JP2010213951A - 移動体及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右の手足を利用して搭乗者が直感的に移動体の移動方向や移動速度を変更することができる移動体を提供する。
【解決手段】本発明にかかる移動体100は、移動体の左右に設けられた右側の車輪12Rと左側の車輪12Lと、搭乗者の右腕又は右足が当接する位置に配され、搭乗者の右腕又は右足の操作により少なくとも一方向に移動する第1可動部11Rと、搭乗者の左腕又は左足が当接する位置に配され、搭乗者の左腕又は左足の操作により少なくとも一方向に移動する第2可動部11Lと、第1可動部11Rの移動方向及び移動量に応じて右側の車輪の回転パラメータを調整すると共に、第2可動部11Lの移動方向及び移動量に応じて左側の車輪12Lの回転パラメータを調整する制御部13と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、人が乗車することができる移動体及びその制御方法に関する。
従来より、人が乗車することができる電動式の移動体が知られている。移動体の操縦方法には、ハンドル(ステアリング・ホイール)を回転させることにより、車輪の向きを操作する方法や、ジョイスティック・レバーを上下左右に倒すことにより、車輪の向きを操作する方法が知られている。ジョイスティック・レバーを用いた操縦方法については、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2000−189465号公報
しかしながら、ハンドルを用いて移動体を操縦する方法や、ジョイスティック・レバーを用いて移動体を操縦する方法では、進行方向に対して左右に設置された車輪を、1つの操作部によって操作するため、搭乗者は、左右の手又は足等を利用して直感的に移動体の移動方向や移動速度を変更することができない。
本発明は、このような問題点に対してなされたものであり、搭乗者が左右の手又は足等を利用して直感的に移動体の移動方向や移動速度を変更することができる移動体を提供することを目的とする。
本発明にかかる第1の移動体は、移動体の左右に設けられた右側の車輪及び左側の車輪と、搭乗者の右腕又は右足が当接する位置に配され、前記搭乗者の右腕又は右足の操作により少なくとも一方向に移動する第1可動部と、前記搭乗者の左腕又は左足が当接する位置に配され、前記搭乗者の左腕又は左足の操作により少なくとも一方向に移動する第2可動部と、前記第1可動部の移動方向及び移動量に応じて前記右側の車輪の回転パラメータを調整すると共に、前記第2可動部の移動方向及び移動量に応じて前記左側の車輪の回転パラメータを調整する制御部と、を備えたことを特徴とする。
このように、搭乗者の右腕、右手又は右足によって操作される第1可動部の移動方向及び移動量に応じて右側の車輪の回転パラメータを制御すると共に、搭乗者の左腕、左手又は左足によって操作される第2可動部の移動方向及び移動量に応じて左側の車輪の回転パラメータを制御することで、搭乗者は、左右の手足を利用して直感的に移動体の移動方向や移動速度を変更することができる。
本発明にかかる第2の移動体は、前記搭乗者が乗車する搭乗席と、前記搭乗者の腕を保持するアームレストを備え、前記第1可動部及び前記第2可動部は、前記アームレストの一部として設けられていることを特徴とする。
このように、アームレストに第1可動部及び第2可動部を設けることで、別途操作部を設けることなく、省スペース化を図ることができる。
本発明にかかる第3の移動体は、第1可動部及び第2可動部は、前記搭乗者の手及び腕が当接する前記アームレストの表面に設けられていることを特徴とする。
このように、搭乗者の手や腕が置かれるアームレストの表面に第1可動部及び第2可動部を設けることで、搭乗者は自然な動作で可動部の操作を行うことができる。
本発明にかかる第4の移動体は、前記第1の移動体において、第1可動部及び第2可動部のうち少なくとも一方が、基点に対し、進行方向に向かって前後に移動することを特徴とする。
このように、第1可動部及び第2可動部のうち少なくとも一方が、基点に対し、進行方向に向かって前後に移動するよう構成することで、簡易な構成で可動部を構成することができる。
本発明にかかる第5の移動体は、第1可動部及び第2可動部のうち少なくとも一方が、基点に対し、時計回り又は反時計回りに移動することを特徴とする。
このように、第1可動部及び第2可動部のうち少なくとも一方が、第1基点及び第2基点に対し、時計回り又は反時計回りに移動するよう構成することで、搭乗者の腕の動きに合った操作を実現することができる。
本発明にかかる第6の移動体は、第1可動部及び第2可動部の移動量が大きくなるに従って大きくなる反力を第1可動部及び第2可動部に発生させる反力発生部を更に備えたことを特徴とする。
このように、第1可動部及び第2可動部の移動量に応じた反力を発生させることで、搭乗者に節度感を与えることができる。
本発明にかかる第7の移動体は、制御部が、第1可動部及び前記第2可動部の移動方向及び移動量を検出する移動方向及び移動量検知部と、前記移動方向及び移動量検知部によって検出された前記第1可動部及び前記第2可動部の移動方向及び移動量に基づいて、前記右側の車輪及び前記左側の車輪の車輪速を算出する車輪速計算部と、前記車輪速計算部によって算出された前記右側の車輪及び前記左側の車輪の車輪速に基づいて、前記右側の車輪及び前記左側の車輪を駆動する車輪駆動制御部と、を備えたことを特徴とする。
このように、移動量検知部によって検出された可動部の移動量及び移動方向に基づいて車輪の車輪速を算出することで、速度の調整を滑らかに行うことができる。
本発明にかかる第8の移動体は、第1可動部及び第2可動部の少なくとも一方には、移動体に搭載された機能を操作するための操作部が設けられていることを特徴とする。
これにより搭乗者は、移動体の制御を行いながら、操作部を操作して移動体に搭載された機能を操作することができる。
本発明によれば、搭乗者が左右の手又は足を利用して直感的に移動体の移動方向や移動速度を変更することができる移動体を提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかる移動体100の全体構成例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるアームレスト10R、10Lを斜め後方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかる移動体100の可動部11の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる移動体100の、制御部13の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる移動体100の動作を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる移動体100の動作を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる移動体200の全体構成例を示す図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る移動体の全体構成例を示す図である。
移動体100は、搭乗者が座ることができる搭乗席16と、搭乗席16の左右に設けられた車輪12R、12Lを備えている。搭乗席16は、座部16aと背もたれ部16bを有している。なお、搭乗席16の形状は、これに限られるものではなく任意の形状とすることができる。搭乗席16の左右には、前方に突出するように、アームレスト10R、10Lが設けられている。右側のアームレスト10Rは、搭乗者の右腕及び右手を支持するよう構成され、左側のアームレスト10Lは、搭乗者の左腕及び左手を支持するよう構成されている。
右側のアームレスト10Rの表面には、搭乗者の右腕及び右手が当接する位置に配され、搭乗者の右手の操作により少なくとも一方向に移動する第1可動部11Rが設けられている。また、左側のアームレスト10Lの表面には、搭乗者の左腕及び左手が当接する位置に配され、搭乗者の左手の操作により少なくとも一方向に移動する第2可動部11Lが設けられている。第1可動部11R及び第2可動部11Lは、搭乗席16に対して両側に配され、高さは、左右の車輪の上方に位置するよう設置されている。
なお、第1可動部11R及び第2可動部11Lには、搭乗者の腕や手が乗せられるため、搭乗者の手のひらを乗せる部分は、搭乗者が手で把持しやすく、可動部(11R、L)のスライド操作がしやすい形状に構成されているものとする。
また、第1可動部11R及び第2可動部11Lは、後述するように、第1可動部11R及び第2可動部11Lの移動量に応じて反力を発生させる反力発生部が設けられている。
移動体100は、更に、第1可動部11Rの移動方向及び移動量(スライド量)Xに応じて右側の右車輪11Rの回転パラメータPを調整すると共に、第2可動部11Lの移動方向及び移動量(スライド量)Xに応じて左側の車輪12Lの回転パラメータPを調整する制御部13を備えている。回転パラメータP、Pは、車輪の回転速度や回転加速度などである。
次に、図2及び図3を用いて第1可動部11R及び第2可動部11Lの更に詳細な構成例について説明する。図2は、本発明の実施の形態1にかかるアームレスト10R、10Lを斜め後方から見た斜視図である。第1可動部11R及び第2可動部11Lは、アームレスト10R、10Lの前方に可動可能に設置されている。第1可動部11R及び第2可動部11Lは、搭乗席16に固定接続される固定部材15R,15Lに対して前後方向にスライド移動するよう構成されている。
また、第1可動部11Rの搭乗者に対向する内側面には、搭乗者の右手の親指等が接する位置に右ウィンカーを点灯させるスイッチとなる右ウィンカーボタン41Rが設けられている。同様に、第2可動部11Lの搭乗者に対向する内側面には、搭乗者の左手の親指等が接する位置に左ウィンカーを点灯させるスイッチとなる左ウィンカーボタン41Lが設けられている。
なお、第1可動部11R、第2可動部11Lに設けられるボタンは、ウィンカーボタンに限られず、移動体100に搭載された機能を操作するボタンを適宜取り付けることができる。なお、ボタンを取り付ける位置は、第1可動部11R、第2可動部11Lのどの位置であってもよい。例えば、外側の側面や、上面に取り付けることも勿論できる。
図3は、本発明の実施の形態1にかかる移動体100の可動部11の構成例を示す図である。なお、図1に示される第1可動部11R又は第2可動部11Lは略同一構成であるため、ここでは、可動部11としてその構成の説明を行うものとする。
可動部11の内部には、基点に対して可動部11の移動方向及び移動量を検出する移動量及び移動方向検知部21と、基点に対する可動部11の移動方向及び移動量に応じて反力を発生させる反力発生部31が設けられている。反力発生部31は、例えば、バネ・ダンパ機構によって構成することができる。
移動量及び移動方向検知部21は、制御部13の一の構成要素である。移動量及び移動方向検知部21は、基点からの可動部11のずれを検出値として検出し、その検出値の正負を可動部11の移動方向として検出し、検出値の絶対値を可動部の移動量として検出する。
具体的には、可動部11が基点に対して前方に移動した場合には、検出値は正の値となり、可動部11が基点に対して後方に移動した場合には、検出値は負の値となる。なお、以下では、右側の第1可動部11Rの移動量及び移動方向を検出する移動量X及び移動方向検知部21を21Rとし、左側の第2可動部11Lの移動量X及び移動方向を検出する移動量及び移動方向検知部21を21Lとする。
次に、実施の形態1にかかる移動体100の制御部13の構成について説明する。図4は、本発明の実施の形態1にかかる移動体100の、制御部13の構成を示すブロック図である。移動体100の制御部13は、右側の車輪12Rの駆動制御を行う右車輪制御部13Rと、左側の車輪12Lの駆動制御を行う左車輪制御部13Lによって構成されている。
右車輪制御部13Rは、図3に示した第1可動部11Rの移動方向及び移動量Xを検知する右移動量及び右移動方向検知部21Rと、右移動量及び右移動方向検知部21Rによって検出された、第1可動部11の移動方向及び移動量Xに応じた車輪の回転方向及び車輪速を算出する右車輪速計算部22Rと、右車輪速計算部22Rによって算出された、右車輪の回転方向及び車輪速に応じて右車輪12Rを駆動する右車輪駆動部23Rを備えている。
具体的には、右移動量及び右移動方向検知部21Rによって、第1可動部11Rの移動方向が前方(検出値が正)であると判断された場合には、右車輪速計算部22Rは、右車輪12Rを前方に、換言すれば、移動体100を右側面から見て反時計回りとなるように右車輪12Rの回転方向を設定する。右車輪駆動部23Rは、右車輪速計算部22Rによって設定された回転方向に右車輪12Rを回転させる。
逆に、第1可動部11Rの移動方向が後方(検出値が負)であると判断された場合には、右車輪速計算部22Rは、右車輪12Rを後方、換言すれば、右側面から見て時計回りとなるように右車輪12Rの回転方向を決定する。そして、右車輪駆動部23Rは、右車輪速計算部22Rによって設定された回転方向に右車輪12Rを回転させる。
また、右車輪速計算部22Rは、右移動量及び右移動方向検知部21Rによって検出された右移動量(X)が大きければ大きいほど、右車輪の車輪速が大きくなるよう設定する。
右車輪制御部13Rと同様に、左車輪制御部13Lは、第2可動部11Lの移動方向及び移動量Xを検知する左移動量及び左移動方向検知部21Lと、左移動量及び左移動方向検知部21Lによって検出された、第2可動部11Lの移動方向及び移動量Xに応じた車輪の回転方向及び車輪速を算出する左車輪速計算部22Lと、左車輪速計算部22Lによって算出された、左車輪の回転方向及び車輪速に応じて左車輪12Lを駆動する左車輪駆動部23Lを備えている。なお、構成については、右車輪回転制御部13Rと同様であるため、その説明を省略する。
左右の車輪速計算部22R、Lにおいて算出される車輪の車輪速は、第1可動部11R及び第2可動部11Lの移動量に比例した値に設定される。具体的には、車輪速計算部22R、Lにおいて算出される左右の車輪速は、式(1)、(2)によって設定することができる。
右車輪速=右車輪速定数×右移動量×右移動方向 ・・・(1)
左車輪速=左車輪速定数×左移動量×左移動方向 ・・・(2)
なお、右車輪速計算部22Rによって設定される右車輪の車輪速は、左右の車輪11R、Lの移動量及び移動方向に基づいて設定されればよく、必ずしも式(1)、(2)によって設定する必要はない。
なお、図4では、右側の車輪12Lと、左側の車輪12Rは独立して制御されるよう構成されているが、第1可動部11Rの移動方向及び移動量に基づいて右車輪12Rの回転パラメータが設定されると共に、第2可動部11Lの移動方向及び移動量に基づいて左車輪12Lの回転パラメータが設定されていれば、本実施形態はこれに限定されるものではない。たとえば、制御部13は、左右の可動部(11R、11L)の移動量及び移動方向を比較して、右側の車輪12Lと左側の車輪12Rの回転パラメータを左右で相対的に設定してもよい。なお、車輪の回転パラメータの設定については、種々の既知の制御方法を適用することができる。
次に、本発明の実施の形態1にかかる移動体100の動作について説明する。図5及び図6は、本発明の実施の形態1にかかる移動体100の動作を示す図である。図5及び図6は、搭乗者が乗車した移動体100を上から見た状態を示している。また、図5及び図6に示す斜線を付した矢印は、第1可動部11R及び第2可動部11Lの第1基点及び第2基点に対する移動量及び移動方向を示している。
図5(a)に示すように、搭乗者が右手で第1可動部11Rを第1基点に対し前方に大きく移動させ、左手で第2可動部11Lを第1可動部11Rの移動量よりも小さく第2基点より前方に移動させたときは、移動体100は、移動体100から左側に離れた点を回転中心として右旋回(半時計回りに旋回)する。
また、図5(b)に示すように、搭乗者が右手で第1可動部11Rを第1基点に対し後方に移動させ、左手で第1可動部11Rを第2基点に対し後方に移動させたのと同じ移動量で第2可動部11Lを後方に移動させた場合には、移動体100は、移動体100の中央を回転中心として左旋回(時計回りに旋回)する。
また、図6(a)に示すように、搭乗者が第1可動部11R及び第2可動部11Lを同じ移動量分だけ第1基点及び第2基点に対して前方に移動させた場合には、移動体100は、前進する。
同様に、図6(b)に示すように、搭乗者が、第1可動部11R及び第2可動部11Lを同じ移動量分だけ第1基点及び第2基点に対して後方に移動させた場合には、移動体100は、後退する。
次に、このように構成された移動体100の効果について説明する。本実施の形態1の移動体100では、搭乗者の右手によって操作される第1可動部11Rの移動方向及び移動量に応じて右側の車輪の回転パラメータを制御すると共に、搭乗者の左手によって操作される第2可動部11Lの移動方向及び移動量に応じて左側の車輪の回転パラメータを制御することで、搭乗者は、左右の手足を利用して直感的に移動体の移動方向や移動速度を調整することができる。
また、従来のハンドルを用いて移動体を操縦する構成においては、搭乗席16の中央にハンドルを取り付ける必要があり、搭乗者は移動体への乗り降りが不便であった。これに対し、本実施の形態では、第1可動部11R及び第2可動部11Lは、搭乗席の両側に配されているため、搭乗者は、移動体100への乗り降りがし易い。また、従来のハンドルを用いて移動体を操縦する構成では、ハンドルを設置するために、移動体本体が大きくなるという問題を有していたが、本実施の形態1では、第1可動部11R、第2可動部11Lが搭乗席16の左右のアームレストに設けられるため、占有面積が小さく、移動体100の小型化を図ることができる。これにより、移動体100を小回りができる構成とすることができる。
また、第1可動部11R及び第2可動部11Lには、反力発生部31により、移動量に応じた反力が発生するため、移動体100の操縦にあたって搭乗者に節度感を与えることができる。
また、式(1)、(2)等に示すように、第1可動部11R及び第2可動部11Lの移動量に応じて左右の車輪12R、12Lの回転パラメータを制御することで、左右の車輪に任意の速度を与え、進行方向を変更する動作を滑らかに行うことができる。
また、移動体100の方向転換を第1可動部11R及び第2可動部11Lの移動量及び移動方向に基づいて変更すると共に、第1可動部11R及び第2可動部11Lの移動量に基づいて移動体100の速度を調整することができるため、速度を与えるためのインタフェースが不要となる。
なお、以上のように説明した実施の形態1にかかる移動体は、上記の説明に限定されず、種々設計変更を実施することができる。たとえば、図1では、車輪は、搭乗席16に対して左右対称に1つずつ設けられているが、車輪の数や位置は、これに限定されるものではなく、任意の位置に任意の数の車輪を設けることができる。
また、移動体100の機能を制御することができるウィンカーボタン41R、41Lを第1可動部11R及び第2可動部11Lに設置することで、搭乗者は、第1可動部11R及び第2可動部11Lをスライド移動させながら、ウィンカーボタン41R、41L等の操作を行うことできる。
また、制御部13は、1つの構成要素としてもよく、また、左右の車輪毎に分けて設けられていても良い。すなわち、第1可動部11の移動方法及び移動量に応じて右側の車輪11Rの回転パラメータを調整する制御部と、第2可動部11Lの移動方法及び移動量に応じて左側の車輪12Lの回転パラメータを調整する制御部と、を左右にそれぞれ設けてもよい。
さらに、上記の説明では、第1可動部11R及び第2可動部11Lは、搭乗者の右手又は右腕、及び左手又は左腕が当接する位置に配されていたが、第1可動部11R及び第2可動部11Lを、搭乗者の足が当接する位置に設け、左右の足に対応する第1可動部及び第2可動部の移動方向及び移動量に応じて左右の車輪の回転パラメータを調整するように構成することもできる。
また、左右に設けられた第1可動部及び第2可動部は、障害の部位に合わせて、左右で異なる位置に配することもできる。具体的には、右側の車輪11Rを操縦する第1可動部11を搭乗者の右腕が接する位置に配し、左側の車輪12Lを操縦する第2可動部11Lを搭乗者の左足が接する位置に配することもできる。
実施の形態2
次に、図7を用いて本発明の実施の形態2にかかる移動体200について説明する。図7は、本発明の実施の形態2に係る移動体の構成例を示す図である。実施の形態1では、第1可動部11R及び第2可動部11Lは、第1基点及び第2基点に対して前後にスライド移動するよう構成されていたが、実施の形態2では、第1可動部及び第2可動部は、第1基点及び第2基点に対して回転するよう構成されている。
図7は、実施の形態2にかかる移動体200を右側面から見た図である。なお、第1可動部71Rと第2可動部71Lは、略同一構成であるため、第2可動部71Lを例として説明する。第2可動部71Lは、第2基点に対し、所定の可動範囲で回転するよう構成されている。なお、第2可動部71Lの回転軸は、車輪の回転軸と略平行である。
また、第2基点には、第2可動部71Lの移動量(回転量)及び移動方向(回転方向)を検出する移動量及び移動方向検知部(図示せず)が設けられている。例えば、この移動量及び移動方向検知部は、エンコーダによって構成することができる。また、第2基点の周辺には、実施の形態1と同様に、バネ・ダンパ機構からなる反力発生部(図示せず)が設けられ、第2可動部71Lの第2基点に対する移動量(回転量)に応じた反力を発生するよう構成されている。
なお、移動体200の動作については、実施の形態1と略同一であるため、その説明を省略する。
このように、第1可動部及び第2可動部は、実施の形態1のように基点に対してスライド可能な構成とする必要はなく、実施の形態2のように基点に対して回転する構成とすることもできる。
なお、第1可動部及び第2可動部の回転中心は、車輪の回転軸と平行である必要はなく、車輪の回転軸に対して垂直であってもよく、また、交差する関係にあってもよい。
なお、上記で説明した実施の形態1及び実施の形態2は、組合せて実施することも可能である。例えば、第1可動部を実施の形態1に示したように基点に対して前後方向にスライド可能な可動部とし、第2可動部を実施の形態2に示したような基点に対して回転する可動部として構成してもよい。また、第1可動部及び第2可動部が、第1基点及び第2基点に対し、一方向にスライド移動すると共に、回転移動するように構成することもできる。このように、本発明の実施形態においては、移動体100の形状や、搭乗者に応じて、任意の形状の可動部を用いることができる。
また、上述の実施の形態1、2では、ハードウェアの構成として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1可動部11R及び第2可動部11Lの移動量及び移動方向に応じて車輪の回転パラメータを設定する処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。この場合、コンピュータプログラムは、記録媒体に記録して提供することも可能であり、また、インターネットその他の通信媒体を介して伝送することにより提供することも可能である。また、記憶媒体には、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等が含まれる。また、通信媒体には、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等が含まれる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10L、10R アームレスト
11 可動部
11L 第2可動部
11R 第1可動部
12L 左車輪
12R 右車輪
13 制御部
13L 左車輪制御部
13R 右車輪制御部
14 車輪
15R,15L 固定部材
16 搭乗席
16a 座部
16b 背もたれ部
21 移動量及び移動方向検知部
21L 左移動量及び左移動方向検知部
21R 右移動量及び右移動方向検知部
22L 左車輪速計算部
22R 右車輪速計算部
23L 左車輪駆動部
23R 右車輪駆動部
31 反力発生部
41L 左ウィンカーボタン
41R 右ウィンカーボタン
71L 第2可動部
71R 第1可動部
100、200 移動体
、P 回転パラメータ
、X 移動量

Claims (10)

  1. 移動体の左右に設けられた右側の車輪及び左側の車輪と、
    搭乗者の右腕又は右足が当接する位置に配され、前記搭乗者の右腕又は右足の操作により少なくとも一方向に移動する第1可動部と、前記搭乗者の左腕又は左足が当接する位置に配され、前記搭乗者の左腕又は左足の操作により少なくとも一方向に移動する第2可動部と、
    前記第1可動部の移動方向及び移動量に応じて前記右側の車輪の回転パラメータを調整すると共に、前記第2可動部の移動方向及び移動量に応じて前記左側の車輪の回転パラメータを調整する制御部と、を備えた移動体。
  2. 前記移動体は、
    前記搭乗者が乗車する搭乗席と、
    前記搭乗者の腕を保持するアームレストを備え、
    前記第1可動部及び前記第2可動部は、前記アームレストの一部として設けられている
    請求項1に記載の移動体。
  3. 前記第1可動部及び前記第2可動部は、前記搭乗者の手及び腕が当接する前記アームレストの表面に設けられている
    請求項2に記載の移動体。
  4. 前記第1可動部及び前記第2可動部のうち少なくとも一方は、基点に対し、進行方向に前後に移動する
    請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の移動体。
  5. 前記第1可動部及び前記第2可動部のうち少なくとも一方は、基点に対し、時計回り又は反時計回りに移動する
    請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の移動体。
  6. 前記第1可動部及び前記第2可動部の移動量が大きくなるに従って大きくなる反力を前記第1可動部及び前記第2可動部に発生させる反力発生部を更に備えた
    請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の移動体。
  7. 前記制御部は、
    前記第1可動部及び前記第2可動部の移動方向及び移動量を検出する移動方向及び移動量検知部と、
    前記移動方向及び移動量検知部によって検出された前記第1可動部及び前記第2可動部の移動方向及び移動量に基づいて、前記右側の車輪及び前記左側の車輪の車輪速を算出する車輪速計算部と、
    前記車輪速計算部によって算出された前記右側の車輪及び前記左側の車輪の車輪速に基づいて、前記右側の車輪及び前記左側の車輪を駆動する車輪駆動制御部と、を備える
    請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の移動体。
  8. 前記第1可動部及び前記第2可動部の少なくとも一方には、前記移動体に搭載された機能を操作するための操作部が設けられている
    請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の移動体。
  9. 移動体の左右に設けられた右側の車輪及び左側の車輪と、搭乗者の右腕又は右足が当接する位置に配され、前記搭乗者の右腕又は右足の操作により少なくとも一方向に移動する第1可動部と、前記搭乗者の左腕又は左足が当接する位置に配され、前記搭乗者の左腕又は左足の操作により少なくとも一方向に移動する第2可動部と、を備えた移動体の制御方法であって、
    前記第1可動部の移動方向及び移動量に応じて前記右側の車輪の回転パラメータを調整すると共に、前記第2可動部の移動方向及び移動量に応じて前記左側の車輪の回転パラメータを調整する、移動体の制御方法。
  10. 移動体の左右に設けられた右側の車輪及び左側の車輪と、搭乗者の右腕又は右足が当接する位置に配され、前記搭乗者の右腕又は右足の操作により第1基点に対して少なくとも一方向に移動する第1可動部と、前記搭乗者の左腕又は左足が当接する位置に配され、前記搭乗者の左腕又は左足の操作により第2基点に対して少なくとも一方向に移動する第2可動部と、を備えた移動体を制御する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記第1可動部の移動方向及び移動量に応じて前記右側の車輪の回転パラメータを調整すると共に、前記第2可動部の移動方向及び移動量に応じて前記左側の車輪の回転パラメータを調整する、処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018198863A (ja) * 2017-05-29 2018-12-20 トヨタ自動車株式会社 電動車椅子操作装置及びその車両操作方法

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