JP2010210613A - 中性子増倍体系の未臨界度判定装置、及び未臨界度判定プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中性子雑音データを解析することにより中性子増倍体系の未臨界度を判定する未臨界度判定装置において、異なる未臨界度の中性子増倍体系から取得された複数の中性子雑音データを対象に共通の統計解析を行い、各未臨界度ごとに中性子雑音データの統計解析結果を生成する統計解析手段(ステップS103)と、各未臨界度の統計解析結果とこの統計解析結果を実効増倍率その他の未知数を用いて表現する理論式とのフィッティングを行い、各未臨界度ごとに統計解析結果の推定誤差を算出し、この推定誤差の和が最小となるときの実効増倍率を用いて各未臨界度を算出するパラメータ推定手段(ステップS104〜ステップS116)とを備える。
【選択図】 図2
Description
(1)中性子増倍体系で観測される中性子パルス相互間の時間間隔tの分布がポアソン分布からずれてe−αtに比例する成分を持つことを利用し即発中性子減衰定数αを得て、αとドル単位の未臨界度の関係“α=(β/Λ)・(1−$)……(A)”にβ(全遅発中性子割合)対Λ(即発中性子生成時間)の比を与えて未臨界度$を得るロッシ・アルファ法を用いた未臨界度判定技術(特許文献1、非特許文献1参照)。
(2)所定の測定時間幅における中性子パルスの計数値Mの分散対平均比がポアソン分布の場合に1からずれることを利用して即発中性子減衰定数αを得て、式(A)にβ/Λの値を与えて未臨界度$を得るファインマン・アルファ法を用いた未臨界度判定技術(特許文献1、非特許文献2参照)。
(3)中性子パルス計数率の周波数特性が原子炉伝達関数で定まり且つその折点角周波数が即発中性子減衰定数αに一致することを利用して即発中性子減衰定数αを得て、式(A)にβ/Λの値を与えて未臨界度$を得る折点周波数法を用いた未臨界度判定技術(非特許文献3参照)。
図1は本発明に係る未臨界度判定装置の第1実施形態を示す機能ブロック図である。
中性子雑音測定部1は、原子炉の炉心或いは炉心近傍に設けられて炉心で発生する中性子を検出し、電気パルス信号を出力する中性子検出器11と、この電気パルス信号を所要レベルに増幅するアンプ12と、増幅された電気パルス信号のアナログ波形を整形する計測回路13と、波形整形された電気パルス信号に基づいて単位時間当たりの中性子計数率(cps)に応じたアナログ電気信号(中性子計数率信号)を出力するレートメータ14とを有する。
未臨界度判定部2は、中性子雑音取得手段21、統計解析手段22およびパラメータ推定手段23を有し、例えば、パーソナルコンピュータ或いはワークステーションを用いて構成される。
表示部3は、パラメータ推定手段23により判定された未臨界度と共に周波数解析により生成された規格化パワースペクトル密度や未知数パラメータの推定値その他の関連する情報を表示する。この表示部3は、例えば、パーソナルコンピュータ或いはワークステーションのモニタを用いて構成される。
実証試験は未臨界度判定装置Kを用いた未臨界度の判定精度を確認するために行ったものである。
(1)異なる未臨界度の原子炉から取得された複数の中性子雑音データを対象に共通の統計解析を行い、各未臨界度ごとに中性子雑音データの統計解析結果を生成する統計解析手段22と、各未臨界度の統計解析結果とこの統計解析結果を実効増倍率その他の未知数を用いて表現する理論式とのフィッティングを行い、各未臨界度ごとに理論式に含まれる未知数の推定誤差を算出し、この推定誤差の和が最小となるときの実効増倍率を用いて各未臨界度を算出するパラメータ推定手段23とを備える。このため、原子炉を一度も臨界にしたり、特殊な中性子検出器を用いるミハルゾ法に基づいた中性子雑音解析法を用いたりすることなく、原子炉の未臨界度を高い精度で得ることができる。
図5は本発明に係る未臨界度判定装置の第2実施形態を示す機能ブロック図である。本実施形態は、第1実施形態の未臨界度判定装置Kにおけるパラメータ推定処理を変更した例である。尚、第1実施形態と同様の構成は同一符号を付して説明を省略し、第1実施形態の構成を変更し或いは新たに追加した構成は符号末尾に「A」を付して説明する。
中性子雑音測定部1Aは、予め設定された測定時間幅すなわちゲート幅における中性子計数を行うマルチチャンネルスケーラ14Aを有する。
未臨界度判定部2Aは、中性子雑音取得手段21A、統計解析手段22Aおよびパラメータ推定手段23Aを有する。
表示部3Aは、パラメータ推定手段23Aにより判定された未臨界度と共に統計解析により生成された分散対平均比や未知数パラメータの推定値その他の関連する情報を表示する。
実証試験は未臨界度判定装置K/Aを用いた未臨界度の判定精度を確認するために行ったものである。
(5)統計解析手段22Aは、中性子雑音データの統計解析結果として、分散対平均比を生成し、パラメータ推定手段23Aは、分散対平均比の理論式を用い、この理論式と統計解析手段22Aにより生成された分散対平均比の最小二乗法に基づくフィッティングにより各未臨界度の実効増倍率を推定するステップS206と、各未臨界度における分散対平均比の推定誤差の和が収束判定条件を満たすまで、その理論式に含まれる未知数を修正して上記フィッティングを繰り返すステップS212〜ステップS215と、その推定誤差の和が収束判定条件を満たしたときの実効増倍率を用いて未臨界度を判定するステップS212とを実行する。このため、原子炉を臨界にしたり、特殊な中性子検出器を用いるミハルゾ法に基づいた中性子雑音解析法を用いたりすることなく、原子炉の未臨界度を高い精度で容易に得ることができる。
図8は本発明に係る未臨界度判定装置の第3実施形態を示す機能ブロック図である。本実施形態は、第1実施形態の未臨界度判定部2の構成を変更した例である。尚、第1実施形態と同様の構成は同一符号を付して説明を省略し、第1実施形態の構成を変更し或いは新たに追加した構成は符号末尾に「B」を付して説明する。
(7)パラメータ推定手段23Bは、規格化パワースペクトル密度の理論式として、実効増倍率k、中性子検出効率ε、即発中性子寿命l、及び全遅発中性子割合β(=l・α0)を未知数とする理論式を用い(最初のステップS301)、各規格化パワースペクトル密度の推定誤差の和が収束判定条件を満たすまで、その理論式に含まれる中性子検出効率
または即発中性子寿命lの何れか一方の未知数を修正して前記フィッティングを繰り返し、収束判定条件を満たしたことを条件に、その理論式に含まれる他方の未知数を修正してフィッティングを繰り返す(ステップS101〜ステップS116)。そして、未臨界度判定部2Bは、規格化パワースペクトル密度の折点周波数を用いて即発中性子減衰定数αを導出し、導出した即発中性子減衰定数αと、この即発中性子減衰定数αに対応する実効増倍率kの状態で中性子増倍体系から得られた中性子逆計数率(1/C)との対応を外挿し、中性子逆計数率(1/C)がゼロ(実効増倍率
が1)となるときの即発中性子減衰定数α0を推定して、推定した即発中性子減衰定数α0、即発中性子減衰定数α0に対応する実効増倍率kを「α=(1−(1−β)k)/l」の関係式に代入することにより全遅発中性子割合βをβ=l・α0として推定する(ステップS303)。こうして推定した全遅発中性子割合βをステップS301で用いる全遅発中性子割合とする。
図11は本発明に係る未臨界度判定装置の第4実施形態を示す機能ブロック図である。本実施形態は、第2実施形態の未臨界度判定部2Aの構成を変更した例である。尚、第2実施形態と同様の構成は同一符号を付して説明を省略し、第2実施形態の構成を変更し或いは新たに追加した構成は符号末尾に「C」を付して説明する。
(8)パラメータ推定手段23Cは、分散対平均比の理論式として、実効増倍率k、中性子検出効率ε、即発中性子寿命l、及び全遅発中性子割合β=l・α0を未知数とする理論式を用い、各分散対平均比の1からの偏差の推定誤差の和が収束判定条件を満たすまで、その理論式に含まれる中性子検出効率εまたは即発中性子寿命lの何れか一方の未知数を修正して前記フィッティングを繰り返し、収束判定条件を満たしたことを条件に、その理論式に含まれる他方の未知数を修正して前記フィッティングを繰り返す(ステップS201〜ステップS216)。そして、パラメータ推定手段23Cは、分散対平均法を用いて即発中性子減衰定数αを導出し、即発中性子減衰定数αと、この即発中性子減衰定数αに対応する実効増倍率kの状態で中性子増倍体系から得られる中性子逆計数率(1/C)との対応を外挿し、中性子逆計数率(1/C)がゼロ(実効増倍率kが1)となるときの即発中性子減衰定数α0を推定する。こうして推定した全遅発中性子割合β、即発中性子減衰定数α0に対応する実効増倍率kを「α=(1−(1−β)k)/l」の関係式に代入することにより全遅発中性子割合β=l・α0を推定し(ステップS403)、この全遅発中性子割合βをステップS401で用いる全遅発中性子割合とする。
ちなみに、各未臨界度において中性子検出効率εおよび即発中性子寿命lがいずれも変化しないという仮定は、未臨界度の差異が小さい場合に良好に成立する。
Claims (13)
- 中性子増倍体系の未臨界度に応じて固有の傾向を示す発生中性子数の時間的な揺らぎを中性子雑音データとして取得し、この中性子雑音データを解析して中性子増倍体系の未臨界度を判定する未臨界度判定装置において、
異なる未臨界度の中性子増倍体系から取得された複数の中性子雑音データを対象に共通の統計解析を行い、各未臨界度ごとに中性子雑音データの統計解析結果を生成する統計解析手段と、
前記各未臨界度の統計解析結果とこの統計解析結果を実効増倍率kを用いて表現する理論式とのフィッティングを行い、各未臨界度ごとに統計解析結果の推定誤差を算出し、この推定誤差の和が最小となるときの実効増倍率kを用いて各未臨界度を算出するパラメータ推定手段と、
を備えることを特徴とする未臨界度判定装置。 - 前記統計解析手段は、中性子雑音データの統計解析結果として、規格化パワースペクトル密度を生成し、
前記パラメータ推定手段は、規格化パワースペクトル密度の理論式を用い、この理論式と前記統計解析手段により生成された規格化パワースペクトル密度との最小二乗法に基づくフィッティングにより各未臨界度の実効増倍率kを推定するステップAと、各規格化パワースペクトル密度の推定誤差の和が収束判定条件を満たすまで、その理論式に含まれる未知数を修正して前記フィッティングを繰り返すステップBと、その推定誤差の和が収束判定条件を満たしたときの実効増倍率kを用いて各未臨界度を求めるステップCとを実行することを特徴とする請求項1に記載の未臨界度判定装置。 - 前記パラメータ推定手段は、規格化パワースペクトル密度の理論式として、実効増倍率k、中性子検出効率εおよび即発中性子寿命lを未知数とする理論式を用い、ステップBにて各規格化パワースペクトル密度の推定誤差の和が収束判定条件を満たすまで、その理論式に含まれる中性子検出効率εまたは即発中性子寿命lの何れか一方の未知数を修正して前記フィッティングを繰り返し、収束判定条件を満たしたことを条件に、その理論式に含まれる他方の未知数を修正して前記フィッティングを繰り返すことを特徴とする請求項2に記載の未臨界度判定装置。
- 前記パラメータ推定手段は、規格化パワースペクトル密度の理論式として、実効増倍率k、中性子検出効率ε、即発中性子寿命l、及び全遅発中性子割合βを未知数とする理論式を用い、
ステップBでは、全遅発中性子割合βは計算又は推測による一定値とし、各規格化パワースペクトル密度の推定誤差の和が収束判定条件を満たすまで、その理論式に含まれる中性子検出効率εまたは即発中性子寿命lの何れか一方の未知数を修正して前記フィッティングを繰り返し、収束判定条件を満たしたことを条件に、その理論式に含まれる他方の未知数を修正して前記フィッティングを繰り返すことを特徴とする請求項2に記載の未臨界度判定装置。 - 前記パラメータ推定手段は、規格化パワースペクトル密度の理論式として、実効増倍率k、中性子検出効率ε、即発中性子寿命l、及び全遅発中性子割合βを未知数とする理論式を用い、
ステップBでは、折点周波数法で求めた即発中性子減衰定数αと、この即発中性子減衰定数αに対応する実効増倍率kの状態で中性子増倍体系から得られる中性子逆計数率(1/C)との対応を外挿し、中性子逆計数率(1/C)がゼロ(実効増倍率kが1)となるときの即発中性子減衰定数α0を推定して、推定した即発中性子減衰定数α0、即発中性子減衰定数α0に対応する実効増倍率k、及びステップBで算出された即発中性子寿命lを「α=(1−(1−β)k)/l」の関係式に代入することにより全遅発中性子割合βを推定し、この全遅発中性子割合βを用い、各規格化パワースペクトル密度の推定誤差の和が収束判定条件を満たすまで、その理論式に含まれる中性子検出効率εまたは即発中性子寿命lの何れか一方の未知数を修正して前記フィッティングを繰り返し、収束判定条件を満たしたことを条件に、その理論式に含まれる他方の未知数を修正して前記フィッティングを繰り返し、収束判定条件を満たしたときの実効増倍率k、中性子検出効率ε、及び即発中性子寿命lを導出し、
前記ステップAで推定された実効増倍率kが収束判定条件を満たすまで、ステップA、ステップB及びステップCを繰り返すことを特徴とする請求項2に記載の未臨界度判定装置。 - 前記統計解析手段は、中性子雑音データの統計解析結果として、分散対平均比を生成し、
前記パラメータ推定手段は、分散対平均比の理論式を用い、この理論式と前記統計解析手段により生成された分散対平均比の最小二乗法に基づくフィッティングにより各未臨界度の実効増倍率kを推定するステップAと、各未臨界度における分散対平均比の推定誤差の和が収束判定条件を満たすまで、その理論式に含まれる未知数を修正して前記フィッティングを繰り返すステップBと、その推定誤差の和が収束判定条件を満たしたときの実効増倍率kを用いて各未臨界度を求めるステップCとを実行することを特徴とする請求項1に記載の未臨界度判定装置。 - 前記パラメータ推定手段は、分散対平均比の理論式として、実効増倍率k、中性子検出効率εおよび即発中性子寿命lを未知数とする理論式を用い、ステップBにて各分散対平均比の1からの偏差の推定誤差の和が収束判定条件を満たすまで、その理論式に含まれる中性子検出効率εまたは即発中性子寿命lの何れか一方の未知数を修正して前記フィッティングを繰り返し、収束判定条件を満たしたことを条件に、その理論式に含まれる他方の未知数を修正して前記フィッティングを繰り返すことを特徴とする請求項6に記載の未臨界度判定装置。
- 前記パラメータ推定手段は、分散対平均比の理論式として、実効増倍率k、中性子検出効率ε、即発中性子寿命l、及び全遅発中性子割合βを未知数とする理論式を用い、
ステップBでは、全遅発中性子割合βは計算又は推測による一定値とし、各分散対平均比の1からの偏差の推定誤差の和が収束判定条件を満たすまで、その理論式に含まれる中性子検出効率εまたは即発中性子寿命lの何れか一方の未知数を修正して前記フィッティングを繰り返し、収束判定条件を満たしたことを条件に、その理論式に含まれる他方の未知数を修正して前記フィッティングを繰り返すことを特徴とする請求項6に記載の未臨界度判定装置。 - 前記パラメータ推定手段は、分散対平均比の理論式として、実効増倍率k、中性子検出効率ε及び即発中性子寿命lを未知数とする理論式を用い、
ステップBでは、折点周波数法で求めた即発中性子減衰定数αと、この即発中性子減衰定数αに対応する実効増倍率kの状態で中性子増倍体系から得られる中性子逆計数率(1/C)との対応を外挿し、中性子逆計数率(1/C)がゼロ(実効増倍率kが1)となるときの即発中性子減衰定数α0を推定して、推定した即発中性子減衰定数α0、即発中性子減衰定数α0に対応する実効増倍率k、及びステップBで算出された即発中性子寿命lを「α=(1−(1−β)k/l」の関係式に代入することにより全遅発中性子割合βを推定し、この全遅発中性子割合βを用い、各分散対平均比の1からの偏差の推定誤差の和が収束判定条件を満たすまで、その理論式に含まれる中性子検出効率εまたは即発中性子寿命lの何れか一方の未知数を修正して前記フィッティングを繰り返し、収束判定条件を満たしたことを条件に、その理論式に含まれる他方の未知数を修正して前記フィッティングを繰り返し、収束判定条件を満たしたときの実効増倍率k、中性子検出効率ε、及び即発中性子寿命lを導出し、
前記ステップAで推定された実効増倍率kが収束判定条件を満たすまで、ステップA、ステップB及びステップCを繰り返すことを特徴とする請求項6に記載の未臨界度判定装置。 - 前記中性子雑音データとして、レートメータを用いて得られる単位時間当たりの中性子計数率を用いることを特徴とする請求項1ないし請求項9の何れか1項に記載の未臨界度判定装置。
- 前記中性子雑音データとして、マルチチャンネルスケーラを用いて得られる測定時間幅の中性子計数値を示すものを用いることを特徴とする請求項1ないし請求項9の何れか1項に記載の未臨界度判定装置。
- 前記中性子雑音データとして、マルチチャンネルスケーラを用いて得られる複数の測定時刻および測定時間幅の中性子計数値を用い、
前記統計解析手段は、複数の測定時刻および測定時間幅の中性子計数値を対象として分散対平均比の偏差を生成することを特徴とする請求項7ないし請求項9の何れか1項に記載の未臨界度判定装置。 - 中性子増倍体系の未臨界度に応じて固有の傾向を示す発生中性子数の時間的な揺らぎを中性子雑音データとして取得し、この中性子雑音データを解析して中性子増倍体系の未臨界度を判定する処理をコンピュータと協働して実行する未臨界度判定プログラムにおいて、
異なる未臨界度の中性子増倍体系から取得された複数の中性子雑音データを対象に共通の統計解析を行い、各未臨界度ごとに中性子雑音データの統計解析結果を生成する処理Aと、
前記各未臨界度の統計解析結果とこの統計解析結果を実効増倍率kを用いて表現する理論式とのフィッティングを行い、各未臨界度ごとに規格化パワースペクトル密度の推定誤差を算出し、この推定誤差の和が最小となるときの実効増倍率kを用いて各未臨界度を算出する処理Bと、
をコンピュータと協働して実行することを特徴とする未臨界度判定プログラム。
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