JP2010206453A - Pll回路、送受信器及び携帯情報端末 - Google Patents

Pll回路、送受信器及び携帯情報端末 Download PDF

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Abstract

【課題】長時間使用等の発熱でも周波数ロックが外れないPLL及びその制御方法を提供する。
【解決手段】本発明の基準周波数生成ブロックはPLL5、RF制御回路14及びBB制御回路24の3つから構成される。PLL5のループフィルタ102から引き出す検出信号(VTUNE)131が所定の電圧レンジから外れるとLKDETB信号61がPLL5からBB制御回路14に対して出力される。BB制御回路24はその後、RF制御回路14を介してPLL5の検出信号131の処理を止め、その後RF制御回路14にオートバンドセレクト動作を実行させる。この処理により、送受信を止めることなく実行し続ける無線LAN等の送受信器のVCOの温度特性の調整を行うことが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は無線送受信器で用いられるPLL回路及びPLL回路の制御方法、特に無線LAN等の同一周波数帯を継続使用することを想定した通信プロトコルに用いるものに関する。
PLL(Phase Lock Loop)回路は入力信号の周波数・位相に同期した信号を生成するための回路である。PLL回路を構成するVCO(電圧制御発振回路)の出力を分周した後に入力信号と対比することで、任意の高周波を自由に可変して他の周辺回路に供給することができるという利点を持つ。この性質からPLL回路は高周波を用いる無線送受信器の分野で一般的に用いられている。
PLL回路を構成する要素には先にあげたVCOがある。図1は一般的なVCOの構成を表す模式図である。
一般的なVCOは、その内部にコイル及び多数の容量を有するが、これらのコイル容量は温度による特性変化を生じる。また、PMOSクロスカップル1001、NMOSクロスカップル1002や、本図では図示しない比較器から入力される制御電圧端子を受けるMOSバラクタも温度により特性変化を生じる。さらにはアルミ配線自体のインダクタンス値も同様である。
このようにVCO自体が温度特性に支配される要因が多い。VCO発振周波数の温度変動の発生はPLLを不安定にし、周波数のロックが外れる一因となる。一度温度変動によって周波数ロックが外れると、その原因から復帰は困難となり、結果所望の周波数チャネルから外れてしまい通信ができなくなる。
従って、単一のVCOの連続使用が想定される状況、たとえば無線LAN環境など、ではVCO自体の合わせこみ・作りこみが求められる。また、VCO制御電圧部にVCO内のトランジスタの温度特性を補正する回路を入れることもなされていた。さらには、PLLを使用する装置に温度特性を吸収する手法を用意することも一般的である。
特開2002−237860号公報(特許文献1)には、温度センサによって温度変化を常時監視し、温度テーブルにより温度変化時の位相のずれを補正する情報を位相器に入力して位相補正を行う技術が開示されている。
特開2002−237860号公報
しかし、温度特性等は設計時点では予見できないことも多く、実際に製造を行って調整を行い、これを繰り返す必要がある。従って、VCO自体の合わせこみ・作りこみには時間・工数を要することとなる。
また、VCO制御電圧部にトランジスタの温度特性を補正する回路を盛り込むと制御電圧のダイナミックレンジが小さくなる。そのため、電源電圧の低い微細化RFCMOSプロセスでは適さない。
さらに、特許文献1のように温度を計測して処理を行おうとすると、本来必要の無い温度計測手段及び温度テーブルを記憶する記憶領域など、部品の点数が大幅に増大する。
これらのことから、PLLロックが外れないようにするための新しいアイデアが必要となる。
本発明の目的は、長時間使用等の発熱でも周波数ロックが外れないPLL及びその制御方法を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
本発明の代表的な実施の形態に関わるPLL回路は、制御電圧を可変させることで周波数を動的に変動することが可能な電圧制御発振回路と、制御電圧が所定の範囲に含まれているかを判定する制御電圧レンジ検出処理を行う検出回路と、を含み、検出回路は制御電圧レンジ検出処理で制御電圧が所定の範囲に含まれていない際に周波数ロックが外れたことを示すLKDETB信号を出力することを特徴とする。
このPLL回路は、更にノイズを排除するループフィルタを含み、このループフィルタはCR1段のローパスフィルタを有し、ローパスフィルタの入力側に第1の抵抗及び第1の容量が直列に接続して接地され、検出回路は第1の抵抗及び第1の容量の接続点の電圧を制御電圧レンジ検出処理で用いることを特徴としてもよい。
このPLL回路において、検出回路には更にLKDTOEN信号の入力端子を備え、この検出回路はLKDTOEN信号によって制御電圧レンジ検出処理を実行するかを決定することを特徴としてもよい。
本発明の代表的な実施の形態に関わる送受信器は、制御電圧を可変させることで周波数を動的に変動することが可能な電圧制御発振回路と、制御電圧が所定の範囲に含まれているかを判定する制御電圧レンジ検出処理を行う検出回路と、を含むPLL回路と、RF制御回路と、ベースバンド制御回路と、を含み、検出回路は制御電圧レンジ検出処理で制御電圧が所定の範囲に含まれていない際に周波数ロックが外れたことを示すLKDETB信号を前記ベースバンド制御回路に出力し、LKDETB信号を受けたベースバンド制御回路はRF制御回路をアイドル状態に移行させた後にオートバンドセレクト処理を実行させることを特徴としても良い。
この送受信器において、LKDETB信号はRF制御回路にも出力され、ベースバンド制御回路からRF制御回路に送信モード信号又は受信モード信号が出力し、オートバンドセレクト処理後、送信モード信号又は受信モード信号が入力される前に、LKDETB信号を受けたベースバンド制御回路はUNLOCK信号を前記ベースバンド制御回路に出力することを特徴としても良い。
この送受信器において、UNLOCK信号を受けたベースバンド制御回路は障害時処理を実行することを特徴としても良い。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下の通りである。
本発明の代表的な実施の形態に関わるPLL及びPLLの制御方法によって、VCO発振周波数の温度変動が生じたとしても、安定して周波数ロックを行えることを可能にする。これにより無線送受信器は送受信を安定して行うことが可能となる。
一般的なVCOの構成を表す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に関わる無線送受信器を表すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に関わるPLLの構成を表すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に関わるループフィルタの構成を表す回路図である。 本発明の第1の実施の形態に関わるループフィルタの説明用の回路図である。 検出回路の構成を表す回路図である。 検出回路中のヒステリシスコンパレータの構成を表す回路図である。 ヒステリシスコンパレータの動作概念図である。 本発明の第1の実施の形態に関わる基準周波数生成ブロックの動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施の形態に関わる基準周波数生成ブロックの動作中のタイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態に適用可能な別の検出回路の構成を表すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に関わるPLLの構成を表すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に関わるPLLの構成を表すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に関わる無線送受信器を表すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に関わる基準周波数生成ブロックの動作中のシーケンスチャート等である。 本発明の第4の実施の形態に関わる基準周波数生成ブロックの動作中のタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図2は本発明の第1の実施の形態に関わる無線送受信器を表すブロック図である。この送受信器は、機能構成的には受信側ブロックと送信側ブロック及び本発明に関わる基準周波数生成ブロックの3つに分かれる。また、回路構成的にはRF処理部41及びBB処理部42に分かれる。以下では、機能構成に着目して説明をする。
受信側ブロックは、受信用アンテナ1が受信したアナログ信号のIQ成分を分離するための低雑音増幅器(LNA)4、90度位相器6r、受信用ミキサ7i、7q、受信用ローパスフィルタ(受信用LPF/PGA)11i、11q、アナログ・デジタル変換器50i、50q及び管理用の受信信号強度表示回路(RSSI)12、アナログ・デジタル変換器49である。
送信側ブロックには、変調回路33、デジタル・アナログ変換器(DAC)51i、51q、送信用ベースバンドLPF31i、31q、送信用ミキサ30i、30q、90度位相器6t及び送信用アンプ40、及び送信用アンテナ28を含む。
上記については一般的な回路であるので詳細な説明は省略する。
本発明に関わる基準周波数生成ブロックはPLL5、RF制御回路24及びBB制御回路14を含んで構成される。
本実施の形態に関わるPLL5は入力されるリファレンスクロック信号46と自身の出力する信号(後述する図3のPLL出力信号115)を分周した信号とを対比する。PLL出力信号115のほかに、PLL5はLKDETB信号61を出力する。このLKDETB信号61はPLL5のVCO制御電圧信号(図3のVCO制御電圧信号114)が所定の範囲から外れたことを示す信号である。詳細については後述する。
BB制御回路14はPLL5からのLKDETB信号を受けて、RF制御回路24に対してWarm−up信号63を出力するBB処理部42側の制御回路である。Warm−up信号63に加えて、送信側ブロックまたは受信側ブロックのいずれを実行するかを受信モード信号64、送信モード信号65も合わせてRF制御回路24に出力する。また、一般的な送受信器の機能として、デジタル・アナログ変換器49でデジタル変換されたRSSI12の出力を受け取って受信状況の監視を行う、変調回路33に対して送信用のベースバンド信号処理を指示するなども行う。
ここで「BB」とはベースバンド(Base Band)の略であり、以下の明細書中でも同様に用いる。
RF制御回路24は、従来のRF制御回路が有するDCオフセットキャリブレーションを補正するために受信用ローパスフィルタ(受信用LPF/PGA)11i、11qの調整や、受信信号強度表示回路12の制御、PLL5のオートバンドセレクト機能を有する。本発明に関わるRF制御回路24はBB制御回路14から入力されるWarm−up信号63をトリガーとして、オートバンドセレクト機能が動作する点に特徴がある。ここでRFとは無線周波数(Radio Frequency)の略であり、以下の明細書中でも同様に用いる。
本発明に関わるRF制御回路24の出力信号の一つとして、PLL5内部のVCOのオートバンドセレクト機能に関する信号線及びLKDTOEN信号62がある(本図ではまとめられている)。本図ではRF制御回路24からPLL5への出力信号との一つとしており番号は図示していない。
このLKDTOEN信号62の性質は以下の通りである。VCOのオートバンドセレクト機能を動作させている間はVCOの温度特性判定を行う意味は無い。すなわち、図1の容量切替スイッチ群1003を切り替えており、VCOの特性が急変するためである。従って、RF制御回路24がPLL5に対しLKDTOEN信号62を論理値「0」にすることでRF制御回路24にLKDETB信号61を出力しないようにする。これにより基準周波数生成ブロックの誤動作を防止する。
図3は本発明の第1の実施の形態に関わるPLL5の構成を表すブロック図である。このPLL5は大別するとフェイズロックループ部と検出回路133に分かれる。
すなわち、フェイズロックループ部は従来のPLL回路同様、位相周波数比較器100、チャージポンプ101、ループフィルタ102、VCO103、分周器104、デコーダ105を含んで構成される。
位相周波数比較器(PFD)100はリファレンスクロック信号46と分周器104の出力の位相が同期しているかを見る差動増幅器である。リファレンスクロック信号46と分周器104の出力の位相が一致していれば位相周波数比較器100の出力は規定の値であり、一方両者の位相がずれているようであれば、この規定の値を上回る、もしくは下回ることと成る。
なお、リファレンスクロック信号46は比較的安定性の高い水晶発振子の出力又は水晶発振子の出力を分周したものを用いる。
チャージポンプ101は位相周波数比較器100の出力電圧を上昇させるための昇圧回路である。
ループフィルタ102はチャージポンプ101で昇圧する際に出力信号にのったノイズ(リプル)を取り除くためのフィルタ回路である。VCO103に入力される信号の品質によってPLL5の性能が決定されるためループフィルタ102はきわめて重要な部位である。ループフィルタ102については図4の説明で詳述する。
VCO103はループフィルタ102の出力信号の電圧によって出力周波数を制御することが可能な電圧制御発信器である。本実施の形態においても図1で示したようにスイッチを切り替えることでオートバンドセレクト機能を実現できるVCOの使用を想定している。従ってこのVCO103も温度による特性変化を生じるものである。
分周器104はVCO103の出力を1/Nに分周するための分周器である。
検出回路133は水晶発振子等の出力のように周波数の安定した基準クロックで動作する比較器である。この検出回路133にはLKDTOEN信号62及び検出信号131が入力される。なお、検出回路133の詳細については図6の説明で詳述する。
デコーダ105はオートバンドセレクト信号117を受けVCO103で使用するバンドを設定するスイッチ群を切り替えるための制御回路である。このVCO103のスイッチ群は図1のスイッチ群1003のような構成を取っており、このスイッチ群を適宜オン・オフすることで、VCO103の容量を適宜変更する。これにより所望の周波数バンドを得ることが可能となる。あとはVCO103に入力される電圧によってVCO103の出力信号の周波数が決定される。
本発明に関わるPLL5のフェイズロックループ部の特徴は、ループフィルタ102からの出力が検出回路133で一定の範囲に含まれるかを検出する点にある。
図4は、本発明の第1の実施の形態に関わるループフィルタ102の構成を表す回路図である。また図5は、説明用の回路図である。
本発明のループフィルタ102は抵抗R2、R3と容量C1、C2、C3を含んで構成される。このループフィルタ102の入力信号はチャージポンプ101の出力信号であり、出力はVCO制御電圧信号114である。この入力信号と出力信号の間にはCR1段のローパスフィルタを含む。このローパスフィルタは容量C3と抵抗R3から構成される。また、チャージポンプ101の出力信号の急激な変化を吸収するために容量C1が接地される。
このローパスフィルタの抵抗R3の入力側に、抵抗R2と容量C2を直列に接続して接地する。なお、容量C2をグランド側に配置し、抵抗R2をチャージポンプ101の出力信号側に配置する。この抵抗R2と容量C2との結節点から検出回路133で利用する検出信号131を出力する点に特徴がある。
検出のことだけを考えるのであれば、VCOに流れるVCO制御電圧信号114を検出するなら、図5に示すようにチャージポンプ出力信号113及びVCO制御電圧信号114の間に直接接続することが望ましい。図5のように容量C2と抵抗R2の並びを変え、容量C2の電荷のチャージ量をモニタすることで、チャージポンプ出力信号113およびVCO制御電圧信号114を直接的に検出することが可能となる。
しかし図5の構成を取ると、検出信号131を介して検出回路133の雑音が直接VCO制御電圧信号114に載ることになる。これはPLL5の性能を保つ上で避けたい。
そこで、本実施の形態ではチャージポンプ出力信号113から抵抗R2及び容量C2を通して接地し、抵抗R2及び容量C2の接続点から検出信号131を検出回路133に出力する構成を取る。このような構成にすることで、チャージポンプ出力信号113と検出信号131の間に抵抗R2が入るため、検出回路133を原因とするノイズのチャージポンプ出力信号113への影響を低減することが可能となる。また、抵抗R2とグランド電位との間に容量C2が存在する。しかし、容量C2に電荷がチャージされると容量C2の存在を考慮する必要は無くなる。さらにはPLLの帰還回路という性質上、基本的にはチャージポンプ出力信号113には電流が流れず電圧が一定である。従って、抵抗R2及び容量C2の間の電位を測定することで、ほぼVCO制御電圧信号114の電位を測定することとなる。
以上のように、本発明のループフィルタ102によって、VCO制御電圧信号114にノイズを載せることなくVCO制御電圧信号114の電位を測定することが可能となる。
次に検出信号131が出力される検出回路133について説明する。
この検出回路133はクロック発生回路303、ANDゲート305、フリップフロップ306、ヒステリシスコンパレータ307を含んで構成される。図6は、この検出回路133の構成を表す回路図である。図7は検出回路133中のヒステリシスコンパレータ307の構成を表す回路図である。図8はヒステリシスコンパレータ307の動作概念図である。これらの図を用いて検出回路133の説明を行う。
クロック発生回路303は既述の通り、水晶発振子等の出力のように周波数の安定した基準クロックを出力するクロック発生回路である。
ANDゲート305はLKDTOEN信号62とクロック発生回路303の論理積を取るANDゲート回路である。すなわちLKDTOEN信号62が「0」であれば、フリップフロップ306にクロックが入力されない構成となっている。
フリップフロップ306はクロックに同期してヒステリシスコンパレータ307の出力を保持するフリップフロップ回路である。フリップフロップ306のリセット端子にはLKDTOEN信号62の反転信号が入力される。これによりLKDTOEN信号62が「0」のときフリップフロップ306は動作しなくなる。
このフリップフロップ306の出力がLKDETB信号61となってBB制御回路14に入力される。
ヒステリシスコンパレータ307は検出信号131の電圧が一定の範囲に含まれるかを検出する比較器である。具体的には図7及び図8を用いて説明する。
ヒステリシスコンパレータ307に入力された検出信号131は高電位側ヒステリシスコンパレータ301a及び低電位側ヒステリシスコンパレータ301bに入力される。
高電位側ヒステリシスコンパレータ301aでは検出信号131の電圧と高電位VHiを対比する。そして、検出信号131の電位が高電位VHiより高ければ高電位側ヒステリシスコンパレータ301aは「1」を出力する。
低電位側ヒステリシスコンパレータ301bでは検出信号131の電圧と低電位VLoを対比する。そして、検出信号131の電位が低電位VLoより低ければ低電位側ヒステリシスコンパレータ301bは「1」を出力する。
ORゲート304は高電位側ヒステリシスコンパレータ301aの出力と低電位側ヒステリシスコンパレータ301bの出力との論理和を取るORゲートである。いずれか一方の信号から「1」が出力されれば、フリップフロップ306のデータ信号には「1」が出力されることとなる。
この高電位VHiと低電位VLoについて図8を用いて説明する。
本図では、横軸をVCO制御電圧信号とし、縦軸をVCO出力信号の周波数を示す。本図で表すVCOは高電圧を加えると周波数が低下する構成を取るものとする。また該VCOは4つの周波数バンドを持っており、選択した周波数バンドと入力されるVCO制御電圧信号によって、VCOが出力する信号の周波数が決定される。
この図8の場合、一の電圧を入力すると選択している周波数のバンドによって、4つの周波数の出力が予期される。従って、設計者がもっとも自分の使用目的に合致するように低電位VLo、高電位VHiを求めればいい。図8では最も出力信号の周波数が低いBand#4を基準に低電位VLoを決定し、かつ、出力信号の周波数が最も高いBand#1を基準に高電位VHiをそれぞれ決定している。しかし、低電位VLo、高電位VHiの決定方法はこれにこだわるものではない。また、周波数のバンドによって低電位VLo、高電位VHiを切り替えられるようにしても問題は無い。
いずれにしても、本発明はPLLロックが外れる前にオートバンドセレクト動作を行うことが求められる。従って、PLLロックが外れないうちに低電位VLo、高電位VHiに到達するように設定することが求められる。
以上の回路構成を踏まえつつ、基準周波数生成ブロックを構成するPLL5、BB制御回路14及びRF制御回路24の動作を説明する。図9は本発明の基準周波数生成ブロックの動作を示すシーケンスチャートであり、図10は本発明の基準周波数生成ブロックの動作中のタイミングチャートである。なお各図の括弧で囲われた数字((1)など)は両図で対応したイベントであることを表す。
検出信号131が所定の範囲を逸脱すると(1)、検出回路133のフリップフロップ306はLKDETB信号61を1(=ヒステリシスコンパレータ307の出力の値)にする。
これをBB制御回路14が検知すると、BB制御回路14はWarm−up信号63を0にすると共に、送信モード信号64、受信モード信号65も合わせて0とする(2)。これらのBB制御回路14の一連の処理をリフレッシュ処理という。
Warm−up信号63が0になったことをRF制御回路24が感知すると、検出回路133の動作をとめるべくRF制御回路24はLKDTOEN信号62を0にする(3)。これにより、PLL5に含まれる検出回路133内のフリップフロップ306にリセットがかかり、検出回路133は停止状態になる(ステップS2001)。
フリップフロップ306がリセットされることで、LKDETB信号61は0になる(4)。これにより、オートバンドセレクト開始前の処理が終了することとなる。
LKDETB信号61が0になったことを受けて、BB制御回路14はWarm−up信号63を1にする(5)。同時に、BB制御回路14は自身が有するオートバンドセレクト期間を計測するWarm−upカウンタのカウントアップを開始する(ステップS2002)。またWarm−up信号が「1」になったのをきっかけに、RF制御回路24はオートバンドセレクト信号117を出力することでVCO103のバンド選択を実行する(6)。
カウントアップが始まったBB制御回路14のカウンタが規定の時間の経過後、RF制御回路24はカウンタの動作を停止し、カウンタをリセットする(ステップS2003)。このステップS2002からステップS2003までの時間は約200μsである。
Warm−up信号が1になったのを受けて、RF制御回路24はオートバンドセレクト信号をPLLに出力する(6)。これによりPLL5のVCO103の動作帯域を設定する。
VCO103の動作帯域の設定が終わった後PLL5の安定動作を待つために、RF制御回路24は自身の持つPLL待機カウンタの動作を開始する(ステップS2004)。カウントアップ開始後に所定のカウント動作を追えた後にこのPLL待機カウンタの動作を停止しリセットする(ステップS2005)。このカウントアップ開始から終了までは約20μsを想定するが、設計事項であり適宜変更してもよい。
ステップS2005終了後、PLLは十分に安定したものと考えられる。従って、RF制御回路24はLKDTOEN信号62を1にする(7)。これにより検出回路133が起動し、PLL5は全ての機能を提供可能な状態になる(ステップS2006)。
BB制御回路14では、Warm−upカウンタの停止により、バンドの選択を終え、RF処理部側の回路が安定するのに十分な時間(図9では200μs)が経過したものと考える。そこで、必要に応じて、BB制御回路14は送信モード信号64または受信モード信号65のいずれかを1にする。なお、図10では受信モード信号(RXEN)65が1になっている。
なお、図9及び図10の処理期間中は外部との通信はできない。従って、上位のプロトコルで通信の一次中断(サスペンド)等を合わせて行うのも有効であろう。
以上のように、本発明の適用により、PLLロックの状況を知ることができる。そして、PLLロックが外れる直前でオートバンドセレクト動作を行うことで、PLLロック設定をやり直し、長期にわたって安定した送受信を行うことを可能にする。
なお、本実施の形態は適宜、形態を変化させて実施することも可能である。たとえば、図6の検出回路133を別の形態に置き換えるなども可能である。
図11は本発明の第1の実施の形態に適用可能な別の検出回路133−2の構成を表すブロック図である。
この検出回路133−2と図6の検出回路133を対比すると、フリップフロップ306の有無が大きな相違である。すなわちヒステリシスコンパレータ307の出力をLKDTOEN信号と論理積をかけるだけでLKDETB信号61として出力している。詳細なタイミングはクロック同期をしていないため検出回路133とは相違するが、これでも実用にはなんら問題とはならない。
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態では、全てデジタル信号として取り扱う点に特徴がある。
図12は本発明の第2の実施の形態に関わるPLL5−2の構成を表すブロック図である。このPLL5−2は位相周波数比較器(PFD)150、TDC(時間―デジタル変換器:Time to Degital Converter)151、DLF(デジタルローパスフィルタ:Digital Low Pass Filter)152、DCO(デジタル制御発信器:Digital Controled Oscillator)153、及び分周器104を含んでなるフェイズロックループ部と、デジタルコンパレータ183を含む。このうち、分周器104は第1の実施の形態と同じものであるので説明は省略する。
位相周波数比較器(PFD)150は、第1の実施の形態同様、リファレンスクロック信号46と分周器104の出力の位相が同期しているかを見る差動増幅器である。ただし、本実施の形態ではTDC151が利用し易いように、出力信号として位相差分の幅を持ったパルス信号と極性反転信号が出力される点で位相周波数比較器100と相違する。
TDC151は、所定のスタート・ストップ信号の間にいくつの基準クロックが含まれるかをみる時間計測回路である。
DLF152は、アナログ信号を標本化・量子化のちのデジタル信号をデジタルデータから閾値以上の周波数成分を除去するためのデジタルフィルタである。
DCO153は、一般的には奇数個のリングオシレータを直列に接続して動作する10MHz以上の周波数信号を出力する発信器である。
デジタルコンパレータ183は、デジタルコンパレータ183内部で持つ上限値及び下限値のデジタルデータとTDC151からDLF152に出力される信号を比較する比較器である。
第1の実施の形態では、図7に示すようにアナログのVHi、VLoを用いてアナログ信号により対比を行っていた。このため抵抗R2を介することで、検出回路133で生じたノイズがVCO103に与える影響を小さくしていた。これに対し、本実施の形態では、デジタル信号を用いて対比を行っている。デジタル信号はアナログ信号と異なり外乱の影響を受けにくい為、抵抗を介する必要は無い。従ってDLF152に入力されるデジタルデータをデジタルコンパレータ183に直接入力している。
なお、図示していないが、デジタルコンパレータ183はVHi、VLoのデジタル値をレジスタやメモリによって保持している。これらを書き換える手段を提供することで、事後的にVHi、VLoの値を修正できる利点もある。
このようにすることで、第1の実施の形態と同様の結果を得ることが可能となる。
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、PLL5中にVCO103を有する。そして、このVCO内のスイッチを切り替えることで回路中の容量を可変させることでVCO103の調整を行っていた。
これに対し、本実施の形態では、PLL5−3中に温度特性が異なるVCO103a及びVCO103bを含む。また、それぞれのVCO内のスイッチ(図1の1004に相当)に対してデコーダ105−3が切り替え可能なようになっている。
図13は、本発明の第3の実施の形態に関わるPLL5−3の構成を表すブロック図である。
なお、本図面ではVCO103a及びVCO103bの前後にスイッチなどは挿入されていない。しかし、これは回路実装上の要請によって適宜挿入し、いずれのVCOを用いるか決めても良い。また、各VCO内のスイッチ(図1の1004に相当)中にVCOからの出力をとめるスイッチを含んでいてもよい。
このようにデコーダ105−3がVCO103a及びVCO103bの選択及び各VCOの内部のスイッチ(図1の1004に相当)を切り替える。このようにすることで、幅広い温度に対応したPLLの提供が可能となる。
(第4の実施の形態)
最後に第4の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態ないしは第3の実施の形態では、VCOに対する温度特性の調整の結果PLLロックが維持されることを前提に説明を行った。しかし、実際の使用シーンでは、必ずしもPLLロックが維持されるとは限らない。
そこで、PLLロックが維持されない場合の無線LAN用の送受信器の動作を想定したのが第4の実施の形態である。
本実施の形態に関わるPLLを用いる送受信器においては、通常の動作状態時においては、必ず受信側ブロックと送信側ブロックのいずれかのブロックが動作する。従って、RXENおよびTXENの双方が0になるのは図10のIDLE期間またはWarm−up期間のいずれかしかない。本実施の形態では、このRXENおよびTXENの状態を参考にしてロックがすぐに外れたかを判断することが特徴となる。
図14は本発明の第4の実施の形態に関わる無線送受信器を表すブロック図である。
第1の実施の形態と相違している点としてはRF制御回路24−4からBB制御回路14−4に対して、UNLOCK信号66が出力されている点にある。
このUNLOCK信号66はWarm−up期間中にRF制御回路24−4がLKDTOEN信号を1にした後、受信モード信号(RXEN)65及び送信モード信号(TXEN)64が共に0の間にLKDETB=1になったときに出力される。このUNLOCK信号66が1の時には、BB制御回路14−4はPLLの動作が補償されていないという判断を下すことが可能となる。
図15は本発明の第4の実施の形態に関わるシーケンスチャート等である。また、図16は本発明の第4の実施の形態に基準周波数生成ブロックの動作中のタイミングチャートである。この2つの図も図9と図10同様に同じ処理については同じ番号を付している。
図15のシーケンスチャートの上半分(点線で囲まれた部分より上)は想定するシチュエーションを説明するものであり、図9後半と同様である。「オートバンドセレクト信号出力(6)」より前の処理は図9を確認されたい。
また図15の点線で囲まれた部分は、検知すべき状況を説明するものである。すなわち、RF制御回路24−4がLKDTOEN信号を1にした直後(受信モード65又は送信モード信号64のいずれかが1になるまでの間)にPLL5から出力されるLKDETB信号が1になったかをRF制御回路24−4が検知する処理を表す。
図9でも表したとおり、オートバンドセレクト(6)後、PLLの動作の安定を待つために、RF制御回路24−4はPLL待機カウンタを動作させ(S2004)、所定のカウントを行った後(約20μs後)、LKDTOEN信号を1にする(7)。この短い時間(20μs+α)でもロックが維持できない場合、LKDTOEN信号が1になってから、すぐにLKDETB信号が1になる(図15(1))。このように極短時間で再度LKDETB信号が1になった場合、PLL5が故障しているものと考えられる。これを検出して故障時動作を行う。
まず、LKDTOEN信号を1にした後(7)、RF制御回路24−4は受信モード信号(RXEN)65及び送信モード信号64が双方0であるかを確認する。これはWarm−up状態であるかの確認のためである(ステップS3001)。
Warm−up状態になければ(ステップS3001:No)、通常の処理を続行し、故障検出は行わない(図9の(2)以降)。
一方、Warm−up状態であれば(ステップS3001:Yes)、RF制御回路24−4はUNLOCK信号を1とする(8)。BB制御回路14−4はUNLOCK信号の入力により故障検出が可能となり、故障発生時にはエラーコードの表示などのエラー対応画面に移行することが可能となる。
このように、周波数ロック実行直後のWarm−up状態の期間中にPLL5−4の周波数ロックが外れる場合にはPLL自体に問題があるとして、継続使用の中止やサポートへの連絡等を使用者に促すことが可能となる。
なお、図16では200μsで送信モード(受信モード)に移行していないが(図中に200μsの記載無し)、これはUNLOCK信号が1になったためである。
上記説明ではWarm−up状態か否かを受信モード信号65及び送信モード信号64のいずれもが0であることで判定した。しかし、別の判定基準、たとえば専用のレジスタ、などがあるのであれば、それをRF制御回路24−4が検知してWarm−up状態か否かを判定してもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは言うまでもない。
本明細書の説明では、主に無線LAN等の同一周波数帯を継続使用することを想定した通信プロトコルで使用する送受信器に適用したPLLに本発明を適用することを説明した。しかし、これだけに限らず、BB側とRF側の制御を分離したPLLの制御方法には広範に適用することが可能である。
C1、C2、C3…容量、R1、R2、R3…抵抗、
VHi…高電位、VLo…低電位、
1…受信用アンテナ、4…LNA(低ノイズ増幅器)、
5、5−2、5−3、5−4…PLL、6r、6t…90度位相器、
7…復調用ミキサ、
11i、11q…受信用ローパスフィルタ(受信用LPF/PGA)、
12…RSSI、14、14−4…BB制御回路、24、24−4…RF制御回路、
28…送信用アンテナ、30i、30q…送信用ミキサ、
31i、31q…送信用ベースバンドLPF、33…変調回路、39…復調回路、
40…送信用アンプ、41…RF処理部、42…BB処理部、
46…リファレンスクロック信号、49、50i、50q…ADC、
51i、51q…DAC、61…LKDETB信号、62…LKDTOEN信号、
63…Warm−up信号、64…受信モード信号、65…送信モード信号、
66…UNLOCK信号、100…位相周波数比較器(PFD)、
101…チャージポンプ(CP)、102、102´…ループフィルタ、
103、103a、103b…電圧制御発振回路(VCO)、104…分周器、
113…チャージポンプ出力信号、114…VCO制御電圧信号、
131…検出信号(VTUNE)、133…検出回路、151…TDC、
152…DLF、153…DCO、183…デジタルコンパレータ、
301a…高電位側ヒステリシスコンパレータ、
301b…低電位側ヒステリシスコンパレータ、
303…クロック発生回路、305…ANDゲート、306…フリップフロップ、
307…ヒステリシスコンパレータ、
1001…PMOSクロスカップル、1002…NMOSクロスカップル、
1003…容量切替スイッチ群、1004…スイッチ。

Claims (7)

  1. 制御電圧を可変させることで周波数を動的に変動することが可能な電圧制御発振回路と、前記制御電圧が所定の範囲に含まれているかを判定する制御電圧レンジ検出処理を行う検出回路と、を含むPLL回路であって、
    前記検出回路は前記制御電圧レンジ検出処理で前記制御電圧が前記所定の範囲に含まれていない際に周波数ロックが外れたことを示すLKDETB信号を出力することを特徴とするPLL回路。
  2. 請求項1に記載のPLL回路において、更にノイズを排除するループフィルタを含み、
    前記ループフィルタはCR1段のローパスフィルタを有し、
    前記ローパスフィルタの入力側に第1の抵抗及び第1の容量が直列に接続して接地され、
    前記検出回路は前記第1の抵抗及び前記第1の容量の接続点の電圧を前記制御電圧レンジ検出処理で用いることを特徴とするPLL回路。
  3. 請求項1に記載のPLL回路において、前記検出回路には更にLKDTOEN信号の入力端子を備え、
    前記検出回路は前記LKDTOEN信号によって前記制御電圧レンジ検出処理を実行するかを決定することを特徴とするPLL回路。
  4. 制御電圧を可変させることで周波数を動的に変動することが可能な電圧制御発振回路と、前記制御電圧が所定の範囲に含まれているかを判定する制御電圧レンジ検出処理を行う検出回路と、を含むPLL回路と、RF制御回路と、ベースバンド制御回路と、を含む送受信器であって、
    前記検出回路は前記制御電圧レンジ検出処理で前記制御電圧が前記所定の範囲に含まれていない際に周波数ロックが外れたことを示すLKDETB信号を前記ベースバンド制御回路に出力し、
    前記LKDETB信号を受けた前記ベースバンド制御回路は前記RF制御回路をアイドル状態に移行させた後にオートバンドセレクト処理を実行させることを特徴とする送受信器。
  5. 請求項4に記載の送受信器において、前記LKDETB信号は前記RF制御回路にも出力され、
    前記ベースバンド制御回路から前記RF制御回路に送信モード信号又は受信モード信号が出力し、
    前記オートバンドセレクト処理後、前記送信モード信号又は前記受信モード信号が入力される前に、前記LKDETB信号を受けた前記ベースバンド制御回路はUNLOCK信号を前記ベースバンド制御回路に出力することを特徴とする送受信器。
  6. 請求項5に記載の送受信器において、前記UNLOCK信号を受けた前記ベースバンド制御回路は障害時処理を実行することを特徴とする送受信器。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の送受信器を含むことを特徴とする携帯情報端末。
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