会員カード返却を指示し(ステップS45)、図16に示す処理動作を終了する。尚、カード取扱装置は、このカード返却指示に基づき、会員カードを会員に返却する。
更に、会員は、ステップS44のエラー警告に基づき、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値超過で会員カードが使用禁止のため、景品交換を行う必要があることを認識することができる。また、カード取扱装置は、そのエラー警告を警報出力することで、遊技店内の係員に知らせるようにしても良い。
尚、会員管理制御部30Aは、景品管理機130を通じて貯玉残高25Bを景品交換することで、カードID25Aに対応した貯玉残高25Bを貯玉上限閾値以下にすることで会員カード使用禁止を解除、すなわち使用制限フラグ26BをOFF設定することになる。その結果、会員は、カード取扱装置に対して会員カードの使用が可能になる。
また、会員管理制御部30Aは、カードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがON中でない、すなわちOFF中の場合(ステップS43否定)、営業中貯玉上限閾値判定部37を通じて会員カードのカードID25Aに対応した貯玉残高25Bが貯玉上限閾値、例えば、25万玉を超えたか否かを判定する(ステップS46)。
会員管理制御部30Aは、会員カードのカードID25Aに対応した貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えた場合(ステップS46肯定)、警告報知制御部28を通じて、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えているため、会員に対して景品交換を要求する旨のエラー警告をカード取扱装置に指示する(ステップS47)。尚、カード取扱装置では、そのエラー警告を表示出力するものである。
更に、会員管理制御部30Aは、会員カード使用禁止のため、カード取扱装置に対して会員カード返却を指示し(ステップS48)、図16に示す処理動作を終了する。尚、カード取扱装置は、このカード返却指示に基づき、会員カードを会員に返却する。
更に、会員は、ステップS47のエラー警告に基づき、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値超過で会員カードが使用禁止のため、景品交換を行う必要があることを認識することができる。また、カード取扱装置は、そのエラー警告を警報出力することで、遊技店内の係員に知らせるようにしても良い。
尚、会員管理制御部30Aは、景品管理機130を通じて貯玉残高25Bを景品交換することで、カードID25Aに対応した貯玉残高25Bを貯玉上限閾値以下にすることで会員カード使用禁止を解除、すなわち使用制限フラグ26BをOFF設定することになる。その結果、会員は、カード取扱装置に対して会員カードの使用が可能になる。
また、会員管理制御部30Aは、会員カードのカードID25Aに対応した貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えなかった場合(ステップS46否定)、営業中貯玉上限閾値判定部37を通じて会員カードのカードIDに対応した貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えたか否かを判定する(ステップS49)。尚、営業中貯玉上限閾値判定部37は、会員カードの該当カードID27Aに対応する当日持玉27Bを持玉管理DB27から取得するものである。
会員管理制御部30Aは、カードIDに対応した貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合(ステップS49肯定)、警告報知制御部28を通じて、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えているため、会員に対して景品交換を要求する旨の注意喚起警告をカード取扱装置に指示する(ステップS50)。尚、カード取扱装置では、その注意喚起警告を表示出力するものである。
更に、会員は、注意喚起警告に基づき、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値超過を超えて、貯玉残高25Bを減らさないと、翌日には会員カードを使用できなくなることを認識することができる。
更に、会員管理制御部30Aは、通常通り、カード取扱装置に対して会員カードの受付を指示し(ステップS51)、図16に示す処理動作を終了する。
また、会員管理制御部30Aは、カードIDに対応した貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えなかった場合(ステップS49否定)、貯玉上限直前閾値判定部36を通じて会員カードのカードIDに対応した貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が累積貯玉上限直前閾値、例えば、23万玉を超えたか否かを判定する(ステップS52)。尚、貯玉上限直前閾値判定部36は、会員カードの該当カードID27Aに対応する当日持玉27Bを持玉管理DB27から取得するものである。
会員管理制御部30Aは、カードIDに対応した貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が累積貯玉上限直前閾値を超えた場合(ステップS52肯定)、警告報知制御部28を通じて、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値間近である旨の事前警告をカード取扱装置に指示する(ステップS53)。尚、カード取扱装置では、その事前警告を表示出力するものである。
更に、会員は、事前警告に基づき、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値間近であることを認識することができる。
更に、会員管理制御部30Aは、通常通り、カード取扱装置に対して会員カードの受付を指示し(ステップS54)、図16に示す処理動作を終了する。
また、会員管理制御部30Aは、カードIDに対応した貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が累積貯玉上限直前閾値を超えなかった場合(ステップS52否定)、貯玉上限直前閾値判定部36を通じて会員カードの該当カードID25Aに対応した貯玉残高25Bが貯玉上限直前閾値、例えば、24万玉を超えたか否かを判定する(ステップS55)。
会員管理制御部30Aは、該当カードID25Aに対応した貯玉残高25Bが貯玉上限直前閾値を超えた場合(ステップS55肯定)、警告報知制御部28を通じて、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値間近である旨の事前警告をカード取扱装置に指示する(ステップS56)。尚、カード取扱装置では、その事前警告を表示出力するものである。
更に、会員は、事前警告に基づき、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値間近であることを認識することができる。
更に、会員管理制御部30Aは、通常通り、カード取扱装置に対して会員カードの受付を指示し(ステップS57)、図16に示す処理動作を終了する。
また、会員管理制御部30Aは、該当カードID25Aに対応した貯玉残高25Bが貯玉上限直前閾値を超えなかった場合(ステップS55否定)、通常通り、カード取扱装置に対して会員カードの受付を指示すべく、ステップS57に移行する。
図16に示す会員カード受付処理では、カード取扱装置を通じて会員カードを検出すると、会員カードの該当カードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがON中の場合、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値超過で会員カードが使用禁止のために、景品交換を要求する旨のエラー警告をカード取扱装置に指示すると共に、その会員カードをカード取扱装置から返却するようにしたので、会員は、そのエラー警告に基づき、貯玉残高25Bの貯玉上限閾値超過を認識できると共に、遊技店側では、その会員カードの返却で会員カード使用による、更なる貯玉を回避ができる。
また、会員カード受付処理では、カード取扱装置を通じて会員カードを検出すると、会員カードの該当カードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがOFF中の場合でも、貯玉上限閾値超過で会員カードが使用禁止のため、景品交換を要求する旨のエラー警告をカード取扱装置に指示すると共に、その会員カードをカード取扱装置から返却するようにしたので、会員は、そのエラー警告に基づき、貯玉残高25Bの貯玉上限閾値超過を認識できると共に、遊技店側では、その会員カードの返却で会員カード使用による、更なる貯玉を回避できる。
また、会員カード受付処理では、カード取扱装置を通じて会員カードを検出すると、会員カードの該当カードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがOFF中の場合でも、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値超過のため、注意喚起警告をカード取扱装置に指示すると共に、その会員カードをカード取扱装置から返却するようにしたので、会員は、その注意喚起警告に基づき、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えて、翌日には会員カードを使用できなくなることを認識できる。
また、会員カード受付処理では、カード取扱装置を通じて会員カードを検出すると、会員カードの該当カードID26Aに対応した使用制限フラグ26BがOFF中の場合でも、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が累積貯玉上限直前閾値を超えた場合、事前警告をカード取扱装置に指示するようにしたので、会員は、その事前警告に基づき、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値間近であることを認識することができる。
また、会員カード受付処理では、カード取扱装置を通じて会員カードを検出すると、会員カードの該当カードIDに対応した使用制限フラグ26BがOFF中の場合でも、貯玉残高25Bが貯玉上限直前閾値を超えた場合、事前警告をカード取扱装置に指示するようにしたので、会員は、その事前警告に基づき、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値間近であることを認識することができる。
実施例2では、貯玉残高移行処理にて当日持玉27Bを貯玉残高25Bに累積加算して当日持玉を貯玉残高として移行する際、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、当該会員カードの該当カードID26Aに対応付けて使用制限フラグ26BをON設定する。その結果、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えたとしても、貯玉を許容することで当日持玉27Bの貯玉不可による各種弊害を回避できると共に、会員カード26Aに対応付けた使用制限フラグ26BをON設定することで、貯玉上限閾値を超過しながら、継続的に貯玉されてしまうような事態にも十分対処できる。
実施例2では、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、この会員カードの使用を制限するようにしたので、会員は、会員カードの使用が制限されることで、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えたことを認識できると共に、遊技店側では、貯玉上限閾値を超えながら、継続的に貯玉されてしまうような事態を回避することができる。
実施例2では、会員カードの使用制限として、カード取扱装置に対する会員カードの使用を禁止するようにしたので、遊技店側では、貯玉上限閾値を超えながら、継続的に貯玉されてしまうような事態を確実に回避できる。
実施例2では、会員カードの使用制限中に、カード取扱装置を通じて会員カードの取扱要求を検出すると、例えば、貯玉上限閾値超過や貯玉上限閾値超過による会員カードの使用制限中を知らせるエラー警告を報知するようにしたので、会員は、エラー警告に基づき、貯玉上限閾値の超過や、貯玉上限閾値超過による会員カードの使用制限中を認識できると共に、遊技店内の係員は、そのエラー警告に基づき、使用制限中の会員カードの使用を認識できる。
実施例2では、カード取扱装置を通じて会員カードの取扱中に会員カードに対応する貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えた場合、例えば、貯玉上限閾値超過を知らせるエラー警告を報知するようにしたので、会員は、会員カードの取扱中に、エラー警告に基づき、貯玉上限閾値超過を認識することができると共に、遊技店側では、会員に対して、例えば、貯玉残高25Bを減らす景品交換を促すことができる。
実施例2では、カード取扱装置を通じて会員カードの取扱中に、会員カードの該当カードID25Aに対応する貯玉残高25Bが、例えば、貯玉上限閾値直前の貯玉上限直前閾値を超えた場合、貯玉上限閾値直前である旨を示す事前警告を報知するようにしたので、会員は、会員カードの取扱中に、事前警告に基づき、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値直前に到達したことを認識できる。
実施例2では、カード取扱装置を通じて会員カードの取扱中に、会員カードの該当カードIDに対応する貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が、例えば、貯玉上限閾値直前の累積貯玉上限直前閾値を超えた場合、貯玉上限閾値直前である旨を示す事前警告を報知するようにしたので、会員は、会員カードの取扱中に、事前警告に基づき、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値直前に到達したことを認識することができる。
実施例2では、カード取扱装置を通じて会員カードの取扱中に、会員カードの該当カードIDに対応する貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、例えば、貯玉上限閾値に到達した旨を示す事前警告を報知するようにしたので、会員は、会員カードの取扱中に、事前警告に基づき、貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値に到達したことを認識することができる。
実施例2では、会員カードが使用制限中の場合でも、この会員カードの該当カードID25Aに対応する貯玉残高25Bが貯玉上限閾値以下となった場合、会員カードの使用制限を解除するようにしたので、例えば、貯玉残高25Bを減らす景品交換等の行為で貯玉残高25Bが貯玉上限閾値以下となった場合、自動的に会員カードの使用制限を解除することができる。
実施例2では、会員カードの該当カードIDに対応する貯玉残高25B及び当日持玉27Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超え、かつ、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値以下であるか否かを判定するようにしたので、会員は、当日持玉17Bを累積加算すると、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超過してしまうような状況下にあることを認識することができると共に、会員管理装置5A側では、当日持玉27Bを累積加算すると、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超過してしまうような事態に対処できる。
尚、本実施例では、遊技媒体として、パチンコ遊技台で使用する遊技玉を例に挙げて説明したが、遊技玉に限定されるものではなく、例えば、パチスロ遊技台で使用する遊技メダルであっても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、本実施例では、貯玉上限閾値超過で、カード取扱装置に対する会員カードの使用を禁止した場合でも、カード取扱装置の内、景品管理機130については貯玉残高25Bを減らす観点から会員カードの使用を許可するようにしたが、貯玉残高25Bを増やすことなく、貯玉残高25Bを減らす方向に導くカード取扱装置であれば、景品管理機130に限定するものではなく、同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、本実施例では、当日閉店処理時に貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えた場合、会員カード使用制限設定部33を通じて使用制限フラグ26BをON設定し、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値以下となると、その使用制限フラグ26BをOFF設定するようにしたが、使用制限フラグ26BのOFF設定をデフォルト状態とし、貯玉上限閾値を超えた場合にのみ、会員カード使用制限設定部33を通じて使用制限フラグ26BをON設定するようにしても良く、同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、上記実施例1では、持玉及びプリペイド価値をカード管理装置4、貯玉残高を会員管理装置5で管理し、上記実施例2では、持玉及びプリペイド価値をカード管理装置4、持玉及び貯玉残高を会員管理装置5Aで管理するようにしたが、例えば、持玉、貯玉残高及びプリペイド価値毎に個別の管理装置で管理、又は、持玉、貯玉残高及びプリペイド価値等を単一の管理装置で管理するようにしても良く、この場合でも、同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、上記実施例1では、持玉及びプリペイド価値をカード管理装置4、貯玉残高を会員管理装置5で管理し、上記実施例2では、持玉及びプリペイド価値をカード管理装置4、持玉及び貯玉残高を会員管理装置5Aで管理するようにしたが、カード管理装置4が、例えば、玉貸出機3への会員カードの挿入を検出すると、会員管理装置5(5A)で管理中のカードIDに対応した貯玉残高を会員管理装置5Aから取得し、この取得した貯玉残高をカード管理装置4側で管理するようにしても良い。この場合、カード管理装置4内のカード管理制御部15側では、この貯玉残高に使用して、貯玉上限閾値判定部32、貯玉上限直前閾値判定部36及び営業中貯玉上限閾値判定部37の処理動作が実現可能となるため、会員管理装置5(5A)側の処理負担を大幅に軽減することができる。
また、本実施例では、当日閉店処理時の貯玉残高移行処理時に当日持玉17B(27B)を自動貯玉するようにしたが、例えば、翌日の開店処理で実行するようにしても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、本実施例では、当日閉店処理時に当日持玉17B(27B)を貯玉残高25Bに移行するようにしたが、当日持玉17B(27B)を貯玉残高25Bに加算更新するタイミングであれば、当日閉店処理時に限定されるものでないことは言うまでもない。
また、本実施例では、エラー警告、注意喚起警告や事前警告をカード取扱装置から表示出力するようにしたが、音声等で報知出力するようにしても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、本実施例では、当日閉店処理時の貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えた場合、使用制限フラグ26BをON設定するようにしたが、会員管理DB24内に会員の携帯電話機やPCのメールアドレスを管理していることから、会員管理装置5(5A)は、例えば、そのメールアドレスに基づき、エラー警告を通知するようにしても良く、この場合、会員は、遊技店に赴かなくても、事前に貯玉上限閾値が超過していることを認識することができる。
また、メールアドレスに基づきエラー警告を会員に通知するようにしても良いが、会員が閲覧可能なウェブサイト上でエラー警告を表示するようにしても良く、この場合でも、同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、本実施例では、説明の便宜上、当日閉店処理時にカードID単位で貯玉残高25B及び当日持玉17B(27B)を抽出し、カードID毎に当日持玉17B(27B)を貯玉残高25Bに自動貯玉するようにしたが、一括処理で全会員の自動貯玉を実行するようにしても良く、この場合、貯玉残高25Bが貯玉上限閾値を超えたカードIDに対してのみ、使用制限フラグ26BをON設定するようにしても良く、この場合でも、同様の効果が得られることは言うまでもない。
以上、本発明の実施例について説明したが、本実施例によって本発明の技術的思想の範囲が限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲を逸脱しない限り、各種様々な実施例が実施可能であることは言うまでもない。また、本実施例に記載した効果は、これに限定されるものではない。
また、本実施例で説明した各種処理の内、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動で行うことも可能であることは勿論のこと、その逆に、手動で行われるものとして説明した処理の全部又は一部を自動で行うことも可能であることは言うまでもない。また、本実施例で説明した処理手順、制御手順、具体的名称、各種データやパラメータを含む情報についても、特記した場合を除き、適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的に記載したものであって、必ずしも物理的に図示のように構成されるものではなく、その各装置の具体的な態様は図示のものに限縮されるものでは到底ないことは言うまでもない。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上、又は同CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
本発明の遊技媒体管理システム及び遊技媒体管理方法では、保有遊技媒体数を貯蓄遊技媒体数に累積加算して保有遊技媒体数の貯蓄遊技媒体数への移行を実行する際に、貯蓄遊技媒体数及び保有遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えたとしても、保有遊技媒体数の貯蓄遊技媒体数への貯蓄を許容することで保有遊技媒体数の貯蓄不可による各種弊害を回避できると共に、会員用記録媒体に対応付けた特定識別子を付与管理することで、貯蓄上限閾値を超過しながら、継続的に遊技媒体数が貯蓄されてしまうような事態にも十分対処できるため、パチンコ店やパチスロ店等の遊技台管理システムに有用である。
1 遊技台管理システム
1A 遊技台管理システム
4 カード管理装置
5 会員管理装置
5A 会員管理装置
17 持玉DB
24 会員管理DB
25 貯玉残高DB
26 使用制限フラグDB
27 持玉管理DB
28 警告報知制御部
29 会員カード取扱制御部
30 会員管理制御部
30A 会員管理制御部
31 貯玉管理制御部
32 貯玉上限閾値判定部
33 会員カード使用制限設定部
34 使用制限フラグ判定部
35 持玉管理制御部
36 貯玉上限直前閾値判定部
37 営業中貯玉上限閾値判定部

Claims (12)

  1. 遊技客が遊技店に預け入れた貯蓄遊技媒体数と、遊技台毎の遊技媒体計数手段を通じて遊技客が獲得した遊技媒体を計数し、その計数結果として得られた保有遊技媒体数とを、前記遊技客に付与された会員用記録媒体に関連付けて管理する遊技媒体管理システムであって、
    所定のタイミングに応じて前記保有遊技媒体数を前記貯蓄遊技媒体数に累積加算して前記保有遊技媒体数を前記貯蓄遊技媒体数に移行する移行手段と、
    前記移行手段による前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段にて前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記貯蓄上限閾値を超えた場合、当該会員の会員用記録媒体に対応付けて特定識別子を付与管理する管理手段と
    を有することを特徴とする遊技媒体管理システム。
  2. 前記判定手段にて前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記貯蓄上限閾値を超えた場合、この会員用記録媒体の使用を制限する記録媒体使用制限設定手段を有することを特徴とする請求項1記載の遊技媒体管理システム。
  3. 前記会員用記録媒体の使用制限は、
    前記会員用記録媒体の使用を禁止することを特徴とする請求項2記載の遊技媒体管理システム。
  4. 前記記録媒体使用制限設定手段にて前記会員用記録媒体の使用制限中に、記録媒体取扱装置を通じて前記会員用記録媒体の取扱要求を検出すると、警告を報知する警告報知手段を有することを特徴とする請求項2又は3記載の遊技媒体管理システム。
  5. 記録媒体取扱装置を通じて前記会員用記録媒体の取扱中に前記会員用記録媒体に対応する貯蓄遊技媒体数が貯蓄上限閾値を超えた場合、警告を報知する警告報知手段を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか一に記載の遊技媒体管理システム。
  6. 前記会員用記録媒体に対応する前記貯蓄遊技媒体数が前記貯蓄上限閾値未満の所定警告水準閾値を超えたか否かを判定する所定警告水準閾値判定手段を有し、
    前記警告報知手段は、
    前記記録媒体取扱装置を通じて前記会員用記録媒体の取扱中に、前記所定警告水準閾値判定手段にて前記会員用記録媒体に対応する貯蓄遊技媒体数が前記所定警告水準閾値を超えた場合、警告を報知することを特徴とする請求項4又は5記載の遊技媒体管理システム。
  7. 前記会員用記録媒体に対応する前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記貯蓄上限閾値未満の所定警告水準閾値を超えたか否かを判定する所定警告水準閾値判定手段を有し、
    前記警告報知手段は、
    前記記録媒体取扱装置を通じて前記会員用記録媒体の取扱中に、前記所定警告水準閾値判定手段にて前記会員用記録媒体に対応する前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記所定警告水準閾値を超えた場合、警告を報知することを特徴とする請求項4又は5記載の遊技媒体管理システム。
  8. 前記会員用記録媒体に対応する前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記貯蓄上限閾値を超えたか否かを判定する貯蓄上限閾値判定手段を有し、
    前記警告報知手段は、
    前記記録媒体取扱装置を通じて前記会員用記録媒体の取扱中に、前記貯蓄上限閾値判定手段にて前記会員用記録媒体に対応する前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記貯蓄上限閾値を超えた場合、警告を報知することを特徴とする請求項4〜7の何れか一に記載の遊技媒体管理システム。
  9. 前記判定手段にて前記会員用記録媒体に対応する前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記貯蓄上限閾値を超えた場合、この会員用記録媒体の会員に対応した宛先情報に基づき、通信回線を通じて、この会員に対してメッセージを通知するメッセージ通知手段を有することを特徴とする請求項1〜8の何れか一に記載の遊技媒体管理システム。
  10. 遊技客が遊技店に預け入れた貯蓄遊技媒体数と、遊技台毎の遊技媒体計数手段を通じて遊技客が獲得した遊技媒体を計数し、その計数結果として得られた保有遊技媒体数とを、前記遊技客に付与された会員用記録媒体に関連付けて管理する遊技媒体管理システムであって、
    所定のタイミングに応じて前記保有遊技媒体数を前記貯蓄遊技媒体数に累積加算して前記保有遊技媒体数を前記貯蓄遊技媒体数に移行する移行手段と、
    前記移行手段による前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段にて前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数が前記貯蓄上限閾値を超えた場合、前記累積加算結果の内、前記貯蓄上限閾値を超えた分の遊技媒体数を前記会員用記録媒体に対応付けて景品交換可能遊技媒体数として管理する管理手段と
    を有することを特徴とする遊技媒体管理システム。
  11. 遊技客が遊技店に預け入れた貯蓄遊技媒体数と、遊技台毎の遊技媒体計数手段を通じて遊技客が獲得した遊技媒体を計数し、その計数結果として得られた保有遊技媒体数とを、前記遊技客に付与された会員用記録媒体に関連付けて管理する遊技媒体管理方法であって、
    所定のタイミングで前記保有遊技媒体数を前記貯蓄遊技媒体数に累積加算して前記保有遊技媒体数を前記貯蓄遊技媒体数に移行する移行ステップと、
    前記移行ステップによる前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が貯蓄上限閾値を超えたか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにて前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記貯蓄上限閾値を超えた場合、当該会員の会員用記録媒体に対応付けて特定識別子を付与管理する管理ステップと
    を含むことを特徴とする遊技媒体管理方法。
  12. 前記判定ステップにて前記保有遊技媒体数及び前記貯蓄遊技媒体数の累積加算結果が前記貯蓄上限閾値を超えた場合、この会員用記録媒体の使用を制限する記録媒体使用制限設定ステップを含むことを特徴とする請求項11記載の遊技媒体管理方法。
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