JP2010204180A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ Download PDF

Info

Publication number
JP2010204180A
JP2010204180A JP2009046814A JP2009046814A JP2010204180A JP 2010204180 A JP2010204180 A JP 2010204180A JP 2009046814 A JP2009046814 A JP 2009046814A JP 2009046814 A JP2009046814 A JP 2009046814A JP 2010204180 A JP2010204180 A JP 2010204180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
shooting
image
electronic camera
photographing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009046814A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5509622B2 (ja
Inventor
Norikazu Yokonuma
則一 横沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2009046814A priority Critical patent/JP5509622B2/ja
Publication of JP2010204180A publication Critical patent/JP2010204180A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5509622B2 publication Critical patent/JP5509622B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

【課題】被写体が最適な撮影位置に移動した画像を撮像可能な電子カメラを提供する。
【解決手段】撮像素子から出力された画像信号に基づいて、被写体像の動きを解析し、被写体像が、予め定められた撮影位置に移動するまでの予測時間を算出する予測時間算出部、予測時間から、撮影処理部が撮影処理を開始してから露光を開始するまでに経過する遅延時間を差し引いた時間を、撮影処理開始時間として算出する撮影時間算出部と、撮影時間算出部が撮影処理開始時間を算出した時点から経過した時間を計測し、撮影処理開始時間の経過時に、撮影処理部に撮影処理を開始させる撮影制御部と、を備えることを特徴とする電子カメラである。
【選択図】図1

Description

本発明は、被写体像を撮像する電子カメラに関する。
特許文献1には、高速度で運動するボール等の運動体の連写画像から動きベクトルを算出し、運動体の運動速度の推定を行う電子カメラが記載されている。
特許文献2には、所定の時間間隔で生成される画像データに基づいて被写体像の移動速度を算出し、算出した移動速度と、定められた被写体像の撮像位置の座標値などの判定条件とに基づいて最適な撮影タイミングを予測し、予測した撮影タイミングで撮影処理を行う電子カメラが記載されている。
特開2008−60974号公報 特開2007−6325号公報
しかしながら、移動する被写体像が定められた撮像位置に位置する撮影タイミングを予測して撮影処理を開始しても、被写体の実体の動きとモニターに表示される画像とのタイムラグや、撮影処理を開始した後に行われるピント合わせや露出合わせなどの処理により発生するタイムラグの後、露光され撮影されることとなる。このため、予測した撮影タイミングから露光されるまでのタイムラグの影響を受け、被写体像が定められた撮影位置を通過した後に露光が開始されることとなる。すなわち、撮影処理が開始された時点での被写体の実体と、撮影処理によって生成される画像データにおける被写体像との間には、これらの各種処理に伴う時間の遅延が生じる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、被写体が定められた撮像位置に移動する予測時間に応じて行う撮影処理において、定められた撮像位置に位置する被写体の実体と、撮影処理によって生成される画像データにおける被写体像との間の遅延を短縮して撮像する電子カメラを提供する。
上述した課題を解決するために、本発明は、被写体像を撮像し、撮像された被写体像に応じた画像信号を出力する撮像素子と、撮像素子から出力された画像信号に基づいて、被写体像の動きを解析し、被写体像が、予め定められた撮影位置に移動するまでの予測時間を算出する予測時間算出部と、予測時間から、撮影処理部が撮影処理を開始してから露光を開始するまでに経過する遅延時間を差し引いた時間を、撮影処理開始時間として算出する撮影時間算出部と、撮影時間算出部が撮影処理開始時間を算出した時点から経過した時間を計測し、撮影処理開始時間の経過時に、撮影処理部に撮影処理を開始させる撮影制御部と、を備えることを特徴とする電子カメラである。
また、本発明は、上記に記載の電子カメラにおいて、撮影位置の入力を受付ける撮影位置入力部を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の電子カメラにおいて、定められた撮影条件に応じて、遅延時間を算出する遅延時間算出部を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の電子カメラにおいて、予測時間算出部は、一定時間間隔毎に、撮像素子からの画像信号の出力に基づいて被写体像の移動方向と加速度とを解析して予測時間を算出し、撮影制御部は、予測時間算出部によって算出される予測時間のうち最新の予測時間に基づいて算出された撮影処理開始時間の経過時に、撮影処理部に撮影処理を開始させることを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の電子カメラにおいて、予測時間算出部は、撮像素子によって被写体像が撮像される一定時間の間隔より短い時間間隔を単位とする予測時間を算出し、撮影時間算出部は、予測時間から一定時間の間隔より短い時間間隔を単位とする遅延時間を差し引いた時間を、撮影処理開始時間として算出することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、撮影処理部が撮影処理を開始してから露光するまでの遅延時間に関わらず、定められた撮像位置に位置する被写体の実体と、撮影処理によって生成される画像データにおける被写体像との間の遅延を短縮して撮像する電子カメラを提供することができる。
本発明の一実施形態による電子カメラの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による電子カメラにより捉えられる連続するフレームの例を示す図である。 本発明の一実施形態による電子カメラにより算出される時間の関係を示す図である。 本発明の一実施形態による電子カメラにより捉えられる連続するフレームの例を示す図である。 本発明の一実施形態による電子カメラにより算出される時間の関係を示す図である。 本発明の一実施形態による電子カメラのモニター表示遅れを説明する図である。 本発明の一実施形態による電子カメラにより算出される時間の関係を示す図である。 本発明の一実施形態による電子カメラによる自動撮影処理の動作例を示す図である。 本発明の一実施形態による電子カメラによる自動撮影処理の動作例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態による電子カメラ100の構成を示すブロック図である。電子カメラ100は、撮像レンズ1と、手ブレセンサー2と、フォーカス制御回路3と、手ブレ補正駆動回路4と、シャッター制御回路5と、絞り制御回路6と、ズーム制御回路7と、撮像素子8と、映像回路9と、撮像素子制御回路10と、不揮発メモリー11と、バッファメモリー12と、操作検出回路13と、モニター制御回路14と、モニター15と、メモリー制御回路16と、メモリー17と、閃光装置18と、閃光装置制御回路19と、制御部20とを備えている。
撮像レンズ1は、ズームレンズ1aと、絞り1bと、シャッター1cと、手ブレ防止用レンズ1dと、フォーカスレンズ1eとを備えている。ズームレンズ1aは、ズーム制御回路7からの制御信号によって駆動して撮影画角を変更する。絞り1bは、絞り制御回路6からの制御信号によって駆動し撮像レンズ1を通過する光量を調整する。シャッター1cは、シャッター制御回路5からの制御信号によって駆動し撮像レンズ1から撮像素子8への露光を制御する。手ブレ防止用レンズ1dは、手ブレ補正駆動回路4からの制御信号によって駆動され手ブレによる像揺れを補正する。ここでは、手ブレセンサー2によってユーザの手ブレによる電子カメラ100の振動が検出され、検出された振動に応じて、制御部20が手ブレ補正駆動回路4を駆動させて手ブレ防止用レンズ1dを制御する。フォーカスレンズ1eは、フォーカス制御回路3からの制御信号によって駆動し撮像レンズ1の焦点を調整する。
撮像素子8は、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子であり、撮像レンズ1から露光され結像された像を電気信号に変換して画像信号を出力する。撮像素子8には、映像回路9と、撮像素子制御回路10とが接続されている。映像回路9は、撮像素子8が出力する画像信号を増幅し、デジタル信号に変換する。撮像素子制御回路10は、撮像素子8を駆動させ、撮像素子8により結像された像の画像信号への変換や、変換された画像信号の出力などの動作を制御する。不揮発メモリー11には、制御部20を動作させるプログラムや、撮像され生成された画像データ、ユーザから入力された各種設定や撮像条件などの情報が記憶される。バッファメモリー12は、制御部20の制御処理に用いられる一時的な情報の記憶領域であり、例えば、撮像素子8から出力される画像信号や、画像信号に応じてエンジン20によって生成された画像データなどが一時的に記憶される。
操作検出回路13は、電源スイッチ13a、レリーズスイッチ13b、撮影位置入力部13c、・・・13nなどの入力部にユーザから入力される操作情報を、制御部20に出力する。撮影位置入力部13cは、画面内を移動する被写体像を撮影する画面内の撮像位置の入力を受付ける。撮影位置は、例えば画面内での座標値などによって表される。また、操作検出回路13は、本実施形態による自動撮影を行うか否かを示す自動レリーズ設定情報の入力を受付ける。入力された自動レリーズ設定情報は、制御部20によって不揮発メモリー11に記憶される。
モニター制御回路14は、例えば、モニター15の点灯、消灯や明るさ調整などの表示制御や、制御部20から出力される画像データをモニター15に表示させる処理を行う。モニター15は、画像データを表示するディスプレイであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などの液晶ディスプレイである。
メモリー制御回路16は、制御部20とメモリー17との情報の入出力を制御し、例えば、制御部20によって生成された画像データをメモリー17に記憶させる処理や、メモリー17に記憶されている画像データ等の情報を読み出して制御部20に出力する処理などを行う。メモリー17は、例えば、メモリーカードなど電子カメラ100から抜き差し可能な記憶媒体であり、制御部20によって生成される画像データなどが記憶される。
閃光装置18は、被写体を照射する発光装置である。閃光装置制御回路19は、閃光装置18のメインコンデンサ充電、キセノン菅発光、消灯などを制御し、制御部20からの制御信号に応じて撮影時に閃光装置18を点灯させ被写体を照射させる。また、閃光装置制御回路19は、赤目防止、撮影前の測光のために撮影時に閃光装置18をプリ発光させる。
制御部20は、不揮発メモリー11に記憶されたプログラムに基づいて電子カメラ100の各部の動作を制御するマイコンやCPU(Central Processing Unit)である。例えば、制御部20は、操作検出回路13に入力されるユーザからの操作情報に応じて、電子カメラ100への電源の投入、撮像素子制御回路10を介した撮像素子8の駆動制御、モニター制御回路14を介したモニター15の点灯や消灯、被写体の撮影処理などを行う。制御部20は、画像データ生成部21と、ライブビュー出力部22と、予測時間算出部23と、遅延時間算出部24と、撮影時間算出部25と、撮影処理部26とを備えている。
画像データ生成部21は、撮像素子8から映像回路9に出力された画像信号を読み出し、読み出した画像信号に基づいて画像データを生成する画像処理を行う。画像データ生成部21は、画像処理により生成した画像データをバッファメモリー12に記憶させる。
ライブビュー出力部22は、画像データ生成部21によって生成されバッファメモリー12に記憶された画像データを一定時間間隔毎に読み出し、読み出した画像データをリアルタイムにモニター15に出力する。ここで、一定時間間隔とは、例えば1/60秒であり、この場合、ライブビュー出力部22によって1秒間に60フレームの画像データがライブビューとしてモニター15に表示される。
予測時間算出部23は、画像データ生成部21によって一定間隔毎に生成される画像データに基づいて、被写体像の動きを解析し、被写体像が予め定められた撮像位置に移動する予測時間を算出する。撮像位置は、予め画面中央などに定められていても良いし、撮影位置入力部13cから入力される撮像位置を適用しても良い。例えば、図2は、撮像素子8によって捉えられる領域内を自動車が通り過ぎる際に、モニター15に表示されるライブビュー画面のフレームt1〜t3を示す図である。ここでは、画面中央が撮像位置であると予め定められているとする。このとき、モニター15に、ライブビュー画像であるフレームt1が出力された後、フレームt2が出力される。予測時間算出部23は、フレームt1とフレームt2とから、移動する被写体a1、a2を検出し、その移動距離を符号t1−2に示されるように比較する。このように、フレームt1における被写体a1と、フレームt2における被写体a2との移動距離bを算出することで、移動する被写体の動きベクトルを算出することが可能である。予測時間算出部23は、このような動きベクトルを算出し、算出した動きベクトルに基づいて、移動する被写体が画面中央に移動するまでの予測時間を算出する。予測時間算出部23は、このように算出した予測時間に基づいて、フレームt3に示されるように、移動する被写体a3が画面中央に移動するまでの予測時間を算出することができる。
図3は、予測時間算出部23が算出する予測時間の例を示す図である。この図において、横軸は時間tであり、縦軸は撮像素子8に捉えられる画面内での移動物体(被写体像)の位置を表している。ここで、画面中央が撮像位置であるとする。符号t3の時点において被写体像が符号aの位置に存在し、符号t4の時点において被写体像が符号bの位置に存在する場合、a点とb点との傾きに基づいて移動予測線cが算出できる。予測時間算出部23は、移動予測線cが画面中央に交わる時点を予測時間dとして算出する。
また、予測時間算出部23は、移動する被写体像の加速度に基づいて、被写体像が予め定められた撮像位置に移動する予測時間を算出しても良い。例えば、図4は、撮像素子8によって捉えられる領域内で人物がゴルフクラブをスイングする際にライブビュー画面に表示されるフレームの例を示す図である。まず、モニター15に出力されるライブビュー画像のフレームt1において、符号Aに示されるように十字マークが表示され、撮影位置入力部13cに入力される操作情報に応じて十字マークAが画面内を移動し、撮影位置が決定される。決定された撮影位置を示す情報は、制御部20によって不揮発メモリー11に記憶される。
フレームt2がモニター15に表示された後、フレームt3が表示された時点で、予測時間算出部23は、フレームt2とフレームt3とを比較して移動物体を検出し、移動物体の移動距離a1を算出する。そして、フレームt4がモニター15に表示された時点で、予測時間算出部23は、フレームt3とフレームt4とを比較して移動物体を検出し、移動物体の移動距離a2を算出する。さらに、予測時間算出部23は、フレームt2とフレームt3との移動物体の移動距離a1と、フレームt3とフレームt4との移動物体の移動距離a2とを比較することにより、移動物体の加速度を算出することができる。予測時間算出部23は、このようにして算出した移動物体の加速度と移動方向とに基づいて、移動物体が撮像位置に移動するまでの予測時間を算出する。
例えば、図5は、予測時間算出部23が算出する予測時間の例を示す図である。この図において、横軸は時間tであり、縦軸は撮像素子8に捉えられる画面内での移動物体(被写体像)の位置を表している。ここで、画面中央が撮像位置であるとする。符号t3の時点における被写体像の位置aと、符号t4の時点における被写体像の位置bと、符号t5の時点における被写体像の位置cと、符号t6の時点における被写体像の位置dとをつなぐ移動曲線eが算出できる。予測時間算出部23は、移動曲線cが画面中央に交わる時点を予測時間fとして算出する。
遅延時間算出部24は、不揮発メモリー11に記憶される撮影条件に応じて、撮影処理部26に撮影処理開始命令が入力されてから撮像素子8への露光が開始されるまでの遅延時間を算出する。ここで、遅延時間算出部24が算出する遅延時間には、ライブビューのモニター表示遅れによる遅延時間、フォーカス制御回路3によるフォーカシング(AF)に要する遅延時間、絞り制御回路6による露出制御(AE)に要する遅延時間、閃光装置18によるプリ発光に要する遅延時間などが含まれる。
図6を参照して、ライブビューのモニター表示遅れについて説明する。図6において、左から右に向かって時間が経過するものとし、経過する時間を符号t1、t2、t3、・・・で表す。符号(a)は、電子カメラ100によって撮影される被写体の実体の動きを示している。被写体像は、バットを振る人物である。符号(b)は、電子カメラ100によって行われる処理を示している。符号(c)は、モニター15に出力されるライブビューの画像を示している。まず、符号t1の時点において、被写体像が撮像素子8に露光される(露光1)。次に、符号t2において、撮像素子8への被写体像の露光が行われる(露光2)と同時に、制御部20が、符号t1において撮像素子8に露光された被写体像の画像信号を、映像回路9から読み込む(読み込み1)。
そして、符号t3において、撮像素子8への被写体像の露光が行われる(露光3)と同時に、制御部20が、符号t2において撮像素子8に露光された被写体像の画像信号を映像回路9から読み込み(読み込み2)、さらに同時に、画像データ生成部21が、符号t2において読み込まれた画像信号に基づいた画像処理を行って画像データを生成する(画像処理1)。そして、符号t4において、露光4と同時に、読み込み3が行われ、同時に、画像処理2が行われ、同時に、ライブビュー出力部22が、符号t3において画像データ生成部21によって生成された画像データをモニター15に出力される(表示1)。ここで、符号t4の時点において、モニター15に表示されるライブビューの画像は、実体においては既に経過した時間t1における実体を結像した画像である。このように、撮像素子8への露光過程、制御部20による画像信号の読み込み過程、画像データ生成部21による画像処理過程、ライブビュー出力部22による画像データ出力過程のそれぞれの過程を経てモニター15に出力される画像は、それぞれの過程の処理時間に応じて遅延して表示されることとなる。このような遅延時間を、モニター表示遅れという。
撮影時間算出部25は、予測時間算出部23が算出する予測時間から、遅延時間算出部24が算出した遅延時間を差し引いた時間を、撮影開始時間として算出する。ここで、予測時間算出部23が算出する予測時間は、モニター15に表示されるライブビューのフレームが生成される時間間隔(例えば、1/60秒)よりも短い時間間隔を単位として算出される。また、遅延時間算出部24が算出する遅延時間も同様に、モニター15に表示されるライブビューのフレームが生成される時間間隔(1/60秒)よりも短い時間間隔を単位として算出される。例えば、図3に示した例では、符号t1、符号t2、符号t3、・・・の時間間隔は1/60秒であるが、予測時間算出部23は、制御部20のコンピュータによって表現可能な任意の桁数(例えば、7桁)に応じた時間間隔(例えば、1/1000000秒)で算出する。これにより、予測時間算出部23が算出する予測時間dは、t12とt13の間の時間を示している。同様に、遅延時間算出部24が算出する遅延時間も、制御部20によって表現可能な任意の桁数に応じた時間間隔で算出される。このように、撮影時間算出部25は、測時間算出部23が算出する予測時間dから、遅延時間算出部24が算出した遅延時間eを差し引いた時間を、撮影開始時間fとして算出している。これにより、モニター15にライブビューが表示される時間間隔より短く、精度の高い時間間隔で表された撮影開始時間を算出することが可能である。図5の例においても同様に、撮影時間算出部25は、モニター15にフレームが表示される時間間隔よりも短い時間間隔を単位として測時間算出部23によって算出される予測時間fから、モニター15にフレームが表示される時間間隔よりも短い時間間隔を単位として遅延時間算出部24が算出した遅延時間gを差し引いた時間を、撮影開始時間hとして算出している。
次に、図7を参照して、予測時間算出部23によって算出される予測時間と、遅延時間算出部24によって算出される遅延時間と、撮影時間算出部25によって算出される撮影処理開始時間との関係を説明する。図7の符号(1)は、予測時間(a)に撮影処理を開始した場合の例である。符号(1)に示されるように、予測時間(a)に撮影処理を開始すると、フォーカシング(AF)、露出合わせ(AE)、閃光装置のプリ発光(SB)、モニター遅れのそれぞれの遅延時間(c1)が経過した後に露光が開始されるため、実際に撮像される画像は、実際の被写体物の動作よりも遅延時間(c1)分遅れたものとなってしまう。そこで、(2)に示されるように、予測時間(a)から遅延時間(c2)を差し引いた時間を撮影処理開始時時間(b2)として算出し、撮影処理開始時時間(b2)の時点で撮影処理を開始すれば、予測時間(a)に露光が開始することとなり、予測時間の被写体物を撮像することが可能となる。ここで、遅延時間は、定められた撮影条件に応じて、遅延時間算出部24によって符号(3)や符号(4)に表されるように算出される。すなわち、(3)では、プリ発光をしないとする撮影条件に応じて、AFと、AEと、モニター遅れとに基づいた遅延時間(c3)が算出される。(4)では、プリ発光をせず、AEとAFとをロックする撮影条件に応じて、モニター遅れに基づいた遅延時間(c4)が算出される。
撮影処理部26は、制御部20から撮像処理開始命令が入力されると光学系を駆動させ、画像データを生成する撮像処理を行う。例えば、撮影処理部26は、予めユーザから入力された撮影条件に応じて、フォーカス制御回路3を介したフォーカシング、シャッター制御回路5や絞り制御回路6を介した露出制御、ズーム制御回路7を介したズーミング、閃光装置制御回路19を介したプリ発光などを行う。ここで、撮影条件には、例えば、フォーカス制御回路3によるオートフォーカス(AF)を行うか否かを示す条件、手ブレ補正駆動回路4により手ブレ補正を行うか否かを示す条件、絞り制御回路6による露出あわせを行うか否かを示す条件、閃光装置18によるプリ発光を行うか否かを示す条件などが存在する。
次に、図8と図9とのフローチャートを参照して、電子カメラ100による自動撮影が行われる動作例を説明する。電子カメラ100に電源が投入され、レリーズスイッチ13bが半押しされると(ステップS100)、制御部20が、AF(ステップS200)と、オートホワイトバランスの調整(AWB)(ステップS300)と、AF(ステップS400)などの処理を行う。ここで、AWBとは、被写体色を測定し、モニター15に出力される画像が最適な色になるように色毎の増幅率を調整するとともに、撮影時の色毎の増幅率を設定する処理である。そして、レリーズスイッチ13bが押下されると(ステップS500)、制御部20は、不揮発メモリー11に記憶された自動レリーズ設定情報を読み出す(ステップS600)。制御部20が読み出した自動レリーズ設定情報が、自動撮影を行わないことを示す場合(ステップS600:OFF)、撮影処理部26は、撮影処理を開始して撮影を行い(ステップS800)、画像データ生成部21によって生成された画像データを不揮発メモリー11に記憶させ(ステップS900)、処理が終了する。
一方、ステップS600において制御部20が読み出した自動レリーズ設定情報が、自動撮影を行うことを示す場合(ステップS600:ON)、制御部20は、自動レリーズモードによる撮影を行った後(ステップS700)、処理を終了する。図9は、自動レリーズモードによる撮影動作を示す図である。予測時間算出部23は、画像データ生成部21によって生成される画像データに移動物体が含まれるか否かを判定する(ステップS701)。予測時間算出部23が、画像データ内に移動物体がないと判定した場合(ステップS701:無し)で、再びレリーズスイッチ13bが押下されれば(ステップS702:YES)、撮影処理部26はそのタイミングで撮影処理を開始して撮像を行い(ステップS711)、生成した画像データを不揮発メモリー11に記憶させて(ステップS712)処理を終了する。このように、自動レリーズモードであっても、半押しの後にレリーズスイッチ13bが押下されればその時点で撮影を行うようにすることができる。
一方、ステップS702で、レリーズスイッチ13bが押下されなければ、自動レリーズをキャンセルするか否かを示す情報の入力を受付ける(ステップS703)。自動レリーズをキャンセルすることを示す情報が操作検出回路13に入力されると(ステップS703:YES)、制御部20は、処理を終了する。一方、自動レリーズをキャンセルすることを示す情報が入力されなければ(ステップS703:NO)、ステップS701に戻る。ステップS701で、予測時間算出部23が移動物体を検出すれば(ステップS701:有り)、予測時間算出部23は、移動物体の移動速度を算出する(ステップS704)。予測時間算出部23は、移動速度に変化がない(加速度がゼロ)と判定すれば(ステップS705:無し)、移動速度に基づいて予測時間を算出する(ステップS706)。一方、移動速度に変化がある(加速度がゼロでない)と判定すれば(ステップS705:有り)、予測時間算出部23は、加速度に基づいて予測時間を算出する(ステップS707)。
そして、撮影時間算出部25は、予測時間算出部23が算出した予測時間から、遅延時間算出部24が算出した遅延時間を減算して撮影処理開始時間を算出する(ステップS708)。制御部20は、自身が備える計時手段により、撮影時間算出部25が撮影処理開始時間を算出した時点から経過した時間を計測し、撮影処理開始時間が経過すると(ステップS709:YES)、ステップS711に進み、撮影処理を行い、処理を終了する。撮影処理部26は、算出した撮影処理開始時間が経過する前に、1/60秒が経過し、画像データ生成部21が画像データを生成してモニター15に新たなフレームが出力されると(ステップS710:NO)、ステップS701に戻る。
以上説明したように、本発明によれば、予測時間算出部23が、撮像素子8から出力された画像信号に基づいて被写体像の動きを解析して被写体像が予め定められた撮影位置に移動するまでの予測時間を算出し、撮影時間算出部25が、予測時間から遅延時間を差し引いた時間を撮影処理開始時間として算出し、制御部20が、撮影時間算出部25が撮影処理開始時間を算出した時点から経過した時間を計測し、撮影処理開始時間の経過時に撮影処理部26に撮影処理を開始させるようにしたので、撮影処理部が撮影処理を開始してから露光するまでの遅延時間に関わらず、被写体が最適な撮影位置に移動した画像を撮像することが可能である。
1…撮像レンズ、8…撮像素子、13c…撮影位置入力部、20…制御部、23…予測時間算出部、24…遅延時間算出部、25…撮影時間算出部、26…撮影処理部26、100…電子カメラ

Claims (5)

  1. 被写体像を撮像し、撮像された前記被写体像に応じた画像信号を出力する撮像素子と、
    前記撮像素子から出力された画像信号に基づいて、前記被写体像の動きを解析し、当該被写体像が、予め定められた撮影位置に移動するまでの予測時間を算出する予測時間算出部と、
    前記予測時間から、撮影処理部が撮影処理を開始してから露光を開始するまでに経過する遅延時間を差し引いた時間を、撮影処理開始時間として算出する撮影時間算出部と、
    前記撮影時間算出部が前記撮影処理開始時間を算出した時点から経過した時間を計測し、前記撮影処理開始時間の経過時に、前記撮影処理部に撮影処理を開始させる撮影制御部と、
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記撮影位置の入力を受付ける撮影位置入力部
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子カメラにおいて、
    定められた撮影条件に応じて、前記遅延時間を算出する遅延時間算出部
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の電子カメラにおいて、
    前記予測時間算出部は、一定時間間隔毎に、前記撮像素子からの前記画像信号の出力に基づいて前記被写体像の移動方向と加速度とを解析して前記予測時間を算出し、
    前記撮影制御部は、前記予測時間算出部によって算出される前記予測時間のうち最新の予測時間に基づいて算出された前記撮影処理開始時間の経過時に、前記撮影処理部に撮影処理を開始させる
    ことを特徴とする電子カメラ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の電子カメラにおいて、
    前記予測時間算出部は、前記撮像素子によって前記被写体像が撮像される一定時間の間隔より短い時間間隔を単位とする前記予測時間を算出し、
    前記撮影時間算出部は、前記予測時間から前記一定時間の間隔より短い時間間隔を単位とする前記遅延時間を差し引いた時間を、前記撮影処理開始時間として算出する
    ことを特徴とする電子カメラ。
JP2009046814A 2009-02-27 2009-02-27 電子カメラ Expired - Fee Related JP5509622B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009046814A JP5509622B2 (ja) 2009-02-27 2009-02-27 電子カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009046814A JP5509622B2 (ja) 2009-02-27 2009-02-27 電子カメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010204180A true JP2010204180A (ja) 2010-09-16
JP5509622B2 JP5509622B2 (ja) 2014-06-04

Family

ID=42965761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009046814A Expired - Fee Related JP5509622B2 (ja) 2009-02-27 2009-02-27 電子カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5509622B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014230087A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 オリンパス株式会社 撮像制御端末、撮像端末、撮像システム、撮像方法、及びプログラム
KR20170008608A (ko) * 2015-07-14 2017-01-24 삼성전자주식회사 영상 촬영 장치 및 그 동작 방법
WO2020235401A1 (ja) * 2019-05-21 2020-11-26 ソニー株式会社 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001021794A (ja) * 1999-07-12 2001-01-26 Canon Inc 自動焦点調節装置および光学機器
JP2002335436A (ja) * 2001-05-08 2002-11-22 Fuji Photo Film Co Ltd カメラ
JP2003222790A (ja) * 2002-01-31 2003-08-08 Minolta Co Ltd カメラ
JP2005215373A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Konica Minolta Photo Imaging Inc 撮像装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001021794A (ja) * 1999-07-12 2001-01-26 Canon Inc 自動焦点調節装置および光学機器
JP2002335436A (ja) * 2001-05-08 2002-11-22 Fuji Photo Film Co Ltd カメラ
JP2003222790A (ja) * 2002-01-31 2003-08-08 Minolta Co Ltd カメラ
JP2005215373A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Konica Minolta Photo Imaging Inc 撮像装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014230087A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 オリンパス株式会社 撮像制御端末、撮像端末、撮像システム、撮像方法、及びプログラム
US9549113B2 (en) 2013-05-22 2017-01-17 Olympus Corporation Imaging control terminal, imaging system, imaging method, and program device
KR20170008608A (ko) * 2015-07-14 2017-01-24 삼성전자주식회사 영상 촬영 장치 및 그 동작 방법
KR102403065B1 (ko) * 2015-07-14 2022-05-27 삼성전자주식회사 영상 촬영 장치 및 그 동작 방법
WO2020235401A1 (ja) * 2019-05-21 2020-11-26 ソニー株式会社 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム
JP7424375B2 (ja) 2019-05-21 2024-01-30 ソニーグループ株式会社 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5509622B2 (ja) 2014-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3661367B2 (ja) 振れ補正機能付きカメラ
JP2009139688A (ja) 焦点調節装置およびカメラ
JP2001042379A (ja) ぶれ検出カメラ
US10708503B2 (en) Image capture system, image capturing apparatus, lens unit, control methods therefor, and storage medium
CN106470317B (zh) 摄像设备及其控制方法
JP2007248521A (ja) 画像記録装置、画像記録方法、プログラム及び記録媒体
JP5509622B2 (ja) 電子カメラ
JP2007133301A (ja) オートフォーカスカメラ
JPH07333670A (ja) ブレ防止装置
JP5359150B2 (ja) 撮像装置
US8421878B2 (en) White balance adjustment system for solid-state electronic image sensing device, and method of controlling operation of same
JP2011041186A (ja) 電子カメラ
JP2014197141A (ja) 撮像装置
JP5251600B2 (ja) 電子カメラ
JP2010026384A (ja) ブレ補正装置、カメラおよび交換レンズ
JP2020205560A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP7254555B2 (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP5123828B2 (ja) 撮像装置
JP2020061633A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP5316085B2 (ja) 電子カメラ
JP2006251033A (ja) 一眼レフ電子カメラ
JP2020046615A (ja) 制御装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体
JP2015167308A (ja) 顔検出オートフォーカス制御に適する測光方法
JP7451152B2 (ja) 撮像装置、制御方法及びコンピュータプログラム
JP5446219B2 (ja) 測光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140310

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5509622

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees