JP7426624B2 - 放射能評価方法、放射能評価プログラム及び放射能評価装置 - Google Patents

放射能評価方法、放射能評価プログラム及び放射能評価装置 Download PDF

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Description

本発明は、放射能評価方法、放射能評価プログラム及び放射能評価装置に関する。
従来、測定対象物から放射される放射線の計数率を測定し、測定対象物の汚染度を評価することが行われている。例えば、特許文献1には、検査物から放射される放射線の計数率と、バックグラウンド計数率とを測定し、バックグラウンド計数率を基準として、検査物の計数率を表示する放射能スクリーニング装置が開示されている。そして、特許文献1には、放射線の計数率は統計誤差を含むものであるから、所定の時間間隔で平均化を行うことが開示されている。
特開2014-77747号公報
特許文献1には、上述したように、放射線の計数率が統計誤差を含むものであることが開示されている。しかし、放射線の計数率に含まれる統計誤差に対して平均化を行うことを示唆するに止まることから、放射能の評価の保守性を担保するには不十分であるものと認められる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、評価の保守性の観点から放射能濃度を適切に評価することができる放射能評価方法、放射能評価プログラム及び放射能評価装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するものであって、本発明の一実施形態に係る放射能評価方法は、
放射線測定装置により測定されたグロス計数率(C)、及び、前記放射線測定装置により測定された測定BG計数率(CBG0)に基づく推定BG計数率(CBG)から得られる前記測定対象物の正味計数率(C)と、前記正味計数率(C)を前記放射能濃度(D)に変換する換算係数(CF)と、前記測定対象物の測定重量Wとに基づいて、前記放射能濃度(D)を算定する放射能濃度算定工程と、
前記正味計数率(C)の相対誤差(σ’Cn)と、前記換算係数(CF)の相対誤差(σ’CF)と、前記測定重量(W)の相対誤差(σ’)とを重畳することにより前記放射能濃度(D)の相対誤差(σ’)を算定する誤差算定工程と、
前記放射能濃度(D)の相対誤差(σ’)に基づく不確定性を考慮して前記放射能濃度(D)を評価する評価工程とを含み、
前記誤差算定工程は、
前記グロス計数率(C)の測定に含まれる複数の誤差要因に起因する複数のグロス誤差を重畳することにより、前記グロス計数率(C)の誤差(σCG)を算定するグロス誤差算定工程と、
前記測定BG計数率(CBG0)の測定及び前記推定BG計数率(CBG)の推定に含まれる複数の誤差要因に起因する複数のBG誤差を重畳することにより、前記推定BG計数率(CBG)の誤差(σCBG)を算定するBG誤差算定工程と、
前記グロス計数率(C)の誤差(σCG)と、前記推定BG計数率(CBG)の誤差(σCBG)とを重畳することにより得られる正味計数率(C)の誤差(σCn)に基づいて、前記正味計数率(C)の相対誤差(σ’Cn)を算定する正味計数率誤差工程とを含む、ことを特徴とする。
上記複数のBG誤差は、少なくとも、
前記BG計数率(CBG)の測定が行われる作業環境における雰囲気放射線量の変動に起因する誤差を含む、ことを特徴とする。
上記複数のグロス誤差は、少なくとも、
走査型の前記放射線測定装置により前記測定対象物が走査されるときの走査速度の変動に起因する誤差を含む、ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る放射能評価プログラムは、
コンピュータに、上記放射能評価方法に含まれる各工程を実行させる、ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る放射能評価装置は、
上記放射能評価方法に含まれる各工程を実行する放射能評価処理部を備える、ことを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る放射能評価方法、放射能評価プログラム及び放射能評価装置によれば、放射能濃度(D)の相対誤差(σ’)を算定する誤差算定工程(S5)が、グロス計数率(C)の測定に含まれる複数の誤差要因に起因する複数のグロス誤差を重畳することにより、グロス計数率(C)の誤差(σCG)を算定するグロス誤差算定工程(S51)と、測定BG計数率(CBG0)の測定及び推定BG計数率(CBG)の推定に含まれる複数の誤差要因に起因する複数のBG誤差を重畳することにより、推定BG計数率(CBG)の誤差(σCBG)を算定するBG誤差算定工程(S52)と、グロス計数率(C)の誤差(σCG)と、推定BG計数率(CBG)の誤差(σCBG)とを重畳することにより得られる正味計数率(C)の誤差(σCn)に基づいて、正味計数率(C)の相対誤差(σ’Cn)を算定する正味計数率誤差工程(S53)とを含む。
したがって、グロス計数率(C)の測定に含まれる複数の誤差要因に起因する複数のグロス誤差と、測定BG計数率(CBG0)の測定及び推定BG計数率(CBG)の推定に含まれる複数の誤差要因に起因する複数のBG誤差とに基づく不確実性が考慮されて、測定対象物の放射能濃度(D)が評価されるので、評価の保守性の観点から放射能濃度を適切に評価することができる。
本発明の実施形態に係る放射能評価方法を適用した放射能評価システム1の一例を示す全体構成図である。 本発明の実施形態に係る放射能評価方法を適用した放射能評価システム1の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る放射能評価方法の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る放射能評価方法を適用した放射能評価システム1の一例を示す全体構成図である。図2は、本発明の実施形態に係る放射能評価方法を適用した放射能評価システム1の一例を示すブロック図である。
放射能評価システム1は、測定対象物10から放射される放射線を計数率として測定する走査型の放射線測定装置2と、放射線測定装置2により測定された計数率に基づいて、測定対象物10の放射能濃度を評価する放射能評価装置3とを備える。放射線測定装置2と放射能評価装置3との間は、有線又は無線のネットワーク4を介して接続されている。
測定対象物10は、例えば、原子炉施設で使用された各種の構造材であり、タービン設備の湿分分離器及びドレンタンク、復水器設備の主復水器及び空気抽出器、給水系設備の給水加熱器及び復水脱塩装置等が挙げられる。なお、測定対象物10は、原子炉施設以外で使用されたものでもよく、上記の例に限られない。
(放射線測定装置2の構成)
放射線測定装置2は、測定対象物10を載置可能なトレイ11を水平方向(走査方向S)に搬送する搬送コンベア20と、搬送コンベア20の中流部分に配置されて、トレイ11上に載置された測定対象物10が内部を通過する本体部21と、搬送コンベア20の上流側に配置されて、測定対象物10の重量及び高さをそれぞれ測定する重量測定器22及び形状測定器23と、本体部21の内部において測定対象物10から放射される放射線を測定する放射線測定部24と、放射線測定装置2の各部を制御する制御盤25と、タッチパネル、ボタン等により構成される操作表示盤26と、各種の外部機器やネットワーク4との通信インターフェースである通信部27とを備える。
搬送コンベア20は、搬送モータにより搬送ローラを回転駆動させることで、トレイ11を所定の搬送速度(走査速度)で搬送する。本体部21は、カバーとして機能する箱状の筐体で構成されている。
重量測定器22は、例えば、ロードセル等で構成されており、トレイ11上に載置された測定対象物10の重量を測定する。形状測定器23は、例えば、光学式センサやカメラ等で構成されており、測定対象物10の形状として、高さ、幅、奥行等を測定する。なお、形状測定器23は、測定対象物10の形状として、例えば、高さだけを測定するものでもよい。
放射線測定部24は、搬送コンベア20の上側に配置された上側検出器群24Aと、搬送コンベア20の下側に配置された下側検出器群24Bとを備える。上側検出器群24A及び下側検出器群24Bの各々は、搬送コンベア20の搬送方向(走査方向S)に直交する方向に所定の間隔を空けるように並設された複数(本実施形態では、上下それぞれ「4つ」とする。)の検出器240を備える。
検出器240の各々は、例えば、プラスチックシンチレーション式の検出器で構成されており、搬送コンベア20によりトレイ11が所定の走査速度で本体部21の内部に搬送された状態において当該トレイ11上の測定対象物10から放射される放射線量(γ線)を、グロス計数率として測定する。また、検出器240は、本体部21の内部に測定対象物10が存在しない状態において、放射線測定装置2が設置された作業環境における雰囲気放射線量を、バックグラウンド計数率(以下、「BG計数率」という。)として測定する。
制御盤25は、操作表示盤26を介して操作者の操作を受け付けるとともに、当該操作に応じて放射線測定装置2の各部に対して動作指令を送る。また、制御盤25は、測定対象物10の測定結果として、例えば、重量測定器22により測定された測定対象物10の重量、形状測定器23により測定された測定対象物10の高さ、及び、放射線測定部24により測定された測定対象物10のグロス計数率等を取得する。
(放射能評価装置3の構成)
放射能評価装置3は、放射線測定装置2による測定対象物10の測定結果に基づいて、測定対象物10の放射能濃度を評価する装置である。放射能評価装置3は、例えば、汎用のコンピュータで構成されており、入力画面を介して各種の入力を受け付けるとともに、表示画面や音声を介して各種の情報(例えば、放射線測定装置2による測定結果や、後述する放射能評価方法に基づく各種の評価結果等)を出力する。
なお、本実施形態では、放射能評価装置3は、放射線測定装置2と別体の装置であるものとして説明するが、放射能評価装置3は、放射線測定装置2と一体の装置として構成されており、例えば、制御盤25の一部として組み込まれていてもよい。
放射能評価装置3は、図2に示すように、キーボード、タッチパネル等により構成される入力部30と、HDD、メモリ等により構成される記憶部31と、CPU等のプロセッサにより構成される制御部32と、各種の外部機器やネットワーク4との通信インターフェースである通信部33と、ディスプレイ、スピーカ等により構成される出力部34とを備える。
記憶部31には、放射線測定装置2による測定対象物10の測定結果(グロス計数率、重量、高さ等)を示す測定対象物測定データ310と、放射線測定装置2による環境の測定結果(BG計数率)を示すBG測定データ311と、測定対象物測定データ310及びBG測定データ311から放射能濃度を算定するために必要な各種の係数、条件、算定式等を含む評価用パラメータ312と、放射能評価装置3の動作を制御する放射能評価プログラム313とが記憶されている。
制御部32は、放射能評価プログラム313を実行することにより、本発明の実施形態に係る放射能評価方法に含まれる各工程(図3に示すフローチャートの各ステップ参照。詳細は後述する。)に従って動作する放射能評価処理部320として機能する。
(放射能評価方法)
図3は、本発明の実施形態に係る放射能評価方法の一例を示すフローチャートである。放射能評価装置3の放射能評価処理部320は、図3に示すフローチャートの各工程(ステップ)に従って動作することにより、放射能評価方法に基づいて測定対象物10の放射能濃度を評価する。
(1)BG測定工程(ステップS1)について
まず、BG測定工程(ステップS1)では、測定対象物10が本体部21の内部に存在しない状態において、放射線測定装置2が、BG計数率(以下、「測定BG計数率」という。)CBG0を測定する。そして、放射能評価処理部320は、その測定結果である測定BG計数率CBG0をBG測定データ311に記憶する。
なお、BG測定工程(ステップS1)による測定BG計数率CBG0の測定は、測定対象物10の測定(後述するステップS2以降の工程)が行われる直前(直後でもよい。)だけでなく、測定対象物10の測定が行われないタイミングにおいても定期的(例えば、8時間毎、1日毎、1週間毎等)に実行される。そして、その測定結果についても、測定時刻と関連付けるようにして測定BG計数率CBG0としてBG測定データ311に記憶される。これにより、放射線測定装置2が設置された作業環境における雰囲気放射線量を示すBG計数率CBG0が、BG測定データ311に随時蓄積される。
(2)測定対象物測定工程(ステップS2)について
次に、測定対象物測定工程(ステップS2)では、測定対象物10がトレイ11上に載置された状態において、放射線測定装置2が、トレイ11上の測定対象物10の重量W及び高さH等を測定する。また、放射線測定装置2が、搬送コンベア20によりトレイ11を所定の走査速度で搬送しながら、上側検出器群24A及び下側検出器群24Bによりトレイ11上の測定対象物10を走査することにより、測定対象物10のグロス計数率Cを測定する。そして、放射能評価処理部320は、それらの測定結果を測定対象物測定データ310として記憶する。
(3)正味計数率算定工程(ステップS3)について
次に、正味計数率算定工程(ステップS3)では、放射能評価処理部320が、BG測定データ311(測定BG計数率CBG0)と、測定対象物測定データ310(グロス計数率C、測定重量W、測定高さH)とに基づいて、正味計数率Cを算定する。以下に、正味計数率Cの算定方法について説明する。
測定対象物10が本体部21の内部に存在しない状態で測定された測定BG計数率CBG0から、測定対象物10の重量W及び高さHを指標にして、測定対象物10がトレイ11上に載置されて本体部21の内部に存在する状態におけるBG計数率(以下、「推定BG計数率」という。)CBGを、下記(1)式により推定する。
Figure 0007426624000001
そして、グロス計数率Cと、推定BG計数率CBGとの差分として、測定対象物10の正味計数率Cを下記の(2)式により算定する。
Figure 0007426624000002
(4)放射能濃度算定工程(ステップS4)について
次に、放射能濃度算定工程(ステップS4)では、測定対象物10の正味計数率Cと、正味計数率Cを放射能濃度Dに変換する換算係数CFと、測定対象物10の重量Wとに基づいて、単位重量当たりの放射能濃度Dを下記の(3)式により算定する。
Figure 0007426624000003
(5)誤差算定工程(ステップS5)について
誤差算定工程(ステップS5)では、正味計数率Cの相対誤差σ’Cnと、換算係数CFの相対誤差σ’CFと、測定重量Wの相対誤差σ’とを重畳することにより、放射能濃度Dの相対誤差σ’を下記の(4)式により算定する。
Figure 0007426624000004
ここで、上記の(4)式において、換算係数CFの相対誤差σ’CF、及び、測定重量Wの相対誤差σ’は既知の方法で算定されるものとすると、正味計数率Cの相対誤差σ’Cnを算定することで放射能濃度Dの相対誤差σ’が求められる。その際、正味計数率Cを算定するまでの各プロセスが有する不確定性として、グロス計数率Cの測定プロセスには、複数の誤差要因に起因する複数のグロス誤差が含まれ、測定BG計数率CBG0の測定プロセス及び推定BG計数率CBGの推定プロセスには、複数の誤差要因に起因する複数のBG誤差が含まれる。そのため、正味計数率Cの相対誤差σ’Cnは、複数のグロス誤差及び複数のBG誤差をそれぞれ考慮して算出することが必要となる。以下に、正味計数率Cの相対誤差σ’Cnの算定方法について説明する。
まず、正味計数率Cは、上記の(2)式に示す算定式で求められることから、正味計数率Cの誤差σCnは、下記の(5)式により算定される。
Figure 0007426624000005
そして、上記の(5)式で示す正味計数率Cの誤差σCnを算定するため、(5)式の右辺第1項に示すグロス計数率Cの誤差σCGと、(5)式の右辺第2項に示す推定BG計数率CBGの誤差σCBGの算定方法についてそれぞれ説明する。
(5.a)グロス計数率Cの誤差σCGの算定
グロス誤差算定工程(ステップS51)では、グロス計数率Cの測定に含まれる複数の誤差要因に起因する複数のグロス誤差を重畳することにより、グロス計数率Cの誤差σCGを算定する。
走査型の放射線測定装置2により測定対象物10が走査されるときの走査速度、すなわち、測定対象物10が載置されたトレイ11を搬送する搬送コンベア20の搬送速度(走査速度)に変動(ばらつき)が存在する場合、測定対象物10の測定結果として得られるグロス計数率Cに一定の影響が生じるため、正味計数率Cもその影響を受ける。したがって、グロス計数率Cの誤差σCGは、グロス誤差として、少なくとも、走査速度に起因するグロス計数率Cの相対誤差σ’を含み、その他のグロス誤差として、検出器240に起因するグロス計数率Cの相対誤差σ’CGをさらに含むものである。そのため、グロス計数率Cの誤差σCGは、これらの合成誤差であると捉えることができ、下記の(6)式により複数のグロス誤差を重畳することにより算定される。
Figure 0007426624000006
上記の(6)式に含まれる、検出器240に起因するグロス計数率Cの相対誤差σ’CGは、下記の(7)式で算定される。
Figure 0007426624000007
上記の(7)式を踏まえると、上記の(6)式は、下記の(8)式に再整理される。したがって、グロス計数率Cの誤差σCGは、下記の(8)式により算定される。
Figure 0007426624000008
(5.b)推定BG計数率CBGの誤差σCBGの算定
BG誤差算定工程(ステップS52)では、測定BG計数率CBG0の測定及び推定BG計数率CBGの推定に含まれる複数の誤差要因に起因する複数のBG誤差を重畳することにより、推定BG計数率CBGの誤差σCBGを算定する。
放射線測定装置2が設置された作業環境における雰囲気放射線量に変動(ばらつき)が存在する場合、作業環境の雰囲気放射線量の測定結果である測定BG計数率CBG0から推定される推定BG計数率CBGに一定の影響が生じるため、正味計数率Cもその影響を受ける。したがって、推定BG計数率CBGの誤差σCBGは、BG誤差として、少なくとも、放射線測定装置2が設置された作業環境における雰囲気放射線量の変動に起因する推定BG計数率CBGの相対誤差σ’EBGを含み、その他のBG誤差として、測定対象物10の存在(重量や高さ)に起因する推定BG計数率CBGの誤差や、検出器240に起因する測定BG計数率CBG0の相対誤差σ’CBG0をさらに含むものである。そのため、推定BG計数率CBGの誤差σCBGは、これらの合成誤差であると捉えることができ、上記の(1)式を踏まえると、下記の(9)式により複数のBG誤差を重畳することにより算定される。
Figure 0007426624000009
上記の(9)式に含まれる、作業環境における雰囲気放射線量の変動に起因する推定BG計数率CBGの相対誤差σ’EBGは、例えば、所定の期間(例えば、1年間)を通して定期的に測定されて、BG測定データ311として蓄積された測定BG計数率CBG0の統計値(例えば、平均値)として求められる。
また、上記の(9)式に含まれる、検出器240に起因する測定BG計数率CBG0の相対誤差σ’CBG0は、下記の(10)式で算定される。
Figure 0007426624000010
さらに、専用測定器を用いた評価に際しては、重量や高さの異なる模擬対象物を載せた状態で当該模擬対象物の自己遮へい等を勘案することで、BG計数率に係る変動を評価しており、その評価結果として「BG変動に起因する相対誤差r」で求められることが知られている(「日本原子力学会標準 クリアランスの判断方法(2005)」,社団法人日本原子力学会,2005年8月,第84頁-第85頁参照。)。
そのため、上記の(9)式の右辺において、高さ補正係数の誤差及び重量補正係数の誤差を示す項は、下記の(11)式により近似するものとする。
Figure 0007426624000011
上記の(10)式及び(11)式を踏まえると、上記の(9)式は、下記の(12)式に再整理される。したがって、推定BG計数率CBGの誤差σCBGは、下記の(12)式により算定される。
Figure 0007426624000012
(5.c)正味計数率Cの誤差σCnの算定
正味計数率誤差工程(ステップS53)では、グロス計数率Cの誤差σCGと、推定BG計数率CBGの誤差σCBGとを重畳することにより正味計数率Cの誤差σCnを算定し、正味計数率Cの誤差σCnを正味計数率Cで除算することにより正味計数率Cの相対誤差σ’Cnを算定する。
正味計数率Cの誤差σCnは、上記の(5)式で算定される。したがって、上記の(5)式において、グロス計数率Cの誤差σCGに上記の(8)式の解を代入するとともに、推定BG計数率CBGの誤差CBGに上記の(12)式の解を代入することで、正味計数率Cの誤差σCnが算定される。
さらに、上記の(5)式で算定された正味計数率Cの誤差σCnを正味計数率Cで除算することにより、正味計数率Cの相対誤差σ’Cnを下記の(13)式により算定する。
Figure 0007426624000013
(5.d)放射能濃度Dの相対誤差σ’の算定
放射能濃度誤差算定工程(ステップS54)では、下記の(14)式(上記の(4)式と同一である。)の右辺に対して、上記の(13)式の解である正味計数率Cの相対誤差σ’Cnと、既知の換算係数CFの相対誤差σ’CFと、既知の測定重量Wの相対誤差σ’とを代入することにより、放射能濃度Dの相対誤差σ’を算定する。
Figure 0007426624000014
(6)評価工程(ステップS6)について
評価工程(ステップS6)では、上記の(3)式の解である放射能濃度Dの相対誤差σ’に基づく不確定性を考慮して、上記の(3)式の解である放射能濃度Dを評価する。
まず、安全率算定工程(ステップS61)では、放射能濃度Dの相対誤差σ’に基づいて、安全率Fを下記の(15)式により算定する。
上述したように、放射能濃度Dの相対誤差σ’は、上記の(14)式において、正味計数率Cの相対誤差σ’Cnに上記の(13)式の解を代入することで、放射能濃度Dの相対誤差σ’が算定される。したがって、放射線測定装置2により測定された放射能濃度Dにおける不確定性として、放射能濃度Dの相対誤差σ’に対する所定の安全係数k(例えば、k=3の場合、3σに相当する。)を乗算することにより評価の保守性を担保するため、必要となる安全率Fは、下記の(15)式で算定される。
Figure 0007426624000015
次に、判定工程(ステップS62)では、上記の(3)式の解である放射能濃度Dに安全率Fを乗算することで放射能濃度の評価値Dを算定し、当該評価値Dが、所定の評価基準値L以下であるか否かを判定し、下記の(16)式が成立する場合、測定対象物10の放射能濃度Dは、評価基準値Lをクリアしていると判定する。
Figure 0007426624000016
以上のように、本実施形態に係る放射能評価方法、放射能評価プログラム及び放射能評価装置によれば、放射能濃度Dの相対誤差σ’を算定する誤差算定工程(ステップS5)が、グロス計数率Cの測定に含まれる複数の誤差要因に起因する複数のグロス誤差を重畳することにより、グロス計数率Cの誤差σCGを算定するグロス誤差算定工程(ステップS51)と、測定BG計数率CBG0の測定及び推定BG計数率CBGの推定に含まれる複数の誤差要因に起因する複数のBG誤差を重畳することにより、推定BG計数率CBGの誤差σCBGを算定するBG誤差算定工程(ステップS52)と、グロス計数率Cの誤差σCGと、推定BG計数率CBGの誤差σCBGとを重畳することにより得られる正味計数率Cの誤差σCnに基づいて、正味計数率Cの相対誤差σ’Cnを算定する正味計数率誤差工程(ステップS53)とを含む。
したがって、グロス計数率Cの測定に含まれる複数の誤差要因に起因する複数のグロス誤差と、測定BG計数率CBG0の測定及び推定BG計数率CBGの推定に含まれる複数の誤差要因に起因する複数のBG誤差とに基づく不確実性が考慮されて、測定対象物10の放射能濃度Dが評価されるので、評価の保守性の観点から放射能濃度を適切に評価することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
なお、本実施形態に係る放射能評価方法は、評価に係る目的や用途が特に限られるものでなく、例えば、上記の(16)式において評価基準値Lをクリアランス基準値Cとすることで、原子炉施設で使用された構造材のクリアランス評価に適用することができる。その際、原子炉施設の型式は、任意の種類でよく、例えば、減速材に重水、冷却材に軽水を用いた重水減速沸騰軽水冷却型の原子炉でもよいし、減速材及び冷却材に軽水を用いた軽水炉(加圧水型(PWR)、沸騰水型(BWR)、改良型沸騰水型炉(ABWR))でもよい。
また、上記実施形態に係る放射能評価方法は、走査型の放射線測定装置2を対象とした場合について説明したが、他の型式の放射線測定装置を対象としてもよい。例えば、上記実施形態に係る放射能評価方法は、定置型の放射線測定装置を対象としてもよく、その場合には、上記の(6)式、(8)式において、走査速度に起因するグロス計数率Cの相対誤差σ’を考慮することなく、グロス計数率Cの誤差σCGを算定すればよい。
また、上記実施形態に係る放射能評価方法に含まれる各工程(図3参照)を実行する順番は可能な範囲で適宜変更されてもよい。
また、上記実施形態では、放射能評価プログラム313は、記憶部31に記憶されたものとして説明したが、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。また、放射能評価プログラム313は、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供されてもよい。
1…放射能評価システム、2…放射線測定装置、3…放射能評価装置、
4…ネットワーク、10…測定対象物、11…トレイ、
20…搬送コンベア、21…本体部、22…重量測定器、23…形状測定器、
24…放射線測定部、24A…上側検出器群、24B…下側検出器群、
25…制御盤、26…操作表示盤、27…通信部、
30…入力部、31…記憶部、32…制御部、33…通信部、34…出力部、
240…検出器、310…測定対象物測定データ、311…BG測定データ、
312…評価用パラメータ、313…放射能評価プログラム、
320…放射能評価処理部

Claims (7)

  1. 測定対象物の放射能濃度(D)を評価する放射能評価方法であって、
    放射線測定装置により測定されたグロス計数率(C)、及び、前記放射線測定装置により測定された測定BG計数率(CBG0)に基づく推定BG計数率(CBG)から得られる前記測定対象物の正味計数率(C)と、前記正味計数率(C)を前記放射能濃度(D)に変換する換算係数(CF)と、前記測定対象物の測定重量(W)とに基づいて、前記放射能濃度(D)を算定する放射能濃度算定工程(S4)と、
    前記正味計数率(C)の相対誤差(σ’Cn)と、前記換算係数(CF)の相対誤差(σ’CF)と、前記測定重量(W)の相対誤差(σ’)とを重畳することにより前記放射能濃度(D)の相対誤差(σ’)を算定する誤差算定工程(S5)と、
    前記放射能濃度(D)の相対誤差(σ’)に基づく不確定性を考慮して前記放射能濃度(D)を評価する評価工程(S6)とを含み、
    前記誤差算定工程(S5)は、
    前記グロス計数率(C)の測定に含まれる複数の誤差要因に起因する複数のグロス誤差を重畳することにより、前記グロス計数率(C)の誤差(σCG)を算定するグロス誤差算定工程(S51)と、
    前記測定BG計数率(CBG0)の測定及び前記推定BG計数率(CBG)の推定に含まれる複数の誤差要因に起因する複数のBG誤差を重畳することにより、前記推定BG計数率(CBG)の誤差(σCBG)を算定するBG誤差算定工程(S52)と、
    前記グロス計数率(C)の誤差(σCG)と、前記推定BG計数率(CBG)の誤差(σCBG)とを重畳することにより得られる正味計数率(C)の誤差(σCn)に基づいて、前記正味計数率(C)の相対誤差(σ’Cn)を算定する正味計数率誤差工程(S53)とを含み、
    前記評価工程(S6)は、
    記放射能濃度(D)における不確定性を考慮した安全率(F)を下記の(15)式により算定し、当該安全率(F)を用いて前記放射能濃度(D)を評価する、
    ことを特徴とする放射能評価方法。
    Figure 0007426624000017
  2. 前記複数のBG誤差は、少なくとも、
    前記放射線測定装置が設置された作業環境における雰囲気放射線量の変動に起因する誤差を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の放射能評価方法。
  3. 前記BG誤差算定工程は、
    下記の(12)式により前記推定BG計数率(CBG)の誤差(σCBG)を算定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の放射能評価方法。
    Figure 0007426624000018
  4. 前記複数のグロス誤差は、少なくとも、
    走査型の前記放射線測定装置により前記測定対象物が走査されるときの走査速度の変動に起因する誤差を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の放射能評価方法。
  5. 前記グロス誤差算定工程は、
    下記の(8)式により前記グロス計数率(C)の誤差(σCG)を算定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の放射能評価方法。
    Figure 0007426624000019
  6. コンピュータに、請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の放射能評価方法に含まれる各工程を実行させる、
    ことを特徴とする放射能評価プログラム。
  7. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の放射能評価方法に含まれる各工程を実行する放射能評価処理部を備える、
    ことを特徴とする放射能評価装置。
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