JP2010206353A - ラジオ放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アナログ及びデジタルのラジオ放送を受信可能であって、ノイズの発生が十分に抑制されるラジオ放送受信装置を安価にて提供する。
【解決手段】ラジオ放送受信装置は、メイン基板(20)と、メイン基板(20)の少なくとも一部と対向する第一のサブ基板(30)と、メイン基板(20)と第一のサブ基板(30)とを接続する第一のコネクタと、メイン基板(20)に設けられた、アナログ放送及び第一のデジタル放送受信用の第一の高周波受信回路、並びに、アナログ放送復調回路と、第一のサブ基板(30)に設けられ、第一のコネクタを介して第一の高周波受信回路に電気的に接続されるデジタル放送復調回路と、メイン基板(20)上に配置され、第一の高周波受信回路を覆う金属製のケース(27)とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明はラジオ放送受信装置に関する。
近年、ラジオ放送受信装置には、デジタル復調機能を有するものがある。
この種のラジオ放送受信装置として、例えば、特許文献1が開示する高周波装置は、筐体内に第1の基板部と第2の基板部とを有する。第1の基板部は、高周波信号をFM復調し、第2の基板部は、FM復調された信号をデジタル復調する。
ここで、この先行技術の高周波装置にあっては、第1の基板部と第2の基板部との間での電気的影響をなくすべく、第1の基板部及び第2の基板部のアース面が相互に対向させられている。
特開平9−97993号公報(例えば、請求項11、段落番号0016、図3等)
しかしながら、先行技術の高周波装置にあっても、第1の基板部及び第2の基板部が同一の筐体内にあることから、第2の基板部がデジタル復調を行うと、その電気的影響を受けて第1の基板部でノイズが発生してしまう。
一方、日本ではアナログラジオ放送が主体であるのに対し、欧州ではDAB(Digital Audio Broadcasting)と称されるデジタルラジオ放送が行われており、米国ではIBOC(In Band On Channel)方式のデジタルラジオ放送が行われている。
そして、日本、欧州及び米国のラジオ放送では、アナログとデジタルという違いのみならず、周波数帯においても違いがあるため、日本、欧州及び米国ではラジオ放送受信装置の仕様が異なってしまう。複数の仕様を別々に製造した場合、ラジオ放送方受信装置の価格が高くなってしまう。
本発明は上記した事情に鑑みてなされ、その目的とするところは、アナログ及びデジタルのラジオ放送を受信可能であって、ノイズの発生が十分に抑制されるラジオ放送受信装置を安価に提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は以下の解決手段を採用する。
解決手段1:本発明の一態様によれば、メイン基板と、前記メイン基板の少なくとも一部と対向する第一のサブ基板と、前記メイン基板と前記第一のサブ基板とを接続する第一のコネクタと、前記メイン基板に設けられた、アナログ放送及び第一のデジタル放送受信用の第一の高周波受信回路、並びに、アナログ放送復調回路と、前記第一のサブ基板に設けられ、前記第一のコネクタを介して前記第一の高周波受信回路に電気的に接続されるデジタル放送復調回路と、前記メイン基板上に配置され、前記第一の高周波受信回路を覆う金属製のケースとを備えることを特徴とするラジオ放送受信装置が提供される。
本発明のラジオ放送受信装置によれば、第一の高周波受信回路は、金属製のケースのシールド効果によって、デジタル放送復調回路の電気的影響を受けない。この結果として、このラジオ放送受信装置によれば、ノイズの発生が抑制された状態で、アナログ放送及びデジタル放送が受信及び復調される。
解決手段2:ラジオ放送受信装置は、好ましくは、前記第一のサブ基板の少なくとも一部と対向する第二のサブ基板と、前記第一のサブ基板と前記第二のサブ基板とを接続する第二のコネクタと、前記第二のサブ基板に設けられ、前記第二のコネクタを介して前記デジタル放送復調回路に電気的に接続される第二のデジタル放送受信用の第二の高周波受信回路とを更に備える。
解決手段2のラジオ放送受信装置では、第二の高周波受信回路が、第一の高周波受信回路とは異なる周波数帯のラジオ放送を受信する。従って、このラジオ放送受信装置によれば、より多くのラジオ放送が受信及び復調される。
解決手段3:好ましくは、前記第一の高周波受信回路は、AM放送及びFM放送のうち少なくとも一方の帯域の受信回路である。
解決手段3のラジオ放送受信装置では、第一の高周波受信回路によって、AM放送及びFM放送のうち一方又は両方が受信される。この場合、第一の高周波受信回路によって、使用する周波数帯の関係から、日本のアナログのラジオ放送はもとより、米国のデジタルのラジオ放送も受信される。この結果として、このラジオ放送受信装置は、日本のみならず米国でも使用可能である。
解決手段4:好ましくは、前記第二の高周波受信回路が欧州向けデジタルラジオ受信回路である。
解決手段4のラジオ放送受信装置では、第二の高周波受信回路によって、欧州のデジタルラジオ放送が受信される。この場合、第二の高周波受信回路によって受信されたデジタル信号を、デジタル復調回路が復調することによって、欧州のデジタルラジオ放送が受信及び復調される。一方、欧州のアナログ放送は、第一の高周波受信回路によって受信され、アナログ復調回路で復調される。
従って、このラジオ放送受信装置によれば、欧州のアナログ及びデジタルのラジオ放送を全て受信及び復調可能である。
以上のように本発明によれば、ノイズの発生が抑制されながら、アナログ及びデジタルのラジオ放送が受信及び復調される。
また、本発明によれば、メイン基板及び第一のサブ基板に、必要に応じて更に第二のサブ基板に機能が分担させられている。これらの基板を適当に組み合わせることで、例えば日本、米国、及び、欧州等の仕向地に応じて、仕様が容易に変更される。
その上、メイン基板は仕向地にかかわらず共通に使用され、第一のサブ基板は、米国及び欧州のいずれの仕様においても共通に使用されることから、これらの原価が低減される。この結果として、本発明によれば、複数の仕様のラジオ放送受信装置が安価にて提供される。
第一実施形態に係るラジオ放送受信装置をセット基板に接続された状態にて概略的に示す斜視図である。 図1のラジオ放送受信装置を分解した状態で示す斜視図である。 図1のラジオ放送受信装置の電気回路の概略を示すブロック図である。 第二実施形態に係るラジオ放送受信装置をセット基板に接続された状態にて概略的に示す斜視図である。 図4のラジオ放送受信装置を分解した状態で示す斜視図である。 図4のラジオ放送受信装置の電気回路の概略を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
〔第一実施形態〕
図1は、第一実施形態に係るラジオ放送受信装置をセット基板10に接続された状態にて概略的に示す。ラジオ放送受信装置は、ラジオ放送を受信して復調し、これによって得られた音声信号をセット基板10に供給する。ラジオ放送受信装置及びセット基板10は、例えばカーステレオのラジオを構成し、音声信号は、適当に増幅されてスピーカーから出力される。
ラジオ放送受信装置は、例えば、米国向けのカーステレオに適用され、米国でアナログ放送及びデジタル放送を受信可能である。なお、米国のデジタル放送はIBOC方式を採用している。
具体的には、ラジオ放送受信装置は、メイン基板20を有し、メイン基板20には、その側縁に沿って、例えば100ピン用のソケット21が取り付けられている。セット基板10には、例えば、100ピンのプラグ11が取り付けられており、ソケット21に対し、プラグ11が引き抜き可能に差し込まれる。つまり、ソケット21及びプラグ11は、メイン基板20とセット基板10とを機械的及び電気的に接続するためのコネクタを構成している。
なお、ソケット21及びプラグ11は、セット基板10に対して、メイン基板20が垂直になるよう、それぞれ配置されている。
また、ラジオ放送受信装置は、第一のサブ基板30を有し、第一のサブ基板30の広さは、メイン基板20に比べて同等か若しくは小さい。第一のサブ基板30の一方の面には、例えば12ピン用のソケット32と20ピン用のソケット33とが取り付けられている。これらソケット32,33は、サブ基板30の端縁に沿うようにそれぞれ配置され、サブ基板30の長さ方向に相互に離間している。
一方、メイン基板20には、例えば6ピンのプラグ22と10ピンのプラグ23が取り付けられている。これらプラグ22,23は、セット基板10の端縁に沿うようにそれぞれ配置され、ソケット21の長さ方向に相互に離間している。
これらのプラグ22,23は、ソケット32,33に対して引き抜き可能にそれぞれ差し込まれる。つまり、ソケット32,33及びプラグ22,23は、メイン基板20と第一のサブ基板30とを、一定の間隔を存して機械的及び電気的に接続するためのコネクタ(第一のコネクタ)を構成している。
なお、ソケット32,33及びプラグ22,23は、ソケット21に占有された領域を除いたメイン基板20の領域と、第一のサブ基板30の略全域とが対向するように、それぞれ配置されている。従って、第一のサブ基板30も、セット基板10に対して垂直に配置されている。
図2は、ラジオ放送受信装置を分解した状態で示す斜視図である。
図2に示したように、メイン基板20には、プラグ22,23が取り付けられたのと同一の面(第一の面)に、例えば2つのLSIチップ24,25が実装されている。これらLSIチップ24,25は、プラグ22とプラグ23との間に位置付けられている。
また、メイン基板20には、他方の面に例えば1つのLSIチップ26が実装されている。
更に、メイン基板20の第一の面には、LSIチップ24,25を覆うように金属製のシールドケース27が取り付けられている。シールドケース27は、例えば、メイン基板20と第一のサブ基板30との間に配置可能なように偏平な直方体形状をなし、第一の面側にのみ開口を有する。シールドケース27の開口縁は、メイン基板20の第一の面にほぼ当接している。
一方、第一のサブ基板30には、ソケット32,33とは反対側の面の略中央に、例えば1つのLSIチップ34が実装されている。また、当該反対側の面には、第一のサブ基板30の端縁に沿うように、フラットケーブル用の接続端子35が取り付けられている。ただし、接続端子35は省略してもよい。
図3は、ラジオ放送受信装置の電気回路の概略を示すブロック図である。
〔フロントエンド〕
図3に示したように、メイン基板20に実装されたLSIチップ24,25は、フロントエンドを構成している。具体的には、LSIチップ24,25は同調部40を有し、同調部40には、外部のアンテナ12が電気的に接続される。同調部40は、選択された周波数を有する高周波の電磁波をアンテナ12と協働して受信し、受信した電磁波を受信信号として出力する。
同調部40の出力側には、高周波増幅部41が電気的に接続されている。高周波増幅部41は、入力された受信信号を適当な増幅率にて増幅し、出力する。
高周波増幅部41の出力側には、周波数混合部42が電気的に接続されている。また、周波数混合部42は、所定周波数の信号(局部発振信号)を出力する局部発振部43に接続されている。周波数混合部42は、入力された受信信号と局部周波数信号とを混合し、中間周波数信号を生成する。
周波数混合部42の出力側には、中間周波数増幅部44が接続されている。中間周波数増幅部44は、入力された中間周波数信号を増幅して出力する。
なお、フロントエンドは、AM放送及びFM放送のうち一方又は両方を受信可能であることが好ましい。
〔アナログバックエンド〕
また図3に示したように、メイン基板20に実装されたLSIチップ26は、アナログバックエンドを構成している。具体的には、LSIチップ26は、A/D変換部50を有し、A/D変換部50は、中間周波数信号をデジタル信号に変換して出力する。
A/D変換部50の出力側には復調部51が接続され、復調部51は入力されたデジタル信号を復調して、例えばステレオ形式の音声信号を得る。音声信号は、コネクタを通じてセット基板10に供給され、そして、スピーカー等の出力装置を通じて音声として出力される。
なお、フロントエンドに対応して、アナログバックエンドも、アナログのAM放送及びFM放送のうち一方又は両方を復調可能であることが好ましい。
〔デジタルバックエンド〕
一方、図3に示したように、第一のサブ基板30に実装されたLSIチップ34は、同じく第一のサブ基板30に実装された、不揮発性の書き換え可能なメモリであるフラッシュメモリ61及び揮発性の書き換え可能なメモリであるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)62とともに、デジタルバックエンドを構成している。LSIチップ34は、IBOCプロセッサー60であり、IBOC方式のデジタルラジオ放送をフロントエンドが受信したときに、アナログバックエンド及び第一のコネクタを介して、フロントエンドから中間周波数信号を受け取る。そして、LSIチップ34は、受け取った中間周波数信号を復調し、デジタルの音声信号を出力する。この音声信号は、第一のコネクタ及びアナログフロントエンドを構成するLSIチップ34を介して、セット基板10に供給される。
具体的には、IBOCプロセッサー60は、フラッシュメモリ61に記憶されたIBOC方式のためのプログラムに従って、SDRAM62を利用しながら、中間周波数信号を復調し、デジタルの音声信号を得る。得られたデジタルの音声信号の伝送方式としては、例えばI2S(Inter IC Sound)方式を採用することができる。
なお、図2中では、フラッシュメモリ61及びSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)62は省略されている。
デジタルバックエンドも、フロントエンドに対応して、デジタルバックエンドも、デジタルのAM放送及びFM放送のうち一方又は両方を復調可能であることが好ましい。
なお、不揮発性の書き換え可能なフラッシュメモリ61に代えて、不揮発性の読み込みのみ可能なメモリであるROMを使用してもよい。
上述した第一実施形態のラジオ放送受信装置によれば、フロントエンド(第一の高周波受信回路)を構成するLSIチップ24,25が、金属製のシールドケース27のシールド効果によって、デジタルバックエンド(デジタル放送復調回路)を構成するLSIチップ34の電気的影響を受けない。この結果として、このラジオ放送受信装置によれば、ノイズの発生が抑制された状態で、アナログ放送及びデジタル放送が受信及び復調される。
また、上述した第一実施形態のラジオ放送受信装置では、フロントエンドによって、AM放送及びFM放送のうち一方又は両方が受信される。この場合、フロントエンドによって、米国のデジタルのラジオ放送が受信される。この結果として、このラジオ放送受信装置は米国で使用可能である。
なお、使用する周波数帯の関係から、上述した第一実施形態のラジオ放送受信装置から第一のサブ基板30を省略しても、アナログのAM及びFMラジオ放送を受信して復調することが可能である。従って、第一実施形態のラジオ放送受信装置から第一のサブ基板30を省略すれば、アナログ用のラジオ放送受信装置が得られる。
〔第二実施形態〕
以下、第二実施形態に係るラジオ放送受信装置について説明する。第二実施形態のラジオ放送受信装置は、例えば、欧州向けのカーステレオに適用され、欧州でアナログ放送及びデジタル放送(DAB)を受信可能である。
なお、第一実施形態と同一の構成及び機能を有する部材については、同一の符合を付して説明を省略する。
図4は、第二実施形態に係るラジオ放送受信装置をセット基板10に接続された状態にて概略的に示す。このラジオ放送受信装置は、第二のサブ基板70を更に有し、第二のサブ基板70の広さは、第一のサブ基板30と比べて同じか若しくは小さい。
図5は、ラジオ放送受信装置を分解して示す斜視図である。図5に示したように、第二のサブ基板70には、その端縁に沿うように例えば12ピン用のソケット71が取り付けられている。一方、第一のサブ30には、例えば6ピンのプラグ36が、ソケット32とは反対側の面に取り付けられている。プラグ36は、第一のサブ基板30の端縁に沿うように配置され、ソケット32の裏側に位置している。従って、プラグ36と接続端子35との間に、LSIチップ34が位置している。
ソケット71に対しては、プラグ36が引き抜き可能に差し込まれる。つまり、ソケット71及びプラグ36は、第一のサブ基板30と第2のサブ基板70とを、一定の間隔を存して機械的及び電気的に接続するためのコネクタ(第二のコネクタ)を構成している。
なお、ソケット71及びプラグ36は、第一のサブ基板30と第二のサブ基板70の略全域とが対向するように、それぞれ配置されている。メイン基板10、第一のサブ基板30及び第二のサブ基板70は相互に平行であり、第二のサブ基板70も、セット基板10に対して垂直に配置されている。
また、第二のサブ基板70には、ソケット71とは反対側の面の略中央に、例えば2つのLSIチップ74,75が実装されている。
図6は、第二実施形態のラジオ放送受信装置の電気回路の概略を示すブロック図である。
〔フロントエンド〕
図6に示したように、第二のサブ基板70に実装されたLSIチップ74,75は第二のフロントエンド(第二の高周波受信回路)を構成している。具体的には、LSIチップ24,25は、BandIII(VHF帯)及びL−Band(1.4GHz)の両方のためのフロントエンドを構成し、BandIII及びL−Bandのための同調部80,81を別々に有する。
なお、このフロントエンドは、BandIII及びL−Bandを受信可能であることが好ましいが、他の周波数帯の高周波を受信可能であってもよい。
同調部80,81には、外部のアンテナ14が電気的に接続され、同調部80,81は、選択された周波数を有する高周波の電磁波をアンテナ14と協働して受信し、受信した電磁波を受信信号として出力する。
同調部80,81の出力側には、高周波増幅部82,83が電気的に接続されている。高周波増幅部82,83は、入力された受信信号を適当な増幅率にて増幅し、出力する。
高周波増幅部82,83の出力側には、周波数混合部84が電気的に接続されている。また、周波数混合部84は、所定周波数の信号(局部発振信号)を出力する局部発振部85に接続されている。周波数混合部84は、高周波増幅部82,83のうち一方からの受信信号と局部周波数信号とを混合し、中間周波数信号を生成する。
周波数混合部84の出力側には、中間周波数増幅部86が接続されている。中間周波数増幅部86は、入力された中間周波数信号を増幅して出力する。そして、中間周波数増幅部86の出力側には、インターフェース部87が接続されている。
インターフェース部87を介して、中間周波数増幅部86は第一のサブ基板30に実装されたLSIチップ34に電気的に接続されており、インターフェース部87を介して、増幅された中間周波数信号がLSIチップ34に供給される。
本実施形態では、中間周波数信号を復調可能なプログラムがフラッシュメモリ61にあらかじめ記憶さられている。
このため、LSIチップ34は、DABプロセッサー65であり、米国のIBOC方式のデジタルラジオ放送を復調する機能に代えて、欧州のデジタルラジオ放送を復調処理する機能を有する。
DABプロセッサー65は、入力された中間周波数信号を復調し、復調して得られたデジタルの音声信号を出力する。DABプロセッサー65の音声信号は、第一実施形態の場合と同様に、第一のコネクタ及びLSIチップ34を介して外部に出力される。
上述した第2実施形態のラジオ放送受信装置が欧州で使用される場合、LSIチップ24,25が構成する第一のフロントエンドはアナログ放送を受信する。
一方、LSIチップ74,75によって構成される第二のフロントエンドは、第一のフロントエンドとは異なる周波数帯のデジタルラジオ放送を受信する。従って、このラジオ放送受信装置によれば、より多くのラジオ放送が受信及び復調される。
すなわち、このラジオ放送受信装置によれば、欧州向けのアナログ及びデジタルのラジオ放送の略大半若しくは全部が受信・復調される。
以上のように第一実施形態及び第二実施形態のラジオ放送受信装置によれば、ノイズの発生が抑制されながら、アナログ及びデジタルのラジオ放送が受信及び復調される。
また、第一実施形態及び第二実施形態のラジオ放送受信装置によれば、メイン基板20、第一のサブ基板30、及び、場合によって第二のサブ基板70に機能を分担させたことで、これらの基板20,30,70を適当に組み合わせることで、例えば日本、米国、及び、欧州等の仕向地に応じて、仕様が容易に変更される。
その上、メイン基板20は仕向地にかかわらず共通に使用され、第一のサブ基板30は、ソフト書き換えにより米国仕様及び欧州仕様で共通に使用されることから、量産効果によってこれらの基板20,30の原価が低減される。この結果として、第一実施形態及び第二実施形態のラジオ放送受信装置は安価にて提供される。
本発明は、上述した第一及び第二実施形態に限定されることはなく、種々の変形が可能である。例えば、第一及び第二実施形態のラジオ放送受信装置は、カーステレオ以外のオーディオ機器に適用可能である。
第二実施形態のラジオ放送受信装置では、第二のサブ基板70にLSIチップ74,75を実装して第二のフロントエンドを構成したけれども、第二のサブ基板70を省略し、LSIチップ74,75を第一のサブ基板30に実装してもよい。
第一及び第二実施形態において、メイン基板20、第一のサブ基板30及び第二のサブ基板70に実装されるLSIチップの数は、特に限定されることはなく、LSIチップの仕様に応じて、適宜選択可能である。また、必要に応じて、LSIチップ以外の電子素子をメイン基板20、第一のサブ基板30及び第二のサブ基板70に実装してもよい。
第一及び第二実施形態において、メイン基板20と第一のサブ基板30との間を接続する第一のコネクタ、及び、第一のサブ基板30と第二のサブ基板70との間を接続する第二のコネクタの仕様は特に限定されることはなく、LSIチップの仕様に応じて、適宜選択可能である。
第一及び第二実施形態において、LSIチップ34は、ソフト書き換えによって米国仕様及び欧州仕様のラジオ放送受信装置に適用可能なものであったが、米国専用又は欧州専用のものであってもよい。
10 セット基板
20 メイン基板
22 プラグ(第一のコネクタ)
23 プラグ(第一のコネクタ)
24 LSIチップ(第一の高周波受信回路)
25 LSIチップ(第一の高周波受信回路)
26 LSIチップ(アナログ放送復調回路)
27 シールドケース
30 第一のサブ基板
32 ソケット(第一のコネクタ)
33 ソケット(第一のコネクタ)
34 LSIチップ(デジタル放送復調回路)
36 プラグ(第二のコネクタ)
70 第二のサブ基板
71 ソケット(第二のコネクタ)
74 LSIチップ(第二の高周波受信回路)
75 LSIチップ(第二の高周波受信回路)

Claims (4)

  1. メイン基板と、
    前記メイン基板の少なくとも一部と対向する第一のサブ基板と、
    前記メイン基板と前記第一のサブ基板とを接続する第一のコネクタと、
    前記メイン基板に設けられた、アナログ放送及び第一のデジタル放送受信用の第一の高周波受信回路、並びに、アナログ放送復調回路と、
    前記第一のサブ基板に設けられ、前記第一のコネクタを介して前記第一の高周波受信回路に電気的に接続されるデジタル放送復調回路と、
    前記メイン基板上に配置され、前記第一の高周波受信回路を覆う金属製のケースと
    を備えることを特徴とするラジオ放送受信装置。
  2. 請求項1記載のラジオ放送受信装置において、
    前記第一のサブ基板の少なくとも一部と対向する第二のサブ基板と、
    前記第一のサブ基板と前記第二のサブ基板とを接続する第二のコネクタと、
    前記第二のサブ基板に設けられ、前記第二のコネクタを介して前記デジタル放送復調回路に電気的に接続される第二のデジタル放送受信用の第二の高周波受信回路と
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載のラジオ放送受信装置。
  3. 請求項1又は2に記載のラジオ放送受信装置において、
    前記第一の高周波受信回路は、AM放送及びFM放送のうち少なくとも一方の帯域の受信回路である
    ことを特徴とするラジオ放送受信装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のラジオ放送受信装置において、
    前記第二の高周波受信回路は欧州向けデジタルラジオ受信回路である
    ことを特徴とするラジオ放送受信装置。
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