JP2010207467A - 電気掃除機用吸込具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジング内に吸い込まれる空気の流れを利用してタービンが回転することで生じた回転力によって回転ブラシを回転させる構成において、使い勝手の向上を図ることができる電気掃除機用吸込具を提供すること。
【解決手段】吸込具1のハウジング2の底面2Aには検知突起13が備えられている。ハウジング2内における主吸込風路14とタービン用風路15との連通部分16には、開閉部材23が設けられている。開閉部材23は、検知突起13が非突出位置と第2突出位置との間にあるとき(ハウジング2を床面Xから少し浮かせたとき)には、連通部分16の全開状態を維持するので、検知突起13が非突出位置にあるときに引き続いて、回転ブラシ10を回転させることができる。そのため、ハウジング2を床面Xから少し浮かせた状態でも回転ブラシ10を用いた効率的な掃除を実現できる。
【選択図】図7C

Description

この発明は、電気掃除機用吸込具に関し、特に、電気掃除機に装着されて使用され、被清掃面上の塵挨を吸い込んで電気掃除機本体へ送るための吸込具に関する。
従来、電気掃除機用の吸込具では、ハウジングにおいて床面に対向する面に形成された吸込口に回転ブラシが配設されており、この回転ブラシを回転させて床面の塵埃を掻き上げ、掻き上げた塵埃を吸込口から電気掃除機本体側へ送ることで、床面の清掃を行う。
また、タービンを内蔵し、電気掃除機本体の吸引力によってハウジング内に空気が吸い込まれる際に、その空気の流れを利用してタービンが回転することで生じた回転力によって回転ブラシを回転させる吸込具も知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の吸口体(吸込具に相当する。)には、底面に吸込口が形成されており、この吸込口に臨んで回転ブラシを収容するブラシ室と、タービンを収納するタービン室とが設けられており、また、タービン室に外気を流入させるための吸気口が形成されている。そして、吸口体には、掃除機本体側に接続される吸口継手が設けられている。
このような吸口体において、吸気口からタービン室に流入した外気と、吸込口からブラシ室に吸い込まれた空気および塵埃とは、合流した後に、吸口継手を通過して掃除機本体側に送られる。
特開2002−272653号公報
特許文献1に記載の吸口体では、電気掃除機本体の吸引力が発生している最中に吸口体を持ち上げて床面から離すと、吸込口全体が開放されることで吸込口から吸引される空気の量が増え、それに応じて、逆に、吸気口からタービン室に流入する外気の量が減少する。これにより、電気掃除機本体の吸引力が発生している最中に吸口体を床面から離しても、タービンがほとんど回転しないので、回転ブラシもほとんど回転しなくなり、この状態で吸込口に誤って手を入れて回転ブラシに触れても安全である。
しかし、吸口体を引いて動かすことで吸口体が床面から少し浮いただけの状況でも回転ブラシがほとんど回転しなくなると、回転ブラシを用いた効率的な掃除ができず、使い勝手が悪い。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、ハウジング内に吸い込まれる空気の流れを利用してタービンが回転することで生じた回転力によって回転ブラシを回転させる構成において、使い勝手の向上を図ることができる電気掃除機用吸込具を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、底面に主吸込口が形成され、前記主吸込口とは別位置に開口が形成されたハウジングと、一端は前記ハウジングに連結され、他端は前記ハウジングから突出していて、電気掃除機本体と接続され得るベンドパイプと、前記ハウジングに回転可能に設けられ、前記主吸込口に臨む回転ブラシと、前記ハウジングに区画され、前記主吸込口から前記ベンドパイプの一端へと連通する主吸込風路と、前記ハウジングに前記主吸込風路とは別に区画され、前記開口から前記主吸込風路へと連通するタービン用風路と、前記タービン用風路に設けられ、前記開口から流入して前記タービン用風路を流れる空気により回転され、その回転力によって前記回転ブラシを回転させるタービンと、前記ハウジングの底面に備えられ、前記ハウジングの底面が床面から第1距離だけ離れることで底面から突出した第1突出位置と、前記ハウジングの底面が床面から前記第1距離より小さい第2距離だけ離れることで底面から突出した第2突出位置と、前記ハウジングが床面に配置されることで前記ハウジング内に引っ込んで底面から突出しない非突出位置とに変位する突起と、前記主吸込風路と前記タービン用風路との連通部分に設けられ、前記突起が非突出位置にあるときには前記連通部分を全開にし、前記突起が前記非突出位置と前記第2突出位置との間にあるときには前記連通部分の全開状態を維持し、前記突起が前記第2突出位置から前記第1突出位置へ向けて変位すると前記連通部分を閉じる開閉部材と、を含むことを特徴とする、電気掃除機用吸込具である。
請求項2記載の発明は、前記開閉部材に連結され、前記非突出位置と前記第2突出位置との間における前記突起の変位を遊びとして吸収するガイドを含むことを特徴とする、請求項1記載の電気掃除機用吸込具である。
請求項3記載の発明は、前記開閉部材は、前記連通部分を閉じているときには、前記主吸込風路の内面に略沿うように配置されることを特徴とする、請求項1または2記載の電気掃除機用吸込具である。
請求項1記載の発明によれば、この電気掃除機用吸込具では、床面の塵埃を含む空気が、電気掃除機本体の吸引力によって、ハウジングの底面の主吸込口からハウジング内に吸い込まれて主吸込風路を流れた後に、ハウジングに連結されたベンドパイプの一端からベンドパイプ内に流入し、その後、電気掃除機本体へ送られる。ここで、回転ブラシが回転して床面の塵埃を掻き上げるので、主吸込口では、床面の塵埃を効率的に吸い込むことができる。
ハウジングには、開口が、主吸込口とは別位置に形成されており、開口から主吸込風路へと連通するタービン用風路に設けられたタービンが、電気掃除機本体の吸引力によって開口から流入してタービン用風路を流れる空気により回転され、その回転力によって回転ブラシを回転させる。タービン用風路を流れた空気は、主吸込風路とタービン用風路との連通部分において、主吸込風路を流れる空気および塵埃と合流し、電気掃除機本体へ送られる。
ここで、ハウジングの底面には、突起が備えられている。突起は、ハウジングの底面が床面から第1距離だけ離れると、底面から突出した第1突出位置に変位し、ハウジングの底面が床面から第1距離より小さい第2距離だけ離れると、底面から突出した第2突出位置に変位し、ハウジングが床面に配置されると、ハウジング内に引っ込んで底面から突出しない非突出位置に変位する。
そして、上述した連通部分には、開閉部材が設けられている。
開閉部材は、突起が非突出位置にあるとき(ハウジングが床面に配置されているとき)には、連通部分を全開にするので、電気掃除機本体の吸引力がタービン用風路に作用し、空気が、開口から流入してタービン用風路を流れてタービンを回転させることができる。これにより、回転ブラシが回転する。
ここで、開閉部材は、突起が非突出位置と第2突出位置との間にあるとき(ハウジングを床面から少し浮かせたとき)には、連通部分の全開状態を維持するので、突起が非突出位置にあるときに引き続いて、回転ブラシを回転させることができる。そのため、ハウジングを床面から少し浮かせた状態でも回転ブラシを用いた効率的な掃除を実現できる。
一方、開閉部材は、突起が第2突出位置から第1突出位置へ向けて変位すると(ハウジングの底面が必要以上に床面から離れると)、連通部分を閉じるので、主吸込風路とタービン用風路との間が遮断されることから電気掃除機本体の吸引力がタービン用風路に作用せず、空気が開口から流入してタービン用風路を流れることができない。これにより、回転ブラシの回転が停止する(回転ブラシの回転速度が低下する。)。
このように、この電気掃除機用吸込具では、突起によって、床面を基準とするハウジングの位置を検知し、この検知結果に基づいて、開閉部材が連通部分の開き具合を調整する。そのため、ハウジングが床面に配置されているとき以外にハウジングが床面から少し浮いた状態でも回転ブラシの回転を維持することで毛足が長い絨毯等の効率的な掃除を可能にしつつ、ハウジングの底面が必要以上に床面から離れた場合には、確実に回転ブラシの回転速度を低下させることができる。
この結果、このようにハウジング内に吸い込まれる空気の流れを利用してタービンが回転することで生じた回転力によって回転ブラシを回転させる構成の電気掃除機用吸込具において、使い勝手の向上を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、開閉部材に連結されたガイドが、非突出位置と第2突出位置との間における突起の変位を遊びとして吸収するので、開閉部材は、突起が非突出位置と第2突出位置との間で変位するときには、突起の変位に影響を受けることなく、連通部分の全開状態を確実に維持することができる。
請求項3記載の発明によれば、開閉部材は、連通部分を閉じているときには、主吸込風路の内面に略沿うように配置されるので、開閉部材が、主吸込風路を流れる空気の妨げにならず、主吸込風路における流路損失や騒音を低減することができる。
この発明の一実施形態に係る電気掃除機用吸込具1を右前側から見た斜視図である。 吸込具1の底面図である。 吸込具1の左側断面図である。 ハウジング2の内部が露出された状態にある吸込具1を右上側から見た斜視図である。 ハウジング2の内部が露出された状態にある吸込具1を左後側から見た斜視図であって、開閉部材23が開位置にあり、かつ、検知突起13が非突出位置にある状態を示している。 ハウジング2の内部が露出された状態にある吸込具1を左後側から見た斜視図であって、開閉部材23が閉位置にあり、かつ、検知突起13が第1突出位置にある状態を示している。 第1の状態における吸込具1の要部左側断面図である。 第2の状態における吸込具1の要部左側断面図である。 第3の状態における吸込具1の要部左側断面図である。 第4の状態における吸込具1の要部左側断面図である。 第5の状態における吸込具1の要部左側断面図である。 第6の状態における吸込具1の要部左側断面図である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る電気掃除機用吸込具1を右前側から見た斜視図である。以下では、図1における吸込具1の姿勢を基準として、吸込具1の前後左右方向を規定する。図1において、手前側が前側であり、奥側が後側である。また、左右方向は、幅方向と同義である。なお、図1の吸込具1は、床面X上に配置されて床面X上を清掃可能な状態にある。
図1を参照して、吸込具1は、ハウジング2とベンドパイプ3とを含んでいる。
ハウジング2は、幅方向に長手かつ上下方向に扁平で中空のボックス形状である。ハウジング2の天面の後側部分は、上向きに円弧状に膨出している。ハウジング2の底面2Aには、主吸込口4(図1では図示されておらず、後述する図2参照)が形成されている。ハウジング2の前面には、副吸込口5が形成されている。副吸込口5は、ハウジング2の前面のほぼ全域に亘る大きさを有する幅方向に長手の矩形状である。ハウジング2の右面の後側(主吸込口4とは別の位置)には、上向きに膨出する略半円形状の開口6が形成されている。開口6は、所定の大きさの網目を有するネット24によって覆われている。主吸込口4、副吸込口5および開口6は、ハウジング2内に連通している。
ハウジング2の前面には、シャッター7が設けられている。シャッター7は、幅方向に長手の板状である。シャッター7は、幅方向から見て、前上側へ円弧状に膨出するように、湾曲している(後述する図3も参照)。シャッター7の前面の幅方向全領域には、前上側へ突出する凸部8が一体的に設けられている。シャッター7は、前上側から、副吸込口5を開閉可能に覆っている(図1では、シャッター7が副吸込口5を閉じた状態が示されている。)。
ハウジング2の後面の幅方向中央には、接続筒9が取り付けられている。接続筒9は、前後方向に延びる中心軸を有する略円筒状であり、ハウジング2の後面に対して後から挿通され、ハウジング2によって、上述した中心軸を中心として回動自在に支持されており、ハウジング2の一部となっている。接続筒9の内部は、ハウジング2内に連通している。接続筒9の後端面と外周部分の周上1箇所とは、連続して切欠かれており、切欠き部9Aとされる。
ベンドパイプ3は、図1では前後方向に長手であり、その前端3Aは、略球体状に形成されている。ベンドパイプ3の前端3Aは、ハウジング2の接続筒9の切欠き部9Aに対して後から挿通されており、これによって、ベンドパイプ3は、接続筒9(ハウジング2)によって支持されている。詳しくは、ベンドパイプ3では、前端3A(一端)がハウジング2に連結され、後端3B(他端)は、ハウジング2から後側へ突出している。この状態で、ベンドパイプ3は、前端3Aを支点として、接続筒9に対して回動自在である。図1では、ベンドパイプ3は、上下に回動自在である。そして、接続筒9が、前後方向に延びる中心軸を中心として回動自在であることから、ベンドパイプ3は、接続筒9に対して回動しつつ、接続筒9とともに、前後方向に延びる中心軸を中心として回動することができる。ベンドパイプ3の内部は、接続筒9の内部を介して、ハウジング2内に連通している。ベンドパイプ3の後端3Bは、ホース(図示せず)等を介して、電気掃除機本体(図示せず)に接続される。
電気掃除機本体(図示せず)が運転されると、電気掃除機本体(図示せず)では吸引力が発生し、この吸引力が、ベンドパイプ3およびハウジング2の内部に作用する。これにより、ハウジング2の底面の上述した主吸込口4(図2参照)から、ハウジング2の外部の空気がハウジング2内に吸引される。そのため、主吸込口4を床面Xに対向させると、床面X上の塵埃が、主吸込口4からハウジング2内に吸引される空気に乗って、主吸込口4からハウジング2内に吸引され、その後、ベンドパイプ3、上述したホース(図示せず)を介して、電気掃除機本体(図示せず)に至り、電気掃除機本体(図示せず)内に溜められる。
ここで、シャッター7が副吸込口5を開いていれば、主吸込口4だけでなく、副吸込口5からもハウジング2内に塵埃を吸引することができる。例えば、ハウジング2の底面2Aの主吸込口4でなく、副吸込口5が床面Xに上から対向するように、ハウジング2を起立させる。そうすると、ハウジング2において、副吸込口5側が底面となってベンドパイプ3側が天面となることで、ハウジング2が、前後方向(水平方向)に薄くなるので、壁と家具との間といった狭い箇所にハウジング2を差し込むことができる。そして、このような狭い箇所における床面Xの塵埃を、副吸込口5からハウジング2内に吸引することができる。ここで、シャッター7を開閉させる際に、シャッター7に設けられた凸部8が操作される。
なお、開口6の役割については、以降で説明する。
図2は、吸込具1の底面図である。
図2に示すように、上述した主吸込口4は、ハウジング2の底面2Aにおいて前側(図2における右側)に偏った位置に形成されている。主吸込口4は、幅方向(図2における上下方向)に長手の矩形状である。
ハウジング2内には、回転ブラシ10が設けられている。回転ブラシ10は、幅方向に沿って延びる回転軸10Aと、回転軸10Aの外周面に植立されたブラシ10Bとを備えている。回転軸10Aの左端部は、軸受22(後述する図4参照)を介して、ハウジング2の左端部によって回転自在に支持されており、回転軸10Aの右端部は、軸受22(後述する図4参照)を介して、ハウジング2の右端部によって回転自在に支持されている。この状態で、回転ブラシ10の下側部分は、主吸込口4から下側へ露出されている。つまり、回転ブラシ10は、ハウジング2に回転可能に設けられ、主吸込口4に臨んでいる。
そして、ハウジング2の後面(図2における左面)には、接続筒9を幅方向から挟みつつ後側へ延びる一対の延設部11が一体的に設けられている。各延設部11の後端には、ローラ12が回転自在に設けられている。ローラ12が床面X(図1および後述する図3を参照)上で回転することによって、ハウジング2を床面X上で円滑に移動させることができる。
また、ハウジング2の底面2Aにおける主吸込口4より後側の部分において左側(図2における上側)の領域には、検知突起13(突起)が備えられている。検知突起13の役割については、以降で説明する。
図3は、吸込具1の左側断面図である。
図3に示すように、ハウジング2内には、主吸込風路14が区画されている。主吸込風路14は、太い破線矢印で示すように、主吸込口4から後上側(図3では左上側)へ延び、ベンドパイプ3の前端3Aへと連通している。ここで、上述した接続筒9の内部は、主吸込風路14の一部をなしている。
ここで、上述した副吸込口5は、主吸込風路14に対して、前側から連通している。
図3に示すように主吸込口4が床面Xに対して上から対向した状態において電気掃除機本体(図示せず)が運転されると、電気掃除機本体(図示せず)で発生した吸引力は、ベンドパイプ3内および主吸込風路14内に作用する。これにより、床面X上の塵埃は、主吸込口4からハウジング2内に吸引され、主吸込風路14を通って、ベンドパイプ3へ向かう。ここで、回転ブラシ10が回転されることによって、床面X上の塵埃は、回転ブラシ10(詳しくは主吸込口4から床面Xへ露出されたブラシ10B)によって、主吸込口4へ向けて掻き上げられる。これにより、床面X上の塵埃は、主吸込口4からハウジング2(主吸込風路14)内に効率的に吸引される。
図4は、ハウジング2の内部が露出された状態にある吸込具1を右上側から見た斜視図である。
図4に示すように、主吸込風路14は、幅方向に長手の主吸込口4とハウジング2の後面の幅方向中央に配置されたベンドパイプ3とを連通させていることから、上から見て、後側ヘ向かって幅狭となる凸状をなしている。
ここで、ハウジング2内には、タービン用風路15が、主吸込風路14とは別に区画されている。タービン用風路15は、ハウジング2内において、右後側(主吸込口4の右側部分より後側)の領域に区画されている。タービン用風路15は、幅方向に延びている。タービン用風路15の右端部は、上述したハウジング2の右面の開口6(図1参照)に連通している。タービン用風路15の左端部15Aは、幅方向に長手で中空のボックス形状であり、主吸込風路14の後端部(詳しくは接続筒9より手前側の部分)に上から連通している。つまり、タービン用風路15は、開口6(図1参照)から主吸込風路14へと連通している。
主吸込風路14とタービン用風路15(左端部15A)との連通部分16は、主吸込風路14の後端部の上側部分に形成されている。連通部分16は、主吸込風路14に沿って後上側へ延びる幅広で略U字状の縁17(ハッチングを施した部分を参照)によって区画された幅広で略矩形状の穴である。
そして、タービン用風路15には、タービン18が設けられている。タービン18は、幅方向に延びる回転軸18Aと、回転軸18Aに固定された羽根18Bとを一体的に備えている。回転軸18Aの右端部は、軸受19を介して、ハウジング2の右端部に回転自在に支持されている。そのため、タービン18全体は、回転軸18Aを中心として回転自在である。
ここで、タービン18の回転軸18Aの右端部(詳しくは軸受19より左側の部分)には、プーリー(タービンプーリー20という。)が取り付けられており、回転ブラシ10の回転軸10Aの右端部(詳しくは右側の軸受22より左側の部分)には、プーリー(ブラシプーリー21という。)が取り付けられている。タービンプーリー20とブラシプーリー21とは、幅方向において、ほぼ同じ位置にあり、タービンプーリー20とブラシプーリー21との間には、ベルト(図示せず)が巻回されている。これにより、回転ブラシ10とタービン18とが連結されている。
上述したように、電気掃除機本体(図示せず)が運転されることによって電気掃除機本体(図示せず)で吸引力が発生すると、この吸引力は、上述したようにベンドパイプ3内および主吸込風路14内に作用し、さらに、連通部分16を介して、タービン用風路15内にも作用する。これにより、ハウジング2の外の空気が、開口6(図1参照)からタービン用風路15内に流入してタービン用風路15内を左側へ流れ、連通部分16から主吸込風路14に至る(図示した太い破線矢印参照)。
そして、タービン18は、このように開口6から流入してタービン用風路15内を流れる空気を羽根18Bで受けることによって、この空気により回転される。タービン18が回転することによって、上述したようにタービン18に連結された回転ブラシ10も回転する。換言すれば、タービン18は、その回転力によって、回転ブラシ10を回転させる。なお、上述したように開口6がネット24によって覆われているので(図1参照)、ハウジング2の外の塵埃が、空気に伴われて開口6からタービン用風路15内に流入することはない。
図5は、ハウジング2の内部が露出された状態にある吸込具1を左後側から見た斜視図であって、開閉部材23が開位置にあり、かつ、検知突起13が非突出位置にある状態を示している。図6は、ハウジング2の内部が露出された状態にある吸込具1を左後側から見た斜視図であって、開閉部材23が閉位置にあり、かつ、検知突起13が第1突出位置にある状態を示している。
図5を参照して、連通部分16(換言すれば、タービン用風路15の左端部15A)には、開閉部材23が設けられている。開閉部材23は、幅方向に長手の1枚の板状であり、上述したようにタービン用風路15において幅方向に長手で中空のボックス形状である左端部15Aにちょうど収まる大きさを有している。
開閉部材23の後縁(図5では紙面奥側へ向かって延びる左縁)には、幅方向に沿って延びる支持軸25が一体的に設けられている。支持軸25の右端部は、タービン用風路15の左端部15Aの右壁15Bの上端部に左から挿通され、支持軸25の左端部は、タービン用風路15の左端部15Aの左壁15Cの上端部に右から挿通され、左壁15Cより左側まで突出している。これにより、開閉部材23は、支持軸25を中心として、タービン用風路15の左端部15Aによって回動自在に支持されている。開閉部材23は、支持軸25とともに回動する。
具体的に、開閉部材23は、図5に示すように略水平に沿う開位置と、前下側へ傾斜する閉位置(図6参照)との間で回動自在である。なお、開閉部材23は、ばね(図示せず)によって、常には、開位置から閉位置へ向かう方向へ付勢されている。
まず、閉位置にある開閉部材23(図6参照)は、上述したように後上側へ延びて連通部分16を区画する縁17(図4参照)のほぼ全域に対して上から当接し、これにより、連通部分16を閉じている(図3も参照)。このとき、開閉部材23は、前下側へ傾斜していることから、後上側へ延びる主吸込風路14の内面に略沿うように配置されている(図3参照)。そのため、閉位置にある開閉部材23が、主吸込風路14を流れる空気の妨げにならず、主吸込風路14における流路損失や騒音を低減することができる。ここで、流路損失を低減することができれば、閉位置にある開閉部材23を、円滑に開位置へ回動させることができる。
そして、開位置にある開閉部材23は、縁17(図4参照)に対して上側へ離間することで(図示せず)、連通部分16を全開にする(図3も併せて参照)。
ここで、上述したように、ハウジング2の底面2Aには、検知突起13が備えられている(図2も参照)。
図5を参照して、検知突起13は、幅方向に間隔を隔てて配置される一対のプレート26と、1対のプレート26の後端部の間に架設される軸27(後述する図7参照)と、軸27に回転自在に支持されるころ28とを含んでいる。
検知突起13に関連して、ハウジング2の底壁には、ハウジング2の底面2Aからハウジング2内に向けて上向きに窪む凹部29が形成され(図2も参照)、凹部29の前端部の上方において幅方向に延びる支持軸30が設けられている。支持軸30の幅方向両端部は、ハウジング2の底壁において凹部29の幅方向両側の部分によって、下側から回動自在に支持されている。
そして、検知突起13は、凹部29において、支持軸30に支持されている。詳しくは、検知突起13の各プレート26の前端が支持軸30に接続されている。この状態で、検知突起13は、支持軸30とともに回動自在であり、具体的には、図5に示す非突出位置(後述する図7Aも参照)と、図6に示す第1突出位置(後述する図7Fも参照)との間で回動(変位)自在である。検知突起13は、ばね(図示せず)によって、常には、非突出位置から第1突出位置へ向かう方向へ付勢されている。
図5に示す非突出位置にある検知突起13は、凹部29内に完全に収容されており、換言すれば、ハウジング2内に引っ込んでハウジング2の底面2Aからほとんど突出していない(図7A参照)。検知突起13は、ハウジング2が床面Xに配置されて、ハウジング2の底面2Aが床面Xに対して僅かな隙間を隔てて上から対向しているときに、床面Xによって下から押圧されることで、非突出位置に位置決めされている(図7A参照)。
検知突起13が非突出位置にある状態で、ハウジング2を持ち上げることで、ハウジング2の底面2Aが床面Xから所定距離(具体的には、後述する第1距離Aであり、図7F参照)だけ離れると、検知突起13は、その自重および上述したばね(図示せず)の付勢力によって、凹部29から下側へ外れ、ハウジング2の底面2Aから下側へ目一杯突出(回動)する。このときの検知突起13の位置が、図6に示す第1突出位置である。
次に、図5の状態を基準として、開閉部材23と検知突起13との関係について説明する。
まず、開閉部材23では、支持軸25の左端部に、第1レバー32(ガイド)が一体的に取付けられている。換言すれば、第1レバー32は、開閉部材23に連結されている。そのため、第1レバー32は、開閉部材23および支持軸25とともに回動自在である。
第1レバー32は、幅方向に延びる支持軸25と直交するように支持軸25の左端部から下向きに延びており、左側から見て、上下が逆になった略T字形状をなしている。詳しくは、第1レバー32は、支持軸25の左端部から下向きに延びる棒状の支持部32Aと、支持部32Aの下端から前後に広がるように延びるリブ状のガイド部32Bとを一体的に含んでいる。
ここで、ガイド部32Bの下面(ガイド部32Bにおいて下方へ臨む面)には、左側から見て上側へ円弧状に膨出するように滑らかに湾曲する湾曲面32Cが形成されている。そして、ガイド部32Bの下面の前後の両端には、湾曲面32Cを前後から挟みつつ、下側へ突出する凸部32Dが一体的に設けられている。
そして、検知突起13では、支持軸30の右端部に、第2レバー33が一体的に取付けられている。そのため、第2レバー33は、検知突起13および支持軸30とともに回動自在である。
第2レバー33は、幅方向に延びる支持軸30と直交するように支持軸30の右端部から上向きに延びている。第2レバー33の上端部は、左側から見て、上側へ膨出する円弧状をなしている。ここで、第2レバー33の上端部の円弧部分の曲率半径は、上述した湾曲面32Cの曲率半径よりはるかに小さい。
図5では、上述したように、開閉部材23が開位置にあり、かつ、検知突起13が非突出位置にあるが、この状態において、第2レバー33の上端部が、第1レバー32の湾曲面32Cの前後方向略中央部分に対して、下から接触している。これにより、第1レバー32に連結された開閉部材23の下側への回動が規制されているので、開閉部材23は、開位置で位置決めされており、上述した連通部分16を全開にしている。
一方、図5の状態で、検知突起13が上述した第1突出位置(図6参照)へ向けて下向きに回動すると、検知突起13の回動に伴って、第2レバー33の上端部が、図5での状態に比べて、下側へずれる。これにより、開閉部材23の下側への回動が許容される。そのため、図6に示すように、検知突起13が第1突出位置まで回動すると、開閉部材23は、閉位置まで回動する。
逆に、図6の状態で、検知突起13が非突出位置(図5参照)へ向けて回動すると、検知突起13の回動に伴って、第2レバー33の上端部が、上側へ移動しながら、第1レバー32の湾曲面32Cを上向きに押す。これにより、開閉部材23が上向きに回動する。そのため、図5に示すように、検知突起13が非突出位置まで回動すると、開閉部材23は、開位置まで回動し、開位置で位置決めされる。
検知突起13および開閉部材23の動きについては、以下でさらに詳しく説明する。
図7Aは、第1の状態における吸込具1の要部左側断面図である。図7Bは、第2の状態における吸込具1の要部左側断面図である。図7Cは、第3の状態における吸込具1の要部左側断面図である。図7Dは、第4の状態における吸込具1の要部左側断面図である。図7Eは、第5の状態における吸込具1の要部左側断面図である。図7Fは、第6の状態における吸込具1の要部左側断面図である。
上述したようにハウジング2が床面Xに配置されることで開閉部材23が開位置にあり、かつ、検知突起13が非突出位置にある状態(連通部分16が全開の状態)が、図7Aに示されている。この状態から、ハウジング2を床面Xから少しずつ浮かせていく様子を、図7B〜図7Fを参照しながら説明する。
ここで、図7A〜図7Fでは、検知突起13の回動に伴う第2レバー33の上端部の移動軌跡(回動軌跡)が点線で示されている。図7Aに示すように、開閉部材23が開位置にあり、かつ、検知突起13が非突出位置にある状態では、第2レバー33の上端部の回動軌跡と、開閉部材23の第1レバー32における湾曲面32Cとは、左側から見て、ほぼ平行である。
ハウジング2が床面Xに配置された図7Aの状態から、図7Bの状態まで、ハウジング2を床面Xから少し浮かせると、検知突起13がハウジング2の底面2Aから下向きに少し回動(突出)する。検知突起13の回動に伴い、第2レバー33の上端部は、左側から見て反時計回りの方向に回動する。
ここで、第2レバー33の上端部の回動軌跡と、開閉部材23の第1レバー32における湾曲面32Cとは、引き続き、ほぼ平行なので、第2レバー33の上端部は、回動する際、湾曲面32Cに沿って動く(詳しくは湾曲面32Cに対して摺動する)。そのため、第2レバー33は、検知突起13とともに回動しても、開閉部材23の位置をずらさない。よって、図7Bの状態では、検知突起13がハウジング2の底面2Aから下向きに少し突出しているが、引き続き、開閉部材23は開位置にあり、連通部分16の全開状態が維持されている。
ハウジング2を、図7Bの状態から図7Cの状態まで、床面Xからさらに少し浮かせると、引き続き、検知突起13がハウジング2の底面2Aから下向きに少し回動(突出)し、第2レバー33の上端部が、左側から見て反時計回りの方向に回動する。この場合においても、第2レバー33の上端部の回動軌跡と、開閉部材23の第1レバー32における湾曲面32Cとが、引き続き、ほぼ平行なので、第1レバー32の上端部が、湾曲面32Cに沿って湾曲面32Cに対して摺動する。これにより、引き続き、開閉部材23は開位置にあり、連通部分16の全開状態が維持されている。
ハウジング2が図7Cの状態にあるときにおける、床面Xから浮いたハウジング2の底面2Aと床面Xとの対向距離(換言すれば、床面Xを基準とする底面2Aの高さ)を、第2距離Bといい、底面2Aが床面Xから第2距離Bだけ離れることで底面2Aから下向きに突出した検知突起13の位置を第2突出位置という。ここで、第2距離Bは、たとえば、一般的な絨毯の毛足の長さより少し大きい値(6mm程度)に設定されており、第1距離A(図7F参照)よりだいぶ小さい。そのため、第2距離Bを隔てて対向する底面2Aと床面Xとの間に指などを差し込んで回転ブラシ10を触ることはできない。
そして、検知突起13は、この第2突出位置と、非突出位置(図7A参照)と、第1突出位置(図7F参照)とに変位することができる。
以上のように、図7A〜図7Cを参照して、第1レバー32の湾曲面32Cが、非突出位置(図7A参照)と第2突出位置(図7C参照)との間における検知突起13の変位を遊びとして吸収し、開閉部材23に伝えない。そのため、検知突起13が非突出位置と第2突出位置との間にあるときには、開閉部材23は、検知突起13の変位に影響を受けることなく、開位置に位置決めされ、連通部分16の全開状態を確実に維持している。
次に、ハウジング2を、図7Cの状態から図7Dの状態まで、床面Xからさらに少し浮かせると、引き続き、検知突起13がハウジング2の底面2Aから下向きに少し回動(突出)し、第2レバー33の上端部が、左側から見て反時計回りの方向に回動する。この際、図7Dに示すように、第2レバー33の上端部の回動軌跡(点線部分参照)と、開閉部材23の第1レバー32における湾曲面32Cとが、平行にならなくなり、第2レバー33の上端部は、湾曲面32Cから下向きに離れようとする。これにより、湾曲面32Cが第2レバー33の上端部を追いかけるように下側へ移動し、これに伴い、今まで開位置にあって略水平に沿っていた開閉部材23(図7A〜図7C参照)が、前下側へ傾斜するように(つまり、閉位置へ向けて)、回動する。そのため、連通部分16(図4参照)が開閉部材23によって少し閉じられる。
ハウジング2を、図7Dの状態から図7Eの状態まで、床面Xからさらに少し浮かせると、引き続き、検知突起13がハウジング2の底面2Aから下向きに少し回動(突出)し、第2レバー33の上端部が、湾曲面32Cから下向きに離れようとする。これにより、開閉部材23が、閉位置へ向けてさらに回動し、連通部分16(図3および図4参照)において開閉部材23に閉じられる部分が増える。
そして、ハウジング2を、図7Eの状態から図7Fの状態まで、床面Xからさらに少し浮かせると、図7Fに示すように、ハウジング2の底面2Aと床面Xとの対向距離が、上述した第1距離Aになる。これにより、検知突起13は、ハウジング2の底面2Aから下側へ目一杯突出(回動)したことになり、上述した第1突出位置に配置される。そして、第2レバー33の上端部は、目一杯下向きに移動したことなり、これにより、開閉部材23は、閉位置に到達し、連通部分16を完全に閉じる(図3および図4参照)。
以上のように、開閉部材23は、検知突起13が第2突出位置(図7C参照)から第1突出位置(図7F参照)へ向けて変位すると連通部分16を閉じる。
なお、第2レバー33の上端部の回動方向における下流側には、ガイド部32Bの下面の前後の両端のいずれかの凸部32Dが位置しているので、検知突起13が非突出位置(図7A参照)と第1突出位置(図7F参照)との間のいずれの位置にあっても、第2レバー33の上端部が湾曲面32Cから外れることはない。
そして、これまでの手順とは逆に、図7Fに示すように検知突起13が第1突出位置に配置されるまで(換言すれば、底面2Aが床面Xから第1距離Aだけ離れるまで)ハウジング2が床面Xから浮いた状態において、ハウジング2を下降させる。これにより、検知突起13が床面Xによって上向きに押されることで、検知突起13および第2レバー33は逆向きに回動し、その際、第2レバー33の上端部が第1レバー32の湾曲面32Cを下から押すことによって、開閉部材23が閉位置から開位置へ向けて上向きに回動する(図7D〜図7F参照)。
そして、引き続きハウジング2を下降させ、図7Cに示すように、底面2Aと床面Xとの間隔が第1距離Aから第2距離Bまで縮まると、開閉部材23は開位置に到達し、連通部分16を全開にする。このとき、第2レバー33の上端部の回動軌跡(点線部分参照)と、開閉部材23の第1レバー32における湾曲面32Cとが、ほぼ平行になるので、それ以降ハウジング2を下降させても(図7Aおよび図7B参照)、第2レバー33の上端部は、湾曲面32Cに沿って動くため、第1レバー32の位置をずらさない。そのため、開閉部材23の位置は、開位置のまま変わることがない。
そして、引き続きハウジング2を下降させ、図7Aに示すようにハウジング2が床面Xに配置されると、検知突起13は、非突出位置に到達する。このとき、開閉部材23は、引き続き開位置にある。
以上のように、開閉部材23は、図7Aに示すように検知突起13が非突出位置にあるとき(ハウジング2が床面Xに配置されているとき)には、開位置にあって、上述した連通部分16(図4も参照)を全開にする。これにより、上述した電気掃除機本体(図示せず)の吸引力がタービン用風路15(図4参照)に作用し、空気が、開口6(図1参照)から流入してタービン用風路15を流れてタービン18を回転させることができ(図4の太い破線矢印参照)、その結果、回転ブラシ10(図4参照)が回転する。
ここで、開閉部材23は、検知突起13が非突出位置(図7A参照)と第2突出位置(図7C参照)との間にあるとき(ハウジング2を床面Xから少し浮かせたとき)には、連通部分16の全開状態を維持するので、検知突起13が非突出位置にあるときに引き続いて、回転ブラシ10を回転させることができる。そのため、ハウジング2を床面Xから少し浮かせた状態でも回転ブラシ10を用いた効率的な掃除を実現できる。たとえば、吸込具1を押して動かす場合に比べて、吸込具1を引いて動かす場合にはハウジング2が床面Xから浮きやすくなるが、この場合でも、検知突起13が非突出位置と第2突出位置との間にあれば、開閉部材23を開位置に維持し(連通部分16の全開状態を維持し)、吸込具1を押して動かす場合と同様に、回転ブラシ10を回転させることができる。
一方、開閉部材23は、検知突起13が第2突出位置から第1突出位置(図7F参照)へ向けて変位すると(ハウジング2の底面2Aが必要以上に床面Xから離れると)、連通部分16を閉じるので、主吸込風路14(図4参照)とタービン用風路15(図4参照)との間が遮断されることから電気掃除機本体(図示せず)の吸引力がタービン用風路15に作用せず、空気が開口6から流入してタービン用風路15を流れることができない。これにより、回転ブラシ10の回転が停止する(回転ブラシ10の回転速度が低下する。)。
このように、この電気掃除機用吸込具1では、検知突起13によって、床面Xを基準とするハウジング2の位置を検知し、この検知結果に基づいて、開閉部材23が連通部分16の開き具合を調整する(図7A〜図7F参照)。そのため、ハウジング2が床面Xに配置されているとき以外にハウジング2が床面Xから少し浮いた状態でも回転ブラシ10の回転を維持することで毛足が長い絨毯等の効率的な掃除を可能にしつつ(図7Bおよび図7C参照)、ハウジング2の底面2Aが必要以上に床面Xから離れた場合には(図7D〜図7F参照)、確実に回転ブラシ10の回転速度を低下させることができる。
この結果、このようにハウジング2内に吸い込まれる空気の流れを利用してタービン18が回転することで生じた回転力によって回転ブラシ10を回転させる構成の電気掃除機用吸込具1において(図4参照)、使い勝手の向上を図ることができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。たとえば、開閉部材23が連通部分16を閉じたとき(図7F参照)、回転ブラシ10は、触れても問題ない程度の低速であれば回転していてもよく、この場合、開閉部材23は、連通部分16を完全に閉じていなくてもよい。
1 電気掃除機用吸込具
2 ハウジング
2A 底面
3 ベンドパイプ
3A 前端
3B 後端
4 主吸込口
6 開口
10 回転ブラシ
13 検知突起(突起)
14 主吸込風路
15 タービン用風路
16 連通部分
18 タービン
23 開閉部材
32 第1レバー(ガイド)
A 第1距離
B 第2距離
X 床面

Claims (3)

  1. 底面に主吸込口が形成され、前記主吸込口とは別位置に開口が形成されたハウジングと、
    一端は前記ハウジングに連結され、他端は前記ハウジングから突出していて、電気掃除機本体と接続され得るベンドパイプと、
    前記ハウジングに回転可能に設けられ、前記主吸込口に臨む回転ブラシと、
    前記ハウジングに区画され、前記主吸込口から前記ベンドパイプの一端へと連通する主吸込風路と、
    前記ハウジングに前記主吸込風路とは別に区画され、前記開口から前記主吸込風路へと連通するタービン用風路と、
    前記タービン用風路に設けられ、前記開口から流入して前記タービン用風路を流れる空気により回転され、その回転力によって前記回転ブラシを回転させるタービンと、
    前記ハウジングの底面に備えられ、前記ハウジングの底面が床面から第1距離だけ離れることで底面から突出した第1突出位置と、前記ハウジングの底面が床面から前記第1距離より小さい第2距離だけ離れることで底面から突出した第2突出位置と、前記ハウジングが床面に配置されることで前記ハウジング内に引っ込んで底面から突出しない非突出位置とに変位する突起と、
    前記主吸込風路と前記タービン用風路との連通部分に設けられ、前記突起が非突出位置にあるときには前記連通部分を全開にし、前記突起が前記非突出位置と前記第2突出位置との間にあるときには前記連通部分の全開状態を維持し、前記突起が前記第2突出位置から前記第1突出位置へ向けて変位すると前記連通部分を閉じる開閉部材と、
    を含むことを特徴とする、電気掃除機用吸込具。
  2. 前記開閉部材に連結され、前記非突出位置と前記第2突出位置との間における前記突起の変位を遊びとして吸収するガイドを含むことを特徴とする、請求項1記載の電気掃除機用吸込具。
  3. 前記開閉部材は、前記連通部分を閉じているときには、前記主吸込風路の内面に略沿うように配置されることを特徴とする、請求項1または2記載の電気掃除機用吸込具。
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