JP2010211510A - 入退場管理装置、入退場管理方法、およびプログラム - Google Patents

入退場管理装置、入退場管理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】入退場時の利便性を損なわずに入退場を管理可能な、入退場管理装置、入退場管理方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】撮影画像から2以上の入退場予定者の位置を特定する位置特定部と、2以上の入退場予定者同士の対人距離に基づいて、所定の対人距離内に位置する入退場予定者からなる入退場候補者群を特定する入退場候補者群特定部と、入退場候補者群毎に入退場を管理する入退場管理部と、を備える。対人距離から入退場予定者同士の人間関係(知人関係、家族関係等)を推定し、何らかの人間関係を有すると推定された入退場予定者からなる入退場候補者群を特定することで、入退場候補者群毎に入退場を管理することができる。これにより、入退場予定者の全てを管理対象とする代わりに、入退場候補者群を管理対象とするので、入退場時の利便性を損なわずに入退場を管理することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、入退場管理装置、入退場管理方法、およびプログラムに関する。
従来、集合住宅、商業施設、倉庫施設等、入退場規制区域に通じる出入口等では、入退場扉等を通じて入退場する入退場者を管理する、オートロック式ドア等の入退場管理システムが設けられている。この種の入退場管理システムでは、入退場許可者の入退場に連なって入退場不許可者が不正に入退場する、「共連れ」が生じる場合がある。
このため、下記特許文献1には、入退場許可者に認証タグを所持させておき、入退場扉の前面で入退場予定者の画像を撮影するとともに、認証タグの存在を検出する入退場管理システムが記載されている。このシステムは、撮影画像から検出される入退場予定者数と、認証タグの検出数とを比較し、両者が一致しない場合に入退場扉を解錠しないことで、「共連れ」の発生を防止する。
特開2008−144409号公報 特開2006−099381号公報
しかし、このシステムでは、入退場許可者の全てに認証タグを所持させる必要があるので、入退場不許可者である不特定者(知人等)と共に入退場する場合に入退場扉が解錠されず、入退場時の利便性が損なわれてしまう。つまり、このシステムでは、「共連れ」の発生を防止するために入退場予定者の全てを管理(認証)対象とするので、不特定者と共に入退場する場合に、入退場時の利便性が損なわれてしまう。
そこで、本発明は、入退場時の利便性を損なわずに入退場を管理可能な、入退場管理装置、入退場管理方法、およびプログラムを提供しようとするものである。
本発明のある実施形態によれば、撮影画像から2以上の入退場予定者の位置を特定する位置特定部と、2以上の入退場予定者同士の対人距離に基づいて、所定の対人距離内に位置する1以上の入退場予定者からなる入退場候補者群を特定する入退場候補者群特定部と、入退場候補者群毎に入退場を管理する入退場管理部と、を備える入退場管理装置が提供される。
かかる構成によれば、入退場管理装置は、2以上の入退場予定者同士の対人距離に基づいて、所定の対人距離内に位置する入退場予定者からなる入退場候補者群を特定し、入退場候補者群毎に入退場を管理する。対人距離から入退場予定者同士の人間関係(知人関係、家族関係等)を推定し、何らかの人間関係を有すると推定された入退場予定者からなる入退場候補者群を特定することで、入退場候補者群毎に入退場を管理することができる。これにより、入退場予定者の全てを管理対象とする代わりに、入退場候補者群を管理対象とするので、入退場時の利便性を損なわずに入退場を管理することができる。
また、上記入退場管理装置は、入退場予定者の認証処理を行う認証処理部をさらに備え、入退場管理部は、入退場候補者群に属する入退場予定者のいずれかが入退場許可者として認証された場合に、入退場候補者群に入退場を許可してもよい。これにより、入退場予定者の全てを認証対象とする代わりに、入退場候補者群を認証対象とするので、入退場時の利便性を損なわずに入退場を管理することができる。
また、上記入退場管理装置は、入退場候補者群が入退場する直前の撮影画像から、2以上の入退場予定者を入退場予定者数として計数し、入退場候補者群に属する入退場予定者を入退場候補者数として計数し、入退場候補者群が入退場した直後の撮影画像から、2以上の入退場予定者のうち未入退場者を未入退場者数として計数する計数部をさらに備え、上記入退場管理部は、入退場予定者数から入退場候補者数を減算した値が未入退場者数を超えている場合に、不正な入退場が発生したと判定してもよい。これにより、入退場時の利便性を損なわずに、不正な入退場(共連れ)の発生を判定し、不正な入退場の発生の防止に役立てることができる。
また、上記位置特定部は、撮影画像から検出される入退場予定者の顔画像の大きさおよび顔画像の位置から入退場予定者の位置を特定し、上記認証処理部は、入退場候補者群に属する入退場予定者の顔画像を用いて、入退場予定者の認証処理を行い、上記入退場管理部は、入退場予定者のいずれかが入退場許可者として認証された場合に、入退場候補者群に入退場を許可してもよい。これにより、認証タグ等を用いた認証処理を行わずとも、入退場予定者の顔画像を用いて、入退場候補者群の特定および入退場予定者の認証処理を行うことができる。
また、上記位置特定部は、入退場予定者の顔画像から推定される入退場予定者の年齢に応じて、顔画像の大きさを補正し、入退場予定者の位置を特定してもよい。これにより、入退場予定者の年齢に応じて顔画像の大きさを補正することで、入退場予定者同士の対人距離の算出精度を向上させることができる。
また、上記位置特定部は、撮影画像から入退場予定者の位置を特定し、上記認証処理部は、入退場候補者群に属する入退場予定者の認証情報を用いて、入退場予定者の認証処理を行い、上記入退場管理部は、入退場予定者のいずれかが入退場許可者として認証された場合に、入退場候補者群に入退場を許可してもよい。これにより、入退場予定者の顔画像を用いずとも、入退場候補者群の特定および入退場予定者の認証処理を行うことができる。
また、上記入退場管理装置は、入退場候補者群の入退場を計数する計数部をさらに備えてもよい。これにより、入退場候補者群の入退場を計数することで、家族や団体等の入退場組数を管理することができる。
また、本発明の別の実施形態によれば、撮影画像から2以上の入退場予定者の位置を特定し、2以上の入退場予定者同士の対人距離に基づいて、所定の対人距離内に位置する入退場予定者からなる入退場候補者群を特定する入退場候補者群特定部と、入退場候補者群毎に入退場を管理する、入退場管理方法が提供される。
かかる方法によれば、2以上の入退場予定者同士の対人距離に基づいて、所定の対人距離内に位置する1以上の入退場予定者からなる入退場候補者群が特定され、入退場候補者群毎に入退場が管理される。対人距離から入退場予定者同士の人間関係(知人関係、家族関係等)を推定し、何らかの人間関係を有すると推定された入退場予定者からなる入退場候補者群を特定することで、入退場候補者群毎に入退場を管理することができる。これにより、入退場予定者の全てを管理対象とする代わりに、入退場候補者群を管理対象とするので、入退場時の利便性を損なわずに入退場を管理することができる。
以上説明したように本発明によれば、入退場時の利便性を損なわずに入退場を管理可能な、入退場管理装置、入退場管理方法、およびプログラムを提供することができる。
第1の実施形態に係る入場管理装置が適用される入場管理システムの概要を示す図である。 第1の実施形態に係る入場管理装置の機能構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る入場管理方法を示すフロー図である。 入場候補者群の特定方法を示す図である。 入場候補者群の特定方法を示す表である。 共連れ発生の判定方法を示す図である。 共連れ発生の判定方法を示す図である。 共連れ発生の判定方法を示す図である。 第2の実施形態に係る入場管理装置が適用される入場管理システムの概要を示す図である。 第2の実施形態に係る入場管理装置の機能構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る入場管理方法を示すフロー図である。 入場候補者群の特定方法を示す図である。 第3の実施形態に係る入場管理装置が適用される入場管理システムを示す図である。 第3の実施形態に係る入場管理装置の機能構成例を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る入場管理方法を示すフロー図である。 入場候補者群の計数例を示す図である。 入場候補者群の計数例を示す図である。 入場候補者群の計数例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以下では、本発明の第1〜第3の実施形態に係る入退場管理装置について説明する。なお、以下の実施形態では、入退場管理装置が入場を管理する場合について説明するが、退場を管理する場合、または入退場を管理する場合も同様に説明することができる。
[1.第1の実施形態]
以下では、図1〜図6を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る入場管理装置10について説明する。
[1−1.入場管理システム]
図1は、第1の実施形態に係る入場管理装置10が適用される入場管理システムの概要を示す図である。入場管理システムは、入場予定者の顔画像を用いて、入場候補者群の特定および入場予定者の認証処理を行う。
図1に示すように、入場管理システムは、入場管理装置10、顔認識用カメラ12、顔認証用DB14、入場扉16を含んで構成される。
入場管理装置10は、顔認識用カメラ12の撮影画像から2以上の入場予定者の顔画像を検出し、入場予定者同士の対人距離に基づいて入場候補者群Gを特定する。入場候補者群Gは、他のいずれかの入場予定者から所定の対人距離内に位置する1以上の入場予定者からなる。
ここで、対人距離とは、他者と相互作用をとるときに他者との間でとる距離を意味し、他者との人間関係(知人関係、家族関係等)に応じて意識的に変化する。例えば、E.T.ホールの定義によれば、対人距離は、密接距離(15〜45cm)、個人的距離(45〜120cm)、社会的距離(120〜360cm)、公衆距離(360cm〜)に区分される。
密接距離とは、愛撫、格闘、慰め、保護の意識をもつ距離と定義され、個人的距離は、相手の気持ちを察しながら、個人的関心や関係を話し合うことができる距離と定義される。また、社会的距離は、秘書や応接係が客と応対する距離等と定義され、公衆距離は、公演会の場合等、公衆との間にとる距離と定義される。入場候補者群Gを特定するための所定の対人距離は、検証実験等を通じて設定されるべきものであるが、例えば、社会的距離と公衆距離との間の距離として設定することができる。
入場管理装置10は、顔認証用DB14に含まれている入場許可者の顔画像を用いて、入場候補者群Gに属する入場予定者を認証する。そして、入場管理装置10は、入場予定者のいずれかが入場許可者として認証された場合に、入場扉16を解錠して入場候補者群Gに入場を許可する。
顔認識用カメラ12は、入場予定者等の顔画像を撮影し、撮影画像を入場管理装置10に供給する。顔認識用カメラ12は、入場予定者の顔画像を撮影可能なように、例えば入場扉16の前面上部等に設置される。顔認証用DB14は、予め入場を許可された入場許可者の顔画像を格納している。入場扉16は、オートロック式ドア等であり、入場管理装置10から解錠指示を受けるまで施錠されており、解錠指示に応じて解錠され、所定の解錠期間の経過後に再び施錠される。
図1には、入場予定者P1〜P6が示されている。入場予定者P1〜P4は、他のいずれかの入場予定者P1〜P4から所定の対人距離内に位置する。入場予定者P5は、他のいずれかの入場予定者P1〜P4、P6から所定の対人距離内に位置しておらず、入場予定者P6は、他のいずれかの入場予定者P1〜P5から所定の対人距離内に位置しない。
[1−2.入場管理装置]
図2は、第1の実施形態に係る入場管理装置100(図1に示す入場管理装置10に相当する。)の機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、入場管理装置100は、画像検出部101、画像解析部103、入場候補者群特定部105、顔認証処理部107、顔認証用DB109(図1に示す顔認証用DB14に相当する。)、入場許可判定部111、共連れ発生判定部113、入場許可通知部115、共連れ発生通知部117、入場扉制御部119、保持部121を含んで構成される。ここで、入場候補者群特定部105、入場許可判定部111、共連れ発生判定部113、保持部121は、制御部123の一部として構成される。
画像検出部101は、顔認識用カメラ12の撮影画像から入場予定者の顔画像を検出する。顔画像検出部101は、顔画像の検出結果に基づいて、入場予定者および未入場者を検出し、入場予定者および未入場者を入場予定者数Naおよび未入場者数Ncとして計数して保持部121に供給する。画像検出部101は、顔画像の検出結果を画像解析部103に供給し、撮影画像および入退場予定者の顔画像を保持部121に供給する。
画像解析部103は、顔画像の検出結果に基づいて、撮影画像を解析し、入場予定者の顔画像の大きさSおよび横方向位置X(入場扉16の扉面と平行方向の位置)を算出する。画像解析部103は、入場予定者の顔画像の大きさSおよび横方向位置Xを入場候補者群特定部105に供給する。
入場候補者群特定部105は、入場予定者の顔画像の大きさSおよび横方向位置Xに基づいて、1以上の入場予定者からなる入場候補者群Gを特定する。入場候補者群特定部105は、入場予定者毎に他のいずれかの入場予定者から所定の対人距離内に位置するかを判定し、所定の対人距離内に位置する1以上の入場予定者からなる入場候補者群Gを特定する。
顔認証処理部107は、入場候補者群Gに属する入場予定者の顔認証処理を行う。顔認証処理部107は、入場候補者群Gに属する入場予定者の顔画像を保持部121から読出し、顔認証用DB109に格納されている入場許可者の顔画像と照合し、顔画像の照合結果を入場許可判定部111に供給する。
入場許可判定部111は、顔画像の照合結果に基づいて、入場候補者群Gの入場許可を判定する。入場許可判定部111は、入場候補者群Gに属する入場予定者のいずれかが入場許可者として認証された場合に、入場候補者群Gの入場を許可する。入場許可判定部111は、入場候補者群Gに属する入場予定者を入場許可者数Nbとして計数して保持部121に供給する。入場許可判定部111は、入場許可の判定結果に応じて入場許可信号または入場不許可信号を入場許可通知部115に出力し、入場を許可する場合に、入場許可信号を共連れ発生判定部113および入場扉制御部119に出力する。
共連れ発生判定部113は、入場許可信号を受けると、入場予定者数Na、入場許可者数Nb、未入場者数Ncを保持部121から読出し、共連れの発生を判定する。ここで、未入場者数Ncは、入場候補者群Gが入場した直後の撮影画像から検出される未入場者の計数値である。共連れ発生判定部113は、入場予定者数Naから入場候補者数Nbを減算した値が未入場者数Ncを超えている場合に、共連れが発生したと判定し、共連れ発生信号を共連れ発生通知部117に出力する。
入場許可通知部115は、入場許可信号または入場不許可信号に応じて、入場扉16の前面等に設置されている表示ランプ、スピーカ等を通じて、入場許可または入場不許可を入場予定者に通知する。共連れ発生通知部117は、共連れ発生信号に応じて、表示ランプ、スピーカ等を通じて、例えばシステム管理者等に共連れの発生を通知し、所定の措置を実施するように促す。
入場扉制御部119は、入場許可信号に応じて解錠信号を入場扉16に出力し、所定の解錠期間の経過後に施錠信号を入場扉16に出力する。保持部121は、撮影画像、入場予定者の顔画像、顔画像の大きさS、入場予定者の横位置X、入場予定者数Na、入場候補者数Nb、未入場者数Nc等を保持する。
制御部123は、いずれも不図示のCPU、ROM、RAM等を含み、入場管理装置100の動作に必要な処理および各構成要素の制御を行う。CPUは、入場管理方法を実行するためのプログラムをROMから読出し、RAM上に展開して実行することで、入場候補者群特定部105、入場許可判定部111、共連れ発生判定部113、保持部121等の機能を実現する。RAMは、プログラム等の実行に必要なパラメータ等を保持する。なお、入場候補者群特定部105、入場許可判定部111、共連れ発生判定部113、保持部121は、制御部123の一部として構成される代わりに、少なくとも一部が制御部123以外の構成要素として構成されてもよい。
なお、入場管理装置100の各構成要素は、汎用的な部材・回路により構成されてもよく、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されてもよい。また、各構成要素の機能のうち少なくとも一部は、CPU上で実行されるプログラムにより実現されてもよい。また、入場管理装置100は、例えば、各構成要素の少なくとも一部を顔認識用カメラ12に設けたり、顔認証用DB109等を別体として設けたりしてもよい。
[1−3.入場管理方法]
以下では、図3〜図6を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る入場管理方法について説明する。図3は、第1の実施形態に係る入場管理方法を示すフロー図である。図4および図5は、入場候補者群Gの特定方法を示す図表である。図6は、共連れ発生の判定方法を示す図である。
図3に示すように、画像検出部101は、顔認識用カメラ12の撮影画像から入場予定者の顔画像を検出する(ステップS101)。ここで、画像検出部101は、2以上の入場予定者が入場扉16の前面に移動して停止するまでの動きを捉え、入場予定者が停止した状態で入場予定者の顔画像を検出することが好ましい。画像検出部101は、顔画像の検出結果に基づいて、入場予定者を計数し、入場予定者数Naを保持部121に供給する(S103)。
画像解析部103は、顔画像の検出結果に基づいて、まず、入場予定者の顔画像の面積、幅、長さ等から顔画像の大きさSを算出し、算出結果を入場候補者群特定部105に供給する(S105)。図4に示す例では、入場予定者P1〜P6の顔画像の大きさSがS1=10、S2=9、S3=8、S4=4、S5=5、S6=9と算出される。
入場候補者群特定部105は、例えば、顔画像の大きさSが最大となる入場予定者(顔認識用カメラ12に最も近接している入場予定者と想定される。)を基準者とし、基準者と他の入場予定者との間で顔画像の大きさSの差分ΔSを算出する。入場候補者群特定部105は、顔画像の大きさSの差分ΔSが所定の閾値Sth未満の入場予定者を入場仮候補者として特定し、特定結果を画像解析部103に供給する(S107)。
ここで、入場予定者の顔の大きさSは、未成人者と成人者との間で大きく異なるが、成人者同士では、若干の個人差があるものの大きくは異ならないと想定される。このため、例えば、年齢別に予め準備された顔画像の特徴パターンと顔画像を照合することで、入場予定者の年齢を推定し、未成人者であれば顔画像の大きさSの算出結果を補正することが好ましい。
画像解析部103は、次に、顔画像の検出結果に基づいて、顔画像に含まれる目、鼻、耳等の部位の位置から、入場仮候補者の横方向位置Xを撮影画像上で算出し、算出結果を入場候補者群特定部105に供給する(S109)。
入場候補者群特定部105は、入場仮候補者間で横方向位置Xの差分ΔXを算出する。入場候補者群特定部105は、横方向位置Xの差分ΔXが所定の閾値Xth未満の入場仮候補者を入場候補者として特定し、入場候補者からなる入場候補者群Gを特定し、入場候補者群Gの特定結果を顔認証処理部107に供給する(S111)。
図5には、入場候補者群Gの特定方法が示されている。図5に示す例では、まず、入場予定者P1〜P6の年齢YがY1=20、Y2=30、Y3=30、Y4=5、Y5=20、Y6=40と推定される。ここで、入場予定者P4が未成人として推定されるので、入場予定者P4の顔画像の大きさS4は、補正係数2によりS4’=8に補正される。
次に、顔画像の大きさSが最大となる入場予定者P1を基準者とし、基準者P1の顔画像の大きさS1と他の入場予定者P2〜P6の顔画像の大きさS2、S3、S4’、S5、S6との差分がΔS2=1、ΔS3=2、ΔS4=2、ΔS5=5、ΔS6=1と算出される。ここで、顔画像の大きさSの差分ΔSの閾値をSth=5とすると、入場予定者P1〜P4、P6の顔画像の大きさS2〜S4、S6の差分ΔS2〜ΔS4、ΔS6がSth=5未満であるので、入場予定者P1〜P4、P6が入場仮候補者として特定される。
そして、入場予定者P2〜P4、P6の横方向位置Xが基準者P1を基準としてX2=2、X3=4、X4=5、X6=10と算出される。次に、入場予定者P1〜P4、P6の間で横方向位置Xの差分ΔXが所定の閾値Xth=5未満であるかが判定される。ここで、閾値Xth=5である場合を想定する。
図5に示す例では、入場予定者P1−P2間の横方向位置X2の差分ΔX2がΔX2=2と算出され、入場予定者P2−P3間の横方向位置X3の差分ΔX3がΔX3=2と算出され、入場予定者P3−P4間の横方向位置X4の差分ΔX4がΔX4=1と算出され、いずれも閾値Xth=5未満であると判定される。一方、入場予定者P4−P6間の横方向位置X5の差分ΔX6がΔX6=5と算出され、閾値Xth=5未満でないと判定される。よって、横方向位置Xの差分ΔXが閾値Xth未満となる入場予定者P1〜P4からなる入場候補者群Gaが特定される。
顔認証処理部107は、入場候補者群Gに属する入場予定者の顔画像を、顔認証用DB109に格納されている入場許可者の顔画像と照合し、照合結果を入場許可判定部111に供給する(S113)。
入場許可判定部111は、顔画像の照合結果に基づいて、入場候補者群Gに属する入場予定者のいずれかが入場許可者として認証されたかを判定する(S115)。入場許可判定部111は、入場を許可する場合にステップS117以降の処理を行う。入場許可判定部111は、入場を許可しない場合に、入場不許可信号を入場許可通知部115に出力し、入場許可通知部115は、入場不許可を入場予定者に通知する(S131)。
ステップS115の処理において、入場を許可する場合に、入場許可判定部111は、入場候補者群Gに属する入場予定者を計数し、入場許可者数Nbを保持部121に供給する(S117)。入場許可判定部111は、入場許可信号を入場許可通知部115に出力し、入場許可通知部115は、入場許可を入場予定者に通知する(S119)。入場許可判定部111は、入場許可信号を入場扉制御部119に出力し、入場扉制御部119は、解錠信号および施錠信号を入場扉16に出力することで、入場扉16の開閉を制御する(S121)。
入場許可判定部111は、入場候補者群Gの入場後に入場扉16が施錠されると、入場許可信号を画像検出部101および共連れ発生判定部113に出力する。画像検出部101は、顔認識用カメラ12の撮影画像から未入場者の顔画像を検出し、未入場者を計数し、未入場者数Ncを保持部121に供給する(S123、S125)。
共連れ発生判定部113は、入場予定者数Na、入場許可者数Nb、および未入場者数Ncを保持部121から読出し、入場予定者数Naから入場候補者数Nbを減算した値が未入場者数Ncを超えているかを判定する(S127)。そして、共連れ発生判定部113は、判定条件に該当する場合に、共連れが発生したと判定し、共連れ発生信号を共連れ発生通知部117に出力し、共連れ発生通知部117は、システム管理者等に共連れの発生を通知する(S129)。
図6には、共連れ発生の判定方法が示されている。図6Aに示す例では、入場予定者P1〜P6のうち、入場予定者P1〜P4からなる入場候補者群Gaが特定されている。また、入場予定者数Na=6、入場許可者数Nb=4が算出されている。
図6Bに示すように、入場候補者群Gaの入場予定者P1〜P4が入場すると、入場予定者P5、P6が未入場者として検出され、未入場者数Nc=2と算出される。この場合、Na−Nb=2が未入場者数Nc=2と一致するので、共連れが発生していないと判定される。
一方、図6Cに示すように、入場候補者群Gaの入場予定者P1〜P4とともに入場予定者P6が入場すると、入場予定者P5のみが未入場者として検出され、未入場者数Nc=1と算出される。この場合、Na−Nb=2が未入場者数Nc=1を超えているので、共連れが発生したと判定される。
以上説明したように、第1の実施形態に係る入場管理方法によれば、2以上の入場予定者同士の対人距離に基づいて、所定の対人距離内に位置する入場予定者からなる入場候補者群Gが特定され、入場候補者群G毎に入場が管理される。対人距離から入場予定者同士の人間関係(知人関係、家族関係等)を推定し、何らかの人間関係を有すると推定された入場予定者からなる入場候補者群Gを特定することで、入場候補者群G毎に入場を管理することができる。これにより、入場予定者の全てを管理対象とする代わりに、入場候補者群Gを管理対象とするので、入場時の利便性を損なわずに入場を管理することができる。また、認証タグ等を用いた認証処理を行わずとも、入場予定者の顔画像を用いて、入場候補者群Gの特定および入場予定者の認証処理を行うことができる。
[2.第2の実施形態]
以下では、図7〜図10を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係る入場管理装置20について説明する。なお、第1の実施形態と重複する説明は省略する。
[2−1.入場管理システム]
図7は、第2の実施形態に係る入場管理装置20が適用される入場管理システムの概要を示す図である。入場管理システムは、入場予定者の位置情報を用いて入場候補者群Gを特定し、認証情報を用いて入場予定者を認証する。
図7に示すように、入場管理システムは、入場管理装置20、位置検出用カメラ22、認証用センサ24、認証用DB26、入場扉28を含んで構成される。なお、以下では、入場予定者の認証情報が認証用センサ24を通じて取得される認証タグ情報である場合を想定するが、認証情報は、認証用パネル24を通じて入力される暗証番号等でもよい。
入場管理装置20は、位置検出用カメラ22の撮影画像から2以上の入場予定者の位置を検出し、入場予定者同士の対人距離に基づいて入場候補者群Gを特定する。入場管理装置20は、認証用センサ24を通じて取得される認証情報、および認証用DB26に含まれている入場許可者の認証情報を用いて、入場候補者群Gに属する入場予定者を認証する。そして、入場管理装置20は、入場予定者のいずれかが入場許可者として認証された場合に、入場扉28を解錠して入場候補者群Gに入場を許可する。
位置検出用カメラ22は、入場予定者等を撮影し、撮影画像を入場管理装置20に供給する。位置検出用カメラ22は、入場予定者を俯瞰して撮影可能なように、例えば入場扉28前方の天井面等に設置される。認証用センサ24は、入場予定者の所持する認証タグから認証タグ情報を取得する。認証用DB26は、予め入場を許可された入場許可者の認証情報を格納している。
[2−2.入場管理装置]
図8は、第2の実施形態に係る入場管理装置200(図7に示す入場管理装置20に相当する。)の機能構成例を示すブロック図である。図8に示すように、入場管理装置200は、位置検出部201、入場候補者群特定部203、認証処理部205、認証用DB207、入場許可判定部209、共連れ発生判定部211、入場許可通知部213、共連れ発生通知部215、入場扉制御部217、保持部219を含んで構成される。ここで、入場候補者群特定部203、入場許可判定部209、共連れ発生判定部211、保持部219は、制御部221の一部として構成される。
なお、入場許可判定部209、共連れ発生判定部211、入場許可通知部213、共連れ発生通知部215、入場扉制御部217、制御部221については、第1の実施形態に係る入場管理装置100の対応する構成要素と同様に機能するので、重複する説明は省略する。
位置検出部201は、位置検出用カメラ22の撮影画像から入場予定者の位置を検出する。位置検出部201は、入場予定者の横方向位置X(入場扉28の扉面と平行方向の位置)および縦方向位置Y(入場扉28の扉面と垂直方向の位置)を検出し、位置情報として入場候補者群特定部203に供給する。位置検出部201は、入場予定者および未入場者を入場予定者数Naおよび未入場者数Ncとして計数する。
入場候補者群特定部203は、入場予定者の位置情報に基づいて、入場候補者群Gを特定する。入場候補者群特定部203は、入場予定者毎に他のいずれかの入場予定者から所定の対人距離内に位置するかを判定し、所定の対人距離内に位置する1以上の入場予定者からなる入場候補者群Gを特定する。
認証処理部205は、入場候補者群Gに属する入場予定者の認証処理を行う。認証処理部205は、入場候補者群Gに属する入場予定者から取得される認証情報(認証タグ情報等)を、認証用DB207に格納されている入場許可者の認証情報と照合し、認証情報の照合結果を入場許可判定部209に供給する。
保持部219は、入場予定者の位置情報、入場予定者数Na、入場候補者数Nb、未入場者数Nc等を保持する。
[2−3.入場管理方法]
以下では、図9および図10を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係る入場管理方法について説明する。図9は、第2の実施形態に係る入場管理方法を示すフロー図である。図10は、入場候補者群Gの特定方法を示す図である。なお、ステップS213〜S227の処理については、第1の実施形態に係る入場管理方法の対応するステップS115〜S131の処理と同様であるので、重複する説明は省略する。
図9に示すように、位置検出部201は、位置検出用カメラ22の撮影画像から入場予定者の位置(入場予定者の頭頂部の位置等)を特定するために、入場予定者の横方向位置Xおよび縦方向位置Yを検出する(S201)。ここで、位置検出部201は、2以上の入場予定者が入場扉28の前面に移動して停止するまでの動きを捉え、入場予定者が停止した状態で入場予定者の位置を特定することが好ましい。位置検出部201は、入場予定者を入場予定者数Naとして計数する(S203)。
入場候補者群特定部203は、入場予定者同士の対人距離を算出し、各入場予定者について、他の入場予定者との最小対人距離Dを算出する(S205)。入場候補者群特定部203は、最小対人距離Dが所定の閾値Dth未満となる入場候補者を特定し、1以上の入場候補者からなる入場候補者群Gを特定し、入場候補者群Gの特定結果を認証処理部205に供給する(S207)。
図10には、入場候補者群Gの特定方法が示されている。図10に示す例では、まず、入場予定者P1〜P6の位置が(X1、Y1)、(X2、Y2)、(X3、Y3)、(X4、Y4)、(X5、Y5)、(X6、Y6)と算出される。
次に、入場予定者P1〜P6の間で最小対人距離Dが算出される。入場予定者P2の最小対人距離D2は、入場予定者P1、P3との間でD2=3と算出される。入場予定者P3の最小対人距離D3は、入場予定者P4との間でD3=1.5と算出され、入場予定者P4の最小対人距離D4は、入場予定者P3との間でD4=1.5と算出される。入場予定者P5の最小対人距離D5は、入場予定者P4との間でD5=9と算出され、入場予定者P6の最小対人距離D6は、入場予定者P4との間でD6=7.5と算出される。
ここで、最小対人距離Dの閾値をDth=7.5とすると、入場予定者P1〜P4の最小対人距離D1=D2=3、D3=D4=1.5がDth=7.5未満である。よって、最小対人距離が閾値Dth未満となる入場予定者P1〜P4からなる入場候補者群Gaが特定される。
認証処理部205は、入場候補者群Gに属する入場予定者から取得される認証情報を、認証用DB207に格納されている入場許可者の認証情報と照合し、照合結果を入場許可判定部209に供給する(S209)。
入場許可判定部209は、認証情報の照合結果に基づいて、入場候補者群Gに属する入場予定者のいずれかが入場許可者として認証されたかを判定し、入場候補者群Gの入場を許可する(S211)。
以上説明したように、第2の実施形態に係る入場管理方法によれば、2以上の入場予定者同士の対人距離に基づいて、所定の対人距離内に位置する入場予定者からなる入場候補者群Gが特定され、入場候補者群G毎に入場が管理される。対人距離から入場予定者同士の人間関係(知人関係、家族関係等)を推定し、何らかの人間関係を有すると推定された入場予定者からなる入場候補者群Gを特定することで、入場候補者群G毎に入場を管理することができる。これにより、入場予定者の全てを管理対象とする代わりに、入場候補者群Gを管理対象とするので、入場時の利便性を損なわずに入場を管理することができる。また、入場予定者の顔画像を用いずとも、入場候補者群Gの特定および入場予定者の認証処理を行うことができる。
[3.第3の実施形態]
以下では、図11〜図14を参照しながら、本発明の第3の実施形態に係る入場管理装置30について説明する。なお、第1または第2の実施形態と重複する説明は省略する。
[3−1.入場管理システム]
図11は、第3の実施形態に係る入場管理装置30が適用される入場管理システムを示す図である。入場管理システムは、入場予定者の位置情報または顔画像を用いて入場候補者群Gを特定し、入場候補者群G毎に入場を管理する。
図11に示すように、入場管理システムは、入場管理装置30、位置検出用カメラ32、入場扉34を含んで構成される。なお、以下では、第2の実施形態と同様に、入場予定者の位置情報を用いて入場候補者群Gを特定する場合について説明するが、第1の実施形態と同様に、入場予定者の顔情報を用いて入場候補者群Gを特定してもよい。
入場管理装置30は、位置検出用カメラ32の撮影画像から2以上の入場予定者の位置を検出し、入場予定者同士の対人距離に基づいて入場候補者群Gを特定する。入場管理装置30は、入場候補者群Gを計数し、入場扉34を解錠して入場候補者群Gに入場を許可する。
[3−2.入場管理装置]
図12は、第3の実施形態に係る入場管理装置300(図11に示す入場管理装置30に相当する。)の機能構成例を示すブロック図である。図12に示すように、入場管理装置300は、位置検出部301、入場候補者群特定部303、入場許可判定部305、入場扉制御部307、保持部309を含んで構成される。ここで、入場候補者群特定部303、入場許可判定部305、保持部309は、制御部311の一部として構成される。なお、位置検出部301、入場扉制御部307については、第2の実施形態に係る入場管理装置200の対応する構成要素と同様に機能するので、重複する説明は省略する。
入場候補者群特定部303は、入場予定者の位置情報に基づいて、入場候補者群Gを特定する。入場候補者群特定部303は、入場予定者毎に他のいずれかの入場予定者から所定の対人距離内に位置するかを判定し、所定の対人距離内に位置する1以上の入場予定者からなる入場候補者群Gを特定する。入場候補者群特定部303は、入場候補者群Gを特定すると、入場候補者群Gを計数し、入場候補者群G数Ngとして保持部309に供給し、入場候補者特定信号を入場許可判定部305に出力する。
入場許可判定部305は、入場候補者特定信号に応じて、入場許可信号を入場扉制御部307に出力する。保持部309は、入場予定者の位置情報、入場予定者数Na、入場候補者群数Ng等を保持する。
[3−3.入場管理方法]
以下では、図13および図14を参照しながら、本発明の第3の実施形態に係る入場管理方法について説明する。図13は、第3の実施形態に係る入場管理方法を示すフロー図である。図14は、入場候補者群Gの計数例を示す図である。
図13に示すように、位置検出部301は、位置検出用カメラ32の撮影画像から入場予定者の位置を特定する(S301)。ここで、位置検出部301は、2以上の入場予定者が入場扉34の前面に移動して停止するまでの動きを捉え、入場予定者が停止した状態で入場予定者の位置を特定することが好ましい。位置検出部301は、入場予定者を入場予定者数Naとして計数してもよい(S303)。
入場候補者群特定部303は、入場予定者同士の距離を算出し、各入場予定者について、他の入場予定者との最小対人距離Dを算出する(S305)。入場候補者群特定部303は、最小対人距離Dが所定の閾値Dth未満となる1以上の入場予定者からなる入場候補者群Gを特定する(S307)。入場候補者群Gを特定すると、入場候補者群特定部303は、入場候補者群数Ngを計数し、入場候補者群特定信号を入場許可判定部305に出力する(S309)。
入場許可判定部305は、入場候補者群特定信号に応じて、入場許可信号を入場扉制御部307に出力し、入場扉制御部307は、解錠信号および施錠信号を入場扉34に出力することで、入場扉34の開閉を制御する(S311)。
図14には、入場候補者群Gの計数例が示されている。まず、図14Aに示すように、入場扉34の前面に位置する入場予定者P1〜P5が入場候補者群Gaとして特定され、入場候補者群数NgがNg=1に設定される。次に、図14Bに示すように、入場候補者群Gaが入場すると、入場扉34の前面に位置する入場予定者P6〜P9が入場候補者群Gbとして特定され、入場候補者群数NgがNg=2に設定される。次に、図14Cに示すように、入場候補者群Gbが入場すると、入場扉34の前面に位置する入場予定者P11〜P12が入場候補者群Gcとして特定され、入場候補者群数NgがNg=3に設定される。
よって、入場予定者P1からP12の入場に応じて入場候補者群Gを計数し入場候補者群数Ng=3を算出することで、3組の家族や団体等の入場を管理することができる。ここで、入場候補者群Ga〜Gcに属する入場予定者Naを併せて計数することで、入場候補者群G毎の入場者数も管理することができる。
以上説明したように、第3の実施形態に係る入場管理方法によれば、2以上の入場予定者同士の対人距離に基づいて、所定の対人距離内に位置する入場予定者からなる入場候補者群Gが特定され、入場候補者群G毎に入場が管理される。対人距離から入場予定者同士の人間関係(知人関係、家族関係等)を推定し、何らかの人間関係を有すると推定された入場予定者からなる入場候補者群Gを特定することで、入場候補者群G毎に入場を管理することができる。これにより、入場予定者の全てを管理対象とする代わりに、入場候補者群Gを管理対象とするので、入場時の利便性を損なわずに入場を管理することができる。また、入場候補者群Gの入場を計数することで、家族や団体等の入場組数を管理することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10、20、30、100、200、300 入場管理装置
12 顔認識用カメラ
14、109 顔認証用DB
22、32 位置検出用カメラ
26、207 認証用DB
101 画像検出部
103 画像解析部
105、203 、303 入場候補者群特定部
107 顔認証処理部
111、209、305 入場許可判定部
113、211 共連れ発生判定部
115、213 入場許可通知部
117、215 共連れ発生通知部
119、217、307 入場扉制御部
201、301 位置検出部
205 認証処理部
P1〜P12 入場予定者
G、Ga、Gb、Gc 入場候補者群

Claims (9)

  1. 撮影画像から2以上の入退場予定者の位置を特定する位置特定部と、
    前記2以上の入退場予定者同士の対人距離に基づいて、所定の対人距離内に位置する入退場予定者からなる入退場候補者群を特定する入退場候補者群特定部と、
    前記入退場候補者群毎に入退場を管理する入退場管理部と、
    を備える入退場管理装置。
  2. 前記入退場予定者の認証処理を行う認証処理部をさらに備え、
    前記入退場管理部は、前記入退場候補者群に属する前記入退場予定者のいずれかが入退場許可者として認証された場合に、前記入退場候補者群に入退場を許可する、請求項1に記載の入退場管理装置。
  3. 前記入退場候補者群が入退場する直前の前記撮影画像から、前記2以上の入退場予定者を入退場予定者数として計数し、前記入退場候補者群に属する前記入退場予定者を入退場候補者数として計数し、前記入退場候補者群が入退場した直後の撮影画像から、前記2以上の入退場予定者のうち未入退場者を未入退場者数として計数する計数部をさらに備え、
    前記入退場管理部は、前記入退場予定者数から前記入退場候補者数を減算した値が前記未入退場者数を超えている場合に、不正な入退場が発生したと判定する、請求項2に記載の入退場管理装置。
  4. 前記位置特定部は、前記撮影画像から検出される前記入退場予定者の顔画像の大きさおよび前記顔画像の位置から前記入退場予定者の位置を特定し、
    前記認証処理部は、前記入退場候補者群に属する前記入退場予定者の前記顔画像を用いて、前記入退場予定者の認証処理を行い、
    前記入退場管理部は、前記入退場予定者のいずれかが前記入退場許可者として認証された場合に、前記入退場候補者群に入退場を許可する、請求項2に記載の入退場管理装置。
  5. 前記位置特定部は、前記入退場予定者の前記顔画像から推定される前記入退場予定者の年齢に応じて、前記顔画像の大きさを補正し、前記入退場予定者の位置を特定する、請求項4に記載の入退場管理装置。
  6. 前記位置特定部は、前記撮影画像から前記入退場予定者の位置を特定し、
    前記認証処理部は、前記入退場候補者群に属する前記入退場予定者の認証情報を用いて、前記入退場予定者の認証処理を行い、
    前記入退場管理部は、前記入退場予定者のいずれかが前記入退場許可者として認証された場合に、前記入退場候補者群に入退場を許可する、請求項2に記載の入退場管理装置。
  7. 前記入退場候補者群の入退場を計数する計数部をさらに備える、請求項1に記載の入退場管理装置。
  8. 撮影画像から2以上の入退場予定者の位置を特定し、
    前記2以上の入退場予定者同士の対人距離に基づいて、所定の対人距離内に位置する入退場予定者からなる入退場候補者群を特定する入退場候補者群特定部と、
    前記入退場候補者群毎に入退場を管理する、入退場管理方法。
  9. 撮影画像から2以上の入退場予定者の位置を特定し、
    前記2以上の入退場予定者同士の対人距離に基づいて、所定の対人距離内に位置する入退場予定者からなる入退場候補者群を特定する入退場候補者群特定部と、
    前記入退場候補者群毎に入退場を管理する、入退場管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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