JP2010211718A - 機器管理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】機器管理システムは、収集部22aと、分類部22cと、算出部22dとを備え、複数の設備機器からなる設備機器群を管理する。収集部22aは、設備機器群の運転実績に関する実績データを収集する。分類部22cは、特定管理対象を分類する。特定管理対象とは、設備機器群に含まれる、省エネ運用規則が設定されていない又は不適当に設定されている設備機器およびその部位の少なくとも一方である。算出部22dは、実績データを参照し、特定量を算出する。特定量とは、特定管理対象におけるエネルギー消費量である。
【選択図】図3
Description
(1)全体構成
図1に示す店舗管理システム100は、全国に点在する多数の店舗1a,1b,・・・における省エネ活動を、店舗1a,1b,・・・を統括する組織の本部3において管理することを支援するためのシステムである。なお、本実施形態における省エネ活動とは、店舗1a,1b,・・・内にそれぞれ設置されている空調設備50a,50b,・・・を対象とするものである。
以下、図2を参照しつつ、空調設備50aについて説明するが、その他の空調設備50b,・・・についても同様であるものとする。
以下、図2を参照しつつ、コントローラ10aについて説明するが、その他のコントローラ10b,・・・についても同様であるものとする。
図3に示すように、遠隔管理サーバ20は、主として通信部21、制御部22、出力部23、入力部24および記憶部25から構成されるサーバコンピュータであり、コントローラ10a,10b,・・・経由でそれぞれ空調設備50a,50b,・・・を監視および制御する機能を有している。遠隔管理サーバ20は、Webサーバ機能を有しており、Webクライアント機能を有する管理端末30に店舗1a,1b,・・・の各種管理画面を提供することができる。
図4に示すように、管理端末30は、主として通信部31、制御部32、出力部33、入力部34および記憶部35から構成されており、本部3の職員が日常業務に使用する汎用のパーソナルコンピュータである。管理端末30には、Webクライアント機能を有するWebブラウザがインストールされている。本部3の職員は、店舗1a,1b,・・・の各種管理画面を遠隔管理サーバ20から取得し、Webブラウザ上に表示させることにより、店舗1a,1b,・・・の管理を行う。
以下、図5を参照しつつ、省エネ活動の報告書が本部3の管理端末30に配信されるまでの処理の流れについて説明する。図5は、報告書の作成に関与する4つの要素(空調設備50a,50b,・・・、コントローラ10a,10b,・・・、遠隔管理サーバ20および管理端末30)が実行する処理の時間的関係、および当該要素間で受け渡されるデータの流れを示している。なお、図5では、上から下に時間の流れが規定されている。
以下、省エネ活動の報告書に掲載される項目について説明する。報告書は、報告書作成部22eにより作成される。
違反量導出部22bは、特定の期間(前日、今週、先月、今年など)の空調設備50a,50b,・・・全体における増エネ量および省エネ量の相加平均値(以下、違反量)を導出する。特定の期間については、報告書の作成を要求するステップS6において本部3の職員により入力されるパラメータにより決定される。より具体的には、違反量は、違反量データベース25cおよび室内機データベース25eを参照し、特定の期間の、全空調設備50a,50b,・・・に含まれる(つまり、全店舗1a,1b,・・・内の)全室内機52における全増エネ量および全省エネ量の相加平均値を算出することにより導出される。なお、室内機データベース25eは、図9に示されるような表形式のデータベースであり、各室内機52の所属(どの店舗1a,1b,・・・か、およびどのグループか)を示すデータを1のレコードとして保持する。
エネルギー量算出部22dは、特定の期間の空調設備50a,50b,・・・全体におけるエネルギー消費量(以下、全体エネルギー量)を算出する。より具体的には、全体エネルギー量は、エネルギー情報データベース25bを参照し、特定の期間の、全空調設備50a,50b,・・・に含まれる(つまり、全店舗1a,1b,・・・内の)全室内機52における全エネルギー消費量を加算することにより算出される。全体エネルギー量は、報告書作成部22eにより報告書上に出力される。
エネルギー量算出部22dは、特定の期間の特定管理対象におけるエネルギー消費量を算出する。特定管理対象とは、3つの類型A,B,Cの少なくとも1つに分類される室内機52を意味する。分類部22cは、報告書の作成時に、全空調設備50a,50b,・・・に含まれる(つまり、全店舗1a,1b,・・・内の)全室内機52の中の特定管理対象を、類型A,B,Cに分類する。
上記実施形態では、全店舗1a,1b,・・・内の全室内機52のうち、省エネ運用規則が設定されていない又は不適当に設定されているものが他と区別され、特定管理対象として分類されるようになっている。さらに、特定管理対象におけるエネルギー消費量(エネルギー量A、エネルギー量B、エネルギー量Cおよび合計エネルギー量)が算出され、様々な態様で報告書上に出力されるようになっている。従って、本部3の職員が、特定管理対象の存在が店舗1a,1b,・・・全体における省エネ活動に与える影響を評価し易くなっている。
(1)
上記実施形態では、空調設備50a,50b,・・・(特に、室内機52)を対象とする省エネ活動の分析を行っているが、上記システム100を、他の設備機器(例えば、照明機器、給湯器)又は空調設備とそのような他の設備機器との組合せを対象とする省エネ活動の分析にも応用することができる。
上記実施形態では、各室内機52におけるエネルギー消費量がコントローラ10a,10b,・・・で算出されるようになっているが、コントローラ10a,10b,・・・から送られてくる空調設備50a,50b,・・・の機器情報に基づいて遠隔管理サーバ20で算出されるものとしてもよい。
上記実施形態では、店舗1a,1b,・・・全体を対象として違反量を導出しているが、他の対象、例えば、特定の地域、特定の店舗1a,1b,・・・、特定の室内機52等を対象として違反量を導出するようにしてもよい。なお、他の対象の違反量を導出するためには、当該対象と室内機52との関係を示す情報を保持しておく必要がある。さらに、違反量を導出する対象については、報告書の作成を要求するステップS6において本部3の職員により入力されるパラメータにより決定されるようにしてもよい。
エネルギー量Bおよびエネルギー量Cを、それぞれ類型Bおよび類型Cの全室内機52における違反量としてもよい。
上記実施形態では、省エネ運用規則は、店舗1a,1b,・・・毎に異なるものとすることができるようになっており、かつ、省エネ運用規則に含まれる運転スケジュールは、室内機52毎又はグループ毎に異なるものとすることができるようになっている。しかしながら、店舗1a,1b,・・・全体に同じ省エネ運用規則を適用したり、同じ店舗1a,1b,・・・内の全室内機52に同じ運転スケジュールを適用したりすることも可能である。
上記実施形態では、報告書は、管理端末30からの要求時に、すなわち本部3の職員が所望する任意のタイミングで遠隔管理サーバ20により作成されるものとしたが、定期的に作成されるものとしてもよいし、両方のタイミングで作成されるものとしてもよい。また、報告書の提供の態様も、インターネット6を介するものに限らず、FAX、郵送、その他の手段により提供されるようになっていてもよい。
増エネ量および省エネ量がコントローラ10a,10b,・・・で算出されるのではなく、コントローラ10a,10b,・・・から送られてくる空調設備50a,50b,・・・の機器情報に基づいて遠隔管理サーバ20で算出されるものとしてもよい。
上記実施形態では、省エネ運用規則は、遠隔管理サーバ20からコントローラ10a,10b,・・・にダウンロードされるようになっているが、店舗1a,1b,・・・内でコントローラ10a,10b,・・・に直接設定され、コントローラ10a,10b,・・・から遠隔管理サーバ20にアップロードされるようになっていてもよい。
上記実施形態では、エネルギー消費量、ならびに増エネ量および省エネ量を、空調設備50a,50b,・・・の機器情報に基づいて算出しているが、店舗1a,1b,・・・内に設置される電力計などの検出値に基づいて算出するようにしてもよい。
エネルギー消費量、ならびに増エネ量および省エネ量を、室内機52単位ではなく、他の単位、例えば、店舗1a,1b,・・・単位(つまり、空調設備50a,50b,・・・単位)、冷媒回路単位で算出してもよい。
上述した方法に加えて又は代えて、違反量を、増エネ量および省エネ量のうち増エネ量のみ又は省エネ量にのみに基づき算出してもよい。
違反量からエネルギー量Bを差し引いてもよい。ただし、エネルギー量Bが所定の量よりも少なければ、差し引かないようにしてもよい。エネルギー量Cについても同様である。
エネルギー量Bに、室内機52単位ではなく、室内機52の部位単位で算出されるエネルギー消費量を含めるようにしてもよい。例えば、省エネ運用規則が冷房運転および暖房運転のみを定義するものであるにも関わらず、送風運転を行った室内機52が存在する場合には、当該室内機52の特に室内ファンのみを類型Bに分類することとし、エネルギー量Bには、当該室内機52におけるエネルギー消費量のうち、当該室内ファンにおけるエネルギー消費量のみを含めることとしてもよい。
上記変形例は、任意に組み合わせることができる。
10a,10b,・・・ コントローラ(動作命令部)
2 遠隔管理センター
20 遠隔管理サーバ
22 制御部
22a データ収集部(収集部)
22b 違反量導出部(導出部)
22c 分類部
22d エネルギー量算出部(算出部)
22e 報告書作成部(出力部)
3 本部
30 管理端末
50a,50b,・・・ 空調設備
52 室内機(設備機器)
100 店舗管理システム(機器管理システム)
Claims (10)
- 複数の設備機器(52)からなる設備機器群を管理する機器管理システム(100)であって、
前記設備機器群の運転実績に関する実績データを収集する収集部(22a)と、
前記設備機器群に含まれる、省エネ運用規則が設定されていない又は不適当に設定されている前記設備機器およびその部位の少なくとも一方である特定管理対象を分類する分類部(22c)と、
前記実績データを参照し、前記特定管理対象におけるエネルギー消費量である特定量を算出する算出部(22d)と、
を備える、機器管理システム。 - 前記算出部(22d)は、前記実績データを参照し、前記設備機器群全体におけるエネルギー消費量である全体量をさらに算出し、前記特定量と前記全体量とを比較する比較値を導出する、
請求項1に記載の機器管理システム(100)。 - 前記比較値が所定の範囲を逸脱する否かを判断し、超える場合にはその旨を出力する出力部(22e)、
をさらに備える、
請求項2に記載の機器管理システム(100)。 - 前記特定量が所定の範囲を逸脱するか否かを判断し、超える場合にはその旨を出力する出力部(22e)、
をさらに備える、
請求項1又は2に記載の機器管理システム(100)。 - 前記比較値を出力する出力部(22e)、
をさらに備える、
請求項2に記載の機器管理システム(100)。 - 前記特定量を出力する出力部(22e)、
をさらに備える、
請求項1又は2に記載の機器管理システム(100)。 - 前記設備機器群に含まれる全部又は一部の前記設備機器に前記省エネ運用規則に従う制御命令を送る動作命令部(10a,10b,・・・)、
をさらに備える、
請求項1から6のいずれかに記載の機器管理システム(100)。 - 前記特定管理対象には、前記省エネ運用規則の対象外となる態様の動作を行った前記設備機器(52)およびその部位の少なくとも一方が含まれる、
請求項1から7のいずれかに記載の機器管理システム(100)。 - 前記特定管理対象には、前記省エネ運用規則が緩く設定されている前記設備機器(52)が含まれる、
請求項1から8のいずれかに記載の機器管理システム(100)。 - 前記実績データを参照し、前記省エネ運用規則に反する前記設備機器(52)の違反動作を定量的に表す違反量を導出する導出部(22b)、
をさらに備える、
請求項1から9のいずれかに記載の機器管理システム(100)。
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JP2008145054A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Sanyo Electric Co Ltd | 空調機の集中管理装置、及びこの集中管理装置を備えた空気調和システム |
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