JP2010205423A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】照明器具10は、本体11内に開口部12からランプ管14が収納され、開口部12がカバー16で覆われ、カバー16は開口部12に着脱可能な枠体21と、枠体21にランプ管14の光を透過する樹脂パネル22と、樹脂パネル22が枠体21から外れることを阻止する押さえ具23とを備えている。カバー16は、樹脂パネル22の両端22b以外の箇所で樹脂パネル22を枠体21に保持することで、樹脂パネル22が移動することを防ぐ両面接着シート32を備えている。
【選択図】図6
Description
この樹脂パネル102は、押付力(すなわち、外力)がパネル自体に直接作用しないように枠体に取り付けられている。
これらの壁部101aは、図13に示すように、樹脂パネル102の四辺に対して所定間隔L1をおいて枠体から立ち上げられ、樹脂パネル102の四辺に当接可能に形成されている。
複数の押さえ具104は、樹脂パネル102に対して上方に所定間隔L2をおいて張り出され、パネル面102aを当接可能に形成されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特に、樹脂パネル102は矩形状に形成されているため、長手方向の膨張・収縮が大きくなり、長手方向の寸法伸縮量が大きくなる。
とする必要がある。
一方、図15に示すように、「膨張したパネル長さ寸法」>「枠体の壁部間の寸法」となると、膨張した樹脂パネル102の両端辺102bが枠体101の壁部101aに当接し、樹脂パネル102が湾曲状に変形する虞がある。
よって、枠体101と樹脂パネル102との間に隙間L3が発生し、照明器具の内部が隙間L3から目視可能となったり、隙間L3から光漏れが発生したりして意匠上好ましくない。
しかし、図17に示すように、枠体101のパネル乗りかかり代(枠幅)Wを大きくすると、樹脂パネル102の透光部が小さくなり器具効率が悪くなってしまう。
パネルを長手方向の中央部で保持することで、パネルの長手方向の膨張・収縮を一方の端部側と他方の端部側とに振り分けることができる。
これにより、枠体のパネル乗りかかり代(枠幅)を小さく抑えることが可能になり、投光部を大きく確保して器具効率を向上させることができる。
これにより、パネル収縮時にパネルと枠体との間に隙間が発生することを防ぐとともに、パネル膨張時にパネルが枠体に当接することを防ぐことができる。
これにより、パネルが枠体内で移動して(ずれて)、枠体に当接して破損が生じることを防止できる。
この両面接着シートは弾性を有しているので、パネルに大きな外力を与えることなく、パネルの膨張・収縮を吸収しながらパネルの位置を保持できる。
パネルの凹部または凸部を押さえ具の嵌合部に嵌合することで、パネルに外力を与えることなく、パネルの膨張・収縮を吸収しながらパネルの位置を保持できる。
第1実施形態に係る照明器具10について説明する。
図1〜図3に示すように、照明器具10は、本体11内に開口部12から直管状のランプ管(ランプ)14が収納され、開口部12が略矩形状のカバー16で覆われている。
本体11は、ボックス状に形成され、下部に開口部12が略矩形状に形成されている。
この枠体21は、一対の長手壁部25および一対の短手壁部26で略矩形枠状に形成されている。
図5(A),(B)に示すように、複数の係止突起28を本体11の係止ばね部29に係止することで、枠体21が本体11に取り付けられた状態に保持される。
係止ばね部29は、板ばねで形成されている。
樹脂パネル22は、押付力(すなわち、外力)がパネル自体に直接作用しないように枠体21に取り付けられている。
すなわち、樹脂パネル22は、図4に示すように、一対の長辺22aおよび一対の短辺(両端)22bで略矩形状に形成されている。
樹脂パネル22は、一対の長辺22aが一対の長手壁部25に対して所定間隔をおいて配置され、図6に示すように一対の短辺22bが一対の短手壁部26に対して所定間隔S1をおいて配置されている。
図7に示すように、複数の押さえ具23は、断面略L字状に形成され、一対の長手壁部25から張出部23aが内側に向けて(すなわち、樹脂パネル22に向けて)張り出されている。
よって、樹脂パネル22が枠体21から上方に外れることを複数の押さえ具23(張出部23a)および複数の係止突起28(張出部28a)で阻止できる。
両面接着シート32は、弾性を有するシートであって、押さえ具23(張出部23a)および樹脂パネル22間に介在されている。
具体的には、他方の接着面32bは、樹脂パネル22の長辺22aにおいて、長手方向の中央部22cに接着されている。
また、押さえ具23を用いて両面接着シート32を支える(形成する)ことで、保持手段を両面接着シート32という簡素な構成で構成することができる。
これにより、枠体21のパネル乗りかかり代(枠幅)を小さく抑えることが可能になり、投光部を大きく確保して器具効率を向上させることができる。
これにより、パネル収縮時に樹脂パネル22と枠体21との間に隙間 が発生することを防ぐとともに、パネル膨張時に樹脂パネル22が枠体21に当接することを防ぐことができる。
これにより、樹脂パネル22が枠体21内で移動して(ずれて)、枠体21に当接して破損が生じることを防止できる。
第2実施形態に係る照明器具40について説明する。
図8〜図9に示すように、照明器具40は、両面接着シート32に代えて保持手段42を備えたもので、その他の構成は第1実施形態の照明器具10と同様である。
貫通孔44は、押さえ具23のうち、凸部43に対向する位置に形成されている。
この貫通孔44は、凸部43が嵌合可能に、凸部43の外形に対して一回り大きな孔に形成されている。
このように、樹脂パネル22の凸部43を貫通孔44に嵌合することで、樹脂パネル22に外力を与えることなく、樹脂パネル22の長手方向の膨張・収縮を一方の端部(短辺)22b側と他方の端部(短辺)22b側とに振り分けることができる。
すなわち、樹脂パネル22に外力を与えることなく、樹脂パネル22の膨張・収縮を吸収しながら樹脂パネル22の位置を保持できる。
さらに、押さえ具23で樹脂パネル22が枠体21から外れることを阻止できる。
第3実施形態に係る照明器具50について説明する。
図10〜図11に示すように、照明器具50は、両面接着シート32に代えて保持手段52を備えたもので、その他の構成は第1実施形態の照明器具10と同様である。
突片54は、押さえ具23のうち、切欠53に対向する位置に、切欠53に向けて突出するように形成されている。
このように、樹脂パネル22の切欠53を突片54に嵌合することで、樹脂パネル22に外力を与えることなく、樹脂パネル22の長手方向の膨張・収縮を一方の端部(短辺)22b側と他方の端部(短辺)22b側とに振り分けることができる。
すなわち、樹脂パネル22に外力を与えることなく、樹脂パネル22の膨張・収縮を吸収しながら樹脂パネル22の位置を保持できる。
さらに、押さえ具23で樹脂パネル22が枠体21から外れることを阻止できる。
例えば、第1実施形態〜第3実施形態で示した照明器具10、本体11、開口部12、ランプ管14、カバー16、樹脂パネル22、押さえ具23、両面接着シート32、保持手段42,52、凸部43、貫通孔44、切欠53および突片54などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
11 本体
12 開口部
14 ランプ管(ランプ)
16 カバー
21 枠体
22 樹脂パネル(パネル)
22b 樹脂パネルの端部(両端)
23 押さえ具
23a,28a 張出部
32 両面接着シート(保持手段)
42,52 保持手段
43 凸部
44 貫通孔(嵌合部)
53 切欠
54 突片(嵌合部)
Claims (4)
- 本体内に前記本体の開口部からランプが収納され、前記開口部にカバーの枠体を取り付けることで、前記枠体に設けられた透光性のパネルで前記ランプを覆う照明器具であって、
前記カバーは、前記パネルの両端以外の箇所で前記パネルを前記枠体に保持することで、前記パネルの移動を阻止するとともに前記パネルの膨張・収縮を両端に振り分ける保持手段を備えたことを特徴とする照明器具。 - 前記パネルが前記枠体から外れることを阻止するために前記枠体の裏面から前記パネルに向けて押さえ具が張り出され、
前記押さえ具を用いて前記保持手段を構成したことを特徴とする請求項1記載の照明器具。 - 前記保持手段は、
前記押さえ具および前記パネル間に弾性を有する両面接着シートを介在させ、
前記両面接着シートの一方の接着面を前記押さえ具に接着可能で、前記両面接着シートの他方の接着面を前記パネルに接着可能としたことを特徴とする請求項2記載の照明器具。 - 前記保持手段は、
前記パネルに凹部または凸部を設け、前記凹部または凸部に嵌合可能な嵌合部を前記押さえ具に設けたことを特徴とする請求項2記載の照明器具。
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