JP2010207957A - ねじ締め装置及びねじ締め方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動化した場合であっても、設備コストの上昇を抑え、ねじを支持しつつねじ締めを行えるようにする。
【解決手段】モータ3の正回転駆動により減速機5を介してウォーム7が回転し、先端のソケット部9が回転してボルト13を締結する。ウォーム7の回転は、ウォームホイール23に伝達され、ウォームホイール23の回転に伴ってねじ支持アーム25が回転軸31を中心に回動する。ねじ支持アーム25は、ボルト13の頭部15をソケット部9に入り込ませた状態で、モータ3を逆回転させることで、先端の係止爪45がソケット部9に接近するように回動し、溝45aにボルト13の軸部を係合させる。ボルト締結時には、モータ3を正回転させることで、ねじ支持アーム25は、係止爪45がソケット部9から離反するように回動し、ボルト13の支持を解除する。
【選択図】図1

Description

本発明は、支持部によりねじを支持しつつねじ締めを行うねじ締め装置及びねじ締め方法に関する。
従来、例えば下記特許文献1には、ドライバを挿入可能な筒体の先端部にU字形状の溝を有するねじ支持部となる係止爪を設け、この係止爪にねじの頭部を係止させた状態で、ドライバの先端をねじの頭部に押し付けることで、係止爪とドライバとで協同してねじを支持するものが記載されている。
特開2000−79573号公報
ところで、上記した従来のねじ締め装置は、係止爪が筒体の先端に一体化していることから、ねじ締め当初からそのままの状態で最後までねじ締めを行うと、係止爪も一緒に締め付けてしまうので、最後の締め付け時には、係止爪がねじの頭部から離れるように全体を傾ける必要が生じる。
このため、例えばこのねじ締め装置をロボットのアームに取り付けて自動化に適用する場合には、ねじ締め装置全体を傾斜させるなどの煩雑な制御が必要となり、採用するには設備コストの上昇を招く。
そこで、本発明は、自動化した場合であっても、設備コストの上昇を抑え、ねじを支持しつつねじ締めを行えるようにすることを目的としている。
本発明は、ソケット部がねじの頭部を受け入れた状態で、該頭部のねじ先端側の部位を先端の支持部にて支持するねじ支持アームを備え、このねじ支持アームは、支持部によりねじを支持する支持位置と、支持部によるねじの支持を解除した非支持位置との間を変位可能となるよう基端部を、装置本体に対して回動可能に取り付けたことを特徴とする。
本発明によれば、ねじの頭部をソケット部に入り込ませた状態で、支持部によりねじを支持し、ねじ締結時には、ねじ支持アームを装置本体に対して基端側を支点として回動させて支持部をねじから離反させる。これにより、装置全体としては、ねじ締め当初からそのままの状態で傾けることなくねじ締めを行うことができ、ねじ締め装置を自動化する場合であっても、ねじ支持アームを回動させるだけでよく、煩雑な制御が不要となって設備コストの上昇を抑えることができる。
本発明の第1の実施形態を示すねじ締め装置の斜視図である。 図1のねじ締め装置でボルトを支持している状態を示す斜視図である。 図1のねじ締め装置の要部を示す斜視図である。 図1のねじ締め装置のウォームホイールを支持する回転軸周辺の断面図である。 本発明の第2の実施形態を示すねじ締め装置の斜視図である。 図5のねじ締め装置でボルトを支持している状態を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態を示すねじ締め装置の斜視図である。 図7のねじ締め装置でボルトを支持している状態を示す斜視図である。 図7のねじ締め装置の図8に対応する断面図である。 図7のねじ締め装置の動作説明図である。 図7のねじ締め装置の動作説明図である。 図7のねじ締め装置の動作説明図である。 図7のねじ締め装置の動作説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[第1の実施形態]
図1〜図3に示すように、本発明の第1の実施形態に係わるねじ締め装置は、図示しないロボットのアーム先端に、取付部1を介して取り付ける。取付部1の先端には回転駆動部としての正逆回転可能なモータ3及び減速機5を順次設けてあり、減速機5のさらに先端には、ウォーム7を回転可能に連結している。なお、モータ3は、正回転駆動でボルト13を締結するものとする。
ウォーム7のさらに先端には、先端にソケット部9を備えるソケット軸11を連結している。ソケット部9は、先端面にねじとしてのボルト13の頭部15を受け入れる六角穴9aを備えている。
上記した構成では、モータ3の駆動により、減速機5を介してウォーム7がソケット軸11とともに一体的に回転し、これに伴ってソケット部9に頭部15を入り込ませた状態のボルト13も回転することになる。すなわち、ソケット部9の回転に伴って回転するウォーム7をソケット部9の回転中心軸と同軸上に設けている。
また、減速機5のモータ3と反対側の先端側の端面には、装置本体を構成している取付板17を固定している。取付板17は、減速機5の外郭をなすハウジング部分に取り付けてあるものであって、モータ3の駆動によって回転するものではなく、上記ハウジング部分よりも外側に突出させ、その突出部分の下面に取付部材としての一対の取付ブラケット19,21を取り付けている。
これら一対の取付ブラケット19,21は、板状の部材で構成してあり、取付板17への取付部と反対側の先端側を、取付板17から側方に突出させ、該突出させた先端部相互間に、ウォームホイール23及びねじ支持アーム25を回転可能に取り付けている。
図4は、上記したウォームホイール23及びねじ支持アーム25の取付部の断面図で、前記した一対の取付ブラケット19,21には、軸受27,29を介して回転軸31を回転可能に取り付けている。この回転軸31の軸受27側にはウォームホイール23を固定し、軸受29側にはねじ支持アーム25を回転可能に取り付けている。
また、ウォームホイール23とねじ支持アーム25との間には、接続手段としての例えば皿バネからなる押付手段33を介装して、これらウォームホイール23とねじ支持アーム25とを互いに離反する方向に押し付けている。さらに、ねじ支持アーム25と軸受29側の取付ブラケット21との間には、スラスト軸受35を設けてあり、このスラスト軸受35にねじ支持アーム25が押付手段33により押し付けられることになる。
一方、取付ブラケット19側の軸受27の内輪27aの側面には、ウォームホイール23側に向けて突出する突出部37を設けてあり、この突出部37により、ウォームホイール23と取付ブラケット19との間に隙間を形成してウォームホイール23の回転を容易にしている。
上記した図4の構成において、ウォームホイール23が回転軸31とともに回転すると、この回転に伴ってねじ支持アーム25も押付手段33とともに回転する。したがって、上記した軸受27及びスラスト軸受35は、ウォームホイール23及びねじ支持アーム25を回転可能に支持する軸受部を構成しており、これら軸受27及びスラスト軸受35は、ウォームホイール23及びねじ支持アーム25の押付手段33と反対側に設けてある。
支持アーム25は、図1,図2に示すように、全体として帯状の板部材を折曲形成したもので、図4に示す回転軸31に取り付けてある基端部となる取付部39を、取付ブラケット19,21と平行に形成してあり、この取付部39からウォームホイール23の側部を覆うようにして90度折曲した第1折曲部41を形成している。
第1折曲部41は、大略直角三角形状を呈しており、その一方の斜辺部を上記した取付部39に接続しており、他方の斜辺部からは、取付部39と反対の方向に90度折曲して第2折曲部43を形成している。したがって、この第2折曲部43は、取付部39に対してほぼ90度変位した状態となる。
上記第2折曲部43は長方形状を呈しており、この第2折曲部43の先端部からはさらに第1折曲部41と反対の方向に90度折曲して支持部となる係止爪45を形成している。係止爪45は、ほぼ正方形の板状部分の上記折曲部位と反対側の先端側に、U字形状の溝45aを設けてある。
この溝45aは、図2に示すように、ねじ支持アーム25が、図1に対して係止爪45がソケット部9に接近する方向に回動した状態で、ソケット部9に頭部15を入り込ませた状態のボルト13の軸部の頭部15近傍を挟むようにして支持する。すなわち、ねじ支持アーム25は、ボルト13における頭部15のねじ先端側の部位を、先端の支持部である係止爪45にて支持することになり、したがって、図2に示す状態が係止爪45によりボルト13を支持する支持位置となる。一方、図1に示す状態は係止爪45によるボルト13の支持を解除した非支持位置となる。
上記したねじ支持アーム25は、モータ3の正転駆動により、図2の支持位置から図1の非支持位置へ回動するものとする。
また、図3に示すように、ねじ支持アーム25を取り付けた側の取付ブラケット21の上方傾斜部21aには、ねじ支持アーム25が図1の非支持位置となったときの、さらなる開き方向の回動(支持位置から非支持位置への回動)を規制するための規制部としてのストッパ部47を設けている。
次に、第1の実施形態の作用を説明する。図示しないロボットを作動させてそのアーム先端に取り付けてあるねじ締め装置を、多数のボルト13をその頭部15を上部として直立させた状態で格納してある図示しない部品ラックに接近させる。このときねじ支持アーム25は、図1の非支持位置にあるものとする。
そして、部品ラックにある1本のボルト13の頭部15にソケット部9を押し当てつつ、モータ3を正転駆動(ねじ締め方向の回転)することで、減速機5,ウォーム7及びソケット軸11を回転させ、ソケット部9の六角穴9aにボルト13の頭部15を整合させる。
上記したソケット部9の六角穴9aにボルト13の頭部15を整合させる際には、モータ3の上記正転駆動に伴うウォーム7の回転によってウォームホイール23が回転し、この回転力は、図4に示したように、押付手段33を介してねじ支持アーム25に伝達される。このねじ支持アーム25への回転力は、図1の非支持位置側に向かう開き方向であるが、このときねじ支持アーム25は、その取付部39の上縁がストッパ部47の下端に当接して回転動作が規制され、図4に示す構造によって回転軸31に対して空回りするようにして回転が阻止され、図1の状態が維持される。
上記のようにしてソケット部9の六角穴9aにボルト13の頭部15を整合させた状態で、今度はモータ3を逆転駆動することで、この回転力が、減速機5及びウォーム7を介してウォームホイール23に前記とは逆方向に伝達され、この逆方向の回転力により押付手段33を介してねじ支持アーム25が、図1に示す非支持位置から図2に示す支持位置となるよう回動する。
図2に示す支持位置では、係止爪45の溝45a内にボルト13の軸部が入り込み、その軸部が溝45aの底部に当接することで、ねじ支持アーム25の回転動作が規制され、ねじ支持アーム25は、図4に示す構造によって回転状態の回転軸31に対して空回りするようにして回転が阻止され、その後モータ3の逆転駆動を停止する。すなわち、モータ3の逆回転動作時でのねじ支持アーム25の回転動作を規制する規制部は、ボルト13の軸部となる。
なお、上記モータ3の逆転駆動時にも、ウォーム7と一体のソケット軸11が回転し、したがってボルト13も回転することになる。
上記図2の支持位置では、係止爪45によってボルト13の頭部15を支持しており、この支持状態で、ロボットを再度作動させてそのアーム先端のねじ締め装置を、ボルト13を締結する作業位置まで移動させる。このとき、ボルト13の先端を図示しないねじ孔に押し当て、この状態でモータ3を再度正転駆動することで、減速機5,ウォーム7及びソケット軸11をソケット部9とともに回転させ、ボルト13をねじ孔にねじ込む。
これとともに、モータ3の正転駆動に伴うウォーム7の回転によって、ウォームホイール23が、前記したソケット部9をボルト頭部15に整合させたときと同方向に回転し、この回転力は、図4に示したように、押付手段33を介してねじ支持アーム25に伝達されて該ねじ支持アーム25が図2の支持位置から図1の非支持位置に回動変位する。
図1の非支持位置では、前述したように、ねじ支持アーム25が、その取付部39の上縁がストッパ部47の下端に当接して回転動作が規制され、図4に示す構造によって回転軸31に対して空回りするようにして回転が阻止される。この空回り状態は、ボルト13をねじ孔に締結完了するまで継続するので、係止爪45を挟むことなく、ボルト13を最後まで締結することができる。
ボルト13締結後は、ロボットを再度作動させて、そのアーム先端に取り付けてあるねじ締め装置を、再度多数のボルト13を格納してある部品ラックに接近させて、上記した動作を繰り返す。
以上のように、本実施形態によれば、ボルト13の頭部15をソケット部9の六角穴9aに入り込ませた状態で、係止爪45によりボルト13を支持し、ボルト締結時には、ねじ支持アーム25を装置本体に対して基端側を支点として回動させて係止爪45をボルト13から離反させるようにしている。
このため、ボルト締結当初からそのままの状態で、最後まで装置全体を傾けることなくボルト締結を行うことができ、ねじ締め装置を自動化する場合であっても、ねじ支持アーム25を回動変位させるだけでよく、煩雑な制御が不要となって設備コストの上昇を抑えることができる。
そして、ねじ支持アーム25を回動変位させる際には、他のアクチュエータを使用することなく、ボルト13を締結する際に回転駆動するモータ3を使用しているので、設備コストの上昇をより一層抑えることができる。
また、本実施形態では、ソケット部9の回転中心軸と同軸上に設けたウォーム7に噛み合うウォームホイール23を設け、このウォームホイール23とともに同一回転軸上にて回動可能で、かつ、その回動方向の移動を規制部により規制されたときに、ウォームホイール23に対して相対的に回動するよう、その取付部39が押付手段33を介してウォームホイール23に接続されている。
このため、ねじ支持アーム25を、支持位置となるよう回動させてその係止爪45によりボルト13を支持する際や、支持位置からボルト13を締結して非支持位置となるよう回動させる際には、ねじ支持アーム25が回転を規制された後に空回りするので、これら各作業が完了するまで、モータ3の回転を継続することができ、各作業を容易に実施することができる。
また、本実施形態では、接続手段を、ウォームホイール23とねじ支持アーム25とを互いに離反する方向に弾性的に押し付ける押付手段33で構成し、ウォームホイール23及びねじ支持アーム25の押付手段33と反対側に、これらウォームホイール23及びねじ支持アーム25を回転可能に支持する軸受27及びスラスト軸受35を設けている。
このため、押付手段33によって、ウォームホイール23及びねじ支持アーム25が互いに離反する方向に押し付けられていたとしても、その押し付け方向に位置する軸受27及びスラスト軸受35が、ウォームホイール23とねじ支持アーム25との相対回転動作をスムーズなものとし、ねじ支持アーム25の回転規制をより確実に実施することが可能となる。
[第2の実施形態]
図5,図6に示すように、本発明の第2の実施形態に係わるねじ締め装置は、前記した第1の実施形態と同様に、図示しないロボットのアーム先端に取付部1を介して取り付けるもので、取付部1の先端にはモータ3及び減速機5を順次設けてある。
減速機5のさらに先端側には、先端にソケット部49を備えるソケット軸51を連結してあり、このソケット軸51の減速機5近傍には、円周方向に凹凸が繰り返し形成される歯車形状の凹凸回転部53を一体化して設けてある。なお、上記したソケット部49にも、先端側の端面にボルト13の頭部15を受け入れる六角穴49aを備えている。
そして、第2の実施形態では、減速機5のモータ3と反対側の先端側の端面には、装置本体を構成している取付板55を固定している。取付板55は、第1の実施形態における取付板17と同様に、減速機5の外郭をなすハウジング部分に取り付けてあるものであって、モータ3の駆動によって回転するものではなく、上記ハウジング部分よりも外側に突出させている。この取付板55の突出部分の下面に取付ブラケット57の一端(上端)を固定し、取付ブラケット57の他端(下端)には、ねじ支持アーム59の基端部66を、回転支持部となる回転支持軸61を介して回転可能に連結している。
上記した取付ブラケット57の他端付近は、凹凸回転部53にほぼ対応した位置にあり、この他端に取り付けてあるねじ支持アーム59は、先端に第1の実施形態と同様なU字形状の溝63aを備える係止爪63を設けてある。係止爪63に対し90度折曲して取付ブラケット57側に向けて平板状のアーム部65が延び、アーム部65の係止爪63と反対の基端部66には、回転支持軸61よりも係止爪63側にて凹凸回転部53側に突出する押圧部としての押圧突部67を設けている。
また、回転支持軸61には、上記した押圧突部67を凹凸回転部53の外周部に対して押し付ける弾性手段としてのねじりコイルスプリング69を設けてある。すなわち、このねじりコイルスプリング69の一端を取付ブラケット57に係止させた状態で、他端をアーム部65の外側の面に押し付けるように取り付けている。
ここで、本実施形態では、押圧突部67が、凹凸回転部53の外周の凹凸部の凸部53aに接触している状態では、図5に示すように、凹凸回転部53側の凸部53aによって押圧突部67が外側に向けて押圧変位され、これに伴い係止爪63がボルト13から離反した状態となる。すなわち、このときねじ支持アーム59は、係止爪63によるボルト13の支持を解除した非支持位置となる。
一方、押圧突部67が、凹凸回転部53の外周の凹凸部の凹部53bに接触している状態では、図6に示すように、ねじ支持アーム59は係止爪63がソケット部49に接近する方向に回動変位し、溝63aにボルト13の軸部が入り込み、ボルト13を支持した支持位置となる。
次に、第2の実施形態の作用を説明する。第1の実施形態と同様に、図示しないロボットを作動させてそのアーム先端のねじ締め装置を、多数のボルト13を格納してある図示しない部品ラックに接近させる。このときねじ支持アーム59は、図6の支持位置にあるものとする。
上記図6の支持位置の状態で、モータ3をねじ締め方向と同に回転駆動し、これに伴って凹凸回転部53及びソケット軸51も一体的に回転する。
ここで、凹凸回転部53が回転する際に、その凸部53aにねじ支持アーム59の押圧突部67が乗り上げたときに、図5の非支持位置となるが、凹凸回転部53の回転速度をある一定以上に高めると、円周方向に沿って連続する凸部53aの作用によって常に図5の非支持位置とすることができる。
このような非支持位置となるようにモータ3を駆動し、この状態で、部品ラックにある1本のボルト13の頭部15にソケット部49を押し当てることで、ソケット部49の六角穴9aにボルト13の頭部15を整合させる。
整合後に、モータ3を停止させて凹凸回転部53の回転も停止させ、この際押圧突部67が、凹凸回転部53の凸部53aの傾斜に沿って凹部53bに入り込んだ状態となることで、係止爪63がボルト13に接近するようにねじ支持アーム59が回動変位して図6の支持位置となる。
そして、上記図6の支持位置となってボルト13を支持した状態で、第1の実施形態と同様に、ロボットを再度作動させてそのアーム先端のねじ締め装置を、ボルト13を締結する作業位置まで移動させる。その後、ボルト13の先端を図示しないねじ孔に押し当て、この状態でモータ3を再度上記と同方向に駆動することで、ソケット軸51をソケット部49とともに回転させ、ボルト13をねじ孔にねじ込む。
このボルト締結時には、モータ3の駆動に伴う凹凸回転部53の前記した一定回転速度以上の回転によって、ねじ支持アーム59が、図5の非支持位置となり、この状態でモータ3を継続して駆動してソケット部49を回転させることで、ボルト13を、係止爪63を挟むことなく最後まで締結することができる。
このため、第2の実施形態においても、ボルト締結当初からそのままの状態で、最後まで装置全体を傾けることなくボルト締結を行うことができ、ねじ締め装置を自動化する場合であっても、ねじ支持アーム59を回動変位させるだけでよく、煩雑な制御が不要となって設備コストの上昇を抑えることができる。
そして、ねじ支持アーム59を回動変位させる際には、他のアクチュエータを使用することなく、ボルト13を締結する際に回転駆動するモータ3を使用しているので、設備コストの上昇をより一層抑えることができる。
また、本実施形態では、ソケット部49の回転に伴う凹凸回転部53の回転時に、該凹凸回転部53外周の凹凸部の凸部53aに押圧突部67が押圧されて、係止爪63によるボルト13の支持を解除した非支持位置となるようねじ支持アーム59が回動する。このため、凹凸回転部53を一体に備えるソケット部49を単に回転させるという簡単な作業で、ボルト13を支持する支持位置から非支持位置に容易に変位させることができ、設備コスト抑制に極めて有効である。
[第3の実施形態]
図7〜図9に示すように、本発明の第3の実施形態に係わるねじ締め装置は、前記した第1の実施形態と同様に、図示しないロボットのアーム先端に、取付部1を介して取り付けるもので、取付部1の先端にはモータ3及び減速機5を順次設ける。
減速機5のさらに先端には、ばね受け部を兼用するガイド軸部71を一体的に設け、ガイド軸71の先端部(下端部)には、軸方向移動体となる可動軸部73の基端部(上端部)の連結軸部75を軸方向に移動可能に挿入して連結している。連結軸部75は、ガイド軸部71よりも小径としてあり、この連結軸部75のガイド軸部71と反対側の端部には、ガイド軸部71とほぼ同径のばね受けフランジ77を設けている。そして、このばね受けフランジ77とガイド軸部71との間には、可動軸部73がガイド軸部71から離れる方向に押し付ける押圧手段としての押圧スプリング79を介装している。
なお、連結軸部75のガイド軸部71内における先端部及び、ガイド軸部71の内部には、押圧スプリング79により可動軸部73が押圧されて図9のように最下端に位置する状態で、可動軸部73がガイド軸部71から抜け落ちるのを規制する規制部を設けてある。規制部としては、例えば、連結軸部75側に円板状のフランジを設ける一方、ガイド軸部71の中空とした部分の内周壁に環状のフランジを形成し、この環状のフランジに連結軸部75側の円板状のフランジを係止させればよい。この際、ガイド軸部71側の環状のフランジは、連結軸部75をガイド軸部71内に挿入後に別部材として取り付ける。
また、ガイド軸部71と連結軸部75とは、相対回転せずに、一体的に回転するよう両者を互いに係止固定する図示しない固定部を設けてある。したがって、モータ3から減速機5に伝達された回転力は、ガイド軸部71を経て可動軸部73に伝達される。
前記したばね受けフランジ77の連結軸部75と反対側には、連結軸部75とほぼ同径の小径部81を形成し、小径部81のさらに先端側には、小径部81よりも大径の大径部83を形成している。小径部81と大径部83との間には、上方傾斜部85を形成し、大径部83の小径部81と反対の先端側には、下方傾斜部87を介してソケット軸89を設けている。そして、このソケット軸89の先端のソケット部91の先端面には、ボルト13の頭部15が入り込む六角穴91aを設けている。
したがって、本実施形態では、ソケット部91と同軸上に、大径部83及び小径部81を軸方向に沿って連設し、これら大径部83及び小径部81をソケット部91とともに軸方向移動体として、装置本体を構成する後述する取付板55に対して軸方向に移動可能に設けるとともに、該軸方向移動体を装置本体から軸方向に離れる側に弾性的に押圧する押圧スプリング79を設けている。
前記した減速機5のモータ3と反対側の先端側の端面には、第2の実施形態と同様な取付板55を固定している。本実施形態では、この取付板55の突出部分の下面に取付ブラケット93の一端(上端)を固定している。取付ブラケット93は、板状部材で構成してあって、可動軸部73にその板面が対向するように取付板55に取り付けている。この取付ブラケット93の他端(下端)の内側(可動軸部73側)には、回転支持軸95を介してねじ支持アーム97を連結している。
ねじ支持アーム97は、板状部材で構成してあって、取付ブラケット93に対して平行な基端部99と、基端部99から可動軸部73に接近する方向に屈曲する傾斜部101と、傾斜部101から基端部99と平行に下方に向けて延び、図8の支持位置にてソケット部91にほぼ近接する先端延長部103と、先端延長部103から可動軸部73側に向けて90度屈曲する係止爪105とを備えている。
係止爪105は、図9の支持位置では、ソケット部91の下面に位置し、このとき一方の側縁にU字形状の溝105aを設けており、この溝105aにボルト13の軸部が入り込む。なお、ねじ支持アーム97は、前記した回転支持軸95に設けた図示しないねじりコイルスプリングにより、係止爪105の溝105aがボルト13にはまり込む方向に常時押し付けられている。
また、上記したねじ支持アーム97の基端部99は、先端延長部103に対して垂直で一方の端部にて回転支持軸95が取り付けられる上辺部99aと、傾斜部101側に連続して上辺部99aと平行な下辺部99bと、上辺部99aの他端部と下辺部99bの同じ側の端部とを連結して先端延長部103と平行な側辺部99cとを備えている。
そして、これら上辺部99a,下辺部99b及び側辺部99cに囲まれた位置の取付ブラケット93の内面には、ねじ支持アーム97を、図8に示す保持位置と、図7に示す非保持位置とにそれぞれ保持する保持機構としてのオルタネート機構107を取り付けている。また、このオルタネート機構107に向けて側辺部99cからは、前記した係止爪105の溝105aの開口方向と同方向に突出する突起99dを形成している。
上記したオルタネート機構107は、その円筒形状のハウジング109の端板109a(図9)を、取付ブラケット93の図7に示す回転支持軸95よりも先端側の内面に取り付けてあり、上記ハウジング109の円筒形状部の中心軸線が可動軸部73の中心軸線に対して直交している。
オルタネート機構107は、上記したハウジング109内に、歯車111を回転可能かつ軸方向移動可能に収容しており、この歯車111は、ハウジング109の端板109aとの間に介装したスプリング112によって可動軸部73側に押圧されている。歯車111は、ハウジング109の側面に形成してある開口部109aから外部に露出しており、この露出した歯車111に対し、前記した突起99dが押圧されて接触している。この押圧動作は、前記した回転支持軸95に設けた図示しないねじりコイルスプリングによりなされている。
上記したハウジング109の端板109aと反対側の端部には、進退移動体としての押しピン113を、上記歯車111と同じ軸方向、換言すれば大径部83及び小径部81の軸方向に対して交差する直交方向に移動可能に収容している。押しピン113は、その円板部113aを、ハウジング109の内周面に対して軸方向に移動可能かつ円周方向に回転不能として取り付けている。また、円板部113aの中心位置にて外側に突出するピン部113bは、ハウジング109の先端側端板109bを移動可能に貫通させている。
このピン部113bは、半球面形状としている先端部を可動軸部73における前記した小径部81と大径部83との間を接触した状態で相対移動し、この移動の際に大径部83に接触したときに押圧されて後退するようにハウジング109内を移動する。
また、押しピン113は、円板部113aの上記したピン部113bと反対側に、円板部113aの周縁に沿って先端が山形状となる凹凸部113cを形成している。そして、この山形状となる凹凸部113cに対向する位置にある前記した歯車111の端面にも、同様の先端が山形状となる凹凸部115を形成している。
これら各山形状の凹凸部113c及び凹凸部115は、その先端面が互いに同方向傾斜した傾斜面を備え、前記した歯車111を押圧するスプリング112によって、凹凸部113c側の傾斜面が凹凸部115側の傾斜面に常時押し付けている。また、凹凸部115の外周面には、後述するストッパピン117が係止するように、上記した先端面の山形形状に対応して円周方向に沿って凹凸形状部を形成している。
ハウジング109には、2本の上記したストッパピン117を、ハウジング109の中心に向けて突出させて設けてあり、この中心に向けて突出させた部位で、歯車111側の凹凸部115の外周面に形成してある凹凸形状部に側方から係止して該凹凸部115と一体の歯車111の回転を規制する。なお、2本のストッパピン117は、図9の支持位置にあるときに、凹凸部115の凹凸形状部に係止している。
次に、第3の実施形態の作用を説明する。第1の実施形態と同様に、図示しないロボットを作動させてそのアーム先端のねじ締め装置を、多数のボルト13を格納してある図示しない部品ラックに接近させる。このときねじ支持アーム97は、図7の非支持位置にある。すなわち、ねじ支持アーム97の突起99dが歯車111の山部に接触し、係止爪105がソケット部91から離れた状態である。なお、このとき押しピン113のピン部113bは、図7とは異なり図8のように小径部81に接触しているものとする。
この状態で、部品ラックにある1本のボルト13の頭部15にソケット部91を押し当て、モータ3を適宜作動させてソケット部91を回転させることで六角穴93aにボルト13の頭部15を整合させる。整合後は、モータ3を停止させる。上記のようにソケット部91をボルト13の頭部15に押し当てると、可動軸部73が図9中の矢印Aで示す上方に押圧スプリング79に抗して移動し、この移動に伴って押しピン113のピン部113bが小径部81に接触する位置から上方傾斜面85を経て大径部83に接触する位置まで移動する(図10参照)。
これにより押しピン113は、図9中の矢印Bで示す右方向にスプリング112に抗して移動し、これに伴い凹凸部113cの傾斜面が凹凸部115側の傾斜面を押圧することで、凹凸部115は図9中の矢印Cで示す方向に移動しようとする力を受けるが、図10の状態となるまでは、ストッパピン111によってその移動は阻止されている。
上記図10の状態となった時点、つまり押しピン113のピン部113bが大径部83に達した時点で、ストッパピン111の凹凸部115に対する係止が解除されるので、凹凸部115が歯車111とともに例えば60度回転する。歯車111が60度回転すると、ねじ支持アーム97の突起99dが歯車111の山部に接触した状態から谷部に接触した状態に変位し、これに伴い係止爪105がソケット部91に接近してその溝105aにボルト13の軸部が入り込み、ボルト13を支持した支持位置となる。
次に、本ねじ締め装置を後退させて、ソケット部91をボルト13の頭部15に押し当てる動作を解除すると、可動軸部73が押圧スプリング79に押されてガイド軸部71に対して先端側に移動し、前記図9と同様の図11の状態に戻る。このとき、ストッパピン111が凹凸部115の凹凸形状部に係止することになり、凹凸部115と一体の歯車111は回転が規制されて上記した支持位置が維持される。
そして、ボルト13を支持した状態で、第1の実施形態と同様に、ロボットを再度作動させてそのアーム先端のねじ締め装置を、ボルト13を締結する作業位置まで移動させる。
次に、上記作業位置にてボルト13の先端を図示しないねじ孔に押し当てたときには、前記図9から図10の状態に移行したときと同様に、図11から図12に示すように、可動軸部73が図11中の矢印Aで示す上方に向けて移動し、この移動に伴って押しピン113のピン部113bが小径部81に接触する位置から上方傾斜面85を経て大径部83に接触する位置まで移動する。
これにより押しピン113は、図11中の矢印Bで示す右方向にスプリング112に抗して移動し、凹凸部113cの傾斜面が凹凸部115の傾斜面を押圧することで、凹凸部109は図11中の矢印Cで示す方向に移動しようとする力を受けるが、前記と同様にストッパピン111によって移動が阻止される。
上記図12の状態となった時点、つまり押しピン113のピン部113bが大径部83に達した時点で、ストッパピン111の凹凸部115に対する係止が解除されるので、凹凸部115が歯車111とともに前記と同様にして60度回転する。歯車111が60度回転すると、ねじ支持アーム97の突起99dが歯車111の谷部に接触した状態から山部に接触した状態に変位し、これに伴い係止爪105がソケット部91から離反してボルト13の支持を解除した非支持位置となる。
次に、本ねじ締め装置を後退させて、ボルト13の先端を図示しないねじ孔に押し当てる動作を解除すると、可動軸部73が押圧スプリング79に押されてガイド軸部71に対して先端側に移動し、前記図11と同様の図13の状態となる。このとき、ストッパピン111が前記と同様にして凹凸部115の凹凸形状部に係止することになり、凹凸部115と一体の歯車111は回転が規制されて上記した非支持位置が維持される。
その後、この非支持位置でモータ3を駆動することで、ガイド軸部71とともに可動軸部73及びソケット軸89が一体回転してボルト13の締結を行い、このとき、ねじ支持アーム97は非支持位置にあるので、係止爪105を挟むことなく、ボルト13の締結を最後まで実施することができる。
なお、ボルト締結する際には、図13の状態で行うが、このときソケット部9をボルト13の頭部15に押し当てる力よりも、押圧スプリング79の弾性力を高く設定して可動軸部73の後退移動を抑え、非保持位置をボルト締結時であっても維持するようにしている。
ボルト締結後は、ロボットを再度作動させて、そのアーム先端に取り付けてあるねじ締め装置を、多数のボルト13を格納してある部品ラックに接近させて、上記した動作を繰り返す。
以上より、第3の実施形態においても、ボルト締結当初からそのままの状態で、最後まで装置全体を傾けることなくボルト締結を行うことができ、ねじ締め装置を自動化する場合であっても、ねじ支持アーム97を回動変位させるだけでよく、煩雑な制御が不要となって設備コストの上昇を抑えることができる。
そして、ねじ支持アーム97を回動変位させる際には、他のアクチュエータを使用することなく、可動軸部73を単に前後動させるに伴って作動するオルタネート機構107を使用しているので、設備コストの上昇をより一層抑えることができる。
また、本実施形態では、オルタネート機構107を使用することで、ボルト13を支持する支持位置と支持を解除する非支持位置との間をねじ支持アーム97を回動させる作業として、ソケット部91をボルト13に押し付けるか、または、支持しているボルト13の先端をねじ孔に押し付けるだけでよく、このときモータ3を駆動する必要がないので、省電力化することができる。
なお、上記したオルタネート機構107は、可動軸部73が押圧スプリング79に押されて前進した図11の状態から、押圧スプリング79に抗して後退させた図10の状態を経て再度図11の状態に戻る動作を1サイクルとして、この1サイクル動作を繰り返し行うことで、ねじ支持アーム97の突起99dが歯車111の山部に接触して図7に示す非支持位置となる状態と、突起99dが歯車111の谷部に接触して図8に示す支持位置となる状態とが繰り返される。
このような機構は、例えばノック式ボールペンにおいて、ノック部を押す動作と、この押す動作を解除する動作とを繰り返し行うことで、ペン先が、ペンボディ内から突出する状態と、ペンボディ内に入り込んだ状態とに繰り返し変位する機構と同様である。
3 モータ(回転駆動部)
7 ウォーム
9,49,91 ソケット部
13 ボルト(ねじ,規制部)
15 ボルトの頭部(ねじの頭部)
17,55 取付板(装置本体)
23 ウォームホイール
25,59,97 ねじ支持アーム
27 軸受(軸受部)
33 押付手段(接続手段)
35 スラスト軸受(軸受部)
39,66,99 ねじ支持アームの取付部(基端部)
45,63,105 ねじ支持アームの係止爪(支持部)
47 ストッパ(規制部)
53 凹凸回転部
53a 凹凸回転部の凸部
53b 凹凸回転部の凹部
67 押圧突部(押圧部)
69 ねじりコイルスプリング(弾性手段)
73 可動軸部(軸方向移動体)
79 押圧スプリング(押圧手段)
81 可動軸部の小径部
83 可動軸部の大径部
107 オルタネート機構(保持機構)
113 押しピン(進退移動体)

Claims (6)

  1. ねじの頭部を受け入れた状態でねじを回転させるソケット部と、このソケット部を回転駆動する回転駆動部と、前記ソケット部がねじの頭部を受け入れた状態で、該頭部のねじ先端側の部位を先端の支持部にて支持するねじ支持アームと、をそれぞれ備え、前記ねじ支持アームは、前記支持部によりねじを支持する支持位置と、支持部によるねじの支持を解除した非支持位置との間を変位可能となるよう基端部を、装置本体に対して回動可能に取り付けたことを特徴とするねじ締め装置。
  2. 前記ソケット部と一体となって回転するウォームをソケット部の回転中心軸と同軸上に設け、前記ウォームに噛み合うウォームホイールを、前記装置本体から側方に突出させて設けた取付部材に回転可能に取り付け、前記ねじ支持アームは、前記ウォームホイールとともに同一回転軸上にて回動可能で、かつ、その回動方向の移動を規制部により規制されたときに、前記ウォームホイールに対して相対的に回動するよう、その基端部が接続手段を介してウォームホイールに接続されていることを特徴とする請求項1に記載のねじ締め装置。
  3. 前記接続手段を、前記ウォームホイールと前記ねじ支持アームとを互いに離反する方向に弾性的に押し付ける押付手段で構成し、前記ウォームホイール及び前記ねじ支持アームの前記押付手段と反対側に、これらウォームホイール及びねじ支持アームを回転可能に支持する軸受部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のねじ締め装置。
  4. 前記ソケット部の回転中心軸と同軸上で該ソケット部と一体となって回転し、かつ、その回転方向に沿って外周部に凹凸部を備える凹凸回転部を設け、前記ねじ支持アームは、前記凹凸回転部の外周部に対して弾性手段で押圧される押圧部を備え、前記凹凸回転部外周の凹凸部の凹部に前記押圧部が押圧されて接触した状態で、前記支持部によるねじの支持を行う支持位置となる一方、前記凹凸回転部外周の凹凸部の凸部に前記押圧部が押圧されて接触した状態で、前記支持部によるねじの支持を解除した非支持位置となるよう前記ねじ支持アームが前記装置本体に対して回動することを特徴とする請求項1に記載のねじ締め装置。
  5. 前記ソケット部と同軸上に、大径部及び小径部を軸方向に沿って連設し、これら大径部及び小径部を前記ソケット部とともに軸方向移動体として前記装置本体に対して軸方向に移動可能に設けるとともに、前記軸方向移動体を装置本体から軸方向に離れる側に弾性的に押圧する押圧手段を設け、前記大径部及び小径部の軸方向に対して交差する方向に進退移動可能で、かつ、前記軸方向移動体が前記押圧手段に抗して軸方向へ移動するに伴って先端が小径部に接触する状態から大径部に接触して押圧されて後退する進退移動体を設け、この進退移動体が前記軸方向移動体の軸方向移動に伴う後退と前進を繰り返す毎に、前記ねじ支持アームが、前記支持部によりねじを支持する支持位置と、支持部によるねじの支持を解除した非支持位置とに交互に変位して、これら支持位置となる状態及び非支持位置となる状態をそれぞれ保持する保持機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載のねじ締め装置。
  6. 先端のソケット部にねじの頭部を入り込ませた状態で、ねじ支持アームの先端側の支持部により前記ねじの頭部のねじ先端側の部位を支持することで、ねじを支持し、このねじ支持状態で、ねじの先端をねじ孔に整合させた後、前記ねじ支持アームを装置本体に対して基端側を支点として回動させて、前記先端側の支持部をねじから離反させてその支持を解除しつつ、前記ソケット部を回転させてねじを締結することを特徴とするねじ締め方法。
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