JP2010208453A - ダイビングログ管理方法、ダイビングコンピュータ、およびログ管理サーバー - Google Patents

ダイビングログ管理方法、ダイビングコンピュータ、およびログ管理サーバー Download PDF

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Abstract

【課題】ダイビングコンピュータ単体では、減圧症予防機能に限界がある。
【解決手段】ダイビングコンピュータ1は、記録したダイビングログに基づいて警告情報を生成するとともに警告情報を経時変化させて警告内容を利用者に向けて出力し、ブラウザ端末100がダイビングログと認証情報をログ管理サーバー200に送信し、ログ管理サーバーは、ダイビングログを該当のダイバーに対応付けして記憶するとともに、各ダイバーに対応する警告情報を生成し、ブラウザ端末からの要求に従って警告情報を返信し、ブラウザ端末は、警告情報をダイビングコンピュータに転送し、ダイビングコンピュータは転送されてきた警告情報を最新の警告情報として更新するダイビングログ管理方法としている。
【選択図】図8

Description

この発明は、ダイビングコンピュータにて作成されたダイビングログに基づいて減圧症を予防するための技術に関する。
ダイビングコンピュータ(ダイブコンピュータ、ダイコン)と呼ばれるダイビング用途に特化したコンピュータがある。このダイビングコンピュータは、時間測定機能と各種センサを搭載し、ダイビング中の潜水行動(最大深度、平均深度、深度の時系列変化など)をダイビングログとして記録することができる。そして、以下の特許文献1には、ダイビングログをWebサイト上に公開してダイバー同士がダイビングログを共有するための技術について記載されている。しかし、ダイビングコンピュータの最も重要な機能は、スクーバダイビングによる減圧症を予防する機能にある。概略的には、ダイビングログに記録された情報に基づいて体内に取り込まれている窒素の量(体内窒素量)を計算し、その計算結果に基づいて減圧症予防に関わるパラメータ(体内窒素量、最大潜水深度、無減圧潜水時間、浮上速度制限、飛行機搭乗禁止など)を内容として含んだ警告情報を生成し、その情報中の内容を利用者に向けて出力する機能である。なお、以下の非特許文献1には、減圧症やダイビングコンピュータにおける減圧症予防機能などについて記載されている。
特開2001−188729号公報
株式会社タバタ、"「減圧症の予防法を知ろう」"、[online]、[平成21年2月18日検索]、インターネット<URL:http://www.tusa.net/genatsu/genatsu.pdf>
ダイビングコンピュータで記録できるダイビングログの数には限りがある。また、ダイビングコンピュータは、体内窒素量を人体の各組織ごとに計算しており、最後のダイビングから所定期間経過後(例えば、48時間)では、どの組織においても十分に窒素が排出されたものとしてそれ以上の窒素量を管理しない。すなわち、ダイビングコンピュータ単体では、記録可能なダイビングログより以前に記録したダイビングログに基づいて減圧症予防のための各種情報出力を行うことができない。また、極めて微量であっても、ダイビングコンピュータが計算対象外とする組織にも窒素が取り込まれる可能性がある。
したがって、本発明の目的は、ダイビングコンピュータ単体では、減圧症予防機能に限界があることを考慮し、より長期にわたって減圧症予防ための情報をダイバーに提示できるダイビングログ管理方法を提供することにある。なお、その他の目的については、以下の記載で明らかにする。
上記目的を達成するための主たる発明は、ダイビングコンピュータと、ブラウザ端末と、Webサーバー機能を備えたログ管理サーバーとにより、ダイビングログを管理する方法であって、
ダイビングコンピュータは、
センサと、通信部と、時間測定部と、記憶部と、情報出力部とを備えるとともに、
センサからの出力信号に基づいてダイビングログを記録して前記記憶部に記憶し、
記憶したダイビングログに基づいて警告情報を生成し、
時間測定部により計測している時間情報に基づいて前記警告情報を経時変化させ、
警告情報の内容に応じて所定の警告内容を前記情報出力部に出力し、
前記通信部により前記ブラウザ端末にダイビングログを送信し、
前記ブラウザ端末は、通信中のダイビングコンピュータからダイビングログを受信すると、当該ダイビングログをダイバーの識別情報とともにログ管理サーバーに転送し、
ログ管理サーバーは、各ダイバーに一つ以上のダイビングログを対応付けして記憶したログ記憶部を備えるとともに、
ブラウザ端末から、ダイバーの識別情報とともに送信されてきたダイビングログを当該識別情報に該当するダイバーに対応付けして前記ログ記憶部に記憶し、
各ダイバーのダイビングログに基づいて各ダイバーの警告情報を生成し、
前記ブラウザ端末は、ダイバーの識別情報とともに警告情報の送付要求をログ管理サーバーに送信し、
ログ管理サーバーは、前記ブラウザ端末からの前記送付要求を受信すると、当該受信時点における該当ダイバーの警告情報を当該ブラウザ端末に返信し、
前記ブラウザ端末は、ログ管理サーバーから返信されてきた警告情報を通信中のダイビングコンピュータに転送し、
前記ダイビングコンピュータは、前記ブラウザ端末より転送されてきた警告情報を最新の警告情報として更新する、
ことを特徴としている。
本発明のダイビングログ管理方法の要件であるダイビングコンピュータの一実施形態を示す図である。 上記ダイビングコンピュータのブロック構成を示す図である。 上記ダイビングコンピュータをクレイドルに接続した状態を示す図である。 上記ダイビングコンピュータが生成するログファイルのデータ構造を示す図である。 上記ダイビングコンピュータの液晶表示器に警告情報が表示された状態を示す図である。 本発明のダイビングログ管理方法を実施するための構成を含む情報通信ネットワークを示す図である。 上記ネットワークに接続されているログ管理サーバーのデータベース構造を示す図である。 本発明の実施例のダイビングログ管理方法における通信手順や情報処理の流れ一例を示す図である。 上記ネットワークに接続されているブラウザ端末に表示される認証ページの画面概略図である。 上記ネットワークに接続されているブラウザ端末に表示される処理選択ページの画面概略図である。 上記ネットワークに接続されているブラウザ端末に表示されるアップロードページの画面概略図である。 上記ネットワークに接続されているブラウザ端末に表示される確認ページの画面概略図である。 上記ブラウザ端末において、処理選択ページのダウンロードボタンを指示した際の表示される画面概略図である。
===物に係る発明===
本発明は、上記主たる発明に加え、以下の特徴を有するダイビングログ管理方法とすることもできる。
前記ログ管理サーバーは、前記ダイビングコンピュータの制御部が前記警告情報を生成するための情報処理アルゴリズムとは異なる情報処理アルゴリズムに従って生成した警告情報を前記ブラウザ端末に返信すること
前記ログ管理サーバーは、複数の情報処理アルゴリズムに従って各ダイバーごとに複数の警告情報を生成するとともに、各警告情報に含まれる所定の情報の内容に基づいて選出した一つの警告情報を前記ブラウザ端末に返信すること
また本発明は、上記ダイビングコンピュータとログ管理サーバーにも及んでおり、ダイビングコンピュータに係る発明は、
センサと、通信部と、時間測定部と、記憶部と、情報出力部と、制御部とを備え、
通信部は、制御部により、ブラウザ端末と通信し、
制御部は、
センサからの出力信号に基づいてダイビングログを記録して前記記憶部に記憶する処理と、
記憶したダイビングログに基づいて警告情報を生成する処理と、
時間測定部により計測している時間情報に基づいて前記警告情報を経時変化させる処理と、
警告情報の内容に応じて所定の警告内容を前記情報出力部に出力する処理と、
前記通信部により前記ブラウザ端末にダイビングログを送信する処理と、
前記ブラウザ端末より転送されてきた警告情報を、最新の警告情報として更新する処理と、
を実行する。
ログ管理サーバーに係る発明は、情報通信ネットワークに接続されたコンピュータシステムにより構成されたログ管理サーバーであって、
Webサーバーと、ログ記憶部と、制御部を備え、
Webサーバーは、アクセスしてきたブラウザ端末と通信し、
ログ記憶部は、各ダイバーに一つ以上のダイビングログを対応付けして記憶し、
制御部は、
ブラウザ端末から、ダイバーの識別情報とともに送信されてきたダイビングログを当該識別情報に該当するダイバーに対応付けして前記ログ記憶部に記憶する処理と、
各ダイバーのダイビングログに基づいて各ダイバーの警告情報を生成する警告情報生成処理と、
前記ブラウザ端末から警告情報の送付要求を受信すると、当該受信時点における該当ダイバーの警告情報を当該ブラウザ端末に返信する警告情報返信処理と、
を実行することとしている。
また、前記制御部は、前記警告情報生成処理では、複数の情報処理アルゴリズムに従って各ダイバーごとに複数の警告情報を生成するとともに、各警告情報に含まれる所定の情報の内容に基づいて特定の警告情報を選出する処理を実行し、当該選出した警告情報を前記警告情報返信処理により前記ブラウザ端末に返信するログ管理サーバーとすることもできる。
前記制御部は、前記ダイビングログを前記ログ記憶部に記憶した時点と、前記警告情報の送付要求を受信した時点で前記警告情報を更新する処理を実行するログ管理サーバーとしてもよい。
===減圧症と減圧理論について===
周知のごとく、ダイバーがスクーバダイビング中に呼吸する圧縮空気の中には、所定の割合割合で窒素と酸素が含まれている(一般的にはN:O=8:2)。そして、呼吸により体内に入った窒素は、高水圧下では体内組織に溶け込む。すなわち、水中で呼吸すると窒素が体内組織に吸収される。組織に溶け込んだ窒素は、浮上中および浮上後に徐々に対外に排出されるが、溶け込んだ量が「M値」と呼ばれる限界量を超えると、浮上後、窒素が体内に閉じこめられてしまい、気泡となって残る。この気泡が身体に障害をもたらし減圧症の原因となる。
また、体内組織は、窒素の吸収速度がそれぞれに異なっている。体内組織は、この窒素吸収速度によって体内組織は分類されている。そして、組織を分類するためのパラメータが「ハーフタイム」という値である。窒素の飽和溶解量(M値)の1/2に達するまでの時間である。
減圧症は、ダイビング中に溶け込んだ窒素を充分に排出しないまま浮上することで発症する。そして、その減圧症にかかる危険をなくし、安全にダイビングを行うための基準を規定するための理論が減圧理論である。ダイビングコンピュータは、ダイビング中におけるダイバーの環境や潜水行動を各種センサを用いて監視し、その環境や潜水行動に対する窒素吸収量や排出量を計算する際、減圧理論に基づくアルゴリズムを適用している。なお、減圧理論に基づくアルゴリズムは複数存在し、採用する減圧理論はダイビングコンピュータのメーカなどに応じて異なっている。
===減圧症予防に関わる課題===
減圧症は、減圧症に対する知識や潜水技術が未熟なビギナーダイバーが罹りやすい一方で、インストラクターやプロのダイバーなど高度な知識と技術を有する熟練ダイバーにおける症例も多い。これは、ダイビングコンピュータでは、極めてハーフタイムが遅い組織については、一般的に想定されるダイビングでは窒素の吸収を考慮する必要性がないため、体内窒素量を計算していないためと考えられる。すなわち、潜水頻度が極めて高く潜水深度も深いダイバーでは、その遅い組織にも窒素が取り込まれ、遅い組織では排出速度も遅いことから、極めて微量の窒素であっても確実に吸収されて、それが蓄積されていくためと考えられている。
確かに、ダイビングコンピュータに大容量のメモリや、より高性能な情報処理能力を付与すれば、より長期に渡って体内窒素量を計算し続け、それに伴って警告情報を更新し続けることができる、しかし、そのダイビングコンピュータが極めて高価なものになることは予想に難くない。また、小さなダイビングコンピュータでは電源容量も限られることから、技術的にも、高度な情報処理を長時間にわたって継続させることが難しい。例え、これらの問題が解決されたとしても、全てのダイバーがダイビングコンピュータを所持するわけではない。現実的には、高価であればあるほど、その所持率は低下する。
一般的に、ダイビングコンピュータは、ダイビングの現場でダイビングを主催するダイビングショップなどから賃貸するレンタル品である。当然のことながら、レンタル品では長期的な減圧症管理は不可能である。
また、ダイビングコンピュータは、基本的に一つの減圧理論をモデルにした情報処理アルゴリズムに基づいて警告情報を生成している。他の減圧理論を採用した場合との誤差があれば、より厳しい内容の警告情報を採用すべきである。しかし、ダイビングコンピュータ単体では、処理負荷が過大であり、それが難しい。
本発明は、このようなダイビングコンピュータ単体は対応できない課題に鑑みてなされたものである。
===ダイビングコンピュータの基本構成===
図1に本発明のダイビングログ管理方法を実施するための要件の一つである、ダイビングコンピュータの一実施形態を示した。この図では、腕時計型のダイビングコンピュータを示した。ダイビングコンピュータ1は、ダイバーの腕10に装着するためのリストバンド2を備え、防水・耐水圧構造を有するケース3の前面には、液晶表示器(LCD)4が配設されている。LCD4には、時刻や減圧症予防を含むダイビングに関わる各種情報が表示される。また、ケース3前面のフレーム部分には、このダイビングコンピュータ1を操作するための複数の操作ボタン5が配設されている。
図2に、ダイビングコンピュータ1の機能ブロック構成を示した。ダイビングコンピュータ1のハードウエア構成は、ダイビング用途に特化されたコンピュータであり、MPU20、RAM21、ROM22からなるコンピュータ本体をコントローラとしている。ROM22にはMPU20によって実行される各種プログラムが記憶されている。
発振回路23と分周回路24は、各種周波数のクロックを発生させる回路であり、MPU20を動作させるための基準クロックや時刻表示やストップウオッチなどの計時機能に関わるクロックを発生する。そして、ユーザインタフェースに関わる構成として、LCD4とMPU20からの指示に従って各種情報をそのLCD4に表示するための回路構成を含んだ表示制御部25、操作ボタン5とボタン5からの操作信号をMPU20に入力するための操作制御部26、およびスピーカ27aとMPU20からの指示に従ってそのスピーカ27aよりアラーム音など音声出力する音声出力制御部28を備えている。また、この例では、スピーカ27aとともに振動によって各種警告を利用者に報知するための圧電振動子27bを備え、この振動子27bも音声出力制御部28によって駆動される。
さらに、減圧症予防機能を含むダイビング用途に関わる機能を実現するために、圧力センサ29、温度センサ30、方角センサ31、ケース3の前面に二つの端子を配設させてその2端子間の抵抗変化に基づいて水中にいるか否かを検出する水検知センサ32などの、各種センサを備えている。各センサ(29〜32)が出力する信号は、それぞれのセンサ(29〜32)に対応するA/D変換回路(33a〜33d)にて各種デジタルータ(水圧データ、温度データ、方角データ、水検知データ)に変換されてMPU20に入力される。
MPU20は、操作制御部26からの操作信号やあらかじめプログラムされたスケジュールに従ってROM22に記憶されている所定のプログラムを実行し、そのプログラムの実行結果などをRAM21に書込んだり、その書き込んだデータをRAM21から読み出したりする。MPU20は、各センサ(29〜32)に接続されているA/D変換回路(33a〜33d)からの各種データについても、サンプリング機会ごとに更新しながらRAM21に読み出し可能にして格納する。
さらに、格納した各種データ基づいて所用の情報を随時生成してRAM21に格納する。例えば、あらかじめ記憶されている水圧と深度との関係から圧力センサ29からの水圧データに基づいて深度を計算し、その計算結果を格納する。さらにダイビングコンピュータ1は、不揮発性メモリとしてフラッシュメモリ34を備え、MPU20は、情報処理結果を所定形式のファイルに作成して、そのファイルをこの不揮発性メモリ34に記憶する処理も行う。そして、表示制御部25を制御してダイビング機能や時計機能に関わる情報や処理の実行結果などをLCD4に表示させたり、音声制御部28を制御してアラーム音や振動を圧電スピーカ27aや圧電振動子27bから出力させたりする。
通信インタフェース(IF)35は、所定のプロトコルに従って外部の情報処理装置と通信し、MPU20は、この通信IF35を介して、フラッシュメモリ34に記憶されている各種ファイルを情報処理装置に転送したり、情報処理装置からデータを受け取って不フラッシュメモリ34に記憶したりする。
通信IF35と外部の情報処理装置とは、直接接続される形態である場合もあるし、クレイドルと呼ばれる中間装置を介して接続される形態である場合もある。ダイビングコンピュータの多くは、二次電池に動作し、クレイドルは、充電器を兼ねている場合もある。図3にそのクレイドル40に装着された状態のダイビングコンピュータ1を示した。ダイビングコンピュータ1とクレイドル40は、電磁誘導を利用して双方の内部回路を間接的に接続する。そして、誘導電流による信号によってダイビングコンピュータ1側の通信IF35を介してMPU20と通信したり、ダイビングコンピュータ1側の誘導コイルに充電電流を誘起させてダイビングコンピュータ1内の二次電池を充電させたりする。
ダイビングコンピュータ1と外部の情報処理装置とがクレイドル40を介して通信するために、まず、ダイビングコンピュータ1とクレイドル40とが専用、汎用を問わず、適宜なプロトコルで通信する。クレイドルはプロトコルを変換する電子回路が内蔵され、ダイビングコンピュータ1とのプロトコルを、外部の情報処理装置に実装されている通信IF用のプロトコルに変換し、ダイビングコンピュータ1と外部装置間とのデータ通信を仲介する。本実施形態では、クレイドル40は、パーソナルコンピュータ(PC)におけるUSB規格の通信IFを備え、PCとは、両端にUSB規格のコネクタ41を備えたケーブル42を介して有線接続される。それによって、PCとダイビングコンピュータ1とがクレイドル40を介して通信可能に接続される。
===ダイビングログの記録==
上記ダイビングコンピュータ1は、以上の構成を備え、ダイビングログの作成機能と、減圧症予防機能とを備えている。まず、ダイビングログの作成機能について説明する。MPU20は、水検知センサ32からの水検知データと圧力センサ29からの水圧データを監視し、水検知データの出力を検出すると、LCD4にダイビング中の状態を表示する動作モード(ダイブモード)に切り換える。そして、ダイブモードにおいて、所定の水深に相当する水圧データが入力されたならば、その水圧データ入力時点をダイビングログの記録開始時点としてその時点の日時を記録するとともに、以後の水深を所定のサンプリング周期毎に記録していく。
利用者が潜水を終了して海上に浮上し、所定の深度より浅くなった時点をダイビング終了時点としてダイビングログの記録を終了する。ダイビングの開始から終了までが所定時間以上であれば、記録したダイビングログにファイル名などを付与するなどして一つのログファイルに作成し、これをフラッシュメモリ34に記憶する。
図4にダイビングコンピュータにて作成されるログファイル50のデータ構造を例示した。このログファイル50には、番号51、ファイル名52、ファイルの作成日時53、ダイビングログ60が含まれている。
フラッシュメモリ34には、複数のログファイル50を記憶することができ、番号51は、フラッシュメモリ34に記憶されているログファイル50の作成順番に相当し、ダイビングコンピュータ1において、MPU20は、LCD4にログファイル50内のダイビングログ60を表示する際、この番号51を表示することで、各ファイル50を識別できるようにしている。また、フラッシュメモリ34から、ある番号51のログファイル50を消去すると以降の番号を繰り上げるようにしている。また、記録限界を超えたログファイル50が作成された場合には、最も古いログファイルから消去し、フラッシュメモリ34に残存しているログファイル50内の番号を繰り上げる。
ダイビングログ60には、ダイビングコンピュータ100の内部時計によって計時された潜水開始日時61、潜水時間62、最大深度63、平均深度64、深度の時系列データ65、警告履歴66などが含まれている。警告履歴66は、無減圧潜水時間を超過するなどして、MPU20がダイビング中に何らかの警告を出力した場合、その警告内容を記録したものである。
ダイビングコンピュータ1における減圧症予防機能は、所定期間以内に記録されたダイビングログの各情報を所定の減圧理論に基づくアルゴリズムに従って処理することで体内窒素量や体内酸素量を計算し、これらの計算値も警告情報とするとともに、主に体内窒素量に基づいて他の各種警告情報を生成する。そして、その警告情報の適宜な内容をLCD4やスピーカ27a、あるいは圧電振動子27bにより適時に出力する。概略的には、ダイバーに対し、ダイビング時やダイビング後における禁止行為や可能な行動を提示して、ダイバーの行動を規制することで減圧症予防のためのダイバーの健康管理を支援する。
===警告情報の生成と出力===
ROM22には、記録したダイビングログ60や各種センサ(29〜32)からの情報を上述したアルゴリズムに従って処理するプログラムや各組織ごとのハーフタイムを記述する関数などが記憶されている。MPU20は、そのプログラムを実行することで体内窒素量を人体の各組織について個別に計算し、ダイビング時やダイビング後におけるダイバーの行動を規制するための警告情報を生成する。
減圧症予防に関わる情報としては、体内窒素量、飛行機搭乗警告、浮上速度警告、最大深度、無減圧潜水残り時間、減圧潜水時の停止深度や停止時間などがある。体内窒素量は、ダイビングログ記録後の次の潜水行動や浮上後の経過時間によって変化し、この体内窒素量の経時変化に伴って警告情報も経時変化させる必要がある。
すなわち、ダイビングコンピュータ1は、ダイビング中の潜水行動やダイビング後の経過時間などに応じ、一度生成した警告情報を随時更新している。そして、その警告情報の内容を利用者に表示や音声、あるいは振動などによって報知する。
図5にダイビングコンピュータ1のLCD4に警告情報の内容が表示されている状態を例示した。(A)はダイビング後の警告情報の表示例であり、LCD4に時刻71とダイビング終了からの経過時間71とが表示されているとともに、警告情報中の体内窒素量を示すグラフ72、体内窒素が排出されるまでの時間73、および搭乗禁止マーク74、搭乗が可能となるまでの時間75が表示されている。(B)はダイビング中の警告情報の表示例であり、現在の深度76やそれまでの深度推移を示すグラフ77、潜水時間78などダイビングログの記録内容に関連する情報に加え、警告情報として、体内窒素量を示すグラフ72と無減圧潜水時間の残り時間80とが表示されている。また、酸素中毒の指標となる体内酸素分圧(PO)81や体内酸素量を示すグラフ82も表示されている。
===ネットワーク構成===
ダイビングコンピュータ1は、自身に記憶されているログファイルの内容や各種センサー(29〜32)によって監視される現在の環境に基づいて警告情報を生成し、その情報の内容を適時に出力することで、ダイバーにおける減圧症の発症を予防している。しかし、上述したように、ダイビングコンピュータ1単体では、その予防機能にも限界がある。
そこで、本発明のダイビングログ管理方法では、WWWの仕組みに代表される、IT(情報通信技術)を巧みに利用することで、上述した減圧症予防に関わる様々な課題を解決している。
図6に、本発明のダイビングログ管理方法を実施するためのネットワーク構成の一例を示した。ダイビングコンピュータ1はクレイドル40を介してブラウザが実装されたPC(ブラウザ端末)100と接続されている。そして、インターネット150には、ログ管理サーバー200が接続されている。ログ管理サーバー200は、Webサーバー機能とデータベース201とを備えたコンピュータシステムでありブラウザ端末100とのHTTPに基づいて通信する。なお、ブラウザ端末100としては、ダイビングコンピュータ1と通信可能であれば、PCに限らず、ブラウザ機能を備えた携帯電話機やTVゲーム機なども採用可能である。
ログ管理サーバー200に付帯するデータベース201には、多数のダイバーのそれぞれについてのログファイルを蓄積しており、ダイバーを一意に識別するための識別情報にログファイルを対応付けして記憶している。また、識別情報には、警告情報と認証情報も対応付けされている。なおこの例では、ダイバーの個人情報も識別情報に対応付けされて記憶されている。個人情報としては、特定のブラウザ端末からのアクセスのみを受け付けるための認証情報やダイバーの氏名、性別、年齢、連絡先などがある。
そして、ログ管理サーバー200は、データベース201内のダイバー毎のログファイルに含まれているダイビングログに基づいて、ダイバー毎の警告情報を生成する。この警告情報はダイビングコンピュータ1にて生成される警告情報と同様のデータ形式である。しかし、ログ管理サーバー200は、ダイビングコンピュータ1が計算対象外としている組織についての体内窒素量を計算するプログラムを実装し、各ダイバーのそれぞれについて、データベース201に記憶されたダイビングコンピュータの記録限界を超える本数のダイビングログに基づいて体内窒素量を計算し、その体内窒素量に基づいて他の警告情報の内容を計算して警告情報を生成する。また、生成した警告情報を時間経過とともに更新する。図7にログ管理サーバー200のデータベース201構造の概略を示した。各ダイバーについて、識別情報202に、IDやパスワードなどの認証情報203とログファイル50と警告情報204とが対応付けされている。また、ダイバーの個人情報205も識別情報に対応付けされている。
このネットワーク構成では、ダイビングコンピュータにて生成されたログファイルは、ブラウザ端末を経由してログ管理サーバーに送付(アップロード)され、ログ管理サーバーにて生成された警告情報がブラウザ端末を経由してダイビングコンピュータのフラッシュメモリに記憶(ダウンロード)される。そして、以下では、本発明の実施例として、上記ネットワーク構成における各コンピュータ間の通信手順や各コンピュータにおける情報処理の流れを説明する。
===通信手順===
図8に上記ネットワーク構成における各コンピュータ間の通信手順や各コンピュータにおける情報処理の流れを示した。
<ログファイルのアップロード>
まず、ログファイル50をアップロードするための手順や情報処理を説明する。ダイビングコンピュータ1をクレイドル40を介してブラウザ端末100に接続すると、互いに識別子を交換したり通信プロトルを確認したりして通信リンクを確立し(s1)、互いに通信可能な状態となる。本実施例では、ブラウザ端末100からは、ダイビングコンピュータ1のフラッシュメモリ34が外部記憶として認識される。利用者は、この状態でブラウザ端末200を操作し、所定のURLを指定したHTTPリクエストをインターネット上に送出させる(s2,s3)。このURLは、ログ管理サーバー200がWebサーバー機能によって公開している所定のWebページを同定しており、ログ管理サーバー200は、HTTPレスポンスとして、このWebページをブラウザ端末100に返送し(s4)、ブラウザ端末100ではこのWebページが閲覧可能に表示される。
図9に当該Webページ(認証ページ)300の画面概略を示した。また、図9〜図13に当該認証ページ300を起点としたブラウザ端末100とログ管理サーバー200との通信過程でブラウザ端末100に表示される画面を示した。この起点となる認証ページ300の画面には、利用者の認証情報203を入力するためのフォーム301が含まれている。ここでは、利用者の認証情報203がすでにデータベース201に記憶されているものとする。利用者はブラウザ端末100を操作して自身の認証情報203を所定のフォーム301に記入し、その記入データをフォームデータとして含んだHTTPリクエストをログ管理サーバーに送付する(s5)。
ログ管理サーバー200は、送付されてきた認証情報203をデータベース201に照会し、該当する情報203があれば、ログファイル50をアップロードするか警告情報204をダウンロードするのかを選択するためのWebページ(処理選択ページ:図9、符号310)を返送する(s6→s7)。また、周知のCookieを用いるなどして、以後のセッションを継続させる。
この処理選択ページ310には、アップロードとダウンロードのそれぞれを指示するためのボタン(311,312)と、処理を終了させるためのボタン313とが配設されている。ここでは、「アップロード」ボタン311が指示されたものとする。ログ管理サーバー200は、このボタン311への指示情報を受け取ると(s8→s9)、アップロードするログファイル50をブラウザ端末100にて選択させて、そのファイル50をログ管理サーバー200に送信させるWebページ(アップロードページ:図11、符号320)を返送する(s10)。
上述したように、ブラウザ端末100は、ダイビングコンピュータ1のフラッシュメモリ34を外部記憶として認識しており、このフラッシュメモリ34にはログファイル50を格納したフォルダが形成されている。利用者は、ブラウザ端末100を操作し、例えば、「参照」ボタン322を指示して、ブラウザ端末100が認識している外部記憶やフォルダの一覧を表示させ、最終的にフラッシュメモリ34のフォルダ内にあるアップロードすべきファイル50を指定するなどして、そのファイル名をフォーム321に入力する(s11)。その上で、「送信」ボタン323を指示すると(s12)、ブラウザ端末100は、指定のログファイル50をダイビングコンピュータ1に要求し(s13)、その要求に対して返送されてきたログファイル50をログ管理サーバー200に転送する(s14,s15)。ログ管理サーバー200は、送信されてきたログファイル50と認証情報203に対応する識別情報202に対応付けされているログファイルとを比較し、新規のログファイル50であれば、この識別情報202に対応付けしてデータベース201に記憶する(s16→s17)。ログ管理サーバー200は、新規ログファイル50をデータベース201に記憶したならば、その旨を表示するとともに、先の処理選択ページ310にリダイレクトさせるためのWebページ(確認ページ:図12、符号330)を返送する(s18)。すでにデータベース201に記憶済みのログファイルである場合には先のアップロードページ320を再度送付すればよい(s16→s10)。
ブラウザ端末100は、確認ページ330を表示した後、先の処理選択ページを取り寄せて表示する(s19→s7)。ログ管理サーバー200は、終了ボタン313が指示されて、その指示情報が送付されてくれば、先の起点の認証ページ300を送付するなどしてセッションを終了させる(s8→s20→s27→s28→s4)。
ここでは、利用者が「ダウンロード」ボタン312を指示したものとする。この「ダウンロード」ボタン312には、先に取得した認証情報203により特定されるダイバーについての警告情報204を取り寄せるためのハイパーリンクが設定されており、ログ管理サーバー200は、ブラウザ端末100からこのリンクへの指示情報を受信すると、認証情報203により特定されるダイバーの識別情報202に対応する警告情報204のファイルをデータベース201より取り出して、そのファイルをブラウザ端末200に返送する(s20→s21〜s23)。
ブラウザ端末100は自身の基本機能であるファイルのダウンロード処理を実行し、ファイルの保存指示を受け付けるための定型のダイアログ340を表示し、保存指示を受け付けたならば、利用者に保存先フォルダを指定させる。そして、警告情報204を保存先フォルダにダウンロードする(s24,s25)。この例では、利用者は保存先としてダイビングコンピュータ1におけるログファイル50と同じフォルダを指定すればよい。それによって、警告情報がダイビングコンピュータ1に記憶される。ダイビングコンピュータ1は、管理サーバー200が送信した警告情報をブラウザ端末100を経由して受信し、自身の警告情報をこの受信した警告情報204に更新する(s26)。
なお、当然のことながら、ログファイル50のアップロードや警告情報204のダウンロードに際してのWebページの画面遷移やブラウザ端末100に対する操作手順などは、上述した例に限るものではない。例えば、ダイビングコンピュータ1のフラッシュメモリ34をブラウザ端末100が外部記憶として認識するのではなく、ログ管理サーバー200がブラウザ端末100にJAVAアプレットなどのプログラムを送付してこれを実行させることで、利用者がログファイル50を選択したり、ダウンロード先のフォルダを指定したりすることなく、利用者の指示操作のみで、ブラウザ端末100に新規のログファイル50をアップロードさせたり警告情報204をダイビングコンピュータ1のフラッシュメモリ34に記憶させたりすることもできる。利用者が、ログファイル50のアップロードや警告情報204のダウンロードを簡単に行えるようにするための専用プログラムをブラウザ端末100に実装させてもよい。例えば、ブラウザ端末100にダイビングコンピュータ1が接続されるとログ管理サーバー200にアクセスして自動的にログファイル50をアップロードしたり警告情報204をダウンロードしてダイビングコンピュータ1のフラッシュメモリ34に記憶させたりする。この専用プログラムをログ管理サーバー200からダウンロードできるようにしておいてもよい。
===警告情報の更新===
ダイビングコンピュータ1は、ブラウザ端末100を経由してログ管理サーバー200から警告情報204のファイルをダウンロードすると、記憶していた警告情報をこのダウンロードファイルに記述されている警告情報に更新する(図8,s26)。それによって、例えば、ダイビングコンピュータ1単体では、すでに体内窒素量が安全レベルにまで排出されて、飛行機搭乗禁止の警告表示74(図5参照)が消灯していたのが、長期間にわたって蓄積された窒素が完全に排出されておらず、警告情報304をダウンロードしたら搭乗禁止の警告表示74が表示されるなど、ダイビングコンピュータ1単体では、管理できない長期の間に渡って体内窒素量を正確に監視することができる。それによって減圧症を確実に防止することができる。
また、ダイビングコンピュータ1をレンタルで使用するダイバーにとっても、事前にログ管理サーバー200のデータベース201に自身の認証情報203と識別情報202を記憶させておけば、ダイビングの機会ごとにレンタルしたダイビングコンピュータ1で記録したログファイル50をログ管理サーバー200にアップロードし、次回のダイビング時には、レンタルした他のダイビングコンピュータ1に警告情報204をダウンロードさせることができる。それによって、ダイビングコンピュータ1を所持しなくても、長期的に減圧症予防のための健康管理をすることができる。
===その他の実施例===
上記実施例では、処理対象となるログファイル50の数やダイビングコンピュータ1側で計算対象外としている組織についても体内窒素を計算していた。しかし、基本的な情報処理アルゴリズムは同じである。すなわち、一つの減圧理論に基づいて警告情報を生成していた。この例に限らず、警告情報のデータ形式が同じであれば、ログ管理サーバー200とダイビングコンピュータ1とにおける警告情報を生成する際の情報処理アルゴリズムが異なっていてもよい。例えば、将来、より優れた減圧理論が発表された際、その理論に基づいて警告情報を生成するプログラムをログ管理サーバー200側に実装させれば、ダイビングコンピュータ1のプログラムを変更することなくその理論に基づいて生成された警告情報を利用することが可能となる。
ダイビングコンピュータ1が実装する警告情報の生成プログラムの情報処理アルゴリズムは、基本的に一つの減圧理論に基づくものである。そこで、ログ管理サーバー200では、ログファイル50を複数の減圧理論に基づくアルゴリズムを用いて処理して、複数の警告情報204を生成し、その中から最も厳しい内容の警告情報204を利用することも可能となる。
警告情報には、警報の出力タイミングを規定するための各種パラメータについての設定値が記述されており、MPU20は、ログ管理サーバー200にて生成されて転送されてきた警告情報に含まれている設定値をRAM22などに記憶する。なお、パラメータには、最大深度、ダイビングの種別、安全率、体内酸素分圧などがある。MPU20は、ダイビング中の潜水行動として、これらのパラメータの変位を監視し、いずれかのパラメータが設定値に達すると警報を出力する。
ログ管理サーバー200における警告情報204の更新タイミングは、ダウンロードの指示を受け付けた時点で最新の警告情報204に更新すればよい。もちろん、最初のダウンロード指示を受け付けるまでは警告情報204を生成せず、ダウンロードの指示を受けた時点で警告情報204を生成してもよい。しかし、ダウンロード時に多量のログファイルを処理して警告情報を生成するとその生成処理に時間が掛かり、警告情報204が実際にダウンロードされるまでに長い時間を要する。したがって、ログファイル50がアップロードされる度に警告情報204を生成して更新し、その後は、ダウンロードの指示があるまでは更新しなかったり、定期的に更新したりすればよい。ログ管理サーバー200における警告情報生成処理に掛かる負荷を考えると、前者が望ましい。
1 ダイビングコンピュータ、4 液晶表示器、5 操作ボタン、20 MPU、
21 RAM、22 ROM、25 表示制御部、26 操作制御部、
27a スピーカ、27b 圧電振動子28 音声出力制御部、
29〜32 センサ、34 不揮発性メモリ、35 通信インタフェース、
40 クレイドル、50 ログファイル、60 ダイビングログ、
72〜74,80〜82 警告情報表示
100 ブラウザ端末、150 インターネット、200 ログ管理サーバー

Claims (7)

  1. ダイビングコンピュータと、ブラウザ端末と、Webサーバー機能を備えたログ管理サーバーとにより、ダイビングログを管理する方法であって、
    ダイビングコンピュータは、
    センサと、通信部と、時間測定部と、記憶部と、情報出力部とを備えるとともに、
    センサからの出力信号に基づいてダイビングログを記録して前記記憶部に記憶し、
    記憶したダイビングログに基づいて警告情報を生成し、
    時間測定部により計測している時間情報に基づいて前記警告情報を経時変化させ、
    警告情報の内容に応じて所定の警告内容を前記情報出力部に出力し、
    前記通信部により前記ブラウザ端末にダイビングログを送信し、
    前記ブラウザ端末は、通信中のダイビングコンピュータからダイビングログを受信すると、当該ダイビングログをダイバーの識別情報とともにログ管理サーバーに転送し、
    ログ管理サーバーは、各ダイバーに一つ以上のダイビングログを対応付けして記憶したログ記憶部を備えるとともに、
    ブラウザ端末から、ダイバーの識別情報とともに送信されてきたダイビングログを当該識別情報に該当するダイバーに対応付けして前記ログ記憶部に記憶し、
    各ダイバーのダイビングログに基づいて各ダイバーの警告情報を生成し、
    前記ブラウザ端末は、ダイバーの識別情報とともに警告情報の送付要求をログ管理サーバーに送信し、
    ログ管理サーバーは、前記ブラウザ端末からの前記送付要求を受信すると、当該受信時点における該当ダイバーの警告情報を当該ブラウザ端末に返信し、
    前記ブラウザ端末は、ログ管理サーバーから返信されてきた警告情報を通信中のダイビングコンピュータに転送し、
    前記ダイビングコンピュータは、前記ブラウザ端末より転送されてきた警告情報を最新の警告情報として更新する、
    ことを特徴とするダイビングログ管理方法。
  2. 請求項1において、前記ログ管理サーバーは、前記ダイビングコンピュータの制御部が前記警告情報を生成するための情報処理アルゴリズムとは異なる情報処理アルゴリズムに従って生成した警告情報を前記ブラウザ端末に返信することを特徴とするダイビングログ管理方法。
  3. 請求項1において、前記ログ管理サーバーは、複数の情報処理アルゴリズムに従って各ダイバーごとに複数の警告情報を生成するとともに、各警告情報に含まれる所定の情報の内容に基づいて選出した一つの警告情報を前記ブラウザ端末に返信することを特徴とするダイビングログ管理方法。
  4. ダイビングコンピュータであって、
    センサと、通信部と、時間測定部と、記憶部と、情報出力部と、制御部とを備え、
    通信部は、制御部により、ブラウザ端末と通信し、
    制御部は、
    センサからの出力信号に基づいてダイビングログを記録して前記記憶部に記憶する処理と、
    記憶したダイビングログに基づいて警告情報を生成する処理と、
    時間測定部により計測している時間情報に基づいて前記警告情報を経時変化させる処理と、
    警告情報の内容に応じて所定の警告内容を前記情報出力部に出力する処理と、
    前記通信部により前記ブラウザ端末にダイビングログを送信する処理と、
    前記ブラウザ端末より転送されてきた警告情報を、最新の警告情報として更新する処理と、
    を実行することを特徴とするダイビングコンピュータ。
  5. 情報通信ネットワークに接続されたコンピュータシステムにより構成されたログ管理サーバーであって、
    Webサーバーと、ログ記憶部と、制御部を備え、
    Webサーバーは、アクセスしてきたブラウザ端末と通信し、
    ログ記憶部は、各ダイバーに一つ以上のダイビングログを対応付けして記憶し、
    制御部は、
    ブラウザ端末から、ダイバーの識別情報とともに送信されてきたダイビングログを当該識別情報に該当するダイバーに対応付けして前記ログ記憶部に記憶する処理と、
    各ダイバーのダイビングログに基づいて各ダイバーの警告情報を生成する警告情報生成処理と、
    前記ブラウザ端末から警告情報の送付要求を受信すると、当該受信時点における該当ダイバーの警告情報を当該ブラウザ端末に返信する警告情報返信処理と、
    を実行することを特徴とするログ管理サーバー、
  6. 請求項5において、前記制御部は、前記警告情報生成処理では、複数の情報処理アルゴリズムに従って各ダイバーごとに複数の警告情報を生成するとともに、各警告情報に含まれる所定の情報の内容に基づいて特定の警告情報を選出する処理を実行し、当該選出した警告情報を前記警告情報返信処理により前記ブラウザ端末に返信することを特徴とするログ管理サーバー。
  7. 請求項5または6において、前記制御部は、前記ダイビングログを前記ログ記憶部に記憶した時点と、前記警告情報の送付要求を受信した時点で前記警告情報を更新する処理を実行することを特徴とするログ管理サーバー。
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