JP2010211472A - サービス検索装置及び方法、サービス検索システム、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、検索サーバ等によるサービスの集中管理手法を用いることなく、サブネットを超えたサービスの検索が可能となり、検索サーバ等の設置コストや集中管理による管理コストを削減することができるサービス検索装置を提供する。
【解決手段】PC111は、マルチキャストによるサービス検索要求の応答として受信したProbeMatchメッセージからサービスの重複のない一つのサービスリストを作成する。そして、ユニキャストパケットによるProbeメッセージを一度も送信していないサービスがある場合、ユニキャストパケットによるサービスリストを要求する。次に、既に保持しているサービスリストと受信したサービスリストを照らし合わせ、重複するサービスを削除し、新たなサービスを保持していたサービスリストに加える。
【選択図】図21
【解決手段】PC111は、マルチキャストによるサービス検索要求の応答として受信したProbeMatchメッセージからサービスの重複のない一つのサービスリストを作成する。そして、ユニキャストパケットによるProbeメッセージを一度も送信していないサービスがある場合、ユニキャストパケットによるサービスリストを要求する。次に、既に保持しているサービスリストと受信したサービスリストを照らし合わせ、重複するサービスを削除し、新たなサービスを保持していたサービスリストに加える。
【選択図】図21
Description
本発明は、複数のサブネットに分散して存在するサービスを、検索サーバ等を用いることなく検索可能とするサービス検索装置及び方法、サービス検索システム、並びにプログラムに関するものである。
従来のサービス検索手法として、マルチキャスト或いはブロードキャストによる検索手法が用いられている。例えば、ルータを介して接続されたネットワークにおけるプリンタを、ブロードキャストパケットを用いて検索する方法が挙げられる。この検索方法では、検索を行うクライアントPCは、ルータからルーティング情報を取得し、ルーティング情報におけるサブネットワークのドメイン名からそのドメインにおけるブロードキャストアドレスを求める。そして、そのブロードキャストアドレスに宛てたプリンタ名を要求するブロードキャストパケットを、ルータを介して送出する。その結果、クライアントPCは、ブロードキャストパケットに対する応答パケットを受信することによってプリンタを検索することが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、マルチキャストやブロードキャストによるサービス検索手法は、技術的に容易に実現できる反面、サブネットを超えてのサービス検索には限界がある。例えば、検索用のマルチキャストパケットのTTL(Time To Live)値を増加させれば、検索パケットはTTLの数だけのサブネットを超えて到達可能であるが、ネットワーク全体にマルチキャストパケットのトラフィックが増加するという弊害がある。そのため、安易にTTL値を増加させるのは得策ではない。
なお、上述のTTL値はパケットの有効期間を表す値である。TTL値は、最大255までの整数値で表され、パケットがルータなどを1回経由する度にその値が1減少する。TTL値が0になったパケットはその時点で廃棄され、廃棄通知がパケットの送信元に届くようになっている。
ところで、マルチキャストやブロードキャストによるサービス検索手法とは別に、検索サーバによる検索手法も考えられている。これは、検索サーバに各々のサービスロケーションを登録し、検索者は検索サーバに問い合わせるという手法である。この検索手法を用いると、ネットワークトラフィックの低減とともにサブネットを超えたサービスの検索が可能となるが、必ず検索サーバが必要となり、その設置コストと管理コストが増大するという課題も併せ持っている。
本発明は、検索サーバ等によるサービスの集中管理手法を用いることなく、サブネットを超えたサービスの検索が可能となり、検索サーバ等の設置コストや集中管理による管理コストを削減することができるサービス検索装置及び方法、並びにプログラムを提供する。
上記目的を達成するために、請求項1記載のサービス検索装置は、それぞれ他のサービス提供装置の情報を保持している複数のサービス提供装置とネットワークを介して通信可能なサービス検索装置において、サービスを検索するためのサービス検索要求を送信する送信手段と、前記複数のサービス提供装置のうち、前記サービス検索要求に対して応答したサービス提供装置が保持する他のサービス提供装置の情報を、当該サービス提供装置から受信する受信手段と、前記他のサービス提供装置が保持する当該他のサービス提供装置とは異なるサービス提供装置の情報を、当該他のサービス提供装置から取得する取得手段と、前記受信手段および前記取得手段によって得た情報に基づいて、複数のサービス提供装置の情報を示すサービスリストを作成する作成手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、検索サーバ等によるサービスの集中管理手法を用いることなく、サブネットを超えたサービスの検索が可能となり、検索サーバ等の設置コストや集中管理による管理コストを削減することができる。
また、本発明によれば、マルチキャストやブロードキャストによる検索を極力少なくすることができ、ネットワーク全体に広がるマルチキャストやブロードキャストのトラフィックを低減することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態の一例であるサービス検索システムの構成を示す図である。
サブネット1には、サービスの検索に利用される情報処理装置としてのクライアントPC(以下、単に「PC」と称する)111と、複写機能や画像形成機能等を備える複合機(以下、「MFP」と称する)112が接続されている。サブネット2には、画像形成装置としてのプリンタ121、MFP122が接続されている。サブネット3には、画像形成装置としてのMFP131、プリンタ132が接続されている。サブネット4には、画像形成装置としてのプリンタ141が接続されている。サブネット5には、画像形成装置としてのプリンタ151が接続されている。サブネット6には、画像形成装置としてのプリンタ161が接続されている。
サブネット1とサブネット2は、ルータ12により相互に接続される。サブネット2とサブネット3は、ルータ23により相互に接続される。サブネット1とサブネット4は、ルータ14により相互に接続される。サブネット4とサブネット5は、ルータ45により相互に接続される。サブネット5とサブネット6は、ルータ56により相互に接続される。結果としてすべてのサブネット上の装置は相互に通信可能になっている。
ルータ12,23,14,45,56は、一方のサブネットから受信したブロードキャストやマルチキャストを他方のサブネットに転送することが可能な構成となっている。
次に、図1のMFP112のハードウェア構成について説明する。なお、MFP122,131は、MFP112と同様のハードウェア構成を有するものとして、それらの説明は省略する。また、プリンタ121,132,141,151,161については、MFP112のハードウェア構成からスキャナ部やスキャナ画像処理部、モデム等を除くハードウェア構成を有することから、それらの説明についても省略する。
図2は、図1のMFP112のハードウェア構成を示すブロック図である。
コントローラユニット2000は、画像入力デバイスのスキャナ部2070や画像出力デバイスのプリンタ部2095に接続し、スキャナ部2070で読み取られた画像データをプリンタ部2095により印刷出力するコピー機能を実現するための制御を行う。また、コントローラユニット2000は、LAN106に接続することによって、画像情報やデバイス情報の入出力を行うための制御を行う。
また、コントローラユニット2000は、具体的には、CPU2001を有し、CPU2001は、ROM2003に格納されているブートプログラムによりオペレーションシステム(OS)を立ち上げる。そしてこのOS上でHDD(ハードディスクドライブ)2004に格納されているアプリケーションプログラムを実行することによって各種処理を実行する。
CPU2001の作業領域としてはRAM2002が用いられる。RAM2002は、作業領域とともに、画像データを一時記憶するための画像メモリ領域を提供する。HDD2004は、上記アプリケーションプログラムとともに、画像データを格納する。CPU2001には、システムバス2007を介して、操作部IF(操作部インターフェイス)2006、ネットワークIF(ネットワークインターフェイス)2010、モデム2050及びイメージバスIF(イメージインターフェイス)2005が接続されている。操作部IF2006は、タッチパネルを有する操作部2012とのインターフェイスであり、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、操作部IF2006は、操作部2012においてユーザにより入力された情報をCPU2001に送出する。
ネットワークIF2010は、LAN106に接続され、LAN106を介してLAN106上の各装置との間で情報の入出力を行う。モデム2050は、公衆回線(図示せず)に接続され、情報の入出力を行う。イメージバスIF2005は、システムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008を接続し、データ構造を変換するためのバスブリッジである。
画像バス2008は、PCIバスまたはIEEE1394から構成される。画像バス2008上には、ラスタイメージプロセッサ(以下、RIPという)2060、デバイスIF2020、スキャナ画像処理部2080、プリンタ画像処理部2090、画像回転部2030、サムネイル作成部2035及び画像圧縮部2040が備わる。RIP2060は、PDLコードをビットマップイメージに展開するプロセッサである。デバイスIF2020には、スキャナ部2070及びプリンタ部2095が接続され、デバイスIF2020は、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部2090は、プリント出力画像データに対してプリンタ部2095の補正、解像度変換などを行う。
画像回転部2030は、画像データの回転を行う。画像圧縮部2040は、多値画像データをJPEGデータに、2値画像データをJBIG、MMR、MHなどのデータに圧縮するとともに、その伸張処理を行う。
なお、PC111は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、キーボード、及びディスプレイ等を備える汎用のパーソナルコンピュータであり、それらのハードウェア構成の説明については省略する。
図3は、MFP112のソフトウェア構成を示すブロック図である。なお、MFP122,131、プリンタ121,132,141,151,161については、MFP112と同様のソフトウェア構成を有することから、それらの説明は省略する。また、図示例は、本発明に関連するソフトウェア構成のみを表し、他のソフトウェア構成については省略されている。
MFP112は、サービス検索処理部301と、サービス情報送信部302と、サービス情報記憶部303と、情報管理部304とを備える。
サービス検索処理部301は、定期的にマルチキャストパケットを用いてサービス検索要求を発行し、他のサービスからの一つ以上の応答を受信する処理を行う。受信したサービスの情報は、IPアドレスや各種情報とともにサービス情報記憶部303に保持され、適宜参照して使用することが可能である。
サービス情報送信部302は、PC111からのサービス検索要求に対してサービス情報記憶部303及び情報管理部304が保持するサービスの情報を送信する処理を行う。情報管理部304は、MFP112自身のデバイス情報を管理する。
図4は、PC111のソフトウェア構成を示すブロック図である。なお、図示例は、本発明に関連するソフトウェア構成のみを表し、他のソフトウェア構成については省略されている。
サービス検索要求処理部401は、後述するサービス検索処理を行い、その結果を検索情報表示部402に表示する。
次に、図1のシステムにおけるMFP112やプリンタ121等の画像形成装置が定期的にマルチキャスト宛に送信するXML形式のProbeメッセージについて説明する。
図5は、図1の各画像形成装置が定期的にマルチキャスト宛に送信するXML形式のProbeメッセージの一例を示す図である。
Probeメッセージは、<Header>タグで囲まれるheader部と、<Body>タグで囲まれるbody部とからなり、全体が<Envelope>タグで囲まれる構造になっている。この構造は、本実施形態において使用するメッセージすべてに共通する。
header部は、メッセージの内容に依存しない共通ヘッダとしての役割を果たしており、<Action>タグ、<MessageID>タグ、及び<To>タグが存在する。<Action>タグはメッセージの種類を識別するためのものである。<MessageID>タグはメッセージを一意に識別するための識別子である。<To>タグは、このメッセージの送信先を識別するためのものである。
一方、body部はメッセージの内容に対応して構造が変化する。
Probeメッセージにおいては、body部に<Probe>タグが存在し、このメッセージがProbeメッセージであることを示している。<Probe>タグの中には<Types>タグが存在する場合があるが図5には存在しない。<Types>タグは検索したいデバイスのタイプを指定するものである。
Probeメッセージはサービス検索要求メッセージである。本実施形態では、このProbeメッセージの、予め定められたパケットの有効期間を表すTTL値は2とする。TTL値が2である場合は、隣接する隣のサブネットまでProbeメッセージが到達することを意味する。例えば、図1におけるサブネット1に存在するMFP112が図5に示すProbeメッセージを送信した場合、図1におけるサブネット2及びサブネット4までProbeメッセージが到達する。
図6、図7及び図8は、サブネット2,4上のプリンタ121,141、MFP122がサブネット1上のMFP112からのProbeメッセージを受信した場合、その応答として返信するXML形式のProbeMatchメッセージの一例を示す図である。
ProbeMatchメッセージにおいては、body部に<ProbeMatches>タグが存在し、このメッセージがProbeMatchメッセージであることを示している。<ProbeMatches>タグの中には<ProbeMatch>タグで示されるProbeMatch部が存在する。ProbeMatch部は複数存在することができ、それぞれのProbeMatch部が1個の検索結果に対応している。
ProbeMatch部の中の構造は、<EndpointReference>タグ、<Types>タグ、<XAddrs>タグ、及び<MetadataVersion>タグが存在する。<EndpointReference>タグの中には<Address>タグが存在し、デバイスを識別するアドレス情報を持つ。<Types>タグはデバイスのタイプ情報を持つ。<XAddrs>タグはデバイス情報を取得するためのURLを持つ。<MetadataVersion>タグはデバイス情報のバージョンを持つ。
図6〜図8に示すProbeMatchメッセージには、プリンタ121、MFP122、プリンタ141のそれぞれが提供するサービス情報のみが含まれる。しかしながら、プリンタ121,141、MFP122がそれぞれ定期的にProbeメッセージによってサービス検索を行った後には、自分自身が提供するサービス以外の、検索されたサービスも含まれることになる。
最終的に図1に示す複数の画像形成装置がそれぞれ図5のようなProbeメッセージを定期的に送信することによりお互いにサービスリストを交換した後は、各画像形成装置は2ホップ先までのサービス情報のリストを保持することができるようになる。TTL=2のマルチキャスト検索により隣接するサブネットのサービスを検索し、検索されたサービスは、そのサービスが存在するサブネットのさらに隣接したサブネットまでのサービスリストを返信するからである。
次に、図1のシステムにおける各画像形成装置が最終的に保持するサービスリストの一例を図9〜図14を参照して説明する。
図9は、MFP112が最終的に保持するサービスリストの一例を示す図である。このリストには、2ホップ先のサブネット3及びサブネット5までのサービス情報が含まれる。
ID901は、それぞれの画像形成装置がサービスを一意に管理するために付加される識別子である。UUID902はAddressタグの値であり、サービスが持つ固有のID情報である。バージョン903はMetadataVersionタグの値である。IPアドレス905はURL906からIPアドレス部を抽出した値である。URL906はXaddrsタグの値である。
図10は、プリンタ121及びMFP122が最終的に保持するサービスリストである。このリストには、図9と同様に、2ホップ先のサブネット4までのサービス情報が含まれる。
以下、同様に、図11はMFP131及びプリンタ132、図12はプリンタ141、図13はプリンタ151、図14はプリンタ161がそれぞれ最終的に保持するサービスリストを示している。
次に、図1のシステムにおけるMFP112やプリンタ121等の画像形成装置が定期的に隣接するサービスを検索する場合の処理について図20を参照して説明する。
図20は、図1のシステムにおける画像形成装置が定期的に行うサービス検索処理の一例を示すフローチャートである。
画像形成装置は、定期検索が開始されると、定期タイムアップが発生したか否かを判断する(ステップS2001)。定期タイムアップが発生すると(ステップS2001でYES)、画像形成装置は、TTL値により到達可能なネットワークに存在するサービスを検索するための検索パケットを、マルチキャストパケットで送信する(ステップS2002)(定期サービス検索)。例えば、画像形成装置は、TTL=2のマルチキャストサービス検索パケットを送信する。送信されるマルチキャストサービス検索パケットは図5に示すようなProbeメッセージである。
次に、画像形成装置は、一定時間中、応答パケットを受信する(ステップS2003)。受信する応答パケットは図6〜図8に示すようなProbeMatchメッセージである。画像形成装置は、一定時間が経過した後、受信したProbeMatchメッセージから図9〜図14に示すようなサービスリストを作成する(ステップS2004)。受信した複数のProbeMatchメッセージには重複するサービスが含まれる。そのため、UUID等の情報により、サービスが重複しないようにサービスリストが作成される(サービスリスト保持)。以上の処理が終わると再び定期タイムアップ待ちに戻る(ステップS2001)。
以上で説明したように、本発明の実施形態における画像形成装置は定期的にサービスリストを更新しながら保持する。なお、上述したTTL値については、その値が変更可能なように画像形成装置を構成するようにしてもよい。
次に、PC111がサービスを検索する方法について説明する。
図15は、PC111が検索を開始した場合に送信するProbeメッセージの一例を示す図である。
図示例のメッセージには、Typesタグに「Printer」が指定されている。このような指定がなされると、タイプがプリンタにマッチするサービスがProbeMatchメッセージで応答することを意味する。本実施形態では、このメッセージはTTL=1のマルチキャストパケットとして送信されるため自サブネットの範囲のみに送信される。
図16は、図15に示すProbeメッセージを受信したMFP112が応答として返信するProbeMatchメッセージの一例を示す図である。
MFP112は、サービスリストにおけるタイプが「MFP」であるが、図9に示す通りタイプが「Printer」であるサービスのリストを保持しているため、ProbeMatchメッセージで応答する。ProbeMatchメッセージに含まれるのは、プリンタ121、プリンタ132、プリンタ141、及びプリンタ151の情報である。
図17は、図16に示すProbeMatchメッセージを受信した結果としてPC111が保持するサービスリストの一例を示す図である。
図18は、PC111がプリンタ141に向けてユニキャストで図15に示すProbeメッセージを送信した場合にプリンタ141が応答するProbeMatchメッセージの一例を示す図である。
プリンタ141は、図12に示す通りタイプが「Printer」であるサービスのリストを保持しているため、ProbeMatchメッセージで応答する。ProbeMatchメッセージに含まれるのは、プリンタ121、プリンタ141、プリンタ151、及びプリンタ161の情報である。
図19は、図18に示すProbeMatchメッセージを受信した結果としてPC111が保持するサービスリストの一例を示す図である。
次に、PC111がサービス検索を開始した場合の処理について図21を参照して説明する。
図21は、PC111が行うサービス検索処理の一例を示すフローチャートである。
PC111は、サービス検索処理が開始されると、TTL=1のマルチキャストパケットによるサービス検索要求をネットワーク(サブネット1等)に送信する(ステップS2101)。送信されるサービス検索要求は、例えば図15に示すProbeメッセージである。TTL=1であるので、このパケットは同一サブネット内のみに送信される。
次に、PC111は、一定時間中、応答パケットを受信する(ステップS2102)。受信する応答パケットは図16に示すようなMFP112から送信されるProbeMatchメッセージである。PC111からのサービス検索要求に対する応答として、保持しているサービスリストを送信する(サービスリスト送信)機能は、MFP112だけでなく、図1に示す各画像形成装置が備えるものとする。
PC111は、一定時間が経過した後、受信したProbeMatchメッセージからサービスの重複のない一つのサービスリストを作成する(ステップS2103)。
次に、PC111は、ユニキャストパケットによるProbeメッセージを一度も送信していないサービスがあるか否かを判断する(ステップS2104)。この結果、新たなサービスは無い場合は(ステップS2104でNO)、検索の結果としてサービスリストを表示(ステップS2107)して、本処理を終了する。一方、新たなサービスがある場合は(ステップS2104でYES)、ユニキャストパケットによりサービスリストを要求する(ステップS2105)。このサービスリストの要求も、例えば図15に示すProbeメッセージである。つまり、ステップS2101で送信したサービス検索要求と同じパケットが今度はマルチキャストではなくユニキャストで送信されることになる。
次に、PC111は、サービスリストの要求に対する応答としてサービスリストを受信する(ステップS2106)。受信したサービスリストは、例えば、図19に示すProbeMatchメッセージである。このメッセージで受信したサービスにはプリンタ161が新たに含まれるが、その他のサービスの情報は既に保持している情報である。
PC111は、サービスリストを受信すると、再度、既に保持しているサービスリストと受信したサービスリストを照らし合わせ、重複するサービスを削除し、新たなサービスを保持していたサービスリストに加える(ステップS2103)。そして、再び新たなサービスが発見されたか否かを判断する(ステップS2104)。この場合、プリンタ161が新たに発見されたサービスである。以後、ステップS2103〜S2106の処理を繰り返し、新たなサービスが発見されなかった時点で結果としてのサービスリストを表示して(ステップS2107)、本処理を終了する。
ステップS2107にて、サービス検索の結果リストを表示する場合、PC111は、発見された全てのサービスのURL宛てに図22に示すXML形式のGetメッセージを送信する。そして、PC111は、その応答として、図23に示すXML形式のGetResponseメッセージを受信し、サービスのより詳細な情報を取得した後、検索情報表示部402により図24に示すサービス検索結果リストを表示する。
図22に示すGetメッセージは、header部のみを持つメッセージとなっている。header部の<Action>タグにおいて、このメッセージがGetメッセージであることを示している。
図23に示すGetResponseメッセージには、body部に<Metadata>タグで示されるデバイス情報を持つ構造となっている。<Metadata>タグの中には、<MetadataSection>タグで示されるMetadataSection部が存在する。各MetadataSection部は直下のタグにより、その中に持つ情報の種類が指定される。
MetadataSection部は<ThisDevice>タグを持っており、デバイスごとに異なる情報が格納される。<FriendlyName>タグはこのデバイスにつけた名前、<FirmwareVersion>タグはこのデバイスのファームウェアバージョン、<SerialNumber>タグはこのデバイスのシリアル番号を示している。
MetadataSection部は<ThisModel>タグを持っており、デバイスのモデルごとに異なる情報が格納される。<Manufacturer>タグはデバイスの製造会社名、<Manufacturer>タグはデバイス製造会社のURL、<PresentationURL>はデバイスの情報を示すURL、<ModelName>タグはデバイスのモデル名を示している。
MetadataSection部は<Relationship>タグを持っており、デバイスが持つ内部サービスの情報が格納される。本実施形態では、内部サービスとは画像形成装置が提供するプリントサービスである。
<Relationship>タグはさらにその直下に<Hosted>タグを持ち、その中に<EndpointReference>タグ、<Types>タグ、<ServiceId>タグが存在する。<EndpointReference>タグの中には<Address>タグが存在し、サービスを利用するためのアドレス情報を持つ。<Types>タグはサービスのタイプ情報を持つ。<ServiceId>タグはデバイス内でサービスを識別するための識別子を持つ。
図24は、図21のステップS2107でPC111に表示されるサービスリストの一例を示す図である。
図24において、入力フィールド2401は、検索条件を入力するフィールドである。また、検索実行ボタン2402は、検索を開始を指示するボタンである。検索開始ボタンの押下をトリガとして、図21に示した処理を実行し、結果として検索結果フィールド2403に検索結果が表示される。
上記実施形態によれば、マルチキャストによるサービス検索要求の応答として受信したProbeMatchメッセージからサービスの重複のない一つのサービスリストを作成する。そして、ユニキャストパケットによるProbeメッセージを一度も送信していないサービスがある場合、ユニキャストパケットによるサービスリストを要求する。次に、既に保持しているサービスリストと受信したサービスリストを照らし合わせ、重複するサービスを削除し、新たなサービスを保持していたサービスリストに加える。これらを繰り返して重複のないサービスリストを作成する。このような方法を用いてサービス検索を行うことにより、検索サーバ等によるサービスの集中管理手法を用いることなく、サブネットを超えたサービスの検索が可能となり、検索サーバ等の設置コストや集中管理による管理コストを削減することができる。
また、マルチキャストやブロードキャストによる検索を極力少なくすることができ、ネットワーク全体に広がるマルチキャストやブロードキャストのトラフィックを低減することが可能となる。
上記実施形態では、図21に示す処理において、新たなサービスが発見されなくなるまでステップS2103〜S2106を繰り返し行うように構成されているが、繰り返す回数の上限を設定可能に構成してもよい。
なお、上記実施形態では、サービスを提供するサービス提供装置の一例としてプリンタやMFP等の画像形成装置を用いて説明した。この場合、サービス提供装置によって提供されるサービスは、プリントサービスやスキャンサービス、ファックス送受信サービス等である。しかし、サービス提供装置は画像形成装置に限らずその他の装置であってもよい。例えば、ネットワークを介してPCに所望のアプリケーションソフトや計算処理等を提供する装置であってもよい。
また、本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)を画像形成装置や情報処理装置等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
111 PC
112,122,131 MFP
121,132,141,151,161 プリンタ
301 サービス検索処理部
302 サービス情報送信部
303 サービス情報記憶部
304 情報管理部
401 サービス検索要求処理部
402 検索情報表示部
2000 コントローラユニット
112,122,131 MFP
121,132,141,151,161 プリンタ
301 サービス検索処理部
302 サービス情報送信部
303 サービス情報記憶部
304 情報管理部
401 サービス検索要求処理部
402 検索情報表示部
2000 コントローラユニット
Claims (11)
- それぞれ他のサービス提供装置の情報を保持している複数のサービス提供装置とネットワークを介して通信可能なサービス検索装置において、
サービスを検索するためのサービス検索要求を送信する送信手段と、
前記複数のサービス提供装置のうち、前記サービス検索要求に対して応答したサービス提供装置が保持する他のサービス提供装置の情報を、当該サービス提供装置から受信する受信手段と、
前記他のサービス提供装置が保持する当該他のサービス提供装置とは異なるサービス提供装置の情報を、当該他のサービス提供装置から取得する取得手段と、
前記受信手段および前記取得手段によって得た情報に基づいて、複数のサービス提供装置の情報を示すサービスリストを作成する作成手段とを備えることを特徴とするサービス検索装置。 - 前記送信手段は、前記サービス検索要求をマルチキャストによって送信し、前記取得手段は、前記他のサービス提供装置に対してユニキャストによって情報を取得する要求を送信することによって当該情報を取得することを特徴とする請求項1記載のサービス検索装置。
- 前記送信手段は、TTLの値が1であるマルチキャストパケットを用いて前記サービス検索要求を送信することを特徴とする請求項1または2記載のサービス検索装置。
- 前記サービス検索要求に対して応答したサービス提供装置は、前記サービス検索装置と同じサブネットに存在するサービス提供装置であって、前記他のサービス提供装置は、前記サービス検索装置と異なるサブネットに存在するサービス提供装置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のサービス検索装置。
- それぞれ他のサービス提供装置の情報を保持している複数のサービス提供装置とネットワークを介して通信可能なサービス検索装置のサービス検索方法において、
サービスを検索するためのサービス検索要求を送信する送信工程と、
前記複数のサービス提供装置のうち、前記サービス検索要求に対して応答したサービス提供装置が保持する他のサービス提供装置の情報を、当該サービス提供装置から受信する受信工程と、
前記他のサービス提供装置が保持する当該他のサービス提供装置とは異なるサービス提供装置の情報を、当該他のサービス提供装置から取得する取得工程と、
前記受信工程および前記取得工程にて得た情報に基づいて、複数のサービス提供装置の情報を示すサービスリストを作成する作成工程とを備えることを特徴とするサービス検索方法。 - 前記送信工程は、前記サービス検索要求をマルチキャストによって送信し、前記取得工程は、前記他のサービス提供装置に対してユニキャストによって情報を取得する要求を送信することによって当該情報を取得することを特徴とする請求項5記載のサービス検索方法。
- 前記送信工程は、TTLの値が1であるマルチキャストパケットを用いて前記サービス検索要求を送信することを特徴とする請求項5または6記載のサービス検索方法。
- 前記サービス検索要求に対して応答したサービス提供装置は、前記サービス検索装置と同じサブネットに存在するサービス提供装置であって、前記他のサービス提供装置は、前記サービス検索装置と異なるサブネットに存在するサービス提供装置であることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のサービス検索方法。
- 請求項5乃至8のいずれか1項に記載のサービス検索方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータに読み取り可能なプログラム。
- 予め定められたパケットの有効期間を表す値により到達可能なネットワークに存在するサービスをマルチキャストパケットを使用して定期的に検索する定期サービス検索手段と、
前記定期サービス検索手段により検索された少なくとも一つのサービスを重複することなくリストとして保持するサービスリスト保持手段と、
情報処理装置からのサービス検索要求に対する応答として、前記サービスリスト保持手段により保持しているサービスリストを送信するサービスリスト送信手段とを備えることを特徴とするサービス提供装置。 - 前記定期サービス検索手段において、予め定められるTTL値を変更可能とする変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項10記載のサービス提供装置。
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009056394A Pending JP2010211472A (ja) | 2009-03-10 | 2009-03-10 | サービス検索装置及び方法、サービス検索システム、並びにプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010211472A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015115345A1 (en) * | 2014-01-30 | 2015-08-06 | Ricoh Company, Ltd. | Image display system |
-
2009
- 2009-03-10 JP JP2009056394A patent/JP2010211472A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015115345A1 (en) * | 2014-01-30 | 2015-08-06 | Ricoh Company, Ltd. | Image display system |
RU2667028C2 (ru) * | 2014-01-30 | 2018-09-13 | Рикох Компани, Лтд. | Система отображения изображения |
US10609092B2 (en) | 2014-01-30 | 2020-03-31 | Ricoh Company, Ltd. | Image display system |
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