JP2010204242A - 駆動装置、カメラ用シャッタ装置、及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放熱性と電磁波遮蔽性の向上を図る。
【解決手段】シャッタ装置13は、モータ13からの回転が伝達されることでシャッタ羽根31,32が移動して撮影光軸上に配したシャッタ開口を開閉する。モータ13は、周囲にコイル47が巻かれているロータ46と、ロータ46を回転自在に支持するコイル枠52と、コイル枠52の外周に配されているヨーク48と、で構成されている。モータ33は、保持部材45を介してシャッタ地板35に取り付けられる。保持部材45は、高熱伝導樹脂材料で作られており、一部が外に露呈し、かつ他部がコイル47、及びヨーク48に接触している。
【選択図】 図5

Description

本発明は、回転力を発生する駆動装置、この駆動装置の駆動を利用してシャッタ羽根を開閉するカメラ用シャッタ装置、このカメラ用シャッタ装置を用いる撮像装置に関する。
従来、カメラ用シャッタ装置には、ムービングマグネット型モータを用いたものが知られている(特許文献1)。このモータは、一般的に、2極に着磁された永久磁石製の回転子が、その径方向位置において回転軸と平行に延伸した駆動ピンを有していて、その回転子は、固定子コイルに対する通電方向に対応した方向へ所定の角度範囲で回転できるように構成されており、低コストで小型化し易い。ところで、カメラ用シャッタ装置も軽量化が望まれている。そこで、近年では、シャッタ装置の部品の材料が金属から樹脂に変わりつつある。
実開平6−15041号公報
モータは、通電によりコイルから発熱する。モータ部品が殆ど金属製であれば、その影響は受けない。また、モータに多くの樹脂製部品を用いていても、シャッタ地板が金属製であれば放熱され、モータの樹脂製部品が高温となるようなことがない。
ところが、シャッタ地板までも樹脂製に変えると、短時間しか通電しない日中での撮影の場合は特に問題がないのに対し、例えば高速連写撮影時には問題になる。近年、コンパクトなデジタルカメラでも、3コマ/秒を越える高速な連写撮影機能をもつものが多い。連写撮影では、シャッタ羽根を長時間作動状態にしておかなければならない。このため、コイルに対して通電を続けることになる。コイルに対する通電時間が長ければ長いほど、モータの樹脂製部品における蓄熱量は大きくなる。一般的に、樹脂製部品は、例えば70℃を超えると、その部品が変形する。モータの樹脂製部品が変形すると、シャッタ羽根が適正な閉じ作動を行なえなくなってしまう。
また、モータは、高温になると、磁気飽和現象を起こしてトルクが低下してシャッタ羽根が正確に開閉できないおそれがある。
また、ムービングマグネット型モータは、磁場の影響を受けやすい。外部からの漏れ磁界による影響により、磁石が形成する磁界が乱れると、誤動作を起こし、その結果、シャッタ羽根が正確な位置に移動しない問題があった。
本発明は、前述した問題点を解決するためになされたものであり、シャッタ羽根を駆動するモータの発熱を極力放熱して樹脂製部品の変形や高温による磁気飽和を防止するとともに、外部からの漏れ磁界による影響も防止することができるように工夫した駆動装置、カメラ用シャッタ装置、及び撮像装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の駆動装置では、周囲にコイルが巻かれているロータと、前記ロータを回転自在に支持するコイル枠と;前記コイル枠の外周に配されているヨークと、を備えた駆動装置において;高熱伝導樹脂材料で作られており、一部が外に露呈し、かつ他部が前記コイル、及び前記ヨークに接触するように取り付けられている高熱伝導樹脂部材を備えたものである。
高熱伝導樹脂部材としては、コイル枠としてもよいし、コイルとヨークとの間に充填されたものとしてもよい。
本発明のカメラ用シャッタ装置は、周囲にコイルが巻かれているロータと、前記ロータを回転自在に支持するコイル枠と、前記コイル枠の外周に配されているヨークと、を有する駆動装置と;前記駆動装置から得られる回転力を利用して移動されることで撮影光軸上に配されるシャッタ開口を開閉するシャッタ羽根と;高熱伝導樹脂材料で作られており、一部が前記駆動装置の外に露呈し、かつ他部が前記コイル、及び前記ヨークに接触するように取り付けられている高熱伝導樹脂部材と;を備えたものである。
この場合、高熱伝導樹脂部材としては、モータをシャッタ地板に取り付けるための保持部材とするのが好適である。また、放熱性を向上させるためには表面積を広くするのがよい。そこで、保持部材の外面にシボ加工を施しても良い。
本発明の撮像装置では、ボイスコイルモータの一部を構成する可動コイルと、撮影用レンズとを保持し、フォーカス時に撮影光軸方向に移動される可動レンズ枠と;前記可動レンズ枠に対して光軸方向の前、又は後に配したシャッタ開口を開閉するシャッタ羽根と、前記シャッタ羽根に伝達する回転力を発生する駆動源と、を有し、周囲にコイルが巻かれたロータと、前記ロータを回転自在に支持するコイル枠と、前記コイル枠の外周に配されているヨークと、で前記駆動源が構成されているシャッタ用駆動装置と;高熱伝導樹脂材料で作られており、一部が前記シャッタ用駆動装置の外に露呈し、かつ他部が前記コイル、及び前記ヨークに接触するように取り付けられている高熱伝導樹脂部材と;を備えたものである。
この場合、高熱伝導樹脂部材としては、コイル、及びヨークを覆うように取り付けられている蓋部材とするのが、シャッタ装置の前、又は後に配されるボイスコイルモータから生じる電磁波を遮蔽することができるから、好適である。
本発明では、一部が外に露呈し、かつ他部がコイルとヨークとに接触する高熱伝導樹脂部材を設けたから、放熱性及び電磁波遮蔽性が向上する。
デジタルカメラのレンズ鏡筒を示す要部断面図である。 ボイスコイルモータを使用したレンズ移動機構の概略を示す説明図である。 シャッタ装置のシャッタ羽根の動作を示す説明図である。 シャッタ装置の外観を示す斜視図である。 高熱伝導樹脂材料で作った保持部材をコイル及びヨークに接触させたシャッタ装置を示す要部断面図である。 高熱伝導樹脂材料で作った蓋部材でコイル及びヨークを覆った別の実施形態のシャッタ装置を示す要部断面図である。
本発明のシャッタ装置は、図1に示すように、デジタルカメラ用の撮像装置のレンズ鏡筒10に用いられている。レンズ鏡筒10は、固定筒11、撮影レンズ12、シャッタ装置13、及びレンズ移動機構14等で構成されている。撮影レンズ12は、物体側から順に第1レンズ群15、及び第2レンズ群16等で構成されている。第1レンズ群15は、固定筒に固定されている。第2レンズ群16は、第2レンズ保持枠17により保持されており、第2レンズ保持枠17は、フォーカス時にレンズ移動機構14により光軸18の方向に移動される。シャッタ装置13は、第2レンズ群16の後方に固定筒11により固定されている。なお、図1には、第1及び第2レンズ群15,16しか記載していないが、撮影レンズ12は、シャッタ装置13の後方にもフォーカス時に光軸方句に移動する第3レンズ群が配されている。また、第3レンズ群の背後にはCCD又はCMOSセンサ等の撮像センサが固定されている。
レンズ移動機構14は、ボイスコイルモータを備える。ボイスコイルモータは、可動コイル20、マグネット21、メインガイド軸24,及びサブガイド軸25等で構成されている。可動コイル20は、円筒状を呈しており、第2レンズ保持枠17に設けた軸受部22に設けられ、その巻線の内側に断面円形のガイド穴23が形成されている。ガイド穴23には、メインガイド軸24が挿通される。メインガイド軸24は、光軸18と平行となるように固定筒11に固定されている。マグネット21は、光軸18と平行になるようにサブガイド軸25に接触した状態で固定筒11に固定され、可動コイル20の移動域に沿って伸長して配されている。なお、第2レンズ保持枠17には、回転止め用軸受部27が設けられており、回転止め用軸受部27は、光軸18と平行に固定筒11に固定されている回転止め用ガイド軸28に摺動する。
マグネット21は、図2に示すように、メインガイド軸24の中心とサブガイド軸25の中心を結ぶ軸線方向の一方の面にN極が、他方の面にS極が位置するように着磁されており、前記軸線方向に直交する幅方向の中心が前記軸線の上に位置するように配されている。メインガイド軸24とサブガイド軸25とは、磁性体で作られている。これにより、メインガイド軸24とサブガイド軸25は、マグネット21から発せられる磁力線を可動コイル20に導くヨークの作用をする。
すなわち、メインガイド軸24は、マグネット21に対向して配置され、マグネット21から発せられる磁力線を、可動コイル20を通過させる方向に導く対向ヨークとして作用をする。また、サブガイド軸25は、マグネット21に接触して配され、マグネット21から発せられる磁力線を、可動コイル20を通過させる方向に導く接地ヨークとして作用をする。したがって、マグネット21と、前記対向ヨークと、前記接地ヨークとによってマグネット21の磁力線を可動コイル20に導く磁気回路が構成される。
なお、可動コイル20には、駆動信号を供給するためのフレキシブル配線板(図示なし)が電気的に接続されており、カメラの制御部(図示なし)によって制御されるドライブ回路(図示なし)から前記フレキシブル配線板を介して駆動信号が可動コイル20に供給される。
また、固定筒11には、光軸18方向に沿って磁石をN極S極交互配列したMRマグネット29が固定されている。第2レンズ保持枠17には、MRマグネット29に対向する位置に、MRセンサ(磁気抵抗素子)30が固定されている。MRセンサ30は、MRマグネット29の磁気目盛りを検出して光軸18方向における第2レンズ保持枠17の位置を検出し、位置検出信号を前記カメラの制御部に送る。
第2レンズ保持枠17を移動させる場合には、前記制御部が前記ドライブ回路を介して前記駆動信号を可動コイル20に供給する。可動コイル20に通電が行われると、可動コイル20で発生した磁界と、前記磁気回路の磁界と間でフレミング左手の法則に従った磁気相互作用が発生し、可動コイル20に対して光軸18方向に向かう推力が発生し、第2レンズ保持枠17が物体側あるいは結像面側に向けて移動される。前記制御部は、MRセンサ30から得られる位置検出信号に基づいて前記駆動信号を制御することにより、第2レンズ保持枠17の光軸18方向の位置をフィードバック制御する。なお、第3レンズ保持枠を移動させるレンズ移動機構も前述したレンズ移動機構14と同じ構成の機構となっている。
シャッタ装置13は、絞り兼用になっており、図3に示すように、2枚のシャッタ羽根31,32、ムービングマグネット型のモータ33等から構成されている。シャッタ羽根31,32、及びモータ33は、シャッタ開口34が形成されたシャッタ地板35に取り付けられている。モータ33は、シャッタ地板35の一方側の面に固定されており、コイルに通電すると、その通電方向に応じて所定の角度だけ正・逆方向へ回転する。シャッタ地板35の他方側の面には、シャッタ羽根31,32を回動自在に支持する回動軸36,37が設けられている。
モータ33の出力軸には、駆動レバー38の一端が固定されている。駆動レバー38の他端には、駆動ピン39が形成されている。駆動ピン39は、シャッタ地板35に設けた長孔40を介して各シャッタ羽根31,32に設けた係合孔41,42に係合する。シャッタ羽根31,32は、駆動ピン39の移動により、シャッタ開口34の前面で交叉し、シャッタ開口34を閉鎖する閉じ位置と、シャッタ開口34を全部露呈する開放位置との間で回転する。シャッタ羽根31,32は、開き位置のときに外側縁31a,32aがストッパ35a,35bに当接して停止する。閉じ位置のときには、シャッタ羽根31,32の内側爪31b、32bがストッパ35b,35aに当接してそれ以上の移動を阻止する。
図4に示すように、シャッタ地板35の反対側には押え板43が取り付けられている。シャッタ地板35と押え板43と内部には、図5に示すように、羽根室44が形成されており、羽根室44に2枚のシャッタ羽根31,32が配されている。モータ33は、保持部材45によりシャッタ地板35の上面に取り付けられている。
モータ33は、N極及びS極に着磁されて所定の角度範囲を回動するロータ46、励磁用のコイル47、円筒状のヨーク48、磁性ピン49、及び磁束密度を検出するホール素子50等で構成されている。ロータ46の回転軸51には、駆動レバー38が一体的に取り付けられている。コイル47は、コイル枠52に巻回されている。磁性ピン49は、コイル47への非通電状態のときにロータ46の磁極部分に磁着して、シャッタ羽根31,32を閉じ位置で保持する。
なお、モータ33には、駆動信号を供給するためのフレキシブル配線板53(図4参照)が電気的に接続されており、シャッタ制御部(図示なし)によって制御されるドライブ回路(図示なし)から前記フレキシブル配線板53を介して駆動信号がモータ33に供給される。前記シャッタ制御部は、測光手段から得られる被写体輝度信号に基づいてモータ33の駆動を制御する。
デジタルカメラでは、通常スルー画を表示している。この間、前記シャッタ制御部は、シャッタ開口34の絞り口径を自動制御(オートアイリス制御)している。この自動制御は、コイル47に印加する電流を増減し、モータ33の回転力を変化させることにより行う。すなわち、測光手段から得られる被写体輝度信号に基づいて、シャッタ制御部が演算を行ない最適な絞り口径値を算出する。そして、この算出値に適応した印加すべき電流値を演算もしくはメモリ(マップ)から抽出し、その抽出された電流をコイル47に印加すべく、シャッタ制御部がドライブ回路に対して制御信号を出力する。この制御信号に応じて、ドライブ回路からコイル47に通電が行われると、磁性ピン49とロータ46の磁極部分との吸引力に抗してロータ46が回転を開始する。そして、ロータ46の回転力と吸引力とが釣り合った位置で、ロータ46は回転を停止する。これにより、所望の絞り口径が得られることになる。シャッタ制御部は、ホール素子50から得られるロータ46の位置信号に基づいてコイル47への通電を制御する。
スルー画表示のときには、シャッタ制御部がシャッタ装置13を自動制御し、シャッタレリーズ信号に応じてシャッタ羽根31,32を閉じ位置に移動させるようにモータ33を制御し、閉じ位置に戻した後に、静止画を取得するためのシャッタ動作が行われる。
連写撮影を行うと、コイル47に対して通電を続けることになり、コイル47やヨーク48が高熱になり易い。また、図1で説明したように、シャッタ装置13の物体側には、ボイスコイルモータを持つ第2レンズ保持枠17が配されている。第2レンズ保持枠17は、フォーカス時にシャッタ装置13に接近する位置と離間する位置との間で光軸18方向に移動する。シャッタ装置13のムービングマグネット型モータ33は、第2レンズ保持枠17、又はシャッタ機構13の後で移動する第3レンズ保持枠が保持するボイスコイルモータの磁場の影響を受け易く、しかも第2レンズ保持枠17、又は第3レンズ保持枠が移動することに伴う磁界の乱れにより誤動作を起こし易い。
そこで、モータ33をシャッタ地板35に取り付けるための保持部材45を高熱伝導樹脂材料で作っている。高熱伝導樹脂材料は、マトリックス樹脂にフィラーとしてカーボンファイバーを含有した樹脂材料であり、例えば、カーボンファイバー5〜50重量%と、マトリックス樹脂95〜50重量%とを含む樹脂材料が望ましい。カーボンファイバーが5重量%未満では充分な熱伝導性が得られず、また、50重量%を越えると射出成型等での金型成形が困難になる。同様にマトリックス樹脂が95重量%を越えると充分な熱伝導性が得られず、また、50重量%未満であると射出成型等での成形が困難になる。
マトリックス樹脂としては、熱可塑性樹脂が好適である。熱可塑性樹脂としては、ポリカーボネート(PC)が望ましい。カーボンファイバーを含有したポリカーボネートは、質感が金属材料に似て高級感を醸しだし、また、略0.7W/m・k相当の熱伝導率をもち、強靱で耐衝撃性が高く壊れにくい。さらに、導電性においても略2.10E+16Ω/m相当の表面抵抗率をもつため、帯電性に優れ、ゴミ等の付着を防止することができる。さらにまた、この樹脂は、10−2〜10Ω・cmの体積固有抵抗値を有するため、電磁波遮蔽性に優れている。
コイル47は、高熱によりエナメル線の被覆が溶融して短絡し易い。ヨーク48は、コイル47の放熱の作用も持っているが、本実施形態のような小型のシャッタ装置13では放熱面積が少ないため、高熱には不利となる。また、ムービングマグネット型モータ33は、高温になると磁気飽和の影響により誤動作し易い。そこで、高熱伝導樹脂材料で作った保持部材45を、コイル47、及びヨーク48に接触させて取り付けている。これにより、コイル47、及びヨーク48の熱を保持部材45が放熱するため、コイル47の発熱を抑制することができる。また、電磁波遮蔽性が高いため、フォーカス時にボイスコイルモータが接近したり離間したりすることによる磁界の乱れも防止することができる。
上記実施形態では、高熱伝導樹脂材料で作る部材を保持部材45としているが、本発明ではこれに限らず、例えば、図5で説明した、外周にコイル47が巻回されロータ51を回転自在に支持するコイル枠52を高熱伝導樹脂材料で作っても良い。また、ヨーク48とコイル枠52との隙間に高熱伝導樹脂を充填しても良い。
放熱性を高めるためには、高熱伝導樹脂部品の表面積を広くするのが好適である。そこで、保持部材45の表面にシボ加工を施して放熱性を向上させるようにしてもよい。
電磁波遮蔽性を高めるためには、図6に示すように、コイル47、及びヨーク48を覆うように高熱伝導樹脂材料で作った蓋部材55を取り付けても良い。この場合、蓋部材55の内面をコイル47,及びヨーク48に接触させればよい。また、蓋部材55に熱を逃がすための開口55a,55b,55cを設けるのが好適である。
上記実施形態では、絞り兼用のシャッタ羽根31,32を2枚構成としているが、本発明ではこれに限らず、3枚以上からなるシャッタ羽根でもよい。
また、上記各実施形態では、シャッタ用のモータとしてムービングマグネット型モータを用いているが、本発明ではこれに限らず、周知のモータであればいずれを用いても良い。また、フォーカス用モータもボイスコイルモータに限らず、周知のモータであればいずれを用いても良い。
また、上記各実施形態では、3群レンズからなる撮影レンズを有する撮像装置として説明しているが、本発明では3群に限らす、2群レンズ、又は4群レンズ以上で構成された撮影レンズを有する撮像装置にも採用することができる。
さらに、上記各実施形態では、デジタルカメラ用のシャッタ装置として説明しているが、本発明ではデジタルカメラ用に限定されるものではなく、例えばビデオカメラ、テレビカメラ付き携帯電話、及び電子内視鏡等の撮像装置にも採用することができる。
13 シャッタ装置
33 ムービングマグネット型モータ
45 保持部材
47 コイル
48 ヨーク

Claims (8)

  1. 周囲にコイルが巻かれているロータと、前記ロータを回転自在に支持するコイル枠と、前記コイル枠の外周に配されているヨークと、を備えた駆動装置において、
    高熱伝導樹脂材料で作られており、一部が外に露呈し、かつ他部が前記コイル、及び前記ヨークに接触するように取り付けられている高熱伝導樹脂部材を備えたことを特徴とする駆動装置。
  2. 前記高熱伝導樹脂部材は、前記コイル枠となっていることを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  3. 前記高熱伝導樹脂部材は、前記コイルと前記ヨークとの間に充填されていることを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  4. 周囲にコイルが巻かれているロータと、前記ロータを回転自在に支持するコイル枠と、前記コイル枠の外周に配されているヨークと、を有する駆動装置と、
    前記駆動装置から得られる回転力を利用して移動されることで撮影光軸上に配されるシャッタ開口を開閉するシャッタ羽根と、
    高熱伝導樹脂材料で作られており、一部が前記駆動装置の外に露呈し、かつ他部が前記コイル、及び前記ヨークに接触するように取り付けられている高熱伝導樹脂部材と、
    を備えたことを特徴とするカメラ用シャッタ装置。
  5. 前記シャッタ羽根は、シャッタ開口を有するシャッタ地板に移動自在に取り付けられており、前記高熱伝導樹脂部材は、前記モータを前記シャッタ地板に取り付けるための保持部材となっていることを特徴とする請求項4記載のカメラ用シャッタ装置。
  6. 前記保持部材は、外面の全部又は一部にシボ加工が施されていることを特徴とする請求項5記載のカメラ用シャッタ装置。
  7. ボイスコイルモータの一部を構成する可動コイルと、撮影用レンズとを保持し、フォーカス時に撮影光軸方向に移動される可動レンズ枠と、
    前記可動レンズ枠に対して光軸方向の前、又は後に配したシャッタ開口を開閉するシャッタ羽根と、前記シャッタ羽根に伝達する回転力を発生する駆動源と、を有し、周囲にコイルが巻かれたロータと、前記ロータを回転自在に支持するコイル枠と、前記コイル枠の外周に配されているヨークと、で前記駆動源が構成されているシャッタ用駆動装置と、
    高熱伝導樹脂材料で作られており、一部が前記シャッタ用駆動装置の外に露呈し、かつ他部が前記コイル、及び前記ヨークに接触するように取り付けられている高熱伝導樹脂部材と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  8. 前記高熱伝導樹脂部材は、前記コイル、及び前記ヨークを覆うように取り付けられている蓋部材となっていることを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
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