JP2010206576A - 無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブロードキャストを行なう際に、無線端末装置の消費電力を抑えつつ、ネットワークトラフィックの増大や通信効率の低下を防止すること。
【解決手段】複数の無線端末装置と無線中継装置とがノンビーコンモードで無線通信を行う無線通信システムにおいて、無線中継装置が複数の無線端末装置にブロードキャストを行なう場合、無線中継装置は、ビーコンモードへ無線接続モードを切り替える第1の指示信号を送信する。無線端末装置は、第1の指示信号を受信した場合、無線接続モードをビーコンモードに切り替える。無線中継装置は、複数の無線端末装置がビーコンモードに切り替わった後にブロードキャストを行い、ブロードキャストが完了した後にノンビーコンモードに切り替えさせる第2の指示信号を送信する。無線端末装置は、第2の指示信号を受信した場合、無線接続モードをノンビーコンモードに切り替える。
【選択図】図10

Description

本発明は、無線通信システム及び無線通信方法に関する。
無線PAN(Wireless Personal Area Network)に関する無線接続モードとして、IEEE802.15.4ではビーコンモードとノンビーコンモードとの2つのモードが規定されている。
ビーコンモードは、無線中継装置が所定の周期で定期的にビーコン(Beacon)信号を送信し、全ての無線端末装置がビーコン信号を受信し、受信したビーコン信号に同期して無線端末装置が動作するものである。
例えば、データ送信する前にスリープモードから立ち上がり、ビーコン信号の受信待ちを行い、ビーコン信号を受信した直後のみデータ送信を行い、ビーコン信号を受信できない場合には再びスリープモードへ移行する端末装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2008−301006号公報
しかしながら、ビーコンモードでは、全ての無線端末装置が定期的に受信動作を行うため、無線端末装置は、通信の要否に関わらず、定期的にスリープモードから立ち上がり、ウェイクアップ状態になり、ビーコンの受信を行わなければならない。そのため、無線端末装置が無駄に電力を消費してしまうという問題がある。
一方、ノンビーコンモードは、無線端末装置が必要に応じて無線中継装置に送信要求(データリクエスト信号)を送信し、無線中継装置がデータリクエスト信号に応じてデータを送信するものである。そのため、ノンビーコンモードでは、無線端末装置は、必要な時のみウェイクアップ状態になり、通信を行うので、ビーコンモードに比べ消費電力を削減できる。
スター型の無線通信システムにおいて、ノンビーコンモードを用いて無線中継装置から全ての無線端末装置へ同一のデータを送信する(ブロードキャスト)する場合、無線中継装置は、無線端末装置毎のデータリクエスト信号に応じてデータを送信することとなる。この場合、無線端末装置の数の増加や、送信するデータサイズが大きくなることに伴って、ネットワークトラフィックが増大し、通信効率が低下するという問題が生じる。
この問題を解決する方策として、全ての無線端末装置をウェイクアップ状態且つ受信待機状態とし、無線中継装置から送信するデータのアドレスをブロードキャストアドレスとして送信することが考えられる。しかし、この方策では、全ての無線端末装置それぞれをウェイクアップ状態且つ受信待機状態にしなければならず、さらに、全ての無線端末装置をブロードキャストデータの送信完了までウェイクアップ状態且つ受信待機状態に保ち続けなければならないため、無線端末装置の消費電力が増大するという問題が生じる。
本発明の課題は、上記問題に鑑みて、ブロードキャストを行なう際に、無線端末装置の消費電力を抑えつつ、ネットワークトラフィックの増大や通信効率の低下を防止することである。
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、複数の無線端末装置と、無線中継装置と、を備え、ノンビーコンモードで無線通信を行う無線通信システムにおいて、前記無線中継装置は、前記複数の無線端末装置と無線通信を行う第1通信部と、前記複数の無線端末装置にブロードキャストを行なう場合、前記ノンビーコンモードからビーコンモードへ無線接続モードを切り替える第1の指示信号を送信させ、前記複数の無線端末装置が前記ノンビーコンモードから前記ビーコンモードに切り替わった後に前記ブロードキャストを行わせ、前記ブロードキャストが完了した後に前記ビーコンモードから前記ノンビーコンモードに切り替えさせる第2の指示信号を送信させる第1制御部と、を有し、前記無線端末装置は、前記無線中継装置と無線通信を行う第2通信部と、前記無線中継装置から前記第1の指示信号を受信した場合、前記無線接続モードを前記ノンビーコンモードから前記ビーコンモードに切り替え、前記ビーコンモードに切り替わった後に前記第2の指示信号を受信した場合、前記無線接続モードを前記ビーコンモードから前記ノンビーコンモードに切り替える第2制御部と、を有すること、を特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の無線通信システムにおいて、前記第1の指示信号は、前記複数の無線端末装置に送信するためのデータが無いことを示すビーコン信号が送信された後に送信されるメッセージ信号に含まれていること、を特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の無線通信システムにおいて、前記第2の指示信号は、前記ブロードキャストを行うためのビーコン信号が送信されてブロードキャストが完了した後に送信されるビーコン信号であること、を特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の無線通信システムにおいて、前記無線中継装置は、接続される前記複数の無線端末装置それぞれ固有の情報が示された端末情報を記憶する端末情報記憶部を有し、前記第1制御部は、前記第1の指示信号を受信した前記無線端末装置のデータリクエスト信号に含まれる端末情報を取得し、前記端末情報記憶部に記憶されている端末情報に該当する端末情報を取得した場合には、前記複数の無線端末装置が前記ノンビーコンモードから前記ビーコンモードに切り替わったと判別する、ことを特徴としている。
請求項5記載の発明は、複数の無線端末装置と無線中継装置とがノンビーコンモードで無線通信を行う無線通信方法において、前記無線中継装置が前記複数の無線端末装置にブロードキャストを行なう場合、前記無線中継装置が前記ノンビーコンモードからビーコンモードへ無線接続モードを切り替える第1の指示信号を送信する第1工程と、前記無線端末装置が前記第1の指示信号を受信した場合、前記無線接続モードを前記ノンビーコンモードから前記ビーコンモードに切り替える第2工程と、前記無線中継装置が前記複数の無線端末装置が前記ノンビーコンモードから前記ビーコンモードに切り替わった後に前記ブロードキャストを行わせ、前記ブロードキャストが完了した後に前記ビーコンモードから前記ノンビーコンモードに切り替えさせる第2の指示信号を送信する第3工程と、前記無線端末装置が前記ビーコンモードに切り替わった後に前記第2の指示信号を受信した場合、前記無線接続モードを前記ビーコンモードから前記ノンビーコンモードに切り替える第4工程と、を備えたこと、を特徴としている。
本発明によれば、ブロードキャストを行なう際に、無線端末装置の消費電力を抑えつつ、ネットワークトラフィックの増大や通信効率の低下を防止することができる。
無線通信システムの概略構成図である。 無線中継装置の概略構成図である。 ビーコンフレームの例を示す図である。 フレームコントロールの例を示す図である。 PAフィールドの例を示す図である。 ブロードキャストデータのフレームの例を示す図である。 無線端末装置の概略構成図である。 無線中継装置において実行されるブロードキャスト実行処理のフローチャートである。 無線中継装置において実行されるブロードキャスト実行処理のフローチャートである(図8の続き)。 無線端末装置において実行される無線接続モード切替処理のフローチャートである。 無線中継装置により第1〜3無線端末装置がノンビーコンモードからビーコンモードに切り替わる処理を示すシーケンス図である。 無線中継装置により第1〜3無線端末装置がビーコンモードに切り替わった後、ブロードキャストが実行される処理を示すシーケンス図である。 ブロードキャストデータの送信完了後に無線中継装置により第1〜3無線端末装置がビーコンモードからノンビーコンモードに切り替わる処理を示すシーケンス図である。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、この発明にはこの実施の形態に限定されるものではない。また、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明の用語はこれに限定されない。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態における無線通信システムAの概略構成図を示す。
図1に示すように、無線通信システムAは、通信ネットワークNを介して他の無線中継装置又は外部装置と接続された無線中継装置1と、無線中継装置1と無線を介して接続される複数の無線端末装置2と、を備えており、ノンビーコンモードで無線通信を行うものである。
本実施の形態における無線通信システムAは、IEEE802.15.4の規格に準拠する無線PANとする。この場合、無線中継装置1がPANコーディネータ、無線端末装置2がネットワークデバイス、に相当するものである。
図2に、無線中継装置1の概略構成図を示す。
図2に示すように、無線中継装置1は、制御部10、記憶部11、端末情報用メモリ12、ビーコン送信タイマ13、無線送信部14、無線受信部15、SW(切替部)16、I/F(InterFace)部17、バッファ18、アンテナ19等を備え、各部が電気的に接続されている。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。制御部10は、記憶部11や端末情報用メモリ12に記憶されている各種プログラム、各種テーブルやデータ等の中から指定されたプログラム、テーブルやデータを読み出し、RAM又は記憶部11や端末情報用メモリ12のワークエリアに展開し、上記プログラムとの協働によって各種処理を実行し、その処理結果をRAM内又は記憶部11や端末情報用メモリ12の所定の領域に格納するとともに、無線中継装置1内の各部に指示して、無線中継装置1の動作全般を統括的に制御する。
また、制御部10は、記憶部11に記憶されているブロードキャスト実行処理プログラムや各種必要なデータ、端末情報用メモリ12に格納されている端末情報等を読み出し、ブロードキャスト実行処理を実行させ、第1制御部として機能する。
ブロードキャスト実行処理では、無線中継装置1に接続されている複数の無線端末装置にブロードキャストが行なわれる場合、第1の指示信号が送信され、複数の無線端末装置がノンビーコンモードからビーコンモードに切り替わった後にブロードキャストが行われ、ブロードキャストが完了した後に第2の指示信号が送信されるものである。
第1の指示信号は、無線端末装置の無線接続モードをノンビーコンモードからビーコンモードへ切り替えさせる指示(ビーコン切替指示)を示す信号である。本実施の形態での第1の指示信号は、全ての無線端末装置に送信するためのデータが無いことを示すビーコン信号(フレームペンディング=0、ペンディングアドレス仕様=0)が送信された後に送信されるメッセージ信号に含まれる。
第2の指示信号は、無線端末装置の無線接続モードをビーコンモードからノンビーコンモードに切り替えさせる信号である。本実施の形態での第2の指示信号は、ブロードキャストを行うためのビーコン信号(フレームペンディング=1、ペンディングアドレス仕様=0)が送信されブロードキャストが完了した後に送信されるビーコン信号(フレームペンディング=0、ペンディングアドレス仕様=0)である。
制御部10は、ブロードキャスト実行処理が実行される際には、定期的にビーコン信号を生成し、生成したビーコン信号を無線送信部14により定期的に送信させる。ビーコン信号とは、無線中継装置1から一定間隔で送信されるパケットであり、無線通信システムAに接続される無線端末装置2と無線中継装置1とをそれぞれ同期させるためのものである。
図3に、本実施の形態におけるビーコンフレームの例を示す。
図3に示すように、ビーコン信号は、MHR(MAC(Media Access Control)ヘッダ)領域B1と、MACペイロード領域B2と、MFR(MAC Footer)領域B3とを有している。
MHR領域B1には、フレームコントロールB11、アドレス領域B12等が含まれている。MACペイロード領域B2には、SS(Superframe Specification)B21、GTS(Guaranteed Time Slot)フィールドB22、PA(Pending Address)フィールドB23、ビーコンペイロードB24等が含まれている。
図4に、フレームコントロールB11の例を示す。
図4に示すように、フレームコントロールB11には、フレームタイプB11a、フレームペンディングB11b、ACKリクエストB11c、PAN ID圧縮B11d、フレームバージョンB11e等が含まれている。
フレームペンディングB11bが0の場合には、全ての無線端末装置に対して送信すべきデータが無いことを示し、1の場合には、いずれかの無線端末装置に対して送信すべきデータがあることを示している。
図5に、PAフィールドB23の例を示す。
図5に示すように、PAフィールドB23には、ペンディングアドレス仕様を示す領域(ペンディングアドレス仕様領域)B23aとアドレスリストB23bが含まれている。
ペンディングアドレス仕様領域B23aには、Number of Short Address Pendingの領域B23a1、Number of Extended Address Pendingの領域B23a2等が含まれている。このペンディングアドレス仕様領域B23aには、無線中継装置からのデータ送信先となる無線端末装置の情報が含まれる。このペンディングアドレス仕様領域B23aが0の場合には、データ送信先となる無線端末装置がないことを示している。
図6に、ブロードキャストを行なう際のブロードキャストデータのフレームの例を示す。図6に示すように、ブロードキャストデータのフレームは、MHR領域D1と、MACペイロード領域D2と、MFR領域D3とを有している。
MHR領域D1には、フレームコントロールD11、アドレス領域D12等が含まれている。また、MACペイロード領域D2には、データペイロードD21が含まれ、このデータペイロードD21にブロードキャストする際のデータが格納される。
アドレス領域D12には、宛先PAN IDの領域D12a、宛先アドレス領域D12b、送信元PAN IDの領域D12c、送信元アドレス領域D12d等が含まれている。ブロードキャストが実行される際には、宛先アドレス領域D12bにブロードキャストアドレス(0xFFFF)が設定される。
記憶部11は、磁気的、光学的記録媒体又は半導体等の電気的に消去及び書き換えが可能な不揮発性メモリで構成されており、無線中継装置1に固定的に設けられたもの又は着脱自在に装着されるものである。また、記憶部11には、制御部10により実行される各種プログラム及びこれらプログラムで使用される各種テーブルやデータ等が予め記憶されている。
端末情報用メモリ12は、電気的に消去及び書き換えが可能なメモリで構成されている。端末情報用メモリ12には、無線中継装置1と接続される無線端末装置2それぞれ固有の情報が示されたノードアドレス等の端末情報が記憶されており、端末情報記憶部として機能する。
ビーコン送信タイマ13は、ビーコン信号の送信間隔を計時するタイマであり、計時時間が送信間隔に達した(ビーコン送信タイミング)ことを示すビーコン送信タイミング信号を制御部10に出力する。
無線送信部14は、変調回路やRF(Radio Frequency)回路等を備えており、パケットの送信電力の調整を行うと共に、制御部10からの指示に応じて送信するデータの符号化を行なってパケットを構成し、構成したパケットの変調を行い、アンテナ19を介して無線端末装置2へパケットの送信を行う。
無線受信部15は、復調回路やRF回路等を備えており、パケットの受信感度の調整を行うと共に、アンテナ19を介して受信したパケットの復調を行い、復調したパケットの解析を行って得られたデータを制御部10に出力する。
SW16は、アンテナ19と無線送信部14又は無線受信部15との間に設けられており、制御部10からの指示に従って、無線送信部14からのパケットの送信又はアンテナ19からのパケットの受信を切替える。
I/F部17は、所定の通信方式により通信ネットワークNを介して接続されている他の無線中継装置1又は外部装置と通信を行うための通信制御を行う。
バッファ18は、有線I/F17を介して受信したデータを一時的に記憶する。
アンテナ19は、設定された送信電力に応じてパケットの送信、又は設定された受信感度に応じてパケットの受信を行なう。無線送信部14、無線受信部15、SW16、アンテナ19により、複数の無線端末装置と無線通信を行う第1通信部が実現される。
図7に、無線端末装置2の概略構成図を示す。
図7に示すように、無線端末装置2は、制御部20、記憶部21、メモリ22、起動用タイマ23、電源制御部24、表示制御部25a、表示部25b、無線送信部26、無線受信部27、SW(切替部)28、アンテナ29等を備え、各部が電気的に接続されている。また、無線端末装置2は、バッテリBを備え、電源制御部24からの制御信号に応じてバッテリBから各部へ電力が供給される。
制御部20は、CPU、ROM、RAM等を備え、記憶部21に記憶されている各種プログラム、各種テーブルやデータの中から指定されたプログラム、テーブルやデータを読み出し、RAM内又は記憶部21内のワークエリアに展開し、上記プログラムとの協働によって各種処理を実行し、その処理結果をRAM又は記憶部21の所定の領域に格納するとともに、無線端末装置2内の各部に指示して、無線端末装置2の動作全般を統括的に制御する。
また、制御部20は、記憶部21に記憶されている無線接続モード切替処理プログラムや各種必要なデータ読み出し、無線接続モード切替処理を実行し、第2制御部として機能する。
無線接続モード切替処理では、無線中継装置から第1の指示信号が受信されると、無線端末装置の無線接続モードがノンビーコンモードからビーコンモードに切り替えられ、ビーコンモードに切り替えられた後に第2の指示信号が受信された場合、無線接続モードがビーコンモードからノンビーコンモードに切り替えられる。
記憶部21は、磁気的、光学的記録媒体又は半導体等の電気的に消去及び書き換えが可能な不揮発性メモリで構成されており、無線端末装置2に固定的に設けられたもの又は着脱自在に装着されるものである。また、記憶部21には、制御部20により実行される各種プログラム及びこれらプログラムで使用される各種テーブルやデータ等が予め記憶されている。
メモリ22は、電気的に消去及び書き換えが可能な不揮発性メモリで構成されている。メモリ22には、自己を識別する端末識別情報(例えば、ノードアドレス)や、受信したデータ等が記憶される。
起動用タイマ23は、予め設定された任意の起動タイミング、又は、制御部20により算出された起動タイミングを計時するタイマであり、起動タイミングに達した旨を示す起動タイミング信号を制御部20に出力する。
電源制御部24は、制御部20からの指示に従い、無線端末装置2全体の電源を制御し、無線端末装置2内の各部にバッテリBからの電力を供給する。
バッテリBは、例えば、アルカリ乾電池やマンガン乾電池等の一次電池や、ニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の二次電池等である。
表示制御部25aは、制御部20から入力される表示指示に従って、各種情報を表示部25bに表示させる。
表示部25bは、LCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electro Luminescence)ディスプレイ等によって構成され、表示制御部25aから入力される信号に応じて各種画面をディスプレイ上に表示する。
無線送信部26は、変調回路やRF(Radio Frequency)回路等を備えており、パケットの送信電力の調整を行うと共に、制御部20からの指示に応じて送信するデータの符号化を行なってパケットを構成し、構成したパケットの変調を行い、アンテナ29を介して無線中継装置1へパケットの送信を行う。
無線受信部27は、復調回路やRF回路等を備えており、パケットの受信感度の調整を行うと共に、アンテナ29を介して受信したパケットの復調を行い、復調したパケットの解析を行って得られたデータを制御部20に出力する。
SW28は、アンテナ29と無線送信部26又は無線受信部27との間に設けられており、制御部20からの指示に従って、無線送信部26からのパケットの送信又はアンテナ29からのパケットの受信を切替える。
アンテナ29は、設定された送信電力に応じてパケットの送信、又は設定された受信感度に応じてパケットの受信を行なう。無線送信部26、無線受信部27、SW28、アンテナ29により、無線中継装置と無線通信を行う第2通信部が実現される。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図8及び図9に、無線中継装置1において実行されるブロードキャスト実行処理のフローチャートを示す。なお、図8及び図9に示す処理は、無線中継装置1内の制御部10と各部との協働により実行されるものである。
制御部10は、ブロードキャストを実行する際、まず、ビーコンフレームの設定を行なう(ステップS1)。ステップS1でのビーコンフレームの設定は、フレームペンディング=0、ペンディングアドレス仕様=0に設定するものである。
制御部10は、ステップS1で設定したビーコン信号を無線送信部14により送信させ(ステップS2)、全ての無線端末装置がノンビーコンモードからビーコンモードに切り替わったか否かを判別する(ステップS3)。
制御部10は、本処理の実行開始後に、ビーコン切替指示を含むメッセージ信号を受信した無線端末装置から受信したデータリクエスト信号に含まれる端末情報を取得する。ステップS3では、端末情報用メモリ12に記憶されている全ての端末情報に該当する端末情報を取得した場合には、全ての無線端末装置がノンビーコンモードからビーコンモードに切り替わったと判別するものである。
全ての無線端末装置がノンビーコンモードからビーコンモードに切り替わっていない場合(ステップS3;NO)、制御部10は、ノンビーコンモードの無線端末装置からデータリクエスト信号を受信したか否かを判別する(ステップS4)。
ノンビーコンモードの無線端末装置からデータリクエスト信号を受信していない場合(ステップS4;NO)、制御部10は、ステップ8の処理に進む。
ノンビーコンモードの無線端末装置からデータリクエスト信号を受信した場合(ステップS4;Yes)、制御部10は、ACK信号を送信し(ステップS5)、ビーコン切替指示を含むメッセージ信号を送信する(ステップS6)。
制御部10は、ステップS6で送信したメッセージ信号を受信した無線端末装置からACK信号を受信したか否かを判別し(ステップS7)、ACK信号を受信していない場合(ステップS7;NO)、ステップS7の処理に戻る。
ステップS4;NO後、又は、ACK信号を受信した場合(ステップS7;Yes)、制御部10は、ビーコン送信タイミングか否かを判別する(ステップS8)。ビーコン送信タイミングでない場合(ステップS8;NO)、制御部10は、ステップS4の処理に戻る。ビーコン送信タイミングである場合(ステップS8;Yes)、制御部10は、ステップS2の処理に戻る。
全ての無線端末装置がノンビーコンモードからビーコンモードに切り替わった場合(ステップS3;YES)、全ての無線端末装置がビーコンモードに切り替え完了であると判断する(ステップS9)。
ステップS1〜S9までの処理が、無線中継装置によって、ノンビーコンモードの無線端末装置をビーコンモードに切り替える処理となる。
制御部10は、ステップS9後、ビーコンフレームの設定変更を行なう(ステップS10)。ステップS10でのビーコンフレームの設定変更は、フレームペンディング=1、ペンディングアドレス仕様=0に設定するものである。
制御部10は、ブロードキャストデータの設定を行なう(ステップS11)。ステップS11では、例えば、データフレームのアドレス領域の宛先アドレスがブロードキャストアドレス(0xFFFF)に設定され、データペイロードにブロードキャストする際に送信するデータが格納される。
制御部10は、ステップS11後、ビーコン送信タイミングか否かを判別し(ステップS12)、ビーコン送信タイミングでない場合(ステップS12;NO)、ステップS12の処理に戻る。
ビーコン送信タイミングである場合(ステップS12;YES)、制御部10は、ステップS10で設定したビーコン信号を無線送信部14により送信させ(ステップS13)、ステップS11で設定したブロードキャストデータを無線送信部14により送信させる(ステップS14)。
制御部10は、ブロードキャストする全てのデータがブロードキャストデータとして送信が完了したか否かを判別する(ステップS15)。ブロードキャストする全てのデータがブロードキャストデータとして送信が完了していない場合(ステップS15;NO)、制御部10は、ステップS11の処理に戻る。
ブロードキャストする全てのデータがブロードキャストデータとして送信が完了した場合(ステップS15;YES)、制御部10は、ブロードキャストデータの送信が完了と判断する(ステップS16)。
ステップS10〜S16までの処理が、無線中継装置によって、ビーコンモードに切り替わった無線端末装置にブロードキャストデータを送信する処理となる。
制御部10は、ステップS16後、ビーコンフレームの設定変更を行なう(ステップS17)。ステップS17でのビーコンフレームの設定変更は、フレームペンディング=0、ペンディングアドレス仕様=0に設定するものである。
制御部10は、ステップS17後、ビーコン送信タイミングか否かを判別し(ステップS18)、ビーコン送信タイミングでない場合(ステップS18;NO)、ステップS18の処理に戻る。
ビーコン送信タイミングである場合(ステップS18;YES)、制御部10は、ステップS17で設定したビーコン信号を無線送信部14により送信させ(ステップS19)、無線端末装置からメッセージ信号を受信したか否かを判別する(ステップS20)。ステップS20で受信するメッセージ信号は、ビーコンモードからノンビーコンモードへ切り替えが完了した旨を示す情報が含まれているものである。
メッセージ信号を受信しない場合(ステップS20;NO)、制御部10は、ビーコン送信タイミングか否かを判別する(ステップS21)。ビーコン送信タイミングでない場合(ステプS21;NO)、制御部10は、ステップS20の処理に戻る。ビーコン送信タイミングである場合(ステップS21;YES)、制御部10は、ステップS19の処理に戻る。
メッセージ信号を受信した場合(ステップS20;YES)、制御部10は、ACK信号を送信させ(ステップS22)、全ての無線端末装置がビーコンモードからノンビーコンモードに切り替わったか否かを判別する(ステップS23)。
制御部10は、ステップS20で受信したメッセージ信号に含まれる端末情報を取得している。ステップS23では、端末情報用メモリ12に記憶されている全ての端末情報に該当する端末情報に対応する無線端末装置から、ノンビーコンモードからビーコンモードに切替が完了したことを示す情報が含まれたメッセージ信号を受信した場合、無線端末装置全てがビーコンモードからノンビーコンモードに切り替わったと判別するものである。
全ての無線端末装置がビーコンモードからノンビーコンモードに切り替わっていない場合(ステップS23;NO)、制御部10は、ステップS21の処理に進む。全ての無線端末装置がビーコンモードからノンビーコンモードに切り替わった場合(ステップS23;YES)、制御部10は、ビーコン信号の送信を停止し(ステップS24)、本処理を終了する。
図10に、無線端末装置2において実行される無線接続モード切替処理のフローチャートを示す。なお、図10に示す処理は、無線端末装置2内の制御部20と各部との協働により実行されるものである。
制御部20は、予め設定された任意のタイミングで各部を起動(Wake up)させ(ステップS31)、データリクエスト信号を無線送信部26により無線中継装置1に送信させる(ステップS32)。
制御部20は、データリクエスト信号を送信した無線中継装置からACK信号を受信したか否かを判別し(ステップS33)、ACK信号を受信していない場合(ステップS33;NO)、ステップS33の処理に戻る。
ACK信号を受信した場合(ステップS33;YES)、制御部20は、ビーコン切替指示を含むメッセージ信号を受信したか否かを判別する(ステップS34)。ビーコン切替指示を含むメッセージ信号を受信していない場合(ステップS34;NO)、制御部20は、データ信号を受信し(ステップS35)、ACK信号を送信させ(ステップS36)、スリープ状態に移行する(ステップS37)。
即ち、ステップS31〜S37は、一般的なノンビーコンモードの処理である。
ビーコン切替指示を含むメッセージ信号を受信した場合(ステップS34)、制御部20は、無線接続モードをビーコンモードに切り替え(ステップS38)、ACK信号を送信させ(ステップS39)、ビーコン信号の受信を待機させる(ステップS40)。
制御部20は、ビーコン信号を受信したか否かを判別し(ステップS41)、ビーコン信号を受信していない場合(ステップS41;NO)、ステップS41の処理に戻る。
ビーコン信号を受信した場合(ステップS41;YES)、受信したビーコン信号の検査を行う(ステップS42)。ステップS42では、受信したビーコン信号に基づいて起動タイミングの算出や、フレームペンディング及びペンディングアドレス仕様の値が解析される。
制御部20は、受信したビーコン信号に基づいてブロードキャストが完了したか否かを判別する(ステップS43)。ステップS43では、ステップS41で受信したビーコン信号の直前に受信したビーコン信号では、フレームペンディング=1、ペンディングアドレス仕様=0だったものが、ステップS41で受信したビーコン信号では、フレームペンディング=0、ペンディングアドレス仕様=0に変化した場合には、ブロードキャスト完了と判別される。
ブロードキャストが完了していない場合(ステップS43;NO)、制御部20は、ブロードキャストデータの受信待機か否かを判別する(ステップS44)。ステップS44では、フレームペンディング=1、ペンディングアドレス仕様=0である場合には、ブロードキャストデータの受信待機と判別される。
ブロードキャストデータの受信待機でない場合(ステップS44;NO)、制御部20は、ステップS46の処理に進む。ブロードキャストデータの受信待機である場合(ステップS44;YES)、制御部20は、ブロードキャストデータの受信を待機し、ブロードキャストデータを受信したか否かを判別する(ステップS45)。
ブロードキャストデータを受信しない場合(ステップS45;NO)、制御部20は、ステップS45の処理に戻る。
ステップS44;NO後、又は、ブロードキャストデータを受信した場合(ステップS45;YES)、制御部20は、スリープ状態に移行する(ステップS46)。
制御部20は、ステップS42で算出した起動タイミングか否かを判別する(ステップS47)。起動タイミングでない場合(ステップS47;NO)、制御部20は、ステップS47の処理に戻る。起動タイミングである場合(ステップS47;YES)、制御部20は、各部を起動させ(ステップS48)、ステップS40の処理に戻る。
ステップS34;YES〜ステップS48は、ノンビーコンモードの無線端末装置がビーコンモードに切り替わった際のビーコンモードの処理である。
ブロードキャストが完了した場合(ステップS43;YES)、制御部20は、無線接続モードをノンビーコンモードへ切り替え(ステップS49)、ビーコンモードからノンビーコンモードに切替完了を示す情報が含まれたメッセージ信号を送信させる(ステップS50)。
制御部20は、ステップS50のメッセージ信号を送信した無線中継装置からACK信号を受信したか否かを判別し(ステップS51)、ACK信号を受信していない場合(SテップS51;NO)、ステップS51の処理に戻る。
ACK信号を受信した場合(ステップS51;YES)、制御部20は、スリープ状態に移行し(ステップS52)、本処理を終了する。
ステップS43〜S52は、ビーコンモードからノンビーコンモードに切り替わった際のノンビーコンモードの処理である。
図11〜図13を参照して、本実施の形態の例を説明する。
図11〜図13では、無線中継装置に3台の無線端末装置(第1〜3無線端末装置)が接続されているものとする。無線中継装置が第1〜3無線端末装置に対してブロードキャストを行なう場合の例とする。
図11は、無線中継装置により第1〜3無線端末装置がノンビーコンモードからビーコンモードに切り替わる処理を示すシーケンス図である。
図11に示すように、無線中継装置は、まず、フレームペンディング(FP)=0、ペンディングアドレス仕様(PA)=0、に設定したビーコン信号を定期的に送信する(ステップS101)。
第1無線端末装置が任意の起動タイミングで起動し(ステップS102)、データリクエスト信号を無線中継装置に送信する。無線中継装置は、第1無線端末装置にACK信号を送信し、ビーコン切替指示を含むメッセージ信号を送信する。第1無線端末装置は、無線中継装置からACK信号を受信した後にメッセージ信号を受信すると、無線接続モードをノンビーコンモードからビーコンモードに切り替え、ACK信号を無線中継装置に送信する。そして、第1無線端末装置は、無線中継装置から送信される次のビーコン信号の受信を待機する(ステップS103)。
無線中継装置は、第1〜3無線端末装置の全てがビーコンモードに切り替わっていないため、ビーコン送信タイミングのときに、再度、フレームペンディング=0、ペンディングアドレ仕様=0のビーコン信号を送信する(ステップS104)。
第1無線端末装置は、ビーコン信号を受信すると、受信したビーコン信号のフレームペンディング=0、ペンディングアドレス仕様=0であることから、スリープ状態に移行する(ステップS105)。その後、第1無線端末装置は、ビーコン信号が送信されるタイミングに合わせて、起動・ビーコン受信待機・ビーコン検査・スリープの処理を行う。
第2無線端末装置、第3無線端末装置が任意のタイミングで起動した場合には、第1無線端末装置と同様にビーコンモードに切り替わる。即ち、ビーコン信号が送信されるタイミングに応じて起動し、ビーコン信号を受信後にスリープ状態となる。
図12は、無線中継装置により第1〜3無線端末装置がビーコンモードに切り替わった後、ブロードキャストが実行される処理を示すシーケンス図である。
無線中継装置は、フレームペンディング(FP)=1、ペンディングアドレス仕様(PA)=0、に設定変更したビーコン信号を送信する(ステップS111)。また、ビーコン信号送信後にブロードキャストデータを送信する(S112)。
第1〜3無線端末装置は、ビーコン信号を受信すると、受信したビーコン信号のフレームペンディング=1、ペンディングアドレス仕様=0であることから、ブロードキャストデータの受信を待機する(ステップS113)。その後、第1〜3無線端末装置は、ブロードキャストデータを受信し、スリープ状態となる(S114)。
ブロードキャストする全てのデータがブロードキャストデータとして送信完了するまでは、複数のビーコン周期に渡ってS111〜S114の処理が連続的に繰り返し実行される。
図13は、ブロードキャストデータの送信完了後に無線中継装置により第1〜3無線端末装置がビーコンモードからノンビーコンモードに切り替わる処理を示すシーケンス図である。
無線中継装置は、フレームペンディング=0、ペンディングアドレス仕様=0、に設定変更したビーコン信号を送信する(ステップS121)。
第1〜3無線端末装置は、受信したビーコン信号のフレームペンディングが1から0、ペンディングアドレス仕様が0から0に変化したことを検出し、ブロードキャストが完了したと判別する。そして、第1〜3無線端末装置は、それぞれ無線接続モードをビーコンモードからノンビーコンモードに切り替え、メッセージ信号を送信する(ステップS122)。
無線中継装置は、第1〜3無線端末装置からメッセージ信号を受信すると、ACK信号を送信する。第1〜3無線端末装置は、送信したメッセージ信号に対するACK信号を受信すると、スリープ状態に移行する(ステップS123)。
無線中継装置は、第1〜3無線端末装置の全てからメッセージ信号を受信し、第1〜3無線端末装置の全てがビーコンモードからノンビーコンモードに切り替わったと判別すると、ビーコン信号の送信を停止する。
以上のように、本実施の形態によれば、無線中継装置がブロードキャストを行なう際、一時的にノンビーコンモードの無線端末装置全てをビーコンモードに切り替えた後、ブロードキャストデータを送信し、ブロードキャスト完了後、無線端末装置全てをノンビーコンモードに切り替えて元の無線接続モードに戻すことにより、ビーコン周期に応じて周期的に起動した全ての無線端末装置が同一のブロードキャストデータを受信することができる。
そのため、全ての無線端末装置がブロードキャストデータの送信完了まで受信待機状態に保ち続けなる必要がなくなり、無線端末装置の省電力化を図ることができる。
また、同時期に同一のブロードキャストデータを無線端末装置が受信するため、無線端末装置の数が増加したり、送信するデータサイズが大きくなることに伴うことによるネットワークトラフィックの増大や通信効率の低下を防止したりすることができる。
従って、ブロードキャストを行なう際に、無線端末装置の消費電力を抑えつつ、ネットワークトラフィックの増大や通信効率の低下を防止することができる。
更に、複数の無線端末装置全てに送信するためのデータが無いことを示すビーコン信号(フレームペンディング=0、ペンディングアドレス仕様=0)が送信された後に送信されるメッセージ信号にビーコン切替指示を含めることにより、無線通信の規格変更を行なわずとも、ビーコンモードで用いられる信号を使用してノンビーコンモードからビーコンモードへ無線接続モードを切り替える指示を実現できる。
また、ブロードキャストを行うためのビーコン信号(フレームペンディング=1、ペンディングアドレス仕様=0)と、ブロードキャストが完了した後に送信されるビーコン信号(フレームペンディング=0、ペンディングアドレス仕様=0)とを用いることにより、無線通信の規格変更を行なわずとも、ビーコン信号を使用して、ビーコンモードからノンビーコンモードに切り替えさせる指示を実現できる。
また、ビーコン切替指示を含むメッセージ信号を受信した無線端末装置のデータリクエスト信号に含まれる端末情報と、端末情報用メモリに記憶されている端末情報とに基づいて、複数の無線端末装置全てがノンビーコンモードからビーコンモードに切り替わったと判別することができる。
1 無線中継装置
2 無線端末装置
10 制御部
11 記憶部
12 端末情報用メモリ
13 ビーコン送信タイマ
14 無線送信部
15 無線受信部
16 SW
17 I/F部
18 バッファ
19 アンテナ
20 制御部
21 記憶部
22 メモリ
23 起動用タイマ
24 電源制御部
25a 表示制御部
25b 表示部
26 無線送信部
27 無線受信部
28 SW
29 アンテナ
A 無線通信システム
B バッテリ
B1 MHR領域
B2 MACペイロード領域
B3 MFR領域
B11 フレームコントロール
B11a フレームタイプ
B11b フレームペンディング
B11c ACKリクエスト
B11d PAN ID圧縮
B11e フレームバージョン
B12 アドレス領域
B21 SS
B22 GTSフィールド
B23 PAフィールド
B23a ペンディングアドレス仕様領域
B23a1 Number of Short Address Pendingの領域
B23a2 Number of Extended Address Pendingの領域
B23b アドレスリスト
B24 ビーコンペイロード
D1 MHR領域
D2 MACペイロード領域
D3 MFR領域
D11 フレームコントロール
D12 アドレス領域
D12a 宛先PAN IDの領域
D12b 宛先アドレス領域
D12c 送信元PAN IDの領域
D12d 送信元アドレス領域
D21 データペイロード
N 通信ネットワーク

Claims (5)

  1. 複数の無線端末装置と、無線中継装置と、を備え、ノンビーコンモードで無線通信を行う無線通信システムにおいて、
    前記無線中継装置は、
    前記複数の無線端末装置と無線通信を行う第1通信部と、
    前記複数の無線端末装置にブロードキャストを行なう場合、前記ノンビーコンモードからビーコンモードへ無線接続モードを切り替える第1の指示信号を送信させ、前記複数の無線端末装置が前記ノンビーコンモードから前記ビーコンモードに切り替わった後に前記ブロードキャストを行わせ、前記ブロードキャストが完了した後に前記ビーコンモードから前記ノンビーコンモードに切り替えさせる第2の指示信号を送信させる第1制御部と、を有し、
    前記無線端末装置は、
    前記無線中継装置と無線通信を行う第2通信部と、
    前記無線中継装置から前記第1の指示信号を受信した場合、前記無線接続モードを前記ノンビーコンモードから前記ビーコンモードに切り替え、前記ビーコンモードに切り替わった後に前記第2の指示信号を受信した場合、前記無線接続モードを前記ビーコンモードから前記ノンビーコンモードに切り替える第2制御部と、を有すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第1の指示信号は、
    前記複数の無線端末装置に送信するためのデータが無いことを示すビーコン信号が送信された後に送信されるメッセージ信号に含まれていること、
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第2の指示信号は、
    前記ブロードキャストを行うためのビーコン信号が送信されてブロードキャストが完了した後に送信されるビーコン信号であること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信システム。
  4. 前記無線中継装置は、
    接続される前記複数の無線端末装置それぞれ固有の情報が示された端末情報を記憶する端末情報記憶部を有し、
    前記第1制御部は、
    前記第1の指示信号を受信した前記無線端末装置のデータリクエスト信号に含まれる端末情報を取得し、前記端末情報記憶部に記憶されている端末情報に該当する端末情報を取得した場合には、前記複数の無線端末装置が前記ノンビーコンモードから前記ビーコンモードに切り替わったと判別する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  5. 複数の無線端末装置と、無線中継装置と、がノンビーコンモードで無線通信を行う無線通信方法において、
    前記無線中継装置が前記複数の無線端末装置にブロードキャストを行なう場合、前記無線中継装置が前記ノンビーコンモードからビーコンモードへ無線接続モードを切り替える第1の指示信号を送信する第1工程と、
    前記無線端末装置が前記第1の指示信号を受信した場合、前記無線接続モードを前記ノンビーコンモードから前記ビーコンモードに切り替える第2工程と、
    前記無線中継装置が前記複数の無線端末装置が前記ノンビーコンモードから前記ビーコンモードに切り替わった後に前記ブロードキャストを行わせ、前記ブロードキャストが完了した後に前記ビーコンモードから前記ノンビーコンモードに切り替えさせる第2の指示信号を送信する第3工程と、
    前記無線端末装置が前記ビーコンモードに切り替わった後に前記第2の指示信号を受信した場合、前記無線接続モードを前記ビーコンモードから前記ノンビーコンモードに切り替える第4工程と、
    を備えたこと、を特徴とする無線通信方法。
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