JP2013117876A - 顔認証データベース管理方法、顔認証データベース管理装置及び顔認証データベース管理プログラム - Google Patents

顔認証データベース管理方法、顔認証データベース管理装置及び顔認証データベース管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】作業者の負担を招くことなく、効率良く登録利用者ごとに設定した認証しきい値を自動修正することを課題とする。
【解決手段】カメラ3が撮像した認証対象者である利用者Mの顔画像データと、顔認証データベース5内に登録された登録利用者の顔画像データとの類似度を算定するとともに、最も類似度が高い登録利用者と認証対象者である利用者Mが同一人物であるか否かを判定する。具体的には、利用者Mが操作器2から入力した利用者IDと、顔認証データベース5内に記憶された登録利用者の利用者IDとが一致すると、登録利用者と認証対象者である利用者Mが同一人物であると判定する。そして、この判定結果及び類似度に基づいて顔認証データベース5内に記憶された認証しきい値を自動修正する。
【選択図】図1

Description

この発明は、カメラ等の撮像装置で撮像された画像データから切り出された利用者の顔部分を含む部分画像データ(以下、「顔画像データ」と言う)を該利用者の利用者識別情報(以下、「利用者ID」と言う)と対応付けて管理する顔認証データベース管理方法、顔認証データベース管理装置及び顔認証データベース管理プログラムに関する。
従来、認証対象者となる利用者に対して会員証や社員証などのIDカード(Identity Card)を発行しておき、各利用者の入退室時にIDカードに記録した利用者IDをリーダライタで読み取って個人認証を行う個人認証システムが知られている。また、かかるIDカードの偽造等の不正に対応するために、利用者の指紋等を用いて個人認証を行う個人認証技術も知られている。
ところが、上記個人認証技術を用いる場合には、利用者を認証する度に該利用者を静止させて指紋等を採取しなければならず、利用者の利便性の観点から見て好ましくない。このため、最近では、歩行する利用者を静止させなくとも個人認証を行うことができる顔認証技術が注目されている。例えば、特許文献1には、あらかじめ利用者の顔画像データの特徴量を辞書情報として登録しておき、歩行中の利用者がカメラに近づく際に、該カメラで利用者の顔部分を撮像して顔画像データを取得し、取得した利用者の顔画像データの特徴量と辞書情報の内容とを照合して利用者の顔認証を行う技術が開示されている。
しかし、この特許文献1に代表される従来の顔認証システムによれば、あらかじめ利用者の顔画像データを顔認証データベースに登録しなければならないため、利用者自身及び顔認証データベースの作業者に負担を強いる結果となる。顔部分を撮像した顔画像データを顔認証データベースに登録する時間が利用者及び作業者に必要であり、また作業者が該顔画像データを手動で編集する必要が生じるからである。特に、人の顔は経年変化する性質があるため、定期的に上記負担が生ずる。
このため、特許文献2では、出入口の近くにカードリーダ及びカメラを設置しておき、利用者IDが付与されたIDカードがカードリーダで読み込まれた際に、該カメラに映っている人物の顔画像データを利用者IDに関連付けて顔認証データベースに自動登録するように構成した入退室管理装置が開示されている。この特許文献2を用いると、初回のみ利用者の顔画像データを利用者IDに関連付けて登録しておけば、2回目以降はIDカードの読取操作を行わなくとも出入口を通過することができる。また、利用者の顔画像データが顔認証データベースに自動登録されるため、利用者及び作業者の負担を軽減することができる。
特開2009−104599号公報 特開2005−146709号公報
しかしながら、上記特許文献2に代表される従来技術を用いた場合には、顔認証を行う際に用いられるしきい値の設定に関する問題が生ずる。この点を具体的に説明すると、上記特許文献2のものは、カメラで撮像された顔画像データと顔認証データベース上の顔画像データとの類似度を算出し、一定の認証しきい値以上の類似度が得られた場合に利用者の顔認証が成功したものと判定される。ここで、この認証しきい値は、全ての利用者に対して同じ値が画一的に設定されるのが通常であり、経験上得られた適切な認証しきい値が設定される。
このように、全ての利用者に対して経験上得られた認証しきい値を画一的に設定すると、正当な利用者であるにもかかわらず、該利用者が本人ではないと判定されるケースや該利用者が他人と誤認識されるケースがある。顔認証時に算出される類似度は、利用者によって個人差があり、類似度が高めに出やすい利用者も存在すれば、類似度があまり高くならない利用者も存在するからである。
このため、各利用者に対して個別に適正な認証しきい値を設定することが望ましいが、利用者数の増加に伴って作業者の負担が累増してしまうため、大規模な顔認証システムには適用できないという問題がある。加えて、利用者の顔は、指紋や掌紋などの他の個人特徴と異なり経年変化する性質があることから、一度適正な認証しきい値を設定したとしても、この認証しきい値がその後も適切であるとは限らず、定期的に認証しきい値を更新しなければならないという問題もある。
これらのことから、撮像装置で利用者の顔部分を撮像した顔画像データと顔認証データベースで管理する顔画像データとの類似度を用いて利用者認証を行う場合に、作業者の負担を招くことなく、いかに効率良く利用者ごとに設定した認証しきい値を自動修正するかが重要な課題となっている。
本発明は、上述した従来技術の課題を解消するためになされたものであって、撮像装置で認証対象者の顔部分を撮像した顔画像データと顔認証データベースで管理する登録利用者の顔画像データとの類似度を用いて利用者認証を行う場合に、作業者の負担を招くことなく、効率良く登録利用者ごとに設定した認証しきい値を自動修正することができる顔認証データベース管理方法、顔認証データベース管理装置及び顔認証データベース管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、登録利用者を一意に識別する利用者識別情報ごとに、該登録利用者の顔画像データに係る情報並びに該登録利用者の利用者認証を行う際に用いられる認証しきい値を関連付けて記憶する顔認証データベースを管理する顔認証データベース管理方法であって、撮像装置により認証対象者を撮像した画像データから抽出された該認証対象者の顔画像データに係る情報及び前記顔認証データベースに記憶された登録利用者の顔画像データに係る情報に基づいて類似度を算定する類似度算定工程と、前記撮像装置により撮像された認証対象者が前記登録利用者と同一人物であるか否かを判定する判定工程と、前記判定工程による判定結果並びに前記類似度算定工程により算定された類似度に基づいて、前記顔認証データベースに記憶された認証しきい値を自動修正する認証しきい値修正工程とを含んだことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記判定工程は、前記類似度算定工程により算定された類似度が、前記認証しきい値以上で、かつ、最も大きな値となった登録利用者の利用者識別情報と、所定の操作器により読み取られた利用者識別情報とが一致する場合に、認証対象者と登録利用者とが同一人物であると判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記類似度算定工程により算定された類似度が、前記認証しきい値以上で、かつ、最も大きな値となった登録利用者に関する情報並びに該登録利用者ではない場合に前記操作器への操作を促す指示を報知する報知工程をさらに含んだことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記認証しきい値修正工程は、前記判定工程により同一人物であると判定され、かつ、前記類似度算定工程により算定された類似度が前記認証しきい値よりも所定値以上離れている場合に、前記認証しきい値を自動的に上方修正又は下方修正することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記認証しきい値修正工程は、前記類似度算定工程により算定された類似度が前記認証しきい値よりも所定の修正単位の所定倍数以上離れている場合に、前記修正単位分だけ前記認証しきい値を自動的に上方修正又は下方修正することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記認証しきい値修正工程は、前記類似度算定工程により算定された類似度が前記認証しきい値よりも所定値以上離れている場合に、前記類似度と前記認証しきい値との差に応じた量だけ前記認証しきい値を自動的に上方修正又は下方修正することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記認証しきい値修正工程は、前記類似度算定工程により算定された類似度が前記認証しきい値よりも所定値以上離れている場合に、前記類似度と前記認証しきい値との間を内分する内分点の値まで前記認証しきい値を自動的に上方修正又は下方修正することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記認証しきい値修正工程は、所定の回数分顔認証処理が行われた統計量に基づいて、前記判定工程により同一人物でないと判定されない値を算定し、算定した値に前記認証しきい値を自動修正することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記認証しきい値修正工程は、所定の上限値又は所定の下限値を超えない範囲で、前記顔認証データベースに記憶された認証しきい値を自動修正することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記認証しきい値修正工程は、前記判定工程により同一人物でないと判定された場合に、同一人物ではないと判定された登録利用者の認証しきい値を自動的に上方修正することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記認証しきい値修正工程は、前記判定工程により同一人物でないと判定され、かつ、認証対象者本人の類似度が該認証対象者に対応する認証しきい値以上である場合に、同一人物ではないと判定された登録利用者の認証しきい値を自動的に上方修正することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記認証しきい値修正工程は、前記判定工程により同一人物でないと判定され、かつ、認証対象者本人の類似度が該認証対象者に対応する認証しきい値未満である場合に、該認証対象者に対応する認証しきい値を自動的に下方修正することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記認証しきい値修正工程は、前記判定工程により同一人物でないと判定された場合に、前記認証対象者の顔画像データに係る情報との間の類似度が認証しきい値以上となる各登録利用者の認証しきい値を自動的に上方修正することを特徴とする。
また、本発明は、登録利用者を一意に識別する利用者識別情報ごとに、該登録利用者の顔画像データに係る情報並びに該登録利用者の利用者認証を行う際に用いられる認証しきい値を関連付けて記憶する顔認証データベースを管理する顔認証データベース管理装置であって、撮像装置により認証対象者を撮像した画像データから抽出された該認証対象者の顔画像データに係る情報及び前記顔認証データベースに記憶された登録利用者の顔画像データに係る情報に基づいて類似度を算定する類似度算定手段と、前記撮像装置により撮像された認証対象者が前記登録利用者と同一人物であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果並びに前記類似度算定手段により算定された類似度に基づいて、前記顔認証データベースに記憶された認証しきい値を自動修正する認証しきい値修正手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、登録利用者を一意に識別する利用者識別情報ごとに、該登録利用者の顔画像データに係る情報並びに該登録利用者の利用者認証を行う際に用いられる認証しきい値を関連付けて記憶する顔認証データベースを管理する顔認証データベース管理装置で実行される顔認証データベース管理プログラムであって、撮像装置により認証対象者を撮像した画像データから抽出された該認証対象者の顔画像データに係る情報及び前記顔認証データベースに記憶された登録利用者の顔画像データに係る情報に基づいて類似度を算定する類似度算定手順と、前記撮像装置により撮像された認証対象者が前記登録利用者と同一人物であるか否かを判定する判定手順と、前記判定手順による判定結果並びに前記類似度算定手順により算定された類似度に基づいて、前記顔認証データベースに記憶された認証しきい値を自動修正する認証しきい値修正手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置により認証対象者を撮像した画像データから抽出された該認証対象者の顔画像データに係る情報及び顔認証データベースに記憶された登録利用者の顔画像データに係る情報に基づいて類似度を算定し、撮像装置により撮像された認証対象者が登録利用者と同一人物であるか否かを判定し、この判定結果並びに算定された類似度に基づいて、顔認証データベースに記憶された認証しきい値を自動修正するよう構成したので、撮像装置で認証対象者の顔部分を撮像した顔画像データと顔認証データベースで管理する登録利用者の顔画像データとの類似度を用いて利用者認証を行う場合に、作業者の負担を招くことなく、効率良く登録利用者ごとに設定した認証しきい値を自動修正することができる。
図1は、本実施例に係る入退室管理装置の構成を示す図である。 図2は、図1に示した顔画像検出部によって検出される顔画像データの一例を示す図である。 図3は、図1に示した利用者確認出力部の概念を説明するための説明図である。 図4は、図1に示した制御部による初期登録時の認証しきい値修正処理手順を示すフローチャートである。 図5は、図4のステップS110,S111に示した修正処理を説明するための説明図である。 図6は、図4のステップS112に示した修正処理を説明するための説明図である。 図7は、図1に示した制御部による実運用時の認証しきい値修正処理手順を示すフローチャートである。 図8は、本実施例の変形例1による多段階の類似度領域を設けた認証しきい値修正処理の概念を説明するための説明図である。 図9は、本実施例の変形例2による認証しきい値修正処理の概念を説明するための説明図である。 図10は、本実施例の変形例3にかかる認証しきい値に対する認証回数の分布を示す図である。 図11は、本実施例の変形例8にかかる認証しきい値修正処理手順を示すフローチャートである。 図12は、図11に示したステップS311による認証しきい値修正処理を説明する説明図である。 図13は、図11に示したステップS312による認証しきい値修正処理を説明する説明図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る顔認証データベース管理方法、顔認証データベース管理装置及び顔認証データベース管理プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。以下に示す実施例では、本発明に係る顔認証データベース管理方法、顔認証データベース管理装置及び顔認証データベース管理プログラムを入退室管理装置に適用した場合について説明する。
まず、本実施例に係る入退室管理装置1の特徴及び構成について説明する。図1は、本実施例に係る入退室管理装置1の構成を示す図である。図1に示す入退室管理装置1は、顔認証を利用して利用者Mの入退室管理を行う装置であり、従来技術と同様に予め各利用者Mに対して該利用者Mを一意に識別する利用者IDが記録されたIDカード2aを発行する。ただし、かかるIDカード2aを発行する時点では、該利用者Mの顔画像データについては登録しない。なお、IDカード2aを発行する時点で利用者Mの氏名や所属等の個人情報を登録することもできるが、ここではその説明を省略する。
そして、利用者Mが、初回の入室を行うためにIDカード2aを操作器2に読み取らせたならば、カメラ3によって撮像した画像データから利用者Mの顔部分を含む顔画像データを切り出し、これをIDカード2aの利用者IDに関連付けて顔認証データベース5に登録する。なお、かかる登録作業を複数回(例えば、5回)繰り返すことで、利用者Mの複数の顔画像データを顔認証データベース5に登録することが望ましい。
このように、この入退室管理装置1では、事前に良好な環境で利用者Mの顔画像データを取得するのではなく、IDカード2aのみを先に発行しておき、利用者Mの顔画像データは実環境で取得することとしている。実環境で撮像した利用者Mの顔画像データを顔認証データベース5に登録することで、より一層顔認証の精度が向上するからである。
また、初回の顔画像データの登録を終えた利用者Mが入室する場合には、この利用者Mが操作器2を操作しなくとも、正当な登録者であることが顔認証されることを条件に、ゲート10を開放して入室を許可する。また、利用者Mの顔認証時に取得された新たな顔画像データは、利用者IDに対応付けて顔認証データベース5に追加登録する。
ここで、本実施例に係る入退室管理装置1は、カメラ3が撮像した認証対象者である利用者Mの顔画像データと、顔認証データベース5内に登録された登録利用者の顔画像データとの類似度を算定するとともに、最も類似度が高い登録利用者と認証対象者である利用者Mが同一人物であるか否かを判定する。具体的には、利用者Mが操作器2から入力した利用者IDと、顔認証データベース5内に記憶された登録利用者の利用者IDとが一致すると、登録利用者と認証対象者である利用者Mが同一人物であると判定する。そして、この判定結果及び類似度に基づいて顔認証データベース5内に記憶された認証しきい値を自動修正するよう構成している。各登録利用者の認証しきい値を適正な値とするためである。
なお、通常の運用状態にあっては、利用者Mは顔認証処理のみで入退室が許可され、操作器2を操作する必要がないため、認証対象者である利用者Mの利用者IDを取得することができない。このため、本実施例においては、登録利用者の利用者ID等を報知するとともに、音声出力した利用者IDが利用者Mのものでない場合には、利用者Mに操作器2を操作すべき旨を報知する。これにより、利用者Mの利用者IDを取得することができる。同様に、算定された類似度が認証しきい値よりも大幅に高い等の場合にも、利用者Mに操作器2を操作すべき旨を報知する。かかる報知の手段としては、図示しない表示部への表示や音声出力等を用いることができる。
図1に示すように、本実施例に係る入退室管理装置1は、操作器2と、カメラ3と、制御部4と、顔認証データベース5と、ゲート10とを有する。また、制御部4は、操作検出部11と、顔画像検出部12と、登録処理部13と、顔認証処理部14と、認証しきい値修正部15と、利用者確認出力部16と、警報出力部17とを有する。なお、図1では入退室管理装置1のうちの入室側の構成を図示したが、顔認証データベース5を退室側にも共通使用することができる。
操作器2は、利用者Mが保有するIDカード2aの利用者IDを取得するカードリーダである。具体的には、IDカード2aが非接触式のカードである場合にはIDカード2aに記録した利用者IDを近距離無線通信により受信し、IDカード2aが磁気記録式のカードである場合にはIDカード2aに磁気記録した利用者IDを読み取る。なお、かかる操作器2は、利用者自身が手入力で利用者IDを入力するテンキー等であっても良く、利用者IDを取得できればよい。
カメラ3は、利用者を撮像して画像データを出力するCCD(Charge Coupled Device)素子などからなる撮像装置である。このカメラ3は、操作器2を操作する利用者Mの顔部分並びに利用者がゲート10に至る途中での該利用者Mの顔部分を撮像できる画角にあらかじめ設定されている。なお、本実施例では、かかるカメラ3で撮像される画像データは、説明の便宜上、256階調の白黒濃淡画像(黒画素の画素値が「0」であり白画素の画素値が「255」)であるものとするが、カラー画像を対象とすることもできる。
制御部4は、入退室管理装置1を全体制御するコンピュータであり、操作器2、カメラ3、顔認証データベース5及びゲート10と接続されている。この制御部4は、カメラ3で撮像された認証対象者である利用者Mの顔画像データと、顔認証データベース5内に記憶された登録利用者の顔画像データとの類似度を算定し、算定した類似度並びに現在設定されている認証しきい値に基づいて、認証しきい値を個別に自動修正する処理を行う。また、制御部4は、顔認証データベース5に登録された顔画像データを用いて利用者Mの顔認証処理を行い、この認証結果に基づいて利用者Mの入退室管理を行う。具体的には、制御部4は、利用者Mを認証できた場合にはゲート10を開き、利用者Mを認証できない場合にはゲート10の閉鎖状態を維持する制御を行う。なお、ゲート10の開閉制御は周知の技術を用いることができるため、ここではその詳細な説明を省略する。
顔認証データベース5は、利用者IDごとに、1又は複数の顔画像データ及び認証しきい値を関連付けて記憶したデータベースである。この認証しきい値は、経験に基づいて定められた所定の値が全ての利用者IDに共通する初期値として設定されるが、その後類似度に基づいて動的に修正される。また、顔認証データベース5には、利用者Mの顔画像データとの類似度計算が行われる度に、算出された類似度が一時格納される。この顔認証データベース5は、利用者MにIDカード2aを付与する時点では該利用者Mの顔画像データが登録されておらず、IDカード2aの初回利用時に利用者Mの顔画像データが登録される。このため、利用者Mの初回利用時にはIDカード2aを発行した作業員が立ち会うことが望ましい。なお、上記制御部4は、顔認証データベース5のデータベース管理装置(DBMS)の役割を果たす。
操作検出部11は、利用者Mにより操作器2が操作されたか否かを検出する処理部である。例えば、IDカード2aが非接触式のカードである場合には、利用者MがIDカード2aを操作器2に翳し操作したことを検出して、該IDカード2aから利用者IDを受信する。また、IDカード2aが磁気記録式のカードである場合には、利用者MがIDカード2aを操作器2に接触させたことを検出して、該IDカード2aから利用者IDを読み取る。
顔画像検出部12は、カメラ3によって撮像された白黒濃淡画像データ(以下、単に「画像データ」と言う)内に存在する人の顔部分を含む矩形の顔画像データを切り出す処理部である。この顔画像検出部12により切り出された顔画像データについても256階調の白黒濃淡画像となる。図2は、顔画像検出部12によって検出される顔画像データの一例を示す図である。同図に示すように、ここではカメラ3で撮像された画像データ20内に利用者Mが含まれており、この利用者Mの顔画像データ21を切り出す状況を示している。ここで、利用者Mの顔画像データを切り出す際には、人の一般的な顔の輪郭を示すテンプレート(マスクパターン)を準備し、このテンプレートを画像データ20にずらしマッチングすることで、画像データ内に存在する顔画像データ21を検出することができる。なお、かかるテンプレートマッチングだけではなく、公知の各種顔検出アルゴリズム(画像処理技術)を用いることができる。
登録処理部13は、利用者Mの顔画像データを利用者IDに関連付けて顔認証データベース5に登録する処理部である。本実施例では、利用者MにIDカード2aを発行する時点で別環境にて利用者Mの顔部分を撮像するのではなく、利用者が実環境で最初にIDカード2aを利用して入室する時点で利用者Mの顔部分をカメラ3で撮像して顔認証データベース5に登録する。
顔認証処理部14は、利用者Mが顔認証データベース5に登録された登録済みの利用者であるか否かを認証する処理部である。具体的には、顔画像検出部12により検出された認証対象者である利用者Mの顔画像データと顔認証データベース5に登録された登録利用者の顔画像データとの類似度を算出し、算出された類似度に基づいて、該利用者Mが顔認証データベース5に登録された登録利用者と一致するか否かを認証する。顔認証データベース5に登録済みの登録利用者は、IDカード2aの操作がなされなくともゲート10を開制御する必要があるためである。ここで、上記類似度の一例として、顔画像データ相互間の相互相関係数を用いることができ、両顔画像データに同一人物の顔部分が含まれる場合に類似度が大きくなり、両顔画像データに異なる人物の顔部分が含まれる場合に類似度が小さくなる。なお、かかる類似度としては、上記の相互相関係数以外の公知の類似度算出技術を用いることもできる。
そして、顔認証データベース5に登録された顔画像データが一つのみである場合には、上記顔画像データ間の類似度が認証しきい値以上である場合に、認証対象者である利用者Mが顔認証データベース5に登録済みの登録利用者と一致するものと判定し、顔認証データベース5に登録された顔画像データが複数存在する場合には、顔画像検出部12により検出された認証対象者である利用者Mの顔画像データと顔認証データベース5に登録された登録利用者の複数の顔画像データとの各類似度のうちの例えば上位3つの類似度を抽出し、抽出した上位3つの類似度のうちの平均値が認証しきい値以上である場合に、利用者が顔認証データベース5に登録済みの登録利用者と一致すると判定することができる。なお、かかる判定処理としては、既存の周知技術を用いることができる。
認証しきい値修正部15は、顔認証データベース5に登録された認証しきい値を動的に自動修正する処理部である。この認証しきい値修正部15は、IDカード2aを新たに付与された利用者が初期登録を行うケースと、初期登録を終えた利用者が実運用で認証対象者として認証されるケースの両方の場合に機能する。
利用者の初期登録を行う際には、例えば利用者のIDカード2aを操作器2に5回操作させ、利用者の5つの顔画像データを利用者IDに対応付けて顔認証データベース5にそれぞれ登録する。ここで、この顔認証データベース5には、初回はあらかじめ定められた所定の認証しきい値が設定されるが、操作器2に2回目以降の操作がなされた場合には、認証しきい値修正部15が、類似度を用いて上記認証しきい値を修正する。例えば、操作器2に2回目の操作がなされた場合に得られる顔画像データと顔認証データベース5に初回に登録された顔画像データとの間の類似度が認証しきい値から所定値以上離れている場合には、この認証しきい値を上方修正又は下方修正することになる。なお、この認証しきい値の修正要領についての説明は後述する。
一方、利用者が実運用で認証対象者として認証される場合にも、認証しきい値修正部15が、類似度等を用いて上記認証しきい値を修正する。具体的には、認証対象者である利用者Mの顔画像データと顔認証データベース5に登録された登録利用者の顔画像データとの類似度を算定し、算定した類似度が該登録利用者の認証しきい値を大きく超える場合には、この認証しきい値が低すぎるとみなして認証しきい値を上方修正する。一方、認証対象者が登録利用者であるにも係わらず、かかる類似度が認証しきい値よりも所定値以上低くなるような場合には、この認証しきい値が高すぎるとみなして認証しきい値を下方修正する。なお、この認証しきい値の修正要領についての説明も後述する。
利用者確認出力部16は、認証対象者に対してIDカード2aの操作器2への操作を促すための情報を音声出力や文字出力などで報知する処理部である。上記の実運用中に認証しきい値の修正を行う際には、認証対象者である利用者Mが登録利用者と一致するか否かを判定する必要があるからである。
警報出力部17は、顔認証処理部14により利用者が顔認証データベース5に登録済みの登録利用者でないと判定された場合に、警報を出力する処理部である。かかる警報出力としては、実際に音声出力するほか、所定の警備員の携帯端末に「異常発生」を報知するものでも良い。なお、かかる警報を出力している間は、ゲート10の閉鎖状態が維持される。
(利用者確認出力部16の概念)
次に、図1に示した利用者確認出力部16の概念について説明する。図3は、図1に示した利用者確認出力部16の概念を説明するための説明図である。ここでは、認証対象者であるBさんがゲート10の近傍に到来して顔認証処理を行う場合を示している。なお、顔認証データベース5には、Aさん(利用者ID;IDa)とBさん(利用者ID;IDb)の顔画像データ及び認証しきい値Ta及びTbが登録されているものとする。
図3に示すように、認証対象者であるBさんの顔画像データが取得されたならば、この顔画像データと顔認証データベース5に登録されたAさんの顔画像データとの類似度Saが算定されるとともに、顔画像データと顔認証データベース5に登録されたBさんの顔画像データとの類似度Sbが算定される。
ここで、Aさんとの類似度Saの方がBさんとの類似度Sbよりも大きく(Sa>Sb)、かつ、Aさんとの類似度SaがAさんの認証しきい値Taよりも大きい(Sa>Ta)場合には、認証対象者であるBさんは登録利用者であるAさんであると誤認証されてしまう。このような場合に、誤認証が発生しているにも係わらず、認証対象者が登録利用者であると判定され、ゲート10が開放されるという問題が生じる。このため、かかる誤認証が生じないように、認証しきい値を修正する必要が生じるが、認証対象者であるBさんに操作器2を操作させないと、認証対象者と登録利用者がミスマッチとなっている事実を把握することができない。
このため、この利用者確認出力部16は、認証対象者であるBさんに対して、例えば「IDaさん、おはようございます。別人であれば操作器を操作して下さい。」と音声出力や文字出力を行う。説明の便宜上図示省略したが、登録利用者の氏名と利用者IDの対応関係を保持している場合には、「Aさん、おはようございます。別人であれば操作器を操作して下さい。」と音声出力や文字出力を行っても良い。
これにより、認証対象者であるBさんは、入退出管理装置1の誤認証に気づいて操作器2を操作することができる。その結果、認証しきい値修正部15は、操作器2から取得した利用者IDにより同一人ではない(誤認証が発生した)と判定することができ、Aさんの認証しきい値Taを上方修正するとともに、Bさんの認証しきい値Tbを下方修正する。このように、かかる利用者確認出力部16の処理によって、認証対象者であるBさんがAさんと誤認証される事態を防止することができる。
(初期登録時の認証しきい値修正処理)
次に、図1に示した制御部4による初期登録時の認証しきい値修正処理手順について説明する。図4は、図1に示した制御部4による初期登録時の認証しきい値修正処理手順を示すフローチャートである。
図4に示すように、制御部4は、カメラ3により撮像された画像データを取得する(ステップS101)。その後、操作器2が操作されたか否かを判断する(ステップS102)。操作器2が操作された場合には(ステップS102,Yes)、さらに、操作器2から入力された利用者ID(以下、「操作IDm」と言う)が顔認証データベース5に登録済みであるか否かを判定する(ステップS103)。
その結果、操作IDmが登録済みである場合には(ステップS103,Yes)、さらに、ステップS101で取得された画像データ内で顔部分が検出されたか否かを判定する(ステップS104)。画像データ内で顔部分が検出された場合には(ステップS104,Yes)、さらに、この顔部分の顔画像データと、顔認証データベース5内の顔画像データとの類似度を各ID毎に演算し、この類似度演算結果による認証処理を行う(ステップS105)。なお、操作器2が操作されない場合(ステップS102,No)、操作IDmが登録済みでない場合(ステップS103,No)、又は、画像データ内で顔部分が検出されなかった場合には(ステップS104,No)、ステップS101に移行して、次の画像データを取得する。
その後、ステップS105の認証処理結果から、認証対象者に対応する登録利用者の利用者ID(以下、「認証IDa」と言う)を決定する(ステップS106)。具体的には、最も高い類似度となる利用者IDを認証IDaとする。
認証IDaの決定後、操作器2から取得した操作IDmが上記認証IDaと一致するか否かを判定する(ステップS107)。操作IDmと認証IDaとが一致する場合には(ステップS107,Yes)、認証IDaの認証しきい値Taから認証IDaの類似度Saを減算した値が所定値A以上であるか否か、すなわち、認証しきい値Taが類似度Saよりも非常に大きな値であるか否かを判定する(ステップS108)。認証しきい値Taから類似度Saを減算した値が所定値A以上である場合には(ステップS108,Yes)、現在の認証しきい値Taから所定修正量ΔT分減算して(Ta=Ta−ΔT)該認証しきい値Taを下方修正し(ステップS110)、ステップS101に移行する。
認証しきい値Taから類似度Saを減算した値が所定値A以上でない場合には(ステップS108,No)、類似度Saから認証しきい値Taを減算した値が所定値B以上であるか否か、すなわち、類似度Saが認証しきい値Taよりも非常に大きな値であるか否かを判定する(ステップS109)。類似度Saから認証しきい値Taを減算した値が所定値B以上である場合には(ステップS109,Yes)、現在の認証しきい値Taに所定修正量ΔT分を加えて(Ta=Ta+ΔT)該認証しきい値Taを上方修正し(ステップS111)、ステップS101に移行する。また、類似度Saから認証しきい値Taを減算した値が所定値B以上でない場合には(ステップS109,No)、現在の認証しきい値Taをそのまま維持して、ステップS101に移行する。
一方、操作IDmと認証IDaとが一致しない場合には(ステップS107,No)、操作IDmの認証しきい値Tmから所定修正量ΔTtを減算して(Tm=Tm−ΔTt)認証しきい値Tmを下方修正するとともに、認証IDaの認証しきい値Taに所定修正量ΔTf分を加えて(Ta=Ta+ΔTf)に認証しきい値Taを上方修正した後(ステップS112)、ステップS101に移行する。
ここで、上記ステップS110,S111の修正処理をさらに具体的に説明する。図5は、図4のステップS110,S111に示した修正処理を説明するための説明図である。図5に示すように、認証IDaの類似度Saに対して認証IDaの認証しきい値Taが所定値Aよりも大きい場合には、この認証しきい値Taを所定修正量ΔT分減算し、類似度Saに近づけた認証しきい値Taに修正する。同様に、認証IDaの類似度Saに対して認証IDaの認証しきい値Taが所定値Bよりも小さい場合には、この認証しきい値Taを所定修正量ΔT分加算し、類似度Saに近づけた認証しきい値Taに修正する。なお、かかる所定値A,Bを大きな値として、認証しきい値Ta自体を適正値に粗く修正することもできる。
次に、上記ステップS112の修正処理をさらに具体的に説明する。図6は、図4のステップS112に示した修正処理を説明するための説明図である。図6に示すように、認証IDaについては、認証しきい値Taに所定修正量ΔTf分加算して該認証しきい値Taを上方修正することによって誤認証を招き難くする。一方で、操作IDmについては、認証しきい値Tmから所定修正量ΔTt分を減算して該認証しきい値Tmを下方修正することによって正しく認証し易くしている。これにより、利用者ID間で相対的な関係にある認証しきい値を適正に修正することが可能となる。
(実運用中の認証しきい値修正処理)
次に、図1に示した制御部4による実運用中における認証しきい値修正処理手順について説明する。図7は、図1に示した制御部4による実運用中における認証しきい値修正処理手順を示すフローチャートである。図7に示すように、制御部4は、カメラ3により撮像された画像データを取得する(ステップS201)。その後、ステップS201で取得された画像データ内で顔部分が検出されたか否かを判定する(ステップS202)。画像データ内で顔部分が検出されない場合には(ステップS202,No)、ステップS201に移行して、次の画像データを取得する。
一方、画像データ内で顔部分が検出された場合には(ステップS202,Yes)、この顔部分の顔画像データと、顔認証データベース5内の顔画像データとの類似度を各ID毎に演算し、この類似度演算結果による認証処理を行う(ステップS203)。その後、ステップS203の認証結果から、認証IDaが存在するか否かを判定する(ステップS204)。認証IDaは、認証しきい値以上の類似度をもち、かつ、最も高い類似度となる利用者IDである。この認証IDaが存在しない場合には(ステップS204,No)、ステップS201に移行して、次の画像データを取得する。
認証IDaが存在する場合には(ステップS204,Yes)、利用者確認出力部16に対して、「認証IDaに対応する利用者である点」並びに「該当する利用者でない場合には操作器の操作の実施すべき点」を意味する音声出力あるいは文字出力などを行わせて認証対象者に注意喚起する(ステップS205)。この注意喚起がなされた場合に、認証対象者が認証IDaに対応する利用者でない場合には、該認証対象者は操作器2から操作IDmを入力する。その後、操作器2が操作されたか否かを判定する(ステップS206)。認証対象者により操作器2が操作された場合には(ステップS206,Yes)、操作IDmと認証IDaとが一致するか否かを判定する(ステップS207)。
認証対象者によって操作器2が操作されなかった場合及び操作IDmと認証IDaとが一致する場合には(ステップS206,No:ステップS207,Yes)、認証IDaの類似度Saから認証IDaの認証しきい値Taを減算した値が所定値B以上であるか否かを判定する(ステップS208)。類似度Saから認証しきい値Taを減算した値が所定値B以上である場合には(ステップS208,Yes)、ステップS111と同様に、現在の認証しきい値Taに所定修正量ΔT分を加えて(Ta=Ta+ΔT)該認証しきい値Taを上方修正し(ステップS209)、ステップS201に移行する。また、類似度Saから認証しきい値Taを減算した値が所定値B以上でない場合には(ステップS208,No)、現在の認証しきい値Taをそのまま維持して、ステップS201に移行する。
一方、操作IDmと認証IDaとが一致しない場合には(ステップS207,No)、ステップS112と同様に、操作IDmの認証しきい値Tmから所定修正量ΔTtを減算して(Tm=Tm−ΔTt)該認証しきい値Tmを下方修正するとともに、認証IDaの認証しきい値Taに所定修正量ΔTfを加えて(Ta=Ta+ΔTf)該認証しきい値Taを上方修正し(ステップS210)、ステップS201に移行する。かかる認証しきい値修正処理は、実運用時に動的に行われるため、利用者の顔画像の経年変化にも柔軟に対応することができる。
上述してきたように、本実施例では、初期登録時及び実運用中に認証しきい値を動的に修正する処理を行うよう構成したため、顔認証データベース5の管理に関して利用者および作業者にかかる負担を軽減することができるとともに、適切な認証しきい値に設定されるため、顔認証処理の精度を向上させることができる。
(変形例1)
上記実施例では、図5に示した修正量ΔT及び図6に示した修正量ΔTf及びΔTtを用いて認証しきい値を修正する場合を示したが、かかる修正量ΔT,ΔTf,ΔTtは、類似度と認証しきい値との差があらかじめ設定された値以上であるときに修正するようにしてもよい。例えば、図8に示すように類似度が100点満点であり、かつ、1点単位で修正が可能である場合に、認証しきい値Tmと類似度Smとの差(Tm−Sm)が5点以上となったときに、実際の修正を行うようにすることができる。図8では、認証しきい値Tmと類似度Smとの差(Tm−Sm)が5点であるため、該認証しきい値Tmを7点分下方修正した状態を示している。
(変形例2)
また、かかる修正量ΔT,ΔTf,ΔTtは、認証しきい値と類似度との間の所定の内分点の値となるよう修正することもできる。例えば、図9に示す例では、認証しきい値Taを修正する場合に、認証しきい値Taと類似度Saとの間を2対1で内分する点Ta’となるように修正している。
(変形例3)
さらに、認証しきい値に対する認証回数分布を用いて、認証しきい値を修正するようにしてもよい。例えば、あらかじめ指定された歩行回数分(例えば、10回分)に対する認証結果を履歴として保持しておき、図10に示すように、認証しきい値に対する認証回数の分布を求め、この分布から、誤認証の回数が「0回」となるような認証しきい値となるように修正する。図10では、認証しきい値が「70」である場合に誤認証が「0回」となるため、認証しきい値を「70」に修正した場合を示している。
(変形例4)
また、認証しきい値が修正されすぎるのを防止するために、リミッタ機能を有する下限値を設けることもできる。具体的には、認証しきい値よりも小さな下限しきい値を設定しておき、この下限しきい値を下回る類似度に対しては認証しきい値の下方修正を行わないようにしてもよい。例えば、図6に示した操作IDmでは、下限しきい値Trを設け、類似度Smが下限しきい値Trを上回っているので、認証しきい値Tmの下方修正を行っている。同様に、認証しきい値よりも大きな上限しきい値を設定しておき、この上限しきい値を超える類似度に対しては認証しきい値の上方修正を行わないようにしてもよい。
(変形例5)
さらに、誤認証が発生した場合には、認証しきい値が類似度よりも大きくなるように修正するようにしてもよい。例えば、図6に示した認証IDaでは、類似度Saよりも大きくなるように認証しきい値Taを修正している。これによって、同じ類似度Saが得られた場合に、類似度Saは認証しきい値Ta未満となって認証されなくなる。
(変形例6)
また、認証しきい値を修正できる上限と下限とを設定しておくことが好ましい。かかる上下限値の設定によって、認証しきい値に対する過度の修正が抑制され、極端な誤認証の発生を防止することができる。
(変形例7)
さらに、類似度と認証しきい値との差に応じて所定修正量ΔT、ΔTf、ΔTtを変化させるようにしてもよい。この可変の修正によって、迅速に認証しきい値を適切値とすることができる。
(変形例8)
また、図11のステップS310〜S312に示したように、操作IDmの類似度Smが認証しきい値Tm以上か否かによって処理を異ならせるようにしてもよい。図11は、変形例8にかかる認証しきい値修正処理手順を示すフローチャートである。図11に示したステップS301〜S309の処理は、図7に示したステップS201〜S209と同じである。
図11において、操作IDmと認証IDaが一致しない場合には(ステップS307,No)、類似度Smが認証しきい値Tm以上であるか否かを判定する(ステップS310)。類似度Smが認証しきい値Tm以上である場合には(ステップS310,Yes)、類似度Smより高い類似度をもつ利用者IDの認証しきい値Tfに所定修正量ΔTfを加えて(Tf=Tf+ΔTf)該認証しきい値Tfを上方修正する(ステップS311)。例えば、図12に示すように、類似度Smより高い類似度をもつ認証IDaの認証しきい値Taに所定修正量ΔTfを加えて上方修正することになる。
一方、類似度Smが認証しきい値Tm以上でない場合には(ステップS310,No)、類似度Smより高い類似度Sfとなり、かつ、その類似度Sfとなる利用者IDの認証しきい値Tfに対して、Sf>Tfの関係が成立する場合に、認証しきい値Tfに所定修正量ΔTfを加えて(Tf=Tf+ΔTf)該認証しきい値Tfを上方修正するとともに、操作IDの認証しきい値Tmから所定修正量ΔTtを減算して(Tm=Tm−ΔTt)該認証しきい値Tmを下方修正する(ステップS312)。例えば、図13に示すように、類似度Smよりも高い類似度は、類似度S1〜S3の3つがあるが、類似度が認証しきい値よりも大きいものは、類似度S1,S3の2つであり、これら類似度S1,S3に対応する利用者ID及び認証IDaの各認証しきい値T1,T3は、上方修正される。利用者ID2の類似度S2は、認証しきい値T2未満であり、現状のままでも認証されず、修正するまでもないからである。また、操作IDmの認証しきい値Tmは下方修正される。
なお、上記実施例及び変形例では、顔画像データの相互間の類似度を求めた場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、顔画像データベース5に顔画像データの特徴量を登録しておき、特徴量相互間の類似度を求める場合に適用することもできる。また、上記実施例及び変形例では、初期登録時に利用者が操作器2に5回操作する場合を示したが、初期登録時の操作回数は何回であっても良く、例えば顔画像データの上限登録数分の操作を行わせても良い。
さらに、上記実施例及び変形例では、操作器2の操作によって認証対象者の利用者IDを取得して、認証対象者と登録利用者が同一人であるか否かを判定する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他システム又は作業者の目視等により認証対象者を特定するための情報を入手し、この情報を用いて認証対象者の利用者IDを特定し、認証対象者と登録利用者が同一人であるか否かを判定することもできる。
また、上記実施例及び変形例では、本発明を入退室管理システムに適用した場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、勤怠管理システムなど各種システムに適用することができる。また、操作器2としてカードリーダを用いることで、従来、社員証等のICカードの利用のみで実現していた入退室管理や勤怠管理に、顔認証を導入することができる。そして、顔認証用の顔画像データが自動登録されるため、利用者は、わざわざIDカードをかざさなくても、電気錠の開錠やタイムカードの打刻が可能になる。さらに、開錠時(打刻時)の映像と利用者IDとを関連付けて登録することができる。この結果、管理者によるチェックを一層厳密に行うことができるとともに、不正防止を図ることができる。なお、ICカードの利用と顔認証処理との二重照合も可能であり、この二重照合を行うことによって、通常よりもセキュリティの高いシステムを実現することができる。
また、上記実施例及び変形例では、操作器2をカードリーダとする場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。操作器2は、ID情報のやり取りができればよく、社員証などのICカードでなくても適用可能である。例えば、パーソナルコンピュータ(PC)のディスプレイにウェブカメラを取り付け、ログインする際のユーザ名とパスワードと顔画像データとを関連付けるようにして顔画像データを登録することができる。また、マンションのエントランスに設置されているオートロックなどに対しても、顔画像データと開錠用のパスワードとを関連付けて登録することもできる。
本発明に係る顔認証データベース管理方法、顔認証データベース管理装置及び顔認証データベース管理プログラムは、入退室監視システムや勤怠管理システムなどに適しており、特に、作業者の負担を招くことなく、効率良く登録利用者ごとに設定した認証しきい値を自動修正して、認証精度の向上を図る場合に適している。
1 入退室管理装置
2 操作器
2a IDカード
3 カメラ
4 制御部
5 顔認証データベース
10 ゲート
11 操作検出部
12 顔画像検出部
13 登録処理部
14 顔認証処理部
15 認証しきい値修正部
16 利用者確認出力部
17 警報出力部
20 画像データ
21 顔画像データ
M 利用者

Claims (15)

  1. 登録利用者を一意に識別する利用者識別情報ごとに、該登録利用者の顔画像データに係る情報並びに該登録利用者の利用者認証を行う際に用いられる認証しきい値を関連付けて記憶する顔認証データベースを管理する顔認証データベース管理方法であって、
    撮像装置により認証対象者を撮像した画像データから抽出された該認証対象者の顔画像データに係る情報及び前記顔認証データベースに記憶された登録利用者の顔画像データに係る情報に基づいて類似度を算定する類似度算定工程と、
    前記撮像装置により撮像された認証対象者が前記登録利用者と同一人物であるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程による判定結果並びに前記類似度算定工程により算定された類似度に基づいて、前記顔認証データベースに記憶された認証しきい値を自動修正する認証しきい値修正工程と
    を含んだことを特徴とする顔認証データベース管理方法。
  2. 前記判定工程は、
    前記類似度算定工程により算定された類似度が、前記認証しきい値以上で、かつ、最も大きな値となった登録利用者の利用者識別情報と、所定の操作器により読み取られた利用者識別情報とが一致する場合に、認証対象者と登録利用者とが同一人物であると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の顔認証データベース管理方法。
  3. 前記類似度算定工程により算定された類似度が、前記認証しきい値以上で、かつ、最も大きな値となった登録利用者に関する情報並びに該登録利用者ではない場合に前記操作器への操作を促す指示を報知する報知工程
    をさらに含んだことを特徴とする請求項2に記載の顔認証データベース管理方法。
  4. 前記認証しきい値修正工程は、
    前記判定工程により同一人物であると判定され、かつ、前記類似度算定工程により算定された類似度が前記認証しきい値よりも所定値以上離れている場合に、前記認証しきい値を自動的に上方修正又は下方修正する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の顔認証データベース管理方法。
  5. 前記認証しきい値修正工程は、
    前記類似度算定工程により算定された類似度が前記認証しきい値よりも所定の修正単位の所定倍数以上離れている場合に、前記修正単位分だけ前記認証しきい値を自動的に上方修正又は下方修正する
    ことを特徴とする請求項4に記載の顔認証データベース管理方法。
  6. 前記認証しきい値修正工程は、
    前記類似度算定工程により算定された類似度が前記認証しきい値よりも所定値以上離れている場合に、前記類似度と前記認証しきい値との差に応じた量だけ前記認証しきい値を自動的に上方修正又は下方修正する
    ことを特徴とする請求項4に記載の顔認証データベース管理方法。
  7. 前記認証しきい値修正工程は、
    前記類似度算定工程により算定された類似度が前記認証しきい値よりも所定値以上離れている場合に、前記類似度と前記認証しきい値との間を内分する内分点の値まで前記認証しきい値を自動的に上方修正又は下方修正する
    ことを特徴とする請求項4に記載の顔認証データベース管理方法。
  8. 前記認証しきい値修正工程は、
    所定の回数分顔認証処理が行われた統計量に基づいて、前記判定工程により同一人物でないと判定されない値を算定し、算定した値に前記認証しきい値を自動修正する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の顔認証データベース管理方法。
  9. 前記認証しきい値修正工程は、
    所定の上限値又は所定の下限値を超えない範囲で、前記顔認証データベースに記憶された認証しきい値を自動修正する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の顔認証データベース管理方法。
  10. 前記認証しきい値修正工程は、
    前記判定工程により同一人物でないと判定された場合に、同一人物ではないと判定された登録利用者の認証しきい値を自動的に上方修正する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の顔認証データベース管理方法。
  11. 前記認証しきい値修正工程は、
    前記判定工程により同一人物でないと判定され、かつ、認証対象者本人の類似度が該認証対象者に対応する認証しきい値以上である場合に、同一人物ではないと判定された登録利用者の認証しきい値を自動的に上方修正する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の顔認証データベース管理方法。
  12. 前記認証しきい値修正工程は、
    前記判定工程により同一人物でないと判定され、かつ、認証対象者本人の類似度が該認証対象者に対応する認証しきい値未満である場合に、該認証対象者に対応する認証しきい値を自動的に下方修正する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の顔認証データベース管理方法。
  13. 前記認証しきい値修正工程は、
    前記判定工程により同一人物でないと判定された場合に、前記認証対象者の顔画像データに係る情報との間の類似度が認証しきい値以上となる各登録利用者の認証しきい値を自動的に上方修正する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の顔認証データベース管理方法。
  14. 登録利用者を一意に識別する利用者識別情報ごとに、該登録利用者の顔画像データに係る情報並びに該登録利用者の利用者認証を行う際に用いられる認証しきい値を関連付けて記憶する顔認証データベースを管理する顔認証データベース管理装置であって、
    撮像装置により認証対象者を撮像した画像データから抽出された該認証対象者の顔画像データに係る情報及び前記顔認証データベースに記憶された登録利用者の顔画像データに係る情報に基づいて類似度を算定する類似度算定手段と、
    前記撮像装置により撮像された認証対象者が前記登録利用者と同一人物であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果並びに前記類似度算定手段により算定された類似度に基づいて、前記顔認証データベースに記憶された認証しきい値を自動修正する認証しきい値修正手段と
    を備えたことを特徴とする顔認証データベース管理装置。
  15. 登録利用者を一意に識別する利用者識別情報ごとに、該登録利用者の顔画像データに係る情報並びに該登録利用者の利用者認証を行う際に用いられる認証しきい値を関連付けて記憶する顔認証データベースを管理する顔認証データベース管理装置で実行される顔認証データベース管理プログラムであって、
    撮像装置により認証対象者を撮像した画像データから抽出された該認証対象者の顔画像データに係る情報及び前記顔認証データベースに記憶された登録利用者の顔画像データに係る情報に基づいて類似度を算定する類似度算定手順と、
    前記撮像装置により撮像された認証対象者が前記登録利用者と同一人物であるか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順による判定結果並びに前記類似度算定手順により算定された類似度に基づいて、前記顔認証データベースに記憶された認証しきい値を自動修正する認証しきい値修正手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする顔認証データベース管理プログラム。
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